JP3025762U - フットコントローラ - Google Patents

フットコントローラ

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JP3025762U
JP3025762U JP1995013214U JP1321495U JP3025762U JP 3025762 U JP3025762 U JP 3025762U JP 1995013214 U JP1995013214 U JP 1995013214U JP 1321495 U JP1321495 U JP 1321495U JP 3025762 U JP3025762 U JP 3025762U
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栄太郎 下田
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栄通信工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フットコントローラの制御精度及び使用寿命
の向上を図る。 【解決手段】 ハウジング1に直線形ポテンショメータ
21を内蔵し、ペダル8のペダル保持シャフト9に取付
けた作動レバー24を直線形ポテンショメータ21の操
作シャフト21aに対応させて、この操作シャフト21
aをペダル8の踏み込み動作により作動レバー24を介
して押圧操作する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、産業用設備等、例えば、プレス機、木工加工機、建機、医療機器、 縫製機器、荷役運搬車等の機械、機器類の動作制御を行うフットコントローラに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフットコントローラは、マイクロスイッチを内蔵させてペダルにより操 作し、機器類の動作をオン・オフさせるだけのものがほとんどで、フットスイッ チと呼ばれるものであった。
【0003】 この従来のフットコントローラとしてのフットスイッチコントローラは、図8 〜図10に示すように、上面側が開放された収容筐状部2の下部から後方へ水平 に一体にベース部3を延設してハウジング1を形成し、このハウジング1の収容 筐状部2の底面に突設された台座2aにマイクロスイッチ4をスイッチホルダ5 に取付けて固定し、このマイクロスイッチ4の出力リード線6を収容筐状部2の 前壁面に設けられた通孔2bからコネクタ7を介して導出してある。
【0004】 このハウジング1にベース部3の後半部3aと対応するペダル8を、収容筐状 部2の後部下側に横方向に貫通して回転可能に軸支されるペダル保持シャフト9 の収容筐状部2の両側面から突出する両端部において固定することにより起伏回 転可能に軸着して、ベース部3との間にリターン用ばねとしての圧縮コイルばね 10を介裝し、常時ペダル保持シャフト9を支軸として上方へ弾性付勢させてあ る。また、このペダル8には軸着部の前端に突起8a,8bを突設し、後端部下 面に支持突起8cを突設してあり、前端の突起8a,8bはハウジング1のベー ス部3の前半部、即ち、収容筐状部2の両側に位置して突設されたストッパー3 b,3cに対応してペダル8のほぼ水平状態で当接されて上方の回動を規制し、 また、後端の支持突起8cはペダル8が踏み込まれた状態でベース部3の後半部 3aの後端上面に当接して下方への回動を規制するようになされている。
【0005】 そして、このペダル8のペダル保持シャフト9には、ハウジング1の収容筐状 部2の内部において作動レバー11が、マイクロスイッチ4の押ボタン4aに対 応して取付けられている。
【0006】 また、ハウジング1の収容筐状部2の上面開放側にはカバー12がゴムシール 13を介在して取付ねじ14により取付けられて収容筐状部2内は密閉状態に保 持されている。
【0007】 このように構成される従来のフットスイッチコントローラはペダル8を圧縮コ イルばね10の弾力に抗して踏み込み下方へ回動することにより、ハウジング1 の収容筐状部2内において、作動レバー11がペダル保持シャフト9と一体に上 方へ回動されてマイクロスイッチ4の押ボタン4aを押圧し、マイクロスイッチ 4をオンさせてこれに出力リード線6により接続される機器が駆動されることに なる。
【0008】 また、ペダル8から足を離すと、ペダル8は圧縮コイルばね10の反発弾力に より前端の突起8a,8bがベース部3のストッパー3b,3cに当接するまで 戻り回動し、これにより作動レバー11も一体に戻り回動されてマイクロスイッ チ4の押ボタン4aの押圧を解除し、マイクロスイッチはオフされて、これに接 続される機器の駆動が停止される。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
このように構成されるフットスイッチコントローラは、マイクロスイッチ10 のオン・オフ動作が行われ、機器の駆動・停止の操作制御を行うだけであり、駆 動中のスピードコントロール等は行えない不具合があった。
【0010】 また、民生用の可変抵抗器を内蔵したフットコントローラは、電動ミシンのス ピードコントロール用として使用されているが、コントロール精度、寿命、スピ ードの微調整等の点で問題があった。
【0011】 本考案は、マイクロスイッチ、可変抵抗器を用いたフットコントローラの問題 点を改善するためになされたもので、精密で長寿命のフットコントローラを提供 することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によるフットコントローラは、ポテンショ メータをペダルにより操作し、所望の制御出力を得るように構成したものである 。
【0013】 そして、ポテンショメータとして直線形ポテンショメータを用いると共に操作 微調整機構を備えた作動レバーにより操作する構成とすることができるものであ る。
【0014】 また、ポテンショメータとして回転形ポテンショメータを用いると共に操作増 速機構を備え、回転形ポテンショメータを広い範囲で操作できる構成とすること ができるものである。
【0015】 さらに、ポテンショメータにペダルにより操作されるマイクロスイッチを併用 した構成とすることができるものである。
【0016】 このように構成される本考案によるフットコントローラは、直線形ポテンショ メータを用い、操作ストロークの始点微調整可能な構成とし、また、回転形ポテ ンショメータを用い、増速機構により長ストロークの操作が可能な構成とするこ とにより、動作の微調整操作が行えて、操作機器のコントロール精度が向上する と共に、使用寿命も向上する。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態例を図1〜図7を参照して説明する。
【0018】 先ず、直線形ポテンショメータを用いる第1例を図1を参照して説明するに、 ハウジング及びペダルは前述した図8〜図10に示す従来例と同様に構成される ので、従来例と同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
【0019】 この第1例は図8〜図10に示す従来のフットスイッチコントローラのマイク ロスイッチに替えて直線形ポテンショメータを用いたもので、この第1例は、ハ ウジング1の収容筐状部2に直線形ポテンショメータ21を、収容筐状部2の底 面に突設された台座2aに固定される取付けブラケット22により、操作シャフ ト21aが上下方向に摺動可能でペダル8のペダル保持シャフト9から出来るだ け離隔した位置、即ち、収容筐状部2の前部側に位置するように取付けられて、 出力リード線23が収容筐状部2の前壁面の通孔2bからコネクタ7を介して導 出されている。
【0020】 そして、ペダル8のペダル保持シャフト9に収容筐状部2内において、直線形 ポテンショメータ21の操作シャフト21aを作動する作動レバー24が取付け られ、この作動レバー24の先端部、即ち、操作シャフト21aに対応当接する 部位に微調整機構25が備えられている。
【0021】 この作動レバー24の微調整機構25は、図2〜図4に示すように、作動レバ ー24が、操作シャフト21aにまで達しない長さに形成され、この作動レバー 24の先端に操作シャフト21aに対応する副作動レバー26を操作シャフト2 1aに対して接離方向である上下方向に回動調整可能に連結して構成したもので ある。即ち、作動レバー24の先端と副作動レバー26の後端には上下方向に回 動摺接できる摺接面24aと26aを形成してその中心に軸孔24a1 と26a 1 を穿設し、また、副作動レバー26の先端部には操作シャフト21aに対する 当接面26bが形成されており、この作動レバー24と副作動レバー26とを摺 接面24aと26aを突き合わせて連通する軸孔24a1 ,26a1 にボルト2 7を挿通し、スプリングワッシャ28とナット29により締付けることにより連 結している。そして、摺接面24aと26a間には連結状態を保持するための補 強手段30が設けられている。
【0022】 この補強手段30としては、図2に示すものにおいては、作動レバー24の摺 接面24aに軸孔24a1 を挟んで一対のねじ孔30a1 ,30a2 を設けて止 めねじ30a3 ,30a4 を螺挿して副作動レバー26の摺接面26aに突き当 て、両摺接面24a,26a間の回動抵抗を増大させて連結状態を保持するよう に構成してある。
【0023】 また、図3に示すものにおいては、作動レバー24の摺接面24aと副作動レ バー26の摺接面26aとの互いに対向する対接面部を例えば梨地等の粗面30 b1 ,30b2 に形成し、両摺接面24a,26a間の回動抵抗を増大させて連 結状態を保持するように構成してある。
【0024】 さらに図4に示すものにおいては、作動レバー24の摺接面24aと副作動レ バー26の摺接面26aとの互いに対向する対接面部に例えば菊ナット状に軸孔 24a1 ,26a1 から放射線状に凹凸部30c1 ,30c2 を形成し、両摺接 面24a,26a間において互いの凹凸部30c1 ,30c2 を噛み合わせ不動 状態で連結保持できるように構成してある。
【0025】 なお、作動レバー24と副作動レバー26を連結するボルト27の締付けに用 いるスプリングワッシャ28に替えてコイルスプリングを用いることもできる。
【0026】 このように構成される第1例のフットコントローラは、ペダル8を圧縮コイル ばね10の弾力に抗して踏み込むとペダル保持シャフト9とこのシャフト9に固 定された作動レバー24が先端に連結される副作動レバー26と一体的に上方に 回転し、直線形ポテンショメータ21の摺動操作シャフト21aが副作動レバー 26の当接面26bにおいて押し上げられて摺動され、ポテンショメータ21の 出力が可変操作される。
【0027】 この操作状態でペダル8から足を離すと、ポテンショメータ21に内蔵される 摺動操作シャフト21aのスプリングリターン機構及びペダル8とベース部3と 間の圧縮コイルばね10の反発弾力により、ペダル8は元の位置に戻り、ポテン ショメータ21の摺動操作シャフト21aも復帰されて出力はゼロの値に戻る。
【0028】 このようにして、直線形ポテンショメータ21の操作シャフト21aを往復摺 動操作することにより、ポテンショメータ21の出力が可変されて機器の動作を 制御することになる。
【0029】 このように操作されるポテンショメータ21の摺動操作シャフト21aの往復 摺動する位置を決める場合、先ず、ペダル8のペダル保持シャフト9に対する作 動レバー24のクランプ位置で大体の位置を調整した後、作動レバー24の先端 部の微調整機構25を調整、即ち、作動レバー24に連結される副作動レバー2 6を作動レバー24に対しボルト27を緩めることにより回動し、摺動操作シャ フト21aに対する副作動レバー26の対応位置を調整してこの状態でボルト2 7を再び締付けて副作動レバー26を作動レバー24に対して補強手段30を介 して固定する。
【0030】 これにより、ポテンショメータ21の摺動操作シャフト21aに対する作動レ バー24、詳しくは、副作動レバー26の操作位置、即ち、操作シャフト21a の往復摺動する位置の正確な調整が可能となり、しかも、この調整工数を大幅に 短縮することができる。
【0031】 次に図5を参照して本考案によるフットコントローラの第2例を説明するに、 本例は回転形ポテンショメータを用いたものである。
【0032】 この第2例が前述した第1例と相違する点は、回転形ポテンショメータを用い ることと、増速ギヤ機構を用いてペダルの僅かな回転を、ポテンショメータ側で 大きな回転に変換して精密な出力の調整が行える構成としたことである。
【0033】 以下、第2例を前述した従来例及び本考案の第1例と相違する点について図5 を参照して説明する。
【0034】 この第2例のフットコントローラは回転形ポテンショメータ31を備え、ペダ ルのペダル保持シャフト9に扇形の第1の駆動ギヤ32をハブ32aを介して軸 着し、ペダル保持シャフト9と平行に軸支されるギヤ軸33に第1の駆動ギヤ3 2に噛み合わされる小径円筒状の第1の増速ギヤ34と扇形の第2の駆動ギヤ3 5がハブ35aを介して軸着してあり、そして、回転形ポテンショメータ31の 回転操作シャフト31aに第2の駆動ギヤ35に噛み合わされる小径円筒状の第 2の増速ギヤ36を固定し、この第1、第2の駆動ギヤ32,35と第1、第2 の増速ギヤ34,36とにより増速ギヤ機構37が構成されている。
【0035】 このように構成される第2例のフットコントローラは、図示せざるも前述した 従来例及び本考案の第1例と同様に構成されるペダルを踏み込むことによりペダ ル保持シャフト9が回転され、このシャフト9と一体に第1の駆動ギヤ32も回 転される。この第1の駆動ギヤ32の回転が第1の増速ギヤ34に伝達され、こ のギヤ34は小径であるため速く回転されることになり、このギヤ34と一体に ギヤ軸33が回転されて第2の駆動ギヤ35は第1の駆動ギヤ32より速い速度 、即ち、広い範囲に回転されて、この第2の駆動ギヤ35の回転により、回転形 ポテンショメータ31の回転操作シャフト31aは第2の増速ギヤ36を介して 回転される。
【0036】 このように、ペダルを踏み込んでペダル保持シャフト9を回転させると、この 回転範囲より広い範囲で回転形ポテンショメータ31の回転操作シャフト31a が回転されることになり、従ってポテンショメータ31は細かな出力調整が可能 となる。 図6は本考案によるフットコントローラの第3例を示すもので図5に示す第2 例において回転形ポテンショメータの回転操作にクリック感を持たせたものであ る。
【0037】 即ち、この第3例は、第2例の構成において、ペダルのペダル保持シャフト9 に間欠回転機構としてのクリック装置38を取付けたものである。このクリック 装置37は、ペダル保持シャフト9に円弧状周面に所定間隔の歯状凹凸部38a 1 を形成したクリック板38aを軸着し、一方、ハウジング側にこのクリック板 38aの歯状凹凸部38a1 に対応してボールプランジャー39を固定して構成 されており、ボールプランジャー39のプランジャー先端部39aは常時、クリ ック板38aの歯状凹凸部38a1 に係合状に突当てられている。なお、この図 6に示す第3例において、クリック装置38、即ち、クリック板38a、ボール プランジャー39以外の部材は図5に示す第2例における各部材と同一であるか ら同一符号を付してその説明を省略する。
【0038】 このように構成される第3例において、ペダルを踏み込みペダル保持シャフト 9を回転させると、クリック装置38のクリック板38aも一体に回転され、こ のクリック板38aの回転は、ボールプランジャー39のプランジャー先端部3 9aに歯状凹凸部38a1 が1つの凹凸ごとに係合状に行われるため、前述した 第2例と同様にペダル保持シャフト9の回転により駆動回転される回転形ポテン ショメータ31の回転操作シャフト31aの回転位置がクリック感によって感知 できてポテンショメータ31は細かな出力調整が可能であると共にその調整動作 が感知できて信頼性が一層向上される。
【0039】 また、図7は本考案によるフットコントローラの第4例を示すもので、第2例 の回転形ポテンショメータとマイクロスイッチをともに内蔵して構成したもので ある。
【0040】 この第4例は、上面側が開放された収容筐状部42の下面側から後方へ水平に 一体にベース板部43を延設してハウジング41を形成してある。このハウジン グ41にベース板部43の後半部43aと対応するペダル44が、収容筐状部4 2の両側壁部の後部下側に設けられた軸受孔42a,42bに回転可能に貫通し て軸支されるペダル保持シャフト45にその両側突出端部において固定ねじ46 a,46bにより固定することにより起伏回転可能に軸着されて、ほぼ中央部下 面においてベース板部43に固定されたばね固定用突起部47に下端部において 取付けられたペダルリターン用ばね48が突当てられている。
【0041】 このばね固定用突起部47にはペダル踏み込み時の位置調整用ねじ49がねじ 位置固定用ナット50を螺合して螺挿してある。また、ペダル44には軸着部の 前端に係止アーム44a,44bを延設してハウジング41のベース板部43の 前半部両側に突設されたペダルリターン止めストッパー43bに対応されている 。
【0042】 そして、ハウジング41の収容筐状部42内には前述した第2例の増速ギヤ機 構37により駆動される回転形ポテンショメータを内蔵してある。
【0043】 即ち、ペダル保持シャフト45に扇形の第1の駆動ギヤ32をハブ32aを介 して挿通し、固定用ねじ51により固定してあり、また、小径の円筒状の第1の 増速ギヤ34とハブ35aを有する扇形の第2の駆動ギヤ35を挿通し固定用ね じ52と53により固定したギヤ軸33を、収容筐状部42内のほぼ中央部の両 側に固定された一対のギヤ支持ブラケット54,55により、第1の増速ギヤ3 4が第1の駆動ギヤ32に噛み合うように軸支してある。
【0044】 この一対のギヤ支持ブラケット54,55の一方のギヤ支持ブラケット54は 、略L字状でその垂直面部の上部に軸受孔54aを設け、水平面部において固定 ねじ56により収容筐状部42の底面に固定してあり、他方のギヤ支持ブラケッ ト55は下半部を肉厚とした縦長板状で上部に軸受孔55aを設け、下端部内面 側に形成した段部において一方のギヤ支持ブラケット54の水平面部の端面部に 当接し固定ねじ57により固定し、この両ギヤ支持ブラケット54,55の上端 部間の、第2の駆動ギヤ35の回転に支障とならない位置に間隔保持用の間隔筒 58を固定ねじ59a,59bにより固定してある。
【0045】 このギヤ支持ブラケット54,55の他方のギヤ支持ブラケット55に、その 下半部の肉厚部においてポテンショメータ取付パネル60が固定ねじ61により 固定されて、この取付パネル60に回転形ポテンショメータ31を、その回転操 作シャフト31aを通孔60aに貫通させて固定用のナット62とワッシャ63 により固定し、回転操作シャフト31aには第2の駆動ギヤ35に噛み合う第2 の増速ギヤ36を固定用ねじ64により固定してある。
【0046】 また、ハウジング41の収容筐状部42内には前述した従来例と同様のマイク ロスイッチ65を内蔵してある。
【0047】 即ち、収容筐状部42の底面部にマイクロスイッチ取付板66を取付板固定ね じ67により固定し、この取付板66の上半部にマイクロスイッチ65を、押ボ タン65aを下側にして、取付用ねじ68により取付け、一方、ペダル保持シャ フト45には、収容筐状部42内において作動レバー69がマイクロスイッチ6 5の押ボタン65aに対応して固定ねじ70とスプリングワッシャ71及び平ワ ッシャ72により固定してある。
【0048】 また、収容筐状部42の前壁部に設けられた通孔42cにはコネクタ74を介 してチューブ74が取付けられて、このチューブ74に回転ポテンショメータ3 1の出力リード線75及びマイクロスイッチ65の出力リード線76を挿通して 外部に導出してある。
【0049】 このように、回転ポテンショメータ31、マイクロスイッチ65及びその操作 機構を内蔵するハウジング41の収容筐状部42の上面開放側にはカバー77が ゴムシールを介在して取付ねじ78により取付けられて収容筐状部42は密閉状 態に保持される。
【0050】 以上のように構成される第4例のフットコントローラはペダル44をペダルリ ターン用ばね48の弾力に抗して踏み込み下方へ回動することにより、ペダル保 持シャフト45が回転され、ハウジング41の収容筐状部42内において、ペダ ル保持シャフト45と一体に第1の駆動ギヤ32が回転される。この第1の駆動 ギヤ32の回転が第1の増速ギヤ34に伝達され、このギヤ34は小径であるた め速く回転されることになり、このギヤ34と一体にギヤ軸33が回転されて第 2の駆動ギヤ35は第1の駆動ギヤ32より速い速度、即ち、広い範囲に回転さ れてこの第2の駆動ギヤ35の回転により回転形ポテンショメータ31の回転操 作シャフト31aは第2の増速ギヤ36を介して回転される。
【0051】 このようにペダルを踏み込んでペダル保持シャフト45を回転させると、この 回転範囲より広い範囲で回転形ポテンショメータ31の回転操作シャフト31a が回転されることになり、回転形ポテンショメータ31は細かな出力調整が可能 になる。
【0052】 また、この回転形ポテンショメータ31の操作と同時にマイクロスイッチ65 も操作される。即ち、ペダル保持シャフト45の回転と一体に作動レバー69が 上方へ回動されてマイクロスイッチ65の押ボタン65aを押圧し、マイクロス イッチ65はオンされる。
【0053】 このように、ペダル44を踏み込むことにより、回転形ポテンショメータ31 とマイクロスイッチ65が操作され、この出力は、出力リード線75と76を通 して機器に供給され、機器が駆動されることになる。
【0054】 この操作状態でペダル44から足を離すと、ペダル44はペダルリターン用ば ね48の反発弾力により前端の係止アーム44a,44bが、ハウジング41の ベース板部43のペダルリターン止めストッパ43bに当接するまで戻り回動し 、これにより第1の駆動ギヤ32もペダル保持シャフト45と一体に戻り回動さ れて、回転形ポテンショメータ31の回転操作シャフト31aは第1の増速ギヤ 34、第2の駆動ギヤ35及び第2の増速ギヤ36を介して逆回転されて回転形 ポテンショメータ31は初期の操作位置に戻される。また、作動レバー69も一 体に戻り回動されてマイクロスイッチ65の押ボタン4aの押圧を解除しマイク ロスイッチ65はオフされて機器の駆動が停止される。
【0055】 なお、回転形ポテンショメータ31はペダル44の踏み込みの大小により可変 調整操作される。
【0056】 このように構成される第4例のフットコントローラにおいて前述した第3例の ようにペダル44のペダル保持シャフト45にクリック装置を取付け、ペダル4 4の踏み込み動作にクリック感を持たせることもできる。
【0057】 また、この第4例の変形例としては、回転形ポテンショメータ31に替えて直 線形ポテンショメータを用いることができ、この場合は第2の駆動ギヤ35に替 えて作動レバーをギヤ軸33に取付けて、この作動レバーを増速動作、即ち、広 い範囲で回転させこの作動レバーにより直線形ポテンショメータの操作シャフト を作動し、細かな出力調整が可能になる。
【0058】 また、増速機構を介することなく作動レバーをペダル保持シャフト45に取付 けてペダル44により作動レバーを直接回転させて直線形ポテンショメータを操 作するようにしてもよい。
【0059】 さらに、第4例の他の変形例としては、回転形ポテンショメータ31に替えて ロータリースイッチを用いてもよい。この場合も増速機構を介することなく、ロ ータリースイッチをペダル44の保持シャフト45により直接回転操作するよう にしてもよい。なお、このロータリースイッチを用いる場合は、マイクロスイッ チ65を取り除いた構成としてもよい。
【0060】 また、第2例〜第4例における回転形ポテンショメータ31としては、ヘリカ ルに形成された巻線抵抗素子に対し接点がそのヘリコイドに沿って摺動する機構 を備えた多回転形ポテンショメータを用いることができる。そして、第2例〜第 4例における回転形ポテンショメータ31に替えてエンコーダを用いることもで きる。
【0061】 以上、本考案の実施の形態例を説明したが、本考案はこれらの例に限定される ものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0062】 例えば、各部材の形状、大きさ等は任意に変更できるものであり、ペダルリタ ーン用ばねは圧縮コイルばねに限ることなく板ばねを用いることができ、このば ねの取付け位置もペダル保持シャフトの軸支部の近傍とすることもできる。さら に増速ギヤ機構も扇形のギヤに限ることなく、円形の歯車を用いることができる 。
【0063】
【考案の効果】
以上のように、本考案によるフットコントローラは、ポテンショメータを用い てペダルの踏み込みにより操作し、所望の制御出力を得るように構成したので、 制御精度及び使用寿命が向上し、常に機器を確実に制御操作することができて信 頼性が著しく向上され、特に精密機器の制御操作に適用することによりその効果 が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるフットコントローラの第1例の一
部截断した側面図である。
【図2】図1に示すフットコントローラの作動レバーの
一例の要部の分解斜視図である。
【図3】同、作動レバーの他例の要部の分解斜視図であ
る。
【図4】同、作動レバーのさらに他例の要部の分解斜視
図である。
【図5】本考案によるフットコントローラの第2例の要
部の斜視図である。
【図6】本考案によるフットコントローラの第3例の要
部の斜視図である。
【図7】本考案によるフットコントローラの第4例の分
解斜視図である。
【図8】従来のフットスイッチコントローラの一部截断
した側面図である。
【図9】図8に示すフットスイッチコントローラの平面
図である。
【図10】図8に示すフットスイッチコントローラの側
面図である。
【符号の説明】
1,41 ハウジング 2,42 収容筐状部 8,44 ペダル 9,45 ペダル保持シャフト 21 直線形ポテンショメータ 21a 操作シャフト 24 作動レバー 25 微調整機構 26 副作動レバー 30 補強手段 31 回転形ポテンショメータ 32 第1の駆動ギヤ 34 第1の増速ギヤ 35 第2の駆動ギヤ 36 第2の増速ギヤ 37 増速ギヤ機構 65 マイクロスイッチ 69 作動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05G 7/10 Z

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポテンショメータをペダルにより操作
    し、所望の制御出力を得るようにしたことを特徴とする
    フットコントローラ。
  2. 【請求項2】 上記ポテンショメータとして直線形ポテ
    ンショメータを用いると共にこの直線形ポテンショメー
    タを上記ペダルにより微調整機構を備えた作動レバを介
    して操作するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載のフットコントローラ。
  3. 【請求項3】 上記ポテンショメータとして回転形ポテ
    ンショメータを用いると共にこの回転形ポテンショメー
    タを上記ペダルに操作増速機構を備え、上記回転形ポテ
    ンショメータを広い範囲に操作するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載のフットコントローラ。
  4. 【請求項4】 上記ペダルの回転軸部に間欠回転機構を
    備え、上記ポテンショメータを間欠的に操作されるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のフットコント
    ローラ。
  5. 【請求項5】 上記ペダルにより操作されるマイクロス
    イッチを併用したことを特徴とする請求項1に記載のフ
    ットコントローラ。
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