JP3026257B2 - 車両用油圧作動式変速機の制御装置 - Google Patents

車両用油圧作動式変速機の制御装置

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JP3026257B2
JP3026257B2 JP10205534A JP20553498A JP3026257B2 JP 3026257 B2 JP3026257 B2 JP 3026257B2 JP 10205534 A JP10205534 A JP 10205534A JP 20553498 A JP20553498 A JP 20553498A JP 3026257 B2 JP3026257 B2 JP 3026257B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/04Smoothing ratio shift
    • F16H61/06Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure
    • F16H61/065Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means
    • F16H61/067Smoothing ratio shift by controlling rate of change of fluid pressure using fluid control means using an accumulator
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H59/24Inputs being a function of torque or torque demand dependent on the throttle opening

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車その他の車
両に搭載する車両用油圧作動式変速機の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両用油圧作動式変速機の制御装置は、
変速機の各変速段用の油圧連結要素への給排油を制御し
て各変速段を選択的に確立するシフト弁ユニットを備
え、エンジンのスロットル開度と車速とをパラメータと
して設定される所定の変速特性に従ってシフト弁ユニッ
トを切換動作させ、自動変速を行うように構成されてい
る。
【0003】制御装置の種類には、大別して、スロット
ルセンサと車速センサとからの信号を入力するコントロ
ーラにより制御される電磁弁を用いてシフト弁ユニット
を切換動作させる電子制御式のものと、スロットル開度
に応じたスロットル油圧信号を出力するスロットル油圧
信号出力手段と、車速に応じた車速油圧信号を出力する
車速油圧信号出力手段とを設け、シフト弁ユニットを、
スロットル油圧信号が高くなる程低速側の変速段が確立
され、車速油圧信号が高くなる程高速側の変速段が確立
されるように、スロットル油圧信号と車速油圧信号とに
応じて切換動作させる純油圧制御式のものとがある。最
近は、電子制御式の制御装置が多く用いられているが、
コスト上等の理由から純油圧制御式の制御装置も使用さ
れている。
【0004】ところで、変速は、通常、低速段、中速
段、高速段の順に行われるが、スロットル開度を急激に
変化させると、低速段と高速段との間での中速段を飛び
越した変速が行われることがある。例えば、スロットル
開度を急増すると、高速段から中速段を飛び越して低速
段にダウンシフトされ、また、スロットル開度を急減す
ると、低速段から中速段を飛び越して高速段にアップシ
フトされる。このような飛び越し変速が行われると、シ
ョックを生じ易くなり、そのため、スロットル開度の急
変で飛び越し変速を生ずる状態になっても、中速段を経
由した変速が行われるようにシフト弁ユニットを切換制
御することが望まれる。
【0005】そこで、純油圧制御式の制御装置におい
て、従来、特公平5−27785号公報により、シフト
弁ユニットの低−中速シフト弁に対するスロットル油圧
信号入力油路に、高速段用油圧連結要素の油圧が所定値
に低下するまで該入力油路を遮断する第1制御弁を介設
すると共に、シフト弁ユニットの中−高速シフト弁に対
する車速油圧信号入力油路に、低速段用油圧連結要素の
油圧が所定値に低下するまで該入力油路を遮断する第2
制御弁を設けたものが知られている。これによれば、ス
ロットル開度を急増しても、中−高速シフト弁の切換え
で高速段用油圧係合要素から排油されてその油圧が所定
値に低下するまで第1制御弁の働きにより低−中速シフ
ト弁の低速側への切換えが阻止されて、高速段から低速
段に中速段を経由してスムーズにダウンシフトされ、ま
た、スロットル開度を急減しても、低−中速シフト弁の
切換えで低速段用油圧連結要素から排油されてその油圧
が所定値に低下するまで第2制御弁の働きにより中−高
速シフト弁の高速側への切換えが阻止されて、低速段か
ら高速段に中速段を経由してスムーズにアップシフトさ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のものは、
飛び越しダウンシフトを防止するための第1制御弁と、
飛び越しアップシフトを防止するための第2制御弁との
2個の制御弁が必要になり、構造が複雑になる不具合が
ある。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、純油圧制御式
の制御装置において、より簡易な構成で飛び越しダウン
シフトと飛び越しアップシフトとを防止することを課題
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、複数の変速段を有する車両用油圧作動式変速
機の制御装置であって、これら各変速段用の油圧連結要
素への給排油を制御して、各変速段を選択的に確立する
シフト弁ユニットと、エンジンのスロットル開度に応じ
たスロットル油圧信号を出力するスロットル油圧信号出
力手段とを備え、シフト弁ユニットを、スロットル油圧
信号が高くなる程低速側の変速段が確立されるように、
スロットル油圧信号に応じて切換動作させるものにおい
て、スロットル油圧信号をシフト弁ユニットに入力する
入力油路にアキュムレータを接続している。
【0009】本発明によれば、スロットル開度を急増し
てもアキュムレータへの蓄圧により、入力油路のスロッ
トル油圧信号は緩やかに昇圧し、シフト弁ユニットが高
速段を確立する状態から中速段を確立する状態を経由し
て低速段を確立する状態に切換えられ、高速段から低速
段への中速段を飛び越したダウンシフトが防止される。
また、スロットル開度を急減しても、アキュムレータか
らの油の押し出しにより、入力油路のスロットル油圧信
号は緩やかに降圧し、シフト弁ユニットが低速段を確立
する状態から中速段を確立する状態を経由して高速段を
確立する状態に切換えられ、低速段から高速段への中速
段を飛び越したアップシフトが防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は前進4段後
進1段の変速を行う変速機を示し、該変速機1は、エン
ジン2にトルクコンバータ3を介して連結される入力軸
1aと、車両の駆動輪4にデフギア5を介して連結され
る出力軸1bとの間に、前進用の1速乃至4速の変速段
G1,G2,G3,G4と後進段GRとを備え、前進用の
各変速段G1,G2,G3,G4に油圧連結要素たる1速
乃至4速の各油圧クラッチC1,C2,C3,C4を介設
している。
【0011】尚、後進段GRは、4速段G4と4速油圧
クラッチC4を共用しており、4速段G4と後進段GR
とを出力軸1b上のセレクタ6を介して選択的に確立さ
せるようにしている。また、1速段G1には、出力軸1
b側のオーバー回転を許容するワンウェイクラッチ7が
介設されている。
【0012】前記各油圧クラッチC1,C2,C3,C4
は図2に示す油圧回路によりその給排油を制御される。
この油圧回路には、油圧源8と、レギュレータ9と、マ
ニュアル弁10と、シフト弁ユニット11と、前記セレ
クタ6を連結する前後進切換用のサーボ弁12とが設け
られている。
【0013】マニュアル弁10は、パーキング用の
「P」と、後進用の「R」と、ニュートラル用の「N」
と、1速乃至4速間の自動変速用の「D4」と、1速乃
至3速間の自動変速用の「D3」と、2速保持用の
「2」との計6位置に切換自在であり、「D4」位置で
は、油圧源8からの圧油をレギュレータ9で一定のライ
ン圧PLに調圧して供給する第1油路L1がシフト弁ユ
ニット11に連なる第2油路L2に接続され、シフト弁
ユニット11を介して2速乃至4速の油圧クラッチC
2,C3,C4に選択的に給油され、また、第2油路L2
から分岐した第3油路L3を介して1速油圧クラッチC
1に常時給油される。
【0014】シフト弁ユニット11は、上流側の1−2
シフト弁111と、これに第4油路L4を介して接続さ
れる中間の2−3シフト弁112と、これに第5油路L
5を介して接続される下流側の3−4シフト弁113
で構成されている。そして、これらシフト弁111,11
2,113をエンジンのスロットル開度と車速とに応じて
切換制御すべく、スロットル開度に応じたスロットル油
圧信号(以下、スロットル圧Pθと記す)を出力するス
ロットル油圧信号出力手段としてのスロットル弁13
と、車速に応じた車速油圧信号(以下、ガバナ圧PVと
記す)を出力する車速油圧信号出力手段としてのガバナ
弁14とを設け、各シフト弁111,112,113を、ス
ロットル圧Pθと付勢手段11aとにより低速位置側
と、ガバナ圧PVにより高速位置側とに押圧している。
【0015】「D4」位置にしての発進時は、先ず、1
速油圧クラッチC1に給油されて1速段G1が確立さ
れ、その後車速が増加すると、ガバナ圧PVにより先ず
1−2シフト弁111が低速位置たる1速位置から高速
位置たる2速位置に切換えられて、第2油路L2が第4
油路L4に接続され、2−3シフト弁112の流出側の
第6油路L6を介して2速油圧クラッチC2に給油され
て1速から2速にアップシフトされる。更に車速が増加
すると、2−3シフト弁112が低速位置たる2速位置
から高速位置たる3速位置に切換えられて、第4油路L
4が第5油路L5に接続され、第3シフト弁113の流
出側の第7油路L7を介して3速油圧クラッチC3に給
油されると共に、第6油路L6が2−3シフト弁112
を介して第1排油路LD1に接続されて2速油圧クラッ
チC2から排油され、2速から3速にアップシフトされ
る。更に車速が増加すると、3−4シフト弁113が低
速位置たる3速位置から高速位置たる4速位置に切換え
られて、第5油路L5が第8油路L8に接続され、第8
油路L8に「D4」位置で接続される第9油路L9を介
して4速油圧クラッチC4に給油されると共に、第7油
路L7が3−4シフト弁113を介して第2排油路LD
2に接続されて3速油圧クラッチC4から排油され、3
速から4速にアップシフトされる。
【0016】また、減速によれば、3−4シフト弁11
3が3速位置に復帰して、上記と同様の経路で3速油圧
クラッチC3に給油されると共に、第8油路L8が3−
4シフト弁113を介して第3排油路LD3に接続され
て4速油圧クラッチC4から排油され、4速から3速に
ダウンシフトされる。更に車速が減少すると、2−3シ
フト弁112が2速位置に復帰して、上記と同様の経路
で2速油圧クラッチC2に給油されると共に、第5油路
L5が2−3シフト弁112を介して第4排油路LD4
に接続されて3速油圧クラッチC3から排油され、3速
から2速にダウンシフトされる。更に車速が減少する
と、1−2シフト弁111が1速位置に復帰し、「D4
位置で大気開放される第10油路L10に1−2シフト
弁111を介して第4油路L4が接続されて2速油圧ク
ラッチC2から排油され、2速から1速にダウンシフト
される。かくて、図3に示す如き変速特性で1速乃至4
速の自動変速が行われる。図中X1,X2,X3は夫々1速
−2速、2速−3速、3速−4速の変速特性線を示す。
尚、1速乃至4速の各油圧クラッチC1〜C4に対する
給油路となる第3油路L3、第6油路L6、第7油路L
7、第8油路L8には、夫々、排油用チック弁151
152,153,154とこれに並列の給油用絞り161
162,163,164とが介設されており、更に、各油
圧クラッチC1〜C4の急激な油圧変化を緩衝するアキ
ュムレータ171,172,173,174が接続されてい
る。
【0017】3−4シフト弁113にガバナ弁14から
のガバナ圧PVを入力する第11油路L11には、「D
3」位置で第1油路L1に接続される第12油路L12
の油圧により閉じられる第1カットオフ弁181が介設
されている。かくて、「D3」位置では、3−4シフト
弁113へのガバナ圧の入力が断たれて、3−4シフト
弁113が3速位置に保持され、1速乃至3速の自動変
速が行われる。
【0018】また、1−2シフト弁111及び2−3シ
フト弁112にガバナ圧PVを入力する第13油路L1
3には、第10油路L10からの油圧により閉じられる
第2カットオフ弁182が介設されている。かくて、
「2」位置では、1−2シフト弁111及び2−3シフ
ト弁112へのガバナ圧の入力が断たれて、1−2シフ
ト弁111が1速位置、2−3シフト弁112が2速位置
に保持され、第10油路L10から第4油路L4と第6
油路L6とを介して2速油圧クラッチC2に給油され、
2速に保持される。
【0019】「R」位置では、サーボ弁12の入力側の
第14油路L14が第1油路L1に接続されると共に、
サーボ弁12の出力側の第15油路L15に4速油圧ク
ラッチC4に連なる第9油路L9が接続される。そし
て、第14油路L14からの油圧によりサーボ弁12が
図面で右方の後進位置に切換わって、後進段GRがセレ
クタ6を介して出力軸1bに連結されると共に、後進位
置において第14油路L14がサーボ弁12内の油孔1
2aを介して第15油路L15に接続され、4速油圧ク
ラッチC4に給油されて後進段GRが確立される。
【0020】また、「D4」「D3」「2」の各位置で
は、サーボ弁12の背圧室12bに第2油路L2からの
油圧が入力され、サーボ弁12が左方の前進位置(図示
の位置)に切換わり、4速段G4がセレクタ6を介して
出力軸1bに連結される。
【0021】ところで、「D4」位置において、図3の
A点での4速走行中にスロットル開度を急増させて図3
のB点に移行すると、3−4シフト弁113が3速位置
に切換わるのとほぼ同時に2−3シフト弁112が2速
位置に切換わり、4速から2速への3速を飛び越したダ
ウンシフトが行われる可能性があり、また、B点での2
速走行中にスロットル開度を急減させてA点に移行する
と、2−3シフト弁112が3速位置に切換わるのとほ
ぼ同時に3−4シフト弁113が4速位置に切換わり、
2速から4速への3速を飛び越したアップシフトが行わ
れる可能性がある。そして、このような飛び越し変速が
行われると大きなショックが発生する。
【0022】そこで、本実施形態では、各シフト弁11
1,112,113にスロットル圧Pθを入力する第16
油路L16にアキュムレータ19を接続し、スロットル
開度の急変によるスロットル圧Pθの急激な変化をアキ
ュムレータ19で緩衝し得るようにしている。これによ
れば、スロットル開度の急増で図3のA点からB点に移
行し、スロットル弁13の出力油圧が図4に仮想線で示
す如く急増しても、第16油路L16を介して各シフト
弁111,112,113に入力されるスロットル圧Pθ
はアキュムレータ19の蓄圧作用で図4に実線で示す如
く緩やかに昇圧し、第3シフト弁113の3速位置への
切換後タイムラグを存して第2シフト弁112が2速位
置に切換わる。そして、このタイムラグの間に、図5に
示す如く、第3シフト弁113の3速位置への切換によ
る4速油圧クラッチC4の油圧(4速圧)の降圧と3速
油圧クラッチC3の油圧(3速圧)の昇圧とが行われて
3速にダウンシフトされ、その後に、第2シフト弁11
2の2速位置への切換による3速圧の降圧と2速油圧ク
ラッチC2の油圧(2速圧)の昇圧とが行われて2速に
ダウンシフトされ、4速から2速への飛び越しダウンシ
フトが防止される。また、スロットル開度の急減で図3
のB点からA点に移行したときは、各シフト弁111
112,113に入力されるスロットル圧Pθがアキュム
レータ19からの油の押し出しで緩やかに降圧し、第2
シフト弁112の3速位置への切換後タイムラグを存し
て第3シフト弁114が4速位置に切換わり、上記と同
様に2速から4速への飛び越しアップシフトが防止され
る。尚、3速から2速へのキックダウン時にも若干のタ
イムラグを生ずるが、このタイムラグは、エンジン出力
安定化後の変速を行う上で有効に機能し、変速ショック
の緩和が図れる。
【0023】ところで、ワンウェイクラッチ7を介設し
た1速段G1と他の変速段との間の変速はワンウェイク
ラッチ7の働きで円滑に行われるが、ワンウェイクラッ
チを介設しない変速段に、アクセル戻しによる減速でダ
ウンシフトする際や、アクセルの踏込みによるキックダ
ウンでダウンシフトする際はショックを生じ易くなる。
この傾向は、ワンウェイクラッチを介設しない変速段の
うちの最低速の変速段たる2速段で顕著である。即ち、
アクセル戻しによる減速で2速にダウンシフトする際、
2速油圧クラッチC2が急に連結されると、エンジン回
転数が十分に上昇する前に2速段が確立され、駆動輪4
の駆動トルクの落ち込みを生じて、所謂、アクセル戻し
ショックが発生し、また、キックダウンによる2速への
ダウンシフトに際しても、2速油圧クラッチC2が急に
連結されると、駆動トルクが急増して、所謂、キックダ
ウンショックが発生する。
【0024】そこで、本実施形態では、2速油圧クラッ
チC2に対する給油路となる第6油路L6に、常時働く
メインの絞り162の下流側に位置させてサブの絞り2
0を介設すると共に、絞り20をバイパスするバイパス
路21を設け、更に、バイパス路21を連通・遮断する
開閉弁22を設け、スロットル開度が、アクセル戻しシ
ョックを生じ易くなる第1の所定値(例えば1/8開
度)以下となる低開度時、及び、キックダウンショック
を生じ易くなる第2の所定値(例えば7/8開度)以上
となる高開度時に、開閉弁22によりバイパス路21を
遮断して絞り20を働かせるようにしている。尚、開閉
弁22は、スロットル弁13のスプール13aを開き側
(図2の左方)に押圧するスプリング13bの付勢力を
スロットルに連動するスロットルレバー13cの動きに
応じて可変する可動部材たるスロットルプランジャ13
dに一体に形成されている。即ち、スロットルプランジ
ャ13dに、スロットル開度が第1の所定値と第2の所
定値との間の中開度である時にバイパス路21を開通さ
せる環状溝22aを形成し、低開度時は、環状溝22a
の一側(図2で左側)のランド22bでバイパス路21
が遮断され、高開度時は、環状溝22aの他側(図2で
右側)のランド22cでバイパス路21が遮断されるよ
うにしている。
【0025】これによれば、アクセル戻しによる減速で
2速にダウンシフトする際、及び、キックダウンで2速
にダウンシフトする際は、メインの絞り162に加えて
サブの絞り20が働き、そのため、2速油圧クラッチC
2の油圧が通常時よりも緩やかに昇圧されて、2速油圧
クラッチC2が徐々に連結され、アクセル戻しショッ
ク、及び、キックダウンショックが緩和される。
【0026】以上、2軸平行式変速機の制御装置に本発
明を適用した実施形態について説明したが、遊星歯車式
の変速機の制御装置にも同様に本発明を適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、飛び越しダウンシフトと飛び越しアップシフ
トとを共通のアキュムレータで防止でき、構造を簡素化
してコストダウンを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を適用する変速機の一例のスケルト
ン図
【図2】本発明装置の一例を示す油圧回路図
【図3】変速特性を示すグラフ
【図4】スロットル開度を急増させたときのスロットル
圧の変化を示すグラフ
【図5】4−2ダウンシフト時の各油圧クラッチの油圧
変化を示すグラフ
【符号の説明】
11 シフト弁ユニット 13 スロットル弁(スロットル油圧信号出力手段) 19 アキュムレータ L16 第16油路(入力油路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−71584(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 63/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の変速段を有する車両用油圧作動式変
    速機の制御装置であって、 これら各変速段用の油圧連結要素への給排油を制御し
    て、各変速段を選択的に確立するシフト弁ユニットと、 エンジンのスロットル開度に応じたスロットル油圧信号
    を出力するスロットル油圧信号出力手段とを備え、 シフト弁ユニットを、スロットル油圧信号が高くなる程
    低速側の変速段が確立されるように、スロットル油圧信
    号に応じて切換動作させるものにおいて、 スロットル油圧信号をシフト弁ユニットに入力する入力
    油路にアキュムレータを接続する、 ことを特徴とする車両用油圧作動式変速機の制御装置。
JP10205534A 1998-07-21 1998-07-21 車両用油圧作動式変速機の制御装置 Expired - Fee Related JP3026257B2 (ja)

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