JP3028579U - 衝撃吸収帽子 - Google Patents

衝撃吸収帽子

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JP3028579U JP1996002123U JP212396U JP3028579U JP 3028579 U JP3028579 U JP 3028579U JP 1996002123 U JP1996002123 U JP 1996002123U JP 212396 U JP212396 U JP 212396U JP 3028579 U JP3028579 U JP 3028579U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 転倒時の衝撃を効果的に吸収して頭部を保護
し、事故を防止することができるスポーツに最適の衝撃
吸収帽子の提供。 【解決手段】 通気性に富むと共に伸縮性に富んだ布地
ゴム等の素材、又は特殊弾性糸等を混編してなる素材等
からなる表地体2と通気性に富むと共に伸縮性に富んだ
ゴム布地等の素材、又は特殊弾性糸等を混編してなる素
材等からなる裏地体3とを縫合、貼着または圧着等の手
段でほゞ釣鐘形状の帽子体1を形成し、表地体2と裏地
体3で形成した帽子体のほゞ全面に複数の袋体4をほゞ
等間隔に形成し、スポンジその他の柔軟な素材からなる
複数個の緩衝体5を袋体に嵌装し、緩衝体に複数の通気
孔12を設けて通気自在とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は各種のスポーツ、とりわけスキー、スノーボード等の冬のスポーツの 滑走時における転倒の際に、頭部の衝撃を和らげ、頭部の保護と事故防止のため の衝撃吸収帽子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキー、スノーボード等の雪上を相当のスピードで滑走するスポーツに おいて、通常の場合、防寒のため或いは頭部を保護するために帽子を被るが、そ の帽子は一般的に毛糸、その他の保温性に富んだ弾力性の有る素材をメリヤス編 みまたはメリヤス縫製等によって製作された、いわゆるスキー帽等が広く用いら れていた。 また、ゴルフ、野球、自転車、登山等のスポーツを楽しむ際には、直射日光か ら身を護り、または危険防止のためにゴルフ帽、野球帽等の旧来から広く親しま れている帽子を被ることが一般的であった。
【0003】 また、アイスホッケー等の団体競技においては、危険防止のために競技中にヘ ルメットを被ることが義務付けられており、このヘルメットの使用により、転倒 した場合の頭部への衝撃は緩和されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
スキー、スノーボード等の雪上の急斜面を相当のスピードで滑走するスポーツ において、転倒の際にしばしば頭部等を打つことが多く、場合によっては人命に 影響を与えることもあり、非常に危険を伴うものであった。 従来使用されていた、スキー帽等は頭部の保護というよりも、主として防寒用 或いはファッション用に着用されることが多かった。
【0005】 特に、近年、スノーボードを楽しむことが若者を中心に流行しており、このス ノーボードは、両足が1枚の板の上に固定されている上に、支えとなるストック もなく、倒れたとき、手をつく間もなく、頭を打つケースが目立つことが指摘さ れている。
【0006】 つまり、スノーボードには、2本のエッジが設けられていて、滑走時、山側の エッジに重心を置き、谷側のエッジを浮かして急斜面を降下する構造とされてい る。しかしながら、緩斜面では本来浮かしていなけれならない谷川のエッジも雪 面に引掛かるため、前につんのめることが多く、圧雪状態のゲレンデに頭を打つ ケースが多く、スノーボードの危険性が極めて高いことが指摘されている。 特に、子供、女性、初心者等においては、急斜面ではなく緩斜面でスノーボー ドを楽しむことが多く、より多くの危険性が認められる。
【0007】 また、スノーボードは、その構造上の問題の他にスキーのように自在に操作す ることが困難であるため、スキーよりも転倒する危険が高く、最近の統計による とスノーボード事故は、スキー事故よりも6倍も多いことが報告されている。 このため、危険防止のため、転倒時の頭部への衝撃を効果的に吸収することの できる帽子の開発が強く望まれていた。
【0008】 また、アイスホッケー競技等のように、競技中頭部にヘルメットを装着するこ とにより、転倒の際、競技者の頭部への衝撃は緩和され、危険は防止されるが、 スキー、スノーボード、ゴルフ、野球、自転車、登山等のスポーツを楽しむ場合 は、ファッション性が豊かであると同時に外観的な美観が重要視されるため、子 供等を除いてヘルメット等の頑丈な防護用の帽子を着用することは皆無に近かっ た。
【0009】 このため、普通のスキー帽、ゴルフ帽、野球帽、登山帽等のような外観を呈す ると共に同様の着用感を得ることができ、しかも転倒時の衝撃を効果的に吸収す ることができ、スキー、スノーボード、ゴルフ、野球、自転車、登山等のスポー ツに最適の衝撃吸収帽子の開発が強く望まれていた。
【0010】 本考案は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、弾力性に富ん だ緩衝材を備えて、ヘルメットと同様な働きをし、転倒時の衝撃を効果的に吸収 して頭部を保護し、事故を防止することができると同時に普通のスキー帽、ゴル フ帽、野球帽等のような外観を呈すると共に同様の着用感を得ることができ、ス キー、スノーボード、ゴルフ、野球、自転車、登山等のスポーツに最適の衝撃吸 収帽子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、以下に述べる手段 を採用する。 本考案の衝撃吸収帽子は、通気性に富むと共に伸縮性に富んだ布地等の素材、 ゴム等を混編してなる通気性に富むと共に伸縮性に富んだ素材、又は特殊弾性糸 等を混編してなる通気性に富むと共に伸縮性に富んだ素材等からなる表地体と通 気性に富むと共に伸縮性に富んだ布地等の素材、ゴム等を混編してなる通気性に 富むと共に伸縮性に富んだ素材、又は特殊弾性糸等を混編してなる通気性に富む と共に伸縮性に富んだ素材等からなる裏地体とを縫合、貼着または圧着等の手段 で人体の頭部の形状に合致するようにほゞ釣鐘形状の帽子体を形成し、前記表地 体と前記裏地体で形成した帽子体のほゞ全面に複数の袋体をほゞ等間隔に形成し 、スポンジその他の軽量で弾力性が有り、容易に型崩れせず、しかも人間の頭部 形状に容易に合致するように柔軟な素材からなる複数個の緩衝体を前記袋体に嵌 装し、前記緩衝体に複数の通気孔を設けて通気自在としたことを特徴とする。
【0012】 また本考案の衝撃吸収帽子は、4個以上の袋体を帽子体にほゞ等間隔に形成す ると共にこの隣接する各袋体間に若干の距離を設けて帽子体を伸縮自在とし、大 中小の人体の頭部のサイズに適合自在とし、前記袋体を縦長で上方に行くに従っ て幅狭となるように形成したことを特徴とする。
【0013】 本考案の衝撃吸収帽子は、帽子体の頂部を除いてそのほゞ全面に袋体を形成し 、前記帽子体の下端内周にゴム等を混編してなる伸縮性に富んだ素材、又は特殊 弾性糸等を混編してなる伸縮性に富んだ素材等からなるベルト体を設けたことを 特徴とする。
【0014】 本考案の衝撃吸収帽子は、前記緩衝体を嵌装してなる帽子体の外側にスキー帽 、野球帽、ゴルフ帽、その他の一般帽子またはヘルメット等を被覆したことを特 徴とする。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の衝撃吸収帽子を図に示される実施形態について更に詳細に説明 する。図1、図2、図3及び図4には、本考案の一実施形態に係る衝撃吸収帽子 が示されている。この衝撃吸収帽子は、表地体2と裏地体3とを縫合、貼着また は圧着等の手段で人体の頭部の形状に合致するようにほゞ釣鐘形状の帽子体1を 形成すると共に、袋体4及び緩衝体5を設けて、外観的には従来のキャップすな わち帽子と何等変らない。
【0016】 本考案の衝撃吸収帽子を構成する表地体2は、通気性に富むと共に伸縮性に富 んだ布地等の素材、ゴム等を混編してなる通気性に富むと共に伸縮性に富んだ素 材、又は特殊弾性糸等を混編してなる通気性に富むと共に伸縮性に富んだ素材等 から形成され、そこに施される色彩、絵柄等は適宜所望のものが選択可能である 。 この表地体2はそのまま衝撃吸収帽子の外観を構成するため、防水性、溌水性 に富んだ素材から形成した場合には、雨天時等において便利である。
【0017】 前記表地体2と共に衝撃吸収帽子を構成する裏地体3は、通気性に富むと共に 伸縮性に富んだ布地等の素材、ゴム等を混編してなる通気性に富むと共に伸縮性 に富んだ素材、又は特殊弾性糸等を混編してなる通気性に富むと共に伸縮性に富 んだ素材等から形成されている。
【0018】 この裏地体3は直接人体の頭部に接触するため、前記素材に加えて、肌ざわり が良く、弾力性、通気性に富んだネット状又は薄い布状の素材より形成すること が好ましい。この裏地体3を設けたことにより、本考案の衝撃吸収帽子を被った 場合、緩衝体5が直接頭部に触れないため、違和感なく従来の各種の帽子と同様 の着用感で快適に被ることができる。
【0019】 前記表地体2と裏地体3とを縫合、貼着または圧着等の手段で人体の頭部の形 状に合致するようにほゞ釣鐘形状の帽子体1を形成し、前記表地体2と前記裏地 体3で形成したほゞ釣鐘形状の帽子体1の頂部10を除くほゞ全面には、複数の 長尺の袋体4がほゞ等間隔に形成されている。 この袋体4は、長尺のほゞ矩形状に形成されており、ほゞ釣鐘形状の帽子体1 の形状に合致するように、頂部10に近づくに従って先細で幅狭く形成されてい る。
【0020】 前記袋体4には袋体4と同様な形状からなる緩衝体5が嵌装自在とされており 、この緩衝体5は、スポンジその他の軽量で弾力性が有り、容易に型崩れせず、 しかも人間の頭部形状に容易に合致するように柔軟な素材から形成されている。 前記緩衝体5は、袋体4と同様な長尺のほゞ矩形状に形成されているが、袋体 4に嵌装自在とするために袋体4のサイズよりも若干小さめに形成されている。 前記緩衝体5には、複数の通気孔12が設けられて、帽子体1内が通気自在と されている。
【0021】 前記帽子体1を形成する実施形態の一例が図4に示されており、先ず、1枚の 表地体2と1枚の裏地体3とを重合し、所望数の袋体4を形成するためにミシン 等で所望の間隔を保って放射状に複数条の縫目6を入れて、表地体2と裏地体3 とを縫合する。この一方の縫目6と他方の縫目6とに挟まれた長尺の先細のほゞ 矩形状の部分が袋体4となる。 図に示す実施形態では8個の袋体4を形成する場合を例示しているが、これに 限定されることなく、適宜所望数の袋体4を得ることができる。
【0022】 前記一方の縫目6と他方の縫目6とに挟まれた二等辺三角形状の切欠部7は、 縫い代8を残して切断除去される。と同時に表地体2と裏地体3の外周部を円形 に切断除去して外縁部9が形成される。この外縁部9の形成位置は、帽子体1の 所望のサイズに応じて表地体2と裏地体3の外周部を適宜除去して形成される。 すなわち、大きいサイズの帽子体1を得たい場合には、頂部10の中心部から外 縁部9に至る径を大きくし、小さいサイズの帽子体1を得たい場合には、頂部1 0の中心部から外縁部9に至る径を小さくすることによって、所望のサイズの帽 子体1を自在に得ることができる。
【0023】 前記のように袋体4の両サイドを縫い代8を残して切断し、外縁部9を形成し た平板状の半完成品の帽子体1は、隣接する縫い代8、8同士を相互に縫合する ことによってほゞ釣鐘形状の帽子体1が完成する。そして、各袋体4内に図4の 仮想線で示す緩衝体5を差込んで嵌装し、外縁部9に形成された開口部の縫い代 11を縫合して袋体4内に緩衝体5を収納する。このとき同時にベルト体13が 縫着される。
【0024】 前記図4に示す実施形態では、表地体2と裏地体3をミシン等で縫製する場合 の説明であるが、本考案においては、縫合し、縫製する手段ばかりでなく各種の 接着剤等を利用して貼着し、または圧着することもでき、以下貼着または圧着す る場合の実施形態について説明する。 先ず、1枚の表地体2と裏地体3を重合し、所望数の袋体4を形成するために 所望の間隔を保って袋体4となる部分を除いて、表地体2と裏地体3とを貼着ま たは圧着する。この貼着または圧着されない長尺の先細のほゞ矩形状の部分が袋 体4となる。 図に示す実施形態では8個の袋体4を形成する場合を例示しているが、これに 限定されることなく、適宜所望数の袋体4を適宜得ることができる。
【0025】 前記一方の袋体4と他方の袋体4とに挟まれた二等辺三角形状の切欠部7は、 糊代8を残して切断除去される。と同時に表地体2と裏地体3の外周部を円形に 切断除去して外縁部9が形成される。この外縁部9の形成位置は、帽子体1の所 望のサイズに応じて表地体2と裏地体3の外周部を適宜除去して形成される。す なわち、大きいサイズの帽子体1を得たい場合には、頂部10の中心部から外縁 部9に至る径を大きくし、小さいサイズの帽子体1を得たい場合には、頂部10 の中心部から外縁部9に至る径を小さくすることによって、所望のサイズの帽子 体1を自在に得ることができる。
【0026】 前記のように袋体4の両サイドを糊代8を残して切断し、外縁部9を除去した 平板状の半完成品の帽子体1は、隣接する糊代8、8同士を相互に貼着または圧 着することによってほゞ釣鐘形状の帽子体1が完成する。そして、各袋体4内に 図4の仮想線で示す緩衝体5を差込んで嵌装し、外縁部9に形成された開口部の 糊代11を貼着または圧着して袋体4内に緩衝体5を収納する。このときベルト 体13が同時に貼着または圧着される。
【0027】 前記縫い代または糊代11を縫着、貼着または圧着するに際して、前記帽子体 1の下端内周にベルト体13が、縫着、貼着または圧着されている。このベルト 体13は、ゴム等を混編してなる伸縮性に富んだ素材、又は特殊弾性糸等を混編 してなる伸縮性に富んだ素材等から形成されている。このベルト体13を縫着、 貼着または圧着したことにより、8個の緩衝体5が相互に求心性を高めてまとま り易くなり、帽子体1を被ったときに頭部から脱落しにくくなる。
【0028】 前記帽子体1は、8個の袋体4が帽子体1にほゞ等間隔に形成されると共にこ の隣接する各袋体4、4間には、若干の距離を設けて溝状部14が設けられてい るため、人体の頭部に被った場合、この溝状部14が横方向に伸びるため、帽子 体1全体の伸縮度が大きく、大中小の人体の頭部のサイズに良く適合することが できる。
【0029】 この溝状部14が設けられていることにより、例えば、頭の大きな人が被る場 合には、この8ヵ所の溝状部14が横方向にそれぞれ自在に伸びて拡開するため 、容易に被ることができる。従って、本考案の衝撃吸収帽子1をフリーサイズと して造ることができ、大中小様々な頭部のサイズに容易に適合自在とすることが でき、提供者側及び使用者側双方にとって便利である。また、自分の衝撃吸収帽 子を他人に貸与することも可能となる。
【0030】 前記緩衝体5を嵌装してなる帽子体1は、それ自体でキャップ、すなわち衝撃 吸収帽子としてそのまま使用できるが、該帽子体1の外側にスキー帽、野球帽、 ゴルフ帽、登山帽その他の一般帽子またはヘルメット等を被覆して使用すること もでき、また前記緩衝体5は、軽量な素材より形成されているため、従来のヘル メットのように重くなく、従来のスキー帽、ゴルフ帽、野球帽、登山帽と同等の 何等の違和感を感じることなく快適に被ることができる。
【0031】 また、本考案の緩衝体5は、弾力性が有り、容易に型崩れしない素材より形成 されているため、転倒時の頭部への衝撃は極めて効果的に吸収され、従来のヘル メトと同等或いはそれ以上の頭部の保護効果を奏することができるものである。 更に本考案の緩衝体5は、人間の頭部形状に容易に合致するように柔軟な素材 から形成されているため、従来のヘルメットのように硬くなく、頭部形状によく フィットして馴染むことができるため、何等の違和感を感じることなく快適に被 ることができる。
【0032】 また、図に示す実施の形態では、前記緩衝体5が8個均等な間隔で設けられて いるが、この緩衝体5の設置数はこれに限定されることなく、4本でも良く、或 いは6本でも構わない。但し、あまり緩衝体5の設置数が少な過ぎると帽子とし ての丸みが出しにくくなり、一方、緩衝体5の設置数が多くなると衝撃吸収効果 が減退するおそれがあるため、自ずとその設置数は制限される。好ましくは、4 本以上8本以下が最適である。
【0033】 この緩衝体5の上端は、帽子体1の頂部10の近傍まで設けられているため、 この頂部10部分で頭部及び帽子体1内の通気性が良好となり、発汗性が緩和さ れている。また、該緩衝体5にも比較的小さな複数の通気孔12が設けられて、 帽子体1の側壁部全体が通気自在とされており、この通気孔12で頭部及び帽子 体1内の通気性が良好となり、発汗性が緩和されている。 更に、この緩衝体5を例えば、4個、6個、8個等の偶数個設けた場合には、 対角線状の緩衝体5同士を合せて、帽子体1を半分に折り畳むことも可能でり、 持ち運び及び収納に便利である。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の衝撃吸収帽子は、それ自体でキャップ、すなわ ち衝撃吸収帽子としてそのまま使用できるが、該帽子体の外側にスキー帽、野球 帽、ゴルフ帽、登山帽その他所望の一般帽子またはヘルメット等を被覆して使用 することもでき、また前記緩衝体5は、軽量な素材より形成されているため、従 来のヘルメットのように重くなく、従来のスキー帽、ゴルフ帽、野球帽、登山帽 と同等の何等の違和感を感じることなく快適に被ることができる。
【0035】 本考案の衝撃吸収帽子は、上記のように帽子体の外側にスキー帽、野球帽、ゴ ルフ帽、登山帽その他の一般帽子またはヘルメット等の所望の帽子を自在に被せ ることによって、従来のスキー帽等の所望の帽子と何等変らない外観を呈し、防 寒用或いはファッション用として着用することができるばかりでなく、弾力性に 富んだ緩衝材を内部に備えているため、従来のヘルメットと同様な頭部の防護的 な働きをし、転倒時の頭部への衝撃を効果的に吸収し、頭部を保護し事故を防止 することができるものである。
【0036】 また、本考案の緩衝体は、弾力性が有り、容易に型崩れしない素材より形成さ れているため、転倒時の頭部への衝撃は極めて効果的に吸収され、従来のヘルメ トと同等或いはそれ以上の頭部の保護効果を奏することができるものである。 更に本考案の緩衝体は、人間の頭部形状に容易に合致するように柔軟な素材か ら形成されているため、従来のヘルメットのように硬くなく、頭部形状によくフ ィットして馴染むことができるため、何等の違和感を感じることなく快適に被る ことができる。
【0037】 そして、スキー、スノーボード等において、転倒時の頭部への衝撃を効果的に 吸収して頭部を保護することができ、また、ゴルフ、野球、登山等においても頭 部への衝撃を効果的に吸収して頭部の防護を確実に行なうことができ、スキー、 スノーボード、ゴルフ、野球、自転車、登山等のスポーツに最適の帽子である。 更に本考案の衝撃吸収帽子の上にヘルメットを着用した場合には、より効果的 に頭部への衝撃を吸収し、頭部を保護することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態に係る衝撃吸収帽子を示す
正面図である。
【図2】図1に示す本考案の一実施形態に係る衝撃吸収
帽子の底面図である。
【図3】図2のA−A線の断面図である。
【図4】本考案の一実施形態に係る衝撃吸収帽子の製造
過程を示す展開図である。
【図5】本考案の一実施形態に係る衝撃吸収帽子の緩衝
体を示す正面図である。
【符号の説明】
1 帽子体 2 表地体 3 裏地体 4 袋体 5 緩衝体 6 縫目 7 切欠部 8 縫い代/糊代 9 外縁部 10 頂部 11 縫い代/糊代 12 通気孔 13 ベルト体 14 溝状部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性に富むと共に伸縮性に富んだ布地
    等の素材、ゴム等を混編してなる通気性に富むと共に伸
    縮性に富んだ素材、又は特殊弾性糸等を混編してなる通
    気性に富むと共に伸縮性に富んだ素材等からなる表地体
    と通気性に富むと共に伸縮性に富んだ布地等の素材、ゴ
    ム等を混編してなる通気性に富むと共に伸縮性に富んだ
    素材、又は特殊弾性糸等を混編してなる通気性に富むと
    共に伸縮性に富んだ素材等からなる裏地体とを縫合、貼
    着または圧着等の手段で人体の頭部の形状に合致するよ
    うにほゞ釣鐘形状の帽子体を形成し、前記表地体と前記
    裏地体で形成した帽子体のほゞ全面に複数の袋体をほゞ
    等間隔に形成し、スポンジその他の軽量で弾力性が有
    り、容易に型崩れせず、しかも人間の頭部形状に容易に
    合致するように柔軟な素材からなる複数個の緩衝体を前
    記袋体に嵌装し、前記緩衝体に複数の通気孔を設けて通
    気自在としたことを特徴とする衝撃吸収帽子。
  2. 【請求項2】 4個以上の袋体を帽子体にほゞ等間隔に
    形成すると共にこの隣接する各袋体間に若干の距離を設
    けて帽子体を伸縮自在とし、大中小の人体の頭部のサイ
    ズに適合自在とし、前記袋体を縦長で上方に行くに従っ
    て幅狭となるように形成したことを特徴とする請求項1
    記載の衝撃吸収帽子。
  3. 【請求項3】 帽子体の頂部を除いてそのほゞ全面に袋
    体を形成し、前記帽子体の下端内周にゴム等を混編して
    なる伸縮性に富んだ素材、又は特殊弾性糸等を混編して
    なる伸縮性に富んだ素材等からなるベルト体を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の衝撃吸収帽子。
  4. 【請求項4】 前記緩衝体を嵌装してなる帽子体の外側
    にスキー帽、野球帽、ゴルフ帽、その他の一般帽子また
    はヘルメット等を被覆したことを特徴とする請求項1、
    2または3記載の衝撃吸収帽子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019167655A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 株式会社リード 帽子、帽子用クッション部材、および帽子製造方法

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