JP3027453U - 鉄製管 - Google Patents
鉄製管Info
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- JP3027453U JP3027453U JP1996000269U JP26996U JP3027453U JP 3027453 U JP3027453 U JP 3027453U JP 1996000269 U JP1996000269 U JP 1996000269U JP 26996 U JP26996 U JP 26996U JP 3027453 U JP3027453 U JP 3027453U
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- tubular portion
- iron pipe
- pipe
- screw portion
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- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネジ部を有していても錆が生じない。
【解決手段】 鉄管4の筒部1の外表面1a、内表面1
b及びネジ部2の内表面2bに溶融亜鉛メッキ層5、6
を形成し、ネジ部2の外表面2aに電気亜鉛メッキ層9
を形成し、溶融亜鉛メッキ層5の外表面5aに、さらに
ナイロン等の樹脂コート層7を形成する。
b及びネジ部2の内表面2bに溶融亜鉛メッキ層5、6
を形成し、ネジ部2の外表面2aに電気亜鉛メッキ層9
を形成し、溶融亜鉛メッキ層5の外表面5aに、さらに
ナイロン等の樹脂コート層7を形成する。
Description
【0001】
この考案は、ガス、水道等の配管に使用されるニップル管に関する。
【0002】
従来、鉄製の管には、図7に示すように、長い筒部1の例えば両端にネジ部2 を形成しているニップル管がある。また、この種のニップル管は筒体が鉄製であ り、錆の発生を防ぐため図8に示すように、鉄管4の筒部1の外表面1aにナイ ロンコート層7を形成している。
【0003】
上記した従来の鉄製のニップル管では、筒部はナイロンコート層で被覆されて いるが、ネジ部は被覆されていず、鉄材がむき出しとなる。このむき出したネジ 部で、そのまま、例えば図9に示す継手11と接続すると、接続部の余ネジ部分 3が露出し、この余ネジ部分3に錆が発生するという問題があった。
【0004】 この考案は上記問題点に着目してなされたものであって、ネジ部を有していて も錆の生じない鉄製管を提供することを目的としている。
【0005】
この出願の実用新案登録請求の範囲の請求項1に係る鉄製管は、筒部と、ネジ 部とを有する鉄製のものにおいて、筒部の外表面に樹脂コート層を形成し、ネジ 部の外表面、内表面と筒部の内表面に電気亜鉛メッキ層を形成している。 また、請求項2に係る鉄製管は、筒部とネジ部とを有する鉄製のものにおいて 、筒部の外表面に溶融亜鉛メッキ層を形成し、この溶融亜鉛メッキ層の外表面に 樹脂コート層を形成し、ネジ部の外表面、内表面と筒部の内表面に電気亜鉛メッ キ層を形成している。
【0006】 また、請求項3に係る鉄製管は、鉄製の筒部とネジ部とを有するものにおいて 、筒部の外表面、内表面及びネジ部の内表面に溶融亜鉛メッキ層を形成し、前記 筒部の外表面の溶融亜鉛メッキ層の外表面にナイロンコート層を形成し、ネジ部 の外表面に電気亜鉛メッキ層を形成している。 また、請求項4に係る鉄製管は、鉄製の筒部とネジ部とを有するものにおいて 、筒部の外表面に樹脂コート層を形成し、ネジ部の外表面に電気亜鉛メッキ層を 形成している。
【0007】 また、請求項5に係る鉄製管によれば、鉄製の筒部とネジ部とを有するものに おいて、筒部の外表面、内表面及びネジ部の内表面に溶融亜鉛メッキ層を形成し 、さらに前記筒部の前記溶融亜鉛メッキ層の外表面、内表面及びネジ部の内表面 に樹脂コート層を形成し、ネジ部の外表面に電気亜鉛メッキ層を形成している。 また、請求項6に係る鉄製管によれば、鉄製の筒部とネジ部とを有するものに おいて、筒部の外表面、内表面、及びネジ部の内表面に樹脂コート層を形成し、 ネジ部の外表面に電気亜鉛メッキ層を形成している。
【0008】 請求項1、請求項2の鉄製管によれば、筒部及びネジ部の内表面及びネジ部外 表面が電気メッキ層で覆われ、筒部外表面が樹脂コート層で被覆されるので、錆 の発生が防止される。 また、請求項3、請求項4の鉄製管によれば、筒部の外表面が樹脂コート層で 覆われ、またネジ部の外表面が電気亜鉛メッキ層で被覆されるので、やはり錆の 発生が防止される。
【0009】 また、請求項5、請求項6に係る鉄製管は、筒部の外表面、内表面及びネジ部 の内表面に樹脂コート層を形成し、ネジ部の外表面に電気亜鉛メッキ層を形成す るので、同様に錆の発生が防止される。
【0010】
以下、実施の形態により、この考案をさらに詳細に説明する。 〈実施形態1〉 図1は、この考案の一実施形態ニップル管(鉄製管)の要部断面図である。こ の実施形態ニップル管の外観形状は、図7に示したものと同様である。この実施 形態ニップル管の主体は鉄管4であり、筒部1とネジ部2とを備える点は図7の ものと同様である。筒部1の鉄管4の外表面1aには、ナイロン等の樹脂コート 層7が形成され、この筒部1の鉄管4の内表面1b、ネジ部2の外表面2a及び 内表面2bには、5〜50μ程度の電気メッキ層10が形成されている。
【0011】 〈実施形態2〉 図2は、この考案の第2の実施形態ニップル管の要部断面図である。この実施 形態ニップル管は、筒部1及びネジ部2が鉄管4を主体とすること、筒部1の鉄 管4の内表面1b、ネジ部2の外表面2a及び内表面2bに、電気メッキ層9、 10が形成される点で図1のものと同じであるが、筒部1の鉄管4の外表面1a に厚さ0.5mm程度の溶融亜鉛メッキ層5が形成され、さらにその外表面5a にナイロン等の樹脂コート層7が形成される点で、図1のものと相違する。
【0012】 〈実施形態3〉 図3は、この考案の第3の実施形態ニップル管の要部断面図である。このニッ プル管は、図2に示すものの筒部1の鉄管4の内表面1b及びネジ部2の内表面 2bに、電気メッキ層に代えて溶融亜鉛メッキ層6を形成した点で相違するが、 その他は図2に示したものと同様である。
【0013】 〈実施形態4〉 図4は、この考案の第4の実施形態ニップル管の要部断面図である。このニッ プル管は、図1に示すものと比較すると、ネジ部2の外表面2aにのみ、電気メ ッキ層9を形成するものであり、筒部1の外表面1aには樹脂コート層7を形成 しているが、筒部1、ネジ部2の内表面は鉄管4がむき出しである。したがって 、このニップル管はガス専用であり、水道管には適さない。
【0014】 〈実施形態5〉 図5は、この考案の第5の実施形態ニップル管の要部断面図である。このニッ プル管は、図2に示すものの筒部1及びネジ部2のそれぞれの内表面に形成した 電気亜鉛メッキ層10に代えて、溶融亜鉛メッキ層6、樹脂コート層8を形成し たことに特徴があり、その他は図2に示すものと同様である。
【0015】 〈実施形態6〉 図6は、この考案の第6の実施形態ニップル管の要部断面図である。このニッ プル管は、図1に示すものの筒部1及びネジ部2のそれぞれの内表面に形成した 電気亜鉛メッキ層10に代えて、樹脂コート層8を形成したことに特徴があり、 その他は図1に示すものと同様である。
【0016】
この出願の実用新案登録請求の範囲の請求項1、請求項2、請求項3、請求項 4、請求項5及び請求項6に係る考案は、筒部の外表面に樹脂コート層を、ネジ 部の外表面に電気亜鉛メッキ層を形成しているので、主体たる鉄管の錆の発生が 軽減される。
【図1】この考案の第1の実施形態ニップル管の要部断
面図である。
面図である。
【図2】この考案の第2の実施形態ニップル管の要部断
面図である。
面図である。
【図3】この考案の第3の実施形態ニップル管の要部断
面図である。
面図である。
【図4】この考案の第4の実施形態ニップル管の要部断
面図である。
面図である。
【図5】この考案の第5の実施形態ニップル管の要部断
面図である。
面図である。
【図6】この考案の第6の実施形態ニップル管の要部断
面図である。
面図である。
【図7】従来のニップル管の外観図である。
【図8】同ニップル管の要部断面図である。
【図9】同ニップル管と継手とを接続した状態を示す図
である。
である。
1 筒部 2 ネジ部 4 鉄管 5、6 溶融亜鉛メッキ層 7 樹脂コート層 9 電気亜鉛メッキ層
Claims (6)
- 【請求項1】筒部とネジ部とを有する鉄製管において、 筒部の外表面に樹脂コート層を形成し、ネジ部の外表
面、内表面と筒部の内表面に電気亜鉛メッキ層を形成し
たことを特徴とする鉄製管。 - 【請求項2】筒部とネジ部とを有する鉄製管において、 筒部の外表面に溶融亜鉛メッキ層を形成し、この溶融亜
鉛メッキ層の外表面に樹脂コート層を形成し、ネジ部の
外表面、内表面と筒部の内表面に電気亜鉛メッキ層を形
成したことを特徴とする鉄製管。 - 【請求項3】筒部とネジ部とを有する鉄製管において、 筒部の外表面、内表面及びネジ部内表面に溶融亜鉛メッ
キ層を形成し、前記筒部の外表面の溶融亜鉛メッキ層の
外表面に樹脂コート層を形成し、ネジ部の外表面に電気
亜鉛メッキ層を形成したことを特徴とする鉄製管。 - 【請求項4】筒部とネジ部とを有する鉄製管において、 筒部の外表面に樹脂コート層を形成し、ネジ部の外表面
に電気亜鉛メッキ層を形成したことを特徴とする鉄製
管。 - 【請求項5】筒部とネジ部とを有する鉄製管において、 筒部の外表面、内表面及びネジ部の内表面に溶融亜鉛メ
ッキ層を形成し、さらに前記筒部の前記溶融亜鉛メッキ
層の外表面、内表面及びネジ部の内表面に樹脂コート層
を形成し、ネジ部の外表面に電気亜鉛メッキ層を形成し
たことを特徴とする鉄製管。 - 【請求項6】筒部とネジ部とを有する鉄製管において、 筒部の外表面、内表面、及びネジ部の内表面に樹脂コー
ト層を形成し、ネジ部の外表面に電気亜鉛メッキ層を形
成したことを特徴とする鉄製管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000269U JP3027453U (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 鉄製管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996000269U JP3027453U (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 鉄製管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3027453U true JP3027453U (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=43162568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996000269U Expired - Lifetime JP3027453U (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 鉄製管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3027453U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019087648A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 鋼管及び鋼管の製造方法 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP1996000269U patent/JP3027453U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019087648A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2019-05-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 鋼管及び鋼管の製造方法 |
JPWO2019087648A1 (ja) * | 2017-10-30 | 2020-04-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 鋼管及び鋼管の製造方法 |
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