JP3021100B2 - ギャング制御棒制御装置及び原子炉の運転方法 - Google Patents

ギャング制御棒制御装置及び原子炉の運転方法

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JP3021100B2
JP3021100B2 JP3181091A JP18109191A JP3021100B2 JP 3021100 B2 JP3021100 B2 JP 3021100B2 JP 3181091 A JP3181091 A JP 3181091A JP 18109191 A JP18109191 A JP 18109191A JP 3021100 B2 JP3021100 B2 JP 3021100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御棒に同時に
操作できるギャング制御棒制御装置に係り、特に沸騰水
型原子炉における制御棒パターン交換を実施するのに有
効なギャング制御棒制御装置及び原子炉の運転方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】沸騰水型原子炉にあっては、原子炉内に
数百体の燃料集合体が収納されており、ほぼ4つの燃料
集合体に1本の割合で、原子炉出力を制御する制御棒が
設置されている。現行の沸騰水型原子炉においては、制
御棒は1本ずつ操作される。即ちまず操作すべき制御棒
の位置を径方向を選択し、次に、「挿入」又は「引抜
き」ボタンを押すことにより、所定の軸方向位置まで制
御棒を挿入又は引抜くことができる。
【0003】原子炉起動時においては、制御棒を引抜く
ことにより原子炉出力を上昇させる。この際、制御棒操
作手順を、ある許容される枠内に確実に抑えることによ
り、各制御棒の反応度価値が大きくなることのないよう
にする必要がある。ここで、制御棒の価値を低く抑える
理由は、万一誤って制御棒を連続的に引抜いたり、又制
御棒がはずれて炉心から抜け落ちるような事故が発生し
たとしても、それによる印加反応度が低く抑えられてい
れば、燃料の損傷に伴う放射性物質の放出量は安全評価
上許容される範囲内に押えることが可能となるからであ
る。このような定められた制御棒パターンからはずれた
制御棒操作を防止するために、制御棒価値ミニマイザシ
ステム(以下RWMシステムと称す)がある。
【0004】即ち、RWMシステムの機能は、制御棒位
置を監視し、万一運転員があらかじめ決められた制御棒
シーケンスから逸脱するような制御棒の選択や操作をし
ようとすれば、この操作に対して警報を発したり阻止す
ることにある。但し、RWMの規制を遵守して出力を上
昇させて行った場合、ある出力以上では、選択する制御
棒に依らず制御棒の反応価値が小さくなるため、RWM
による監視が必要なくなる。このRWMの解除出力とし
ては、通常10%〜35%出力が設定されている。従っ
て、RWMの解除出力以下での制御棒操作は、あらかじ
め決められた制御棒シーケンスに従う必要がある。な
お、RWMに関する特許としては、特開昭49−890
94号公報がある。
【0005】制御棒の反応度価値を小さく押える制御棒
引抜き手順とは、基本的に、引抜く制御棒が炉心径方向
で均一になるよう、順次選択することであり、隣接した
制御棒を続けて引抜かないことである。即ち、隣接した
制御棒を続けて引抜くと、出力密度がその位置で極端に
大きくなるため、制御棒の反応度価値が大きくなってし
まうからである。
【0006】RWMを遵守できる制御棒の引抜手順につ
いて説明する。まず、目標とする定格出力時の制御棒パ
ターンは、Aタイプの制御棒パターンとBタイプの制御
棒パターンに分類される。Aタイプの制御棒パターンと
は、炉心中央の制御棒を含むチェッカーボード状の制御
棒のみからなるパターンのことである(図2(a)参
照)。Bタイプの制御棒パターンとは、炉心中央の制御
棒を含まないチェッカーボード状の制御棒のみからなる
パターンのことである(図2(b)参照)。そして、制
御棒のグループ分けとして、Aタイプの制御棒パターン
を構成するためのAタイプ用シーケンス、Bタイプの制
御棒パターンを構成するためのBタイプ用シーケンスが
ある。Aタイプ用シーケンスとは、1〜4のグループが
中央の制御棒を含まないチェッカーボード状の全制御棒
の約半数から構成され、5以降のグループが各々1〜1
2本の制御棒で構成されたグループ分けをいい(図3参
照)、Bタイプ用シーケンスとは、1〜4のグループが
中央の制御棒を含むチェッカーボード状の全制御棒の約
半数から構成され、5以降のグループが各々4〜12本
の制御棒で構成されたグループ分けを言う(図4参
照)。
【0007】Aタイプ用シーケンスを用いてAタイプの
制御棒パターンを構成させるためには、RWMの規制を
遵守するために、まず1〜4の制御棒グループを全引抜
きする。これにより、全炉心内の制御棒の約半数がチェ
ッカーボード上に引抜かれることになる。従って、以後
5〜22のグループの制御棒を引抜く際には、どの制御
棒を選択しても既に、隣接する制御棒はすべて引抜かれ
ているため、制御棒の反応度価値は小さく抑えられる。
また、Bタイプの制御棒パターンを構成するためには、
Bタイプ用シーケンスを用いて、同様に行う。
【0008】現行の沸騰水型原子炉では、RWMの規制
を遵守しながら、制御棒を1本ずつ引抜いているが、近
年、数本の制御棒を同時に引抜くギャング操作が提案さ
れている。制御棒のギャング操作を採用することによ
り、制御棒操作に要する時間が短縮できるため、起動時
間の短縮が可能となる。ギャング操作時においても、低
出力時には、RWMの規制を遵守する必要がある。従っ
て、同時に操作されるギャング制御棒グループを定める
際には、RWMの規制を遵守できるように定義する必要
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】数本の制御棒を同時に
引抜くギャング操作を採用した場合、同時に引抜く制御
棒は、同一の制御グループに属するものとする。Aタイ
プパターンを構成するときには、1本ずつ制御棒を操作
する現行の場合と同様に、制御棒グループとしては、R
WMの規制を遵守るために、Aタイプ用シーケンスを利
用する。制御棒は、1〜4の制御棒グループが、まず全
引抜きされる。以後は、炉心出力も大きくなるので、炉
心内の出力分布を考慮して、グループ5〜22の制御棒
がギャングで引抜かれ、最終的な目標パターンであるA
タイプパターンが構成される。
【0010】原子炉は、通常1年程度連続運転される
が、運転中に数回の制御棒パターンの変換をする必要が
ある。さて今、AタイプパターンからBタイプパターン
に制御棒パターン交換を行う場合を考える。このような
制御棒パターンにおいては、Bタイプのパターンで使用
されている制御をまず挿入し、出力を下げ、次にAタイ
プのパターンで使用されている制御棒を引抜くことによ
り出力を上げることにより行う。この際、制御棒の挿入
・引抜きは、1度には行われず、挿入・引抜きを何回か
繰り返すことにより、炉心出力を極端に下げる(RWM
の解除出力以上で、制御棒の操作は、行なわれる)こと
なく実施される。
【0011】現行においては、制御棒は1本ずつ操作さ
れる及びRWMの解除出力以上であるため、上記制御棒
パターン交換は、操作すべき制御棒をまず選択し、次に
「挿入」または「引抜き」ボタンを操作することにより
実施される。しかし、制御棒のギャング操作を採用した
場合,以下の問題が生じる。
【0012】まず、Bタイプパターンの制御棒を挿入す
る場合、制御棒シーケンスは、Aタイプ用シーケンスで
はなくBタイプ用シーケンスを選択する必要がある。な
ぜならば、もしAタイプシーケンスを選んだ場合、制御
棒グループ1〜4のどれを選択しても、全引抜きのまま
にしておく必要のある制御棒まで、ギャングで操作して
しまうことになる(図7(a)参照)。逆にAタイプパ
ターンの制御棒を引抜く場合には、逆に同じ理由によ
り、Aタイプ用シーケンスを選択しなければならない。
従って、制御棒パターン交換時には、Bタイプパターン
制御棒の挿入とAタイプパターン制御棒の引抜きを、何
回か繰り返す必要があるので、Bシーケンスの選択及び
Aシーケンスの選択及びそのつど実施する必要があり、
操作が現行の1本ずつの場合に比べ、複雑になってしま
う。
【0013】本発明の目的は、複数の制御棒を同時に操
作できるギャング制御棒制御装置において、制御棒パタ
ーン交換時の操作を容易にすることであり、かつその制
御棒パターンの交換時の操作を制御棒価値ミニマイザシ
ステムのルールを遵守しながら行える原子炉の運転方法
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、制御情報により同時に操作すべき複数の
制御棒の選択及び挿入・引き抜きを決定するギャング制
御棒操作装置と、制御棒を駆動させる制御棒駆動制御装
置とからなるギャング制御棒制御装置において、前記ギ
ャング制御棒操作装置に、同時に操作されるギャング制
御棒のグループ分けとして、第1の制御棒パターンを構
成するための第1のグループ分けシーケンス、第2の制
御棒パターンを構成するための第2のグループ分けシー
ケンス、及び前記第1の制御棒パターンと第2の制御棒
パターンとの間での制御棒パターン交換のための第3の
グループ分けシーケンスの3つのシーケンス情報を記憶
しており、前記第1のグループ分けシーケンス、第2の
グループ分けシーケンス及び第3のグループ分けシーケ
ンスは、それぞれ、 第1のグループ分けシーケンス:炉心内全制御棒をn個
のグループに分割し、これらグループのうち1〜a(<
n)のグループを、中央の制御棒を含まないチェッカー
ボード状の全制御棒の約半数から構成し、a+1〜nの
グループをその他の制御棒で構成したもの; 第2のグループ分けシーケンス:炉心内全制御棒をn個
のグループに分割し、これらグループのうち1〜a(<
n)のグループを、中央の制御棒を含むチェッカーボー
ド状の全制御棒の約半数から構成し、a+1〜nのグル
ープをその他の制御棒で構成したもの; 第3のグループ分けシーケンス:前記第1のグループ分
けシーケンスのa+1〜nのグループと前記第2のグル
ープ分けシーケンスのa+1〜nのグループとで構成し
たもの; である。
【0015】
【0016】また、上記目的を達成するため、本発明
は、制御情報により同時に操作すべき複数の制御棒の選
択及び挿入・引き抜きを決定するギャング制御棒操作装
置と、制御棒を駆動させる制御棒駆動制御装置とからな
るギャング制御棒制御装置において、前記ギャング制御
棒操作装置に、同時に操作されるギャング制御棒のグル
ープ分けとして、第1の制御棒パターンを構成するため
の第1のグループ分けシーケンス、第2の制御棒パター
ンを構成するための第2のグループ分けシーケンス、及
び前記第1の制御棒パターンと第2の制御棒パターンと
の間での制御棒パターン交換のための第3のグループ分
けシーケンスの3つのシーケンス情報を記憶しており、
前記第1のグループ分けシーケンス、第2のグループ分
けシーケンス及び第3のグループ分けシーケンスは、そ
れぞれ 1のグループ分けシーケンス:1〜4のグループが中
央の制御棒を含まないチェッカーボード状の全制御棒の
約半数から構成され、5以降のグループが各々1〜12
本の制御棒で構成されたAタイプ用シーケンス; 第2のグループ分けシーケンス:1〜4のグループが中
央の制御棒を含むチェッカーボード状の全制御棒の約半
数から構成され、5以降のグループが各々4〜12本の
制御棒で構成されたBタイプ用シーケンス; 第3のグループ分けシーケンス:前記Aタイプ用シーケ
ンスの5以降のグループと前記Bタイプ用シーケンスの
5以降のグループとより構成された制御棒交換用シーケ
ンス; である。
【0017】好ましくは、ギャング制御棒操作装置は、
上記3つのグループ分けシーケンスの任意の1つを選択
するシーケンス選択手段と、選択したグループ分けシー
ケンスにおける制御棒グループ番号を指定し、ギャング
操作すべき制御棒を選択するギャング制御棒選択手段
と、選択した制御棒の挿入・引き抜きを選択する制御棒
操作選択手段とを備える。そして、シーケンス選択手段
は、原子炉出力が設定値以上のときにのみ第3のグルー
プ分けシーケンスの選択を許可する手段を有する構成と
する。
【0018】また、上記目的を達成するため、本発明
は、上記ギャング制御棒制御装置を用いた原子炉の運転
方法において、ギャング制御棒制御装置が、更に、炉心
出力が設定値以下のときに機能し、引き抜かれる制御棒
の反応度価値を所定の範囲内に押さえる制御棒価値ミニ
マイザを備え、原子炉出力が前記設定値よりも小さいと
きには第1及び第2のグループ分けシーケンスの1つを
選択して出力制御を行い、原子炉出力が前記設定値以上
のときには前記第1から第3のグループ分けシーケンス
の1つを選択して出力制御を行うものである。
【0019】
【作用】第1の制御棒パターン(Aタイプ制御棒パター
ン)から第2の制御棒パターン(Bタイプ制御棒パター
ン)への制御棒パターン交換(その逆のパターン交換も
同じ)時においては、制御棒パターン交換用シーケンス
を選択する。この制御棒パターン交換用シーケンスに
は、制御棒パターン交換時に必要となる制御棒グルー
プ、即ち、第1及び第2のグループ分けシーケンスのa
+1〜nのグループ(Aタイプ用シーケンス及びBタイ
プ用シーケンスの制御棒グループ5以降のグループ)が
全てを含まれている。従って、この制御棒パターン交換
用シーケンスを選択すれば、第1のグループ分けシーケ
ンス(Aタイプ用シーケンス)と第2のグループ分けシ
ーケンス(Bタイプ用シーケンス)を交互に何回となく
選択する手間が除けるため、制御棒パターン交換時の操
作が容易になる。
【0020】また、制御棒パターン交換用シーケンスの
選択は制御棒価値ミニマイザシステムの解除出力以下で
は行えない運転方法を採用することにより、万が一、原
子炉出力がRWMシステムの解除出力以下のときに制御
棒パターン交換用シーケンスの選択操作が行われたとし
ても、その選択は許可されず、RWMシステムのルール
が遵守される。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図8を用いて説明
する。まず、図1により本実施例の制御棒制御装置の全
体構成を説明する。図1において、本実施例の制御棒制
御装置は、ギャング操作すべき複数の制御棒の選択及び
その挿入・引抜き操作を決定するギャング制御棒操作装
置1と、制御棒を駆動させる制御棒駆動制御装置2とか
らなっている。ギャング制御棒操作装置1内には、同時
に操作されるギャング制御棒のグループ分けとして、A
タイプの制御棒パターンを構成するためのAタイプ用シ
ーケンス、Bタイプの制御棒パターンを構成するための
Bタイプ用シーケンス、Aタイプの制御棒パターンとB
タイプの制御棒パターンとの間での制御棒パターン交換
のための制御棒パターン交換用シーケンスの3つのシー
ケンス情報が記憶されている。
【0022】また、ギャング制御棒操作装置1は、上記
記憶した3つのシーケンスのうち1つを選択するシーケ
ンス選択回路3、選択したシーケンスにおける制御棒グ
ループ番号を選択し、ギャング操作すべき制御棒を選択
するギャング制御棒選択回路4、選択した制御棒の挿入
・引き抜きを選択する制御棒挿入・引き抜き選択回路5
を備えている。シーケンス選択回路3、ギャング制御棒
選択回路4、挿入・引き抜き選択回路5での指令は、ギ
ャングで制御棒を操作する前に、例えばオペレータがボ
タン等の入力手段を操作することにより与えられる。ま
た、シーケンス選択回路3は、原子炉出力が設定値以上
のときにのみ制御棒パターン交換用シーケンスの選択を
許可するAND回路6を備えている。ここで、設定値と
は、引き抜かれる制御棒の反応度価値を所定の範囲内に
押さえる制御棒価値ミニマイザ(RWM)システムの解
除出力としての値が用いられる。
【0023】次に、ギャング制御棒操作装置1に記憶し
た、同時に操作されるギャング制御棒のグループ分けと
してのAタイプ用シーケンス、Bタイプ用シーケンス、
制御棒パターン交換用シーケンスについて説明する。
【0024】炉心内の制御棒は、一般に、隣接した制御
棒(対角の位置の場合には、隣接しないと定義する)が
同一のグループ内に含まれないように、2つのグループ
A,Bに分類される。ここで、Aグループとは、炉心の
中心に位置する制御棒を含む、チェッカーボード状の制
御棒からなり、Bグループは、Aグループ以外の制御
棒、即ち、炉心の中心に位置する制御棒を含まないチェ
ッカーボード状の制御棒からなる。
【0025】以上の制御棒のグループ分け(分類)を前
提として、目標とする定格出力時の制御棒パターンは、
Aタイプの制御棒パターンとBタイプの制御棒パターン
に分類される。Aタイプの制御棒パターンとは、図2
(a)に示すように、定格出力時に挿入されている(全
引き抜きでない)制御棒が全て上記Aグループに含まれ
るパターン、即ち、炉心中央の制御棒を含むチェッカー
ボード状の制御棒のみからなるパターンのことである。
Bタイプの制御棒パターンとは、図2(b)に示すよう
に、定格出力時に挿入されている(全引き抜きでない)
制御棒が全て上記Bグループに含まれるパターン、即
ち、炉心中央の制御棒を含まないチェッカーボード状の
制御棒のみからなるパターンのことである。なお、図2
で、各ワクは1本の制御棒を示し、ワク内の丸数字は、
48が制御棒が全引抜き、0が全挿入を示す。従って、
例えば、8は、(48−8)148の割合で制御棒が挿
入されていることを示す。また空欄は、48を意味す
る。
【0026】そして、Aタイプ用シーケンスとは原子炉
起動時等にAタイプの制御棒パターンを構成するための
もので、Bタイプ用シーケンスとは原子炉起動時等にB
タイプの制御棒パターンを構成するためのものであり、
それぞれ、引き抜く制御棒の反応度を一定基準値以下に
押さえるためのルールであるRWMシステムを遵守でき
るように、上記Aグループ、Bグループより更に詳細に
分割されている。
【0027】即ち、Aタイプ用シーケンスは、引き抜く
制御棒の反応度を一定基準値以下に押さえるためのRW
Mシステムのルールを遵守できるように、Bグループは
各グループの本数及び配置が均一になるように4グルー
プに分割し、Aグループは対称性を考慮し、1,4,
8,12本からなるグループに分割している。図3にA
タイプ用シーケンスの一例を示す。図3で、各ワクは図
2と同様に1本の制御棒を示し、ワク内の番号内は、制
御棒グループ番号を示す。同一制御棒グループ番号内の
制御棒は、常に同一の軸方向高さ位置になるようにギャ
ング操作される。制御棒グループ1〜4は、図3(a)
に示すように、炉心中央の制御棒を含まないチェッカー
ボード状の制御棒(Bグループ制御棒:全制御棒の約半
数)からなり、制御棒グループ5以降の各グループは、
図3(b)に示すように、炉心中央の制御棒を含むチェ
ッカーボード状の制御棒(Aグループ制御棒:全制御棒
の約半数)に属する1〜12本の制御棒で構成されてい
る。制御棒グループ1〜4の本数は、各グループ共全制
御棒の1/8であり、炉心内に均一に配置されている。
これは、制御棒操作に要する時間を短縮(起動時間の短
縮につながる)及び上記のようにRWMシステムのルー
ルを遵守するためである。
【0028】Bタイプ用シーケンスは、引き抜く制御棒
の反応度を一定基準値以下に押さえるためのRWMシス
テムのルールを遵守できるように、Aグループは各グル
ープの本数及び配置が均一になるように4グループに分
割し、Bグループは対称性を考慮し、2,4,8,12
本からなるグループに分割している。図4にBタイプ用
シーケンスの一例を示す。制御棒グループ1〜4は、図
4(a)に示すように、炉心中央の制御棒を含むチェッ
カーボード状の制御棒(Aグループ制御棒:全制御棒の
約半数)からなり、制御棒グループ5以降の各グループ
は、図4(b)に示すように、炉心中央の制御棒を含ま
ないチェッカーボード状の制御棒(Bグループ制御棒:
全制御棒の約半数)に属する4〜12本の制御棒で構成
されている。制御棒グループ1〜4の本数は、Aタイプ
用シーケンスの場合と同様に、各グループ共全制御棒の
1/8であり、炉心内に均一に配置されている。
【0029】制御棒パターン交換用シーケンスとは、定
格出力時にAタイプの制御棒パターンとBタイプの制御
棒パターンとの間での制御棒パターン交換のためのシー
ケンスであり、Aタイプ用シーケンスの5以降のグルー
プとBタイプ用シーケンスの5以降のグループとより構
成されている。図5に制御棒パターン交換用シーケンス
の一例を示す。図5(a)に示す制御棒グループ1〜1
8は、図3(b)に示すAタイプ用シーケンスの制御棒
グループ5〜22と同一であり、図5(b)に示す制御
棒グループ19〜36は、図4(b)に示すBタイプ用
シーケンスの制御棒グループ5〜22と同一である。従
って、各制御棒グループの本数は1〜12本となる。
【0030】次に、以上のように構成した制御棒制御装
置の操作を説明する。まず、原子炉の起動時の操作を説
明する。制御棒を引き抜くことにより原子炉出力を上昇
させ、図2(a)に示すAタイプの制御棒パターンを構
成させるためには、まず、シーケンス選択回路3でAタ
イプ用シーケンスを選択し、次いでギャング制御棒選択
回路4及び挿入・引き抜き選択回路5の操作により図3
(a)に示すグループ1〜4の各グループ制御棒をギャ
ングで全引抜きする。これにより、RWMシステムのル
ールを遵守しながら全炉心内の制御棒の約半数がチェッ
カーボード状に引抜かれる。また、グループ1〜4の各
グループ制御本数は、炉心内の全制御棒数の約1/8で
ある。グループ1〜4のギャング本数をこのように多く
することにより、起動時間の短縮が可能となる。次に、
図3(b)に示す5〜22のグループの制御棒を同様の
操作でギャングで引き抜き、最終的な目標パターンであ
図2(a)に示すAタイプパターンが達成される。この
引き抜きに際しては、5〜22のグループのどの制御棒
を選択しても、既に、隣接する制御棒は全て引抜かれて
いるため、制御棒の反応度価値は小さく抑えられる。ま
た、図2(b)のBタイプの制御棒パターンを構成する
ためには、シーケンス選択回路2にて図4に示すBタイ
プ用シーケンスを選択して、同様の手順で制御棒を引き
抜く。
【0031】次に、定格出力時に制御棒パターンを交換
する場合の操作を、図6を用いて説明する。図6は、図
5の制御棒パターン交換用シーケンスのうち、図2のA
パターンとBパターンとの間でパターン交換を行う際に
必要な制御棒を太いワクで囲んだものである。原子炉
は、通常1年程度連続運転されるが、運転中に数回の制
御棒パターンの変換をする必要がある。さて今、図2
(a)のAタイプパターンから図2(b)のBタイプパ
ターンに制御棒パターン交換を行う場合を考える。この
ような制御棒パターンの交換は、Bタイプのパターンで
使用されている制御棒をまず挿入し、出力を下げ、次に
Aタイプのパターンで使用されている制御棒を引抜くこ
とにより出力を上げることにより行う。
【0032】本実施例ではこの制御棒パターンの交換に
際して、まず、シーケンス選択回路3で制御棒パターン
交換用シーケンスを選択する。このとき、万が一、原子
炉出力がRWMシステムの解除出力以下のときに制御棒
パターン交換用シーケンスの選択操作が行われたとして
も、AND回路6によりその選択は許可されず、RWM
システムのルールが遵守される。次に、ギャング制御棒
選択回路4及び挿入・引き抜き選択回路5の操作により
AタイプパターンからBタイプパターンへの制御棒パタ
ーンの交換を行う。このようなAパターンからBパター
ンへのパターン交換は、図6において、制御棒グループ
32を全引き抜きの状態から10ノッチまで、制御棒グ
ループ34を全引き抜きの状態から8ノッチまで挿入す
ること、及び挿入されている制御グループ18(8ノッ
チ)、制御棒グループ15(10ノッチ)、制御棒グル
ープ13(12ノッチ)を全引抜きすることに相当す
る。この際、制御棒の操作はRWMシステムの解除出力
以上で行なわれており、制御棒の挿入(制御棒グループ
32,34)を1度に行い、次に制御棒の引抜き(制御
棒グループ13,15,18)を1度に実施すると、炉
心出力が低下しすぎるため、通常以下の手順を取る。即
ち、挿入する制御棒の一部を挿入、引抜く制御棒の一部
を引抜く、挿入する制御棒の一部を挿入、引抜く制御棒
の一部を引抜く…と、挿入・引抜きを何回かに分けて、
炉心出力があまり低下し過ぎないように行う。例えば、
制御棒グループ32を48ノッチ(全引抜き状態)から
24ノッチに挿入、制御棒グループ18を10ノッチか
ら20ノッチに引抜き、制御棒グループ32を12ノッ
チまで挿入、制御棒グループ15を10ノッチより18
ノッチまで引抜き…と繰り返すことになる。この操作
は、本実施例においては、図5に示す制御棒パターン交
換用シーケンスが記憶されているため、容易に実行され
る。
【0033】次に、本実施例により制御棒パターンの交
換操作が容易となる理由を図7及び図8を参照して説明
する。図7は、図3のAタイプ用シーケンスのうち、図
2のAパターンとBパターンで利用する制御棒を太いワ
クで囲んだものであり、図8は、図4のBタイプ用シー
ケンスのうち、図2のAパターンとBパターンで利用す
る制御棒を太いワクで囲んだものである。現行の沸騰水
型原子炉においては、制御棒は1本ずつ操作されるた
め、原子炉起動時に、RWMシステムの規制を遵守する
ため、Aタイプ用シーケンス(図3)又はBタイプ用シ
ーケンス(図4)の2つのシーケンス情報が利用され
る。
【0034】一方、ギャング操作を採用した場合、シー
ケンスとして、Aタイプ用シーケンスとBタイプ用シー
ケンスだけでは、前記制御棒パターン交換時に以下の問
題が生じる。例えば、上記と同様に図2に示すAタイプ
の制御棒パターンからBタイプの制御棒パターンへの交
換に際して、図6(b)に示す制御棒グループ32を4
8ノッチから24ノッチに挿入する場合、図6(b)の
制御棒グループ32に一致するグループは図7のAタイ
プ用シーケンスにはないので、図8に示すBタイプ用シ
ーケンスをまず選択し、次に、図8のBタイプ用シーケ
ンスより制御棒グループ18を選択し、挿入ボタンを押
すことにより、24ノッチまで挿入する。ここで、もし
Aタイプ用シーケンスを選んだ場合、図7(a)より、
制御棒グループ1〜4のどれを選択しても、全引き抜き
のままにしておく必要のある制御棒まで、ギャングで操
作してしまうことになる。次に、図6(a)に示す制御
棒グループ18を10ノッチから20ノッチに引抜く操
作を考える。この場合、図8(a)より、図6に示す制
御棒グループ18はBタイプ用シーケンスの制御棒グル
ープ1に属するが、このグループ1には、全引抜きのま
まにしておくべき、他の制御棒も含まれることが分か
る。従って、操作として、Aタイプ用シーケンスをまず
選択し、次に、図7(b)より制御棒グループ22を選
択し、引抜きボタンを押すことにより20ノッチまで引
抜ことになる。以下、また、Bタイプ用シーケンスの選
択というように、Aタイプ用シーケンスとBタイプ用シ
ーケンスを、制御棒のギャング操作ごとに選択する必要
がある。以上のように、ギャングで制御棒を操作する場
合には、現行の1本ずつの制御棒操作では不必要であっ
たシーケンスの選択(Aタイプ又はBタイプ)を常に、
制御棒操作前に実施する必要があり、操作が複雑になっ
てしまう。
【0035】これに対し、本実施例では、Aタイプ用シ
ーケンス(図3)とBタイプ用シーケンス(図4)は、
起動時の低出力におけるRWMシステムの規制を遵守す
るために利用するものとし、制御棒パターン交換時にお
いては、RWMシステムの規制が解除される出力以上で
ある点を考慮し、新たに制御棒パターン交換用シーケン
ス(図5)も含めることにより、最初にシーケンスとし
て、制御棒パターン交換用シーケンスを選択すると、以
後シーケンスの選択が不要となる。これは、制御棒パタ
ーン交換用シーケンスが、制御棒パターン交換時に必要
となる制御棒グループ、即ち、Aタイプ用シーケンス及
びBタイプ用シーケンスの制御棒グループ5以降のグル
ープを全てを含んでいるためである。従って、本実施例
によれば、制御棒パターン交換時の操作が容易になる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、複数の制御棒を同時に
操作できるギャング制御棒制御装置において、制御棒パ
ターン交換のためのグループ分けシーケンスをも記憶し
ているので、制御棒パターン交換時の操作が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による制御棒制御装置の概略
図である。
【図2】制御棒パターン例を示す図である。
【図3】Aタイプ用シーケンス例を示す図である。
【図4】Bタイプ用シーケンス例を示す図である。
【図5】制御棒パターン交換用シーケンス例を示す図で
ある。
【図6】図2と対応させた図5に示す制御棒パターン交
換用シーケンス例を示す図である。
【図7】図2と対応させた図3に示すAタイプ用シーケ
ンス例を示す図である。
【図8】図2と対応させた図4に示すBタイプ用シーケ
ンス例を示す図である。
【符号の説明】
1 ギャング制御棒操作装置 2 制御棒駆動制御装置 3 シーケンス選択回路 4 ギャング制御棒選択回路 5 挿入・引き抜き選択回路 6 AND回路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御情報により同時に操作すべき複数の制
    御棒の選択及び挿入・引き抜きを決定するギャング制御
    棒操作装置と、制御棒を駆動させる制御棒駆動制御装置
    とからなるギャング制御棒制御装置において、 前記ギャング制御棒操作装置は、同時に操作されるギャ
    ング制御棒のグループ分けとして、第1の制御棒パター
    ンを構成するための第1のグループ分けシーケンス、第
    2の制御棒パターンを構成するための第2のグループ分
    けシーケンス、及び前記第1の制御棒パターンと第2の
    制御棒パターンとの間での制御棒パターン交換のための
    第3のグループ分けシーケンスの3つのシーケンス情報
    を記憶しており、 前記第1のグループ分けシーケンス、第2のグループ分
    けシーケンス及び第3のグループ分けシーケンスは、そ
    れぞれ、 第1のグループ分けシーケンス:炉心内全制御棒をn個
    のグループに分割し、これらグループのうち1〜a(<
    n)のグループを、中央の制御棒を含まないチェッカー
    ボード状の全制御棒の約半数から構成し、a+1〜nの
    グループをその他の制御棒で構成したもの; 第2のグループ分けシーケンス:炉心内全制御棒をn個
    のグループに分割し、これらグループのうち1〜a(<
    n)のグループを、中央の制御棒を含むチェッカーボー
    ド状の全制御棒の約半数から構成し、a+1〜nのグル
    ープをその他の制御棒で構成したもの; 第3のグループ分けシーケンス:前記第1のグループ分
    けシーケンスのa+1〜nのグループと前記第2のグル
    ープ分けシーケンスのa+1〜nのグループとで構成し
    たもの; であることを特徴とするギャング制御棒制御装置。
  2. 【請求項2】制御情報により同時に操作すべき複数の制
    御棒の選択及び挿入・引き抜きを決定するギャング制御
    棒操作装置と、制御棒を駆動させる制御棒駆動制御装置
    とからなるギャング制御棒制御装置において、 前記ギャング制御棒操作装置は、同時に操作されるギャ
    ング制御棒のグループ分けとして、第1の制御棒パター
    ンを構成するための第1のグループ分けシーケンス、第
    2の制御棒パターンを構成するための第2のグループ分
    けシーケンス、及び前記第1の制御棒パターンと第2の
    制御棒パターンとの間での制御棒パターン交換のための
    第3のグループ分けシーケンスの3つのシーケンス情報
    を記憶しており、 前記第1のグループ分けシーケンス、第2のグループ分
    けシーケンス及び第3のグループ分けシーケンスは、そ
    れぞれ、 第1のグループ分けシーケンス:1〜4のグループが中
    央の制御棒を含まないチェッカーボード状の全制御棒の
    約半数から構成され、5以降のグループが各々1〜12
    本の制御棒で構成されたAタイプ用シーケンス; 第2のグループ分けシーケンス:1〜4のグループが中
    央の制御棒を含むチェッカーボード状の全制御棒の約半
    数から構成され、5以降のグループが各々4〜12本の
    制御棒で構成されたBタイプ用シーケンス; 第3のグループ分けシーケンス:前記Aタイプ用シーケ
    ンスの5以降のグループと前記Bタイプ用シーケンスの
    5以降のグループとより構成された制御棒交換用シーケ
    ンス; であることを特徴とするギャング制御棒制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のギャング制御棒制御
    装置において、前記ギャング制御棒操作装置は、前記3
    つのグループ分けシーケンスの任意の1つを選択するシ
    ーケンス選択手段と、前記選択したグループ分けシーケ
    ンスにおける制御棒グループ番号を指定し、ギャング操
    作すべき制御棒を選択するギャング制御棒選択手段と、
    前記選択した制御棒の挿入・引き抜きを選択する制御棒
    操作選択手段とを備えることを特徴とするギャング制御
    棒制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のギャング制御棒制御装置に
    おいて、前記シーケンス選択手段は、原子炉出力が設定
    値以上のときにのみ前記第3のグループ分けシーケンス
    の選択を許可する手段を有することを特徴とするギャン
    グ制御棒制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載のギャング制御棒制御
    装置を用いた原子炉の運転方法において、前記ギャング
    制御棒制御装置が、更に、炉心出力が設定値以下のとき
    に機能し、引き抜かれる制御棒の反応度価値を所定の範
    囲内に押さえる制御棒価値ミニマイザを備え、原子炉出
    力が前記設定値よりも小さいときには前記第1及び第2
    のグループ分けシーケンスの1つを選択して出力制御を
    行い、原子炉出力が前記設定値以上のときには前記第1
    から第3のグループ分けシーケンスの1つを選択して出
    力制御を行うことを特徴とする原子炉の運転方法。
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