JP3026900U - 一体成形扇子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ２片の親骨と数条の子骨と折り目による折
り畳み自在の扇紙及びそれらを綴る要で構成される扇子
の従来の製造方法では機械化が進んでおらず、各行程に
おいて手作業が必要であり、また部品点数が多いことか
ら組み立て作業も多数必要である。従って、組み立て製
造における人件費等の経済的負担は大きい。 【解決手段】 本考案は、２片の親骨と数条の子骨と
折り目による折り畳み自在の扇紙及びそれらを綴る要で
構成される扇子において、親骨部、子骨部、扇紙部を、
または、子骨部、扇紙部を任意の素材（紙、合成樹脂な
ど）による一体成形とすることで組み立て工程を簡略化
し、製造における経済的負担の減少に役立つ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、２片の親骨と数条の子骨と折り目による折り畳み自在の扇紙及びそ れらを綴る要で構成される扇子の組み立て製造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

２片の親骨と数条の子骨と折り目による折り畳み自在の扇紙及びそれらを綴る 要で構成される扇子では、おおまかに、親骨・各子骨の加工、扇紙の加工・裁断 、各子骨と扇紙の貼り合わせ、扇紙と親骨の貼り合わせ、要による親骨と各子骨 の接合という作業工程を経て組み立て製造されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の製造方法では機械化が進んでおらず、各貼り合わせの工程では精度が必 要なため熟練者による作業が必要であり、また部品点数が多いことから組み立て 作業も多数必要である。従って、組み立て製造における人件費等の経済的負担は 大きい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、紙や合成樹脂など加工が容易な素材を型ぬき、あるいは、流し込み 等の方法により、親骨部と各子骨部と扇紙部を、もしくは各子骨部と扇紙部を一 体的に成形し、部品点数を減少させまた、組み立て工程を簡素化させ、問題を解 決している。

【０００５】

【作用】

従来の製造方法では貼り合わせていた各部品が、一体となるのでこの貼り合わ せの紐み立て作業は無くなる。

【０００６】

【考案の効果】 製造工程は減少し、また部品点数も減少するので製造における経済的負担は減 少する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の使用状況を示す全体図

【図２】親骨部、子骨部、扇紙部を一体成形とした本考
案の展開図

【図３】子骨部、扇紙部を一体成形とした本考案の展開
図

【符号の説明】

１ 親骨 ２ 子骨 ３ 扇紙 ４ 要 ５ 折り目

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】２片の親骨と数条の子骨と折り目による折
   り畳み自在の扇紙及びそれらを綴る要で構成される扇子
   において、親骨部、子骨部、扇紙部を、または、子骨
   部、扇紙部を任意の素材（紙、合成樹脂など）による一
   体成形としたことを特徴とする扇子。