JP3029712U - 流量調整可能な蓋 - Google Patents

流量調整可能な蓋

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JP3029712U
JP3029712U JP1996003857U JP385796U JP3029712U JP 3029712 U JP3029712 U JP 3029712U JP 1996003857 U JP1996003857 U JP 1996003857U JP 385796 U JP385796 U JP 385796U JP 3029712 U JP3029712 U JP 3029712U
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邦材 曾
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邦材 曾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量調整可能な蓋の提供。 【解決手段】 小流出孔と大流出孔を設けた底板を上に
備え、該小流出孔の周囲の底板下方に環状隔板が設けら
れた底蓋上に、導流孔を設けた調整板を上部に有する調
整蓋を旋回自在に取り付け、該底蓋下方にスクリーンカ
バーを設け、該スクリーンカバーの外周に環状の支持座
を設け、内部は隔板で第1導流区と第2導流区に分け、
該第1導流区は前述の底蓋の大流出孔に、第2導流区は
前述の底蓋の小流出孔にそれぞれ対応させ、第2導流区
の上方に複数の溢流孔を有する柵板を設け、柵板上面の
前述の底蓋下方の環状隔板間に対応する位置にストッパ
を設け、底蓋下方の環状隔板周囲に対応するスクリーン
カバー上面位置に環状隔板を設け、ストッパと底蓋の環
状隔板、及び底蓋の環状隔板と柵板の環状隔板の間に適
当な間隙を保持し、溢流孔から小流出孔に至る通路を形
成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の液体容器用の蓋、特に流量調整可能な蓋であって、容器の液体 流出口に用いられ、一つの調整蓋を移動させることにより、容器を傾倒させての 容器内の液体の流出量を変えられ、適当な流出量とするのに用いられるものに関 する。
【0002】
【従来の技術】
伝統的な液体容器用の蓋は通常、容器の液体流出口に設けられ、操作により開 放或いは封閉状態とされ、開放状態にある時には、液体の流出量は蓋によりコン トロールできないのが普通であった。そのため、使用者は容器を注意深く傾ける ことで必要な流出量を得ていた。このような使用方法は非常に不便であり、うっ かりして容器を傾けすぎると液体が過量に流出するという現象を発生した。日常 的な例を挙げると、醤油や油などを注ぐ時にこのような現象が発生すると、塩分 や油を過量に摂取することにつながり、健康を損ない、また蓋を開けたままで不 注意から容器に接触した場合に容器が倒れると、液体が溢れ出て衣服や床を汚し 、液体の浪費だけでなく、後始末が大変であった。
【0003】 容器蓋が開放状態にある時に発生する上述の不便さを改善するために、本考案 者はすでに図1のような迂回注出式の蓋を提出し、台湾実用新案第18844号 及びアメリカ合衆国特許第4460101号を取得している。該蓋の構造は、一 つの上蓋1と一つのカバー蓋2を備えている。
【0004】 その中、該上蓋1の上方には一つのねじ部11が設けられ、下方に一つの嵌合 部12が設けられ、該嵌合部12と容器3が嵌合され、ねじ部11は一つの外蓋 4と螺接されて封閉可能とされ、下方に間隔を開けて設けられた内環体14と外 環体15を有する隔板16の中央には一つの流出口13が設けられている。
【0005】 上記カバー蓋2は上蓋1の下方に位置し、流出口13の下方に位置して適当な 間隙を保持するストッパ21と、上蓋1の内環体14と外環体15の間の内環柵 23と、外環体15の外側に位置する外環柵23とを有している。内環柵23と 外環柵23間のカバー蓋2上には、図2に示されるように若干の溢流孔24が設 けられている。
【0006】 上記蓋の構造は、撓性を備えた容器に使用され、使用時には、外蓋4を取り外 して容器3を蓋が下向きになる状態とし、容器3を押してその中の液体に圧力を かけてカバー蓋2の溢流孔24より流出させ、さらに内環柵22と内環体14間 に形成された流道25、及びストッパ21と内環体14に形成された流道26を 経て、流出口13より流出させる。容器3を押して使用しない場合で、外蓋を締 めていない場合に、不注意から接触して容器が倒れて容器が外圧を受けても、そ の圧力は、液体を通過させる孔が非常に小さい溢流孔24より容器内部の液体を 押し出すには十分でないため、容器内の液体は流出せず、意外な事態の発生を防 止する。
【0007】 しかし、本考案者は、上述の考案は、流量の調整という問題を未だ解決してい ないことに着目し、上述の構造では、使用者の必要量が最大であるとき、容器を 押しつづけて少量の液体を流出させつづける必要があることを鑑み、流量調整可 能な蓋の提供が必要であると思い立った。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の主な目的は、蓋の位置を調整することで容器傾倒時の液体流出量を調 整でき、使用時に液体の適当な流出量を得られる、一種の流量調整可能な蓋を提 供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、底蓋5、調整蓋7、及びスクリーンカバー9を備えた、一 種の液体容器用蓋であって、 上記底蓋5は、小流出孔51と大流出孔52が設けられた底板53を上方に備 え、底板53の周囲に内側に一つの環状係止部54が環状に設けられた環状縁5 5が設けられ、小流出孔51の周囲の底板53下方に一つの環状隔板56が設け られ、小流出孔51と大流出孔52間の底板53下方に一つの位置決め板57が 設けられてなり、 上記調整蓋7は、孔径が前述の大流出孔52にほぼ同じ導流孔71を設けた調 整板72を上部に有し、調整板72周囲に内側に係止部73を備えた環状縁74 が形成され、調整蓋7は該係止部73をもって、回転自在に上記底蓋5上に結合 されるものとされ、 上記スクリーンカバー9は、外周に一つの支持座9が設けられ、内部は一つの 隔板92で第1導流区93と第2導流区94に分けられ、該第1導流区93は前 述の底蓋5の大流出孔52に、第2導流区94は前述の底蓋5の小流出孔51に それぞれ対応し、該第2導流区94の上方には複数の溢流孔95を設けた柵板9 6が設けられ、前述の底蓋5下方の環状隔板56間の柵板96上には一つのスト ッパ97が設けられ、柵板96の底蓋5の環状隔板56の外側に対応する部分に は一つの環状隔板98が設けられ、ストッパ97と底蓋5の環状隔板56、及び 底蓋5の環状隔板56と柵板96の環状隔板98の間は適当な間隔が保持され、 溢流孔95から小流出孔51に至る通路99を形成するものとされていることを 特徴とする、流量調整可能な蓋としている。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案の流量調整可能な蓋は、一つの底蓋、一つの調整蓋及びスクリーンカバ ーを備え、その中、該底蓋は小流出孔と大流出孔を設けた底板を上に備え、該小 流出孔の周囲の底板下方には一つの環状隔板が設けられ、上記調整蓋には一つの 調整板が設けられ、該調整板には一つの導流孔が設けられ、該調整蓋全体は旋回 可能に上記底蓋上に取り付けられ、上記スクリーンカバーは略環状体とされ、外 周に一つの環状の支持座が設けられ、内部は一つの隔板で第1導流区と第2導流 区に分けられ、該第1導流区は前述の底蓋の大流出孔に対応し、第2導流区は前 述の底蓋の小流出孔に対応し、第2導流区の上方に複数の溢流孔を有する柵板が 設けられ、柵板上面の前述の底蓋下方の環状隔板間に対応する位置に、一つのス トッパが設けられ、前述の底蓋下方の環状隔板周囲に対応する位置に、別に一つ の環状隔板が設けられ、ストッパと底蓋の環状隔板、及び底蓋の環状隔板と柵板 の環状隔板の間は適当な間隙を保持するものとされて、溢流孔から小流出孔に至 る通路が形成され、調整蓋を調整して移動させることで、容器内の液体の流出量 を調整できる。
【0011】
【実施例】
図3、4に示されるように、本考案は、一つの底蓋5、調整蓋7、及びスクリ ーンカバー9を備えている。
【0012】 その中、底蓋5は小流出孔51と大流出孔52が設けられた底板53を上方に 備え、底板53の周囲には内側に一つの環状係止部54が環状に設けられた環状 縁55が設けられ、該底蓋5は、該環状縁55上の環状係止部54で容器6に固 定される。小流出孔51の周囲の底板53下方には一つの環状隔板56が設けら れ、小流出孔51と大流出孔52間の底板53下方には一つの位置決め板57が 設けられている。また底板53上には一つの凹所58が設けられている。
【0013】 上記調整蓋7は、孔径が前述の大流出孔52にほぼ同じ導流孔71を設けた調 整板72を上部に有し、調整板72周囲には内側に係止部73を備えた環状縁7 4が形成されており、調整蓋7は該係止部73をもって、回転自在に上記底蓋5 に結合される。調整板72周囲には上向きに環状ガイド口75が形成され、一つ の外蓋8が該環状ガイド口75部分に螺合可能とされる。調整板72の底部には 前述の凹所58と対応する突起76が設けられている。
【0014】 上記スクリーンカバー9は、略環状体を呈し、外周に一つの支持座9が設けら れ、内部は一つの隔板92で第1導流区93と第2導流区94に分けられている 。該隔板92は前述の底蓋5下方の位置決め板57と当接し、該第1導流区93 は前述の底蓋5の大流出孔52に、第2導流区94は前述の底蓋5の小流出孔5 1に対応している。該第2導流区94の上方には複数の溢流孔95を設けた柵板 96が設けられ、前述の底蓋5下方の環状隔板56間の柵板96上には一つのス トッパ97が設けられている。柵板96の環状隔板56の外に対応する部分には 一つの環状隔板98が設けられている。ストッパ97と環状隔板56、及び環状 隔板56と環状隔板98の間は適当な間隔が保持され、溢流孔95から小流出孔 51に至る通路99が形成されている。
【0015】 本考案を使用する容器6は、撓性を有する材料で製造され、使用者が容器6中 の液体を大量に使用したい時には、調整蓋7を回転させて図3に示される状態と なし、導流孔71を底蓋5上の大流出孔52の位置に合わせ、小流出孔51を遮 蔽する。これにより容器6中の液体は第1導流区93から大流出孔52、及び導 流孔71を経てのみ流出する。
【0016】 容器6中の液体を少量使用するか或いは暫時使用しない時には、調整蓋7を回 転させて図5に示される位置となす。この調整蓋7の回転時に、その下方の突起 76は底蓋5の凹所58に嵌合しているため、回転後の位置決めが行われる。ま た、大流出孔52は封じられて液体が流通せず、この時、容器6を押すと、容器 6中の液体はスクリーンカバー9の溢流孔95、通路99、小流出孔51及び導 流孔71を経て少量流出し、使用に供される。且つ不使用時に、不注意から容器 6を倒しても、容器6の液体は非常に小さい孔径の溢流孔95部分の表面張力、 迂回式の通路99の阻止及び小流出孔51部分の大気圧力による阻止を克服でき ないため、調整蓋7外に流出することはできない。
【0017】
【考案の効果】
上述したように、本考案は、調整蓋7を移動するだけで、液体容器を傾倒して の液体流出量を調整でき、使用時に適当な液体流出量とすることができる。且つ 底蓋5、調整蓋7、スクリーンカバー9の独自の組合せ構造により、上述の効果 の外に、不注意で容器が倒れた場合の液体の流出を防止する効果を有する。この ように、本考案は確実に従来の技術を改善するものでり、高い実用性を有してい る。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の蓋の構造の断面図である。
【図2】周知の蓋の溢流孔表示図である。
【図3】本考案の実施例の断面図である。
【図4】図3の実施例のIV−IV線断面図である。
【図5】本考案の実施例の使用状態表示図である。
【符号の説明】
1・・・上蓋 11・・・ねじ部 12・・・嵌合部
13・・・流出口 14・・・内環体 15・・・外環体 16・・・隔板
2・・・カバー蓋 21・・・ストッパ 22・・・内環柵 23・・・外
環柵 24・・・溢流孔 25・・・流道 26・・・流道
3・・・容器 4・・・外蓋 5・・・底蓋 51・・・小流出孔 52・・・大流出
孔 53・・・底板 54・・・環状係止部 55・・・環状縁 56・・・
環状隔板 57・・・位置決め板 58・・・凹所 6・・・容器
7・・・調整蓋 71・・・導流孔 72・・・調整板 73・・・環状
係止部 74・・・環状縁 75・・・環状ガイド口 76・・
・突起 8・・・外蓋 9・・・スクリーンカバー 91・・・支持座 92・
・・隔板 93・・・第1導流区 94・・・第2導流区 95・
・・溢流孔 96・・・柵板 97・・・ストッパ 98・・・環状
隔板 99・・・通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底蓋5、調整蓋7、及びスクリーンカバ
    ー9を備えた、一種の液体容器用蓋であって、 上記底蓋5は、小流出孔51と大流出孔52が設けられ
    た底板53を上方に備え、底板53の周囲に内側に一つ
    の環状係止部54が環状に設けられた環状縁55が設け
    られ、小流出孔51の周囲の底板53下方に一つの環状
    隔板56が設けられ、小流出孔51と大流出孔52間の
    底板53下方に一つの位置決め板57が設けられてな
    り、 上記調整蓋7は、孔径が前述の大流出孔52にほぼ同じ
    導流孔71を設けた調整板72を上部に有し、調整板7
    2周囲に内側に係止部73を備えた環状縁74が形成さ
    れ、調整蓋7は該係止部73をもって、回転自在に上記
    底蓋5上に結合されるものとされ、 上記スクリーンカバー9は、外周に一つの支持座9が設
    けられ、内部は一つの隔板92で第1導流区93と第2
    導流区94に分けられ、該第1導流区93は前述の底蓋
    5の大流出孔52に、第2導流区94は前述の底蓋5の
    小流出孔51にそれぞれ対応し、該第2導流区94の上
    方には複数の溢流孔95を設けた柵板96が設けられ、
    前述の底蓋5下方の環状隔板56間の柵板96上には一
    つのストッパ97が設けられ、柵板96の底蓋5の環状
    隔板56の外側に対応する部分には一つの環状隔板98
    が設けられ、ストッパ97と底蓋5の環状隔板56、及
    び底蓋5の環状隔板56と柵板96の環状隔板98の間
    は適当な間隔が保持され、溢流孔95から小流出孔51
    に至る通路99を形成するものとされていることを特徴
    とする、流量調整可能な蓋。
JP1996003857U 1996-04-02 1996-04-02 流量調整可能な蓋 Expired - Lifetime JP3029712U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07158621A (ja) * 1993-10-13 1995-06-20 Trw United Carr Gmbh & Co Kg プラスチック製結合要素

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07158621A (ja) * 1993-10-13 1995-06-20 Trw United Carr Gmbh & Co Kg プラスチック製結合要素

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