JP3026629U - ポケット付サンダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンダルに使い捨てカイロを収納するポケッ
トを具備するサンダルを提供する。 【構成】 サンダル１の甲の部１ａに使い捨てカイロ３
の収納可能なポケット２を合体して、足体２の挿入口と
同一方向に袋状のポケット２の開口部２ａを設けて構成
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は家庭用のサンダルに関するもので、サンダルの甲の部に使い捨てカ イロの収納ポケットを設けたサンダルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

此の種の従来の技術としてビニール製又は衣布製などのサンダルの甲の部全体 に織毛布を裁縫して防寒材を具備することで人体の足体を保温するなどの保温用 サンダルが知られる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、当該従来技術は人体の足体の体温によって徐々に織毛布が温た められて外気の冷気を遮断して保温を維持するために保温効果は期待出来なかっ た。

【０００４】 更に、冬場の早朝に屋外、ベランダなどでの作業時などサンダルに素足を差し 込んでから温熱を体感するまで必要以上に時間がかかるという欠点があった。

【０００５】 また、外気の冷気から遮断して保温効果を高めるために織毛布を多く使用する サンダルの構成であるためサンダルの汚れが早く、ごみなどの布着がひどいこと で大変不衛生であるという欠点があった。

【０００６】 本考案は、従来の技術の有する上記のような問題点を監みてなされたものであ り、その目的とする所は、安価に通常使用されるビニールや衣布地をべースにし たサンダルを用いて、足体の甲の部に近接するサンダルの甲の部にポケットを付 設してやり、温熱源として市場に出回って手近かに入手出来る携帯用の使い捨て カイロを収納して足体の甲の部をカイロで温めて長時間外部の冷気を遮断してや ろうとするサンダルを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案は衣布地やビニール材で加工されたサンダ ルの甲の部に面して携帯用の使い捨てカイロを収納出来るようにコンパクトにポ ケットを衣布地で作りサンダルと合体して裁縫し合わせたもので、そのポケット には使い捨てカイロを差し込んで、足体の甲の部をカイロから発散する温熱でポ ケットを介在して温めようとするもので、このコンパクトなポケットを設けるこ とで従来の保温性の少ないサンダルの欠点を解決するもので、安全で、安価で更 に軽量な保温性の優れたサンダルを提供しようとするものである。

【０００８】

【作用】

本考案のポケット付サンダルは、上記のように構成されるので、図１及び図２ で示すように、市販されて容易に入手の出来る携帯用の使い捨てカイロ３を所定 の使用方法を理解して発熱開始させ、使い捨てカイロ３をサンダルの足体挿入口 に並列して設けて開口するポケット２の入れ口に差し込んで収納する。

【０００９】 そして、使い捨てカイロ３の発熱がポケット２の裏地２ｂを暖めて挿入された 足体の甲の部が体感し使い捨てカイロ３の発熱が終結する間中に均一な保温状態 が続行する。

【００１０】 また、当然ながらポケット２の開口部２ａ端部は収納されている使い捨てカイ ロ３の脱落や外部からの異物の進入などを防止するためファスナーなどで封印す ることも容易である。（図示せず） 尚、本考案では、市場に出回っている使い捨てカイロの発熱原理や作用について は省略する。

【００１１】

【実施例】

以下この考案の実施例について図面を参考にして説明すると、図１及び図２に おいて、衣布材やビニール材などからなる底部１ｂに甲の部１ａが付設される。 更に、甲の部１ａの裏側に使い捨てカイロ３の収納出来る程度の袋状のポケット ２を付設することで開口部２ａを甲の部１ａの開口部側と同方向に並設してある 。

【００１２】 そして、ポケット２を構成する裏地２ｂが足体の甲の部とフィットし、ポケッ ト２の開口部２ａの端部はファスナーなどで開閉自在に封印を可能にする事は容 易である。（図示せず）

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、上記の通り構成するので、次の優れた効果を奏する。 図１及び図２で述べるように、通常使用している家庭用のサンダルに使い捨てカ イロの収納可能なポケットを袋状に足体の甲の部に位置して設けてあるので外観 上従来に全く劣ることのないデザインが可能なコンパクトではきよいポケット付 サンダルを提供することが出来る。

【００１４】 そして、ポケットの開口部は開閉自在に封印されるのでカイロが脱落したりポ ケット内部でがたつきのないカイロの安定した保持の出来るポケット付サンダル を提供することが出来る。

【００１５】 そして、当然ながら使い捨てカイロのポケットがサンダル甲の部に合体してい ることで挿入する足体のつま先から甲の部に渡って全体が保温可能なポケット付 サンダルを提供することが出来る。

【００１６】 そして、従来のように織毛布材で保温性を高める必要がないので織毛布材又は ビニール製のためサンダルの水洗いが出来ないという不便さがないので常時クリ ーニングの出来る衛生的なポケット付きサンダルを提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るポケット付サンダルの全体を示す
斜視図である。

【図２】本考案に係るポケット付サンダルの使い捨てカ
イロ収納を示す斜視図である。

【符号の説明】

１． サンダル １ａ．甲の部 １ｂ．底部 ２． ポケット ２ａ．開口部 ２ｂ．裏地 ３． 使い捨てカイロ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 サンダル（１）の甲の部（１ａ）に使
   い捨てカイロ（３）を温熱源として収納可能なポケット
   （２）を少なくとも１個以上付設し、足体挿入部に向け
   てポケット（２）の開口部（２ａ）を具備してなること
   を特徴とするポケット付サンダル。