JP3030558U - はきものぬぐいマット - Google Patents

はきものぬぐいマット

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JP3030558U
JP3030558U JP1996004417U JP441796U JP3030558U JP 3030558 U JP3030558 U JP 3030558U JP 1996004417 U JP1996004417 U JP 1996004417U JP 441796 U JP441796 U JP 441796U JP 3030558 U JP3030558 U JP 3030558U
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Japan
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mat
locking
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sheet
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JP1996004417U
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正治 寺本
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Teramoto Corp Ltd
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Teramoto Corp Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マット本体にも面フアスナを取付けると、そ
のためのコストが必要であるとともに、マット本体の両
面をはきものぬぐいの用途に使用することが不能にな
る。 【解決手段】 マット本体1がウールでフェルト状に形
成されており、各表面部の繊維2の組織が比較的粗にな
っている。前記マット本体1を収容する収容凹部6を形
成したマットベース3が軟質塩化ビニル樹脂で形成され
ている。ポリアミドからなる剛性を備えた係止繊維9の
先端に、フック状の係止片10a を形成した係止要素8を
基布11に立植してなる係止部材7を前記収容凹部6に固
着して、その係止要素8をマット本体1の繊維2に係止
し、マット本体1をマットベース3に取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建物における室の出入口や通路などの人が歩行する場所に敷いて使 用されて、はきものなどに付着している各種のダストを付着させて除去、または 水や油などの液体を吸収して分離するはきものぬぐいマットに関する。
【0002】
【従来の技術】
家屋などの出入口や通路などの人が歩行する場所に敷いて使用されるはきもの ぬぐいマットとして、例えば、実公平1−33005号公報に開示されたマット が知られている。このマットは、基布に繊維を立設してなるマット本体と、この マット本体をはめ込み支持するゴムやプラスチックで断面凹形状に形成されたマ ットベースとで構成されている。また、マット本体の裏面側とマットベースの表 面側とに、互いに係止する面ファスナの各部材を相対して固着してなるものであ る。すなわち、前記マット本体をマットベースの内部にはめ込み、かつそれぞれ に固着された前記面ファスナを互いに係止して、マットベースにマット本体を固 定して安定よく使用可能にする。前記マット本体を洗浄や交換をするときに、マ ット本体を直接にやや強く引っ張って前記面フアスナを着脱するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記マットは、そのマット本体を使用することに対しては特に支障はない。し かし、マット本体の裏面側に直接に面ファスナの部材を縫着しているから、各マ ット本体に対する面ファスナを縫着するための手間が多くなる課題がある。そし て、マット本体が、その片面のみを使用するものであれば、面ファスナが表出し ないから体裁上の問題は比較的少ない。
【0004】 しかし、マット本体が、適宜に反転して両面が使用される場合は、そのマット 本体の両面に面ファスナを固着することが必要になるから、その手間が更に多く なる。更に、マット本体のいずれの使用面にも面ファスナの部材が表出するから 体裁上で難点が生じるとともに、表出している面ファスナがはきもので直接に踏 まれるなどのことも生じるから、その面ファスナの機能が損なわれるおそれが生 じるものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のはきものぬぐいマットは、シート状マット本体と、このマット本体の 収容凹部を設けたエラストマーで形成したマットベースからなるはきものぬぐい において、繊維の先端一側または全周に係止片を突設した係止要素を基布に立植 してなる係止部材がマットベースの収容凹部に固着され、フエルト状や不織布状 などの繊維を織ることなく形成されて、表面部の繊維組織が比較的粗で、その繊 維に前記係止要素が係止可能な繊維からなるシート状材で前記シート状マット本 体が構成されて、シート状マット本体を構成した繊維に係止要素の係止突部を係 止して、シート状マット本体がマットベースの収容凹部に取付けられたことを特 徴とする。
【0006】 前記マット本体としては、ニードルパンチで各繊維を連結してシート状にした ものも使用可能である。このマット本体としては、ウールや綿糸または合成繊維 などからなるものを使用することが可能であり、はきものぬぐいマットの使用目 的に対応した種類の繊維からなるものを使用する。マットベースを構成するエラ ストマーとしては、例えば、軟質塩化ビニル樹脂組成物、塩素化ポリエチレン、 塩素化ポリプロピレン、エチレンープロピレンゴムなどがある。マットベースに 対する係止部材の固着は、加熱溶着や接着剤による接着など任意の手段で行うこ とが可能であり、かつ係止部材は、収容凹部の周縁部や、その内側部などのマッ ト本体の支持に適する部分に固着する。そして、係止部材は、例えば、収容凹部 の周縁部のほぼ全周に連続または断続的などの任意の状態に配置することが可能 である。
【0007】 マットベースに対する係止部材の固着手段としては、縫着手段を採用すること も可能である。縫着手段を採用した場合は、収容凹部の全周縁などの比較的長い 範囲に対する係止部材の固着を、比較的容易にかつ低コストで行うことが可能で ある。しかし、マットベースの裏面に縫糸が表出するから、このマットベースの 裏面において縫糸が表出した部分に接着剤を塗布してなる被覆膜、または接着剤 で接着した被覆膜で前記縫糸を被覆する。これはマットベースの裏面に表出した 縫糸が床面などとの摩擦で切断することを防止するものである。
【0008】 前記本考案において、そのマットベースに対するマット本体の固定は、そのマ ット本体を収容凹部にはめ込み状にして、係止部材が取付けられたマット本体の 部分をやや加圧する。すると、マット本体の繊維組織に前記係止部材に立植され た係止要素が挿入状態になって、その係止要素がマット本体を構成した各繊維に 係止して、マット本体を係止部材を介してマットベースに取付ける。マットベー スからマット本体を分離するときは、マット本体をやや引張る状態にする。
【0009】 前記のように、マット本体を構成した繊維に係止要素を係止するから、マット 本体に対する面ファスナなどの係止手段の取付けが不要であり、そのコストを引 き下げることが可能である。マット本体の各面を係止部材に係止することが可能 であるから、マット本体が、その両面を使用可能であるときは、それを反転する のみで各面をはきものぬぐいに使用することが可能であるとともに、マット本体 のいずれの面を表出させて使用しても、体裁よく使用することが可能である。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案くつぬぐいマットの実施形態を図1〜5に示した第1実施例について説 明する。図1〜5において、1はマット本体で、これはウールでフェルト状にや や厚く形成されたものであって、その繊維2の表面部の組織が比較的粗になって いる。このマット本体1は、はきものの底に付着している土や砂などをはきもの から分離し、かつはきものの底に付着している油や水などの液体を吸収しはきも のから分離することが可能に構成されており、両面が前記くつぬぐいの用途に使 用可能である。
【0011】 3は軟質塩化ビニル樹脂で形成されたマットベースで、これはマット本体1の 全体を載置可能な大きさ・形状のシート4の全周縁に突出縁5を設けて、この突 出縁5の内側にマット本体1をはめ込み収容することが可能な収容凹部6を形成 し構成されている。
【0012】 7は係止部材、8は係止要素で、これはポリアミドなどのプラスチックからな る剛性を備えた係止繊維9の先端部に、図5(a)に示したように、係止繊維9 の端部を径方向の一側にわん曲させたフック状の係止片10a を設けてなるもので あって、この係止要素8を基布11に密に立植して前記係止部材7が構成されてい る。前記係止要素8は、図5(b)に示したように、係止繊維9の先端部を軸線 方向に加熱変形させるなどして、係止繊維9の全周係止片10b を突設してなるも のを使用することも可能である。この係止部材7の基布11をマットベース3にお ける収容凹部6の周縁部全周において、シート4に縫糸12で縫着されている。13 はマットベース3の裏面において縫糸12が表出した部分に固着して、縫糸12を被 覆した被覆膜である。この被覆膜13は、マットベース3に接着可能な素材からな る接着剤を帯状に塗布し形成したものである。
【0013】 前記のように構成したくつぬぐいマットは、そのマット本体1をマットベース 3の収容凹部6にはめ込み状にしてシート4に重ねる。すると、係止部材7の係 止要素8がマット本体1の表面部において、その組織内に挿入状になって、マッ ト本体1を構成した繊維に係止片10a が係止して、マット本体1をマットベース 3に固定する。すなわち、マット本体1を、その組織を活用してマットベース3 に固定するから、マット本体1に対する係止要素の取付けが不要であり、そのコ ストを引き下げることが可能である。
【0014】 前記マット本体1は、前記のように、繊維を用いてフエルト状に構成したもの であって、表裏両面の組織がほぼ同じであって、そのいずれの面にも係止要素8 を係止することが可能である。したがって、マット本体1を反転するのみで、そ の各面をくつぬぐいに使用することが可能であって、マット本体1を効率よく使 用することが可能である。前記係止部材7は、収容凹部6の周縁部全周でシート 4に固着しているが、この係止部材7は縫糸12で縫着しているから、低コストで 能率よく固着することが可能である。形成部材7を縫着してマットベース3の裏 面に表出した縫糸12は、被覆膜13で被覆して床面などとの摩擦で摩耗することを 防いでいるが、前記被覆膜13は接着剤を塗布して形成しているから、能率よく被 覆膜13を構成することが可能である。前記係止部材7は収容凹部6の各コーナ部 などの一部に固着することも可能である。
【0015】 図6は第2実施例を示すものであって、マットベースに対する係止部材の固着 手段に関する。この第2実施例は、係止部材7の基布11をマットベース3に溶着 している。したがって、この場合は、前記第1実施例でマットベース3の裏面に 形成した被覆膜を設けることが不要である。基布11をマットベース3に対する溶 着において、それらの各材質の関係から直接には溶着が困難なときは、基布11と マットベース3の両方に溶着が可能なシートを介在させることが可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案のはきものぬぐいマットは、上記のように、フエルト状などに繊維を織 ることなく形成されて、表面部の繊維組織が比較的粗であるシート状素材でマッ ト本体を構成している。したがって、マットベースに固着した係止部材の係止要 素を前記マット本体を構成した繊維に直接係止することが可能であるから、マッ ト本体に対する係止部材の取付けが不要である。このため、コストを引き下げる ことが可能であるとともに、マット本体の両面をはきものぬぐいの用途に使用す ることが可能であるから、マット本体を効率よく使用することが可能である。
【0017】 請求項2は、前記マットベースに対する係止部材の固着を縫着で行っているか ら、例えば、マットベースの収容凹部の全周縁にわたって係止部材を固着する場 合も、容易にかつ低コストで行うことが可能である。しかも、マットベースの裏 面には表出した縫糸を被覆する被覆膜を固着しているから、床面などとの摩擦で 前記縫糸が摩耗することもなく、長期間にわたって係止部材でマット本体を安定 よく支持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部の拡大断面図である。
【図2】第1実施例のマット本体一部拡大斜視図であ
る。
【図3】第1実施例のマットベースの斜視図である。
【図4】第1実施例のマットベース要部の拡大底面図で
ある。
【図5】第1実施例の係止要素の一部拡大正面図であ
る。
【図6】第2実施例の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1:マット本体、2:繊維、3:マットベース、4:シ
ート、6:収容凹部、7:係止部材、8:係止要素、
9:係止繊維、10a ・10b :係止片、11:基布、12:縫
糸、13:被覆膜。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状マット本体と、このマット本体
    の収容凹部を設けたエラストマーで形成したマットベー
    スからなるはきものぬぐいマットにおいて、繊維の先端
    一側または全周に係止片を突設した係止要素を基布に立
    植してなる係止部材がマットベースの収容凹部に固着さ
    れ、フエルト状や不織布状などに繊維を織ることなく形
    成されて、表面部の繊維組織が比較的粗で、その繊維に
    前記係止要素が係止可能な繊維からなるシート状材で前
    記シート状マット本体が構成されて、シート状マット本
    体を構成した繊維に係止要素の係止突部を係止して、シ
    ート状マット本体がマットベースの収容凹部に取付けら
    れたことを特徴とするはきものぬぐいマット。
  2. 【請求項2】 シート状マット本体と、このマット本体
    の収容凹部を設けたエラストマーで形成したマットベー
    スからなるはきものぬぐいマットにおいて、繊維の先端
    一側または全周に係止片を突設した係止要素を基布に立
    植してなる係止部材がマットベースの収容凹部に縫着さ
    れて、マットベースの裏面に表出した縫糸を被覆する被
    覆膜がマットベースの裏面に固着され、フエルト状や不
    織布状などの繊維を織ることなく形成されて、表面部の
    繊維組織が比較的粗で、その繊維に前記係止要素が係止
    可能な繊維からなるシート状材で前記シート状マット本
    体が構成されて、シート状マット本体を構成した繊維に
    係止要素の係止突部を係止して、シート状マット本体が
    マットベースの収容凹部に取付けられたことを特徴とす
    るはきものぬぐいマット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999037201A1 (fr) * 1998-01-27 1999-07-29 S.C. Johnson Commercial Markets, Inc. Tapis-brosse
JP2005013418A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Daiichi Eizai Kk 油吸収マット

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