JP3026214B1 - エンジンの排気浄化用吸気活性化装置 - Google Patents

エンジンの排気浄化用吸気活性化装置

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JP3026214B1 JP10325852A JP32585298A JP3026214B1 JP 3026214 B1 JP3026214 B1 JP 3026214B1 JP 10325852 A JP10325852 A JP 10325852A JP 32585298 A JP32585298 A JP 32585298A JP 3026214 B1 JP3026214 B1 JP 3026214B1
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Abstract

【要約】 【課題】 電気石を主成分とした吸気活性化装置を、エ
ンジンへの吸気通路に配設して、排気浄化作用を向上さ
せる。 【解決手段】 吸気活性化装置の重量の25%〜50%
の重量の電気石の微粉末をプラスティック、ゴム又は繊
維と合成してなる合成素材を、円筒状に成形して吸気活
性化装置の外筒を、また板状に成形した合成素材を格子
状に載架してリブを、それぞれ形成し、リブを外筒に嵌
合する構造の吸気活性化装置、エンジンへの吸気通路に
装着したエアクリナーと吸気マニフォルドの間の吸気ダ
クトに継合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンから排
出される排気ガスをエンジンへの吸気通路において浄化
する作用を向上させる吸気活性化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術によるエンジンの吸気系の改
良は、吸気効率の向上に主眼が置かれ、シリンダー内へ
送り込まれる空気の充填効率の向上、エンジン出力の増
大、燃費効率の上昇が図られてきた。近年大気汚染の深
刻化が環境問題として取り上げられるに及んで、エンジ
ンの吸気系の改良によって、排気ガスの浄化を試みよう
とする技術の開発がようやく注目されるようになった。
この種の公知技術として、吸入される空気に水を噴射す
ることによって燃焼温度を低下させて、排気ガス中の窒
素酸化物の発生を抑制する技術が提供されている。さら
に、エアークリナーに放射性物質を内蔵して、吸気中に
含まれる窒素の一部を酸素の同位体に変化させて、酸素
濃度を上昇させる効果をもたらす技術(特開平8ー21
8956)も公開されている。また、エンジンのエアク
リナー内のフィルター・エレメントにトルマリン鉱石の
粉末を塗料に混合して塗布することにより、ほこりやご
みを除去する技術(実用新案第3036682号)が提
供されている。
【0003】上述の従来の技術によれば、排気浄化に必
要な酸素濃度への変化効率及び排気浄化効果との関連に
ついて記載がなく(特開特開平8ー218956)、ま
た、その提供するエアクリナーの改良技術によってほこ
りやごみを除去する目的と、その効果は開示(実用新案
第3036682号)されているが、とくに排気浄化の
効果についての明確な記載がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
技術によれば、エアークリナーに坦持させ、吸気中に含
まれる窒素の一部を酸素の同位体に変化させて、酸素濃
度を上昇させる効果を目的として、吸気に接触させ期待
した変化をもたらす放射性物質を触媒として使用してい
る。しかしながら、このような従来の技術においては、
触媒の吸気との接触効果が少なく、排気浄化効果まで期
待することに無理があることが判明した。さらに、エン
ジンの吸気経路に装着された触媒を使用した排気浄化装
置が、エンジンの燃焼効果を向上し、高い排気浄化効率
を挙げるためには、その装置をエンジンの吸気マニホル
ドに近接した位置に装着し吸気に変化を及ぼす効果を向
上させる必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による吸気活性
化装置の構造は、その吸気活性化装置の重量の25%〜
50%の重量の電気石の微粉末を、プラスティック、ゴ
ム又は繊維と合成した合成素材を円筒状に成形して吸気
活性化装置の外筒を形成し、かつ、板状に成形された合
成素材を格子状に載架して形成されるリブを、前記吸気
活性化装置の外筒に嵌合する構造とすることを特徴とし
ている。
【0006】さらに、この発明による吸気活性化装置
は、エアクリナーから吸気マニホルドからまでのエンジ
ンへの吸気通路に配設することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面によって、この発明
のエンジンの排気浄化用吸気活性化装置を詳細にに説明
する。
【0008】図1は、この発明の吸気活性化装置の正面
図、図2は、吸気活性化装置の縦断側面図、図3は、吸
気活性化装置の装着位置を示す構成図、図4は、この発
明の他の実施例による吸気活性化装置の正面図、図5
は、他の実施例による吸気活性化装置の側面断面図であ
る。
【0009】各図において、1は吸気活性化装置の外
筒、2はフランジ、3はリブ、4は吸気活性化装置内の
吸気ルート、5はエンジン、6は吸気マニホルド、7は
吸気ダクト、8はエアクリナーである。
【0010】請求項1に記載のとおり、電気石の微粉末
と、プラスティック、ゴム又は繊維素材と混合して合成
素材が合成される。この場合、電気石の微粉末は、吸気
活性化装置の重量の25%〜50%の重量を占めるよう
に調製され、また、100メッシュ以上(粒径150μ
m以下)に粉砕された粉末であることが好ましい。上述の
電気石の微粉末と合成されるプラスティック素材は、塩
素分を含まない材質であって、かつ無極性であることが
好ましい。
【0011】図1及び図2に図示されているように、合
成素材を円筒状に成形して吸気活性化装置の外筒1を形
成する。一方、図2に図示されているように、板状に成
形された合成素材を、格子状に載架してリブ3を形成す
る。さらに吸気活性化装置の外筒1にリブ3を内蔵す
る。この場合リブ3は、厚さ約2mmに形成されており、
吸気活性化装置の外筒1とリブ3との間のすき間は、こ
の発明の吸気活性化装置内における吸気ルート4を形成
する。
【0012】吸気活性化装置内の吸気ルート4を流れる
空気が、吸気ルート4と連通する吸気ダクト7の形成す
る吸気通路から流入したときに、又は吸気ルート4から
吸気通路へ排出されるときに受ける抵抗の増加を防ぐた
めに、外筒1の直径は、エンジン5への吸気通路を形成
する吸気ダクト7の直径より10%以上大きく設計され
ることが好ましい。
【0013】この発明の吸気活性化装置は、一体成形す
ることができる。
【0014】吸気活性化装置の吸気ルート4を吸気ダク
ト7の吸気通路に連通させるために、吸気活性化装置の
外筒1の上底と下底に配設されたフランジ2によって、
吸気活性化装置と吸気ダクト7とが継合される。吸気活
性化装置と吸気ダクト7とを継合するために、吸気活性
化装置と吸気ダクト7とを、それぞれ溶着するか、又は
嵌合してもよい。ただし、上述したように、電気石の微
粉末を、吸気活性化装置の重量の25%〜50%の重量
を占めるように調製する場合、フランジ2は、吸気活性
化装置の重量に含まれないものとする。
【0015】この発明のエンジンの吸気活性化装置は、
請求項に記載のとおり、エアクリナー8から吸気マニ
ホルド6までのエンジンの吸気通路に配設される。
【0016】エンジン5に吸入された空気の主成分であ
る窒素及び酸素に燃料中の炭化水素が混合され、シリン
ダー内で着火される。酸素を酸化剤として燃焼反応を起
こさせると、酸素分子は着火によりスパークエネルギー
又は断熱圧縮から生じる熱エネルギーにより熱励起現象
を起こす。これによって活性化された酸素原子は、同じ
く熱励起した燃料中の炭化水素イオンを酸化して発熱
し、さらに加熱されるにともない、イオン化された炭化
水素の連続酸化反応を起こしながら燃料の燃焼が継続さ
れる。この場合、酸素や燃料を活性化する着火エネルギ
ーの強弱によって、着火性や燃焼性に影響を及ぼして、
燃料の燃焼速度は変化する。よって、エンジン5に送ら
れる空気中の酸素をシリンダー内に導入する直前に活性
化しておくことは、燃料の着火、燃焼作用に好影響を及
ぼす。
【0017】
【実施例】上述したように、この発明の吸気活性化装置
の重量の25%〜50%の重量を占めるように調製され
電気石の微粉末を、プラスティック、ゴム又は繊維素材
と合成してなる合成素材を円筒状に成形して吸気活性化
装置の外筒1を形成し、一方、板状に成形された合成素
材を格子状に載架して形成されるリブ3を、前記吸気活
性化装置の外筒1に嵌合した構造によって、実施例1記
載の吸気活性化装置を得た。この場合、電気石の微粉末
は、100メッシュ以上(粒径150μm以下)に粉砕さ
れた粉末であることが好ましい。また、電気石の微粉末
と合成されるプラスティック素材は、塩素分を含まない
材質であって、かつ、無極性であることが好ましい。
【0018】この吸気活性化装置を、エンジン5への吸
気通路に装着されているエアクリナー8と吸気マニフォ
ルド6の間に配設することにより、吸気通路を流れる空
気中の酸素が、電気石内に存在する分極した永久極性に
より、この発明の吸気活性化装置に接触してイオン化さ
れ、励起された活性状態でエンジンの燃焼室内に送り込
まれると、励起された活性状態の酸素は、シリンダー内
の燃料の燃焼効率を向上させ、完全燃焼させる。
【0019】上述のように、この発明の吸気活性化装置
を使用することによって、エンジン始動とともにシリン
ダー内の燃料が完全燃焼するので、エンジン始動時に大
量に発生する一酸化炭素や炭化水素類及び黒煙等のパテ
ィキュレートの未燃焼成分の発生を効率よく抑制するこ
とができる。この発明の実施例1による一酸化炭素等の
発生抑制効果は、ガソリンエンジンに関して表1に、及
びディーゼルエンジンに関して表2に記載した。
【0020】また、図4及び図5に図示されているよう
に、合成素材を、径を異にする複数の円筒形ダクト状に
成形し、これら複数の円筒形ダクト状成型物を、それぞ
れ同心円を形成するように嵌挿し、支柱で固定して多重
管ダクト状に成形した吸気活性化装置を成形する他の実
施例(実施例2)を提供することができる。なお、上述
の実施例2の一酸化炭素等の発生抑制効果は、ガソリン
エンジンに関し表1に、及びディーゼルエンジンに関し
ては表2にそれぞれ記載した。
【0021】
【表1】 次の表は、この発明の吸気活性化装置の、ガ
ソリンエンジンへの実施例による排気成分の放出濃度を
示す。なお比較例は、この発明の吸気活性化装置を使用
しない場合の排気成分の放出濃度を示す。
【0022】
【表2】また、次の表は、ディーゼルエンジンへの実施
例による排気成分の放出濃度を示す。なお比較例は、こ
の発明の吸気活性化装置を使用しない場合の排気成分の
放出濃度を示す。
【0023】
【発明の効果】この発明の吸気活性化装置は、エンジン
への吸気通路に配設されているエアクリナーと吸気マニ
フォルドの間に配設することにより、吸気通路を流れる
空気中の酸素が、電気石内に存在する分極した永久極性
により、吸気活性化装置に接触してイオン化され、励起
された活性状態に置かれる。このように、この発明の吸
気活性化装置の作用により、あらかじめ活性状態になっ
た酸素は、エンジンの燃焼室内に送り込まれ、エンジン
の始動と同時にシリンダー内の燃料の燃焼を効率化し、
完全燃焼させる効果がある。
【0024】さらに、この発明の吸気活性化装置を使用
することによって、エンジン始動とともに燃料が完全燃
焼されるので、エンジン始動時に大量に発生する一酸化
炭素や炭化水素類及び黒煙等のパティキュレートの未燃
焼成分の発生を抑制する排気浄化効果がある。
【0025】さらに、この発明による吸気活性化装置
は、エアクリナーから吸気マニホルドまでのエンジンへ
の吸気通路を形成する吸気ダクトに、フランジ等を使用
して簡単に継合することができるので、排気浄化能率の
改良を要するいかなるエンジンについても実施すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸気活性化装置の正面図
【図2】吸気活性化装置の縦断側面図
【図3】吸気活性化装置の装着構成図
【図4】吸気活性化装置の他の実施例の正面図
【図5】吸気活性化装置の他の実施例の縦断側面図
【符号の説明】
1 吸気活性化装置の外筒 2 フランジ 3 リブ 4 吸気ルート 5 エンジン 6 吸気マニフォルド 7 吸気ダクト 8 エアクリナー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その装置の重量の25%〜50%の重量
    の電気石の微粉末をプラスティック、ゴム又は繊維と合
    成した合成素材(以下「合成素材」という。)を用いて
    形成したエンジンの排気浄化用吸気活性化装置(以下
    「吸気活性化装置」という。)において、吸気活性化装
    置の構造を、板状に成形された合成素材を格子状に載架
    して形成されるリブを、合成素材を円筒状に成形して形
    成される外筒に嵌合する構造とすることを特徴とする吸
    気活性化装置。
  2. 【請求項2】 吸気活性化装置を、エアクリナーから吸
    気マニホルドまでのエンジンへの吸気通路に配設するこ
    とを特徴とする請求項1に記載した吸気活性化装置
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