JP3023277B2 - インストール方法およびインストール作業自動化システム - Google Patents

インストール方法およびインストール作業自動化システム

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JP3023277B2
JP3023277B2 JP6113134A JP11313494A JP3023277B2 JP 3023277 B2 JP3023277 B2 JP 3023277B2 JP 6113134 A JP6113134 A JP 6113134A JP 11313494 A JP11313494 A JP 11313494A JP 3023277 B2 JP3023277 B2 JP 3023277B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパソコン等の装置にシス
テムをインストールしたり、インストール用のマスター
を作成するためのインストール方法およびインストール
作業自動化システムに関し、特に本発明は、複数のハー
ドディスクに対して、ハードディスクのハンドリングか
ら、コネクタ接続、インストールの実行、インストール
の良否判断、搬送までの操作を自動的に行うことができ
るインストール方法およびインストール自動化システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコン等の本体装置にシステムをイン
ストールするには、通常、作業者が本体装置のキーボー
ドを操作したり、インストール情報を記録したフロッピ
ーディスク(以下FPDと略記する)を用いて、マスタ
ーとなるハードディスク等から本体装置にシステムをコ
ピーして行っている。
【0003】図39は従来のインストール作業を説明す
る図であり、同図において、61はコンベアライン、6
2は本体装置搭載用のリフター、63はインストール用
装置棚であり、コンベアライン61によりインストール
の対象となるパソコン等の本体装置65が搬送されリフ
ター62に搭載されると、リフター62は同図の矢印方
向に移動して本体装置65をインストール用装置棚63
の空いている棚に収納する。
【0004】64−1〜64−5はインストールするシ
ステムを格納したマスターとなるインストール用増設デ
ィスクであり、増設ディスク64−1〜64−5には、
本体装置65に接続されるSCSI(Small Computer S
ystem Interface )ケーブル64aが取り付けられてい
る。また、本体装置65には、前工程において本体装置
のモデル(機種)に対応したインストール情報を記述し
た差立表が添付され、コンベアライン61を流れてく
る。
【0005】同図において、インストール作業は次のよ
うに行われる。インストール作業者はインストール用装
置棚63に収納された本体装置の内、インストール未終
了の本体装置を選び、上記した差立表を見て、インスト
ール情報を記録した指定のFPDを選択する(指定のEd
ision 、モデルに対応したFPDを確認する)。
【0006】次に、本体装置65および増設ディスク6
4の電源の切断を確認して、SCSIケーブル64aを
本体装置65に接続する。ついで、電源を投入して、イ
ンストール操作可能状態になったのを確認し、本体装置
65のキーボードを操作して上記FPDを読み込み、増
設ディスク64から本体装置65へのインストール操作
を実行する。
【0007】インストールの実行が終了後、作業者は電
源を切断し、その確認後、SCSIケーブル64aを取
り外す。インストール済の本体装置はリフター62によ
りインストール用装置棚63からコンベアライン61に
載せられ、次の工程に搬送される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、インストール用装置収納棚に収納された本
体装置毎に作業者が差立表を見てインストール作業を行
っており、また、その際の作業内容も、SCSIケー
ブルの接続、キーボード操作、インストール情報を
記録したFPDのセット、電源投入/切断や本体装置
を固定するスイッチ、レバー等の操作、本体装置のモ
ニタの確認等、多くの作業を行う必要があった。
【0009】以上のように従来技術においては、次のよ
うな問題点があった。 (1) インストール作業を作業者がつきっきりで1台1台
行っているため、工数が多く発生し、作業効率が悪い。 (2) 作業者がインストール情報を間違えてインストール
する恐れがあり信頼性が低いとともに、インストールす
る情報と対応する装置の把握管理がしにくい。 (3) 機種毎にインストールする情報と容量が異なる混流
生産では、機種毎にインストール時間にバラツキが生
じ、タクトタイムが安定しない。 (4) 複数台の装置に対して次々にインストール作業を行
う場合には、インストールする装置をラインにプールす
るバッファ領域を設ける必要があるが、上記バッファ領
域を設けると、ラインが長くなり、設備が大型となる。
【0010】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、本発明の第1の目的
は、受入検査後、ハードディスク単体でインストール作
業を行い、後の工程でパソコン等の本体装置とインスト
ール済のハードディスクをユニット化することにより、
インストール作業を自動化し、インストール作業の効率
化を図ることである。
【0011】本発明の第2の目的は、機種毎にインスト
ールする情報と容量が異なる混流生産においても、タク
トタイムを安定させ短縮することができ、作業効率を向
上させることができるインストール方法およびインスト
ール作業自動化システムを提供することである。本発明
の第3の目的は、マスターディスクからインストール用
本体装置へプログラムを複写するマスター作成作業を自
動化できるようにし、マスター作成作業の効率化を図る
ことである。
【0012】本発明の第4の目的は、装置の全体の動
作、インストール作業、マスター作成作業の進捗状況、
異常の発生等の作業状況を的確に管理することができる
とともに、インストールする情報と対応する装置との把
握管理を容易に行うことができ、インストールする情報
を間違える等の操作ミスが発生することがない信頼性が
高いインストール方法およびインストール作業自動化シ
ステムを提供することである。
【0013】本発明の第5の目的は、ハードディスクの
ハンドリングから、コネクタ接続、インストールの実
行、インストールの良否判断、搬送までの操作を自動化
することにより、人手による作業を大幅に減少し、作業
効率を飛躍的に向上することができるインストール方法
およびインストール作業自動化システムを提供すること
である。
【0014】本発明の第6の目的は、設備を小型化する
ことができ、混流ラインを短くすることができるインス
トール方法およびインストール作業自動化システムを提
供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図である。同図において、1は作業を集中制御・管理す
る処理手段、2はインストール手段であり、インストー
ル手段2は、後述するコンタクトブロック6にセットさ
れたディスク単体3にインストールを行うとともに、マ
タスーディスクからインストール用プログラムを自ディ
スクに複写し、マスター作成を行う。また、処理手段1
とインストール手段2はインストール情報を格納した情
報テーブル1a,2aを備えている。
【0016】3はディスクであり、ディスク3はパレッ
ト3aに搭載されており、搬送手段5上のパレット3a
からディスク3が取り出され、後述するコンタクトブロ
ック6に供給される。4は電源開閉、インストール手段
等から構成されるインストールブロックの使用許可指示
等を行う補助コンソール、5はディスク3を搬送する搬
送手段、5aはパレット3a上に搭載されたディスク3
を上下方向に移動させるリフター、5bは多段コンベア
である。
【0017】6はディスクをセットし、電源、信号ライ
ンを接続するコンタクトブロックであり、コンタクトブ
ロック6はインストール手段2と一対一に対応してい
る。6aはコンタクトブロック6に設けられたディスク
を固定するディスク規正部、6bはディスク規正部6a
に固定されたディスクに電源、信号ラインを接続するデ
ィスクコンタクト部である。
【0018】7はハンド部7aを備えたハンドリング手
段であり、ハンドリング手段7はディスク3を搬送手段
5から取り出し、コンタクトブロック6にセットすると
ともに、作業済のディスクを搬送手段5に戻す等の作業
を行う。8は印収納部であり、ハンドリング手段7は、
印収納部8から印を取り出し、インストール済のディス
クに捺印する。
【0019】上記課題を解決するため、図1に示すよう
に、本発明の請求項1の発明は、作業を集中制御・管理
する処理手段1により作業の進行を管理しながら、独立
して実行可能な複数のインストール手段2により、並行
して複数台のディスク単体に対して、順次、インストー
ルを行い、インストール作業終了後、インストール済デ
ィスク単体を、対応する本体装置とユニット化するよう
にしたものである。
【0020】本発明の請求項2の発明は、請求項1の発
明において、作業を集中制御・管理する処理手段1によ
り作業の進行を管理しながら、マスターディスクから、
独立して実行可能な複数のインストール手段2にインス
トール用プログラムを複写することにより、インストー
ル用マスターを作成するようにしたものである。本発明
の請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明に
おいて、ディスク3の電源の開閉を個別に操作する補助
コンソール4を設け、補助コンソール4を操作してディ
スク3に電源ラインと信号ラインを接続し、インストー
ル手段2を操作して手動でディスク単体にインストール
を行うようにしたものである。
【0021】本発明の請求項4の発明は、請求項1,2
または請求項3の発明において、ディスク3の電源の開
閉を操作する補助コンソール4を設け、補助コンソール
4を操作してマスターディスクに電源ラインと信号ライ
ンを接続し、インストール手段2を操作して手動でマス
ターディスクからインストール手段2にインストール用
プログラムを複写するようにしたものである。
【0022】本発明の請求項5の発明は、請求項1,
2,3または請求項4の発明において、処理手段1およ
びインストール手段2のそれぞれにインストール情報を
設定した情報テーブル1a,2aを設け、インストール
を行う際、上記情報テーブル1a,2aの内容と、作業
の対象となるディスク3の関する情報を照合し、インス
トール情報とディスク情報が一致したディスク3につい
てインストール作業を行うようにしたものである。
【0023】本発明の請求項6の発明は、請求項5の発
明において、作業対象となるディスク3からディスク3
に関する情報を読み出し、情報テーブル1a,2aの内
容と照合することによりディスク3を確認するようにし
たものである。本発明の請求項7の発明は、請求項1,
2,3,4,5または請求項6の発明において、ディス
クに対してライトコマンドを実行してインストールを行
った後、正常に応答が返ってくることで、インストール
の正常終了を確認するようにしたものである。
【0024】本発明の請求項8の発明は、請求項7の発
明において、インストールが終了したディスク3に、イ
ンストールの正常終了/異常終了を示すマークを捺印す
るようにしたものである。本発明の請求項9の発明は、
請求項1,2,3,4,5,6,7または請求項8の発
明において、ディスク3を循環して搬送する搬送手段5
にバッチで作業の対象となるディスク3を供給し、上記
搬送手段5から作業の対象となるディスク3を順次取り
出してインストール/マスター作成作業を行った後、作
業済ディスクを上記搬送手段5に戻す作業を繰り返し、
搬送手段5に供給されたディスク3についての作業が終
了したとき、搬送手段5から作業済ディスクをバッチで
取り出すようにしたものである。
【0025】本発明の請求項10の発明は、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8または請求項9の発明にお
いて、システム全体の動作状態、インストール情報とイ
ンストール/マスター作成作業の進捗状況、インストー
ル履歴、および/または、異常の発生情報の履歴を表示
手段1bに表示し、インストール/マスター作成作業の
実行状態、履歴情報を把握・管理できるようにしたもの
である。
【0026】本発明の請求項11の発明は、インストー
ル作業自動化システムを、インストールとマスター作成
処理を集中制御/管理する処理手段1と、上記処理手段
1により制御/管理される独立して実行可能な複数のイ
ンストール手段2と、インストール手段2に対応して設
けられ、作業対象となるディスク3がセットされたと
き、ディスク3を固定し、ディスク3に電源、信号ライ
ンを接続する複数のコンタクトブロック6と、複数のデ
ィスク3を搭載して搬送する搬送手段5と、上記搬送手
段5から作業の対象となるディスク3を取り出し、上記
コンタクトブロック6にセットするとともに、コンタク
トブロック6から作業済のディスク3を取り出し、搬送
手段5に乗せるハンドリング手段7とから構成したもの
である。
【0027】本発明の請求項12の発明は、請求項11
の発明において、インストール手段2が、ハンドリング
手段7により順次コンタクトブロック6にセットされる
複数のディスク3に対して、並行に独立してインストー
ルを実行することにより、複数のディスク単体にインス
トールを行うように構成したものである。本発明の請求
項13の発明は、請求項11または請求項12の発明に
おいて、インストール手段2が、ハンドリング手段7に
より順次コンタクトブロック6にセットされるマスター
ディスクから、インストール用プログラムを各インスト
ール手段2のディスク3に複写することによりインスト
ール用マスターを作成するように構成したものである。
【0028】本発明の請求項14の発明は、請求項1
1,12または請求項13の発明において、コンタクト
ブロック6にセットされた個々のディスク3の電源の開
閉を操作する補助コンソール4を設け、手動でインスト
ール/マスター作成作業を実行できるように構成したも
のである。本発明の請求項15の発明は、請求項14の
発明において、補助コンソール4に、インストール手段
2とそれに対応するコンタクトブロック6の使用許可を
指示する操作手段を設けたものである。
【0029】本発明の請求項16の発明は、請求項1
1,12,13,14または請求項15の発明におい
て、インストールの正常終了/異常終了を示す印を収納
した印収納部8を設け、インストール終了後、ハンドリ
ング手段7がインストールの正常終了/異常終了に応じ
た印を印収納部8から取り出して、ディスク3に捺印す
るように構成したものである。
【0030】本発明の請求項17の発明は、請求項1
1,12,13,14,15または請求項16の発明に
おいて、ハンドリング手段7に、物体を吸着して保持す
る手段と物体を挟んで保持する手段を具備したハンド部
7aを設けたものである。本発明の請求項18の発明
は、請求項11,12,13,14,15,16または
請求項17の発明において、コンタクトブロック6に、
ロボットにより移送されたディスク3を所定位置に固定
するディスク規正部6aと、ディスク規正部6aに固定
されたディスク3の端子に電源と信号ラインを接続する
ディスクコンタクト部6bを設けたものである。
【0031】本発明の請求項19の発明は、請求項18
の発明において、ディスクコンタクト部6bに、ディス
ク端子に接触する複数のプローブピンと、ディスク規正
部6aにセットされたディスク3の端子位置を探索する
微調位置決め用センサと、微調位置決め用センサの探索
結果に応じて、上記プローブピンを所定の位置に位置決
めする手段と、プローブピンの位置決め後、該プローブ
ピンをディスク規正部6aにセットされたディスク3の
端子方向に前進させ、ディスク端子と接触させる駆動手
段とを設けたものである。
【0032】本発明の請求項20の発明は、請求項1
1,12,13,14,15,16,17,18または
請求項19の発明において、ディスク3を搭載可能に構
成したパレット3aを搬送手段5に乗せ、パレット3a
上にディスク3を搭載して搬送するように構成したもの
である。本発明の請求項21の発明は、請求項20の発
明において、パレット3aが、階段状に形成されたガイ
ド部材を備え、サイズの異なったディスク3を搭載でき
るように構成したものである。
【0033】本発明の請求項22の発明は、請求項21
の発明において、パレット3aのガイド部材をディスク
3の4隅に対応する部分を避けて設けたものである。本
発明の請求項23の発明は、請求項21または請求項2
2の発明において、ガイド部材をベース板上に取り付
け、ベース板をパレット3a本体から取り外し可能に構
成したものである。
【0034】本発明の請求項24の発明は、請求項2
0,21,22または請求項23の発明において、パレ
ット3aの下面にローラを取り付けたものである。本発
明の請求項25の発明は、請求項20,21,22,2
3または請求項24の発明において、隣接するパレット
3aと接触するパレット側面にダンパー部材を取り付け
たものである。
【0035】本発明の請求項26の発明は、請求項1
1,12,13,14,15,16,17,18,1
9,20,21,22,23,24または請求項25の
発明において、上下方向に配置され被搬送物を略水平方
向に移送する複数段の多段コンベア5bと、被搬送物を
上下に移動させるリフター5aとから搬送手段5を構成
し、被搬送物が上記多段コンベア5bの端部まで搬送さ
れたとき、リフター5aにより、被搬送物を多段コンベ
ア5bの他の段に移動させることにより、循環して被搬
送物を搬送できるように構成したものである。
【0036】本発明の請求項27の発明は、請求項26
の発明において、リフター5aの動作を切り換えること
により、搬送経路を変更できるように構成したものであ
る。
【0037】
【作用】本発明の請求項1の発明においては、作業を集
中制御・管理する処理手段1により作業の進行を管理し
ながら、独立して実行可能な複数のインストール手段2
により、並行して複数台のディスク単体に対して、順
次、インストールを行い、インストール作業終了後、イ
ンストール済ディスク単体を、対応する本体装置とユニ
ット化するようにしたので、インストール作業を自動化
し、インストール作業の効率化を図ることができる。ま
た、混流生産においても、タクトタイムを安定させ短縮
することができ、作業効率を向上させることができる。
【0038】本発明の請求項2の発明においは、請求項
1の発明において、作業を集中制御・管理する処理手段
1により作業の進行を管理しながら、マスターディスク
から、独立して実行可能な複数のインストール手段2に
インストール用プログラムを複写するようにしているの
で、マスター作成作業を効率化することができる。本発
明の請求項3の発明においては、請求項1または請求項
2の発明において、ディスク3の電源の開閉を個別に操
作する補助コンソール4を設け、補助コンソール4を操
作してディスク3に電源ラインと信号ラインを接続し、
インストール手段2を操作して手動でディスク単体にイ
ンストールを行えるようにしたので、単一のディスクに
対してもインストール作業を行うことができ、システム
の利用性を向上させることができる。
【0039】本発明の請求項4の発明においては、請求
項1,2または請求項3の発明において、ディスク3の
電源の開閉を操作する補助コンソール4を設け、補助コ
ンソール4を操作してマスターディスクに電源ラインと
信号ラインを接続し、インストール手段2を操作して手
動でマスターディスクからインストール手段2にインス
トール用プログラムを複写できるようにしたので、イン
ストール手段2のマスターの変更作業等を容易に行うこ
とができ、請求項3の発明と同様、システムの利用性を
向上させることができる。
【0040】本発明の請求項5の発明においては、請求
項1,2,3または請求項4の発明において、処理手段
1およびインストール手段2のそれぞれにインストール
情報を設定した情報テーブル1a,2aを設け、インス
トールを行う際、上記情報テーブル1a,2aの内容
と、作業の対象となるディスク3の関する情報を照合
し、インストール情報とディスク情報が一致したディス
ク3についてインストール作業を行うようにしたので、
インストール間違い等を起こすことがなく、作業の信頼
性を向上させることができる。
【0041】本発明の請求項6の発明においては、請求
項5の発明において、作業対象となるディスク3からデ
ィスク3に関する情報を読み出し、情報テーブル1a,
2aの内容と照合することによりディスク3を確認する
ようにしたので、請求項5の発明と同様、作業の信頼性
を向上させることができる。本発明の請求項7の発明に
おいては、請求項1,2,3,4,5または請求項6の
発明において、ディスクに対してライトコマンドを実行
してインストールを行った後、正常に応答が返ってくる
ことで、インストールの正常終了を確認するようにした
ので、インストールの正常/異常終了を確実に判別する
ことができ、請求項5,6の発明と同様、作業の信頼性
を向上させることができる。
【0042】本発明の請求項8の発明においては、請求
項7の発明において、インストールが終了したディスク
3に、インストールの正常終了/異常終了を示すマーク
を捺印するようにしたので、正常終了したディスクと異
常終了したディスクを容易に識別することができる。本
発明の請求項9の発明においては、請求項1,2,3,
4,5,6,7または請求項8の発明において、ディス
ク3を循環して搬送する搬送手段5にバッチで作業の対
象となるディスク3を供給し、上記搬送手段5から作業
の対象となるディスク3を順次取り出してインストール
/マスター作成作業を行った後、作業済ディスクを上記
搬送手段5に戻す作業を繰り返し、搬送手段5に供給さ
れたディスク3についての作業が終了したとき、搬送手
段5から作業済ディスクをバッチで取り出すようにした
ので、作業者は、作業対象となるディスクの搬送手段へ
の供給、および、作業済ディスクの取り出し作業のみを
行えばよく、作業者の負担を軽減することができる。
【0043】本発明の請求項10の発明においては、請
求項1,2,3,4,5,6,7,8または請求項9の
発明において、システム全体の動作状態、インストール
情報とインストール/マスター作成作業の進捗状況、イ
ンストール履歴、および/または、異常の発生情報の履
歴を表示手段1bに表示し、インストール/マスター作
成作業の実行状態、履歴情報を把握・管理できるように
したので、作業者が、システム全体の状態、作業の進捗
状況、異常情報等を容易に把握することができ、作業を
的確に管理することができる。
【0044】本発明の請求項11の発明においては、イ
ンストール作業自動化システムを、インストールとマス
ター作成処理を集中制御/管理する処理手段1と、上記
処理手段1により制御/管理される独立して実行可能な
複数のインストール手段2と、インストール手段2に対
応して設けられ、作業対象となるディスク3がセットさ
れたとき、ディスク3を固定し、ディスク3に電源、信
号ラインを接続する複数のコンタクトブロック6と、複
数のディスク3を搭載して搬送する搬送手段5と、上記
搬送手段5から作業の対象となるディスク3を取り出
し、上記コンタクトブロック6にセットするとともに、
コンタクトブロック6から作業済のディスク3を取り出
し、搬送手段5に乗せるハンドリング手段7とから構成
したので、インストール作業/マスター作成作業を自動
化することができ、作業者の負担の軽減、作業の信頼性
を向上させることができる。
【0045】本発明の請求項12の発明においては、請
求項11の発明において、インストール手段2が、ハン
ドリング手段7により順次コンタクトブロック6にセッ
トされる複数のディスク3に対して、並行に独立してイ
ンストールを実行することにより、複数のディスク単体
にインストールを行うように構成したので、インストー
ル作業を、殆ど人手を要さずに、効率的に行うことがで
きるとともに、混流生産においても、タクトタイムを少
なくすることができる。
【0046】本発明の請求項13の発明においては、請
求項11または請求項12の発明において、インストー
ル手段2が、ハンドリング手段7により順次コンタクト
ブロック6にセットされるマスターディスクから、イン
ストール用プログラムを各インストール手段2のディス
ク3に複写することによりインストール用マスターを作
成するように構成したので、殆ど人手を要さずに、マス
ター作成作業を効率的に行うことができる。
【0047】本発明の請求項14の発明においては、請
求項11,12または請求項13の発明において、コン
タクトブロック6にセットされた個々のディスク3の電
源の開閉を操作する補助コンソール4を設け、手動でイ
ンストール/マスター作成作業を実行できるように構成
したので、システムの利用性を向上させることができ
る。
【0048】本発明の請求項15の発明においては、請
求項14の発明において、補助コンソール4に、インス
トール手段2とそれに対応するコンタクトブロック6の
使用許可を指示する操作手段を設けたので、必要に応じ
て、稼働させるインストール手段2およびコンタクトブ
ロック6を選択することができ、システムの利用性を向
上させることができる。
【0049】本発明の請求項16の発明においては、請
求項11,12,13,14または請求項15の発明に
おいて、インストールの正常終了/異常終了を示す印を
収納した印収納部8を備え、インストール終了後、ハン
ドリング手段7がインストールの正常終了/異常終了に
応じた印を印収納部8から取り出して、ディスク3に捺
印するように構成したので、請求項8の発明と同様、正
常終了したディスクと異常終了したディスクを容易に識
別することができる。
【0050】本発明の請求項17の発明においては、請
求項11,12,13,14,15または請求項16の
発明において、ハンドリング手段7に、物体を吸着して
保持する手段と物体を挟んで保持する手段を具備したハ
ンド部7aを設けたので、ディスクの表面に凹凸があっ
たり穴があいていても確実にディスクを保持することが
でき、また、異なった大きさのディスクにも容易に対応
することができる。
【0051】本発明の請求項18の発明においては、請
求項11,12,13,14,15,16または請求項
17の発明において、コンタクトブロック6に、ロボッ
トにより移送されたディスク3を所定位置に固定するデ
ィスク規正部6aと、ディスク規正部6aに固定された
ディスク3の端子に電源と信号ラインを接続するディス
クコンタクト部6bを設けたので、ディスクの固定、お
よび、ディスクへ電源ライン、信号ラインの接続を自動
的に行うことができる。
【0052】本発明の請求項19の発明においては、請
求項18の発明において、ディスクコンタクト部6b
に、ディスク端子に接触する複数のプローブピンと、デ
ィスク規正部6aにセットされたディスク3の端子位置
を探索する微調位置決め用センサと、微調位置決め用セ
ンサの探索結果に応じて、上記プローブピンを所定の位
置に位置決めする手段と、プローブピンの位置決め後、
該プローブピンをディスク規正部6aにセットされたデ
ィスク3の端子方向に前進させ、ディスク端子と接触さ
せる駆動手段とを設けたので、ディスクの端子位置を自
動的に探索して、端子に電源ライン、信号ラインを自動
的に接続することができる。
【0053】本発明の請求項20の発明においては、請
求項11,12,13,14,15,16,17,18
または請求項19の発明において、ディスク3を搭載可
能に構成したパレット3aを搬送手段5に乗せ、パレッ
ト3a上にディスク3を搭載して搬送するように構成し
たので、ディスクの搬送手段への搭載、搬送手段からデ
ィスクの取り出しを容易に行うことができるとともに、
ディスクを破損等から保護することができる。
【0054】本発明の請求項21の発明においては、請
求項20の発明において、パレット3aが、階段状に形
成されたガイド部材を備え、サイズの異なったディスク
3を搭載できるように構成したので、3.5インチディ
スク、2.5インチディスク等サイズの異なったディス
クに容易に対応することができる。本発明の請求項22
の発明においては、請求項21の発明において、パレッ
ト3aのガイド部材がディスク3の4隅に対応する部分
を避けて設けたので、ディスクをハンドリング手段のハ
ンド部で容易に掴むことができる。
【0055】本発明の請求項23の発明においては、請
求項21または請求項22の発明において、ガイド部材
をベース板上に取り付け、ベース板をパレット3a本体
から取り外し可能に構成したので、ベース板ごとディス
クをパレットから取り外すことができ、ディスクの保管
・管理を容易に行うことができる。本発明の請求項24
の発明においては、請求項20,21,22または請求
項23の発明において、パレット3aの下面にローラを
取り付けたので、搬送時、他のパレットに押されたと
き、パレット3aを容易に移動させることができ、搬送
手段の駆動装置のパワー小さくすることが可能となる。
また、高価で制御が複雑なフリーフローのコンベアを用
いることなく、パレットを搬送することができる。
【0056】本発明の請求項25の発明においては、請
求項20,21,22,23または請求項24の発明に
おいて、隣接するパレット3aと接触するパレット側面
にダンパー部材を取り付けたので、パレット同士が衝突
したときの衝撃を軽減することができ、また、パレット
が他のパレットに乗り上げるのを防止することができ
る。さらに、コンベア上に設けたストッパを上下させる
空間を確保することができる。
【0057】本発明の請求項26の発明においては、請
求項11,12,13,14,15,16,17,1
8,19,20,21,22,23,24または請求項
25の発明において、上下方向に配置され被搬送物を略
水平方向に移送する複数段の多段コンベア5bと、被搬
送物を上下に移動させるリフター5aとから搬送手段5
を構成し、被搬送物が上記多段コンベア5bの端部まで
搬送されたとき、リフター5aにより、被搬送物を多段
コンベア5bの他の段に移動させることにより、循環し
て被搬送物を搬送できるように構成したので、搬送設備
を小型化することができ、また、多くのディスクを搬送
手段に搭載することとが可能となる。
【0058】本発明の請求項27の発明においては、請
求項26の発明において、リフター5aの動作を切り換
えることにより、搬送経路を変更できるように構成した
ので、搬送されるディスクの台数の変化に容易に対応す
ることができる。
【0059】
【実施例】
(1)全体構成 図2は本発明の実施例の装置の全体外観図である。同図
において、10は作業机であり、作業机10にはホスト
計算機11と、インストール等を実行する本体装置13
(本実施例においては5セット、さらに必要に応じて5
セット追加可能)が設置されている。
【0060】ホスト計算機11は、インストール作業等
を集中制御・管理する手段であり、ホスト計算機11に
は補助コンソール110が取り付けられており、後述す
るように補助コンソール110により、作業対象となる
ディスクの電源の開閉、5セットの本体装置13および
それらに対応した装置(後述するコンタクトブロック
等)の使用許可を指示する。
【0061】本体装置13には増設ディスク13a−1
3cが設けられており、これらにインストールするシス
テムが格納されている。また、5セットの本体装置13
はそれぞれ独立し並列実行可能となっており、これによ
り並列に5台のハードディスク(以下、本実施例におい
てはディスクと記載する)にインストールを行うことが
でき、タクトタイムを短縮することができる。
【0062】なお、本実施例の装置はディスクにシステ
ムをインストールする機能の外に、後述するようにディ
スクから上記増設ディスク13a−13cにシステムを
格納するマスタ作成作業を行うこともできる(なお、マ
スタ作成作業には、既に作成されているマスタを変更す
る作業も含まれるので、以下の説明においては、この作
業をマスタ作成/変更作業という)。
【0063】12は中継制御盤であり、中継制御盤12
により、本体装置13、インストールされるディスク等
の電源の投入/切断等のシーケンスが制御される。21
は後述するディスク規正部に設置されたディスクに電
源、各信号ラインを接続するディスクコンタクト部であ
り、本実施例においては、5台のディスクに並列にイン
ストールできるように5セットのディスクコンタクト部
が設けられている。
【0064】22はディスク規正部であり、ディスク規
正部22もディスクコンタクト部21と同様5セット設
けられ、コンベア34を流れてくるディスクは順次水平
多関節ロボット23によりコンベア34から取り出され
ディスク規正部22に設置される。なお、以下の説明に
おいて、上記ディスクコンタクト部21とディスク規正
部22をまとめてコンタクトブロック20という。
【0065】水平多関節ロボット23は4軸のロボット
であり、そのハンド部にディスクチャックハンド24を
備えており、ディスク等はディスクチャックハンド24
により把持されハンドリングされる。25は捺印収納部
であり、水平多関節ロボット23はディスクへのインス
トール作業が終了すると、捺印収納部25からインスト
ールの正常/異常終了に応じた捺印を取り出し、コンベ
ア34のパレットに収納されたディスクに捺印する。ま
た、26はロボット23、後述するコンベア、上下リフ
ター等を起動させる起動操作部である。
【0066】31,32は上下リフター、33はコンベ
ア制御部、34はコンベア(本実施例においては、後述
するようにコンベアは4段設けられているが同図では記
述を簡単にするため、2段のコンベアが示されてい
る)、35はストッパ、36はディスク100を搭載し
たパレット、37は搬送ユニットを操作するコンソール
操作部である。
【0067】上下リフター31,32は、同図矢印方向
搬送されるパレット36がコンベア34の端部に達する
と、パレット36を上下方向に移動させ、他のコンベア
に載せる。また、ディスクを搭載したパレット36は上
記コンベアと上下リフターによりインストールが終了す
るまでコンベア内を循環している。そして、コンベア上
の全てのディスクのインストールが終了すると、終了が
通知され作業者によりバッチ処理でディスクがコンベア
から取り出され、次の工程に送られる。
【0068】ストッパ35はコンベア34と上下リフタ
ー31,32上に取り付けられており、ディスク100
を搭載したパレット36の位置を所定の位置に規正す
る。図3は図2に示した装置を上面から見た図であり、
図2に示したものと同一のものには同一の符号が付され
ており、同図に示すように、本実施例の装置は、ホスト
計算機11と、本体装置13と、ロボット部200と、
中継制御盤12に大区分される。なお、図3に示した真
空ポンブ40(図2には図示せず)はロボット、各種シ
リンダ等に操作用の真空を供給する装置である。
【0069】図4は本実施例のシステムのハードウェア
構成を示す図であり、図2、図3に示したものと同一の
ものには同一の符号が付されており、同図は、ホスト
部、中継制御盤部、本体装置部、ロボット部に区分され
て示されている。同図において、ホスト部は、パソコン
本体111、ディスク等に貼付されたバーコードをリー
ドするためのバーコード・リーダ112、CRT11
3、キーボード114、マルチプレクサ115から構成
されており、パソコン本体111とマルチプレクサ11
5および中継制御盤12間はRS232Cケーブルを介
して接続されている。
【0070】中継制御盤部は、中継制御盤12と補助コ
ンソール110から構成されており、中継制御盤12は
シーケンサを内蔵し、本体装置に電源を供給するととも
に、本体装置およびディスク100の電源を投入/切断
を制御する。また、補助コンソール110は中継制御盤
12に接続されている。本体装置部は、#1〜#5の5
台の本体装置13と、各本体装置に接続された増設ディ
スク13a−13cから構成され、本体装置13は前記
マルチプレクサ115とRS232Cケーブルを介して
接続されており、本体装置13と増設ディスク13a−
13cとターゲットとなるディスク100との間の接続
はSCSIケーブルを介して接続されている。
【0071】ロボット部は、コンベア34を制御するコ
ンベア制御部51と、ロボット23とハンド24を制御
するロボット制御部52と、ディスク規正部22とコン
タクト部21から構成されるコンタクトブロック20を
制御するコンタクト制御部53から構成されている。ま
た、#1〜#5のディスク100の端子に接続されるデ
ィスクコンタクト部21のピンは、電源用のピン211
a−1,211b−1と3.5インチ用と2.5インチ
用の2種類の信号用のピン211b−2,211a−2
が用意されており、ピン211a−2と211b−2と
終端抵抗54は直列に接続されている。
【0072】次に図2,図3に示した装置の各部の構成
および機能について説明する。 (2)各部の構成および機能 (a)補助コンソール 図5は補助コンソール110の構成を示す図であり、補
助コンソール110には同図に示すように、オンライン
時に点灯するオンラインランプ110a、照光押しボタ
ンスイッチからなる使用許可指示スイッチ#1〜#5
と、ディスクの電源の投入状態を示すディスク電源スイ
ッチD1〜D5が設けられている。
【0073】使用許可指示スイッチ#1〜#5は、各本
体装置13(#1〜#5)等から構成される各インスト
ール・ブロック(#1〜#5の各本体装置13と各ディ
スクコンタクト部等から構成される5セットの各ブロッ
クを以下、インストール・ブロックという)の使用許可
を指示するスイッチであり、通常点灯しており、スイッ
チを押すと消灯する。そして、消灯しているインストー
ル・ブロックは使用されず、点灯しているインストール
・ブロックのみがインストールおよびマスタ作成/変更
に使用される。
【0074】なお、各本体装置13とコンタクトブロッ
ク20は1対1に対応し、相互に独立しているため、本
体装置、増設ディスクが故障したり、コンタクトブロッ
クが故障しても、他の本体装置やコンタクトブロックに
影響することはない。また、本体装置や増設ディスクが
故障したときは、システムを止めることなく、故障した
装置を交換することにより、回復することができる。
【0075】また、ディスク電源スイッチD1〜D5
は、オンライン時(オンラインランプ110aが点灯し
ているとき)、ターゲットディスクに電源が投入されて
いるときに点灯する。オフライン時(オンラインランプ
110aが消灯しているとき)は、指定のスイッチを押
すと、押したコンタクトブロックのターゲットディスク
の電源が投入されランプが点灯する。そして、再度、上
記スイッチを押すと、ランプが消灯し、電源が切断され
る。
【0076】さらに、上記補助コンソールを用いて手動
により、インストール作業、マスタ作成/変更作業を行
うことができる。インストールを手動で行う場合には、
オフライン時に(オンラインランプ消灯時)、ディス
クをコンタクトブロックのディスク規正部22に載せ、
補助コンソールのディスク電源スイッチD1ないしD
5を押す。これにより、自動でディスクに電源、各信号
ラインが接続され、ディスク電源が投入される。本体
装置13を手動画面にキー操作し、インストールするシ
ステムのコードを入力する。これによりインストールが
実行され、インストールが正常終了すると、元の画面に
戻る。補助コンソールのディスク電源スイッチD1な
いしD5を押す。これにより、ディスク電源が切断さ
れ、電源、各信号ラインが切り離される。
【0077】マスタ作成/変更作業を行う場合にも、上
記と同様な手順により行うことができる。但し、マスタ
作成/変更作業においては、本体装置13をマスタ作成
/変更用に設定し、表示装置にマスタ作成/変更画面を
表示させる。 (b)捺印収納部 図6は図2,図3に示した捺印収納部25を示す図であ
り、同図(a)は印単体の斜視図、(b)は印単体を側
面から見た図、(c)は印単体を収納体に収納した状態
を示している。
【0078】同図(a)(b)において、251は印支
持体であり、印支持体251の上面はロボット23のデ
ィスクチャックハンド24が吸着する吸着面であり、ま
た、印支持体25には収納部に収納する際の位置を決め
る位置決め穴254が設けられている。252,253
は印255を固定する固定板であり、市販のシャチハタ
ネーム(商品名)等の印が固定板252,253により
印支持体251に取り付けられる。
【0079】印255が取り付けられた印支持体251
は、同図(c)に示すように捺印収納体256に収納さ
れる。また、捺印収納体256にはピン257が取り付
けられており、印支持体251の位置決め穴254が上
記ピンに係合し、印支持体251が位置決めされる。デ
ィスク100に、作業の正常終了/異常終了を示す情
報、システムコード等を捺印する際、ロボット23のデ
ィスクチャックハンド24は上記印支持体251の上面
をその吸着パットにより吸着し、捺印収納体256から
一つづつ印を取り出し捺印する。
【0080】捺印動作としては、一桁のみを捺印する
(例えば、〔7〕,〔3〕,〔4〕等)、指定桁(本
実施例では最大4桁まで)捺印する(例えば、〔2
3〕,〔5631〕,〔123〕等)、同一捺印を複
数並べて捺印する(例えば、〔1111〕,〔2222
2〕等)、等の動作を行うことができる。 (c)ディスクチャックハンド 図7はロボット23のディスクチャックハンド24の構
成を示す図であり、同図はディスクチャックハンド24
を側面から見た図を示している。
【0081】同図において、241はロボットのZ軸、
242,243は第1、第2の支持体、244は支柱、
245はスプリングであり、支柱244の下端は第2の
支持体243に固定され、支柱244の上端は第1の支
持体242に設けられた穴に滑動可能に嵌合している。
このため、第2の支持体243に下方から力が加わる
と、スプリンク245が縮み、第2の支持体243は上
方に移動する。
【0082】そして、第1の支持体242にはセンサ2
4aが取り付けられ、また、第2の支持体243には金
具249が取り付けられており、第1の支持体242と
第2の支持体243のカバーとの間の距離が小さくなる
とセンサ24aが出力を発生する。これにより、ディス
クへの接触を検知することができる。また、必要に応じ
て、下方から大きな力が加わったとき、ロボットハンド
の下降を停止する等の保護動作を行うことができる。
【0083】第1の支持体242の中央部にはセンサ2
4bが取り付けられ、また、第2の支持体243および
第2の支持体のカバーには穴243cが設けられてお
り、センサ24bにより穴24cを介してディスク等の
物体の存在を検知する。一方、第2の支持体243に
は、吸着パット246が取り付けられており、物体吸着
時、吸着パット246には管247を介して真空が供給
される。さらに、第2の支持体243にはハンドツメ2
48が取り付けられており、ディスク等を把持する際、
吸着パット246による吸着に加え、ハンドツメ248
によりディスク100を挟み、確実にディスク100を
保持できる構造になっている。なお、捺印を取り出す場
合には、吸着パット246のみにより吸着する。
【0084】従来においては、ディスクをロボットハン
ドで搬送にする場合、吸着パット、ハンドツメのいずれ
かの手段を用いていた。吸着パットを用いる場合には、
ディスクの表面が平らでない場合や穴があいている場合
には吸着出来なかったり、落とす場合があった。また、
ハンドツメ等によりディスクを挟んで搬送する場合に
は、ディスクが小型のものの場合(2.5インチ等)は
挟みにくいといった問題点があった。
【0085】本実施例においては、上記のように、ロボ
ットのハンド部に、吸着パットとハンドツメの両方を設
けているので、ディスクの表面が平らでない場合、ある
いは、ディスクが小型なものの場合であっても確実にデ
ィスクを把持することができる。図8はディスクチャッ
クハンド24の第2の支持体243を示しており、同図
(a)は下方から見た図、(b)は側面から見た図、
(c)はハンドツメとその駆動シリンダを示している。
【0086】同図において、243は第2の支持体、2
43aは長穴、243bは吸着パット穴、243cはセ
ンサ用穴、244は支柱、248はハンドツメ、248
aは単動引き込み型小型シリンダ、248bはシリンダ
248aにエアを供給するエア継ぎ手、248cはシリ
ンダロッド、248dはゴム等の弾性部材である。同図
において、ディスク100を把持する場合には、上記小
型シリンダ248aを駆動して、各ハンドツメ248を
中央部側に移動させ、弾性部材248dによりディスク
100を把持するとともに、吸着パットに真空を供給
し、ディスク100を吸着する。
【0087】なお、4個の吸着パットは制御が分離して
おり、それぞれ独立して吸着することができる。 (d)コンタクトブロック 図9はコンタクトブロックの概略構成を示す図であり、
同図において、21はディスクコンタクト部、22はデ
ィスク規正部であり、同図に示すように、各ディスクコ
ンタクト部21に対してディスク規正部22がそれぞれ
設けられており、ロボット23によりディスク100が
ディスク規正部22にセットされると、ディスクコンタ
クト部21からピンが押し出されてディスク100の端
子に接続される。
【0088】本実施例においては、ディスクコンタクト
部21とディスク規正部22が5セット設けられてい
る。次にディスク規正部とディスクコンタクト部の構成
および動作について説明する。 (i )ディスク規正部 図10はディスク規正部22の構成を示す図であり、同
図(a)は側面図、(b)は上面図を示している。
【0089】同図において、221はジュラコン材(非
導電性金属)から形成される板(板Aという)であり、
板Aは円柱ロッドシリンダ221aにより同図(a)の
矢印方向に移動可能に取り付けられている。222はジ
ュラコンの板(板Bという)であり、板Bはベース22
3に固定されている。また224はディスク100が載
置されるジュラコンの板であり、板224はベースの下
側に取り付けられたジグシリンダ224aにより同図
(a)の上下に移動可能である。
【0090】なお、板224の高さは通常、3.5イン
チディスクに応じた高さにセットされており、ディスク
が2.5インチの場合には、ジグシリンダ224aによ
り、板224が駆動され、2.5インチディスクに応じ
た高さにセットされる。225はジュラコンの板(板C
という)であり、板Cはツインロッドシリンダ225a
により同図(b)の上下方向に移動可能に取り付けられ
ている。
【0091】さらに、板224には、ディスク規正部に
ディスク100が存在するか否かを検出するセンサ用の
穴224bが設けられ、板224の下側にはディスク有
無検出センサが設けられている(図示せず)。また、板
224には、ジグシリンダ224aのロッドを取り付け
るための円柱溝224cが設けられている。同図におい
て、ディスク100がロボット23により搬送され、板
224の上に載置されると、板224の位置がディスク
の種類(3,5インチまたは2.5インチ)に応じた高
さに位置決めされる。そして、後述するように、ディス
ク100がディスクコンタクト部により所定位置にセッ
トされた後、シリンダ221a,225aにより板A、
板Cが駆動されてディスク100が所定の位置に固定さ
れる。 (ii)ディスクコンタクト部 図11はディスクコンタクト部の構成を示す図であり、
同図(a)は側面から見た図を示し、(b)は上面から
見た図を示している。
【0092】同図において、211はプローブピン・ブ
ロックであり、プローブピン・ブロックには2.5イン
チ用のピン211aと3.5インチ用のピン211bが
用意されており、それぞれのプローブピン・ブロック2
11a,211bはシリンダ212(シリンダAとい
う)とシリンダ213(シリンダBという)のロッドに
固定されている。
【0093】さらに、シリンダAとシリンダBはベース
214に固定され、ベース214はシリンダ215(シ
リンダCという)のロッドに固定されている。216は
シリンダCを固定した支持板、217、218はそれぞ
れパルスモータであり、パルスモータ217を駆動する
ことにより、支持板216はZ軸方向〔同図(a)にお
いて上下方向〕に移動し、また、パルスモータ218を
駆動することにより、支持板216はX軸方向〔同図
(b)において上下方向〕に移動する。
【0094】したがって、パルスモータ217,218
を駆動することにより、シリンダCをZ軸、X軸方向に
移動させることができ、また、シリンダCを駆動するこ
とにより、ベース214とともにプローブピン・ブロッ
ク211、シリンダA,B全体を前進(同図左方向に移
動)させることができ、さらに、シリンダA,Bを駆動
することにより、プローブピン211a,211bをそ
れぞれ個別に前進させることができる。
【0095】219は微調位置決め用センサを駆動する
シリンダであり、シリンダ219を駆動することによ
り、微調位置決め用センサ219aがプローブピンブロ
ック211の前方に前進し、後述するようにディスクの
指定位置を探索する。また、同図中で「▽」,「△」等
の三角の記号が付されたものはシリンダの前進量、X
軸、Z軸方向の位置を検出するセンサであり、上記セン
サの検出信号が図4に示したコンタクト制御部53に送
られ、ディスクコンタクト部が制御される。
【0096】図12はプローブピン・ブロック211の
構成を示す図であり、同図(a)はプローブピン・ブロ
ック211を前方(図11において左方向)および上方
から見た図、(b)は電源ピンの配置、(c)は各ピン
の先端部の形状を示す図である。同図(a)において、
プローブピン・ブロック211は非導電性材料(ガラス
エポキシ材)から形成される部材にプローブピン・ブロ
ック群が固定され、各ピンは電源ケーブルまたはSCS
Iケーブルと接続されている。211a−1は2.5イ
ンチ用ディスクの電源用ピンプローブ群、211a−2
は2.5インチ用ディスクの信号用ピンプローブ群、2
11b−1は3.5インチ用ディスクの電源用ピンプロ
ーブ群、211b−2は3.5インチ用ディスクの信号
用ピンプローブ群であり、同図に示すように、2.5イ
ンチ用ピンプローブ群は上側に配置され、3.5インチ
用ピンプローブ群は下側に配置されており、その間に微
調位置決め用センサ219aが出入りする穴211cが
設けられている。
【0097】電源用ピンプローブ群は、ディスクの端子
が大きく間隔も信号端子に比べて大きいので、同図
(a)(b)に示すように、信号ピンに比べて大きなピ
ンが大きな間隔で配置されている。ピンプローブ群のピ
ン先端は、同図(c)に示すように、先が尖った複数の
突起から形成されており(径は、3.5インチディスク
の場合、1.5φ)、ピンが前進すると、上記突起がデ
ィスクの端子に接触し電気的に導通する。 (iii )コンタクトブロックの動作 図13〜図18はコンタクトブロックの動作を示すフロ
ーチャートであり、同図により本実施例におけるコンタ
クトブロックの動作について説明する。
【0098】図13のステップS1において、処理が終
了していない場合には、ステップS2に行き、機種情報
等のディスク情報を受信するまで待つ。ディスク情報を
受信すると、ステップS3に行き、後述するように、デ
ィスク規正部22、およびディスクコンタクト部21の
初期セット動作を行う。ステップS4において、ディス
ク規正部22にディスクが搭載されるまで待ち、ステッ
プS5において、ディスク規正部22のディスク位置を
所定の位置に固定する。
【0099】ステップS6において、ディスクコンタク
ト部の微調位置決め用センサ219aにより、ディスク
の指定位置を探索し、微調位置決め動作を行い、ステッ
プS7において、ピンプローブ群を押し出してコンタク
ト接続動作を行う。ステップS8において、ディスク取
り出し指示があるまで待ち、ステップS9において、コ
ンタクトを解除してステップS1に戻り上記処理を繰り
返す。
【0100】図14は図13のステップS3の初期セッ
ト動作を示すフローチャートであり、同図のステップT
1において、ディスクが2.5インチか3.5インチか
を判別し、ディスクが2.5インチの場合には、ステッ
プT2において、ディスク規正部のジグシリンダ224
aを駆動して板224を2.5インチディスクに応じた
高さにセットする。
【0101】ついで、ステップT3において、ディスク
コンタクト部21のパルスモータ217,218を駆動
してステージの位置をディスクの機種情報に基づき初期
位置にセットする。図15は図13のステップS5のデ
ィスク規正動作を示すフローチャートであり、同図のス
テップR1において、ディスクが2.5インチディスク
か否かを判別し、2.5インチディスクの場合には、ス
テップR2において、シリンダAを駆動し、ディスクコ
ンタクト部21の2.5インチディスク用のプローブピ
ン・ブロック211aを押し出す。また、3.5インチ
ディスクの場合には、ステップR3において、シリンダ
Bを駆動し、ディスクコンタクト部21の3.5インチ
ディスク用のプローブピン・ブロック211bを押し出
す。
【0102】ステップR4において、シリンダCを駆動
してコンタクトのベース214を押し出し、ステップR
5において、プローブピン・ブロックによりディスクを
所定位置に押し込んだ後に、プローブピン・ブロックを
全て引っ込める。上記操作により、ディスクが所定の位
置にセットされるので、ステップR6において、ディス
ク規正部のシリンダ221a,225aを駆動して板
A,Cを移動させ、ディスクが動かないように固定す
る。
【0103】図16は図13のステップS6の微調位置
決め動作を示すフローチャートであり、同図のステップ
U1において、ディスクコンタクト部の微調位置決めセ
ンサ219aを押し出し、センサ219aによりディス
クの指定位置を検出する。指定位置は、例えば、ディス
クの端子部の角部等に設定されている。上記センサがデ
ィスクの指定の場所を感知していない場合には、ステッ
プU2からステップU3に行き、例えば、同図中のaに
示すようにセンサを動かしながら、センスする位置を探
す(探索範囲はピン間隔の範囲内)。そして、感知でき
ない場合には、ステップU4からステップU5に行き、
異常を通知する。
【0104】また、ステップU2でセンサが指定の場所
を感知している場合、または、ステップU4において、
センサがディスクの指定の場所を感知した場合には、ス
テップU6に行き、プローブピン・ブロック211を±
X方向に移動して、センサが感知している中間に位置決
めする。ついで、ステップU7において、プローブピン
・ブロック211を±Z方向に移動して、センサが感知
している中間に位置決めする。
【0105】ステップU8において、微調位置決めセン
サ219aを引っ込め、ステップU9において、ステー
ジを所定の補正量移動し、プローブピン・ブロック21
1の各ピンがディスクの各端子に対向するよう補正す
る。図17は図13のステップS7のコンタクト接続動
作を示すフローチャートであり、同図のステップP1に
おいて、ディスクが2.5インチディスクか否かを判別
し、2.5インチディスクの場合には、ステップP2に
おいて、シリンダAを駆動し、ディスクコンタクト部2
1の2.5インチディスク用のプローブピン・ブロック
211aを押し出す。また、3.5インチディスクの場
合には、ステップP3において、シリンダBを駆動し、
ディスクコンタクト部21の3.5インチディスク用の
プローブピン・ブロック211bを押し出す。
【0106】ステップP4において、シリンダCを駆動
してコンタクトのベース214を押し出し、ステップP
5において、コンタクト接続完了を通知する。図18は
図13のステップS9のコンタクト解除動作を示すフロ
ーチャートであり、同図のステップQ1において、シリ
ンダA,B,Cを駆動してプローブピン・ブロック21
1を引っ込める。
【0107】ついで、ステップQ2において、ディスク
規正部22のシリンダ221a,225aを駆動してデ
ィスクの固定を解除し、また、2.5インチディスクの
場合には、ジグシリンダ224aを駆動して、板224
を元の高さに戻し、ステップQ3において、ディスク取
り出し可能を通知する。 (e)パレット構造およびストッパ構造 図19はディスクを載せてコンベア上を搬送されるパレ
ット(図2の36)の構造を示す図であり、同図(a)
は上面図を示し、(b)は3.5インチディスクを載せ
たときのパレットユニットの側面図、(c)は2.5イ
ンチディスクを載せたときパレットユニットの側面図を
示している。
【0108】同図において、361はパレットのベース
パレット360に取り付けられた硬質ゴム性のダンパ
ー、362はベースパレット360の下面に取り付けら
れたローラ、360aはベースパレット360に取り付
けられたベース板固定用のピンである。363はベース
パレット360上に載せられたベース板(t=1〜2)
であり、上記ベース板363と後述するジュラコン材
(非導電性金属)から形成される固定部材364、ディ
スクガイド部材365によりパレットユニットを構成し
ている。
【0109】ベース板363には穴363aが設けら
れ、上記ベース板固定用のピン360aが穴363aに
係合して、ベース板363が位置決めされる。また、ベ
ース板363にはディスク有無検出用の穴363bと、
載せられているディスクが3.5インチディスクか否か
を検知するセンサ用の穴363cが設けられている。
【0110】364はベース板363にネジ止めされた
固定ディスクガイド部材であり、固定ディスクガイド部
材364はベース板363に取り付けられた位置固定ピ
ン364bにより位置決めされる。また、365は上記
固定ディスクガイド部材364にネジ止めされたディス
クガイド部材であり、ディスクガイド部材365のネジ
穴は長穴となっており、取り付け位置が調整可能になっ
ている。
【0111】固定ディスクガイド部材364とディスク
ガイド部材365は同図(b)(c)に示すように階段
状に形成されており、3.5インチディスクがセットさ
れる場合には(b)に示すように上の段にセットされ、
2.5インチディスクがセットされる場合には(c)に
示すように下の段にセットされる。また、固定ディスク
ガイド部材364とディスクガイド部材365は同図
(a)に示すように4個の部材から構成され、その上に
ディスクがセットされたとき4隅が空いた構造となって
いる。このため、ロボットのハンド部により、ディスク
を容易に掴むことができる。
【0112】本実施例のパレットは上記のような構造で
あるので、3,5インチ、2.5インチのいずれのデ
ィスクをも搭載可能であり、ロボットのハンド部がデ
ィスクを掴み易いとともに、ディスクをパレット上に容
易に収納でき、ベースパレット360上にパレットユ
ニットをセットする構造としているので、パレットユニ
ットの取り外して収納・管理を容易に行うことができ
る。
【0113】図20はコンベア34上にパレットを載せ
た状態を示す図であり、36はパレット、34aはコン
ベアガイドである。同図に示すように、パレット36を
コンベアに載せたとき、ダンパー361同士が接触し、
隣接するパレットが衝突したときの衝撃を吸収するとと
もに、パレットが他のパレットに乗り上げるのを防止す
ることができる。
【0114】図21はコンベア34上に取り付けられた
ストッパ(図2の35)の構造を示す図であり、同図に
おいて、35aはローラ、35bはストッパ板、35c
は支持板、35dはジグシリンダであり、ローラ35a
がストッパ板35bの一端に回転可能に取り付けられ、
ストッパ板35bが支持板35cに対して回動可能に取
り付けられている。
【0115】また、上記、ローラ35a、ストッパ板3
5b、支持板35cはジグシリンダ35dにより上下方
向に駆動され、ジグシリンダ35dを駆動して、ローラ
35a、ストッパ板35b等を上動させたときストッパ
として機能する。また、ジグシリンダ35dには、スト
ッパ位置を検出するセンサ(同図の三角形で示してい
る)が設けられ、ストッパの状態が検出される。
【0116】上記ストッパは、図20に示したパレット
の隙間部分(Sで示した部分)に取り付けられ、ストッ
パが動作しているとき、コンベアの搬送方向(同図のA
方向)にパレットが移動するのを阻止し、また、パレッ
トが搬送中にストッパが上動してもストッパ板35bが
回動するため、パレットを持ち上げることなく、継続し
てパレットが搬送される。次のパレットが搬送されてく
るとジグシリンダ35dは上動中であるため、パレット
の搬送を阻止する。
【0117】図22はベースパレットへのローラの取り
付け構造を示す図であり、同図(a)はベースパレット
360のローラ取り付け部分を示し、(b)はローラの
取り付け構造を示している。同図において、360はベ
ースパレット、361はダンパー、362はローラ、3
62aはすべり止め、365はベースパレットの側面に
設けられた穴、34aはコンベアガイドであり、穴36
5からドライバを差し込みローラを取り付けたネジを締
めることができる。
【0118】本実施例においては、上記のように、ロー
ラを付けてパレットの滑りを良くしているので、コンベ
アとパレット間の摩擦を小さくすることができる。この
ため、コンベア上に隣接して複数のパレットが載せられ
たとき、パレットを押し出すパワーモーラのトルクが不
足していても、パレットを容易に移動させることができ
る。なお、ローラが回転しすぎるとコンベアが移動して
も、パレットが移動しない場合があるので、すべり止め
362aが設けられローラ362の回転に摩擦を与えて
いる。
【0119】従来においては、上記のような場合、フリ
ーフローのコンベアを使用していたが、フリーフローの
コンベアは高価であり、また、制御が複雑となる。本実
施例においては、上記のように、パレットにローラを取
り付けているので、ベルト式のコンベアを使用して、小
さな容量のパワーモータを用いてパレットを移動させる
ことができる。 (f)コンベア構造およびリフター構造 (i )コンベア構造 図23は本実施例のコンベア構造を示す図であり、同図
において、31,32は上下リフターであり、上下リフ
タ31はリフターA、リフターBから構成され、上下リ
フター32はリフターC、Dから構成されている。ま
た、コンベア34は同図に示すように、最上段、中上
段、中下段、最下段の4段に構成され、コンベアおよび
上下リフターの同図に示す位置に図21に示したストッ
パ35が取り付けられている。
【0120】そして、最上段のコンベアの位置Aに作業
者がバッチ作業でディスクを搭載するとともに、そこか
ら作業済のディスクを取り出す。また、位置Bからロボ
ット23がディスクを順次取り出してインストール作業
等を行い、作業済のディスクを位置Cに戻す。リフター
A,B,C,Dは同図矢印に示すように上下動可能であ
り、リフターの移動により搬送経路を2通りに変更する
ことができる。
【0121】図24はコンベアの2通りの搬送経路を示
す図であり、同図(a)は全経路をパレットが通過する
場合、(b)は半経路をパレットが通過する場合を示し
ている。全経路通過の場合には、リフターA,B,Cが
同図(a)の矢印に示すように上下動し、また、リフタ
ーDは停止しており、パレットは同図の矢印に示すよう
に移動する。
【0122】また、半経路通過の場合には、リフター
A,Dが同図(b)の矢印に示すように上下動し、ま
た、リフターB,Cは停止しており、パレットは同図の
矢印に示すように移動する。そして、ディスク台数を計
数し、ディスクの台数が少ない場合には(b)に示す半
経路通過動作が行われ、ディスク台数が多くなると全経
路通過動作に切り換わる。
【0123】本実施例においては、上記のように、コン
ベアを多段構成とし、作業台数に応じて搬送経路を変更
できるようにしているので、コンベアの長さを長くする
ことなく、作業台数の変化に対応することができる。 (ii)リフター構造 図25は図23に示したリフターB,Cの構造を示し、
同図(a)はリフターをコンベアの搬送方向から見た
図、(b)はリフターをコンベアの搬送方向に直交する
方向から見た図を示している。
【0124】同図において、311はリフターの上下位
置に設けられたショックアブソーバ、312はリフター
を上下動させるシリンダ、313はシリンダのロッド、
314はロッド313に固定されたリフター支持体、3
15はベルト、316はローラ、35はストッパ、36
はベルト上に載せられたパレットでありパレット36上
にはディスクがセットされている。また、同図中の三角
形(「△」、「▽」等の記号)で示されたものはリフタ
ーの位置およびディスクの位置を検出するセンサであ
る。
【0125】同図において、パレット36がコンベアに
より搬送されてくると、パワーモーラ(ローラと一体に
構成されたモータ)によりローラ316が回転し、パレ
ット36をリフターの中央位置に移送する。ついで、シ
リンダ312が駆動され、ベルト315上のパレットを
上下に移動させる。また、ショックアブソーバ311は
リフターが上下端に達したときの衝撃を吸収する。
【0126】図26は図23に示したリフターA,Dの
構造を示し、同図はリフターをコンベアの搬送方向と直
交する方向から見た図を示している。同図において、図
25に示したものと同一のものには同一の符号が付され
ており、リフターA,Dの場合には、シリンダ312と
リフター支持体314がコンベアの両端部に設けられて
いる点がリフターB,Cとは異なっており(リフター
B,Cの場合はシリンダ312等がコンベアの側面に設
けられている)、その他の構造はリフターB,Cと基本
的には同一である。 (3)システム構成およびシステムの機能 図27は本実施例におけるシステム構成を示す図であ
り、11はホスト計算機、11aは入力/表示用装置で
ある。
【0127】ホスト計算機11はスケジュール機能を備
えており、ディスク仕様、本体装置名称、台数等を登録
しておくことにより、インストール作業を所定のスケジ
ュールで自動的に行うことができる。また、マスタ作成
/変更作業においては、作成するマスタの種類、マスタ
作成する本体装置を選択することにより、マスタ作成/
変更を自動的に行うことができる。
【0128】上記のように、ホスト計算機11にディス
ク仕様(ディスク名、ディスク容量)、本体装置名称、
台数等が登録されると、これらの情報はホスト計算機1
1に設けられた情報テーブルに登録され、後述するよう
に、本体装置13に格納されている情報テーブルの内容
と確認を行いながら、インストール作業、マスタ作成/
変更作業が自動的に行われる。上記情報テーブルには、
例えば次の情報が登録される。
【0129】マスタ作成状態を示す有効/無効フラ
グ、インストールするシステム名を示すシステムコー
ド、格納論理ボリューム名(論理ボリュームサイズと
対応付けた名称が付されている)、上記のシステム
コードに対応するシステム名、ディスク名、ディス
ク容量。なお、有効/無効フラグは、インストール作業
やマスタ作成/変更作業を判別したり、間違った所にデ
ータを書き込まないようにするために設けられてもので
あり、0が無効(マスタ未作成)、1が有効(マスタ作
成済)、Eが終了を示す。
【0130】ホスト計算機11の入力/表示用装置表示
装置11aには、上記のような登録状態、システム全体
の動作状態、インストール情報とその進捗状況、マスタ
作成情報が表示され、作業者はこれらの状態を確認する
ことができる。図28はディスク仕様登録処理におい
て、表示装置11aに表示される登録情報の一例を示す
図であり、同図に示すように、表示装置には、装置コー
ド(インストールするプログラムと該プログラムをイン
ストールする本体装置に応じて定まるコード)、ディス
ク仕様、ディスクとユニット化される本体装置名称、イ
ンストールに要する時間(単位は分)の最大値が表示さ
れる。
【0131】図29はホスト計算機の表示装置画面に表
示されるインストール情報とその進捗状況の一例を示す
図であり、同図において、上側の表に各インストール用
本体装置の作業状況が表示され、下側の表に未処理・処
理中・完了・障害数が表示される。同図は、TP(テス
トプログラム)のインストール作業を行っている状態を
示しており、同図の上側の表は、本体装置#1が現在処
理待ち、#2がディスク搭載開始、#3、#4がインス
トール中、#4が未接続の状態を示している。
【0132】また、下側の表は、ディスクの仕様、装置
コード、TPのコードと、その作業台数(同図では50
台)、未処理台数(43台)、処理中の台数(3台)、
完了台数(4台)、障害台数(表示されていない)を示
している。図30はホスト計算機の表示装置画面に表示
されるマスタ変更処理情報とその進捗状況の一例を示す
図であり、同図において、上側の表に各本体装置におけ
るマスタ変更処理の作業状況が表示され、下側の表に各
本体装置の状態が表示される。
【0133】同図は、TP(テストプログラム)のマス
タ変更作業を行っている状態を示しており、同図の上側
の表は、本体装置#1が現在処理待ち、#2がTPコー
ドが0001のマスタインストール開始、#3がTPコ
ードが0005のマスタインストール開始、#4が未接
続、#5が処理待ちの状態を示している。また、下側の
表は、TPコード0005について、本体装置1,2が
終了、本体装置3が処理中、本体装置4,5が待機中で
あることを示し、TPコード0001について、本体装
置1が終了、本体装置2が処理中、本体装置4が待機中
であることを示している。
【0134】本実施例においては、インストールの履歴
や異常(エラー)の発生の情報も記録され、それらが上
記のようにしてホスト計算機11の表示装置に常時表示
することができる。また、インストール情報等は動作中
に関係なく、変更が可能である。従来においては、本体
装置完成体を用いてインストール作業等を行っており、
インストール台数等の管理を行っていなかったため、完
成品台数等を把握することができず、また、間違ってイ
ンストールする場合があったが、本実施例においては、
上記のようにスケジュールを行い、ホスト計算機で作業
の進捗状況等を把握することができ、作業済台数、障害
の発生件数等を的確に管理することができる。
【0135】図27に戻り、13はインストール/マス
タ作成等を行う本体装置、13dは入力/表示用装置、
13a−13cはインストールするシステムA〜Dを格
納した増設ディスクであり、同図には本体装置13等が
1セットしか示されていないが、本実施例では前記した
ように本体装置13、入力/表示用装置13d、増設デ
ィスク13a−13cが5セット設けられている。
【0136】また、100は本体装置13によりインス
トールが実行されるターゲットディスクであり、前記し
たようにターゲットディスク100はディスク規正部2
2に5台セットすることができ、インストール時、5セ
ットの本体装置によりそれぞれの機種等に応じたシステ
ムA〜Dがインストールされる。本体装置13のシステ
ム格納情報ファイル131には、ホスト計算機11の情
報テーブルと同様の情報テーブルが設けられており、作
業者は作業にあたり、各本体装置が実行する作業に応じ
て、情報テーブルに必要な情報を登録する。
【0137】上記情報テーブルには、前記したホスト計
算機11の情報テーブルと同様に、有効/無効フラグ、
インストールするシステムのコード、格納論理ボリュー
ム名、システム名、ディスク名、ディスク容量等が登録
される。なお、システム格納情報ファイル131の作成
時、論理ボリュームサイズがマッピングされ、このサイ
ズがディスクのコピーサイズとなる。よって、その後は
作業者は論理ボリュームサイズを意識することなく作業
を行うことができる。
【0138】ホスト計算機11にも、前記したように上
記情報テーブルと同様の内容を記録した情報テーブルが
設けられており、インストール時、ホスト計算機側でス
ケジュール(設定)された情報を本体装置に確認し、本
体装置内の情報テーブルと一致したものがあれば、ター
ゲットディスクのROMデータからディスク型式等の情
報を読み出す。そして、読み込んだ情報と情報テーブル
中の情報が一致すればインストールが実行される。上記
のようにすることにより、インストールするディスクの
確認をすることができ、誤ったインストールを避けるこ
とができる。
【0139】インストール終了の確認は、ライトコマン
ドを実行してインストールを行ったのち、正常に応答が
返って来ることで確認し終了する。また、本体装置13
には、インストール・プログラム132、マスタ作成プ
ログラム133、コード照会プログラム134、ホスト
連携通信プログラム135が格納されており、各プログ
ラムにより次のような処理が行われる。 インストール・プログラム132 システム格納情報ファイル131の情報に基づき、増設
ディスク13a−13cに格納されたシステムをターゲ
ットディスクに複写する。 マスタ作成プログラム133 システム格納情報ファイル131の情報に基づき、ター
ゲットディスクから増設ディスク13a−13cにシス
テムを格納する。 コード照会プログラム134 システム格納情報ファイル131に格納されたシステム
が有効状態か否かをチェックする。 ホスト連携通信プログラム135 ホスト計算機11の指示により、上記したインストール
機能、マスタ作成機能、コード照会機能を実行し,実行
結果をホスト計算機11に通知する。また、ホスト計算
機の要求により本体側の電源の切断機能を実行する。
【0140】なお、本体装置13(増設ディスクも含
む)の電源の投入/切断は、最初と最後だけ行なわれ、
また、ターゲットディスク100の電源の投入/切断
は、コネクタブロック設置時に行うようにしている。 (4)装置の動作および本体装置における処理手順 (a)インストール作業 図31は本実施例の各インストール・ブロックにおける
状態推移を示すフローチャートであり、同図により、イ
ンストール時における各ブロックの状態推移について説
明する。
【0141】ステップS1において、自動運転(オンラ
イン)モードであることが通知され、ステップS2にお
いて、使用するインストール・ブロックの使用可能を確
認する。ステップS3において、このインストール・ブ
ロックが空いていて、ディスク搭載可能のとき、ディス
クがコンタクトブロック20に搭載される。
【0142】ディスクが搭載が終了すると(ステップS
4)、ディスクコンタクト部21のピンが後述するよう
にディスク規正部22に設置されたディスク側に突出し
てディスク側の端子に接触し、電源、信号ラインがディ
スクに接続される。ついで、ステップS5において、デ
ィスクの電源が投入され、ステップS6において、本体
装置13の電源の投入が確認され、インストール可能状
態にあるか否かが確認された後、インストールが実行さ
れる。
【0143】インストールの正常終了あるいは、インス
トールの異常終了が確認されると(ステップS7)、デ
ィスクの取り出し指示が出される。これにより、ディス
ク電源が切断されディスクがディスク規正部22から取
り出し可能となる。そして、ディスクがコンベア上のパ
レットに収納可能状態にあると(コンベア34のデスク
収納位置が空いていると)、ディスクの取り出しが行わ
れる。
【0144】ディスクの取り出しが終了すると(ステッ
プS8)、ロボット23が捺印収納部25から捺印を取
り出し、パレットに乗せられたディスクにインストール
の正常/異常終了を示す印を捺印し、取り出し終了がホ
スト計算機11に通知される。ステップS9において、
指定台数のインストールが終了したか否かが判別され、
指定台数のインストールが終了していない場合には、ス
テップS2に戻り上記処理を繰り返し、指定台数のイン
ストールが終了すると、ステップS10において、オフ
ラインモードとして作業を終了する。
【0145】各5セットのインストール・ブロックにお
いて、上記状態推移で#1〜#5の順で繰り返し作業が
行われ、これらの状態は、前記したようにホスト計算機
11の表示装置により表示され、作業者はこの表示によ
り状態推移を確認する。図32、図33は本実施例にお
けるインストール作業手順を示すフローチャートであ
り、同図により、インストール作業について説明する。
【0146】ステップS1において、作業者はコンベア
34のパレット36にディスクを載せ、ステップS2に
おいて起動操作をする。ステップS3において、指定の
コンタクトブロックにディスクが全て乗ったか否かを判
別し、乗っている場合にはステップS6に行く。また、
乗っていない場合、ステップS4において、パレットか
らディスクを取り出し、コンタクトブロックに乗せる。
ついで、ステップS5において、コンタクトブロックが
ディスクを固定し、電源、信号ラインを接続する。
【0147】そしてインストールを実行し、インストー
ル作業が終了していない場合には、ステップS6からス
テップS3に戻り上記処理を繰り返す。インストールが
終了すると、ステップS7に行き、コンタクトブロック
がディスクの固定および接続を解除し、ステップS8に
おいて、コンベア上のディスク排出パレットが空くまで
待つ。
【0148】排出パレットが空いていると、ステップS
9において、ロボットのハンド部がコンタクトブロック
のディスクを取り出して、排出パレットに乗せる。つい
で、図33のステップS10に行き、ロボットのハンド
部が捺印収納部に収納されている印を取り出し、コンベ
ア上の排出位置のディスクに印を捺印する。インストー
ルが正常の場合には、ディスクにインストールしたシス
テムの4桁のコードが捺印される。なお、捺印時間を短
縮するため、1桁だけを捺印することも可能である。
【0149】ステップS11において、排出パレットに
2個のディスクが乗せられたか否かを判別し、乗せられ
ていない場合には、図32のステップS3に戻り上記処
理を繰り返す。また、排出パレットに2個のディスクが
乗せらている場合には、コンベアにより、排出パレット
を搬送し、ステップS13において、自動動作が終了し
たか否かを判別し、終了していない場合には、図32の
ステップS3に戻り上記処理を繰り返す。
【0150】また、自動動作が終了した場合には、ステ
ップS14に行き、指定台数の作業が終了したか否かを
判別し、終了していない場合には、ステップS1に行
き、前記処理を繰り返す。指定台数の作業が終了する
と、終了したことが作業者に通知され、ステップS15
において、作業者がパレットをディスクから取り出し、
終了する。
【0151】図34は、インストール作業におけるディ
スクの取り出しと収納作業を示す図であり、同図におい
て、23はロボット、20はコンタクトブロック、3
1,32は上下リフター、34はコンベア、35はスト
ッパ、36はパレット、100はディスクを示してい
る。同図において、ディスク取り出し位置にディスクが
ある場合に、ロボット23は取り出し位置からディスク
を取り出し、コンタクトブロック20の空いている所に
セットする。
【0152】そして、ディスク収納位置のパレット上に
空いている場所があるとき、インストール結果が判明し
ているディスクをコンタクトブロック20から取り出し
て、上記空いている場所に収納し捺印をする。例えば、
同図において、Bのパレットのディスクがロボット23
によりコクタクトブロックの#3,#4の位置にセット
され、また、#1,#2の位置のパレットが空になって
いるAのパレットに収納され、Aパレットが搬送された
のち、BのパレットはAの位置に搬送される。
【0153】そして、#3,#4のコンタクトブロック
にあるインストール済ディスクが、ロボット23により
取り出されて空になったBのパレットに収納され、捺印
される。また、BのパレットがAの収納位置に移動する
と、次のCのパレットがBのパレットがあった位置に搬
送され、上記と同様な作業が行われる。上記したコンタ
クトブロックにおける#1〜#5までの作業はそれぞれ
独立して実行され、実行の順番は#1〜#5の順序に左
右されない。また、コンタクトブロックの状態は#1〜
#5の順に確認され、情報を送受信しながら実行され
る。なお、#1〜#5のコンタクトブロックにあるディ
スクのインストール時間にバラツキがあったり、異常が
発生したり、確認のタイミングがずれても、各作業状態
はホスト計算機11により管理され問題は発生しない。
【0154】図35、図36はインストール時における
本体装置13の処理手順を示す図であり、同図により、
インストール時における処理について説明する。図35
のステップS1において、処理を終了するか否かを判別
し、終了しない場合には、ステップS2に行き、本体装
置の表示装置にシステム格納情報ファイルのシステム
名、システムのコード(番号)を表示する。
【0155】ステップS3において、システム番号が指
定されるまで待ち、ステップS4において、システム格
納情報ファイルの情報フラグ(有効/無効フラグ)が有
効(1)である該当番号のレコードを情報ファイルから
検索する。そして、フラグ有効(1)で指定レコードが
ない場合には、ステップS5から図36のステップS1
3にいき、後述するようにエラー処理を行う。
【0156】フラグ有効(1)で指定レコードがある場
合には、ステップS5からステップS6に行き、接続さ
れたディスクの情報(ディスク名、ディスク容量)を読
み、ステップS7において、読み取ったデータとシステ
ム格納情報ファイル内の情報レコードを比較する。そし
て、情報が一致しない場合には、図36のステップS8
からステップS13に行き、デバイスの異常によるエラ
ーか否かを判別する。デバイスの異常でない場合にはス
テップS15に行き、デバイスの異常の場合には、ステ
ップS14に行き、デバイスのセンス情報を表示して、
ステップS15に行く。
【0157】ステップS15において、エラーコード及
びメッセージを表示して、ステップS16においてエラ
ー解除されるまで待ち、図35のステップS1に戻る。
また、ステップS8において情報が一致する場合には、
ステップS9に行き、論理ボリュームのサイズを得て、
ステップS10において、プログラム名、システム名、
開始時刻を表示する。
【0158】ステップS11において、格納論理ボリュ
ームサイズの内容を複写する。すなわち、システムのデ
ィスクの内容をコンタクトブロックにセットされたター
ゲットディスクに複写する。ステップS12において、
終了時刻とシステム番号を表示し、ステップS1に戻
る。 (b)マスタ作成/変更作業 マスタ作成/変更作業は、前記したように、システム格
納情報ファイル131の情報に基づき、コンタクトブロ
ックにセットされたターゲットディスクから増設ディス
ク13bにシステムを格納する作業であり、インストー
ル・ブロックの状態推移は、基本的には、前記した図3
1のフローチャートと同様である。
【0159】ただ、マスタ作成/変更作業の場合には、
一つのマスタディスクがコンタクトブロックの#1〜#
5のブロック(使用許可設定されているブロック)に順
次セットされて実行される点でインストール作業と異な
っている。図37は、マスタ作成/変更作業におけるデ
ィスクの取り出しと収納作業を示す図であり、同図にお
いて、23はロボット、20はコンタクトブロック、3
1,32は上下リフター、34はコンベア、35はスト
ッパ、36はパレット、100はディスクを示してい
る。
【0160】同図において、コンベア34により搬送さ
れるマスタディスクが、同図Bの位置からロボット23
により取り出され、矢印の#1〜#5の順番にコンタク
トブロックにセットされ、マスタ作成が実行される。そ
して、マスタ作成使用済ディスクは空いているパレット
が同図のAの位置にきたとき収納される。また、同図C
の位置にあるマスタ作成未使用の次のマスタディスクを
搭載したパレットがBの位置に来たとき、次のマスタデ
ィスクがロボット23により取り出され、コンタクトブ
ロックの空いているブロックに空いた順にセットされ、
順次マスタ作成/変更作業が行われる。
【0161】なお、マスタ作成/変更作業においても、
#1〜#5の各ブロックはそれぞれ独立して動作してマ
スタ作成/変更作業が行われる。また、マスタ作成/変
更作業においては、本体装置のシステム格納情報ファイ
ルの情報テーブルに、マスタ作成する情報を設定すると
ともに、情報フラグ(有効/無効フラグ)を予めマスタ
作成に設定しておく必要がある。
【0162】上記情報フラグはマスタ作成が終了する
と、自動的に、インストール作業の実行フラグに変更さ
れる。図38はマスタ作成/変更作業時における本体装
置13の処理手順を示す図であり、同図により、マスタ
作成/変更作業時における処理について説明する。図3
8のステップS1において、処理を終了するか否かを判
別し、終了しない場合には、ステップS2に行き、本体
装置の表示装置にシステム格納情報ファイルのシステム
名、システムのコード(番号)を表示する。
【0163】ステップS3において、システム番号が指
定されるまで待ち、ステップS4において、システム格
納情報ファイルの情報フラグ(有効/無効フラグ)が無
効(0)である該当番号のレコードを情報ファイルから
検索する。そして、フラグ無効(0)で指定レコードが
ない場合には、ステップS5からステップS11にい
き、デバイスの異常によるエラーか否かを判別する。デ
バイスの異常でない場合にはステップS13に行き、デ
バイスの異常の場合には、ステップS12に行き、デバ
イスのセンス情報を表示して、ステップS13に行く。
【0164】ステップS13において、エラーコード及
びメッセージを表示して、ステップS14においてエラ
ー解除されるまで待ち、ステップS1に戻る。フラグ無
効(0)で指定レコードがある場合には、ステップS5
からステップS6に行き、論理ボリュームのサイズを得
て、ステップS7において、プログラム名、システム
名、開始時刻を表示する。
【0165】ステップS8において、格納論理ボリュー
ムサイズの内容を複写する。すなわち、コンタクトブロ
ックにセットされたマスタディスクの内容をシステムの
ディスクに複写する。ステップS9において、終了時刻
とシステム番号を表示し、ステップS10において、シ
ステム格納情報ファイルの該当システム番号のレコード
のフラグを有効(1)にセットし、ステップS1に戻
る。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、次の効果を得ることができ、インストール作業の生
産性を著しく向上させることができる。 多種類の製品が流れる混流ラインのタクトタイムを
安定化、かつ、短縮することができ、作業効率を向上さ
せることができる。 インストールの間違いを無くすことができ、信頼性
を向上させることができるとともに、インストール情報
等の一元管理が可能となる。 インストール作業のみでなく、マスター作成作業を
も自動化することができるので、マスター作成からイン
ストールまでの作業を一貫して効率的に行うことが可能
となる。 作業者がディスクをバッチ処理で搬送手段に乗せ
て、作業済ディスクを取り出す作業を行うだけでよいの
で、作業者の作業工数を低減化することができ、作業効
率を飛躍的に向上させることができる。 インストール作業を行う設備を小型化することがで
き、混流生産であっても、ラインの長さを短くすること
ができる。 パソコン等の本体装置の組み立てラインと分離して
インストール作業を行う設備を設けることができ、設備
のレイアウト等が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の実施例の装置の全体構成を示す図であ
る。
【図3】図2の装置を上面から見た図である。
【図4】本発明の実施例のシステムのハードウェア構成
を示す図である。
【図5】補助コンソールを示す図である。
【図6】捺印収納部の構成を示す図である。
【図7】ディスクチャックハンドの構成を示す図であ
る。
【図8】ディスクチャックハンドのハンドツメおよびそ
の駆動機構を示す図である。
【図9】コンタクトブロックの概略構成を示す図であ
る。
【図10】ディスク規正部の構成を示す図である。
【図11】ディスクコンタクト部の構成を示す図であ
る。
【図12】プローブピンの構成を示す図である。
【図13】コンタクトブロックの動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】コンタクトブロックの動作を示すフローチャ
ート(続き)である。
【図15】コンタクトブロックの動作を示すフローチャ
ート(続き)である。
【図16】コンタクトブロックの動作を示すフローチャ
ート(続き)である。
【図17】コンタクトブロックの動作を示すフローチャ
ート(続き)である。
【図18】コンタクトブロックの動作を示すフローチャ
ート(続き)である。
【図19】パレットの構成を示す図である。
【図20】コンベア上のパレットの配置を示す図であ
る。
【図21】ストッパの構造を示す図である。
【図22】パレットへのローラの取り付け構造を示す図
である。
【図23】コンベアと上下リフターの構成を示す図であ
る。
【図24】コンベアと上下リフターによる搬送経路の変
更状態を示す図である。
【図25】上下リフターの構成を示す図である。
【図26】上下リフターの構成を示す図である。
【図27】本発明の実施例のシステム構成を示す図であ
る。
【図28】ディスク仕様登録処理における表示画面の一
例を示す図である。
【図29】インストール時における表示画面の一例を示
す図である。
【図30】マスター変更時における表示画面の一例を示
す図である。
【図31】各インストールブロックの状態推移を示すフ
ローチャートである。
【図32】本実施例の動作の概要を示すフローチャート
である。
【図33】本実施例の動作の概要を示すフローチャート
(続き)である。
【図34】インストール時におけるディスクの取り出し
/収納を示す図である。
【図35】インストール時における本体装置の処理手順
である。
【図36】インストール時における本体装置の処理手順
(続き)である。
【図37】マスター作成時におけるディスクの取り出し
/収納を示す図である。
【図38】マスター作成時における本体装置の処理手順
である。
【図39】従来におけるインストール作業を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 処理手段 2 インストール手段 1a,2a 情報テーブル 3 ディスク 4 補助コンソール 5 搬送手段 5a リフター 5b 多段コンベア 6 コンタクトブロッ
ク 6a ディスク規正部 6b ディスクコンタク
ト部 7 ハンドリング手段 7a ハンド部 8 印収納部 10 作業机 11 ホスト計算機 110 補助コンソール 13 本体装置 13a 増設ディスク 12 中継制御盤 20 コンタクトブロッ
ク 21 ディスクコンタク
ト部 211 プローブピン・ブ
ロック 212,213,215,219 シリンダ 217,218 パルスモータ 219a 微調位置決め用セ
ンサ 22 ディスク規正部 221a,224a,225a シリンダ 23 水平多関節ロボッ
ト 24 ディスクチャック
ハンド 246 吸着パット 248 ハンドツメ 248a シリンダ 25 捺印収納部 26 起動操作部 31,32 上下リフター 311 ショックアブソー
バ 312 シリンダ 33 コンベア制御部 34 コンベア 35 ストッパ 36 パレット 361 ダンパー 362 ローラ 365 ディスクガイド部
材 37 コンソール操作部 100 ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩頭 雄一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 朴木 孝之 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地 の2 株式会社ピーエフユー内 (56)参考文献 特開 平5−143294(JP,A) 特開 平2−49298(JP,A) 特開 昭63−28543(JP,A) 特開 昭64−53920(JP,A) 実開 昭61−105914(JP,U) 日刊工業新聞、平成3年1月10日、第 10面 日刊工業新聞、平成3年11月18日、第 35面 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 410 B23P 21/00 307 B23Q 41/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業を集中制御・管理する処理手段(1)
    により作業の進行を管理しながら、独立して実行可能な
    複数のインストール手段(2) により、並行して複数台の
    ディスク単体に対して、順次、インストールを行い、 インストール作業終了後、インストール済ディスク単体
    を、対応する本体装置とユニット化することを特徴とす
    るインストール方法。
  2. 【請求項2】 作業を集中制御・管理する処理手段(1)
    により作業の進行を管理しながら、マスターディスクか
    ら、独立して実行可能な複数のインストール手段(2) に
    インストール用プログラムを複写することにより、イン
    ストール用マスターを作成することを特徴とする請求項
    1のインストール方法。
  3. 【請求項3】 ディスク(3) の電源の開閉を個別に操作
    する補助コンソール(4) を設け、補助コンソール(4) を
    操作してディスク(3) に電源ラインと信号ラインを接続
    し、インストール手段(2) を操作して手動でディスク単
    体にインストールを行うことを特徴とする請求項1また
    は請求項2のインストール方法。
  4. 【請求項4】 ディスク(3) の電源の開閉を操作する補
    助コンソール(4) を設け、補助コンソール(4) を操作し
    てマスターディスクに電源ラインと信号ラインを接続
    し、インストール手段(2) を操作して手動でマスターデ
    ィスクからインストール手段(2) にインストール用プロ
    グラムを複写することを特徴とする請求項1,2または
    請求項3のインストール方法。
  5. 【請求項5】 処理手段(1) およびインストール手段
    (2) のそれぞれにインストール情報を設定した情報テー
    ブル(1a,2a) を設け、 インストールを行う際、上記情報テーブル(1a,2a) の内
    容と、作業の対象となるディスク(3) の関する情報を照
    合し、インストール情報とディスク情報が一致したディ
    スク(3) についてインストール作業を行うことを特徴と
    する請求項1,2,3または請求項4のインストール方
    法。
  6. 【請求項6】 作業対象となるディスク(3) からディス
    ク(3) に関する情報を読み出し、情報テーブル(1a,2a)
    の内容と照合することによりディスク(3) を確認するこ
    とを特徴とする請求項5のインストール方法。
  7. 【請求項7】 ディスクに対してライトコマンドを実行
    してインストールを行った後、正常に応答が返ってくる
    ことで、インストールの正常終了を確認することを特徴
    とする請求項1,2,3,4,5または請求項6のイン
    ストール方法。
  8. 【請求項8】 インストールが終了したディスク(3)
    に、インストールの正常終了/異常終了を示すマークを
    捺印することを特徴とする請求項7のインストール方
    法。
  9. 【請求項9】 ディスク(3) を循環して搬送する搬送手
    段(5) にバッチで作業の対象となるディスク(3) を供給
    し、 上記搬送手段(5) から作業の対象となるディスク(3) を
    順次取り出してインストール/マスター作成作業を行っ
    た後、作業済ディスクを上記搬送手段(5) に戻す作業を
    繰り返し、 搬送手段(5) に供給されたディスク(3) についての作業
    が終了したとき、搬送手段(5) から作業済ディスクをバ
    ッチで取り出すことを特徴とする請求項1,2,3,
    4,5,6,7または請求項8のインストール方法。
  10. 【請求項10】 システム全体の動作状態、インストー
    ル情報とインストール/マスター作成作業の進捗状況、
    インストール履歴、および/または、異常の発生情報の
    履歴を表示手段(1b)に表示し、インストール/マスター
    作成作業の実行状態、履歴情報を把握・管理できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,
    6,7,8または請求項9のインストール方法。
  11. 【請求項11】 インストールとマスター作成処理を集
    中制御/管理する処理手段(1) と、 上記処理手段(1) により制御/管理される独立して実行
    可能な複数のインストール手段(2) と、 インストール手段(2) に対応して設けられ、作業対象と
    なるディスク(3) がセットされたとき、ディスク(3) を
    固定し、ディスク(3) に電源、信号ラインを接続する複
    数のコンタクトブロック(6) と、 複数のディスク(3) を搭載して搬送する搬送手段(5)
    と、 上記搬送手段(5) から作業の対象となるディスク(3) を
    取り出し、上記コンタクトブロック(6) にセットすると
    ともに、コンタクトブロック(6) から作業済のディスク
    (3) を取り出し、搬送手段(5) に乗せるハンドリング手
    段(7) とを備えたことを特徴とするインストール作業自
    動化システム。
  12. 【請求項12】 インストール手段(2) が、ハンドリン
    グ手段(7) により順次コンタクトブロック(6) にセット
    される複数のディスク(3) に対して、並行に独立してイ
    ンストールを実行することにより、複数のディスク単体
    にインストールを行うことを特徴とする請求項11のイ
    ンストール作業自動化システム。
  13. 【請求項13】 インストール手段(2) が、ハンドリン
    グ手段(7) により順次コンタクトブロック(6) にセット
    されるマスターディスクから、インストール用プログラ
    ムを各インストール手段(2) のディスク(3) に複写する
    ことによりインストール用マスターを作成することを特
    徴とする請求項11または請求項12のインストール作
    業自動化システム。
  14. 【請求項14】 コンタクトブロック(6) にセットされ
    た個々のディスク(3) の電源の開閉を操作する補助コン
    ソール(4) を設け、手動でインストール/マスター作成
    作業を実行できるようにしたことを特徴とする請求項1
    1,12または請求項13のインストール作業自動化シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 補助コンソール(4) に、インストール
    手段(2) とそれに対応するコンタクトブロック(6) の使
    用許可を指示する操作手段を設けたことを特徴とする請
    求項14のインストール作業自動化システム。
  16. 【請求項16】 インストールの正常終了/異常終了を
    示す印を収納した印収納部(8) を備え、インストール終
    了後、ハンドリング手段(7) がインストールの正常終了
    /異常終了に応じた印を印収納部(8) から取り出して、
    ディスク(3)に捺印することを特徴とする請求項11,
    12,13,14または請求項15のインストール作業
    自動化システム。
  17. 【請求項17】 ハンドリング手段(7) が、物体を吸着
    して保持する手段と物体を挟んで保持する手段を具備し
    たハンド部(7a)を備えていることを特徴とする請求項1
    1,12,13,14,15または請求項16のインス
    トール作業自動化システム。
  18. 【請求項18】 コンタクトブロック(6) が、ロボット
    により移送されたディスク(3) を所定位置に固定するデ
    ィスク規正部(6a)と、 ディスク規正部(6a)に固定されたディスク(3) の端子に
    電源と信号ラインを接続するディスクコンタクト部(6b)
    を備えていることを特徴とする請求項11,12,1
    3,14,15,16または請求項17のインストール
    作業自動化システム。
  19. 【請求項19】 ディスクコンタクト部(6b)が、ディス
    ク端子に接触する複数のプローブピンと、 ディスク規正部(6a)にセットされたディスク(3) の端子
    位置を探索する微調位置決め用センサと、 微調位置決め用センサの探索結果に応じて、上記プロー
    ブピンを所定の位置に位置決めする手段と、 プローブピンの位置決め後、該プローブピンをディスク
    規正部(6a)にセットされたディスク(3) の端子方向に前
    進させ、ディスク端子と接触させる駆動手段とを備えて
    いることを特徴とする請求項18のインストール作業自
    動化システム。
  20. 【請求項20】 ディスク(3) を搭載可能に構成したパ
    レット(3a)を搬送手段(5) に乗せ、パレット(3a)上にデ
    ィスク(3) を搭載して搬送することを特徴とする請求項
    11,12,13,14,15,16,17,18また
    は請求項19のインストール作業自動化システム。
  21. 【請求項21】 パレット(3a)が、階段状に形成された
    ガイド部材を備え、サイズの異なったディスク(3) を搭
    載できるように構成されていることを特徴とする請求項
    20のインストール作業自動化システム。
  22. 【請求項22】 パレット(3a)のガイド部材がディスク
    (3) の4隅に対応する部分を避けて設けられていること
    を特徴とする請求項21のインストール作業自動化シス
    テム。
  23. 【請求項23】 ガイド部材がベース板上に取り付けら
    れ、ベース板がパレット(3a)本体から取り外し可能に構
    成されていることを特徴とする請求項21または請求項
    22のインストール作業自動化システム。
  24. 【請求項24】 パレット(3a)の下面にローラを取り付
    けたことを特徴とする請求項20,21,22または請
    求項23のインストール作業自動化システム。
  25. 【請求項25】 隣接するパレット(3a)と接触するパレ
    ット側面にダンパー部材を取り付けたことを特徴とする
    請求項20,21,22,23または請求項24のイン
    ストール作業自動化システム。
  26. 【請求項26】 上下方向に配置され被搬送物を略水平
    方向に移送する複数段の多段コンベア(5b)と、被搬送物
    を上下に移動させるリフター(5a)とから搬送手段(5) を
    構成し、 被搬送物が上記多段コンベア(5b)の端部まで搬送された
    とき、リフター(5a)により、被搬送物を多段コンベア(5
    b)の他の段に移動させることにより、循環して被搬送物
    を搬送できるようにしたことを特徴とする請求項11,
    12,13,14,15,16,17,18,19,2
    0,21,22,23,24または請求項25のインス
    トール作業自動化システム。
  27. 【請求項27】 リフター(5a)の動作を切り換えること
    により、搬送経路を変更できるようにしたことを特徴と
    する請求項26のインストール作業自動化システム。
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