JP3022902U - 三脚の脚部構造 - Google Patents

三脚の脚部構造

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JP3022902U
JP3022902U JP1995009843U JP984395U JP3022902U JP 3022902 U JP3022902 U JP 3022902U JP 1995009843 U JP1995009843 U JP 1995009843U JP 984395 U JP984395 U JP 984395U JP 3022902 U JP3022902 U JP 3022902U
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酒井武
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酒井電工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真機などの据え付けに用いられる三脚の脚
部を改良し、傾斜地において雲台を容易に水平状態にで
き、且つその高さ調整を簡単に行えるようにする。 【構成】 雲台1を構成する架台11に、継手23を介
して3つの脚部2を揺動自在に取り付ける。その3つの
脚部2のうち、1つの脚部2aを4つの短管21で成る
4段構成の伸縮軸とし、他の2つの脚部2b,2cを3
つの短管21で成る3段構成の伸縮軸として構成する。
そして、各短管21の節目にはコレット22を設け、そ
のコレット22の弛緩時に脚部2が伸縮し、緊締時に脚
部2の伸縮が規制されるようにしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、写真機などを所望の場所に据え付けるために用いられる三脚に関し 、特に持ち運びに便利であって傾斜地に適応する三脚の脚部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
写真機やビデオカメラなどの撮影機、測量器、あるいは望遠鏡などの支持手段 として専用の三脚を用いることが一般的である。その種の三脚は雲台を支持する 3つの脚部を備え、雲台には撮影機や測量器を固定できるようになっている。
【0003】 特に、脚部の構造として、従来では全ての脚部を伸縮軸としたものや、一脚を 伸縮軸とし他の二脚を固定軸としたものがある。図4は全ての脚部A,B,Cを 伸縮軸とした三脚の例であり、また図5は3つの脚部A,B,Cのうち1つの脚 部Aを伸縮軸とし、残る2つの脚部B,Cを単一の軸で成る固定軸とした例であ る。
【0004】 そして、その種の三脚によれば、設置場所にて3つの脚部A,B,Cを所要の 間隔に拡張して雲台Dを水平状にし、例えばその雲台Dに図示せぬ撮影機を固定 して風景などを撮影できるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の三脚にあって2つ脚部を固定軸としたものによれば 、その二脚が常に伸長した状態にあるから持ち運びが困難であるし、使用時には 雲台を水平にし難く、且つその高さ調整が困難であるなどの欠点があった。
【0006】 一方、脚部を全て伸縮軸とした三脚によれば、脚部を縮小した状態では持ち運 びに便利であるし使用時では脚部を伸長させて雲台を所望の高さにできる利点が あるが、全ての脚部の最大長が同じであるがため、傾斜地では雲台を水平にし難 く高さ調整も困難である。
【0007】 本考案は上記事情に鑑み、特に傾斜地において雲台を容易に水平にでき且つそ の高さ調整を簡単に行えるようにすることを主たる目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を達成するため、雲台を支持する3つの脚部を備え、その各 脚部が短管を順次嵌合した多段状の伸縮軸として構成してある三脚において、前 記脚部のうち一脚が他の二脚より数多の短管を有し伸長時の長さが最大となる最 長軸として構成されていることを特徴とする三脚の脚部構造を提供するものであ る。
【0009】 特に、本考案では前記脚部のうち一脚を4つの短管で成る4段構成の伸縮軸と し、他の二脚を3つの短管で成る3段構成の伸縮軸としている。
【0010】
【作用】
本考案によれば、全ての脚部を縮小させた状態で持ち運びに最適な形態となり 、脚部を伸長すれば写真機などを固定した雲台を所望の高さで支持することがで きる。
【0011】 特に、伸長時では一脚が他の二脚より延長するようになり、傾斜地において雲 台を容易に水平にでき、その高さ調整も簡単に行えるようになる。
【0012】 例えば、山岳地で写真機を設置して風景や人物を撮影する場合、各脚部を伸縮 して長さを調整することにより、雲台を容易に水平状態にすることができ、その 高さ調整も簡単に行える。特に、斜面下部側に最長軸とした脚部を配向し、他の の脚部を斜面上部側に配向すれば、脚部を大きく開いて安定性を増した状態でも 雲台を所望の十分な高さにすることができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明すれば、図1は本考案の一例と して写真機用の三脚を示す。
【0014】 図中、1は雲台、2は脚部であり、この写真機用三脚によれば、雲台1を3つ の脚部2a,2b,2cで支持する構成としてある。
【0015】 雲台1は、脚部2の上端が枢着される架台11と、この架台11を貫通してい るエレベータ12と、このエレベータ12の上端に設けられる台座13で構成し てある。このうち、架台11にはハンドル14を装着し、エレベータ12にはハ ンドル14にて作動される図示せぬウォームと噛合するラック12aを形成して いる。そして、ハンドル14を回すことによりエレベータ12をその軸線に沿っ て上下に移動できるようにしてある。
【0016】 また、台座13はエレベータ12の上端に揺動自在に取り付けてあり、これを チルトロックと呼ばれる操作レバー15により所要のピッチ角で固定できるよう にしてある。なお、16は台座13の上部をローリングさせるための調整ネジ、 17は写真機の着脱を行うためのレリーズレバー、18は写真機の取付用ネジ、 19はエレベータ12を上下に案内するためのガイド軸である。
【0017】 一方、脚部2は複数の短管21を順次嵌合した多段状の伸縮軸として構成して ある。特に、3つの脚部2のうち1つの脚部2aは他の脚部2b,2cより数多 の短管21を有して伸長時の長さが最大となる最長軸として構成してある。例え ば、脚部2aは4つの短管21を順次嵌合して4段構成とし、他の脚部2b,2 cは3つの短管21を順次嵌合して3段構成としている。
【0018】 短管21は、合成樹脂あるいはアルミニウムやステンレスで成る金属製の円筒 であって、それぞれ上部側の短管21に摺動自在に嵌入されている。例えば、各 短管21は全長20cm程度とし、また最上段の短管21では内径を15mm程 度とし、これに嵌入される2段目の短管21の外径を14mm程度とするなど下 部側の短管21を上部側の短管21に嵌入できるよう順次その外径を小さくして いる。
【0019】 なお、22は各短管21の節目に設けられているコレットであり、このコレッ ト22の弛緩時に脚部2を伸縮でき緊締時にその状態が保持されるようになって いる。また、23は最上段の短管21に固定された継手であり、この継手23の 上端が架台11に枢着されることにより脚部2がエレベータ12を中心として揺 動するようになっている。更に、24は最下段の短管21に固定された逆円錐状 の端部金具である。
【0020】 次に、図2は脚部2の一部を拡大して示した部分断面図である。この図に示す ように、上部側の短管21の下端外周にはネジ25が形成されており、ここにコ レット22が螺着してある。そして、そのコレット22の下部側には合成樹脂な どで成るC字形の加圧リング26を内蔵し、コレット22を締め付けたとき加圧 リング26が下部側の短管21の外周面に圧着して当該短管21の軸線方向の移 動を規制するようにしている。
【0021】 また、下部側の短管21の上端外周にスリーブ27を固定する一方、上部側の 短管21の下端内周に段部28を形成して脚部2の伸長時に下部側の短管21が 上部側の短管21から離脱しないようにしている。
【0022】 次に、図3は上述のように構成した三脚の使用状態を示す。特に図3は三脚を 傾斜地に設置した状態の使用例であり、このとき写真機fは雲台1における台座 13上に固定される。そして、最長軸である脚部2aは斜面下部側に配向し、他 の脚部2b,2cは斜面上部側に配向する。
【0023】 すると、脚部2aが他の脚部2b,2cより延長する分、雲台1を水平にし易 く、且つその高さ調整が容易となる。
【0024】 ここで、雲台1はエレベータ12にて高さを調整でき且つ操作レバー15など にて角度を調整することができるが、エレベータ12が高すぎたり鉛直状態でな かったりすると全体が不安定となって倒伏する危険性がある。ところが、本例の 写真機用三脚によれば、上述のように脚部2aが他の脚部2b,2cより延長す るため雲台1を水平にし易く且つその高さ調整が容易であるし、脚部2を大きく 開いて高い安定性を得られる上、その状態でも雲台1を所望の十分な高さにする ことができる。
【0025】 特に、エレベータ12のような高さ調整用の可動軸や操作レバー15のような チルトロック機構のない三脚では、本願のような脚部構造とすることで利便性を 格段と向上できる。
【0026】 以上、本考案の具体例を説明したが、本考案ではその他の形態として、脚部2 aを5段構成とし他の脚部を4段構成とするようにしてもよい。
【0027】 また、それ以外の組み合わせとして、脚部2b,2cを2段構成とするのに対 して脚部2aを3段〜5段とする構成、脚部2b,2cを3段構成とするのに対 して脚部2aを5段〜6段とする構成、また脚部2b,2cを4段構成とするの に対して脚部2aを6〜7段とする構成など種々ある。
【0028】 また、脚部2を構成する短管21の固定手段として、上述の例ではコレット2 2を用いているが、短管の嵌合を堅固にして相互の摩擦力で伸縮が規制されるよ うな構成としてもよいし、あるいは外側の短管に固定用のネジを螺入し、その先 端が内側の短管の外周面に圧着するようにして相互の摺動を規制できるようにし てもよい。更に、短管21の形態として円筒の他、角筒などを用いることもでき る。
【0029】 なお、図には写真機用の三脚を例示しているが、本願考案によれば測量器用や 望遠鏡用の三脚においても実施可能であることは勿論である。
【0030】
【考案の効果】
本考案によれば、3つの脚部が多段状の伸縮軸として構成されているから持ち 運びに便利であり、しかも使用時には3つの脚部を伸長させて三脚を所望の場所 に適正に据え付けることができる。
【0031】 特に、本考案では3つの脚部のうち、1つの脚部が他の脚部より数多の短管を 有し伸長時の長さが最大となる最長軸として構成されているから、傾斜地におい て雲台を容易に水平とでき、その高さ調整も簡単に行えるという効果を得る。し かも、傾斜地では脚部を大きく開いて安定性を上げることができる上、その状態 でも雲台を所望の十分な高さにすることができる。
【0032】 更に、請求項2の考案では一脚を4段構成とし他の二脚を3段構成としている から、非使用時には全体をコンパクトにでき、使用時には脚部を十分に延長する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例として写真機用三脚を示した斜視
【図2】同三脚における脚部の一部を拡大して示した部
分断面図
【図3】同三脚の使用状態を示す側面図
【図4】従来の三脚を示す側面図
【図5】従来の三脚を示す側面図
【符号の説明】
1 雲台 11 架台 12 エレベータ 13 台座 2,2a,2b,2c 脚部 21 短管 22 コレット 23 継手 24 ネジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雲台を支持する3つの脚部を備え、その
    各脚部が短管を順次嵌合した多段状の伸縮軸として構成
    してある三脚において、前記脚部のうち一脚が他の二脚
    より数多の短管を有し伸長時の長さが最大となる最長軸
    として構成されていることを特徴とする三脚の脚部構
    造。
  2. 【請求項2】 3つの脚部のうち一脚を4つの短管で成
    る4段構成の伸縮軸とし、他の二脚を3つの短管で成る
    3段構成の伸縮軸とした請求項1記載の三脚の脚部構
    造。
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