JP3023936B2 - タンデム加速器 - Google Patents

タンデム加速器

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JP3023936B2
JP3023936B2 JP3232485A JP23248591A JP3023936B2 JP 3023936 B2 JP3023936 B2 JP 3023936B2 JP 3232485 A JP3232485 A JP 3232485A JP 23248591 A JP23248591 A JP 23248591A JP 3023936 B2 JP3023936 B2 JP 3023936B2
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繁治 南条
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日新ハイボルテージ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビ−ム・アライメント
のモニタ手段を有するタンデム加速器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はタンデム加速器の基本構成図を示
し、負イオン源1からの負イオンは分析電磁石2で目的
とするイオン種が分離抽出され、圧力タンク3内に構成
した加速器本体4に導入される。負イオンは、高圧電源
5から高電圧タ−ミナル部6を介して正の電圧が印加さ
れた低エネルギ側加速管7で加速され、高電圧タ−ミナ
ル部のチャ−ジ・ストリッパ8で正イオンに荷電変換さ
れる。この正イオンは高エネルギ側加速管9で大地(接
地)電位に向かって再び加速され、偏向電磁石10によ
って所要価数のイオンのビ−ムが抽出され、図示しない
試料、材料に注入、照射される。
【0003】図5は圧力タンク3内に構成する加速器本
体4の加速管7及び9とチャ−ジ・ストリッパ8に関
し、低エネルギ側加速管7と、ストリッパ・チュ−ブ
(カナ−ル)11を内蔵するストリッパ・ダクト12と
の結合部分を示し、図6は図5のA’−A’線での断面
図を示すが、圧力タンク3内への低エネルギ側加速管
7、チャ−ジ・ストリッパ8、高エネルギ側加速管9の
組込に際しては、心合わせ、アライメントの調整が行わ
れる。加速器本体4における、これら構成要素全体の長
さは、短いものでも2m、長いものでは5mに達する
が、チャ−ジ・ストリッパ8における矢印で示すイオン
ビ−ムが通るストリッパ・チュ−ブ11の内径は10m
m位しかないため、アライメントはトランシットを用い
て行う。調整後、イオンビ−ムを加速してみる。荷電変
換割合のデ−タからビ−ム或いはビ−ム・アライメント
の状況が判断される。
【0004】しかしながら、トランシットによれば物理
的形状に係わる心合わせが行えるに留まり、荷電変換割
合のデ−タからでは、ビ−ムの形状、レンズ系の適否、
最適な荷電変換割合が得られているのか否かについて、
適確に判断することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ストリッパ
・チュ−ブの入口にビ−ム・モニタ手段を設置すること
により、ビ−ム・アライメントの状況を検出、判断する
ことができるようにしたタンデム加速器を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンデム加速
器において、低エネルギ側加速管とストリッパ・チュ−
ブとの間に、互いに絶縁された少なくとも4個の扇状電
極を円盤状に配置し、中心部にビ−ムの通過孔が形成さ
れたビ−ム・モニタ電極装置を設けたことを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】ビ−ム・モニタ電極装置の少なくとも4個の扇
状電極によって、ストリッパ・チュ−ブの入口における
イオンビ−ムの上下、左右の広がり、ビ−ムの形状を検
出することができ、イオンビ−ムの入射側でのレンズ系
の効果、ビ−ム・アライメントの状況を適確に判断する
ことができる。そして、この検出、判断結果に応じてビ
−ム・アライメントを最適な状態に調節、設定できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例における低エネルギ
側加速管7とチャ−ジ・ストリッパ8の結合部分の断面
図を示し、図2は図1のA−A線での断面図である。図
4ないし図6と同一符号は同等部分を示す。低エネルギ
側加速管7の出口とストリッパ・チュ−ブ11の入口と
の間にビ−ム・モニタ電極装置13を設置する。このビ
−ム・モニタ電極装置13は中心に孔を持つ円盤を4分
割した形状をなす4個の扇状電極14が円盤状に配置構
成され、これら電極の中心部にイオンビ−ムの通過孔1
5を形成する。各電極14は互いに絶縁されており、そ
れぞれ絶縁支持体16によってストリッパ・ダクト12
に取り付けられている。ビ−ム・モニタ電極装置13の
各電極14はビ−ムの左右、上下方向の形状、ビ−ム・
アライメントの状況を検出するものであり、ビ−ムがこ
れら電極14に当ると各電極を通してビ−ム電流が流れ
ることになる。
【0009】図3はビ−ム・モニタ電極装置13からの
信号の伝送系の構成図を示す。各電極14で捕捉された
ビ−ム電流は、増幅器17に導入され、増幅器17の出
力は光電変換装置18で光信号に変換し、光ファイバ−
・ガイド19によって大地(接地)側に伝送される。伝
送された光信号は光電変換装置20で電気信号に変換さ
れ、指示装置21に与えられる。増幅器17、光電変換
装置18は高電圧タ−ミナル部6(図4参照)に配置さ
れており、これら増幅器、装置には、例えば大地電位部
に設けられた電動機を有する電動発電機から給電する。
この指示装置21の指示内容から各電極14に捉えられ
たビ−ム電流の有無、ビ−ム電流の大きさが分かるか
ら、ストリッパ・チュ−ブ11の入口でのイオンビ−ム
の形状、ビ−ム入射側のレンズ系効果、ビ−ム・アライ
メントの適否を適確に判断することができる。そして、
この判断結果を、加速器本体4と分析電磁石2との間に
設けられている静電ステアラ、Q(四重極)レンズの微
調整に、フィ−ドバック、反映させることにより、イオ
ンビ−ムの光電的アライメントを最適なものとすること
ができる。
【0010】上述の実施例ではビ−ム・モニタ電極装置
13を低エネルギ側加速管7とストリッパ・チュ−ブ1
1との間に設けたものを示したが、同チュ−ブ11と高
エネルギ側加速管9との間にも配置することができる。
また、ビ−ム・モニタ電極装置13として円盤を4分割
した形状の扇状電極を有するものを示したが、より細分
割した形状の電極を用いることによりビ−ム形状、レン
ズ効果、ビ−ム・アライメントをより精密に測定するこ
とができる。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したの
で、少なくとも4個の扇状電極を有するビ−ム・モニタ
電極装置によって、ストリッパ・チュ−ブの入口でのイ
オンビ−ムの形状、イオンビ−ムの入射側でのレンズ系
の効果、ビ−ム・アライメントの状況を適確に検出する
ことができるものであり、この検出、判断結果に応じて
ビ−ム・アライメントを最適な状態に調節、設定するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のA−A線での断面図である。
【図3】本発明の実施例における信号系の構成図であ
る。
【図4】タンデム加速器の基本構成図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】図5のA’−A’線での断面図である。
【符号の説明】
7 低エネルギ側加速管 8 チャ−ジ・ストリッパ 11 ストリッパ・チュ−ブ(カナ−ル) 12 ストリッパ・ダクト 13 ビイム・モニタ電極装置 14 扇状電極 15 ビ−ム通過孔 16 絶縁支持体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低エネルギ側加速管とストリッパ・チュ
    −ブとの間に、互いに絶縁された少なくとも4個の扇状
    電極を円盤状に配置し、中心部にビ−ムの通過孔が形成
    されたビ−ム・モニタ電極装置を設けたことを特徴とす
    るタンデム加速器。
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