JP3027883U - 遊技機における当り表示機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は遊技機の入賞穴に入賞した入賞
玉によって設定された獲得玉を遊技者に提供するための
表示を画期的に変革させる遊技機を提供するものであ
る。 【構成】本考案は構成は、遊技機の盤面に配設された入
賞穴と、入賞穴を通過する入賞玉を検知する検知手段
と、検知手段と電気的に接続され検知によって予め設定
された当りによる獲得玉を遊技者に提供する遊技機の当
り表示において、遊技機の盤面へ同心状に配設された三
輪の環状部と、夫々の環状部へ等間隔に複数且つ同数の
ＬＥＤを配設した点滅表示部とを具備したものであり、
更に、夫々の環状部へ等間隔に複数且つ同数の点灯時に
色彩が変化するＬＥＤを配設した点滅表示部とを具備し
たものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、パチンコ産業における新規の遊技機に関するものであり、詳細には 、遊技機の入賞玉によって予め設定された当りによる獲得玉を遊技者に提供する ための表示機構に関するものである。

【０００２】

【従来技術】

近年、パチンコ産業は老若男女誰でもが手軽にゲームできるために、各店共に 大変混雑して繁栄の一途を辿り、各自が夫々パチンコゲームを楽しんでいる現状 である。

【０００３】

【解決しようとする課題】

然し乍、一部のパチンコファンは従来の遊技機の入賞玉による獲得玉の遊技者 への提供機構にマンネリ化を感じており、一方、遊技機の各メーカーはお客が何 時も新鮮な感覚でゲームに興じられるように新しいルールによる獲得玉の提供機 構の開発に凌ぎを削っている実情であるが、複雑な機構を開発すればコストがか かり、又、一部の熱狂的なファン意外はルールが理解できず、更に、趣向を凝ら した誰でもが容易に理解できる新規の入賞玉が入賞することによって獲得玉を遊 技者に提供するための表示機構を備えた遊技機の具現が切望されている。

【０００４】 更に、従来、回動する三輪の環状部を備えた入賞部を組み込んだ遊技機も既に 開発され用いられているが、何れも前後方向に回転するように組み込まれている ため、窓穴から２乃至３個の区画部しか目視できず、環状部の全体が何のような 配列に成っているのかが判らず、不快感を感じる人も多かった。

【０００５】

【課題を解決する手段】

本考案は前述の課題に鑑みて、遊技機の盤面に配設された入賞穴と、入賞穴を 通過する入賞玉を検知する検知手段と、検知手段と電気的に接続され検知によっ て予め設定された当りによる獲得玉を遊技者に提供する遊技機の当り表示におい て、遊技機の盤面へ同心状に配設された三輪の環状部と、夫々の環状部へ等間隔 に複数且つ同数のＬＥＤを配設した点滅表示部とを具備したものである。

【０００６】 更に、遊技機の盤面に配設された入賞穴と、入賞穴を通過する入賞玉を検知す る検知手段と、検知手段と電気的に接続され検知によって予め設定された当りに よる獲得玉を遊技者に提供する遊技機の当り表示において、遊技機の盤面へ同心 状に配設された三輪の環状部と、夫々の環状部へ等間隔に複数且つ同数の点灯時 に色彩が変化するＬＥＤを配設した点滅表示部とを具備したものである。

【０００７】 従って、本考案の目的は遊技機の入賞穴に入賞した入賞玉によって設定された 獲得玉を遊技者に提供するための表示を画期的に変革させる遊技機を提供するも のである。

【０００８】

【作用】

本考案の遊技機における当りの表示機構は、遊技機の盤面へ同心状に配設され た三輪の環状部と、該夫々の環状部へ等間隔に複数且つ同数のＬＥＤを配設され た点滅表示部とを具備したもので、その点滅表示部の点灯又は消灯によって表示 するものであり、又、点滅表示部の点灯時の色彩の変化によって表示するもので あり、つまり、内側輪と中間輪と外側輪との三輪の夫々の環状部に配設された複 数且つ同数のＬＥＤの点滅表示部の点灯表示又は消灯表示、又は、色彩の変化に よって、遊技機の獲得玉を遊技者へ提供するための表示するものである。

【０００９】

【実施例】

斯る目的を達成した本考案の遊技機を実施例の図面によって説明する。

【００１０】 図１は本考案の遊技機における当り表示機構の第１実施例の説明図であり、図 ２は本考案の遊技機における当り表示機構の第２実施例の説明図であり、図３は 本考案の遊技機における当り表示機構の第３実施例の説明図であり、図４は本考 案の遊技機における当り表示機構の第４実施例の説明図である。

【００１１】 本考案は、パチンコ産業における新規の遊技機に関するものであり、詳細には 、遊技機の入賞玉によって予め設定された当りによる獲得玉を遊技者に提供する ための表示機構に関するものであり、遊技機の盤面に配設された入賞穴と、該入 賞穴を通過する入賞玉を検知する検知手段と、該検知手段と電気的に接続され検 知によって予め設定された当りによる獲得玉を遊技者に提供する遊技機の当り表 示において、遊技機の盤面へ同心状に配設された三輪の環状部１と、該夫々の環 状部１へ等間隔に複数且つ同数のＬＥＤを配設された点滅表示部２とを具備した ものである。

【００１２】 更に、遊技機の盤面に配設された入賞穴と、該入賞穴を通過する入賞玉を検知 する検知手段と、該検知手段と電気的に接続され検知によって予め設定された当 りによる獲得玉を遊技者に提供する遊技機の当り表示において、遊技機の盤面へ 同心状に配設された三輪の環状部１と、該夫々の環状部１へ等間隔に複数且つ同 数の点灯時に色彩が変化するＬＥＤを配設した点滅表示部２とを具備したもので ある。

【００１３】 通常、パチンコ店は「シマ」と称される通路で区切られた囲体と景品交換所等 から成っており、該囲体の両面或いは片面へは複数の遊技機が並列状に嵌め込ま れるように垂直に装着されているものである。

【００１４】 遊技機は垂直に立設された盤面に設けられた複数の入賞穴と一つのアウト穴と 多数打ち付けられた釘とから成り、盤面の遊技者と面する側は板硝子で覆ってあ り、更に、下方へは獲得玉の受皿を設け、該受皿の更に下方へは下段獲得玉皿と 、遊技玉を発射する発射ハンドルを備えているものである。

【００１５】 本考案は以上のように構成されている通常の遊技機で遊技者は現金又はプリペ ードカードによって遊技玉を借りて受皿に入れて、発射ハンドルを回動させ、遊 技玉を弾いてゲームをするものである。

【００１６】 そして、大半の遊技玉はアウト穴によって遊技店側に回収されるが、一部の遊 技玉が入賞穴に入賞することによって、遊技者は「当り」「中当り」「大当り」 等の設定された倍率によって獲得玉を獲得するものである。

【００１７】 本考案では、遊技玉が入賞穴（図示しない）を通過して入賞すると、該入賞玉 を検知するために検知手段を設けているものであり、該検知手段は非接触センサ ー、マイクロスイッチ等を用いて入賞玉の通過を検知するものである。

【００１８】 前記検知手段で入賞玉の通過を検知手段により検知すると予めコンピュータ（ 図示しない）によって設定された数量の獲得玉を遊技者に提供するものである。

【００１９】 そして、三輪の環状部１は遊技機の盤面の略中央に目視可能な状態で配設され ており、遊技者が環状部の全体を目視できるように垂直の盤面と平行、或いは、 若干上方又は下方に傾斜を設けて目視し易い状態で配設されているものである。

【００２０】 次に、複数の点滅表示部２は点滅するＬＥＤ、又は、色彩の変化するＬＥＤを 三輪の環状部１へ等間隔を有して２乃至ｎ個且つ同数を配設しているものである 。

【００２１】 本考案の図１に図示する第１実施例の点滅表示部２は、内側輪１ａ、中間輪１ ｂ、外側輪１ｃとの三輪の環状部１へ夫々上下左右に等間隔を有して４個宛配設 しているものであり、例えば、夫々の点滅表示部をランダムに点滅させておき、 点滅を停止したとき、図示するように夫々の上方に位置する点滅表示部が三輪の 環状部の同一位置へ揃って点灯している場合は「大当り」等の点灯表示２ａと成 り、予め設定された多数の獲得玉を遊技者に提供する表示と成るものである。

【００２２】 前記点灯表示２ａは入賞穴を入賞玉が通過したことを検知手段で検知して、予 めコンピュータによって設定された多数の獲得玉を遊技者へ提供するための表示 をするもので、開閉板又は開閉羽根等が開口するものである。

【００２３】 更には、図２に図示する第２実施例の点滅表示部２は、内側輪１ａ、中間輪１ ｂ、外側輪１ｃとの三輪の環状部１に夫々上下左右と夫々のその間に等間隔を有 して８個宛配設しているものであり、同一位置の環状部１の点滅表示部２が点灯 表示２ａした場合「当り」とし、同一位置の二箇所の点滅表示部２が点灯表示２ ａした場合「中当り」とし、更に、同一位置の三箇所の点滅表示部２が点灯表示 ２ａした場合「大当り」として倍率を変動させた表示をすることもできるもので ある。

【００２４】 加えて、点滅表示部２を点灯時に２乃至３色に色彩の変化するＬＥＤを用いる ことによって、図３に図示する第３実施例の如く、内側輪１ａ、中間輪１ｂ、外 側輪１ｃとの三輪の環状部１へ夫々上下左右に等間隔を有して４個宛配設しても 、前述の点滅のみの表示機構より、複雑な表示をできるものであり、夫々の色彩 に倍率を設定することにより、Ａ色の点灯表示２Ａは「当り」、Ｂ色の点灯表示 ２Ｂは「中当り」、Ｃ色の点灯表示２Ｃは「大当り」等の表示をすることができ るものである。

【００２５】 更に、図４に図示する第４実施例では点滅表示部２を点灯時に色彩の変化する ＬＥＤを用い、内側輪１ａ、中間輪１ｂ、外側輪１ｃとの三輪の環状部１へ夫々 上下左右に等間隔を有して８個宛配設しているものであり、Ａ色の点灯表示２Ａ 、Ｂ色の点灯表示２Ｂ、Ｃ色点灯表示２Ｃと３色に点灯時色彩を変化させること にり、より多数の「当り」「中当り」「大当り」等の倍率を設定して点灯できる ものである。

【００２６】

【考案の効果】

本考案の遊技機における当り表示機構は、内側輪、中間輪、外側輪との三輪の 環状部と、該夫々の環状部に配設した点滅するＬＥＤ、又は、点灯時色彩の変化 するＬＥＤを等間隔に複数且つ同数配設したことにより、入賞穴に入賞した遊技 玉による獲得玉の遊技者へ提供する表示機構を多彩に表示できるものであり、遊 技機の予め設定された獲得玉の遊技者への提供の表示が初心者でも容易に理解で きると共に、ＬＥＤを用いることができるので廉価に提供することを可能とする ものであり、従来の遊技機の表示に無い新規の表示機構を提供するもので、画期 的な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本考案の遊技機における当り表示機構の
第１実施例の説明図である。

【図２】図２は本考案の遊技機における当り表示機構の
第２実施例の説明図である。

【図３】図３は本考案の遊技機における当り表示機構の
第３実施例の説明図である。

【図４】図４は本考案の遊技機における当り表示機構の
第４実施例の説明図である。

【符号の説明】

１ 環状部 １ａ 内側輪 １ｂ 中間輪 １ｃ 外側輪 ２ 点滅表示部 ２ａ 点灯表示 ２Ａ Ａ色の点灯表示 ２Ｂ Ｂ色の点灯表示 ２Ｃ Ｃ色の点灯表示

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技機の盤面に配設された入賞穴と、該入
   賞穴を通過する入賞玉を検知する検知手段と、該検知手
   段と電気的に接続され検知によって予め設定された当り
   による獲得玉を遊技者に提供する遊技機の当り表示にお
   いて、遊技機の盤面へ同心状に配設された三輪の環状部
   と、該夫々の環状部へ等間隔に複数且つ同数のＬＥＤを
   配設した点滅表示部とを具備したことを特徴とする遊技
   機における当り表示機構。
2. 【請求項２】遊技機の盤面に配設された入賞穴と、該入
   賞穴を通過する入賞玉を検知する検知手段と、該検知手
   段と電気的に接続され検知によって予め設定された当り
   による獲得玉を遊技者に提供する遊技機の当り表示にお
   いて、遊技機の盤面へ同心状に配設された三輪の環状部
   と、該夫々の環状部へ等間隔に複数且つ同数の点灯時に
   色彩が変化するＬＥＤを配設した点滅表示部とを具備し
   たことを特徴とする遊技機における当り表示機構。