JP3027723B2 - カバー材取付構造 - Google Patents

カバー材取付構造

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JP3027723B2
JP3027723B2 JP9041780A JP4178097A JP3027723B2 JP 3027723 B2 JP3027723 B2 JP 3027723B2 JP 9041780 A JP9041780 A JP 9041780A JP 4178097 A JP4178097 A JP 4178097A JP 3027723 B2 JP3027723 B2 JP 3027723B2
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諭 田中
稔 河田
武彦 松田
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の外装材
の下端部を覆うカバー材の取付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、基礎見切り等のカバー材の取付構
造においては、図5に示すように、外壁パネル50の下
端に配置されたフレーム51にカバー材52の上端を取
付けている。この場合、フレーム51は断面略h形でそ
の垂下した取付部51aに下穴を開けてこれにカバー材
52の上端をビス53で固定し、その後、水密性を保持
するために外壁パネル50との間にコーキング材54を
設けている。コーキング処理の後、カバー材52と基礎
55との水密性を保持しつつ、基礎面化粧仕上げを行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カバー材取付構造では、外壁パネル50のフレーム51
に下穴を開ける必要がある。また、コーキング処理では
マスキング(コーキング前処理)を行ってからコーキン
グ打設するため工数が多くなり、施工性が低下するとい
う問題があった。
【0004】したがって、この発明の目的は、施工性の
向上を図り、かつ水密性を確保することができるカバー
取付構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のカバー材
取付構造は、建築物の外壁の下端が取り付け基体に支持
され、前記外壁の外装材の下端に配置されて外壁下側を
覆うカバー材の取付構造であって、前記カバー材は、前
記取り付け基体に当接可能な鉛直部の上端に下向きに傾
斜した取り付け面が連設され、この取り付け面の上端に
連設される上側部分の外壁側の端縁部に弾性体を取付け
た構成とし、前記鉛直部を前記取り付け基体に当接させ
て前記取り付け面に直交するように固着具を斜め上向き
に貫通させることで、前記カバー材の上側部分の外壁側
の端縁部と前記外装材の下端面間で前記弾性体を一定の
圧力で圧縮した状態で前記カバー材を前記取り付け基体
に固着したことを特徴とする。このように、カバー材
は、取り付け基体に当接可能な鉛直部の上端に下向きに
傾斜した取り付け面が連設され、この取り付け面の上端
に連設される上側部分の外壁側の端縁部に弾性体を取付
けた構成とし、鉛直部を取り付け基体に当接させて取り
付け面に直交するように固着具を貫通させることでカバ
ー材を取り付け基体に固着したので、固着具は斜め上方
向きとなりその角度は一定となる。そのため、カバー材
の上側部分の外壁側の端縁部(カバー材の上端部)と外
装材の下端面間で弾性体を一定の圧力で圧縮することが
でき水密性が確保される。また、カバー材に下向きに傾
斜した取り付け面に貫通した固着具によりカバー材を取
り付け基体に固着するため、カバー材を斜め上方向きの
固着具によりカバー材を取り付け基体に固着するため、
カバー材を斜め上方向きの固着具により取り付ける作業
が熟練を要することなく、能率的に行える。また、固着
具による貫通孔が、下向きに傾斜した取り付け面に形成
されるため、この貫通孔からから雨水等の浸入が妨げ
る。
【0006】
【0007】請求項記載のカバー材取付構造は、請求
において、建築物の外装材が外壁板であって、カバ
ー材が基礎の外面上端を覆う水切りカバーである。これ
により、基礎の外面上端を覆うカバー材の取り付けが簡
単確実に行える。また、カバー材の上端部と外壁板の下
端面間に弾性体を介在した状態で、カバー材を斜め上方
向きの固着具により取り付け基体に固着するため、弾性
体がカバー材の上端部と外壁板の下端面間で所定の圧力
で圧縮され水密性が確保される。このため、建築物の外
壁板下部と基礎の間から雨水の浸入を防ぐことができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態のカバー材
取付構造を図1ないし図4に基づいて説明する。図1は
この発明の実施の形態のカバー材取付構造の断面側面図
である。1は建築物の外周に建て込まれた外壁パネルで
あり、枠体2の表面に外装材3が貼着してある。外装材
3は化粧コンクリート板等の外壁板であり、その下端部
がカバー材4で覆われている。
【0009】カバー材4は、基礎5の外面上端を覆う水
切りカバーであり、合成樹脂またはアルミニウム等の押
出成形により図1に示すような屈曲した形状にしてあ
る。この際、カバー材4の上端に上向きに開口した溝形
の取付部7が形成され、これにゴム等の弾性体6がはみ
出るように嵌合される。また、カバー材4の中間部に下
向きに傾斜した取り付け面8が形成される。この取り付
け面8に直交するように木ねじ等の固着具17が貫通す
る。また、取り付け面8の下端は鉛直部9に連続し、上
端は固着具17の軸心の傾斜と略同勾配の傾斜部10に
連続する。この場合、傾斜部10の屋内側の端縁部10
aは取り付け面8より鉛直部9に対応する位置まで突出
させてある。また、傾斜部10を含むカバー材4の上側
部分の外壁側の端縁部に上記取付部7が位置する。
【0010】一方、外壁パネル1は、基礎5に埋設した
アンカーボルト12により固定された土台金物13によ
り下地材14を介して支持される。この下地材14はカ
バー材4の取り付け基体となる。取付状態では、外壁パ
ネル1の枠体2、下地材14および土台金物13を外面
において面一となるように配置してボルト15で一体に
固定するとともに、外装材3と枠体2の下枠2aとの間
に防水シート16の上端を挟み込んで下地材14から土
台金物13にかけて垂下する。
【0011】そして、図2および図3に示すように、外
装材3と基礎5との間にカバー材4を長手方向に沿って
配置して下地材14にねじ止めする。このとき、カバー
材4の上端にある弾性体6を外装材3の下端面に当接さ
せ、カバー材4の鉛直部9を下地材14と土台金物13
の外面に防水シート16を介して当接した状態で、取り
付け面8から下地材14にかけて固着具17をねじ込み
固定する。取り付け面8は下向きに傾斜しているので、
取り付け面8に直交して貫通する固着具17は、斜め上
方向きとなりその角度は一定になる。そのため、弾性体
6がカバー材4の上端部と外装材3の下端面間で一定の
圧力で圧縮され所定の水密性が確保される。また、傾斜
部10の勾配を固着具17の角度と略等しくなるように
設定してあるのでねじ止めの際に傾斜部10を案内にす
ることができるとともに、その端縁部10aが下地材1
4にて支持されるので固着具17により力を受けても取
り付け面8の傾斜が保持される。
【0012】また、カバー材4は外装材3または基礎5
の長さに対応するように設定しておけばよいが、その長
さに応じて図2に示すようにジョイント部材18で連結
することもできる。また、カバー材4で外面上端が覆わ
れた基礎5は工場で予め製造されたPC(プレキャスト
コンクリート)基礎である。図4は上記のように構成さ
れたカバー材取付構造を備えた建築物の1階外壁周辺の
構造を示し、基礎5の上面に固定した床受け金物20に
1階床パネル20が支持され、胴差し21に2階床パネ
ル22が支持される。23は1階天井パネル、24はバ
ルコニーである。
【0013】以上のようにこの実施の形態によれば、カ
バー材4に下向きに傾斜した取り付け面8を形成し、こ
の取り付け面8に貫通した固着具17によりカバー材4
を下地材14に固着するため、固着具17の角度が一定
となり弾性体6がカバー材4の上端部と外装材3の下端
面間で一定の圧力で圧縮され所定の水密性が確保され
る。また、このように下向きに傾斜した取り付け面8に
貫通した固着具17によりカバー材4を下地材14に固
着するため、カバー材4を斜め上方向きの固着具17に
より取り付ける作業が熟練を要することなく、能率的に
行える。また、固着具17による貫通孔が、下向きに傾
斜した取り付け面8に形成されるため、この貫通孔から
雨水等の浸入が防げる。
【0014】なお、カバー材4が基礎見切りである場合
について示したが、建築物の外装材の下端を覆う全ての
カバーとして使用することができる。また、カバー材4
に傾斜部10を設けたがこの部分は水平にしてもよい。
さらに、固着具17の頭部を隠すために、傾斜部10に
連続する鉛直部26を下方に延出したひれを設けてもよ
い。また、カバー材4に取り付け面8を形成することに
より固着具17が容易に斜め上方向きとなり弾性体6を
圧縮することができるが、固着具17を斜め上方向きに
できれば、取り付け面8を設けなくてもよい。
【0015】
【発明の効果】この発明のカバー材取付構造によれば、
カバー材は、取り付け基体に当接可能な鉛直部の上端に
下向きに傾斜した取り付け面が連設され、この取り付け
面の上端に連設される上側部分の外壁側の端縁部に弾性
体を取付けた構成とし、鉛直部を取り付け基体に当接さ
せて取り付け面に直交するように固着具を貫通させるこ
とでカバー材を取り付け基体に固着したので、固着具は
斜め上方向きとなりその角度は一定となる。そのため、
カバー材の上側部分の外壁側の端縁部(カバー材の上端
部)と外装材の下端面間で弾性体を一定の圧力で圧縮す
ることができ水密性が確保される。また、カバー材に下
向きに傾斜した取り付け面に貫通した固着具によりカバ
ー材を取り付け基体に固着するため、カバー材を斜め上
方向きの固着具により取り付ける作業が熟練を要するこ
となく、能率的に行える。また、固着具による貫通孔
が、下向きに傾斜した取り付け面に形成されるため、こ
の貫通孔からから雨水等の浸入が防げる。
【0016】
【0017】請求項では、基礎の外面上端を覆うカバ
ー材の取り付けが簡単確実に行える。また、カバー材の
上端部と外壁板の下端面間に弾性体を介在した状態で、
カバー材を斜め上方向きの固着具により取り付け基体に
固着するため、弾性体がカバー材の上端部と外壁板の下
端面間で所定の圧力で圧縮され水密性が確保される。こ
のため、建築物の外壁板下部と基礎の間から雨水の浸入
を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のカバー材取付構造の断
面側面図である。
【図2】この発明の実施の形態におけるカバー材の取付
状態を示す正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】この発明の実施の形態のカバー材取付構造を備
えた建築物の1階外壁周辺の構造を示す断面図である。
【図5】従来例のカバー材取付構造の断面側面図であ
る。
【符号の説明】
1 外壁パネル 3 外装材 4 カバー材 5 基礎 6 弾性体 8 取り付け面 14 下地材(取り付け基体) 17 固着具
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−33607(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/62 - 1/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の外壁の下端が取り付け基体に支
    持され、前記外壁の外装材の下端に配置されて外壁下側
    覆うカバー材の取付構造であって、前記カバー材は、
    前記取り付け基体に当接可能な鉛直部の上端に下向きに
    傾斜した取り付け面が連設され、この取り付け面の上端
    に連設される上側部分の外壁側の端縁部に弾性体を取付
    けた構成とし、前記鉛直部を前記取り付け基体に当接さ
    せて前記取り付け面に直交するように固着具を斜め上向
    きに貫通させることで、前記カバー材の上側部分の外壁
    側の端縁部と前記外装材の下端面間で前記弾性体を一定
    の圧力で圧縮した状態で前記カバー材を前記取り付け基
    体に固着したことを特徴とするカバー材取付構造。
  2. 【請求項2】 建築物の外装材が外壁板であって、カバ
    ー材が基礎の外面上端を覆う水切りカバーである請求項
    1記載のカバー材取付構造。
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