JP3024680B2 - 手書きパターン蓄積検索装置 - Google Patents

手書きパターン蓄積検索装置

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JP3024680B2
JP3024680B2 JP10004685A JP468598A JP3024680B2 JP 3024680 B2 JP3024680 B2 JP 3024680B2 JP 10004685 A JP10004685 A JP 10004685A JP 468598 A JP468598 A JP 468598A JP 3024680 B2 JP3024680 B2 JP 3024680B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積された手書き
パターンを検索する手書きパターン蓄積検索装置に関
し、特に検索時に入力した手書きパターンに類似した蓄
積パターンを検索する手書きパターン蓄積検索装置及び
手書きパターン検索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の手書きパターン蓄積検索
装置は、例えば特開平8−305722号公報に示され
るように、手書きパターンを蓄積しておいて、それを手
書きしたパターンを検索用キーパターンとして、該キー
検索用パターンに類似した蓄積パターンを検索して出力
することを目的として用いられている。以下、上記した
手書きパターン蓄積検索装置を第1の従来技術と呼ぶ。
【0003】図13は、従来の手書きパターン蓄積検索
装置の一実施例を示すブロック図である。手書きパター
ン入力手段101は、タブレット装置などで、ペンを利
用して手書きされたパターンを、パターンが時系列で書
かれていく途中でのペン先の移動を2次元座標によって
サンプリングして、そのサンプリング値を出力する。こ
こでは、タブレットの左上隅が原点で、右方向に進むに
したがってX座標が大きくなり、下方向に進にしたがっ
てY座標が大きくなる座標系を用いる。手書きパターン
バッファ102は、手書きパターンの一時的な記憶部で
ある。文字分離手段2030は、手書きパターンを文字
毎に分離する。文字コード及びポインタ記憶手段209
0は、認識結果の文字コード、認識結果の信頼度、その
文字に相当する元の手書きパターン中での位置を記録す
る。手書きパターン記憶手段108は、手書きパターン
入力手段101から入力された手書きパターンを蓄積す
る。文字コード及びポインタバッファ2110は、検索
用のキーとして入力された手書きパターンを認識した結
果の文字コード、認識結果の信頼度、及び元の手書きパ
ターン中での当該文字の位置を示すポインタを記憶す
る。文字コード読み出し手段2100は、文字コード及
びポインタ記憶手段2090から文字コードと認識結果
の信頼度を順に読み出し、文字コード整合手段2120
に転送する。文字コード整合手段2120は、文字コー
ド読み出し手段2100と文字コード及びポインタバッ
ファ2110から転送されてきた文字コードと認識結果
の信頼度を用いて整合部分を検出する。手書きパターン
表示手段114は、検索結果の手書きパターンを表示す
る。
【0004】次に上記した手書きパターン蓄積検索装置
の動作について説明する。手書きパターン入力手段10
1に入力され、そこから出力された手書きパターンは、
例えば図14のような形式で出力される。移動するペン
が指し示す点の座標は、一定時間間隔毎にサンプリング
されて、図14の縦方向のカラムとしてデータを出力す
る。1つのサンプリングされたデータは、その点の通し
番号、その手書きデータが記載されているページの番
号、ページ内でのX座標及びY座標、とペン先がタブレ
ット上に接しているか接していないかを示すup/do
wn信号からなる。ペン先がタブレット上に接している
場合にはup/down信号として1、つまりdown
信号が出力され、ペン先がタブレット上に接していない
場合には0、つまりup信号が出力される。
【0005】手書きパターン入力手段101から入力さ
れた前記手書きパターンは、手書きパターンバッファ1
02に一時的に記憶される。文字分離手段2030は、
手書きパターンバッファ102から受け取った手書きパ
ターンを文字毎に切断する。この従来例では、手書きパ
ターン入力手段101には、複数の枠が表示されてお
り、1つの枠には1つの文字が記入されるので、予め定
められた枠の左上座標(X1i ,Y1i )と枠の右下座
標(X2i ,Y2i )を利用して、第i番目の枠内に文
字が書かれていることを検知し、1つの枠内に続けて書
かれている限り、入力されている点を1つの文字として
記録する。
【0006】第i番目の枠内に記入されている点が入っ
ているか否かの判定については、点の座標を(x,y)
としたときに、xがX1i 以上で、かつxがX2i 以下
で、かつyがY1i 以上で、かつyがY2i 以下である
場合に1つの枠内に記入されているとし、これを枠判定
条件とする。もし前記枠判定条件を満たさない点が入力
された場合には、その点の直前までの点が第i枠に記入
されていたものと判定し、それを1つ文字として分離し
て文字認識手段2060に転送する。それ以降に入力さ
れた点については、別の枠が前記枠判定条件を満足する
かを探索する。そして、前記枠判定条件を満足する左上
座標と右下座標をもつ枠を選択して、第i枠として以後
に入力される点が同一の枠判定条件を満足するかどうか
を調べる。
【0007】上記同様に連続して入力される点が同一枠
判定条件を満足し続ける限り1つの文字として点を記録
し、前記枠判定条件を満足しなくなった時点で、それ以
前の点の集合を1つの文字として文字認識手段2060
に転送する。文字分離手段2030が切断して生成した
文字パターンは、文字認識手段2060で認識する。文
字認識手段2060は、オンラインデータとして入力さ
れた手書きパターンを認識する手段であればどのような
ものでもよい。文字認識手段2060は、出力結果とし
て、認識結果の文字コードと認識結果の確信度を出力す
る。確信度は、大きい値ほど確度の高い認識結果である
ことを示す。但し文字認識手段2060は、1つの文字
パターンを認識した際に、複数の文字コードと確信度の
組を出力する。
【0008】記録検索制御手段115は、手書きパター
ンの蓄積度には、第1のスイッチ107を文字コード及
びポインタ記憶手段2090側に接続し、第2のスイッ
チ105を手書きパターン記憶手段108に接続する。
これにより蓄積時には、手書きパターン入力手段101
から入力された手書きパターンは、第2のスイッチ10
5を通して手書きパターン記憶手段108に蓄積され、
文字認識手段2060で生成された文字コードと、確信
度と、認識対象となった文字が蓄積された元の手書きパ
ターンのどこに対応するかを示したポインタとが第1の
スイッチ107を通して文字コード及びポインタ記憶手
段2090に蓄積される。当該文字コード及びポインタ
記憶手段2090に記憶されるデータの形式を図16に
示す。図16に示されるデータは、1つの文字に対して
認識を施した後の認識結果として、第1位候補とその確
信度、第2位候補とその確信度を記憶する場合の例であ
る。より多くの候補を記憶する場合でも同様である。手
書きパターンへのポインタとして1つの文字パターンを
構成する点データの最初の点の番号と最後の点の番号を
記憶する。
【0009】検索時には、記録検索制御手段115から
の信号にしたがって第1のスイッチ107は文字コード
及びポインタバッファ2110に接続され、第2のスイ
ッチ105は切断される。検索のためのキーとなる手書
きパターンが手書きパターン入力手段101から入力さ
れ手書きパターンバッファ102に一時的に記憶され
る。当該手書きパターンは、文字分離手段2030に転
送され文字毎に分離され、図15に示すようなデータが
抽出されて、元の手書きパターンとともに文字に認識手
段2060に転送される。文字認識手段2060で、1
文字毎に認識されその結果は図16に示したフォームで
記録されて文字コード及びポインタバッファ2110に
転送され一時的に記憶される。次に文字コード及びポイ
ンタバッファ2110内の文字のデータは、1文字づつ
文字コード整合手段2120に転送される。文字コード
整合手段2120では、第1番目の文字のデータを受け
取った際に、文字コード読み出し手段2100から文字
コード及びポインタ記憶手段2090内の1番目の文字
に関するデータを読み出す。文字コード及びポインタバ
ッファ2110から読み出した1文字のデータには、図
16の例では2個の文字コードが含まれる。同様に文字
コード及びポインタ記憶手段2090から読み出した1
文字のデータにも2個の文字コードが含まれる。それゆ
え組み合わせとしては4つの組み合わせができる。当該
4つの組のうちで、2つの文字コードが一致してる組み
を選択する。一致している文字コードがある場合には、
それらに対応する確信度を文字コード及びポインタ記憶
手段2090と文字コード及びポインタバッファ211
0から読み出し、和または積によって組の確信度を計算
する。例では積を用いて計算している。もし複数の組で
文字コードが一致している場合には、大きい方の組の確
信度を選択し確信度累計として記憶する。もし確信度累
計が一定の条件を満足している場合、例えば予め定めた
しきい値よりも大きい場合には、確信度を文字コード及
びポインタ記憶手段2090から次の文字データを読み
出し、文字コード及びポインタバッファ2110から次
の文字データを読み出し、前記と同様の組み確信度の計
算を行う。得られた組み確信度を前述確信度累計に掛け
て、新しい確信度累計を求める。この処理を文字コード
及びポインタバッファ2110に含まれる全ての文字に
対して実施した後に、前述の確信度累計がしきい値以上
であるならば、文字コード及びポインタ記憶手段209
0中の対応した文字の列を検索結果として選択する。文
字コード及びポインタバッファ2110中の一連の文字
データを整合している途中で組に含まれるコードで一致
するものがない場合、または一連の文字データを整合し
ている途中で確信度累計がしきい値よりも小さくなった
場合、または一連の文字列をすべて整合し終わった場合
には、整合の処理を中止して、文字コード及びポインタ
バッファ2110中の1番目の文字データと整合した文
字コード及びポインタ記憶手段2090中の文字データ
の次の文字データを読み出し、文字コード及びポインタ
バッファ2110中の1番目の文字データとの整合処理
を開始し、一連の文字列の整合を実行する。文字コード
及びポインタ記憶手段2090中から対応した文字の列
を検索結果として選択できた場合には、その文字に関す
るデータを手書きパターン読み出し手段113に転送す
る。手書きパターン読み出し手段113では、文字コー
ド及びポインタ記憶手段2090中の整合した文字列の
1番目の文字の始点番号と最終文字の終点番号を取得
し、始点から終点までの点データを、手書きパターン記
憶手段108から読み出し、手書きパターン表示手段1
14に転送する。
【0010】従来の他の手書きパターン蓄積検索装置
(第2の従来技術)としては、特開平8−77295号
公報に記載されたものが知られている。以下、この手書
きパターン蓄積検索装置について説明する。オンライン
手書きパターン入力手段から入力された手書きパターン
をストローク毎に記憶して蓄積しておいて、検索の際に
キーとして入力された手書きパターンもストローク集合
として記述して、キーの手書きパターンのストローク集
合と類似したストローク集合を、蓄積されたストローク
集合から部分集合として選択する。類似したストローク
の部分集合を蓄積データから検出できた場合には検出結
果を手書きパターン表示装置に提示する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した第1の従来技
術では、蓄積パターンでも、検索のための検索用キーパ
ターンでも、手書きパターン中の文字は、予め呈示され
た枠の中に1文字づつ記入されたものを入力としている
ために、1文字に分離する際に曖昧さなく実行できる。
しかし、枠がない状態で記入された手書きパターンを文
字毎に分離する場合には、記入した文字の形状の微少な
変化によって結果が異なる場合がある。例えば、「語」
という字を書いた場合にも、「語」を1文字として検出
する場合と、偏の「言」と旁の「吾」が分離して2文字
になる場合がある。このように蓄積パターン中で「語」
と記録され、検索用キーパターンで「言」「吾」と分離
した場合には、第1の従来法ではうまく検索することが
できない。
【0012】例えば、図10に類似したパターンが入力
された場合に、図11のように部分パターン1401と
部分パターン1402に分離される場合と、図12のよ
うに部分パターン1501と部分パターン1502に分
離される場合が想定できる。しかし、図11のように分
離され、認識された結果が蓄積されて、検索用キーパタ
ーンが図12のように分離されて認識された結果を用い
て検索をおこなっても、望ましい検索結果は得られな
い。
【0013】次に、上記した第1の従来技術における他
の問題点について述べる。上記した文字の検出がうまく
いき、蓄積パターンかつ検索用キーパターンで対応する
文字が分離できたとしても、文字認識の結果として同じ
コードが得られない場合がある。特に手書きの場合では
認識結果は不安定で、予め一定数の候補を選択していた
としても、同一カテゴリで異なる時間に記入した文字の
認識結果は、候補集合の交わり集合を求めると、空集合
になる場合がある。このような場合には、上記した第1
の従来技術では望ましい検索結果は得られない。このよ
うな第1の従来技術の問題点を克服するものとして上記
した第2の従来技術が提案されているが、この第2の従
来技術では、ストローク毎に検索用キーパターンに含ま
れるストローク集合に整合する蓄積パターンのストロー
ク集合を求めているために、非常に長い計算時間を要す
るという問題が生ずる。
【0014】本発明の目的は、高速でかつ枠のない状況
で記入された手書き文字パターンを対象として検索もれ
が少ない手書きパターン蓄積検索装置を提供することに
ある。
【0015】本発明の他の目的は、手書き文字だけでな
く、手書きの線図形などの手書きパターンを、手書き文
字と同じ装置で蓄積検索できる手書きパターン蓄積検索
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、手書き
パターン入力手段を有し、蓄積時に前記手書きパターン
入力手段から入力された手書きパターンを蓄積する手書
きパターン記憶手段を有し、検索時に前記手書きパター
ン入力手段から入力した検索用キーパターンと類似する
蓄積されたパターンを検索する手書きパターン蓄積検索
装置において、蓄積時及び検索時に前記手書きパターン
入力手段から入力された手書きパターンを部分パターン
に分割する部分パターン分離手段と、蓄積時及び検索時
に前記部分パターン分離手段により生成された部分パタ
ーンから特徴を抽出する特徴抽出手段と、蓄積時に前記
特徴抽出手段によって生成された特徴と当該特徴が抽出
された元の部分パターンの前記手書きパターン内での位
置を記憶する特徴及びポインタ記憶手段と、検索時に前
記手書きパターン入力手段から入力された手書きパター
ンである前記検索用キーパターンから前記特徴抽出手段
によって生成された特徴を前記特徴及びポインタ記憶手
段に記憶された部分パターンの特徴と整合する特徴整合
手段と、検索時に前記特徴整合手段において整合したも
のとして検出された部分パターンに対応する手書きパタ
ーンを前記手書きパターン記憶手段から読出す手書きパ
ターン読出し手段と、前記手書きパターン読み出し手段
により読み出された手書きパターンを検索結果として出
力する手書きパターン表示手段を具備して構成されたこ
とを特徴とする手書きパターン蓄積検索装置が得られ
る。
【0017】さらに、本発明によれば、前記特徴整合手
段は、前記特徴抽出手段により生成した複数の部分パタ
ーンの特徴を合成して合成された部分パターンの特徴を
求める特徴合成手段と、前記特徴抽出手段により生成し
た部分パターンの特徴及び前記特徴合成手段により合成
した部分パターンの特徴を併せて合成特徴とし、前記検
索キーパターンから生成した合成特徴と前記特徴及びポ
インタ記憶手段に蓄積された部分パターンの特徴から生
成した合成特徴との誤差を求める特徴誤差計算手段を具
備して構成されたことを特徴とする手書きパターン蓄積
検索装置が得られる。
【0018】さらに、本発明によれば、前記特徴合成手
段は、複数の部分パターンの特徴からそれら部分パター
ンの特徴の和を求めて、合成した部分パターンの特徴し
て、前記特徴抽出手段により生成した部分パターンの特
徴と併せて合成特徴として特徴誤差計算手段に転送する
手段を有することを特徴とする手書きパターン蓄積検索
装置が得られる。
【0019】さらに、本発明によれば、前記部分パター
ンの特徴は、部分パターン中に含まれる線分の方向毎の
長さを計数した方向計数データ、部分パターン中に含ま
れる線分の最初の点での線分の方向からなる始点方向デ
ータ、部分パターン中に含まれる線分の最終点での線分
の方向からなる終点方向データ、部分パターン中に含ま
れる線分のストローク数を計数したストローク数デー
タ、部分パターン中に含まれる線分の全長を計数したス
トローク長データ、部分パターン中に含まれる線分のス
トロークの平均長を計数した平均ストローク長データ、
及び部分パターン中に含まれる線分の始点から終点に向
かう方向からなる始点終点方向データで構成されている
ことを特徴とする手書きパターン蓄積検索装置が得られ
る。
【0020】又、本発明によれば、手書きパターン入力
手段を有し、蓄積時に前記手書きパターン入力手段から
入力された手書きパターンを蓄積する手書きパターン記
憶手段を有し、検索時に前記手書きパターン入力手段か
ら入力した検索用キーパターンと類似する蓄積されたパ
ターンを検索する手書きパターン蓄積検索装置におい
て、蓄積時及び検索時に前記手書きパターン入力手段か
ら入力された手書きパターンを部分パターンに分割する
部分パターン分離手段と、蓄積時及び検索時に前記部分
パターン分離手段により生成された部分パターンから特
徴を抽出する特徴抽出手段と、蓄積時に前記特徴抽出手
段によって生成された特徴と当該特徴が抽出された元の
部分パターンの前記手書きパターン内での位置を記憶す
る特徴及びポインタ記憶手段と、検索時に前記手書きパ
ターン入力手段から入力された手書きパターンである前
記検索用キーパターンから前記特徴抽出手段によって生
成された特徴を前記特徴及びポインタ記憶手段に記憶さ
れた部分パターンの特徴と整合する特徴整合手段と、検
索時に前記特徴整合手段において整合したものとして検
出された部分パターンに対応する手書きパターンを前記
手書きパターン記憶手段から読出す手書きパターン読出
し手段と、前記手書きパターン読み出し手段により読み
出された手書きパターンを前記検索用キーパターンとを
整合する手書きパターン整合手段と、前記手書きパター
ン読み出し手段により読み出された手書きパターンのう
ち前記検索用キーパターンとの一致度が高いと判定した
手書きパターンを検索結果として出力する手書きパター
ン表示手段を具備して構成されたことを特徴とする手書
きパターン蓄積検索装置が得られる。
【0021】さらに、本発明によれば、前記特徴整合手
段は、前記特徴抽出手段により生成した複数の部分パタ
ーンの特徴を合成して合成された部分パターンの特徴を
求める特徴合成手段と、前記特徴抽出手段により生成し
た部分パターンの特徴及び前記特徴合成手段により合成
した部分パターンの特徴を併せて合成特徴とし、前記検
索キーパターンから生成した合成特徴と前記特徴及びポ
インタ記憶手段に蓄積された部分パターンの特徴から生
成した合成特徴との誤差を求める特徴誤差計算手段を具
備して構成されたことを特徴とする手書きパターン蓄積
検索装置が得られる。
【0022】さらに、本発明によれば、前記特徴合成手
段は、複数の部分パターンの特徴からそれら部分パター
ンの特徴の和を求めて、合成した部分パターンの特徴し
て、前記特徴抽出手段により生成した部分パターンの特
徴と併せて合成特徴として特徴誤差計算手段に転送する
手段を有することを特徴とする手書きパターン蓄積検索
装置が得られる。
【0023】さらに、本発明によれば、前記部分パター
ンの特徴は、部分パターン中に含まれる線分の方向毎の
長さを計数した方向計数データ、部分パターン中に含ま
れる線分の最初の点での線分の方向からなる始点方向デ
ータ、部分パターン中に含まれる線分の最終点での線分
の方向からなる終点方向データ、部分パターン中に含ま
れる線分のストローク数を計数したストローク数デー
タ、部分パターン中に含まれる線分の全長を計数したス
トローク長データ、部分パターン中に含まれる線分のス
トロークの平均長を計数した平均ストローク長データ、
及び部分パターン中に含まれる線分の始点から終点に向
かう方向からなる始点終点方向データで構成されている
ことを特徴とする手書きパターン蓄積検索装置が得られ
る。
【0024】又、本発明によれば、手書きパターン入力
手段を有し、蓄積時に前記手書きパターン入力手段から
入力された手書きパターンを蓄積する手書きパターン記
憶手段を有し、検索時に前記手書きパターン入力手段か
ら入力した検索用キーパターンと類似する蓄積されたパ
ターンを検索する手書きパターン蓄積検索装置におい
て、蓄積時及び検索時に前記手書きパターン入力手段か
ら入力された手書きパターンを部分パターンに分割する
部分パターン分離手段と、蓄積時及び検索時に前記部分
パターン分離手段により生成された部分パターンから特
徴を抽出する特徴抽出手段と、蓄積時に前記特徴抽出手
段によって生成された特徴と当該特徴が抽出された元の
部分パターンの前記手書きパターン内での位置を記憶す
る特徴及びポインタ記憶手段と、検索時に前記手書きパ
ターン入力手段から入力された手書きパターンである前
記検索用キーパターンから前記特徴抽出手段によって生
成された特徴を前記特徴及びポインタ記憶手段に記憶さ
れた部分パターンの特徴と整合する特徴整合手段と、検
索時に前記特徴整合手段において整合したものとして検
出された部分パターンに対応する手書きパターンを前記
手書きパターン記憶手段から読出す手書きパターン読出
し手段と、前記手書きパターン読出し手段により読み出
された手書きパターンを前記部分パターン分離手段で部
分パターンに分離した結果を入力として認識して文字コ
ードの集合に変換して出力する第1の認識手段と、前記
検索用キーパターンを前記部分パターン分離手段で部分
パターンに分離した結果を入力として認識して文字コー
ドの集合に変換して出力する第2の認識手段と、前記第
1の認識手段が出力した結果と前記第2の認識手段が出
力した結果を比較する文字比較手段と、前記文字比較手
段において前記第1の認識手段が出力した結果と前記第
2の認識手段が出力した結果の一致度が高い場合に前記
手書きパターン読出し手段により読み出された手書きパ
ターンを検索結果として出力する手書きパターン表示手
段を具備して構成されたことを特徴とする手書きパター
ン蓄積検索装置が得られる。
【0025】さらに、本発明によれば、前記特徴整合手
段は、前記特徴抽出手段により生成した複数の部分パタ
ーンの特徴を合成して合成された部分パターンの特徴を
求める特徴合成手段と、前記特徴抽出手段により生成し
た部分パターンの特徴及び前記特徴合成手段により合成
した部分パターンの特徴を併せて合成特徴とし、前記検
索キーパターンから生成した合成特徴と前記特徴及びポ
インタ記憶手段に蓄積された部分パターンの特徴から生
成した合成特徴との誤差を求める特徴誤差計算手段を具
備して構成されたことを特徴とする手書きパターン蓄積
検索装置が得られる。
【0026】さらに、本発明によれば、前記特徴合成手
段は、複数の部分パターンの特徴からそれら部分パター
ンの特徴の和を求めて、合成した部分パターンの特徴し
て、前記特徴抽出手段により生成した部分パターンの特
徴と併せて合成特徴として特徴誤差計算手段に転送する
手段を有することを特徴とする手書きパターン蓄積検索
装置が得られる。
【0027】さらに、本発明によれば、前記部分パター
ンの特徴は、部分パターン中に含まれる線分の方向毎の
長さを計数した方向計数データ、部分パターン中に含ま
れる線分の最初の点での線分の方向からなる始点方向デ
ータ、部分パターン中に含まれる線分の最終点での線分
の方向からなる終点方向データ、部分パターン中に含ま
れる線分のストローク数を計数したストローク数デー
タ、部分パターン中に含まれる線分の全長を計数したス
トローク長データ、部分パターン中に含まれる線分のス
トロークの平均長を計数した平均ストローク長データ、
及び部分パターン中に含まれる線分の始点から終点に向
かう方向からなる始点終点方向データで構成されている
ことを特徴とする手書きパターン蓄積検索装置が得られ
る。
【0028】
【作用】本発明では、予め部分パターンに分離した上
で、整合を調べているので、高速に検索用キーパターン
に類似した蓄積パターンの部分を検索して表示できる。
【0029】また、ストロークから部分パターンへの統
合時に1つの文字を2つに分離してしまったり、別の文
字と統合してしまい、蓄積時のパターンと不釣り合いな
部分パターンが生成された場合にも、複数の部分パター
ンを統合して、対応づいた部分パターンを得てから整合
を図っているので、蓄積時に記入したパターンと、検索
時に記入したパターンが、文字間隔や部首間隔などで不
一致があった場合にも、正しく検出ができる。
【0030】又、複数の部分パターンを合成したパター
ンの特徴を、合成される部分パターンの特徴の和や最大
値選択や最小値選択を利用して計算する手法を有してい
るので、高速に検索を実行できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1
の実施の形態に係る手書きパターン蓄積検索装置の構成
を示すブロック図である。図1において、手書きパター
ン入力手段101は、タブレット装置などで、ペンを利
用して手書きされたパターンを、パターンが時系列で書
かれていく途中でのペン先の移動を2次元座標によって
サンプリングして、そのサンプリング値を出力する。手
書きパターンバッファ102は、手書きパターンの一時
的な記憶部である。部分パターン分離手段103は、手
書きパターンを部分パターンに分離する。特徴及びポイ
ンタ記憶手段109は、部分パターンの特徴と、その部
分パターンに相当する元の手書きパターン中での位置を
記録する。手書きパターン記憶手段108は、手書きパ
ターン入力手段101から入力された手書きパターンを
蓄積する。特徴及びポインタバッファ111は、検索用
のキーとして入力された手書きパターン中の部分パター
ンの特徴、及び元の手書きパターン中での当該部分パタ
ーンの位置を示すポインタを記憶する。特徴読み出し手
段110は、特徴及びポインタ記憶手段109から特徴
を順に読み出し、特徴整合手段112に転送する。特徴
整合手段112は、特徴読み出し手段110と特徴及び
ポインタバッファ111から転送されてきた特徴を用い
て整合する部分パターンを検出する。手書きパターン表
示手段114は、検索結果の手書きパターンを表示す
る。
【0032】次に動作を説明する。手書きパターン入力
手段101に入力され、そこから出力された手書きパタ
ーンは、例えば図14のような形式で出力される。図
を用いて説明する。ペンの移動する座標は、一定時間
間隔毎にサンプリングされて、図14の縦方向のカラム
としてデータを出力する。1つのサンプリングされたデ
ータは、その点の通し番号、そのデータが記載されてい
るページの番号、ページ内でのX座標及びY座標、とペ
ン先がタブレット上に接しているか否かを示すペンup
/down信号からなる。ペン先がタブレット上に接し
ている場合にはペンup/down信号として1、つま
りペンdown信号が出力され、ペン先がタブレット上
に接していない場合にはペンup/down信号として
0、つまりペンup信号が出力される。
【0033】手書きパターン入力手段101から入力さ
れた前記手書きパターンは、手書きパターンバッファ1
02に一時的に記憶される。部分パターン分離手段10
3は、手書きパターンバッファ102から受け取った手
書きパターンを部分パターンに切断する。
【0034】図2は部分パターン分離手段103の詳細
な処理を示すブロック図である。部分パターン分離手段
103は、手書きパターンバッファ102から順次点デ
ータを読み出す点データ読み出し手段701と、点デー
タ読み出し手段701から受け取った点データのペンu
p/down信号を調べ、ストロークに関するデータを
記録するストローク生成手段702と、ストローク毎に
直前のストロークとの時間間隔と移動量を計算して求め
るストローク間時間計算手段703と、ストローク間移
動量計算手段704と、直前のストロークとの時間間隔
と移動量から直前のストロークと異なるブロックに分離
するかを判定する分離判定手段705と、分離された結
果の部分パターン候補記憶手段706と、複数の部分パ
ターン候補を統合して1つの部分パターンにする部分パ
ターン統合手段707を具備して構成されている。
【0035】手書きパターンバッファ102に図14の
形式で手書きデータが入力されたことを知らせる信号
が、記録検索制御手段115から点データ読み出し手段
701に送られると、点データ読み出し手段701は手
書きパターンバッファ102から図14の点番号の小さ
い順に点データを読み出し、ストローク生成手段702
に転送する。ストローク生成手段702では、受け取っ
た点データのペンup/down信号を調べる。直前ま
での点データのペンup/down信号が0であり、当
該点データのペンup/down信号が1である場合
に、ストロークの始点として、当該点データを記憶す
る。以降、連続して入力される点データのペンup/d
own信号が1である限り、それらの点データを前述ス
トローク内の点として記録する。
【0036】さらに、直前までの点データのペンup/
down信号が1であり、当該点データのペンup/d
own信号が0である場合に、直前の点データを前述ス
トロークの終点として記憶するとともに、図15に示し
た部分パターンのデータの形式で、当該ストロークに関
するデータを記録する。まず、部分番号として、ストロ
ークが検出された順の番号を記録する。ストロークを検
出する段階で得られた始点番号と終点番号を当該ストロ
ーク番号の縦カラムでの始点番号と終点番号の部分に記
録する。さらに、当該ストローク内の全ての点の座標
で、最も右にある点のX座標を右上X座標に、最も上に
ある点のY座標を右上Y座標に、最も左にある点のX座
標を左下X座標に、最も下にある点のY座標を左下Y座
標に記録する。1つのストロークの検出が終わった段階
で、順次点データを読み込みながら、前述の手順で順次
ストロークを検出し、図15に示す表の形式でストロー
クを記録する。手書きパターンバッファ102から全て
の点を読み出した時点でストローク生成手段702は停
止する。
【0037】ストローク生成手段702からストローク
のデータが図15の形式で出力されると、ストローク間
時間計算手段703とストローク間移動量計算手段70
4が起動される。ストローク間時間計算手段703は、
入力されたストロークの始点番号と直前に入力されたス
トロークの終点番号の差を求め、分離判定手段705に
転送する。ストローク間移動量計算手段704では、入
力されたストロークの始点のX座標と直前に入力された
ストロークの終点のX座標の差を求め、分離判定手段7
05に転送する。
【0038】また、入力されたストロークの始点のY座
標と直前に入力されたストロークの終点のY座標の差を
求め、分離判定手段705に転送する。分離判定手段7
05では、入力されたストローク間の点番号の差と、X
座標の差と、Y座標の差をそれぞれDT,DX,DYと
して、当該ストロークと直前のストロークを分離するか
統合するかの判定を実施する。本実施の形態では、以下
の数1に示される数式に従って判定値Dを計算して求
め、判定値Dがしきい値Tよりも小さい場合には、当該
ストロークを直前のストロークと統合する。直前のスト
ロークが既にその前のストロークと統合されて部分パタ
ーンとなっている場合には、その部分パターンと当該ス
トロークを統合する。
【0039】
【数1】 だだし、前記数1でのa,b,cは適当に定めた定数で
あり、本実施の形態ではa,b,cをそれぞれ10,
1,1と定めたが、この値は本質的なものではなく、ど
のような値でもよい。分離判定手段705で当該ストロ
ークが統合されることが判定された場合には、部分パタ
ーン候補記憶手段706は、図15に示す部分パターン
記憶用のテーブルから、当該ストロークとその直前の要
素、つまりストロークまたは部分パターンを読み出す。
ここでは図15の表での直前の要素がストロークである
場合にも、直前部分パターンと呼ぶものとする。部分パ
ターン候補記憶手段706は、図15の表の直前部分パ
ターンの始点番号と当該ストロークの始点番号を読み出
し、番号の小さい方を直前部分パターンの始点番号とし
て記憶する。また、直前部分パターンの終点番号と当該
ストロークの終点番号を読み出し、番号の大きい方を直
前部分パターンの終点番号として記憶する。直前部分パ
ターンの右上X座標と当該ストロークの右上X座標を読
み出し、値の小さい方を直前部分パターンの右上X座標
として記憶する。直前部分パターンの右上Y座標と当該
ストロークの右上Y座標を読み出し、値の小さい方を直
前部分パターンの右上Y座標として記憶する。
【0040】同様に、直前部分パターンの左下X座標と
当該ストロークの左下X座標を読み出し、値の大きい方
を直前部分パターンの左下X座標として記憶する。直前
部分パターンの左下Y座標と当該ストロークの左下Y座
標を読み出し、値の大きい方を直前部分パターンの左下
Y座標として記憶する。最後に当該ストロークに対応す
る要素を図4の表から削除する。ストローク生成手段7
02は、手書きパターンバッファ102に記憶された全
ての点データを読み出して、ストロークを生成して、分
離判定手段705に転送する。分離判定手段705で
は、連続するストロークの間で、部分パターンを分離す
るかを判定し、分離しないと判定したストローク集合を
部分パターン候補記憶手段706で統合して記憶する。
その後に、部分パターン統合手段707を起動する。
【0041】部分パターン統合手段707では、図15
の表の要素である個々の部分パターン毎に、統合判定し
て、統合処理を実施する。部分パターンの番号が小さい
順に、番号が隣接する2つの部分パターンを取り出し、
統合判定を実施する。統合判定は、まず当該部分パター
ンと直前の部分パターンを取り出す。直前の部分パター
ンとは、部分番号が当該部分パターンの部分番号よりも
小さい部分パターンの中で、最大の部分番号を持つ部分
パターンを指す。統合判定を、横書きの場合について説
明する。統合判定のための条件は、少なくとも、当該部
分パターンの右上X座標から直前部分パターンの左下X
座標を引いた値がしきい値より大きいことである。
【0042】ここで前記しきい値は、直前部分パターン
の左下X座標と右上X座標の差の3分の1としたが、ど
のような値でもよい。もし、この条件が満足された場合
には、当該部分パターンと直前部分パターンの統合を行
う。まず、図4の表の直前部分パターンの始点番号と当
該部分パターンの始点番号を読み出し、番号の小さい方
を直前部分パターンの始点番号として記憶する。また、
直前部分パターンの終点番号と当該部分パターンの終点
番号を読み出し、番号の大きい方を直前部分パターンの
終点番号として記憶する。直前部分パターンの右上X座
標と当該部分パターンの右上X座標を読み出し、値の小
さい方を直前部分パターンの右上X座標として記憶す
る。直前部分パターンの右上Y座標と当該部分パターン
の右上Y座標を読み出し、値の小さい方を直前部分パタ
ーンの右上Y座標として記憶する。同様に、直前部分パ
ターンの左下X座標と当該部分パターンの左下X座標を
読み出し、値の大きい方を直前部分パターンの左下X座
標として記憶する。直前部分パターンの左下Y座標と当
該部分パターンの左下Y座標を読み出し、値の大きい方
を直前部分パターンの左下Y座標として記憶する。最後
に当該部分パターンに対応する要素を図15に示す表か
ら削除する。
【0043】上記の統合判定と統合処理を、部分番号順
に実施して、一番大きい部分番号の部分パターンまで統
合判定および統合処理を実施する。全ての部分パターン
の統合判定と統合処理が終了した後に、結果の部分パタ
ーンを図1の特徴抽出手段106に転送する。以上に、
部分パターン分離手段103一実施例の詳細な説明をし
たが、本願発明において部分パターンを生成できる手段
は、上記のものに限らない。例えば、上記した従来技術
の説明で用いた枠を利用した部分パターンの分離手段で
もかまわない。また、本実施の形態では、ストローク番
号は、ストロークが入力された順に採番していたが、一
度ストロークデータを図15のように生成した後に、ス
トロークの右上X座標、右上Y座標を元に、並べ直し
て、番号をつけてから、上記の処理を実施してもよい。
同様に、ストロークの左下X座標、左下Y座標を元に、
並べ直して、番号をつけてから、上記の処理を実施して
もよい。
【0044】特徴抽出手段106の動作の説明について
図3を用いて説明する。部分パターン分離手段103か
ら出力された部分パターンのデータは1つの部分パター
ン毎に、端子801を通して特徴抽出手段106に入力
され、点間引き手段802、始点終点方向計測手段81
0、縦横サイズ計測手段811に送られる。
【0045】まず、点間引き手段802では、図15の
形式で記録された部分パターン集合中の1つの部分パタ
ーンのデータから、始点番号と終点番号を読み出す。始
点番号と終点番号の間の全ての点データを、手書きパタ
ーンバッファ102中で図14の形式で記録されたもの
から読み出す。まず、始点と次の点の座標間の距離を計
算し、その距離が間引き距離しきい値Jより小さい場合
には、次の点を消去する。さらに次の点を読み出し、直
前点、この場合は始点との距離を計算し、その距離が間
引き距離しきい値Jより小さい場合には、次の点を消去
する。これを点を読み出しながら繰り返す。
【0046】もし、点間距離がしきい値Jより大きい場
合には、最近に読み出した点を直前として、さらに次の
点を読み出して、前述の距離計算と、しきい値比較と、
点除去の処理を繰り返す。除去されなかった点を隣接点
間方向検出手段803、ストローク数計測手段805、
総ストローク長計測手段806に順次転送する。隣接点
間方向検出手段803では、連続して読み出された2つ
の点の座標を用いて、当該2点間の方向を計算して求め
る。当該2点のうちの番号の小さい方の点の座標を(x
1,y1)とし、もう一方の点の座標を(x2,y2)
とする。そのとき、当該2点間の方向を以下の数2に示
された数式を用いて計算して求める。
【0047】
【数2】 ただし、Aは0から2πまでの実数とする。計算して得
られた方向Aを方向計数手段804に転送する。また、
始点より一定個数の点の方向は始点方向計測手段808
に転送する。本実施の形態では一定個数を5個とした
が、この値は本質的なものではなくどのような個数でも
よい。また、終点直前の一定個数の点の方向は終点方向
計測手段809に転送する。本実施の形態では一定個数
を5個としたが、この値は本質的なものではなくどのよ
うな個数でもよい。方向計数手段804では、受信した
方向Aを方向数Nのクラスに分類する。部分パターン毎
に、初期的に0に設定されたNクラスのヒストグラムを
準備し、方向Aを受信するたびに、方向Aが、π*i/
N以上でπ*(i+1)/N未満となるiを探索し、i
番目のヒストグラムに1を加算する。それと同時に、点
数のカウンタに1を加える。本実施の形態では、ここで
用いたクラス数Nを8としたが、どのような数でもよ
い。1つの部分パターン内の全ての点が隣接点間方向検
出手段803より転送され方向計数が終了した段階で、
全点数で、Nクラスの各ヒストグラム値を割って値を求
め、端子812より出力する。
【0048】始点方向計測手段808では、隣接点間方
向検出手段803から受信した5個の方向の平均値を計
算して求め、端子812から出力する。また、終点方向
計測手段809では、隣接点間方向検出手段803から
受信した5個の方向の平均値を計算して求め、端子81
2から出力する。
【0049】ストローク数計測手段805では、点間引
き手段802から順次受信した点のデータのペンup/
down信号を調べて、ペンダウンつまり1が連続した
後に途切れて0になる回数を計数する。その結果をスト
ローク数として端子812から出力するとともに、平均
ストローク長計測手段807に転送する。総ストローク
長計測手段806では、点間引き手段802から転送さ
れてくる点のデータで、ペンup/down信号が1で
ある連続する2つの点の座標から、当該2点間の距離を
計算して求めて、その累積値を求め、端子812から出
力するとともに、平均ストローク長計測手段807に転
送する。これ以外にも、総ストローク長計測手段806
では、点間引き手段802から転送されてくる点のデー
タで、ペンup/down信号が1である点の数を計数
して、総ストローク長として求めてもよい。平均ストロ
ーク長計測手段807では、総ストローク長計測手段8
06から得られた値を、ストローク数計測手段805か
ら得られた値で割ってえた数を、平均ストローク長とし
て端子812から出力する。
【0050】始終点方向計測手段810は、端子801
から入力される部分パターンの始点番号と終点番号か
ら、当該2点の座標を手書きパターンバッファ102か
ら読み出し、当該2点の座標を(x1,y1),(x
2,y2)として数2の式を用いて始点終点間の方向を
Aとして計算して求め、端子812から出力する。縦横
サイズ計測手段811では、端子801から入力される
部分パターンの左下X座標と右上X座標の差を横幅とし
て求め、部分パターンの左下Y座標と右上Y座標の差を
縦幅として求めて端子812から出力する。
【0051】端子812から出力される各部分パターン
の特徴計測値は図6の表の形式で記憶される。記録検索
制御手段115からの信号にしたがって、手書きパター
ンの蓄積時には第1のスイッチ107は、特徴及びポイ
ンタ記憶手段109に接続されているので、端子812
から出力された図4に示す形式の部分パターンのデータ
は、特徴及びポインタ記憶手段109に記録される。ま
た、手書きパターンの検索時には、第1のスイッチ10
7は、特徴及びポインタバッファ111に接続されてい
るので、端子812から出力された図4に示す形式の部
分パターンのデータは、特徴及びポインタバッファ11
1に記録される。
【0052】検索時には、特徴及びポインタバッファ1
11に部分パターンの特徴が記録された段階で特徴整合
手段112が起動される。特徴整合手段112の動作を
図5と図6を用いて説明する。図5は特徴整合手段11
2の詳細なブロック図であり、図6は特徴整合手段11
2の中の特徴誤差計算手段904の動作を示す流れ図で
ある。第1の特徴バッファ903は、部分パターンの部
分番号を指定して特徴及びポインタバッファ111から
特徴を読み込み保持する。同様に、第2の特徴バッファ
902は、部分パターンの部分番号を指定して特徴読み
出し手段110を通して特徴及びポインタ記憶手段10
9から特徴を読み込み保持する。
【0053】特徴合成手段901では、複数の部分パタ
ーンの特徴を合成して一つの特徴として生成する。方向
計数手段804で生成される特徴の合成のためには、各
方向毎に、複数の特徴の方向計数の和を求めて、合成特
徴の各方向の特徴値とする。始点方向計測手段808で
生成された始点方向の特徴を合成する場合には、合成す
る複数の部分パターンの始点のうちの最も小さい点番号
を持つ部分パターンの始点を、合成される部分パターン
の始点とし、その始点の始点方向を、合成された部分パ
ターンの始点方向とする。
【0054】また選択され終点方向計測手段809で生
成された終点方向の特徴を合成する場合には、合成する
複数の部分パターンの終点のうちの最も大きい点番号を
持つ部分パターンの終点を合成される部分パターンの終
点として、その点の終点方向を、合成される部分パター
ンの終点方向とする。
【0055】また、始点終点方向計測手段810で生成
された始点終点方向の合成のためには、先に求めた合成
される部分パターンの始点の点番号から、その点の座標
を求め、同様に、先に求めた合成される部分パターンの
終点の点番号から、その点の座標を求めて、その点間の
方向を数2に示された式にしたがって計算して求め、合
成された部分パターンの始点終点方向とする。また、ス
トローク数計数手段805で計測されるストローク数の
合成のためには、合成される複数の部分パターンのスト
ローク数の総和を求め、ストローク数とする。
【0056】また、総ストローク長計測手段806で生
成される総ストローク長の合成のためには、合成される
複数の部分パターンの総ストローク長の総和を求めて、
総ストローク長とする。また、平均ストローク長計測手
段807で生成される平均ストローク長の合成のために
は、先に求めた合成された総ストローク長を、合成され
たストローク長で割って、その商を合成された平均スト
ローク長とする。また、縦横サイズ計測手段811で生
成された特徴の合成のためには、合成される複数の部分
パターンの中で、最も小さい右上X座標を求めてX1と
し、最も小さい右上Y座標を求めてY1とし、最も大き
い左下X座標を求めてX2とし、最も大きいY座標を求
めてY2として、横サイズをX2−X1で計算して求
め、縦サイズをY2−Y1で計算して求めて、それぞれ
を合成される部分パターンの横サイズ、縦サイズとす
る。
【0057】特徴誤差計算手段904では、まず、部分
パターン間の誤差(2つの特徴の差)VDを以下の数3
に示す数式に従って荷重付きで累計して求める。
【0058】
【数3】 ここで、fi は、特徴及びポインタバッファ111から
読み出された検索用キーパターンから抽出された第i種
類の特徴で、本実施の形態では、8つの方向計数、始点
方向、終点方向、ストローク数、ストローク長、平均ス
トローク長、始点終点方向を順に並べたものの番号を示
す。つまり、iは1から14までの自然数である。同様
にgi は、特徴及びポインタ記憶手段109から読み出
された蓄積パターンから抽出された第i種類の特徴であ
る。vi は荷重のための計数で、本実施の形態ではすべ
て1としたが、どのような値でもよい。また、前記数3
で|x|は、xの絶対値を表す。また、他の実施の形態
として、前記数3のかわりに以下の数4に示される数式
にしたがって部分パターン間の誤差VDを計算すること
もできる。
【0059】
【数4】 ここでHf とVf は、検索用キーパターンの当該部分パ
ターンの横サイズと縦サイズを表す。さらに他の実施の
形態として、前記数3のかわりに以下の数5に示される
数式を用いて部分パターン間の誤差VDを計算すること
もできる。
【0060】
【数5】 ここでHg とVg は、蓄積パターンの当該部分パターン
の横サイズと縦サイズを表す。さらに他の実施の形態と
して、前記数4におけるHf *Vf のかわりに、Hf 、
Sqrt(Hf *Vf)、Sqrt(Hg *Vg)、又はSqrt(Hf
*Vf *Hg *Vg)を用いて部分パターン間の誤差VD
を計算することもできる。ここで、Sqrt(x) は、xの
平方根を表す。
【0061】部分パターン間の誤差VDの計算手段を用
いて、検索用キーパターンに属する全ての部分パターン
に対応する一連の部分パターンを蓄積パターンから読み
出して、個々の部分パターン間の誤差の総和として検索
用キーパターンと検索されたパターンとの誤差として計
算する。別の実施例では、キーパターンと対応する検索
されたパターンとの個々の部分パターンの誤差を、それ
ぞれVD(j) として、全体パターンの誤差SDを以下の
数6に示される数式にしたがって計算して求めることが
できる。
【0062】
【数6】 ここで、mは、検索用キーパターンで対応に利用された
部分パターンの総数とする。また、VD(j),Hf
(j) ,Vf(j) は、検索用キーパターン中の第j番目
の部分パターンでの誤差、横サイズ、縦サイズである。
また、別の実施例では、前記数6のHf(j) *Vf(j)
のかわりにSqrt(Hf(j))*Sqrt(Vf(j))を利用した
り、Hg(j) *Vg(j) 又はHf(j) などを利用するこ
ともできる。
【0063】特徴誤差計算手段904、検索用キーパタ
ーン中の部分パターンの誤差を計算する過程で、当該部
分パターンに対応する蓄積パターンの対応する部分パタ
ーンを求めて、対応部分記憶手段905に記憶する。
【0064】図7は、検索用キーパターンの部分パター
ンF1からF8と、蓄積パターンの部分パターンT1か
らT8を整合する場合を示した図である。丸1001
は、部分パターンF3と部分パターンT3が、それぞれ
対応づけられていることを示す。同様に丸1002は、
部分パターンF4と部分パターンT4が、それぞれ対応
づけられていることを示す。また、長円1005は、部
分パターンF3と部分パターンF4の合成パターンと部
分パターンT3と部分パターンT4の合成パターンが、
それぞれ対応づけられていることを示す。つまり、部分
パターンF3,F4と部分パターンT3,T4が対応づ
けられている方法には2通りがあり、そのうち適切な方
を選択する必要がある。それを特徴誤差計算手段904
の中で実行する。
【0065】図6を用いて、特徴誤差計算手段904の
動作と特徴整合手段112内の要素の動作を説明する。
まず、特徴誤差計算手段904では、処理のはじめステ
ップS1の直後にステップS2でD′(i,j)なるバ
ッファが準備され、すべての要素は0にクリアされる。
ただし、ここでiは、検索用キーパターン内の部分パタ
ーンを示すインデクスで、1から全部分パターン数まで
の間の自然数をとる。また、jは蓄積された全パターン
中での部分パターンを示すインデクスで、1から全部分
パターン数までの間の自然数をとる。初期的にjは1と
する。D′はディープライムと呼ぶ。次にステップS3
とステップS4で、iとi′とj′を初期化する。ステ
ップS5で、D′(i−i′,j−j′)がしきい値よ
り小さいかどうかを判定し、しきい値より小さい場合に
はステップS6へ進み、大きい場合にはステップS9へ
進み、D(i,i′,j,j′)にD′(i−i′,j
−j′)を代入する。
【0066】ステップS6では、先に説明した部分パタ
ーンを合成したときの特徴の求め方に従って、蓄積パタ
ーン内の第(j−j′)番目の部分パターンから第j番
目の部分パターンまでを合成して特徴を求めPとする。
だだし、(j−j′)が1より小さくなった場合には、
第1番目の部分パターンから第j番目の部分パターンま
でを合成して特徴を求めPとする。次にステップS7で
は、同様に検索用キーパターン内での第(i−i′)番
目の部分パターンから第i番目の部分パターンまでを合
成して特徴を求めQとする。ただし、(i−i′)が1
より小さくなった場合には、第1番目の部分パターンか
ら第i番目の部分パターンまでを合成して特徴を求めQ
とする。
【0067】さらにステップS8では、先に示した対応
する部分パターン間の誤差の計算方法にしたがって、特
徴Pと特徴Qの誤差を求めて既に計算されているD′
(i−i′,j−j′)を加算してD(i−i′,j−
j′)に代入する。i′が0からmaxi′まで順に1
増しながら、ステップS5からステップS8までの処理
を繰り返してD(i,i′,j,j′)を求める。本実
施の形態では、maxi′(マックスアイプライム)を
3としたが、どのような値でもよい。さらに、j′を0
からmaxj′まで順に1増やしながらステップS5か
らステップS10までの処理を繰り返してD(i,
i′,j,j′)を求める。
【0068】つぎにステップ12に進み、先に求めたD
(i,i′,j,j′)のうちで、i′とj′を変更し
た中で最も小さい値のものを選択し、D(i,j)に代
入する。その際に最小値を与えたD(i,i′,j,
j′)のi′とj′から(i−i′−1)と(j−j′
−1)を求めてポインタ記憶部PI(i,j),PJ
(i,j)に記憶する。次にステップS13に進み、i
が1からmaxiになるまで1増やしながらステップS
4からステップS12までの処理を繰り返してD(i,
j)を求める。ステップS14で、D(maxi,j)
をしきい値Tと比較して小さい場合には、検索用キーパ
ターンに整合するパターンが蓄積パターンから検出され
たものとする。その際には、ステップ15へ進み、PI
(maxi,j),PJ(maxi,j)を読み出し
て、ポインタ変数pi,pjに代入するとともに、対応
部分記憶手段905に記憶する。さらにPI(pi,p
j),PJ(pi,pj)を読み出して、pi,pjに
代入するとともに、対応部分記憶手段905に記憶す
る。これをpiが1より小さくなるまで繰り返す。ステ
ップ14でD(maxi,j)をしきい値Tと比較して
大きい場合には、ステップS16に進みステップS3か
らステップS16までの処理をjが1からmaxjまで
jを1増やしながら繰り返す。ここでmaxjは、蓄積
パターンに含まれる全部分パターンの数である。これを
終了してステップS17に進んで終了する。
【0069】その結果、対応部分記憶手段905には、
検索用キーパターンに対応づけられたパターンの部分パ
ターンの組が複数個記録され、端子906を通して手書
きパターン読み出し手段113に転送される。
【0070】手書きパターン読み出し手段113は、受
け取った複数のうちの1つの蓄積パターン内の部分パタ
ーンの番号の組み(0,pj)と(maxi,pj′)
のpjとpj′から、特徴及びポインタ記憶手段109
内に記憶されている第pj番目の部分パターンの始点番
号と第pj′番目の部分パターンの終点番号を読み出
し、それらをqjとqj′とし、さらに手書きパターン
記憶手段108中に記憶されている第qj番目の点から
第qj′番目の点までのデータを読み出し、手書きパタ
ーン表示手段114に表示する。手書きパターン記憶手
段108の別の実施例では、手書きパターン記憶手段1
08中に記憶されている第qj番目の点のページ番号を
読み出し、当該ページ中にある点データをすべて読み出
し、手書きパターン表示手段114に表示する。さら
に、手書きパターン記憶手段108中に記憶されている
第qj番目の点から第qj′番目の点までのデータを読
み出し、色または大きさは太さを変えて手書きパターン
表示手段114に表示する。
【0071】次に、本発明の第2の実施の形態について
図8を参照して説明する。本実施の形態と、上記した第
1の実施の形態との違いは、第1の実施の形態での特徴
整合手段112の後に、手書きパターン整合手段111
2を有することである。特徴整合手段112の動作後に
は、対応部分記憶手段905に、検索用キーパターン中
の部分パターンに対応する蓄積パターン中の部分パター
ンの部分番号を組み、(pi,pj)の集合として記憶
されている。全部でM個の組が記憶されているとし、便
宜的にここでは部分パターンの組を(pi(m),pj
(m))とする。ただし、mは1からMまでの自然数で
ある。
【0072】そこで手書きパターン整合手段1112で
はまず蓄積パターン中の第(pj(1)+1)番目の部
分パターンの始点から、第pj(2)番目の部分パター
ンの終点までの点データを、手書きパターン読み出し手
段113を通して読取る。また、検索用キーパターン中
の第(pi(1)+1)番目の部分パターンの始点か
ら、第pi(2)番目の部分パターンの終点までの点デ
ータを、手書きパターンバッファ102から読取る。そ
れらの2つの点列を整合し、その整合度を求めて累積整
合度Rに加える。次に蓄積パターン中の第(pj(2)
+1)番目の部分パターンの始点から、第pj(3)番
目の部分パターンの終点までの点データを、手書きパタ
ーン読み出し手段113を通して読取る。
【0073】また、検索用キーパターン中の第(pi
(2)+1)番目の部分パターンの始点から、第pi
(3)番目の部分パターンの終点までの点データを、手
書きパターンバッファ102から読取る。それらの2つ
の点列を整合し、その整合度を求めて累積整合度Rに加
える。以上の処理を繰り返して全てのpi(m)とpj
(m)について行った後に得たRを最終的な累積整合度
として、その累積整合度がしきい値を超えた場合にの
み、手書きパターン記憶手段108から読み出された点
列のパターンを、手書きパターン表示手段114に表示
する。その累積整合度がしきい値を下回った場合には、
特徴整合手段112から転送されてくる別の整合部分パ
ターン集合を読み出して同様の処理を繰り返す。ここで
2つの点列の整合度を求める処理は、どのようなもので
もよいが、一方の点列を入力パターンとして、他方の点
列を認識辞書のパターンとすることにより「橋本新一郎
著、文字認識概論、オーム社昭和57年3月発行、p
p.126から135」に記載されているオンライン文
字認識方法を利用して実行できる。
【0074】手書きパターン記憶手段108の別の実施
例では、累積整合度がしきい値を超えた場合には手書き
パターン記憶手段108中に記憶されている第(pj
(1)+1)番目の点のページ番号を読み出し、当該ペ
ージ中にある点データをすべて読み出し、手書きパター
ン表示手段114に表示する。さらに、手書きパターン
記憶手段108中に記憶されている第(pj(1)+
1)番目の点から第pj(M)番目の点までのデータを
読み出し、色または大きさまたは太さを変えて手書きパ
ターン表示手段114に表示する。
【0075】次に、本発明の第3の実施の形態について
図9を参照して説明する。本実施の形態と、上記した第
1の実施の形態との違いは、第1の実施の形態での特徴
整合手段112の後に、第2の認識手段1203を有
し、手書きパターン読み出し手段113の後に第1の認
識手段1201を有し、それら2つからの入力をもつ文
字比較手段1203を有することである。特徴整合手段
112の動作後には、対応部分記憶手段905に、検索
用キーパターン中の部分パターンに対応する蓄積パター
ン中の部分パターンの部分番号を組み(pi,pj)の
集合として記憶されている。全部でM個の組が記憶され
ているとし、便宜的にここでは部分パターンの組を(p
i(m)),pj(m))とする。ただし、mは1から
Mまでの自然数である。
【0076】第1の認識手段1201ではまず蓄積パタ
ーン中の第(pj(1)+1)番目の部分パターンの始
点から、第pj(2)番目の部分パターンの終点までの
点データを、手書きパターン読み出し手段113を通し
て読取る。読み出された点列データをオンライン文字認
識手法を用いて認識し、その結果として複数の文字コー
ドとその確信度の組を得る。ここで読み出された点列を
認識する方法は、どのようなものでもよいが、「橋本新
一郎著、文字認識概論、オーム社昭和57年3月発行、
pp.126から135」に記載されているオンライン
文字認識方法を利用しても実行できる。
【0077】次に蓄積パターン中の第(pj(2)+
1)番目の部分パターンの始点から、第pj(3)番目
の部分パターンの終点までの点データを、手書きパター
ン読み出し手段113を通して読取る。読み出された点
列データをオンライン文字認識手法を用いて認識し、そ
の結果として複数の文字コードとその確信度の組を得
る。以上の処理を繰り返して全てのpj(m)について
行って、(C1(i,j),W1(i,j)の組を得
て、文字比較手段1203に転送する。iは第i番目の
部分パターンに対して認識処理を行った結果であること
を示す。また、jは認識処理の第j番目の候補であるこ
とを示す。またC1(i,j)は、認識結果の文字を示
し、W1(i,j)はC1(i,j)の確信度を示す。
同様にして第2の認識手段1202では、検索用キーパ
ターン中の第(pi(1)+1)番目の部分パターンの
始点から、第pi(2)番目の部分パターンの終点まで
の点データを、手書きパターンバッファ102から読取
る。読み出された点列データをオンライン文字認識手法
を用いて認識し、その結果として複数の文字コートとそ
の確信度の組を得る。
【0078】次に検索用キーパターン中の第(pi
(2)+1)番目の部分パターンの始点から、第pi
(3)番目の部分パターンの終点までの点データを、手
書きパターンバッファ102から読取る。読み出された
点列データをオンライン文字認識手法を用いて認識し、
その結果として複数の文字コードとその確信度の組を得
る。以上の処理を繰り返して全てのpi(m)について
行って、(C2(i,j),W2(i,j))の組を得
て、文字比較手段1203に転送する。iは第i番目の
部分パターンに対して認識処理を行った結果であること
を示す。また、jは認識処理の第j番目の候補であるこ
とを示す。またC2(i,j)は、認識結果の文字を示
し、W2(i,j)はC2(i,j)の確信度を示す。
【0079】文字比較手段1203では、まず(C1
(i,j),W1(i,j))の組と(C2(1,
j′),W2(1,j′))の組を取り出し比較する。
ただし、jとj′は1から最大候補数までの任意の自然
数とする。比較手段はどのようなものでもよいが、例え
ば特開平8−305722号公報に示されるような方法
が利用できる。つまり、C1(i,j)=C2(1,
j′)であり、かつW1(i,j)*W2(1,j′)
が最大となる組を検出し、W1(i,j)*W2(1,
j′)をRに代入する。同様に、(C1(2,j),W
1(2,j))の組と(C1(2,j′),W1(2,
j′))の組を取り出し比較し、C1(2,j)=C2
(2,j′)であり、かつW1(2,j)*W2(2,
j′)が最大となる組を検出し、W1(2,j)*W2
(2,j′)をRに加算する。これを全ての(C1
(i,j),W1(i,j))の組と(C2(i,
j′),W2(i,j′))の組みなるiについて実行
して、最終的なRをしきい値と比較する。Rがしきい値
よりも大きい場合には、検索用キーパターンに対応す
る、蓄積パターンが検出できたものとして、手書きパタ
ーン読み出し手段113で読み出された点列を手書きパ
ターン表示手段114に表示する。そのRがしきい値を
下回った場合には、特徴整合手段112から転送されて
くる別の整合部分パターン集合を読み出して同様の処理
を繰り返す。
【0080】手書きパターン記憶手段108の別の実施
例では、累積整合度がしきい値を超えた場合には手書き
パターン記憶手段108中に記憶されている第(pj
(1)+1)番目の点のページ番号を読み出し、当該ペ
ージ中にある点データをすべて読み出し、手書きパター
ン表示手段114に表示する。さらに、手書きパターン
記憶手段108中に記憶されている第(pj(1)+
1)番目の点から第pj(M)番目の点までのデータを
読み出し、色または大きさまたは太さを変えて手書きパ
ターン表示手段114に表示する。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、予め部分パターンに分
離した上で、整合を調べており、ストローク毎に網羅的
に整合を調べるのに比べて非常に早いため、高速に検索
用キーパターンに類似した蓄積パターンの部分を検索し
て表示できる。例えば1つの部分パターンが5本のスト
ロークから成り立っていると仮定すると、予めストロー
クを部分パターンに統合しておくことにより、25倍の
高速化が図れる。
【0082】又、本発明によれば、ストロークから部分
パターンへの統合時に1つの文字を2つに分離してしま
ったり、別の文字と統合してしまい、蓄積時のパターン
と不釣り合いな部分パターンが生成された場合にも、複
数の部分パターンを統合して、対応づいた部分パターン
を得てから整合を図っているため、蓄積時に記入したパ
ターンと、検索時に記入したパターンが、文字間隔や部
首間隔などで不一致があった場合にも正しく検出ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】部分パターン分離手段の構成を示すブロック図
である。
【図3】特徴抽出手段の構成を示すブロック図である。
【図4】特徴を抽出した後の部分パターンのデータの形
式を説明する図である。
【図5】特徴整合手段の構成を示すブロック図である。
【図6】特徴整合手段の処理の手順を示す流れ図であ
る。
【図7】部分パターン及び合成された部分パターンの整
合を説明する図である。
【図8】本発明の別の実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図9】本発明の別の実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図10】手書きパターンの例を示す図である。
【図11】手書きパターンを部分パターンに分離した結
果の例を示す図である。
【図12】手書きパターンを部分パターンに分離した結
果の例を示す図である。
【図13】従来の手書き文字蓄積検索装置の構成を示す
ブロック図である。
【図14】点データの形式を説明する図である。
【図15】部分パターン及びストロークのデータの形式
を説明する図である。
【図16】従来の手書きパターン蓄積検索装置での部分
パターンのデータの形式を説明する図である。
【符号の説明】
101 手書きパターン入力手段 102 手書きパターンバッファ 103 部分パターン分離手段 105 第2のスイッチ 106 特徴抽出手段 107 第1のスイッチ 108 手書きパターン記憶手段 109 特徴及びポインタ記憶手段 110 特徴読み出し手段 111 特徴及びポインタバッファ 112 特徴整合手段 113 手書きパターン読み出し手段 114 手書きパターン表示手段 115 記録検索制御手段 701 点データ読み出し手段 702 ストローク生成手段 703 ストローク間時間計算手段 704 ストローク間移動量計算手段 705 分離判定手段 706 部分パターン候補記憶手段 707 部分パターン統合手段 708 端子 801 端子 802 点間引き手段 803 隣接点間方向検出手段 804 方向計数手段 805 ストローク数計測手段 806 総ストローク長計測手段 807 平均ストローク長計測手段 808 始点方向計測手段 809 終点方向計測手段 810 始点終点方向計測手段 811 縦横サイズ計測手段 812 端子 901 特徴合成手段 902 第2の特徴バッファ 903 第1の特徴バッファ 904 特徴誤差計算手段 905 対応部分記憶手段 906 端子 1112 手書きパターン整合手段 1201 第1の認識手段 1202 第2の認識手段 1203 文字比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06K 9/00 G06K 9/62 G06F 17/30

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手書きパターン入力手段を有し、蓄積時
    に前記手書きパターン入力手段から入力された手書きパ
    ターンを蓄積する手書きパターン記憶手段を有し、検索
    時に前記手書きパターン入力手段から入力した検索用キ
    ーパターンと類似する蓄積されたパターンを検索する手
    書きパターン蓄積検索装置において、蓄積時及び検索時
    に前記手書きパターン入力手段から入力された手書きパ
    ターンを部分パターンに分割する部分パターン分離手段
    と、蓄積時及び検索時に前記部分パターン分離手段によ
    り生成された部分パターンから特徴を抽出する特徴抽出
    手段と、蓄積時に前記特徴抽出手段によって生成された
    特徴と当該特徴が抽出された元の部分パターンの前記手
    書きパターン内での位置を記憶する特徴及びポインタ記
    憶手段と、検索時に前記手書きパターン入力手段から入
    力された手書きパターンである前記検索用キーパターン
    から前記特徴抽出手段によって生成された特徴を前記特
    徴及びポインタ記憶手段に記憶された部分パターンの特
    徴と整合する特徴整合手段と、検索時に前記特徴整合手
    段において整合したものとして検出された部分パターン
    に対応する手書きパターンを前記手書きパターン記憶手
    段から読出す手書きパターン読出し手段と、前記手書き
    パターン読み出し手段により読み出された手書きパター
    ンを検索結果として出力する手書きパターン表示手段を
    具備して構成されたことを特徴とする手書きパターン蓄
    積検索装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴整合手段は、前記特徴抽出手段
    により生成した複数の部分パターンの特徴を合成して合
    成された部分パターンの特徴を求める特徴合成手段と、
    前記特徴抽出手段により生成した部分パターンの特徴及
    び前記特徴合成手段により合成した部分パターンの特徴
    を併せて合成特徴とし、前記検索キーパターンから生成
    した合成特徴と前記特徴及びポインタ記憶手段に蓄積さ
    れた部分パターンの特徴から生成した合成特徴との誤差
    を求める特徴誤差計算手段を具備して構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の手書きパターン蓄積検索装
    置。
  3. 【請求項3】 前記特徴合成手段は、複数の部分パター
    ンの特徴からそれら部分パターンの特徴の和を求めて、
    合成した部分パターンの特徴して、前記特徴抽出手段に
    より生成した部分パターンの特徴と併せて合成特徴とし
    て特徴誤差計算手段に転送する手段を有することを特徴
    とする請求項2記載の手書きパターン蓄積検索装置。
  4. 【請求項4】 前記部分パターンの特徴は、部分パター
    ン中に含まれる線分の方向毎の長さを計数した方向計数
    データ、部分パターン中に含まれる線分の最初の点での
    線分の方向からなる始点方向データ、部分パターン中に
    含まれる線分の最終点での線分の方向からなる終点方向
    データ、部分パターン中に含まれる線分のストローク数
    を計数したストローク数データ、部分パターン中に含ま
    れる線分の全長を計数したストローク長データ、部分パ
    ターン中に含まれる線分のストロークの平均長を計数し
    た平均ストローク長データ、及び部分パターン中に含ま
    れる線分の始点から終点に向かう方向からなる始点終点
    方向データで構成されていることを特徴とする請求項3
    記載の手書きパターン蓄積検索装置。
  5. 【請求項5】 手書きパターン入力手段を有し、蓄積時
    に前記手書きパターン入力手段から入力された手書きパ
    ターンを蓄積する手書きパターン記憶手段を有し、検索
    時に前記手書きパターン入力手段から入力した検索用キ
    ーパターンと類似する蓄積されたパターンを検索する手
    書きパターン蓄積検索装置において、蓄積時及び検索時
    に前記手書きパターン入力手段から入力された手書きパ
    ターンを部分パターンに分割する部分パターン分離手段
    と、蓄積時及び検索時に前記部分パターン分離手段によ
    り生成された部分パターンから特徴を抽出する特徴抽出
    手段と、蓄積時に前記特徴抽出手段によって生成された
    特徴と当該特徴が抽出された元の部分パターンの前記手
    書きパターン内での位置を記憶する特徴及びポインタ記
    憶手段と、検索時に前記手書きパターン入力手段から入
    力された手書きパターンである前記検索用キーパターン
    から前記特徴抽出手段によって生成された特徴を前記特
    徴及びポインタ記憶手段に記憶された部分パターンの特
    徴と整合する特徴整合手段と、検索時に前記特徴整合手
    段において整合したものとして検出された部分パターン
    に対応する手書きパターンを前記手書きパターン記憶手
    段から読出す手書きパターン読出し手段と、前記手書き
    パターン読み出し手段により読み出された手書きパター
    ンを前記検索用キーパターンとを整合する手書きパター
    ン整合手段と、前記手書きパターン読み出し手段により
    読み出された手書きパターンのうち前記検索用キーパタ
    ーンとの一致度が高いと判定した手書きパターンを検索
    結果として出力する手書きパターン表示手段を具備して
    構成されたことを特徴とする手書きパターン蓄積検索装
    置。
  6. 【請求項6】 前記特徴整合手段は、前記特徴抽出手段
    により生成した複数の部分パターンの特徴を合成して合
    成された部分パターンの特徴を求める特徴合成手段と、
    前記特徴抽出手段により生成した部分パターンの特徴及
    び前記特徴合成手段により合成した部分パターンの特徴
    を併せて合成特徴とし、前記検索キーパターンから生成
    した合成特徴と前記特徴及びポインタ記憶手段に蓄積さ
    れた部分パターンの特徴から生成した合成特徴との誤差
    を求める特徴誤差計算手段を具備して構成されたことを
    特徴とする請求項5記載の手書きパターン蓄積検索装
    置。
  7. 【請求項7】 前記特徴合成手段は、複数の部分パター
    ンの特徴からそれら部分パターンの特徴の和を求めて、
    合成した部分パターンの特徴して、前記特徴抽出手段に
    より生成した部分パターンの特徴と併せて合成特徴とし
    て特徴誤差計算手段に転送する手段を有することを特徴
    とする請求項6記載の手書きパターン蓄積検索装置。
  8. 【請求項8】 前記部分パターンの特徴は、部分パター
    ン中に含まれる線分の方向毎の長さを計数した方向計数
    データ、部分パターン中に含まれる線分の最初の点での
    線分の方向からなる始点方向データ、部分パターン中に
    含まれる線分の最終点での線分の方向からなる終点方向
    データ、部分パターン中に含まれる線分のストローク数
    を計数したストローク数データ、部分パターン中に含ま
    れる線分の全長を計数したストローク長データ、部分パ
    ターン中に含まれる線分のストロークの平均長を計数し
    た平均ストローク長データ、及び部分パターン中に含ま
    れる線分の始点から終点に向かう方向からなる始点終点
    方向データで構成されていることを特徴とする請求項7
    記載の手書きパターン蓄積検索装置。
  9. 【請求項9】 手書きパターン入力手段を有し、蓄積時
    に前記手書きパターン入力手段から入力された手書きパ
    ターンを蓄積する手書きパターン記憶手段を有し、検索
    時に前記手書きパターン入力手段から入力した検索用キ
    ーパターンと類似する蓄積されたパターンを検索する手
    書きパターン蓄積検索装置において、蓄積時及び検索時
    に前記手書きパターン入力手段から入力された手書きパ
    ターンを部分パターンに分割する部分パターン分離手段
    と、蓄積時及び検索時に前記部分パターン分離手段によ
    り生成された部分パターンから特徴を抽出する特徴抽出
    手段と、蓄積時に前記特徴抽出手段によって生成された
    特徴と当該特徴が抽出された元の部分パターンの前記手
    書きパターン内での位置を記憶する特徴及びポインタ記
    憶手段と、検索時に前記手書きパターン入力手段から入
    力された手書きパターンである前記検索用キーパターン
    から前記特徴抽出手段によって生成された特徴を前記特
    徴及びポインタ記憶手段に記憶された部分パターンの特
    徴と整合する特徴整合手段と、検索時に前記特徴整合手
    段において整合したものとして検出された部分パターン
    に対応する手書きパターンを前記手書きパターン記憶手
    段から読出す手書きパターン読出し手段と、前記手書き
    パターン読出し手段により読み出された手書きパターン
    を前記部分パターン分離手段で部分パターンに分離した
    結果を入力として認識して文字コードの集合に変換して
    出力する第1の認識手段と、前記検索用キーパターンを
    前記部分パターン分離手段で部分パターンに分離した結
    果を入力として認識して文字コードの集合に変換して出
    力する第2の認識手段と、前記第1の認識手段が出力し
    た結果と前記第2の認識手段が出力した結果を比較する
    文字比較手段と、前記文字比較手段において前記第1の
    認識手段が出力した結果と前記第2の認識手段が出力し
    た結果の一致度が高い場合に前記手書きパターン読出し
    手段により読み出された手書きパターンを検索結果とし
    て出力する手書きパターン表示手段を具備して構成され
    たことを特徴とする手書きパターン蓄積検索装置。
  10. 【請求項10】 前記特徴整合手段は、前記特徴抽出手
    段により生成した複数の部分パターンの特徴を合成して
    合成された部分パターンの特徴を求める特徴合成手段
    と、前記特徴抽出手段により生成した部分パターンの特
    徴及び前記特徴合成手段により合成した部分パターンの
    特徴を併せて合成特徴とし、前記検索キーパターンから
    生成した合成特徴と前記特徴及びポインタ記憶手段に蓄
    積された部分パターンの特徴から生成した合成特徴との
    誤差を求める特徴誤差計算手段を具備して構成されたこ
    とを特徴とする請求項9記載の手書きパターン蓄積検索
    装置。
  11. 【請求項11】 前記特徴合成手段は、複数の部分パタ
    ーンの特徴からそれら部分パターンの特徴の和を求め
    て、合成した部分パターンの特徴して、前記特徴抽出手
    段により生成した部分パターンの特徴と併せて合成特徴
    として特徴誤差計算手段に転送する手段を有することを
    特徴とする請求項10記載の手書きパターン蓄積検索装
    置。
  12. 【請求項12】 前記部分パターンの特徴は、部分パタ
    ーン中に含まれる線分の方向毎の長さを計数した方向計
    数データ、部分パターン中に含まれる線分の最初の点で
    の線分の方向からなる始点方向データ、部分パターン中
    に含まれる線分の最終点での線分の方向からなる終点方
    向データ、部分パターン中に含まれる線分のストローク
    数を計数したストローク数データ、部分パターン中に含
    まれる線分の全長を計数したストローク長データ、部分
    パターン中に含まれる線分のストロークの平均長を計数
    した平均ストローク長データ、及び部分パターン中に含
    まれる線分の始点から終点に向かう方向からなる始点終
    点方向データで構成されていることを特徴とする請求項
    11記載の手書きパターン蓄積検索装置。
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