JP3030430U - 文章配送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単に且つ短時間で会葬御礼等の書状を作成し
て短時間に配送できるようにした文章配送装置を提供す
ることを目的とするものである。 【解決手段】文章編集装置とこれに送受可能に接続され
た処理装置とからなる文章配送装置であって、文章編集
装置は、処理装置からの依頼データを受信する受信機構
と、受信した依頼データに基づき文章を編集する編集機
構と、編集機構で編集された文章データを送信する送信
機構とを備え、処理装置は、依頼データを入力するデー
タ入力機構と、データ入力機構で入力された依頼データ
を編集装置に送信する送信機構と、編集装置から送信さ
れた文章データを受取る受信機構と、受信された文章デ
ータを紙面にプリントするプリント機構とを備えたもの
である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、例えば葬儀における会葬御礼用の文章等を作成して短時間に配送で きるようにした文章配送装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に葬儀等で会葬者に渡される会葬御礼の書状は、葬儀社が葬儀の依頼があ ると、契約している例えば写植印刷屋に、葬儀を依頼された家の家紋や故人や喪 主の氏名等をファクシミリ等で連絡する。連絡を受けた写植印刷屋では種々の家 紋の入った所定の文章フォームの中から該当する家紋の入った所定の文章フォー ム選び、ここに故人や喪主等の氏名を刷り込み、所定枚数印刷して会葬御礼の書 状が出来上がる。

【０００３】 こうして会葬御礼の書状が出来上がった連絡を受けると葬儀社は写植印刷屋に 出向いてこの会葬御礼の書状を受け取るようにしている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記の従来の装置による会葬御礼等の書状では、上述したように写植印刷屋へ の葬儀を依頼された家の家紋や故人や喪主の氏名等の連絡から会葬御礼等の書状 のでき上がりまでには多大の手間と時間を要するのに対して、死亡から会葬の日 時までが通夜を含めても略１日弱と極めて短いうえ、葬儀等は突発的なもので、 こうした会葬御礼等の書状の印刷は通常の印刷を差し置いてしなくてはならず、 敬遠され易いという問題があった。

【０００５】 また、会葬御礼等の書状等を印刷する写植印刷屋では、会葬御礼等の書状を短 時間で簡単に製作するために、膨大な種類の家紋を入れた所定の文章フォーム保 存・管理しておかなくてはならず、面倒で有る上、会葬御礼等の書状は一般の印 刷部数よりも少なく、利益率が低いことから、会葬御礼等の書状の作成コストも 高く成ってしまうという問題もあった。

【０００６】 更に、葬儀社では、葬儀の準備で忙しい時であるにも拘らず、会葬御礼等の書 状ができあがった連絡を受けると、写植印刷屋に引取りに出向かなくてはならず 、そのための人手も必要となるという問題もある。 本考案は上記問題点に鑑み提案されたもので、簡単に且つ短時間で会葬御礼等 の書状を作成して短時間に配送できるようにした文章配送装置を提供することを 目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための機構】

上記目的を達成するために本考案にかかる文章配送装置は、文章編集装置とこ れに送受可能に接続された処理装置とからなる文章配送装置であって、文章編集 装置は、処理装置からの依頼データを受信する受信機構と、受信した依頼データ に基づき文章を編集する編集機構と、編集機構で編集された文章データを送信す る送信機構とを備え、処理装置は、依頼データを入力するデータ入力機構と、デ ータ入力機構で入力された依頼データを編集装置に送信する送信機構と、編集装 置から送信された文章データを受取る受信機構と、受信された文章データを紙面 にプリントするプリント機構とを備えたことを特徴とするものである。

【０００８】 また、１つの文章編集装置に対して複数の処理装置を送受可能に接続したこと も特徴の１つである。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案にかかる文章配送装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１は遺影を製作して配送する場合の１組の文章配送装置の概略を示す構成図 であって、図中符号１は文章配送装置を全体的に示す。 この文章配送装置１は、複数の葬儀社２・２・・・に夫々設置された処理装置 ３と、この複数の葬儀社２・２・・・と契約した文章製作会社４に設置され、上 記処理装置３に送受可能に接続された文章編集装置５とからなる。

【００１０】 上記処理装置３は、家紋や依頼データを読み取るためのスキャナ装置等からな る読み取り機構６と、この読み取り機構６で読み取られた図形データやマウスや キーボード７を操作して葬儀依頼人から寄せられた故人の氏名（俗名及び戒名） 等の依頼データを入力する入力装置８と、入力装置 に入力された依頼データ を変換機構９を介して文章製作会社４の文章編集装置５に送信する送信機構１０ と、文章製作会社４の文章編集装置５で文章処理され、その文章編集装置５から 送信された文章データを受取る受信機構１１と、受信された文章データを変換機 構７を経て紙面にプリントするプリンタ（プリント機構）１２とからなる。

【００１１】 上記入力装置８、変換機構９、送信機構１０及び受信機構１１は入力装置８の 本体に内蔵されている。

【００１２】 また、文章製作会社４の文章編集装置５は、葬儀社２の処理装置３からの依頼 データを受信する受信機構１３と、各種の家紋の入った紋付き（パターン）をフ ァイルし、受信した文章データをマウス又はキーボード１４を操作して数多くの 家紋並びに文章パターンのなかから選択された家紋及び文章パターンと、送信さ れた依頼データとを組み合わせ、文章データを編集し、この編集された文章デー タを新たな若しくは更新された文章データとして格納する編集機構１５と、この 編集機構１５で編集された新たな若しくは更新された文章データを依頼データを 送って来た葬儀社２の処理装置３に送信する送信機構１６とで構成されている。

【００１３】 ここで、文章製作会社４の文章編集装置５は受信機構１１、送信機構１４と、 葬儀社２の処理装置３の送信機構８、受信機構９との送受機構は一般回線若しく は高速デジタル回線（ＩＳＤＮ）によって行なわれる。 上記のように構成された文章配送装置１の作用を次に説明すると、まず、葬儀 社２に葬儀の依頼があると、この葬儀社２は依頼者から故人の氏名（俗名及び戒 名）、喪主並びに家紋等の依頼データを処理装置３に入力装置８入力し、その依 頼データを変換機構９で送信信号に変換してから、これを送信機構１０で文章製 作会社４の文章編集装置５に送信する。

【００１４】 文章製作会社４では葬儀社２の処理装置３から文章編集装置５に送られた依頼 データを基にマウス若しくはキーボード１４を操作して所望の家紋及び文章パタ ーンと、送信された依頼データとを組み合わせて文章データを編集する。 こうして編集された文章データは、これを新たな若しくは更新された文章デー タとして文章編集装置１３に格納する。

【００１５】 文章編集装置５に格納された新たな若しくは更新された文章データはこれを返 送用の文章データとして送信機構１６で、葬儀社２の処理装置３に送る。 葬儀社２の処理装置３が返送用の文章データを受け取ると、返送された文章デ ータは変換機構９を介してプリント機構１２で紙面にプリントアウトする。する と、所望の会葬御礼等の書状が完成し、その書状が葬儀社２に届いた状態になる のである。

【００１６】 尚、文章処理会社４の１つの文章編集装置５に複数の葬儀社２の処理装置３を 連結するようにすると、隔地に点在する各葬儀社２の遺影の作成に要する手間や 時間を集約できるのである。 また、上記実施の形態では会葬御礼用の文章を配送する場合を例に説明してあ るが、こうしたものに限られず、種々の挨拶文等を隔地に配送装置にも実施する ことができるのは勿論である。

【００１７】 さらに、文章編集装置５と処理装置３との接続は有線に限らず無線であっても よいし、衛星を利用することもできるのは言うまでもないことである。 また、印刷部数が多い時にはプリント機構１２でプリントアウトされたものを マスターペーパーとして印刷機１７で印刷するようにしてもよいことは勿論であ り、会葬御礼用の文章を印刷する用紙の地部分に故人の遺影を合わせて印刷する ことも可能である。

【００１８】

【考案の効果】

本考案の文章配送装置は以上に説明したように、依頼データを送信機構で文章 編集装置に送り、文章編集装置では送られた依頼データを基に所望する文章に編 集した後、これを文章データとして送信機構で処理装置に送る。 処理装置では文章編集装置から送られた文章データをプリント機構で紙面に所 望する部数プリントして隔地でも簡単に所望の文書を入手できるようにしてある 。

【００１９】 従って、この文章配送装置を例えば葬儀等の会葬御礼等の書状の作成配送に実 施する場合には、死亡から葬儀の日時までが通夜を含めても略１日弱と極めて短 い場合でも簡単に、且つ短時間で入手することができるので、余裕をもって対処 することができるという利点がある。

【００２０】 また、配送する葬儀等の会葬御礼等の書状は、依頼データに基づいて文章編集 装置で文言と家紋等を組み合わせる等の編集をして文章データを作成し、これを 処理装置のプリント機構で紙面にプリントするようにしてあるので、従来のよう に写植印刷屋等の手間を煩わせることなく、簡単に作成することができ、作成コ ストも大幅に低減することができるという利点もある。

【００２１】 更に、文章編集装置で編集された文章データを処理装置でプリントして所望の 文章等を入手できるようにしてあるので、写植印刷屋等へ出向く手間をなくせ、 葬儀の準備で忙しい時でも簡単に所望の遺影等を入手できるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案にかかる文章配送装置の概略を示す構
成図である。

【符号の説明】

１・・・文章配送装置 ３・・・処理装置 ５・・・文章編集装置 ８・・・データ入力機構 １０・１６・・・送信機構 １１・１３・・・受信機構 １２・・・プリント機構 １５・・・編集機構

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】文章編集装置とこれに送受可能に接続され
   た処理装置とからなる文章配送装置であって、文章編集
   装置は、処理装置からの依頼データを受信する受信機構
   と、受信した依頼データに基づき文章を編集する編集機
   構と、編集機構で編集された文章データを送信する送信
   機構とを備え、処理装置は、依頼データを入力するデー
   タ入力機構と、データ入力機構で入力された依頼データ
   を編集装置に送信する送信機構と、編集装置から送信さ
   れた文章データを受取る受信機構と、受信された文章デ
   ータを紙面にプリントするプリント機構とを備えたこと
   を特徴とする文章配送装置。
2. 【請求項２】１つの文章編集装置に対して複数の処理装
   置を送受可能に接続したことを特徴とする請求項１に記
   載の文章配送装置。