JP3027758U - ウインドガラス用貼付フィルム - Google Patents

ウインドガラス用貼付フィルム

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JP3027758U
JP3027758U JP1996001291U JP129196U JP3027758U JP 3027758 U JP3027758 U JP 3027758U JP 1996001291 U JP1996001291 U JP 1996001291U JP 129196 U JP129196 U JP 129196U JP 3027758 U JP3027758 U JP 3027758U
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JP
Japan
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outside
adhesive layer
wind glass
film base
film
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JP1996001291U
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Inventor
龍二郎 星
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株式会社新星
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貼付した際の内外からの可視透可率を異なら
しめ、内側から外部のものを見る場合には明瞭に視認で
きる反面、外部からは内側が明瞭には見えないように
し、また外部における熱の反射効率、紫外線、赤外線等
のカット率を向上させて内側への外部光の侵入等を低減
できるようにする。 【解決手段】 自動車等のウインドガラスG面内側に貼
付可能にするフィルムベース1を、フィルム基材1A面
に溶剤染色による顔料コーティング層1Bを設けて形成
する。このフィルムベース1の一側面に、微粉末状にし
た金属粉3を分散混入した粘着剤層2を形成し、粘着剤
層2の表面には剥離フィルム4を剥離自在にして貼着す
る。またフィルムベース1の他側面には耐候性、対衝撃
性等のための高硬度のハードコート層5を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、自動車のリヤウインドガラス、サイドウインドガラスや建築物の 窓ガラス等に貼付するウインドガラス用貼付フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内への紫外線等の反射除去その他のためのウインドフィルムは、ベースと成 る透明な合成樹脂フィルムに粘着剤と剥離フィルムとを積層構造として設けて成 り、これを自動車のリヤウインドガラス、サイドウインドガラスや建築物の窓ガ ラス等に例えば内側から貼付している。この場合、一般向けでは貼設作業が容易 なハードコート層無しのものが主流として提供されており、また、専門施工業者 向けではハードコート層付きのものが主流として提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この種の従来のウインドフィルムは、ウインドガラス内外での可視透可率、外 部から内部に透可される紫外線、赤外線等のカット率等を考慮してその色彩、明 度その他が設定されており、表裏のいずれから見ても同一の可視透可率等を有し ているものである。ただ例えば自動車のウインドガラスに貼付使用する場合に、 自動車内側から外部を見る場合と外部から内側を見る場合とで可視透可率の程度 に差があることが望ましいものである。すなわち自動車内側から外部を見る場合 には外部のものを十分に確認できる程度に明瞭であることが要求される反面、外 部から内側を見る場合には内側のプライバー保護の観点からも明瞭に見えること は要求されないものである。
【0004】 ところが従来のウインドフィルムは上記したようにウインドガラス内外のいず れから見ても同一の可視透可率等にならざるを得ないものであるから、外部のも のの明瞭な視認を重要視すれば可視透可率が大きくなって内側のプライバーの保 護が無視されることになる。逆に内側のプライバーを十分に保護するように可視 透可率を小さくすると外部のものの視認が困難となり、場合によっては交通事故 を招来する虞れも十分にある。
【0005】 そこで、この考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、 ウインドガラスに貼付した際の内外からの可視透可率を異ならしめ、内側から外 部のものを見る場合には明瞭に視認できる反面、外部からは内側が明瞭には見え ないようにし、また外部における熱の反射効率、紫外線、赤外線等のカット率を 向上させて内側への外部光の侵入等を低減できるようにしたウインドガラス用貼 付フィルムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、この考案にあっては、フィルムベース1面に形 成した粘着剤層2によってウインドガラスG面に貼付されるものにおいて、粘着 剤層2内に微粉末状の金属粉3を分散混入したことを特徴とする。 フィルムベース1はウインドガラスGの内側面に貼付されるものとして、また 金属粉3には着色処理が施されるものとして構成することができる。
【0007】 以上のように構成されたこの考案に係るウインドガラス用貼付フィルムにあっ て、粘着剤層2はフィルムベース1をウインドガラスG面に貼付固定させ、ウイ ンドガラスG面に貼付された状態にあって粘着剤層2内に分散混入の金属粉3は ウインドガラスG内外における透可率、反射率を異ならしめる。 ウインドガラスG外部から内側への外部光はウインドガラスGを透可するも、 粘着剤層2内の金属粉3が外部光を乱反射させて反射効率を向上させ、内側への 透可率を減少させて熱線等を例えば自動車内に入れない。またその乱反射作用は 内側に対する透可率の減少と相俟ち内側の様子を見にくくさせる。 フィルムベース1が貼付されるウインドガラスGの内側から外部を見る場合、 粘着剤層2内の金属粉3は見えず、外部の様子、景色等をすっきりと見させ、例 えば自動車運転における視界を阻害させない。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照してこの考案の実施の形態を説明するに、図において示され る符号1は例えばポリエステルフィルム等の半透明または透明な合成樹脂フィル ムから成るフィルムベースであり、このフィルムベース1には染色法、コーティ ング法その他によって適宜な色彩が付与されており、これの厚さは例えば25〜 38μ程度のものとしてある。図例にあってはコーティング法によって形成され た場合のものが示されており、フィルム基材1A面に溶剤染色による顔料コーテ ィング層1Bを形成したものである。
【0009】 このフィルムベース1の一側面には例えば自動車のウインドガラスG面に貼付 するための粘着剤層2が形成されており、粘着剤層2表面には剥離自在にした厚 さが約38μ程度の剥離フィルム4が貼着されている。また粘着剤層2内には微 粉末状にした金属粉3を分散混入してあり、ウインドガラスG面に貼付されたと きのウインドガラスGを透可した外部光を乱反射させてガンメタリック風な柄の 印象を看者に与えるようになっている。粘着剤層2内への金属粉3の分散混入に 際し、その多少によってウインドガラスGへの貼付使用後における透可率、反射 率等の程度の調整を可能にすることができ、その着色は例えば金、銀、赤、青、 緑、紫、黒等の種々な色彩のものとすることができる。
【0010】 この金属粉3は粒度が例えば35〜500メッシュ(28〜447μ)程度で 着色可能な保護層によって取り囲まれていることで種々なカラフルな色彩の付与 が可能なカラー金属光沢が得られるものとなっている。例えば京都市在の尾池工 業株式会社が製造する「エルジー」と称される金属粉物質が使用されるもので、 これは真空蒸着法の応用によって製造され、金属蒸着特有の鮮明な光輝性を有す る片状粉末であり、比重が小さくて粘着剤層2内に混入するも沈降、凝集がほと んどなく、分散性、安定性がよいものである。更には保護層で覆われるために酸 、アルカリその他の腐食性雰囲気、溶液に対し強い抵抗性をもち、光輝性が長く 持続し、トルエン、キシレン、n−ブチルアルコール、アセトン、MEK、MI BK、酢酸エチル、シクロヘキサノンその他の大部分の溶剤に耐え、粉末状態で 180℃、30分のテストで光沢変化はなくウェザーメータのテスト200〜5 00hrsでの変退色はないものである。
【0011】 なお金属粉3の粘着剤層2中への分散混入は粘着剤層2の全面に亙る必要はな く、ガンメタリック風な柄として必要とする部位のみでもよく、例えば文字、図 形風な象りその他を形成することも可能である。
【0012】 またフィルムベース1の他側面には耐候性、対衝撃性等のための高硬度のハー ドコート層5を形成してあり、フィルムベース1表面に対する外部からの衝撃そ の他に対する保護が図れるようにしてある。
【0013】 次にこれの使用の一例を説明すると、例えば自動車におけるウインドガラスG の内側面に貼付するもので、剥離フィルム4を剥離することで露出させた粘着剤 層2によってウインドガラスG面に粘着貼付する。貼付に際しウインドガラスG 面と粘着剤層2面との間に気泡が残らないように押圧しながら行ない、ウインド ガラスGからのはみ出し部分であるバリ等はカッター等によって切断除去し、ま たウインドガラスGの三次元曲面に沿って適宜分割したり、ウインドガラスG形 状に予め象った型紙等を使用して1枚物としたりして貼付する。
【0014】
【考案の効果】
この考案は以上のように構成されているため、ウインドガラスGに貼付した際 にはウインドガラスGとフィルムベース1との間に存在する粘着剤層2内に分散 混入した金属粉3が内外からの可視透可率を異ならしめており、外部における熱 の反射効率、紫外線、赤外線等のカット率を向上させて内側への外部光の侵入等 を低減できるようにし、また内側から外部のものを見る場合には明瞭に視認でき る反面、外部からは内側が明瞭には見えないようにすることができる。
【0015】 すなわちこれはこの考案において、フィルムベース1面に形成した粘着剤層2 によってウインドガラスG面に貼付されるものにおいて、粘着剤層2内に微粉末 状の金属粉3を分散混入したからであり、これによって金属粉3を直接的に見る 粘着剤層2側から外部光が入射する場合にはその反射によって透可率を低減させ るのであり、逆に金属粉3を間接的に見るフィルムベース1側から光が入射する 場合には全く反射せず、そのままの透可率を維持したものとさせるのである。
【0016】 また金属粉3は予め粘着剤層2内に分散混入してあるから、粘着剤層2によっ てウインドガラスG面に貼付するのみでよく、ウインドガラスGの内側面に貼付 することで、外部からは内側を見るのを困難なものとして内側のプライバシー等 を十分に確保できるのである。その反面、内側から外部を見る場合には外部の様 子、景色等をすっきりと明瞭な状態で見ることができ、例えば自動車運転におけ る外部視界を阻害することがなく、安全である。
【0017】 粘着剤層2内の金属粉3が外部からの入射光を乱反射させるから反射効率が向 上し、内部への透可率を減少させて太陽光等による熱線等を例えば自動車内に入 れないものであり、例えば夏季における冷房効率を向上させて省エネルギーに大 きく寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の一形態における断面図であ
る。
【図2】同じく一部の斜視図であり、その(A)は貼付
したときのウインドガラスの内側であるフィルムベース
側から見たもの、(B)は同じくウインドガラスの外部
側である粘着剤層側から見たものである。
【図3】同じく自動車のウインドガラスに貼付した状態
で車外側から見た自動車の斜視図である。
【符号の説明】
G…ウインドガラス 1…フィルムベース 1A…フィルム
基材 1B…顔料コーティング層 3…金属粉 4…剥離フィルム 5…ハードコー
ト層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムベース面に形成した粘着剤層に
    よってウインドガラスに貼付されるウインドガラス用貼
    付フィルムにおいて、粘着剤層内に微粉末状の金属粉を
    分散混入したことを特徴とするウインドガラス用貼付フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 フィルムベースはウインドガラスの内側
    面に貼付されるものとしてある請求項1記載のウインド
    ガラス用貼付フィルム。
  3. 【請求項3】 金属粉には着色処理が施されるものとし
    てある請求項1または2記載のウインドガラス用貼付フ
    ィルム。
  4. 【請求項4】 フィルムベース面に形成した粘着剤層に
    よってウインドガラスの内側面に貼付されるウインドガ
    ラス用貼付フィルムにおいて、粘着剤層内に微粉末状の
    金属粉を分散混入したことを特徴とするウインドガラス
    用貼付フィルム。
JP1996001291U 1996-02-08 1996-02-08 ウインドガラス用貼付フィルム Expired - Lifetime JP3027758U (ja)

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