JP3029907B2 - 抗肥満剤 - Google Patents
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
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- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/04—Anorexiants; Antiobesity agents
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07J—STEROIDS
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は抗肥満剤に関し、さらに
詳細には4−コレステン−3−オンを含有することを特
徴とする抗肥満剤に関する。
詳細には4−コレステン−3−オンを含有することを特
徴とする抗肥満剤に関する。
【0002】
【従来の技術】肥満は脂肪組織が全身的に増加した状態
をいい、長期間にわたり摂取するエネルギー量が消費す
るエネルギー量よりも多いときにおこる。肥満の発生に
は運動不足や習慣的な過食によるものが大部分である
が、ローレンス症候群などの遺伝的なもの、脳腫瘍など
による摂食調節機構の障害によるもの、内分泌疾患など
による代謝障害によるもの、その他精神障害などによっ
て起こるものがある。
をいい、長期間にわたり摂取するエネルギー量が消費す
るエネルギー量よりも多いときにおこる。肥満の発生に
は運動不足や習慣的な過食によるものが大部分である
が、ローレンス症候群などの遺伝的なもの、脳腫瘍など
による摂食調節機構の障害によるもの、内分泌疾患など
による代謝障害によるもの、その他精神障害などによっ
て起こるものがある。
【0003】身体に脂肪が過剰に蓄積すると身体活動が
制限され、また内蔵諸器官に余分な負担をかけ、さまざ
まな合併症が発生し、死亡率が高くなる。これまで、こ
の肥満を防ぐためにさまざまな方法が考えられてきた
が、十分な効果を得るためにはいろいろな難点があっ
た。すなわち、ホルモン剤や代謝促進剤による薬物療法
は、体脂肪と同時に体タンパク質の分解も促進される。
ホルモン剤としては、男性ホルモンが、筋肉内同化作用
の亢進による貯蔵脂肪の消費によって抗肥満作用を示す
ことが知られており、例えばデヒドロエピアンドロステ
ロン、3−ケト−Δ↑9−19−ノルスラロイド(特開
平02−275895)がある。食事療法は個人や家庭
で長期間管理することが難しい。また、断食療法は心・
腎障害を伴い危険である。運動療法は疲労感の割にはエ
ネルギー消費は少なく、かえって食欲を増し逆効果にな
る場合も多い。また、外科的療法は重症の肥満症に限ら
れる。
制限され、また内蔵諸器官に余分な負担をかけ、さまざ
まな合併症が発生し、死亡率が高くなる。これまで、こ
の肥満を防ぐためにさまざまな方法が考えられてきた
が、十分な効果を得るためにはいろいろな難点があっ
た。すなわち、ホルモン剤や代謝促進剤による薬物療法
は、体脂肪と同時に体タンパク質の分解も促進される。
ホルモン剤としては、男性ホルモンが、筋肉内同化作用
の亢進による貯蔵脂肪の消費によって抗肥満作用を示す
ことが知られており、例えばデヒドロエピアンドロステ
ロン、3−ケト−Δ↑9−19−ノルスラロイド(特開
平02−275895)がある。食事療法は個人や家庭
で長期間管理することが難しい。また、断食療法は心・
腎障害を伴い危険である。運動療法は疲労感の割にはエ
ネルギー消費は少なく、かえって食欲を増し逆効果にな
る場合も多い。また、外科的療法は重症の肥満症に限ら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記の欠点のない抗肥満剤を提供することを目的とする。
記の欠点のない抗肥満剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、脂質蓄積抑
制作用を有する4−コレステン−3−オンを見出し、さ
らにこの化合物が抗肥満作用を有することを見い出し、
本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、4
−コレステン−3−オンを含有することを特徴とする抗
肥満剤を提供するものである。
制作用を有する4−コレステン−3−オンを見出し、さ
らにこの化合物が抗肥満作用を有することを見い出し、
本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、4
−コレステン−3−オンを含有することを特徴とする抗
肥満剤を提供するものである。
【0006】食事として摂取された脂肪は小腸細胞内で
リポタンパク(カイロミクロン)に取り込まれ、脂肪組
織に運ばれる。また、肝臓で合成された脂肪はVLDL
(超低密度リポタンパク)に取り込まれて脂肪組織に運
ばれる。これらリポタンパクはコレステロール、リン脂
質およびアポタンパクが球状の膜を形成した構造をして
おり、その中に脂質すなわちトリグリセドとコレステロ
ールエステルを包合して各組織へ輸送する機能をもつ。
このようにコレステロールはリポタンパクの主要な構成
成分である。従って、コレステロールの作用に拮抗する
ステロイド化合物は、リポタンパクの形成を阻害して脂
質の輸送を抑制することにより、脂質蓄積抑制作用を有
し、その結果として抗肥満作用を有する。このようなメ
カニズムから、4−コレステン−3−オンは抗肥満作用
を有すると考えれる。
リポタンパク(カイロミクロン)に取り込まれ、脂肪組
織に運ばれる。また、肝臓で合成された脂肪はVLDL
(超低密度リポタンパク)に取り込まれて脂肪組織に運
ばれる。これらリポタンパクはコレステロール、リン脂
質およびアポタンパクが球状の膜を形成した構造をして
おり、その中に脂質すなわちトリグリセドとコレステロ
ールエステルを包合して各組織へ輸送する機能をもつ。
このようにコレステロールはリポタンパクの主要な構成
成分である。従って、コレステロールの作用に拮抗する
ステロイド化合物は、リポタンパクの形成を阻害して脂
質の輸送を抑制することにより、脂質蓄積抑制作用を有
し、その結果として抗肥満作用を有する。このようなメ
カニズムから、4−コレステン−3−オンは抗肥満作用
を有すると考えれる。
【0007】4−コレステン−3−オンは、コレステロ
ールを基質とし、ブレビバクテリウム(Brevibacterium
sp.) 、セルロモナス(Cullulomonas sp.)、ノカルジ
アエリスロポリス(Nocardia erythropolis)、シュード
モナス フルオレツセンス(Pseudomonas fluorescen
s)、シゾフィラム コミユーン(Schizophyllum commun
e)、ストレプトマイセス(Streptomyces sp.)、および
ミコバクテリウム コレステロリカム(Mycobacterium
cholesterolicum)、またはその他の微生物のもつコレス
テロールオキシダーゼ(cholesterol:oxigen oxidoredu
ctase:EC1,1,3,6)を用いて産生することがで
きる。また、市販されているものを用いることもでき
る。
ールを基質とし、ブレビバクテリウム(Brevibacterium
sp.) 、セルロモナス(Cullulomonas sp.)、ノカルジ
アエリスロポリス(Nocardia erythropolis)、シュード
モナス フルオレツセンス(Pseudomonas fluorescen
s)、シゾフィラム コミユーン(Schizophyllum commun
e)、ストレプトマイセス(Streptomyces sp.)、および
ミコバクテリウム コレステロリカム(Mycobacterium
cholesterolicum)、またはその他の微生物のもつコレス
テロールオキシダーゼ(cholesterol:oxigen oxidoredu
ctase:EC1,1,3,6)を用いて産生することがで
きる。また、市販されているものを用いることもでき
る。
【0008】4−コレステン−3−オンは下記の式
(I)で表わされ、以下のような理化学的性質を有して
いる。
(I)で表わされ、以下のような理化学的性質を有して
いる。
【0009】
【化1】
【0010】(1)分子式:C27H44O (2)分子量:384.65 (3)融点(mp):82℃ (4)比旋光度:〔α〕D +88°(クロロホルム) (5)UVλmax (mn):240、320 (6)溶解性:水にほとんど溶けない。アルコールにわ
ずかに溶ける。エーテル、クロロホルム、ピリジン、ベ
ンゼン、石油エーテルに溶ける。また、油脂にもよく溶
ける。 (7)味・臭い・色:常温では安定な無味、無臭、無色
の結晶である。 (8)CAS番号:CAS〔601−57−0〕 本発明の抗肥満剤は食品添加物として、また医薬品とし
て使用することができる。
ずかに溶ける。エーテル、クロロホルム、ピリジン、ベ
ンゼン、石油エーテルに溶ける。また、油脂にもよく溶
ける。 (7)味・臭い・色:常温では安定な無味、無臭、無色
の結晶である。 (8)CAS番号:CAS〔601−57−0〕 本発明の抗肥満剤は食品添加物として、また医薬品とし
て使用することができる。
【0011】食品添加物として使用する場合には、食品
または油脂100gに対し4−コレステン−3−オンを
1mg〜5,000mg添加することができる。また、4−コ
レステン−3−オンを添加した油脂を用いて食品を製造
することができる。また、本発明の抗肥満剤は製剤化し
て食品に添加してもよい。剤型の例としては溶液、懸濁
液、カプセル剤、粉末、顆粒、細粒、錠剤などが挙げら
れる。
または油脂100gに対し4−コレステン−3−オンを
1mg〜5,000mg添加することができる。また、4−コ
レステン−3−オンを添加した油脂を用いて食品を製造
することができる。また、本発明の抗肥満剤は製剤化し
て食品に添加してもよい。剤型の例としては溶液、懸濁
液、カプセル剤、粉末、顆粒、細粒、錠剤などが挙げら
れる。
【0012】医薬品として使用する場合には、本発明の
抗肥満剤は常法により製剤化することができる。例え
ば、溶液、懸濁液、粉末、顆粒、カプセル、または錠剤
などいずれの形態でも使用可能である。さらに製剤化す
る際には、結合剤、滑沢剤、分散剤、懸濁剤、乳化剤、
希釈剤、緩衝剤、抗酸化剤、細菌抑制剤などの添加剤を
使用することができる。また、他の医薬品と混合、ある
いは併用することも可能である。なお、上記の製剤は殺
菌処理を行ってもよいが、行なわなくてもよい。
抗肥満剤は常法により製剤化することができる。例え
ば、溶液、懸濁液、粉末、顆粒、カプセル、または錠剤
などいずれの形態でも使用可能である。さらに製剤化す
る際には、結合剤、滑沢剤、分散剤、懸濁剤、乳化剤、
希釈剤、緩衝剤、抗酸化剤、細菌抑制剤などの添加剤を
使用することができる。また、他の医薬品と混合、ある
いは併用することも可能である。なお、上記の製剤は殺
菌処理を行ってもよいが、行なわなくてもよい。
【0013】本発明の抗肥満剤は、経口投与、静脈内投
与、腹腔内投与、皮下投与、筋肉内投与などの方法で投
与することができるが、このうち経口投与が好ましい。
本発明の抗肥満剤の投与量は、年齢、性別、症状、投与
経路、投与回数、剤型などによって異なるが、一般に経
口投与の場合、成人では一日当り4−コレステン−3−
オンの重量にして約1〜1,500mg/kg体重の範囲が適
当である。
与、腹腔内投与、皮下投与、筋肉内投与などの方法で投
与することができるが、このうち経口投与が好ましい。
本発明の抗肥満剤の投与量は、年齢、性別、症状、投与
経路、投与回数、剤型などによって異なるが、一般に経
口投与の場合、成人では一日当り4−コレステン−3−
オンの重量にして約1〜1,500mg/kg体重の範囲が適
当である。
【0014】
【発明の効果】本発明の抗肥満剤により、高カロリーの
食物を摂取しても、体脂肪の蓄積を抑え、肥満を防ぐこ
とができる。本発明の抗肥満剤により、動脈硬化、が
ん、糖尿病などの肥満に伴う種々の疾病が予防される。
食物を摂取しても、体脂肪の蓄積を抑え、肥満を防ぐこ
とができる。本発明の抗肥満剤により、動脈硬化、が
ん、糖尿病などの肥満に伴う種々の疾病が予防される。
【0015】また、本発明により、毒性の低い抗肥満剤
が提供される。
が提供される。
【0016】
【実施例】本発明の好ましい一実施態様を、以下の実施
例を用いて具体的に説明する。これらの実施例は説明の
ためのものであり、本発明の範囲を限定するものではな
い。
例を用いて具体的に説明する。これらの実施例は説明の
ためのものであり、本発明の範囲を限定するものではな
い。
【0017】
【実施例1】 4−コレステン−3−オンのCDF1マウスに対する投
与実験。実験材料および方法 1.使用動物および飼育条件 CDF1(BALB/C×DBA/2 F1)マウス
(日本チャールスリバー株式会社より入手した)の4週
齢の雌雄150匹ずつ計300匹を実験動物として用い
た。動物は、4−コレステン−3−オン群、コレステロ
ール群、無処置対照群の3群にわけ、各々雌雄50匹ず
つ計6群を設けて検討した。ケージと床敷(ホワイトフ
レーク)は2日ごとに交換した。
与実験。実験材料および方法 1.使用動物および飼育条件 CDF1(BALB/C×DBA/2 F1)マウス
(日本チャールスリバー株式会社より入手した)の4週
齢の雌雄150匹ずつ計300匹を実験動物として用い
た。動物は、4−コレステン−3−オン群、コレステロ
ール群、無処置対照群の3群にわけ、各々雌雄50匹ず
つ計6群を設けて検討した。ケージと床敷(ホワイトフ
レーク)は2日ごとに交換した。
【0018】飼育室は、温度24±1℃、相対湿度55
±5%、明暗12時間交替に制御された。実験は17か
月間行った。 2.実験飼料の調製 特殊系繁殖用飼料CMF(オリエンタル酵母工業株式会
社製)を基礎飼料とし、これに以下の1)〜3)に記載
した物質をCMF粉末飼料にそれぞれ均等に混合して3
種類の固形(ペレット)の実験飼料を調製した。
±5%、明暗12時間交替に制御された。実験は17か
月間行った。 2.実験飼料の調製 特殊系繁殖用飼料CMF(オリエンタル酵母工業株式会
社製)を基礎飼料とし、これに以下の1)〜3)に記載
した物質をCMF粉末飼料にそれぞれ均等に混合して3
種類の固形(ペレット)の実験飼料を調製した。
【0019】1) 4−コレステン−3−オン群用飼
料:4−コレステン−3−オン(Aldrich Chemical C
o.,USA) を基礎飼料に対し、0.5%添加した。 2) コレステロール群用飼料:コレステロール(Aldr
ich Chemical Co.,USA) を基礎飼料に対し、0.5%添加
した。 3) 無処置対照群用飼料:何も添加しなかった。
料:4−コレステン−3−オン(Aldrich Chemical C
o.,USA) を基礎飼料に対し、0.5%添加した。 2) コレステロール群用飼料:コレステロール(Aldr
ich Chemical Co.,USA) を基礎飼料に対し、0.5%添加
した。 3) 無処置対照群用飼料:何も添加しなかった。
【0020】飼料は給餌器に入れ、また、飲水は水道水
を給水瓶に入れ、マウスが自由摂取できるようにした。
上記の飼料を用いた場合、マウス1匹当たりの4−コレ
ステン−3−オン及びコレステロールの投与量は、それ
ぞれ、約650mg/kg 体重/日であった。CMF飼料の
組成は、粗タンパク29.4%、粗脂肪8.7%、粗灰分6.
5%、粗繊維3.4%、可溶性無窒素物43.6%、水分8.
4%、カロリー370Kcal/100gである。 3.検査項目 体重測定は一か月ごとに生存しているすべてのマウスに
ついて行い、各群の平均値を求めた。
を給水瓶に入れ、マウスが自由摂取できるようにした。
上記の飼料を用いた場合、マウス1匹当たりの4−コレ
ステン−3−オン及びコレステロールの投与量は、それ
ぞれ、約650mg/kg 体重/日であった。CMF飼料の
組成は、粗タンパク29.4%、粗脂肪8.7%、粗灰分6.
5%、粗繊維3.4%、可溶性無窒素物43.6%、水分8.
4%、カロリー370Kcal/100gである。 3.検査項目 体重測定は一か月ごとに生存しているすべてのマウスに
ついて行い、各群の平均値を求めた。
【0021】各個体の寿命は死亡日の月齢で示した。ま
た、死亡したマウスは剖検し、腫瘍の発生、その他の変
化を記録した。17か月間に渡る飼育の後、すべてのマ
ウスを炭酸ガスにより麻酔殺し、解剖して、腫瘍の発生
およびその他の病変を検査した。病変のみられない個体
については、脳、肺、心臓、肝臓、腎臓、脾臓、精巣
(雌は卵巣)、脳下垂体、副腎および腹腔内脂肪の各重
量を測定し、各群の平均値を求めた。
た、死亡したマウスは剖検し、腫瘍の発生、その他の変
化を記録した。17か月間に渡る飼育の後、すべてのマ
ウスを炭酸ガスにより麻酔殺し、解剖して、腫瘍の発生
およびその他の病変を検査した。病変のみられない個体
については、脳、肺、心臓、肝臓、腎臓、脾臓、精巣
(雌は卵巣)、脳下垂体、副腎および腹腔内脂肪の各重
量を測定し、各群の平均値を求めた。
【0022】また、病変のみられない個体について、腹
腔内脂肪量を測定し、各群の平均値を求めた。実験結果 各群の平均体重の経過を図1に示す。実験開始後一か月
で雌雄とも4−コレステン−3−オン群が無処置対照群
より低い値を示し、その差は経過とともに大きくなっ
た。4−コレステン−3−オン群は、雄では4か月後で
対照群より13%低くなり、以後13−15%の間で推
移し、一方、雌では6か月後に対照群より12%低くな
り、以後12−14%の差で推移した。
腔内脂肪量を測定し、各群の平均値を求めた。実験結果 各群の平均体重の経過を図1に示す。実験開始後一か月
で雌雄とも4−コレステン−3−オン群が無処置対照群
より低い値を示し、その差は経過とともに大きくなっ
た。4−コレステン−3−オン群は、雄では4か月後で
対照群より13%低くなり、以後13−15%の間で推
移し、一方、雌では6か月後に対照群より12%低くな
り、以後12−14%の差で推移した。
【0023】コレステロール群は、雌雄とも無処置対照
群とほぼ同じ値を示したが経過を経るに従って高くなる
傾向を示した。雄における参考値(Ref.) は、Morisada
らによる普通飼料で飼育したCDF1マウス(日本チャ
ールスリバー株式会社より入手した)の4か月齢までの
値であるが、4−コレステン−3−オン群とほぼ同じ値
を示している(Jpn.J.Cancer Res.,80:77−82,
1989)。
群とほぼ同じ値を示したが経過を経るに従って高くなる
傾向を示した。雄における参考値(Ref.) は、Morisada
らによる普通飼料で飼育したCDF1マウス(日本チャ
ールスリバー株式会社より入手した)の4か月齢までの
値であるが、4−コレステン−3−オン群とほぼ同じ値
を示している(Jpn.J.Cancer Res.,80:77−82,
1989)。
【0024】外見的には、4−コレステン−3−オン群
は雌雄とも正常に発育しているのに対し、コレステロー
ル群および無処置対照群は明かに肥満した体型を示し
た。以上のことから、コレステロール群および無処置対
照群とも高カロリーの飼料によって肥満して生長してい
るのに対し、4−コレステン−3−オン群は正常に発育
していることが判る。
は雌雄とも正常に発育しているのに対し、コレステロー
ル群および無処置対照群は明かに肥満した体型を示し
た。以上のことから、コレステロール群および無処置対
照群とも高カロリーの飼料によって肥満して生長してい
るのに対し、4−コレステン−3−オン群は正常に発育
していることが判る。
【0025】各群の死亡曲線を図2に示す。雌雄とも各
群の18か月齢における生存率に有意な差はみられなか
った。このことから、4−コレステン−3−オンの投与
は死亡率に影響を及ぼすような毒性は無いと考えられ
る。各群の平均臓器重量を図3および4に示す。
群の18か月齢における生存率に有意な差はみられなか
った。このことから、4−コレステン−3−オンの投与
は死亡率に影響を及ぼすような毒性は無いと考えられ
る。各群の平均臓器重量を図3および4に示す。
【0026】雌雄とも脳、肺、心臓、肝臓、腎臓、脾
臓、精巣(雌は卵巣)の各臓器の重量は、各群の間に有
意な差はみられず、また、ホルモン産生器官の脳下垂体
および副腎の各臓器の重量についても、各群間に差は認
められなかった。これらのことから、4−コレステン−
3−オンの投与は各臓器の発育や機能に影響を与えるも
のではないことがわかった。
臓、精巣(雌は卵巣)の各臓器の重量は、各群の間に有
意な差はみられず、また、ホルモン産生器官の脳下垂体
および副腎の各臓器の重量についても、各群間に差は認
められなかった。これらのことから、4−コレステン−
3−オンの投与は各臓器の発育や機能に影響を与えるも
のではないことがわかった。
【0027】各群の平均腹腔内脂肪量を図5に示す。4
−コレステン−3−オン群の平均腹腔内脂肪量は、雄で
は無処置対照群およびコレステロール群の約1/3、雌
では無処置対照群およびコレステロール群の約1/2で
あった。また、データーを示していないが、腹部および
背部の皮下脂肪についても無処置対照群およびコレステ
ロール群は厚く蓄積していたのに対し、4−コレステン
−3−オン群のそれは僅かであった。
−コレステン−3−オン群の平均腹腔内脂肪量は、雄で
は無処置対照群およびコレステロール群の約1/3、雌
では無処置対照群およびコレステロール群の約1/2で
あった。また、データーを示していないが、腹部および
背部の皮下脂肪についても無処置対照群およびコレステ
ロール群は厚く蓄積していたのに対し、4−コレステン
−3−オン群のそれは僅かであった。
【0028】これらのことから、4−コレステン−3−
オンの投与は腹腔や皮下などにおける体脂肪の蓄積を抑
制し、肥満を防ぐ効果があると判断される。各群の腫瘍
発生数を以下の表1に示す。
オンの投与は腹腔や皮下などにおける体脂肪の蓄積を抑
制し、肥満を防ぐ効果があると判断される。各群の腫瘍
発生数を以下の表1に示す。
【0029】
【表1】 表1.CDF1マウスの腫瘍発生数 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 担腫瘍動物数 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実験群 性 動物数a 小腸 肺 肝臓 脾臓 生殖器 その他 総数 リンパ腫 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 4-コレ 雄 34 17(50)b 6 2 0 0 1 19(56) 1 ステン 雌 45 20(44) 0 0 2 1 0 20(44) 3 -3- オン コレス 雄 34 15(44) 8 3 2 0 0 18(52) 0 テロー 雌 46 14(30) 1 1 2 3 0 17(37) 2 ル 無処置 雄 35 24(69) 9 0 1 0 0 26(74) 1 雌 47 17(36) 5 1 0 5 1 23(49) 2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ a18月齢における有効動物数、bカッコ内は%を示す いずれの群も小腸ポリープ(良性腫瘍の一種)の発生率
が高く、雄で40%以上、雌で30%以上の個体に発生
がみられたが、各群の間に有意な差はみられなかった。
また、肺、肝臓、脾臓、生殖器およびその他の部位に発
生した腫瘍についても、各群に特徴的な傾向はなく、総
腫瘍発生率も、雄における発生は雌よりも高いが、各群
間に特に差は認められなかった。
が高く、雄で40%以上、雌で30%以上の個体に発生
がみられたが、各群の間に有意な差はみられなかった。
また、肺、肝臓、脾臓、生殖器およびその他の部位に発
生した腫瘍についても、各群に特徴的な傾向はなく、総
腫瘍発生率も、雄における発生は雌よりも高いが、各群
間に特に差は認められなかった。
【0030】これらのことから、4−コレステン−3−
オンの投与(約650mg/kg体重/日)には発がん性お
よび発がん促進作用はないと判断される。すべての群に
小腸ポリープの発生が多い理由として、CDF1マウス
の母親であるBALB/cマウスは12か月齢で雄51
%、雌37%に小腸ポリープが発生することが報告され
ており(Mizutaniら、Cancer Lett., 25:19−2
3,1984)、CDF1マウスはその発生しやすい性
質を遺伝的に受け継いでいると考えられる。
オンの投与(約650mg/kg体重/日)には発がん性お
よび発がん促進作用はないと判断される。すべての群に
小腸ポリープの発生が多い理由として、CDF1マウス
の母親であるBALB/cマウスは12か月齢で雄51
%、雌37%に小腸ポリープが発生することが報告され
ており(Mizutaniら、Cancer Lett., 25:19−2
3,1984)、CDF1マウスはその発生しやすい性
質を遺伝的に受け継いでいると考えられる。
【0031】また、腫瘍以外の病気や障害の発生につい
ても各群に特徴ある変化はみられなかった。
ても各群に特徴ある変化はみられなかった。
【図1】図1は、各群のCDF1マウスの平均体重の時
間変化を示す。
間変化を示す。
【図2】図2は、各群のCDF1マウスの月齢と生存率
の関係を示す。
の関係を示す。
【図3】図3は、18月齢の各群のCDF1マウスの
脳、肺、心臓、肝臓、腎臓、脾臓及び精巣(又は卵巣)
の各臓器の平均重量を示す。
脳、肺、心臓、肝臓、腎臓、脾臓及び精巣(又は卵巣)
の各臓器の平均重量を示す。
【図4】図4は、18月齢の各群のCDF1マウスの脳
下垂体及び副腎の各臓器の平均重量を示す。
下垂体及び副腎の各臓器の平均重量を示す。
【図5】図5は、18月齢の各群のCDF1マウスの平
均腹腔内脂肪量を示す。
均腹腔内脂肪量を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 4−コレステン−3−オンを含有するこ
とを特徴とする抗肥満剤。
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US4202891A (en) * | 1977-05-16 | 1980-05-13 | Kandutsch Andrew A | 15-Oxygenated sterol compounds and the use of such compounds to inhibit the biosynthesis of sterols |
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- 1992-12-17 WO PCT/JP1992/001642 patent/WO1993012798A1/ja active IP Right Grant
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- 1995-01-11 US US08/371,429 patent/US5610152A/en not_active Expired - Fee Related
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DE69230590D1 (de) | 2000-02-24 |
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