JP3027352U

JP3027352U - 重錘収納ケース用保護シート

Info

Publication number: JP3027352U
Application number: JP1996001338U
Authority: JP
Inventors: 令子金子
Original assignee: 株式会社まるきん
Priority date: 1996-01-29
Filing date: 1996-01-29
Publication date: 1996-08-09
Anticipated expiration: 2002-01-29

Abstract

(57)【要約】【目的】釣り用浮子の、浮力調整用の重錘の割れ目
が、収納ケース内でつぶれることなく持ち運びができ、
重錘を取り出しやすい重錘収納ケース用保護シートを提
供する。【構成】略長方形の板の表面の長辺に平行に、複数個
の略Ｕ字形の溝（１）を設け、各溝（１）の終端付近の
内側に止め部（２）を突設し、終端には取り出し部
（３）を設けてなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、釣り用具の浮子の浮力調整用の重錘を収納するケースに係わるものであり、詳しくはケース内に備える重錘を保護するシートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、浮子の浮力調整用の重錘は、専用の比較的小さなケースに仕切りを設け、各サイズごとに仕切り内に収納していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前述したような従来のケースでは、持ち運びの最中に、各仕切り内で重錘同士がぶつかりあい、または、仕切りや上蓋、底板等に重錘がぶつかる衝撃により、重錘を使用する際に釣り糸をはさみこむ重錘の割れ目がつぶれて、ナイフ等で割れ目を広げないと使用できないことが多く、雑然と仕切り内に重錘がころがっている状態で収納されていたので、１個づつ取り出すのに不便であった。

【０００４】本考案はこのような問題点を解決するべくなされたもので、重錘の割れ目が収納ケース内でつぶれることなく持ち運びができ、とりだしやすい重錘収納ケース用保護シートを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における重錘収納ケース用保護シートは、略長方形の板の表面の長辺に平行に複数個の略Ｕ字形の溝を設け、前記各溝の終端付近の内側に止め部を突設し、終端には溝の最深部とほぼ同じ深さに取り出し部を設けてなるものである。

【０００６】

【作用】本考案の保護シートは、各重錘のサイズに溝の幅を合わせたものを各々の仕切り内に納め、溝に重錘を並べ、取り出す際は指先で１個づつ重錘をころがすように止め部をこえ、取り出し部に導き使用するもので、保護シートにはゴム、樹脂などの弾力のある素材を用い、重錘収納ケースの上蓋を係止させることによりケース内で重錘が動きまわるのをおさえ、止め部により持ち運びの際、あるいは上蓋を開けた際に重錘が取り出し部に出るのを防ぐ。

【０００７】従って、本考案によれば、重錘の一つのサイズごとに保護シートが作製されており、ひとつの保護シート内の各溝の大きさは同じであるが、溝の大きさがそれぞれ違う保護シートを、重錘収納ケースの各仕切り内に収納し使用する。

【０００８】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。図１において、本考案の保護シートは、例えばゴム、樹脂のような弾力性のあるものを用い、射出成形により溝（１）、止め部（２）、取り出し部（３）が一体に形成されている。さらに詳しくは、略長方形の板の表面の長辺に平行に複数個の略Ｕ字形の溝（１）を長辺の約２分の１から３分の２程度の長さに設け、各溝（１）の終端付近の内側最深部には、若干突出した止め部（２）が設けてあり、さらに各溝（１）をうけいれるべく、取り出し部（３）が各溝（１）の最深部と同じか、さらに若干深くなるように設けられている。

【０００９】尚、止め部（２）は、図１では各溝（１）の最深部に突設してあるが、前記各溝（１）の略Ｕ字形の最深部より立ち上がる両サイドに突部を設けることも勿論可能であることは言うまでもない。

【００１０】また、溝（１）の幅は、収納する重錘の大きさに合わせ、ほぼ同じか、若干小さい程度で、深さは、各仕切りの上蓋（４）を閉じたとき、前記上蓋（４）の内面が重錘の頂点にあたるかあたらない程度にそれぞれ設けてある。

【００１１】一実施例として図２は本考案の溝（１）の幅が違う保護シートを、重錘収納ケースの各々仕切られた各サイズごとの収納室に納めたもので、各収納室の上蓋（４）と、前記上蓋（４）のつめ（５）に係合する止め具（６）はそれぞれのヒンジ（７）により重錘収納ケース本体に回動可能に連通されており、図２には開示されていないが、重錘収納室は上面のみでなく、裏面にも同じ形態のものを設けて使用でき、図２に関して言えば、表裏合わせて６個の重錘収納室があることになる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上記のように構成されているので、持ち運びの途中に重錘の割れ目がつぶれるがことなく、必要なときにすぐに使え、ナイフ等でこじあける必要がない。

【００１３】溝に並んでいるので、１個づつ取り出しやすく、また残量が一目でわかる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の保護シートの斜視図である。

【図２】本考案の保護シートを重錘収納ケースに収納し
た実施例の斜視図である。

【符号の説明】

１溝２止め部３取り出し部４上蓋５つめ６止め具７ヒンジ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】釣り用浮子の浮力調整用の重錘を、各々
のサイズごとに各仕切り内に収納する重錘収納ケースに
おいて、略長方形の板の表面の長辺に平行に、複数個の
略Ｕ字形の溝（１）を設け、前記各溝（１）の終端付近
の内側に止め部（２）を突設し、終端には取り出し部
（３）を設けてなる重錘収納ケース用保護シート。