JP3028164U - 突起付き鍋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】少量の油や水等鍋の内面底部全体に容易に流す
ことができる、又、一体の鍋で、焼き物、煮物、蒸し
物、揚げ物、ゆで物ができる鍋を提供する。 【構成】本体（１）の内面底部（２）に多くの半円球の
突起（３）を設け、立上がり（４）を高くし、その鍋の
サイド対称にハンドル（５）を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、焼き物、蒸し物、煮物、揚げ物、ゆで物をする際に使用する突起 付き鍋、特に、焼き物、蒸し物をする際の半円球の突起の機能に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、直線的な凹凸が内面底部に横一列に並べられた形の焼き物専用の鍋があ った。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、従来の技術記載の焼き物専用の鍋は、食材に焼き目を付けてさらに 食材の下に水やたれが通るようにするためにつくった。 これは次のような欠点があった。 （イ）油や味つけのたれを鍋の内面全体に広げるのが難しかった。 （ロ）焼き物専用であり、他に用途が無かった。 （ハ）蒸し物をする際、市販で売られている物、又は、付属品が必要であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本体（１）の内面底部（２）に多くの半円球の突起（３）を設け、立上がり（ ４）高くしたことを特徴とした突起付き鍋である。

【０００５】

【作用】

本考案の請求項１記載の鍋の本体（１）の内面底部（２）に半円球の突起（３ ）を設けたことにより焼き物が容易にでき、内面底部（２）から半円球の突起（ ３）の頂点以下まで水を入れ、その上に食材（６）をおき、蓋をかぶせて加熱す ると容易な蒸し物ができる。又、本考案の請求項２記載の鍋の立上がり（４）を 高くしたことにより、煮物、揚げ物、ゆで物もできる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例をのべる。 （イ）鍋の本体（１）の内面低部（２）に高さ２ｍｍ以上の半円球の突起（３） を図１のように設ける。 （ロ）鍋の立上がり（４）の高さを上げ、煮物ができる程度の深さにする。 （ハ）その鍋のサイド対称にハンドル（５）をつける。 本考案は、以上の構成よりなっている。 本考案は、次のように使用される。 焼き物をする時は、食材に依って異なるが食材を乗せる前に鍋の本体（１）を ある程度熱してからたれを流し込み食材（６）を乗せ調理する。 餃子の場合、油を薄く敷き、焦げ目をつけてから水を半円球の突起（３）ひた ひたまで入れ、蓋をして水が無くなる程度まで焼く。 その他の焼き物は、味付けをしてそのまま突起部に乗せて調理する。 蒸し物をする時は、水を半円球の突起（３）ひたひたまで入れ、皿等容器に食 材をのせてそれを半円球の突起（３）に乗せて調理する。又、アルミ箔を容器状 にして食材を包んで蒸す調理法もある。 煮物をする時は、深さがあるので、おでん他鍋物類の調理が容易にできる。

【０００７】

【考案の効果】

半円球の突起上に食材を乗せると鍋の内面底部と食材との間に空間ができ、水 又はたれを敷いた時に食材にまんべんなく浸透する。 煮物をする時等、半円球の突起である為、へら、お玉等使用しても引っ掛かり 等の心配がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の断面図

【図３】本考案の使用状態を示す断面図

【符号の説明】

１ 鍋の本体 ２ 内面底部 ３ 半円球の突起 ４ 立上がり ５ ハンドル ６ 食材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】鍋の本体（１）の内面底部（２）に高さ２
   ｍｍ以上の半円球の突起（３）を設けたことを特徴とす
   る突起付き鍋
2. 【請求項２】鍋の立上がり（４）の高さを上げ、煮物が
   できる程度の深さから成る本体（１）に特徴とする前記
   請求項１を設けた突起付き鍋