JP3025404B2 - 非接触ストリップ矯正装置および矯正方法 - Google Patents

非接触ストリップ矯正装置および矯正方法

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JP3025404B2 JP6052148A JP5214894A JP3025404B2 JP 3025404 B2 JP3025404 B2 JP 3025404B2 JP 6052148 A JP6052148 A JP 6052148A JP 5214894 A JP5214894 A JP 5214894A JP 3025404 B2 JP3025404 B2 JP 3025404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストリップの非接触矯正
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、溶融合金化亜鉛めっき鋼板の製
造ラインにおいては、図5及び図6に示すように、鋼板
(ストリップ)1を溶融亜鉛が満たされためっき槽内に
通し、該めっき槽から鋼板を引き上げる部分のパスライ
ンに対向して設置されたワイピングノズルからエア−を
鋼板1に吹き付けて、鋼板表面に付着した溶融亜鉛の量
(目付け量と呼ぶ)を調整した後、この鋼板を上方に位
置する合金化炉に通して合金化処理を施す。
【0003】この製造ラインにおいては、めっき槽内か
ら引き上げられた鋼板に、その幅方向の軸に対する反り
(C反りと呼ぶ)が生じ易い。このようなC反りが生じ
ると、幅方向の位置の違いによって、鋼板とワイピング
ノズルとの距離が変化するため、ワイピングノズルを通
過して目付け量が調整された後でも、鋼板表面に付着し
た溶融亜鉛の量に幅方向の位置に応じたばらつきが生
じ、めっきの厚みは均一にならない。また、ワイピング
ノズルから鋼板に吹付けられるエア−によって鋼板に振
動が生じ易いので、その振動によってもめっきの厚みが
不均一になる。
【0004】そこでこの種の製造ラインでは、鋼板の反
りや振動を抑制するための矯正装置が備わっている。即
ち、電磁石を用いて鋼板に磁気吸引力を与え、電磁石と
鋼板との距離が一定になるように制御することで、振動
や反りを抑制している。この種の技術は、例えば、特開
平2−277755号公報や、実開平5−30148号
公報に開示されている。
【0005】特開平2−277755号公報,及び実開
平5−30148号公報に示されているように、この種
の設備においては、鋼板の幅方向の互いに異なる位置に
3組(裏と表で計6組)の電磁石が設置されている。ま
た、これらの電磁石が鋼板の進行方向に複数組設置され
る場合もある。特開平2−277755号公報の技術で
は、電磁石の負担を低減するために、電磁石の位置を鋼
板の厚み方向に移動することを提案している。また実開
平5−30148号公報の技術では、通過する鋼板の幅
が大きく変化してもC反りの矯正を可能にするために、
鋼板の板エッジ位置を検出し、検出した位置に応じて電
磁石を幅方向に移動し、板幅の範囲内に全ての電磁石を
位置決めするように制御することを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−30148号公報のように電磁石の位置を変えるに
は、電磁石を移動するための駆動機構が必要であり、設
備の構造が複雑になる。また、電磁石を移動するのに比
較的時間がかかる。実際の製造ラインでは、板幅などの
仕様が互いに異なる複数の鋼板の後端と先端を互いに溶
接して連結し、連続的に鋼板をラインに通すようにして
あるため、鋼板の連結部分が通過する時には板幅がステ
ップ状に変化する。電磁石を移動するのに時間がかかる
と、連結部分が通過してからしばらくの間はC反りの矯
正ができないので、その部分で品質不良が生じて製品の
歩留まりが低下する。また、3組の電磁石を用いて、鋼
板の幅方向の3カ所のみで電磁石と鋼板との距離(間
隙)を調整しているので、電磁石が存在しない部分につ
いては形状の矯正ができず、C反りや振動を充分に抑制
できない。
【0007】従って本発明は、制御対象鋼板の板幅変化
に対する矯正装置の追従速度を充分に速くするととも
に、鋼板のC反りや振動に対する抑制効果を高めること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、所定方向に向かって連続的に通板され
るストリップ(1)のパスラインを挟むように、該スト
リップに対しその厚み方向に隣接する位置に配置された
電磁石を含み、該電磁石の磁気吸引力によってストリッ
プを矯正する非接触ストリップ矯正装置において:通板
されるストリップの板幅を検出する板幅検出手段
(8);各々独立した4組以上の電磁石手段(N1〜N
8,S1〜S8)を、通板されるストリップの最大板幅
よりも大きい範囲にわたって、ストリップの板幅方向に
並べて構成した矯正力発生手段(2,3);及び前記板
幅検出手段が検出した板幅に応じて、前記矯正力発生手
段を構成する複数の電磁石手段の各々のオン/オフ状態
を自動的に決定する、矯正力制御手段(5);を設け
る。
【0009】また、請求項2の発明は所定方向に向か
って連続的に通板されるストリップ(1)のパスラインを
挟むように、該ストリップに対しその厚み方向に隣接す
る位置に配置された電磁石の磁気吸引力によってストリ
ップを矯正する非接触ストリップ矯正方法において、
々独立した4組以上の電磁石手段(N1〜N8,S1〜S8)を、
通板されるストリップ(1)の最大板幅よりも大きい範囲
にわたって、ストリップの板幅方向に並べて設け、通板
されるストリップの板幅を検出し、検出した板幅よりも
大きい範囲に含まれる電磁石手段を全てオン状態にセッ
トし、残りの全ての電磁石手段をオフ状態にセットす
る、ことを特徴とする。
【0010】なお上記括弧内に示した記号は、後述する
実施例中の対応する要素の符号を参考までに示したもの
であるが、本発明の各構成要素は実施例中の具体的な要
素のみに限定されるものではない。
【0011】
【作用】本発明においては、各々独立した4組以上の電
磁石手段(N1〜N8,S1〜S8)がストリップの板
幅方向に並べて設置してあり、矯正力制御手段(5)
は、板幅検出手段が検出した板幅に応じて、前記矯正力
発生手段を構成する複数の電磁石手段の各々のオン/オ
フ状態を自動的に決定する。また電磁石手段は、通板さ
れるストリップの最大板幅よりも大きい範囲にわたって
設置される。
【0012】従って、板幅の小さいストリップを矯正す
る時も、板幅の大きいストリップを矯正する時も、スト
リップの全幅にわたって電磁石手段が常にストリップと
対向しているので、電磁石手段を移動することなく、矯
正が必要な位置に存在する電磁石手段に通電するだけ
で、ストリップを全幅にわたって矯正しうる。板幅の小
さいストリップに対しては、磁気吸引力を発生する必要
のない位置に存在する電磁石手段をオフ状態にすること
によって、無駄な電力消費を抑制することができる。
【0013】また請求項2の発明では、検出した板幅よ
りも大きい範囲に含まれる電磁石手段を全てオン状態に
セットし、残りの全ての電磁石手段をオフ状態にセット
する。
【0014】図7に示すように電磁石及び鋼板を構成及
び配置したモデルについてコンピュ−タシミュレ−ショ
ンを実施した結果、図8に示す結果が得られた。これに
よれば、鋼板の幅方向エッジよりも少し外側に配置され
た電磁石が発生する磁束によって、鋼板が幅方向の外側
に向かう方向のマックスウェル応力Fxtが発生するこ
とが分かる。この力Fxtは、特に鋼板の表側と裏側の
2つの電磁石を同一極(N極−N極又はS極−S極)に
励磁した場合に大きくなる。従って、請求項2のよう
に、ストリップの板幅よりも大きい範囲に含まれる電磁
石手段の全てを励磁すれば、ストリップの幅方向の両端
部分で、それぞれ外側に向かう力が作用するので、スト
リップには幅方向の張力が加わる。ストリップに張力を
与えることによって、ストリップのC反りなどの形状不
良を矯正する効果が高まる。
【0015】
【実施例】本発明を溶融合金化亜鉛めっき鋼板の製造ラ
インに適用する場合の一実施例について説明する。この
製造ラインでは、図5及び図6に示すように、鋼板1を
溶融亜鉛が満たされためっき槽内に通し、該めっき槽か
ら鋼板1を引き上げる部分のパスラインに対向して設置
されたワイピングノズルからエア−を鋼板1に吹き付け
て、鋼板表面に付着した溶融亜鉛の量(目付け量と呼
ぶ)を調整した後、この鋼板を上方に位置する合金化炉
(図示せず)に通して合金化処理を施す。
【0016】ワイピングノズルより少し上方に、ストリ
ップ矯正装置の電磁石ユニット2,3が、鋼板1を挟ん
で互いに対向する形で設置されている。ストリップ矯正
装置の構成の概略を図1に示す。図1は、図5のI−I
線から見た断面を示している。図1を参照すると、電磁
石ユニット2は、鋼板1の幅方向に向かって1列に配列
された8個の電磁石N1,N2,N3,N4,N5,N
6,N7及びN8で構成されている。また電磁石ユニッ
ト3も、鋼板1の幅方向に向かって1列に配列された8
個の電磁石S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7
及びS8で構成されている。電磁石N1,N2,N3,
N4,N5,N6,N7及びN8は、各々ギャップセン
サ4を内蔵している。このギャップセンサ4は、各電磁
石N1〜N8の位置において、それと鋼板1の表面との
間隙寸法を検出する。また、電磁石ユニット3の上部に
は、板幅計8が設置されている。この板幅計8は、CC
Dイメ−ジセンサを用いて構成してあり、鋼板1の幅方
向の両端位置をそれぞれ光学的に検出し、鋼板1の板幅
を測定する。
【0017】なお、この実施例のように板幅計8を用い
てオンラインで直接板幅を測定する場合もあるが、そも
そも、各操業条件は予め分かっており、現在操業中の板
幅は予め上位の計算機が把握しているので、この上位の
計算機をオフラインの板幅検出手段として用い、計算機
が把握している板幅デ−タを読み込むことにより板幅を
検出するように変更してもよい。
【0018】この実施例では、8個の電磁石N1,N
2,N3,N4,N5,N6,N7及びN8で構成され
る電磁石ユニット2の一端から他端までの長さL0が、
この設備を通過する鋼板1の予め定められた最大幅L1
よりも電磁石約一個分の幅寸法だけ大きくなっている。
電磁石ユニット3の一端から他端までの長さもL0であ
り、電磁石S1,S2,S3,S4,S5,S6,S7
及びS8の設置位置は、幅方向がそれぞれ電磁石N1,
N2,N3,N4,N5,N6,N7及びN8と同一の
位置になっている。
【0019】電磁石ユニット2の電磁石N1〜N8と電
磁石ユニット3の電磁石S1〜S8は、それぞれ信号線
SG1を介して制御ユニット5と接続されており、各々
の通電状態は個別に制御されるように構成されている。
また、電磁石N1〜N8に内蔵されたギャップセンサ4
は、各々、信号線SG2を介して制御ユニット5と接続
され、電磁石ユニット3上に設置された板幅計8は、信
号線SG3を介して、制御ユニット5と接続されてい
る。
【0020】図1の電磁石ユニット2,3の部分の縦断
面図を図2に示す。図2を参照すると、電磁石N1,S
1は、各々、鉄心6とそれに巻回された電気コイル7を
備えている。この例では、電気コイル7は、図中のY軸
と平行な軸を中心として巻回してある。また、電磁石N
1の鉄心中央部の鋼板1と対向する部分には、ギャップ
センサ4が内蔵されている。他の電磁石N2〜N8は各
々N1と同一の構成であり、電磁石S2〜S8は各々S
1と同一の構成になっている。
【0021】図1の電磁石ユニット2に含まれる電磁石
の1つの通電を制御する回路の構成を図9に示し、電磁
石ユニット3に含まれる電磁石の1つの通電を制御する
回路の構成を図10に示す。これらの回路は、それぞれ
電磁石の数だけ備わっており、図1に示す制御ユニット
5に含まれている。
【0022】まず図9を参照して説明する。信号線SG
1を通して電磁石ユニット2の各電気コイル7に流れる
電流は、直流電源から供給され、チョッパ15により制
御される。電流検出器20は、信号線SG1に実際に流
れる電流のレベルを検出する。電流検出器20が出力す
る信号(電流に比例するアナログ電圧)SG4は、制御
回路10の信号処理回路16に入力される。また、制御
対象の電磁石に備わったギャップセンサ4が出力する信
号(間隙寸法に比例するアナログ電圧)SG2も信号処
理回路16に入力される。信号処理回路16は、波形整
形回路,A/D変換器等を含んでおり、入力される信号
SG2及びSG4の電圧を逐次サンプリングして、それ
らの電圧に対応する数値をそれぞれ出力する。信号SG
2B及びSG4Bが、それぞれ信号SG2及びSG4に
対応するデジタル値(検出値)である。
【0023】減算部61では、予めレジスタ12に保持
されたギャップの目標値Goを、検出値SG2Bから減
算した値を、ギャップ偏差x1として出力する。減算部
62では、最新のギャップ偏差x1から、遅延部の出力
値(計算周期の1周期前に得られたギャップ偏差x1
を減算して得られる、ギャップ偏差の時間微分値dx1
/dtを出力する。減算部63は、予めレジスタ12に
保持された電流の目標値isを、検出値SG4Bから減
算した値を、電流偏差i1として出力する。加算部64
は、計算周期の1周期前に得られたそれ自身の出力値に
最新のギャップ偏差x1を加算した結果、即ちギャップ
偏差x1の積分値∫x1dtを出力する。乗算部65はギ
ャップ偏差x1にレジスタ13に保持されたゲイン係数
4を掛けた結果、即ちギャップ偏差x1に比例する成分
を出力し、乗算部66はギャップ偏差の微分値にレジス
タ13に保持されたゲイン係数K3を掛けた結果、即ち
ギャップ偏差の微分成分を出力し、乗算部67は電流偏
差i1にレジスタ13に保持されたゲイン係数K2を掛け
た結果、即ち電流偏差i1に比例する成分を出力し、乗
算部68はギャップ偏差積分値にレジスタ13に保持さ
れたゲイン係数K1を掛けた結果、即ちギャップ偏差の
積分成分を出力する。
【0024】ゲイン係数K1,K2,K3及びK4について
は、現代制御理論に基づいて、各々の最適な値が鋼板の
板厚毎に予め図示しない計算機を用いて算出されてお
り、その結果として得られた各々の板厚毎のゲイン係数
1,K2,K3及びK4が、この制御回路10が動作する
前に、予めメモリ11の板厚に対応付けたアドレスに登
録されている。制御回路10が動作する時には、その時
に通板されている鋼板1の実際の板厚dによって、メモ
リ11の1組のアドレスが選択され、そのアドレスに保
持された1組のゲイン係数K1,K2,K3及びK4が読み
出され、これらの情報がレジスタ13に保持される。
【0025】加算部69は、乗算部65が出力するギャ
ップ偏差比例値,乗算部66が出力するギャップ偏差微
分値,乗算部67が出力する電流偏差比例値,乗算部6
8が出力するギャップ偏差積分値,及びレジスタ12が
出力する電流目標値isを全て加算し、その結果を指令
電圧e0として生成する。この指令電圧e0が、チョッ
パ15に入力される。
【0026】チョッパ15の構成を図11に示す。図1
1を参照すると、チョッパ15は増幅器111,三角波
発生器112,アナログ比較器113,ゲ−トドライバ
114,スイッチングトランジスタ115,直流電源1
16及びダイオ−ド117を備えている。三角波発生器
112は、周波数及び振幅が一定の三角波信号電圧e2
を出力する。アナログ比較器113は、指令電圧e0を
増幅した電圧e1と、三角波発生器112が出力する三
角波電圧e2とを比較し、e1>e2の時には出力信号
e3が高レベルH(オンレベル)になり、e1<e2の
時には出力信号e3が低レベルL(オフレベル)にな
る。従って、信号e3はパルス信号になり、パルスのオ
ン時間の比率、即ちデュ−ティ比は、指令電圧e0に比
例する。信号e3のオン/オフに応じて、トランジスタ
115がオン/オフする。トランジスタ115がオンす
ると、直流電源116から電磁石のコイル7に電流が流
れ、トランジスタ115がオフすると、コイル7の電流
が遮断される。つまり、コイル7に流れる平均的な電流
の大きさは、指令電圧e0に比例する。
【0027】次に図10を参照して説明する。信号線S
G1を通して電磁石ユニット3の各電気コイル7に流れ
る電流は、直流電源から供給され、チョッパ15により
制御される。電流検出器20は、信号線SG1に実際に
流れる電流のレベルを検出する。電流検出器20が出力
する信号SG4は、制御回路10Bの信号処理回路16
に入力される。また、制御対象の電磁石に備わったギャ
ップセンサ4が出力する信号SG2も信号処理回路16
に入力される。図9の制御回路の場合と同様に、信号処
理回路16は、信号SG2及びSG4に対応するデジタ
ル値(検出値)を、信号SG2B及びSG4Bとして出
力する。また、減算部61はギャップ偏差x1を出力
し、減算部62はギャップ偏差の時間微分値dx1/d
tを出力し、減算部63は電流偏差i1を出力し、加算
部64はギャップ偏差x1の積分値∫x1dtを出力す
る。
【0028】乗算部65,66,67及び68は、それ
ぞれゲイン係数K4,K3,K2及びK1を掛けて得られた
ギャップ偏差x1に比例する成分,ギャップ偏差の微分
成分,電流偏差i1に比例する成分,ギャップ偏差の積
分成分を出力する。なおゲイン係数K1,K2,K3及び
4については、図9の回路で使用するK1,K2,K3
びK4とそれぞれ同じ値を用いる。
【0029】計算部69Bは、レジスタ12が出力する
電流目標値isと乗算部67が出力する電流偏差比例値
とを加算し、乗算部65が出力するギャップ偏差比例
値,乗算部66が出力するギャップ偏差微分値,及び乗
算部68が出力するギャップ偏差積分値を減算し、その
結果を指令電圧e0として生成する。この指令電圧e0
が、チョッパ15に入力される。
【0030】ここで矯正装置の動作について説明する。
理解を容易にするために、以下の説明では電流の目標値
isが0の場合を想定する。鋼板1が電磁石ユニット
2,3の部分で正常なパスラインを通過し、振動も生じ
ていなければ、検出されるギャップ値SG2Bとギャッ
プ基準値Goとの偏差x1が0になるので、指令電圧e0
は電流の目標値isと検出値SG4Bのみによって決定
される。電流の目標値isが0であれば、安定状態では
電磁石ユニット2の電磁石と電磁石ユニット3の電磁石
のいずれにも電流が流れないので、鋼板1には特別な力
が加わらない。
【0031】ここで、例えば鋼板1にC反りが生じ、制
御対象の電磁石の位置で、基準位置よりも鋼板1が電磁
石ユニット3に近づくと、ギャップの検出値SG2Bが
増大するので、ギャップ偏差x1がプラスの値になる。
その場合、ギャップ偏差x1に応じた値が指令電圧e0
として現われるが、図9の制御回路10では指令電圧e
0がプラスになり、図10の制御回路10bでは指令電
圧e0がマイナスになる。従って、制御回路10のチョ
ッパ15はe0に応じた電流を、電磁石ユニット2の1
つのコイルに流し、制御回路10Bのチョッパ15はe
0がマイナスであるため、電磁石ユニット3のコイルに
電流を流さない。従って、電磁石ユニット2の電磁石が
発生する磁気吸引力によって、鋼板1は電磁石ユニット
2に近づく方向に移動する。そして鋼板1がパスライン
上の基準位置に近づくにつれて、ギャップ偏差x1が小
さくなり、磁気吸引力も小さくなり、ギャップ偏差x1
が0になると安定状態になる。
【0032】逆に、制御対象の電磁石の位置で、基準位
置よりも鋼板1が電磁石ユニット2に近づくと、ギャッ
プの検出値SG2Bが減少するので、ギャップ偏差x1
がマイナスの値になる。その場合、ギャップ偏差x1
応じた値が指令電圧e0として現われるが、図9の制御
回路10では指令電圧e0がマイナスになり、図10の
制御回路10bでは指令電圧e0がプラスになる。従っ
て、制御回路10bのチョッパ15はe0に応じた電流
を、電磁石ユニット3の1つのコイルに流し、制御回路
10のチョッパ15はe0がマイナスであるため、電磁
石ユニット2のコイルに電流を流さない。従って、電磁
石ユニット3の電磁石が発生する磁気吸引力によって、
鋼板1は電磁石ユニット3に近づく方向に移動する。そ
して鋼板1がパスライン上の基準位置に近づくにつれ
て、ギャップ偏差x1が小さくなり、磁気吸引力も小さ
くなり、ギャップ偏差x1が0になると安定状態にな
る。
【0033】実際には、電磁石をオンする場合には、電
流の目標値isとして、プラスの値がセットされる。従
って、ギャップ偏差x1が0の場合であっても、図9に
示す制御回路10と図10に示す制御回路10Bの指令
電圧e0は、いずれもプラスの値になる。つまり、鋼板
1を挟んで互いに対向する電磁石(例えばN1とS1)
が同時に磁束を発生する。このように制御する理由は、
鋼板1に板幅方向の張力を与えるためである。即ち、鋼
板1の表側の電磁石と裏側の電磁石を同時に付勢するこ
とによって、鋼板1の幅方向両端部には板幅方向の力が
加わり、それによって張力が生じる。この張力は、鋼板
1のC反りや振動を抑制するのに非常に効果がある。
【0034】図7に示すように電磁石及び鋼板を構成及
び配置したモデルについてコンピュ−タシミュレ−ショ
ンを実施した結果、図8に示す結果が得られた。図8
は、互いに対向する電磁石の磁極の極性が同一の場合と
異なる場合について、マックスウェル応力Fxtと最大
磁束密度Bmaxを求めた結果を示している。これによ
れば、鋼板の幅方向エッジよりも少し外側に配置された
電磁石が発生する磁束によって、鋼板が幅方向の外側に
向かう方向のマックスウェル応力Fxtが発生すること
が分かる。この力Fxtは、特に鋼板の表側と裏側の2
つの電磁石を同一極(N極−N極又はS極−S極)に励
磁した場合に大きくなる。従って、図1に示す装置にお
いても、電磁石ユニット2,3の各電磁石の鋼板1と対
向する部分に形成される磁極がいずれもN極になるよう
にコイルの巻回方向とそれに流す電流の向きを定めてあ
る。鋼板1の板幅よりも大きい範囲に含まれる電磁石の
全てを励磁すれば、鋼板1の幅方向の両端部分で、それ
ぞれ外側に向かう方向の力が作用するので、鋼板1には
幅方向の張力が加わる。
【0035】図9及び図10には、それぞれ1個の電磁
石を制御する回路10,10Bを示してあるが、図1に
示す制御ユニット5には、電磁石N1〜N8及びS1〜
S8のそれぞれについて、制御回路10又は10Bが設
置されている。また、これら多数の制御回路10,10
Bは、制御ユニット5に内蔵された1つのコンピュ−タ
(図示せず)によって集中的に制御される。
【0036】制御ユニット5のコンピュ−タは、板厚
d,電流値is及びギャップ値Goを、制御回路10及び
10Bに与えてそれらを制御する。板厚dは、実際に電
磁石ユニット2,3の位置を通過している鋼板1の板厚
であり、制御ユニット5に接続される外部のホストコン
ピュ−タ(例えばプロセスコンピュ−タ)から得られる
情報である。ギャップ値Goは、この装置の構造(電磁
石ユニット2,3間の距離など)と板厚dに基づいて、
逐次決定される。電流値isは、制御対象電磁石のオン
/オフと、鋼板1に与える張力によって決定される。電
磁石をオンする時には、張力と板厚dとに応じたプラス
の値を電流値isにセットし、電磁石をオフする時には
電流値isをマイナスの値にする。電流値isを絶対値の
大きな負の値にすると、その電磁石のコイルに流れる電
流は0になるので、その電磁石はオフ状態になる。
【0037】また、制御ユニット5のコンピュ−タは、
板幅計8によって検出された鋼板1の幅方向の位置及び
幅の大きさに応じて、16個の電磁石N1〜N8及びS
1〜S8のオン/オフ状態を制御する。即ち、制御対象
の鋼板1の矯正や制振に必要な電磁石は全てオン状態に
セットし、不要な電磁石はオフ状態にセットして無駄な
電力消費を抑制する。例えば、電磁石ユニット2,3の
位置を通過する鋼板1の幅が予め定められた最大幅L1
の時には、図3に示すように、電磁石N1〜N8,S1
〜S8の全てをオン状態にセットし、幅の小さい鋼板が
電磁石ユニット2,3の位置を通過する時には、図4に
示すように、電磁石N1〜N8,S1〜S8の一部分を
オン状態にセットし、その他の電磁石はオフ状態とす
る。ここで、オン状態にセットする電磁石は、それらの
全幅が鋼板1の幅よりも大きくなるように決定される。
【0038】即ち、図3,図4に示すように、電磁石N
1〜N8,S1〜S8のうち、少なくとも一部分が鋼板
1と厚み方向で対向する位置に存在する電磁石は全てオ
ンする。また、図示しないが、もし鋼板1の幅方向のエ
ッジ位置が、電磁石N1〜N8(又はS1〜S8)間の
いずれかの境界位置と一致するときには、その境界に対
して鋼板1の外側に位置する1つの電磁石もオンする。
それ以外の電磁石は全てオフする。このようにすると、
図7及び図8に示したシミュレ−ションの結果から分か
るように、鋼板1のエッジ部分には幅方向の外側に向か
う方向の力Fxtが作用するので、鋼板1には幅方向の
張力が加わる。これによって、C反りの矯正や振動を抑
制する効果が高まる。
【0039】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、板幅の小
さいストリップを矯正する時も、板幅の大きいストリッ
プを矯正する時も、ストリップの全幅にわたって電磁石
手段が常にストリップと対向しているので、電磁石手段
を移動することなく、矯正が必要な位置に存在する電磁
石手段に通電するだけで、ストリップを全幅にわたって
矯正しうる。板幅の小さいストリップに対しては、磁気
吸引力を発生する必要のない位置に存在する電磁石手段
をオフ状態にすることによって、無駄な電力消費を抑制
することができる。また、電磁石手段を移動する必要が
ないので、電磁石の構造が簡単になるし、ストリップの
板幅変化に対して、磁力を発生する範囲をすばやく切換
えることができるため、ストリップとストリップとの接
合部分で板幅がステップ状に変化しても、その位置で反
振動が大きくなるのを防止することができ、品質不
良の発生を最小限に抑えうる。
【0040】また、請求項2によれば、ストリップの板
幅よりも大きい範囲に含まれる電磁石手段の全てを励磁
することにより、ストリップの幅方向の両端部分で、そ
れぞれ外側に向かう力が作用するので、ストリップには
幅方向の張力が加わる。ストリップに張力を与えること
によって、ストリップのC反りなどの形状不良を矯正す
る効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図5の設備に設けられた一実施例の矯正装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図5の一部分の拡大縦断面図である。
【図3】 電磁石ユニット2,3と鋼板1を示す平面図
である。
【図4】 電磁石ユニット2,3と鋼板1を示す平面図
である。
【図5】 めっき設備の主要部分の構成を示す正面図で
ある。
【図6】 図5の一部分を示す斜視図である。
【図7】 シミュレ−ションで用いた電磁石と鋼板のモ
デルを示す平面図である。
【図8】 図7のモデルに対するシミュレ−ションの結
果を示すグラフである。
【図9】 図1の制御ユニットに内蔵された1つの制御
回路を示すブロック図である。
【図10】 図1の制御ユニットに内蔵された1つの制
御回路を示すブロック図である。
【図11】 チョッパ15の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1:鋼板 2,3:電磁石ユニ
ット 4:ギャップセンサ 5:制御ユニット 6:鉄心 7:電気コイル 8:板幅計 10,10B:制御
回路 11:メモリ 12,13:レジス
タ 15:チョッパ 16:信号処理回路 116:直流電源 N1〜N8,S1〜S8:電磁石
フロントページの続き (72)発明者 和 嶋 潔 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (56)参考文献 特開 平5−32364(JP,A) 特開 平5−245521(JP,A) 米国特許3784072(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 1/00 C23C 2/26,2/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に向かって連続的に通板される
    ストリップのパスラインを挟むように、該ストリップに
    対しその厚み方向に隣接する位置に配置された電磁石を
    含み、該電磁石の磁気吸引力によってストリップを矯正
    する非接触ストリップ矯正装置において:通板されるス
    トリップの板幅を検出する板幅検出手段;各々独立した
    4組以上の電磁石手段を、通板されるストリップの最大
    板幅よりも大きい範囲にわたって、ストリップの板幅方
    向に並べて構成した矯正力発生手段;及び前記板幅検出
    手段が検出した板幅に応じて、前記矯正力発生手段を構
    成する複数の電磁石手段の各々のオン/オフ状態を自動
    的に決定する、矯正力制御手段;を設けたことを特徴と
    する非接触ストリップ矯正装置。
  2. 【請求項2】 所定方向に向かって連続的に通板される
    ストリップのパスラインを挟むように、該ストリップに
    対しその厚み方向に隣接する位置に配置された電磁石の
    磁気吸引力によってストリップを矯正する非接触ストリ
    ップ矯正方法において、 各々独立した4組以上の電磁石手段を、通板されるスト
    リップの最大板幅よりも大きい範囲にわたって、ストリ
    ップの板幅方向に並べて設け、通板されるストリップの
    板幅を検出し、 検出した板幅よりも大きい範囲に含まれ
    る電磁石手段を全てオン状態にセットし、残りの全ての
    電磁石手段をオフ状態にセットする、ことを特徴とする
    非接触ストリップ矯正方法
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