JP3021382U - マスキング用コーナーチップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、目地溝などの開口を塗る際のは
み出し塗りを防止しようとするものである。 【構成】 目地溝を形成する表面盤の隅角部に重畳する
隅角部をもち、一面は剥離自在の接着面としたフイルム
から成っている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、壁面などを形成するパネル（以下、表面盤という。）間の目地溝 を塗り込める際の、はみ出し塗りを防止する目的に利用される。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術を図３により説明すると、図３のａのように表面盤１間の目地溝２ を充填剤で塗り込める際、充填剤ではみ出し塗りをしないために、マスキングテ ープ３を図３ｂのように表面盤１の周縁に貼っておき、目地溝２を充填後、マス キングテープ３を剥離してはみ出し塗りを防いでいる。ところで、マスキングテ ープ３を表面盤１の周縁に貼る際、同盤の各隅角部４では長いマスキングテープ ３の一部を図３のｂのように直角に折り曲げてゆくが、その折り曲げは直角にな り難いので、マスキングテープ３を剥離した際に表面盤１の隅角部４がはみ出し 塗りされて正確に現れてこない欠陥があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は従来の技術上の欠陥を、表面盤の隅角部にはみ出し塗り防止のコー ナーチップを用いることにより、解決しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案のコーナーチップは、表面盤の隅角部に正確に重畳する隅角部を持ち 、その一面はまた剥離自在の接着面としたフイルムから成るものである。 同上接着面は一部に接着性のないつまみ片を構成していることがある。

【０００５】

【作用】

コーナーチップを表面盤の隅角部に重畳貼着することにより、その上から充填 剤のはみ出し塗りがあっても、隅角部への塗布が防止される。

【０００６】

【実施例】

この考案のコーナーチップ５の一実施例は、表面盤１の隅角部４に正確に重畳 し、かつ、隅角部４を形成している表面盤１の側縁に重畳する形状をもった正方 形状の合成樹脂のフイルムが用いられる。そしてその一面には接着剤が、図１で は隅角部６を残し、図２では一側縁部７を残して塗布されている。この未塗布部 は剥離時のつまみ片として用いられる。

【０００７】 使用には図３のｃ、図３のｄのように表面盤１の隅角部４にコーナーチップ５ を重畳貼着し、マスキングテープ３を表面盤１周縁に貼る際に、コーナーチップ ５上では折り曲げないで切断し或いは乱雑に折り曲げて貼着すれば足りる。

【０００８】 目地溝２への充填剤充填後、同溝表面を平滑にする際に、平滑用具が隅角部４ 上のマスキングテープ３の折り曲げを剥ぎ起すことがあってもコーナーチップ５ ではみ出し塗りが防止できる。

【０００９】

【考案の効果】

表面盤の周縁特に隅角部が正確に現われる塗りができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案コーナーチップの斜視裏面図。

【図２】この考案コーナーチップの他の実施例の斜視裏
面図。

【図３】この考案コーナーチップ及び従来のマスキング
テープの使用説明図。

【符号の説明】

１ 表面盤 ２ 目地溝 ３ マスキングテープ ４ 隅角部 ５ コーナーチップ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 目地溝を形成する表面盤の隅角部に重畳
   する隅角部をもち、一面は剥離自在の接着面としたフイ
   ルムから成るマスキング用コーナーチップ。
2. 【請求項２】 剥離自在の接着面の一部を欠除した請求
   項１のマスキング用コーナーチップ。
3. 【請求項３】 表面盤の隅角部とその隅角部を形成する
   表面盤の両側縁部に重畳する隅角をもつ請求項１または
   請求項２のマスキング用コーナーチップ。