JP3023786U - 壁面パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱効果が高く価格も低廉で、且つパネルの
製作に際し接着剤も必要としない壁面パネルとする。 【解決手段】 基材１裏に間柱２を設けた基材１の裏面
に、ウレタン層４を介して発泡スチロール層３を設け
る。間柱２と発泡スチロール層３の隙間５にウレタンを
介在する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は家屋等の建築用の壁面パネルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の壁面パネルで基材の裏面にウレタン層を設けたものや基材の裏面に発泡 スチロール層を設けたものは存在する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

壁面パネルで断熱効果を高めるために、基材の裏面にウレタン層又は発泡スチ ロール層を夫々単独に設けたものは存在するが、基材の裏面にウレタン層を設け たものは堅固で断熱効果は非常に高いが、価格も高価となる欠点を有している。

【０００４】 又、基材の裏面に発泡スチロール層を設けたものは、価格は低廉であるが強度 に欠点を有すると共に、発泡スチロールを基材の裏に付設するために酢酸ビニー ル系の接着剤を使用しなければならない。

【０００５】 上記点より本考案は、断熱効果が高く価格も低廉で、且つパネルの製作に際し 、接着剤も必要としない壁面パネルを提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は基材裏に間柱を設けた基材の裏面に、ウレタン層を介して発泡スチロ ール層が設けられると共に、間柱と発泡スチロール層間の隙間にウレタンが介在 されているものである。

【０００７】 依って、本考案は基材裏にウレタン層と発泡スチロール層の複合体が設けられ ているため、ウレタン層により断熱度は高く、強度も十分である。又発泡スチロ ール層により価格はウレタン層だけのものに比べ非常に低廉となる。

【０００８】 そして、基材と発泡スチロール層間、及び間柱と発泡スチロール層間にウレタ ンを介在することは、ウレタン液の注入時にウレタンが接着剤の作用をし、従っ て基材とウレタン層と発泡スチロール層及び間柱が一体に接着される。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図１は本考案壁面パネルの一実施の形態を示す断面図である。

【００１０】 而して、図中１は合板、化粧板、ベニヤ板等の基材であり、裏面に間柱２が設 けられている。３は基材１の裏面にウレタン層４を介して設けた発泡スチロール 層であり、発泡スチロール層３と間柱２の間に僅かに隙間５が形成され、この隙 間５にウレタンが介在されている。

【００１１】 ウレタン層４の形成は、基材１の裏面に発泡スチロール層３をウレタン層４を 形成する厚さ分だけ間隔を於いて配置し、基材１と発泡スチロール層３間にウレ タン液を注入し形成する。 ウレタンは断熱性を有し断熱材としての使用のほか、接着剤としての効用を有 するからこのウレタンの注入により、基材１、間柱２、発泡スチロール層３、ウ レタン層４が一体化する。

【００１２】

【考案の効果】

本考案によれば、基材裏にウレタン層と発泡スチロール層の複合体が設けられ ているため、ウレタン層により断熱度は高く、強度も十分である。 又、発泡スチロール層により価格はウレタン層だけのものに比べ非常に低廉と なる。 又、ウレタンは接着剤の効用も有するから接着剤を使用せずに基材、間柱、ウ レタン層、発泡スチロール層が一体化するものであって家屋等の壁面パネルとし て安価で有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案壁面パネルの一実施の形態を示す断面図
である。

【符号の説明】

１ 基材 ２ 間柱 ３ 発泡スチロール層 ４ ウレタン層 ５ 隙間

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｅ０４Ｂ 2/00 Ｅ０４Ｆ 13/08 Ｂ 9127−2Ｅ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基材裏に間柱を設けた基材の裏面にウレ
   タン層を介して発泡スチロール層が設けられると共に、
   間柱と発泡スチロール層間の隙間にウレタンが介在され
   ていることを特徴とする壁面パネル。