JP3030477U - 円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置 - Google Patents

円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置

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JP3030477U
JP3030477U JP1996004329U JP432996U JP3030477U JP 3030477 U JP3030477 U JP 3030477U JP 1996004329 U JP1996004329 U JP 1996004329U JP 432996 U JP432996 U JP 432996U JP 3030477 U JP3030477 U JP 3030477U
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koji
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disk
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jacket plate
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JP1996004329U
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English (en)
Inventor
浩二 望月
光丸 高田
Original Assignee
永田醸造機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主として酵素工業並びに醸造工業の固体培養
に用いられる自動製麹装置に関する。 【解決手段】 円盤式自動製麹装置において、円盤1の
外周部に設けたジャケット板5に、このジャケット板5
に対して、垂直方向又はこのジャケット板5の水平方向
に、麹崩壊用の突起物6を単数又は複数設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、主として酵素工業並びに醸造工業の固体培養に用いられる自動製 麹装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製麹工程の進捗に伴い麹堆積層が収縮し、麹堆積層に亀裂が生じると共に、培 養床である回転円盤の外周部に設けられているジャケット板と麹堆積層の間に間 隙を生じる場合がある。この状態では、麹堆積層に通気される調整空気が亀裂や 間隙からショートパスし、麹堆積層の温度調節が不可能となる。そこで、手入装 置を麹堆積層の中間位置まで下降させ、麹堆積層の上部を手入れすることにより 、亀裂や間隙をなくし、通気を均一に保っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ジャケット板と麹堆積層の間に間隙を生じる現象は発生頻度が高いため、手入 れ装置により麹堆積層の上部を手入れする方法だけでは、麹堆積層の撹拌が過剰 となり、麹品質の低下を招く。 この考案の目的は、発生頻度が高いジャケット板と麹堆積層の間の間隙の発生 だけを防止し、麹品質の低下を招かない円盤式自動製麹装置の麹外周部崩壊装置 を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の請求項1では、培養床である回転円盤の外周部にジャケット板を設 け、回転円盤はジャケット板に摺動しながら回転する。ジャケット板と回転円盤 により形成される円筒状の空間に麹基質が盛込まれる。前記ジャケット板に麹崩 壊用の突起物を設ける。突起物はジャケット板に直接固定しても、取り外し可能 にしてもよい。 円盤と共に麹堆積層が回転することで、ジャケット板に設けた突起物により、 麹堆積層の外周部だけを崩壊し、ジャケット板と麹堆積層の間の間隙を埋め、調 整空気のショートパスを防止する。
【0005】 この考案の請求項2では、ジャケット板の垂直方向に、麹崩壊用の突起物を単 数又は複数設ける。 麹堆積層が常に一定の高さの場合は、突起物を所定の高さに単数設けることに より、効果を発揮する。麹堆積層の高さが変動する場合には、突起物を複数設け ることにより、堆積層の高さの変動に対応し効果を発揮する。突起物はジャケッ ト板の垂直方向に直線的に設ける必要はなく、用途に応じてその位置を調節して 設ける。麹基質の種類に対応して、突起物の個数を調節してもよい。
【0006】 この考案の請求項3では、ジャケット板の水平方向に、麹崩壊用の突起物を単 数又は複数設ける。 ジャケット板と麹堆積層の間の間隙の発生が頻繁でない場合は、突起物を所定 の位置に単数設けることにより、効果を発揮する。ジャケット板と麹堆積層の間 の間隙の発生が頻繁な場合には、突起物を複数設けることにより、効果を発揮す る。すなわち、ジャケット板を4等分した位置にそれぞれ突起物を設けると、麹 堆積層が90゜回転するだけで麹堆積層の外周部すべてを崩壊することができる 。麹基質の種類に対応して、突起物の個数を調節してもよい。
【0007】 上記請求項1ないし3に記載の装置の実施に際して、前記回転円盤の回転開始 時期、時間間隔、回転速度、回転角、を制御することで、製麹状態の異なる各種 の麹基質に対応することができるのである。すなわち、回転円盤の駆動装置によ り円盤の回転を制御し、麹堆積層外周部の崩壊を行なう。製麹工程を開始してか らジャケット板と麹堆積層の間の間隙が発生するまでの時間が麹基質の種類によ り異なるため、任意の時間から円盤を回転できるようにする。麹基質の種類によ りジャケット板と麹堆積層の間の間隙の発生頻度が異なるため、任意の時間間隔 で円盤を回転できるようにする。麹基質の種類により麹堆積層の崩壊程度が異な るため、任意の回転速度で円盤を回転できるようにする。さらに、水平方向での 突起物の数と麹堆積層の崩壊程度が異なるため、任意の回転角度で円盤を回転で きるようにする。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面に示す実施態様にしたがって、この考案の実施例を説明する。 図1はこの考案による円盤式自動製麹装置の麹外周部崩壊装置を採用した自動 製麹装置の実施例の縦断面図である。図2は前記円盤式自動製麹装置の麹外周部 崩壊装置の横断面図であり、図3は麹外周部崩壊装置の拡大縦断面図である。 培養床である円盤1は、回転軸2を中心として駆動装置3により回転する。製 麹室内壁4に固定されたジャケット板5に対して、円盤1は摺動して回転し、麹 基質が円盤下に落下するのを防止する。
【0009】 図1ないし3には、ジャケット板5の水平方向4個所に上下2個、合計8個の 突起物6を設けている。このような突起物6の設置状態では、円盤1を90゜回 転させることで、麹堆積層7の外周部分をすべて崩壊することができる。
【0010】 突起物6の形状は、丸棒状、板状など麹堆積層を崩壊可能な形状であればよい が、サニタリ性の面から丸棒状などの角を持たない形状が好ましい。突起物6の 固定方法はジャケット板5に直接溶接により固定してもよいが、図3に示すよう に、ジャケット板5の背面に固定金具8を設けて、移動と取り外しを可能として もよい。また固定金具8を垂直方向に移動できる構造として、突起物6の高さを 調節可能とし、また固定金具8の垂直移動手段として、エアーシリンダ等の駆動 装置を設けて制御してもよい。
【0011】 麹基質の種類や使用量に応じて、円盤1の回転を制御する。制御項目として、 回転円盤の回転開始時期、時間間隔、回転速度、回転角を、図示していないが制 御装置に設定し、効率的な麹堆積層の外周部の崩壊を行なう。
【0012】
【考案の効果】 この考案の円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置は以上のような機構 を有することにより、単純な機構で麹堆積層の外周部の間隙を崩壊することで埋 めることができる。麹に対しても部分的な崩壊であるため、品質の低下を防止す ることができる。麹基質の使用量が変動しても、垂直方向に複数の突起物を設け るか、上下に移動可能とすることで対応することができる。また突起物の形状が 小型であることから、円盤回転の抵抗とはならないため通常の駆動動力で使用可 能であり、既設の円盤式自動製麹装置に簡単に設置することができる。特に、異 なる原料の麹基質に対応して、円盤の回転条件を各種設定できる点は、この考案 を更に意義あるものとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による円盤式自動製麹装置の麹堆積層
外周部崩壊装置を採用した自動製麹装置の実施例の縦断
面図である。
【図2】円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置
の横断面図である。
【図3】円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置
の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 円盤 2 回転軸 3 駆動装置 4 麹室内壁 5 ジャケット板 6 突起物 7 麹堆積層 8 固定金具

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤式自動製麹装置において、円盤外周
    部に設けたジャケット板に、麹崩壊用の突起物を設けた
    円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置。
  2. 【請求項2】 麹崩壊用の前記突起物をジャケット板に
    対して、垂直方向に単数又は複数設けた請求項1記載の
    円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置。
  3. 【請求項3】 麹崩壊用の突起物をジャケット板の水平
    方向に単数又は複数設けた請求項1又は2記載の円盤式
    自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置。
JP1996004329U 1996-04-23 1996-04-23 円盤式自動製麹装置の麹堆積層外周部崩壊装置 Expired - Lifetime JP3030477U (ja)

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