JP3020379U - 落雪防止機能を有する屋根材 - Google Patents

落雪防止機能を有する屋根材

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JP3020379U
JP3020379U JP1995008059U JP805995U JP3020379U JP 3020379 U JP3020379 U JP 3020379U JP 1995008059 U JP1995008059 U JP 1995008059U JP 805995 U JP805995 U JP 805995U JP 3020379 U JP3020379 U JP 3020379U
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roof
iron plate
roofing material
roof surface
lower edge
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JP1995008059U
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Inventor
良男 城
Original Assignee
北海板金工業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺鉄板横葺き用屋根材に、屋根材と一体構
造で、かつ建物の美観を損なうことのない強固な落雪防
止機能を形成する。 【構成】 長尺鉄板横葺き用屋根材(A)は、屋根面に
密着させるための棟側屋根面(7)と、突起部(2)を
挟み、屋根面との間に空隙を持つ軒側屋根面(6)を有
する。突起部(2)は、下縁被接部(1)に平行して連
続し、その断面は棟側が長く、軒側が短い不等辺三角形
状を程する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、落雪防止機能を有する長尺鉄板横葺き用の屋根材に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
本願と同じ考案者による考案に係わる落雪防止機能を有する屋根材(実用新案登 録番号第3008868号)は、第3図に示す、横葺き用鉄板の一部を三角形状 に折り曲げた突起部を、25〜30mm立ち上げることで落雪を防止する形式で ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術において述べた落雪防止機能を有する屋根材は、落雪防止機能、外観 、耐久性いずれも優れているが、一枚の屋根材に一条の雪止めを配置する構造と なっているので、雪止めの高さを変えずに屋根材の縦巾を広くした場合は、堆雪 量に対して落雪防止能力が不足する。
【0004】 また、屋根裏の断熱が完全でない場合に、雪止めの内部に結露を生じることがあ る。
【0005】 さらに、この屋根材は急勾配屋根の場合に、地上から見える雪止が幾分目立ち、 一般的に外観を重視する建物としては好ましくない。
【0006】 本考案は、従来の技術の有するこの様な問題点を改善しようとするものであって 、その目的とするところは、従来技術より優れた経済性及び、屋根鉄板と一体構 造の強固な雪止め、屋根の美観、耐久性等の利点を更に増進した屋根材を提供し ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の落雪防止機能を有する横葺き用の屋根材 は、浅い樋状をなす横葺き用鉄板の下縁被接部と上縁被接部の間に、下縁に平行 して連続する三角形状の突起部を形成したものである。
【0008】 上記突起部の形状は、屋根の棟側に面する辺が、屋根の法面に対しておおむね直 角で、軒側の辺が棟側の辺の略3/5の不等辺三角形をなしている。
【0009】 上記突起部は、鉄板の下縁より、該鉄板の縦幅の1/3程度中央に寄った位置に 設けられている。
【0010】 また、突起部の頂点部分は鋭角に折り曲げずに、幾分丸みを持たせてある。
【0011】 この突起部の下縁側は、高さの3/5程度の所で、水平面に対し2〜3°の角度 で上面に折り返えされ、下縁側の屋根面が形成され、その先端に下縁被接部が設 けられている。
【0012】 この下縁側屋根面は、屋根の下地面から離して、突起部を挟む上縁側屋根面より 高くなるよう形成されている。
【0013】 また、上縁側屋根面には下縁から当該鉄板の縦幅のほぼ中央に、表面側に折った 折り線が設けられている。
【0014】 この上縁側屋根面は、屋根の下地面に密着するように形成され、その先端部には 、上縁側被接部とそれに続く固定部が設けられている。
【0015】
【作用】
図2の横葺き用の屋根材の側面図の通り、高い三角形状の突起部の上側面が屋根 の積雪の滑動を静止することで落雪を防止し、かつ突起部の下側面が突起部が受 ける積雪の滑落圧を支えるので、従来のものより大きな落雪防止効果を得ること ができる。
【0016】 また、この突起部に続く下縁側屋根面を、屋根の下地面から離すことで、突起部 及びその周辺部の空隙が増大する。
【0017】 また、下縁側屋根面が上記の構造となっているので、軒側の地上から見た場合に 、下縁側屋根面が突起部を隠し低く見せる。
【0018】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図1〜図2において、横葺き用の屋根材Aは、厚さ0.35〜0.4mmの屋根 用長尺鉄板を、板金成形折曲機で樋状に形成したものである。
【0019】 さらに詳しくは、その一側縁部が裏面側に鈎状に折り曲げられ、下縁被接部1が 形成されている。
【0020】 その下縁被接部に続く下縁側屋根面6の下縁から70〜80mm中央に寄った位 置で、鉄板を表面側に折り起こして、断面が三角形状の突起部2が形成されてい る。
【0021】 この突起部2の下縁側の長さは20〜30mm、上縁側の長さは35〜50mm となるよう形成されている。
【0022】 また、突起部2は、下縁側の起点と上縁側の起点を結ぶ開口部の幅が20〜35 mmで、棟側の面が屋根の法面に対して、ほぼ直角となるように立ち上げられて いる。
【0023】 この突起部2の上縁側屋根面7には、突起部の上縁側の起点から中央寄りに60 mm程度離れた位置に、鉄板を表面側に3〜5°折り上げた折り線3が形成され ている。
【0024】 鉄板の他側縁部は、鉄板を鈎型に折り曲げ、上縁被接部4が形成されている。
【0025】 この上縁被接部4の末端には、屋根の法面に水平な、25−35mmの固定部5 が形成されている。
【0026】
【考案の効果】
本考案は上述の通り構成されているので、次の効果を有する。
【0027】 外観上違和感なく雪止めの高さを増すことで、屋根の単位面積当たりの雪止め本 数を減らすことが可能となり、雪止め機能を損なうことなく、屋根材の縦巾を従 来型に比べ20%程度広くすることが出来る。
【0028】 この結果、屋根の単位面積当たりの被接部分及び固定部分の数が少なくなり、屋 根鉄板等の材料の節約、成形加工作業及び屋根葺き作業の能率が著しく向上し、 板金作業のコストが大幅に低減する。
【0029】 雪止めの下縁側の高さを低くし、下縁側屋根面を屋根の下地面から離すことで、 雪止め及びその周辺部の内部空間が大きくなり、空気層の増加により結露防止効 果を確実なものにすることが出来る。
【0030】 また、軒側の地上から見たとき、雪止めが殆ど目立たない。
【0031】 突起部2(以下雪止めと言う。)の上側面が受ける雪圧を、足を短くした下側面 が支えるので、補強材等を使用することなく、積雪の大きな滑落圧にも耐えるこ とが出来る。
【0032】 従って、立ち上がり部を高くしても何等問題を生じない。
【0033】 屋根材のほぼ中央部に折り線を付けることで、屋根材と屋根下地の密着性が高か まり、納まりが良くなる。
【0034】 雪止めが屋根材と一体構造となっているため、脱落、変形、機能低下が無い。
【0035】 雪止めの構造が単純で、折り曲げによる鉄板表面の歪みや微細な傷の発生を防止 する。
【0036】 雪止めは、板金工場で屋根葺き用鉄板の成形加工時に、連続作業として加工され るので、形成が容易で経済性に優れている。
【0037】 この屋根材を使用する屋根の板金作業は、通常の横葺き作業と変わらず、余分の 手間や、特別の工具、部材を要しない。
【0038】 雪止めが屋根と一体構造のため、外観上の違和感が無く、建物の美観を損なわな い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、落雪防止機能を有する横葺き用の屋
根材の斜視図である。
【図2】図1の屋根材の断面図である。
【図3】従来の屋根材の断面図である。
【符号の説明】
A.屋根材 1.下縁被接部 2.突起部 3.折り線 4.上縁被接部 5.固定部 6.軒側屋根面 7.棟側屋根面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺鉄板横葺き用の屋根材(A)に於い
    て、該鉄板の上縁被接部(4)と下縁被接部(1)の中
    間に、該鉄板の長手方向に平行して、鉄板上面に設けた
    断面が三角形状の連続する突起部(2)を挟む、軒側屋
    根面(6)と棟側屋根面(7)の間に、段差をつけ成形
    したことを特徴とする長尺鉄板横葺き用の屋根材。
JP1995008059U 1995-07-10 1995-07-10 落雪防止機能を有する屋根材 Expired - Lifetime JP3020379U (ja)

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