JP3022713B2 - 画像信号処理方法 - Google Patents

画像信号処理方法

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JP3022713B2 JP26844193A JP26844193A JP3022713B2 JP 3022713 B2 JP3022713 B2 JP 3022713B2 JP 26844193 A JP26844193 A JP 26844193A JP 26844193 A JP26844193 A JP 26844193A JP 3022713 B2 JP3022713 B2 JP 3022713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、HD(高精細)画像信
号を、SD(通常解像度)の画像の再生に好適な信号
と、この信号に加えて処理することでHDの画像を再生
することができる信号とに分離して扱う画像信号処理方
法にかかり、特に、HD画像信号からSD相当画像信号
を抜き出す場合に好適な画像信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、ハイビジョンのようなHDの
テレビジョン放送が普及しつつあるが、一方においてN
TSC方式のようなSDのテレビジョン放送も広く普及
している。この状況は、今後しばらくは続くものと考え
られる。かかる観点に立つと、VTRなどの映像機器と
しては、HD,SDの両者の画像を扱うことができると
便利であり好都合である。そこで、HDの画像信号とS
Dの画像信号のコンパチビリティを考慮した画像信号処
理が試みられている。これは、HDの画像情報を符号化
したビットストリームの一部を取り出してデコードする
ことにより、SDの画像情報が得られるようにしたもの
である。
【0003】図5には、SD画像互換型のHD画像記録
再生装置の基本的な構成が示されている。同図におい
て、HD画像信号GHDはエンコーダ10に供給されてお
り、ここでHD画像信号GHDからSD相当の画像信号G
SDHが抜き出される。このSD相当画像信号GSDHは、切
換スイッチ12を経て記録再生装置14に供給される。
他方、エンコーダ10からは、残りの付加画像信号GHD
Rが記録再生装置14に出力される。一方、SD画像信
号GSDを記録するときには、切換スイッチ12を切り換
えてGSDを記録再生装置14に供給する。このときは、
付加画像信号GHDRは記録されない。
【0004】記録再生装置14では、入力信号GHDR,
GSDH(又はGSD)が分離してビデオテープなどに記録
される。再生時には、SD相当画像信号GSDHに付加画
像信号GHDRを付加することによってHDの画像再生が
行われ、SD相当画像信号GSDH(又はSD画像信号GS
D)のみを復号することでSDの画像再生が行われる。
【0005】このように、HD画像信号GHDを、SD相
当画像信号GSDHと付加画像信号GHDRとに分離して処理
することによって、 SD相当画像信号GSDHと付加画像信号GHDRとを同時
に記録したテープについては、HD画像として再生,あ
るいはSD画像としての再生が可能であり、また、SD
の再生機能しか持たないSD再生専用機でもSD画像と
しての再生が可能となる。
【0006】また、SDの記録機能しか持たないSD
記録専用機でSD画像信号GSDを記録したテープについ
て、SD再生専用機でGSDが再生できるのはもちろんの
こと、HD再生機能を持つ装置では、付加画像信号GHD
Rを「0」としたHD画像としての再生及びSD画像と
しての再生が可能になる。 更に、これらにより、HDとSDの両立性の高いシス
テムの構築を図ることができる。
【0007】ところで、HD及びSDの画像がインター
レース構造をとっているときは、フレームを構成するフ
ィールド間に時間差が存在する。このため、例えば図6
のようにフレーム画像からV方向に2:1の単純サブサ
ンプリングを行ってHD画像からSD相当画像の抜き出
しを行う場合を考えると、抜き出されたSD相当画像は
HD画像の一方のフィールドの画像を1フレームの画像
としたものとなり、画面の動きの滑らかさが失われてし
まう。従って、SD相当画像の抜き出しは、HD画像を
フィールド分離してから行うことが望ましい。
【0008】HD画像としては例えばハイビジョン方式
があり、SD画像としては例えばNTSC方式がある
が、いずれも2:1のインターレース構造となってい
る。そこで、以下の説明では、HD画像をフィールド分
離してからSD相当画像信号を抜き出すことを前提とす
る。
【0009】HD画像信号を上述したようなSD相当画
像信号GSDHと付加画像信号GHDRとに分離するエンコー
ダ10の信号処理手法としては、次のようなものがあ
る。
【0010】単純サブサンプリングによる方法 最も簡便な手法は、単純な信号のサブサンプリングであ
る。HD画像のサンプル点を、例えばH(水平)方向に
はM個に1つ,V(垂直)方向にはN個に1つという具
合にサブサンプリングする。そして、これによって取り
出されたサンプル点による縮小画像をSD相当画像とす
る。残されたサンプル点が付加画像信号GHDRとなる。
図6(ここでは、フィールド画像とする)には、H,V
両方向いずれも2:1(2個に1つ)の割り合いでサブ
サンプリングを行う例が示されている。同図中、PAは
HD画像のサンプル点,PBはサブサンプリングしたS
D相当画像のサンプル点である。
【0011】ピラミッド符号化による方法 これに対し、ピラミッド符号化と呼ばれる手法がある
(特開平4−311883号公報,1992年電子情報
通信学会春季大会D−335「現行TV/HDTVコン
パチブル符号化方式の構成」参照)。
【0012】図7を参照して説明すると、フィールド単
位のHD画像信号GHDに対し、まずH方向についてLP
F21で半分の周波数に帯域制限を行うとともにサブサ
ンプリング回路23で2:1のサブサンプリングを行
う。次に、V方向についも同様にLPF25で半分の周
波数に帯域制限を行うとともにサブサンプリング回路2
7で2:1のサブサンプリングを行う。このようにして
得た信号をSD相当画像信号GSDHとする。
【0013】次に、このSD相当画像信号GSDHに対
し、まずV方向について補間回路29で「0」値の補間
が行われるとともに、LPF31で帯域制限を行う。次
に、H方向についても、同様に補間回路33で「0」値
の補間が行われるとともに、LPF35で帯域制限を行
う。このような補間処理によって、H,V両方向に2倍
の拡大が行われる。これを、減算器37でHD画像信号
GHDから減算することで、付加画像信号GHDRが得られ
る。
【0014】サブバンド符号化による方法 HD画像信号の分離を、サブバンド分割フィルタの組で
行う方法である。図8には、かかるフィルタの構成例が
示されており、HD画像信号GHDは、まずフィルタ1
6,18によって水平方向に高域,低域に2分割され、
更にサブサンプリング回路16A,18Aによって2:
1にサブサンプリングされる。そして、高域成分Hにつ
いては、更にフィルタ20,22によって垂直方向に高
域,低域に2分割され、サブサンプリング回路20A,
22Aによって2:1にサブサンプリングされる。
【0015】また、低域成分Lについても、更にフィル
タ24,26によって垂直方向に高域,低域に2分割さ
れ、サブサンプリング回路24A,26Aによって2:
1にサブサンプリングされる。このようなサブバンド分
割処理によって、HH,HL,LH,LLの4帯域の信
号が得られる。これらのうち、LL信号をSD相当画像
信号GSDHとし、他のHH,HL,LHの信号を付加画
像信号GHDRとする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術では、垂直方向に2:1(偶数:1)の
サブサンプリングを行うことを前提としているため、1
992年電子情報通信学会春季大会D−334「現行T
V/HDTVコンパチブル符号化における問題点と対
策」の『4.インターレースの走査線位置構造』に指摘
されているように、サブサンプリングによってインター
レース構造が破綻するという不都合がある。
【0017】これを図9を参照して説明すると、同図
(A)に示すHD画像からV方向に2:1のサブサンプ
リングを行ってSD相当画像を得るとする。同図中実線
は奇数フィールド,破線は偶数フィールドである。これ
ら各フィールドからそれぞれ2本に1本を取り出すと同
図(B)に示すようになり、取り出されたSD相当画像
は、インターレースの走査線位置構造が不完全となって
V方向につながりの悪い画像となってしまう。
【0018】これは、V方向にN:1のサブサンプリン
グをする際にNを偶数としたとき、一般に生じる問題で
あり、単純サブサンプリング,ピラミッド符号化,サブ
バンド符号化のいずれにおいても発生する。
【0019】前記学会文献によれば、このような問題の
対策として、 (a)現行TVデコーダのポストプロセスによって位置
シフトを行う。 (b)HDTVエンコーダのプリプロセスによってHD
TVの走査線位置を予めシフトし、HDTVデコーダの
ポストプロセスで元に戻す。 (c)QMFフィルタを、第1フィールドと第2フィー
ルドで異なったものを用いる。
【0020】ところが、前記(a),(b)のポストプ
ロセス,プリプロセスの処理を行うためには、特別な処
理回路が必要になる。また、前記(c)では、2種類の
フィルタが必要となってハードウエアが複雑になるとい
う不都合がある。
【0021】本発明は、これらの点に着目したもので、
ハードウエアの複雑化を回避しつつ、インターレース構
造の破綻を招くことなくSD相当画像を得ることができ
る、HD,SDの両立性の高い画像信号処理方法を提供
することを、その目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、インターレース構造をとる各フィールド
の高精細画像信号にサブサンプリングを施し、通常解像
度の画像を再生することができる通常解像度相当画像信
を得、これに付加することで高精細画像を再生するこ
とができる付加画像信号を生成する画像信号処理方法に
おいて、前記サブサンプリング後の通常解像度相当画像
信号を構成する奇数フィールドの隣接した二つのライン
の中央に偶数フィールドの一つのラインが存在するよう
に、高精細画像信号の垂直方向のラインをフィールド毎
に奇数:1でサブサンプリングすることを特徴とする。
本発明の主要な態様によれば、前記サブサンプリング処
理は、単純サブサンプリング,ピラミッド符号化,サブ
バンド符号化のいずれかによって行われる。
【0023】
【作用】本発明によれば、単純サブサンプリング,ピラ
ミッド符号化,サブバンド符号化のいずれかを用いて、
再生画面上におけるラインの位置関係を考慮しつつ奇
数:1の割合で垂直方向にラインのサブサンプリングが
行われる。これによって、複雑な装置構成を必要とする
ことなくインターレース構造を維持することができ、良
好な高精細画像と通常解像度画像の両立性が得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明による画像信号処理方法の実施
例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】<第1実施例>最初に、本発明の第1実施
例について説明する。この第1実施例は、ピラミッド符
号化でV方向に3:1のサブサンプリングを行うように
したものである。回路構成は図2に示す通りであるが、
前記図7と基本要素は同様である。なお、図2の回路
は、フィールド毎に設けられる。
【0026】同図において、フィールドのHD画像信号
GHDに対し、まずLPF51によってH方向に周波数の
帯域制限が行われる。具体的には、fH/2(fHは入力
画像信号のH方向のサンプリング周波数)の約1/2に
帯域が制限される。次に、LPF51の出力信号に対し
て、サブサンプリング回路53によるサブサンプリング
が行われる。これによって、信号はH方向に2:1にサ
ブサンプリングされることになる。
【0027】次に、LPF55によって、今度はV方向
に周波数帯域がfV/2(fVは入力画像信号のV方向の
サンプリング周波数)の約1/3に制限される。制限後
の信号はサブサンプリング回路57に供給され、ここで
V方向に3:1にサブサンプリングされる。このサブサ
ンプリング後の信号が、SD相当画像信号GSDHとして
出力される。
【0028】このSD相当画像信号GSDHは、他方にお
いて補間回路59に供給され、ここでV方向に「0」値
補間が行われる。これによって、V方向のサンプル数が
3倍となる。補間後の信号は、LPF61に供給され
る。このLPF61は前記LPF55と同様のフィルタ
であり、入力信号に対してV方向に周波数帯域がfV/
2の約1/3に制限される。制限後の信号は、補間回路
63に供給され、今度はH方向に「0」値補間が行われ
て、H方向のサンプル数が2倍となる。補間後の信号
は、LPF65に供給される。このLPF65は前記L
PF51と同様のフィルタであり、入力信号に対してH
方向に周波数帯域がfH/2の約1/2に制限される。
【0029】帯域制限後の信号はHD画像信号GHDと
H,Vの両方向とも同画素数の画像であり、減算器67
に供給されてHD画像信号GHDから画素毎に減算され
る。これによって、付加画像信号GHDRが得られる。
【0030】次に、上述したサブサンプリング処理につ
いて説明する。例えば図1(A)に示すHD画像につい
て3:1のサブサンプリングを行ったとすると、同図
(B)に示すようになる。詳述すると、実線で示す奇数
フィールドについては、A1,A2,A3の3ラインの
うち、上のラインA1を取り出す。同様に、A4,A
5,A6の3ラインのうち上のラインA4を取り出す。
以下、同様にして、A7,……という具合に奇数フィー
ルドからサブサンプリングが行われる。
【0031】他方、破線で示す偶数フィールドについて
は、a1,a2,a3の3ラインのうち、再生画面上に
おける位置関係を考慮して中央のラインa2を取り出
す。同様に、a4,a5,a6の3ラインのうち、中央
のラインa5を取り出す。以下、同様にして、a8,…
…という具合に偶数フィールドからサブサンプリングが
行われる。
【0032】このように、各フィールドからラインの位
置関係を考慮して3:1のサブサンプリングを行うよう
にすると、同図(B)に示すようにインターレース構造
が破綻しないSD相当画像が得られるようになる。な
お、各フィールドからいずれのラインをサブサンプリン
グするかは、上述したように再生画面上におけるライン
位置を考慮すれば、どのラインでもよい。例えば、前記
説明において、奇数フィールドからは中央のラインを、
偶数フィールドについては上のラインをサブサンプリン
グするなどである。
【0033】また、インターレース構造が良好に維持さ
れるため、図2のLPF51,55,61,65とし
て、フィールド毎に特性が異なるものを用いる必要がな
く、構成の簡単化を図ることができる。
【0034】<第2実施例>次に、図3,図4を参照し
ながら第2実施例について説明する。この実施例は、サ
ブバンド符号化法を用いた例である。図3には、第2実
施例の1フィールド分の回路構成の主要部が示されてい
る。同図において、奇数フィールド又は偶数フィールド
のHD画像信号GHDは、まずフィルタ16,18によっ
て水平方向に高域,低域に2分割され、更にサブサンプ
リング回路16A,18Aによって2:1にサブサンプ
リングされる。
【0035】そして、高域成分Hについては、更にフィ
ルタ60,62,64によって垂直方向に高域,中域,
低域に3分割され、サブサンプリング回路60A,62
A,64Aによって3:1にサブサンプリングされる。
また、低域成分Lについても、更にフィルタ66,6
8,70によって垂直方向に高域,中域,低域に3分割
され、サブサンプリング回路66A,68A,70Aに
よって3:1にサブサンプリングされる。このとき、サ
ブサンプリング回路70Aによる低帯域信号LLのサブ
サンプリングは、図1に示したように各フィールドにお
いてラインの位置関係を考慮して、HD画像に対し3:
1で行われる。
【0036】このようなサブバンド分割処理によって、
図4に示すように、HH,LH,HM,LM,HL,L
Lの6帯域の信号が得られる。これらのうち、LL信号
をSD相当画像信号GSDHとする。他のHH,LH,H
M,LM,HLの5帯域の信号が付加画像信号GHDRと
なる。
【0037】このように、本実施例によれば、垂直方向
には3つの帯域に分割されており、SD相当画像信号G
SDHとなるLL信号は、図1で説明したように3本に1
本が取り出されたものとなる。従って、インターレース
の走査線位置構造を完全なものとすることができる。ま
た、インターレース構造が良好に維持されるため、図3
のフィルタ60,62,64,66,68,70とし
て、フィールド毎に特性が異なるものを用いる必要がな
く、構成の簡略化を図ることができる。
【0038】また、本実施例のサブバンド符号化法を利
用することにより、付加画像信号GHDRの画素数をピラ
ミッド符号化による方法と比較して少なくすることがで
きる。更に、単純サブサンプリングによる方法と比較し
て付加画像信号GHDRの電力を少なくすることができ
る。これらの点は、特に、画像信号を情報量圧縮して伝
送あるいは記録する場合に有利であり、別言すれば同一
容量の情報とした場合は再生画像の画質の向上を図るこ
とが可能となる。
【0039】<他の実施例>なお、本発明は、何ら上記
実施例に限定されるものではなく、例えば次のようなも
のも含まれる。 (1)前記実施例では、V方向のサブサンプリングを
3:1のサブサンプリング率で行ったが、一般に奇数:
1で行えば前記実施例と同様の効果を得ることができ
る。
【0040】(2)また、適用対象のHD,SDの画像
も何らハイビジョンやNTSCに限定されるものではな
い。 (3)前記実施例は、ピラミッド符号化,サブバンド符
号化の手法に本発明を適用したものであるが、単純サブ
サンプリングの場合はHD画像信号GHDに対して図1の
サブサンプリング処理を直接行えばよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
信号処理方法によれば、高精細画像信号にサブサンプリ
ングを施す際に、サブサンプリング後の通常解像度相当
画像信号を構成する奇数フィールドの隣接した二つのラ
インの中央に、偶数フィールドの一つのラインが存在す
るように、高精細画像信号の垂直方向のラインをフィー
ルド毎に奇数:1でサブサンプリングすることとしたの
で、インターレース構造の破綻を招くことなく、装置構
成の複雑化を回避して簡便に高精細画像との両立性の高
通常解像度相当画像を得ることができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号処理方法のインターレー
ス構造を示す説明図である。
【図2】第1実施例の処理回路の主要部を示すブロック
図である。
【図3】第2実施例の処理回路の主要部を示すブロック
図である。
【図4】前記第2実施例によるサブバンド分割の様子を
示す説明図である。
【図5】HD,SDの両画像を扱う基本的な装置構成を
示すブロック図である。
【図6】従来の2:1の単純サブサンプリングの手法を
示す説明図である。
【図7】従来のピラミッド符号化の処理回路の主要部を
示すブロック図である。
【図8】従来のサブバンド符号化の処理回路の主要部を
示すブロック図である。
【図9】従来の単純サブサンプリングの場合のインター
レース構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10…エンコーダ、12…切換スイッチ、14…記録再
生装置、16〜26,60〜70…フィルタ、16A〜
26A,23,27,53,57,60A〜70A…サ
ブサンプリング回路、21,25,31,35,51,
55,61,65…ローパスフィルタ、29,33,5
9,63…補間回路、37,67…減算器、A1〜A8
…奇数フィールドのライン、a1〜a8…偶数フィール
ドのライン、GHD…HD画像信号、GHDR…付加画像信
号、GSD…SD画像信号、GSDH…SD相当画像信号、
H,L,LL,HL,LM,HM,LH,HH…分割帯
域信号、PA,PB…画像信号のサンプル点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 剛士 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/015

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターレース構造をとる各フィールド
    の高精細画像信号にサブサンプリングを施し、通常解像
    度の画像を再生することができる通常解像度相当画像信
    を得、これに付加することで高精細画像を再生するこ
    とができる付加画像信号を生成する画像信号処理方法に
    おいて、前記サブサンプリング後の通常解像度相当画像信号を構
    成する奇数フィールドの隣接した二つのラインの中央に
    偶数フィールドの一つのラインが存在するように、高精
    細画像信号の垂直方向のラインをフィールド毎に奇数:
    1でサブサンプリングする ことを特徴とする画像信号処
    理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像信号処理方法におい
    て、前記サブサンプリング処理を、単純サブサンプリン
    グ,ピラミッド符号化,サブバンド符号化のいずれかに
    よって行うことを特徴とする画像信号処理方法。
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