JP3021682B2 - 自動車フレーム - Google Patents

自動車フレーム

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JP3021682B2
JP3021682B2 JP2416729A JP41672990A JP3021682B2 JP 3021682 B2 JP3021682 B2 JP 3021682B2 JP 2416729 A JP2416729 A JP 2416729A JP 41672990 A JP41672990 A JP 41672990A JP 3021682 B2 JP3021682 B2 JP 3021682B2
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JP
Japan
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pipe
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automobile
refrigerant
main body
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知一 川村
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には自動車フレ
−ムに関するものであり、さらに具体的には、エンジン
冷却用の冷媒やカ−エアコンその他の冷媒の輸送のため
に併用できる自動車フレ−ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6のような自動車aにあっては、例え
ばフレ−ムのサイドメンバbには、図7で例示するよう
にアルミニウム又はその合金により一体に押出成形され
た適宜断面形状の中空材がしばしば使用されるが、フレ
ームの一部が熱交換器における冷媒循環系の一部を構成
するような自動車フレ−ムは提案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動車フレ−ム
では、例えばエンジンを冷却するための冷媒や、カ−エ
ヤコンその他の冷媒の循環系の一部を構成する冷媒輸送
用のパイプは、自動車の骨格材とは全く別個に設置しな
けらばならなかった。また、自動車にはラジエ−タ、オ
イルク−ラ、コンデンサ、エバポレ−タその他の熱交換
器が搭載されているが、骨格材とは別個に設置される冷
媒輸送用のパイプはほとんど熱交換機能がないため、容
量の大きい熱交換器を必要としたり、多くの熱交換器を
必要とし、その結果、自動車の内部構造のコンパクト化
や軽量化には限界があるとともにコスト高になってい
た。
【0004】本発明の目的は、自動車フレ−ムへ自動車
に搭載される熱交換器の冷媒輸送用のパイプを形成する
ことにより、あるいは当該パイプに熱交換機能を負担さ
せることにより、前述の問題を改善することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動車フレ
−ムは、前述の目的を達成するため、断面がほぼ門型で
長さ方向に連続する主体20と、この主体20と平行し
かつ当該主体20の両方の脚条部20aの中間高さレベ
ルにおいて接合部21を介して両脚条部20aへ連続す
る適数のパイプ22とが、閉断面を形成して一体化さ
れ、前記パイプ22の外面には下方に伸びかつ下端が前
記両脚条部20aの下端レベルを限度とする適数のフィ
ン24が一体に形成された、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金による押出形材からなるフレーム材2が一部に
組み込まれ、前記パイプ22が自動車の熱交換器におけ
る冷媒循環系の一部を構成することを特徴としている。
【0006】パイプ22の内面には長さ方向に沿うフィ
ン23を一体に形成するのが好ましい。また、パイプ2
2内にはエンジンを冷却する冷媒を流通させるのが好ま
しい。
【0007】
【作用】本発明に係る自動車フレ−ムは、パイプ22の
部分を熱交換器の冷媒輸送路として使用することができ
るから、冷媒循環系の設置空間がより狭くて済む。
【0008】
【実施例】図1は屋根の部分を省略した自動車(乗用
車)フレ−ム1を例示したもので、底部のサイドメンバ
10,10を相互に連結するクロスメンバ11,11の
上には、前後方向にセンタメンバ12が固定されてお
り、このセンタメンバ12は、図2のようなフレーム材
2によって構成されている。
【0009】センタメンバ12を構成するフレーム材2
は、アルミニウム又はその合金による押出形材であっ
て、主として強度を負担するための長手方向に連続する
断面門型の主体20と、この主体20の両方の脚条部2
0a,20aの中間高さレベルにおいて接合部21を介
して両脚条部20aへ連続するパイプ22,22とから
構成されている。主体20の上方部分と接合部21及び
各パイプ22は閉断面を形成して一体化されている。前
記パイプ22には、外面へ下方に伸びかつ下端が前記両
脚条部20aの下端レベルを限度とする適数のフィン2
4が軸方向へ一体に形成されているほか、内面へ軸方向
に沿って平行な多数のフィン23が形成されている。2
5,26は主体20の外周の所要部分へ長手方向に沿っ
て形成されたリブである。
【0010】前述のような構造のフレ−ム材2からなる
図1のセンタメンバ12は、そのパイプ22,22が、
図示されていないエンジンの水冷ジャケット3とフロン
ト側のラジエ−タ4とを連通している。この状態を図3
によりさらに詳しく説明すると、センタメンバ12であ
るフレ−ム材2の一方のパイプ22は、その前端部が途
中にポンプ5を備えたフレキシブルパイプ42を介して
ラジエ−タ4の出口側と連通し、その後端部がフエキシ
ブルパイプ31を介して水冷ジャケット3の入口側と連
通している。他方、フレ−ム材2の他方のパイプ22
は、その後端部がフレキシブルパイプ32を介して水冷
ジャケット3の出口側と連通し、その前端部がフレキシ
ブルパイプ41を介してラジエ−タ4の入口側と連通
し、このようにして、両パイプ22,22は、水冷ジャ
ケット3とラジエ−タ4とを連通する冷媒循環系の往路
と復路の一部をそれぞれ構成している。
【0011】この実施例の自動車フレ−ム1は、その一
部が、主体20の長手方向に沿ってパイプ22,22を
一体に形成したフレーム材2によって構成されているの
で、前述のようにパイプ22の部分によって、当該自動
車の熱交換器における冷媒循環系の一部を構成し、冷媒
輸送のためのパイプの相当長さを省略して内部構造の小
型化や軽量化及びコストダウンを図ることができる。ま
た、前述のように、パイプ22にフィン23や24を形
成すれば、パイプ22自体が相当大きな熱交換機能を発
揮するためラジエ−タ4や水冷ジャケット3等を一層コ
ンパクトにし、かつ全体の一層の軽量化及びコストダウ
ンを達成することができる。
【0012】図4及び図5は他の実施例の自動車フレ−
ムであり、サイドメンバ10,10の一部と一部のクロ
スメンバ11には図5のような断面形状のフレ−ム材2
が使用されている。図5のフレ−ム材2は、長手方向に
連続した断面ほぼ門型の主体20と、主体20の両方の
脚条部20a,20aの中間レベル位置へ接続部21を
介して一体に連続するように成形された楕円状の偏平な
一本のパイプ22から構成されている。パイプ22の内
周面と外周面には、長手方向に沿い前記実施例と同様に
多数のフィン23,24が形成されている。図4の各サ
イドメンバ10,10とクロスメンバ11は、図5のフ
レ−ム材2を下向きの状態で使用しており、同図の上方
のサイドメンバ10のパイプ22の後端部を、途中にポ
ンプ5を有するフレキシブルパイプ31によりエンジン
(図示しない)の水冷ジャケット3の入口側に、ジャケ
ット3の出口側をフレキシブルパイプ32により図4の
下方のサイドメンバ10のパイプ22の後端部に、両サ
イドメンバ10,10のパイプ22の前端部をフレキシ
ブルパイプ33,34によりクロスメンバ11のパイプ
22の両端部にそれぞれ連通し、水冷ジャケット3から
一方のサイドメンバ10のパイプ22、クロスメンバ1
1のパイプ22、他方のサイドメンバ10のパイプ2
2、さらにジャケット3へと連続する冷媒の循環系を形
成している。この実施例の自動車フレ−ムは、連続する
メンバ10,11,10のパイプ22が循環系全長の大
半を占めて長くなっているので、図3におけるラジエ−
タ4を省略し、パイプ22自体にラジエ−タに代わる熱
交換器を兼ねさせている。
【0013】本発明の自動車フレ−ムにおいて、フレー
ム材2の主として強度を負担する主体20の断面形状
は、そのフレ−ム材を使用する部位によって適宜選択さ
れる。パイプ22の断面形状や一本の主体20に設ける
パイプ22の数は、設置部位や使用目的に応じて適宜設
定することができる。例えばフレ−ム部分における冷媒
の流路を長くしたいときは、フレ−ム材に三本以上のパ
イプ22を設け、各パイプ22相互を一つの流路を形成
するようにフレキシブルパイプで連通することができ
る。
【0014】前記実施例では、フレ−ム材のパイプ22
をエンジン冷却用の冷媒の輸送や、ラジエ−タを兼ねた
場合についてのみ説明したが、カ−エアコンやオイルク
−ラその他の目的の冷媒の輸送にも兼用することがで
き、また、パイプ22の形状や構造を種々選択すること
によって、ラジエ−タ以外の熱交換器を兼ねさせること
ができるものである。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る自動車フレ−ムは、前述の
ようなフレーム材が一部に組み込まれているので、自動
車の骨格材としての用途の他に冷媒の輸送路と兼用さ
せ、あるいはパイプの数やパイプの部分の形状を選択す
ることなどによって、骨格材としての機能の他に冷媒の
輸送路及び熱交換の機能を負担させることができる。し
たがって、自動車の小型化や軽量化を実現することがで
きるとともに、一層のコストダウンを図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根の骨格部分を省略し、本発明に係る実施例
のフレ−ム材を一部(センタメンバ)に組み込んだ乗用
車フレ−ムの概略斜視図である。
【図2】図1のセンタメンバを構成するフレ−ム材の拡
大端面図である。
【図3】図1のフレ−ムの一部に組み込んだフレ−ム材
により、自動車のエンジン冷却用の冷媒循環系の一部を
構成した一部省略概念図である。
【図4】他の実施例の自動車フレ−ムの概略平面図であ
る。
【図5】図4のフレ−ムの一部に組み込んだフレ−ム材
の拡大端面図である。
【図6】従来の自動車のボディの一部を破断した斜視図
である。
【図7】図7の自動車に使用されている中空のフレ−ム
材の拡大端面図である。
【符号の説明】
1 フレ−ム 10 サイドメンバ 11 クロスメンバ 12 センタメンバ 2 フレ−ム材 20 主体 20a 脚条部 21 接合部 22 パイプ 23 フィン 24 フィン 3 水冷ジャケット 31,32,33,34,41,42 フレキシブルパ
イプ 4 ラジエ−タ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面がほぼ門型で長さ方向に連続する主
    体20と、この主体20と平行しかつ当該主体20の両
    方の脚条部20aの中間高さレベルにおいて接合部21
    を介して両脚条部20aへ連続する適数のパイプ22と
    が閉断面を形成して一体化され、前記パイプ22の外面
    には下方に伸びかつ下端が前記両脚条部20aの下端レ
    ベルを限度とする適数のフィン24が一体に形成され
    た、アルミニウム又はアルミニウム合金による押出形材
    からなるフレーム材2が一部に組み込まれ、前記パイプ
    22が自動車の熱交換器における冷媒循環系の一部を構
    成することを特徴とする自動車フレーム。
  2. 【請求項2】 前記パイプ22の内面には長さ方向に沿
    うフィン23が一体に形成されていることを特徴とす
    る、請求項1に記載の自動車フレーム。
  3. 【請求項3】 冷媒循環系内の冷媒が当該自動車のエン
    ジンを冷却する冷媒であることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の自動車フレーム。
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