JP3019596B2 - 車両用風量制御装置 - Google Patents

車両用風量制御装置

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JP3019596B2
JP3019596B2 JP4097749A JP9774992A JP3019596B2 JP 3019596 B2 JP3019596 B2 JP 3019596B2 JP 4097749 A JP4097749 A JP 4097749A JP 9774992 A JP9774992 A JP 9774992A JP 3019596 B2 JP3019596 B2 JP 3019596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用風量制御装置に関
し、特には手動制御モードを自動制御モードに対して学
習制御させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平3−54015号公報にお
いて、予め設定された風量特性にて車室内へ送風されて
いるときに乗員が送風機の送風量を手動にて最大風量に
変更した場合、または最大風量からそれ以下の風量に変
更した場合に、その変更した風量を学習制御し、予め設
定された風量特性における最大風量の切替点を変更する
装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例は、
車室内目標吹出温度に対する送風量を示す特性図におい
て、その特性図中の最大風量へ切り替わる点または最大
風量が解除される点を、送風量手動設定手段の手動設定
データに基づいて変更するにとどまるものであり、それ
以外の点を変更させ得るものではない。
【0004】そこで本発明は、予め設定された上記送風
特性に基づいて送風されているときに乗員が手動にて風
量変更したときに、上記送風特性中例えば横軸に示す車
室内目標吹出温度の任意の範囲にわたって、その送風特
性の縦軸に示す送風量を変更し得る車両用風量制御装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車室内に送風する送風機と、車室内の空調
状態に影響を及ぼす環境条件を検出する環境条件検出手
段と、該環境条件検出手段の検出信号に基づいて車室内
へ吹き出す空気の目標吹出温度情報を演算する目標吹出
温度情報演算手段と、該目標吹出温度情報演算手段が演
算した目標吹出温度情報と前記送風機のブロア電圧との
相対的関係である送風特性を前記目標吹出温度情報の複
数のポイントにおいて記憶している送風特性記憶手段
と、該送風特性記憶手段が記憶している前記送風特性に
基づいて前記送風機の送風量を決定する送風量決定手段
と、前記送風機の送風量を手動設定する送風量手動設定
手段と、前記送風量決定手段および前記送風量手動設定
手段の各出力信号に基づいて前記送風機の駆動を制御す
る駆動手段とを備える車両用風量制御装置において、前
記送風特性のうちの所定の前記ポイント間の領域内で前
記送風量手動設定手段によって送風量が変更されたと
き、前記領域の両端に位置する前記ポイントにおける前
記ブロア電圧を変更する送風特性変更手段を備える車両
用風量制御装置をその要旨とする。
【0006】
【作用】本発明では、送風特性記憶手段が記憶している
送風特性のうち、目標吹出温度情報の所定のポイント間
の領域内で送風量の変更が乗員の手動によって行われた
とき、その領域の両端に位置するポイントにおけるブロ
ア電圧を変更することによって、前記送風特性を容易に
変更することができる。また、前記所定のポイントを目
標吹出温度情報の任意の範囲にわたってとることによっ
て、目標吹出温度情報の任意の範囲にわたって前記送風
特性を乗員の好みに合った特性に変更することができ
る。
【0007】なお、請求項2における発明では、手動設
定された後所定時間経過してから学習をするので、乗員
が手動設定しているときの学習、乗員の誤作動の学習等
を防止することができる。
【0008】
【実施例】本発明車両用風量制御装置の一実施例の具体
的構成を図2に示す。空調ユニット20の最上流側には
内外気切替ダンパ22aが設置されている。この内外気
切替ダンパ22aは外気導入口と内気導入口とが分かれ
た部分に配置され、図示しないアクチュエータにより空
調ユニット20に導入する空気の内気と外気の割合を選
択する。
【0009】ブロアモータ24とこれに固定されたファ
ン23は、空調ユニット20内に空気を吸い込んでユニ
ット20の下流側に送風するものであり、ファン23の
下流にはエバポレータ25とヒータコア26が設けられ
ている。
【0010】エバポレータ25は図示しないコンプレッ
サ等と結合され冷房サイクルを構成し、通過する空気を
冷房する。ヒータコア26は図示しないエンジン冷却水
が内部を循環し、自身を通過する空気を加熱する。
【0011】ヒータコア26の上流側にはエアミックス
ダンパ22bが設けられており、エアミックスダンパ2
2bの開度は図示しないアクチュエータにより調節さ
れ、これによってヒータコア26を通過する空気とヒー
タコア26をバイパスする空気の割合とが調整され、最
下流の車室内に吹き出す空気の温度がコントロールされ
る。
【0012】空調ユニット20の最下流にはデフロスタ
(DEF)吹出ダンパ22c、フェイス(FACE)吹
出ダンパ22d、およびフット(FOOT)吹出ダンパ
22eが設けられている。そして、温度コントロールさ
れた空気は、これら各ダンパを図示しないアクチュエー
タにより作動させることによって、各吹出モードにて吹
き出される。
【0013】送風量は、マイクロコンピュータ31から
の出力信号に基づいてブロアモータ24を駆動する駆動
回路30にて制御される。マイクロコンピュータ31は
図示しない中央演算処理装置(CPU),ROM,RA
M,スタンバイRAM,I/Oポート,A/D変換機能
等を持ち、それ自体は周知のものである。
【0014】スタンバイRAMはイグニションスイッチ
(以下、IG.と記す)オフの場合においても乗員の好
みを学習した値を記憶(バックアップ)するためのRA
Mであり、IG.がオフであってもバッテリーからI
G.を介さずに直接電源が供給される。また、バッテリ
ーより電源がはずされた状況でも短時間ならばマイクロ
コンピュータ31には電源が供給される様な図示しない
バックアップ用の電源から構成されている。
【0015】マイクロコンピュータ31には操作部37
からの出力信号が入力される。この操作部37は図示し
ない自動制御状態を設定するAUTOスイッチ、手動内
外気切換スイッチ、手動吹出口モード切換スイッチ(D
EF,FACE,FOOT,バイレベル(B/L),フ
ットデフ(F/D))、手動送風量切換スイッチ等から
構成される。
【0016】また、マイクロコンピュータ31には、車
内の空調に影響を及ぼす環境条件が内気温センサ33,
外気温センサ34,日射センサ35よりそれぞれのレベ
ル変換回路32を介して入力され、これらはマイクロコ
ンピュータ31においてA/D変換され環境条件が読み
込まれる。また乗員の好みの温度は、温度設定スイッチ
36より入力され、レベル変換回路32でレベル変換さ
れ、マイクロコンピュータ31に入力される。
【0017】次に、操作部37の詳細について図6を用
いて説明する。操作部37は図6に示すように、ロース
イッチ371、ダウンスイッチ372、アップスイッチ
373、およびハイスイッチ374の4つのスイッチか
ら構成されている。このうちロースイッチ371は、押
されることによってブロア電圧を4ボルト(最低電圧)
に制御する信号を出力するように構成されている。また
ハイスイッチ374は、押されることによってブロア電
圧を12ボルト(最高電圧)に制御する信号を出力する
ように構成されている。
【0018】またダウンスイッチ372は、0.5秒未
満の時間押されることによってブロア電圧を1レベル
(=0.25ボルト)下げる信号を出力し、かつ0.5
秒以上の時間押されることによってブロア電圧を0.1
秒毎に1レベル下げる信号を出力するように構成されて
いる。
【0019】またアップスイッチ373は、0.5秒未
満の時間押されることによってブロア電圧を1レベル
(=0.25ボルト)上げる信号を出力し、かつ0.5
秒以上の時間押されることによってブロア電圧を0.1
秒毎に1レベル上げる信号を出力するように構成されて
いる。
【0020】次にマイクロコンピュータ31による基本
的な制御を図3に従って説明する。マイクロコンピュー
タ31は、IG.オンと共にステップ100にて制御を
開始し、ステップ110に進み、各種変換、フラグ等の
初期値を設定する。
【0021】次のステップ150では内気温センサ3
3,外気温センサ34,および日射センサ35からのセ
ンサ信号により環境条件を入力し、温度設定スイッチ3
6および操作部37より操作スイッチの状態を入力す
る。またステップ150では、操作部37からの入力に
対する処理も行う(図7を用いて後述する)。
【0022】次のステップ200ではステップ150で
入力した環境条件より車室内に吹き出す空気の目標吹出
温度(TAO)を下記数式1に従って演算する。
【0023】
【数1】 TAO=KSET ×TSET −KR ×TR −KAM×TAM−KS ×TS +C ただしKSET ,KR ,KAM,KS は係数、Cは定数であ
り、TSET は設定温度、TR は内気温度、TAMは外気温
度、TS は日射量である。
【0024】次にステップ300に進み、TAOに対し
てエアミックスダンパ22bの開度が演算され、この開
度となる様に図示しないアクチュエータを駆動回路30
を介して制御し、吹出口から車室内へ吹き出される空気
の温度をコントロールする。
【0025】次にステップ400に進み、送風量を演算
し、駆動回路30を介してブロアモータ24に接続され
たファン23を回転させ、車室内へ吹き出される送風量
を制御する。しかし、乗員が望む風量には個人差があり
一律に決めることは難しい。そこで、一実施例では乗員
の好みの送風量を乗員のマニュアル操作時に学習し、乗
員の好みを反映した送風特性になる様にしたものであ
る。これについては後で詳細に説明する。
【0026】次にステップ500に進み、内外気切換ダ
ンパ22aによる内外気の導入割合を演算し、図示しな
いアクチュエータを駆動回路30を介して制御する。次
にステップ600に進み、モードの状態を演算し、DE
F吹出ダンパ22c,FACE吹出ダンパ22d,およ
びFOOT吹出ダンパ22eを駆動する図示しないアク
チュエータを駆動回路30を介して制御する。
【0027】次にステップ700に進み、図示しないコ
ンプレッサの制御を行なう。ステップ700の処理後、
ステップ150に戻って再び各種信号を読み込み、それ
によりステップ200でTAOを演算し、以下このTA
Oとステップ150により読み込まれたスイッチの状態
によってステップ300,400,500,600,7
00により空調の制御が繰り返される。
【0028】次に、ステップ150における、操作部3
7の入力に対する処理について図7を用いて説明する。
先ず始めに、操作部37のうちアップスイッチ373が
押されたときの制御について説明する。
【0029】ステップ800ではアップスイッチ373
が押されているか否かを判定する。アップスイッチ37
3が押されていればYESと判定され、ステップ801
に進む。アップスイッチ373が押される直前において
は、アップスイッチ373が押されたことを示すフラグ
(UPF)は初期値またはステップ806の処理にて0
とされているので、ステップ801でNOと判定され
る。
【0030】次のステップ802では、フラグUPFを
1に設定すると共に、アップスイッチ373が押されて
からの経過時間を示すカウンタCNT2をクリアする。
またアップスイッチ373が押されたときのブロア電圧
F をVF1として記憶する。なお、カウンタCNT2は
図示しないタイマ割り込みによって常時0.1秒経過す
る度にインクリメントされているカウンタである。
【0031】次のステップ803ではCNT2とあらか
じめ設定された値N1(=4)とを比較する。アップス
イッチ373が押された直後はCNT2<N1であるの
でステップ803ではNOと判定される。そしてステッ
プ804では、アップスイッチ373が押されたときの
ブロア電圧VF1に0.25ボルトを加えた電圧をVM
する。ここで決定されたVM は後述する図4のステップ
410にてVF に置き換えられ、次のステップ411に
てそのVF が出力される。
【0032】カウンタCNT2は0.1秒毎にインクリ
メントされているので、アップスイッチ373が0.4
秒以上押され続けるとCNT2=4となり、ステップ8
03にてYESと判定される。ステップ803でYES
と判定されると、次のステップ805にて、アップスイ
ッチ373が押されたときのブロア電圧VF1に0.25
×(CNT2−N1+1)の値を加えた値をVM として
求める。ただしVM の値は最高12ボルトまでである。
【0033】つまり言い換えると、0.5秒未満の時間
アップスイッチ373を押した場合は、VM はVF1に対
して0.25ボルト(1レベル)だけアップするように
求められ、0.5秒以上の時間アップスイッチ373を
押した場合は、VM はVF1に対して0.1秒毎に0.2
5ボルト(1レベル)ずつアップするように求められ
る。
【0034】次にアップスイッチ373をオフすると、
ステップ800にてNOと判定される。そして次のステ
ップ806にてフラグUPFがリセットされステップ8
10へ進む。そのため次に再びアップスイッチ373が
オンされると、ステップ800、ステップ801,ステ
ップ802、ステップ803、ステップ804、および
ステップ810と進み、プロア電圧は0.25ボルト
(1レベル)アップする。そして更にアップスイッチ3
73が押され続ける(0.4秒未満)ことによってステ
ップ800、ステップ801、ステップ803、ステッ
プ804、およびステップ810と進む。更にアップス
イッチ373が押され続けると(0.4秒以上)ステッ
プ800、ステップ801、ステップ803、ステップ
805、およびステップ810と進み、0.5秒経過し
てからは0.1秒毎に0.25ボルト(1レベル)ずつ
ブロア電圧がアップする。
【0035】ステップ810ないしステップ816の制
御は、操作部37のうちダウンスイッチ372が押され
たときの制御である。ダウンスイッチ372が押された
ときもアップスイッチ373が押されたときと同様の制
御が行われるので、ダウンスイッチ372が押されたと
きの制御の説明は省略する。なお、図7中DOWNFは
ダウンスイッチ372が押されたことを示すフラグであ
る。
【0036】次に、操作部37のうちハイスイッチ37
4が押されたときの制御について説明する。ステップ8
20ではハイスイッチ374が押されているか否かを判
定する。ハイスイッチ374が押されていればYESと
判定され、ステップ821へ進む。
【0037】ステップ821ではVM を最大レベルの1
2ボルトに設定する。またステップ821では、ハイス
イッチ374が押される直前のブロア電圧VF1に対して
1ボルト(4レベル)アップした電圧をVM1として記憶
する。つまり、後述する図4のステップ405でブロア
電圧特性を学習する場合は上記VM1の値を学習する。ま
たステップ821では、ハイスイッチ374が押された
ことを示すフラグHIFをセットする。
【0038】次にハイスイッチ374をオフにするとス
テップ820にてNOと判定され、ステップ822にて
フラグHIFがリセットされる。ステップ830ないし
ステップ832の制御は、操作部37のうちロースイッ
チ371が押されたときの制御である。ロースイッチ3
71が押されたときもハイスイッチ374が押されたと
きと同様の制御が行われるので、ロースイッチ371が
押されたときの制御の説明は省略する。なお、図7中L
OFはロースイッチ371が押されたことを示すフラグ
である。
【0039】ところで、操作部37が有する4つのスイ
ッチのうちいずれも押されていない場合は、ステップ8
00、ステップ806、ステップ810、ステップ81
6、ステップ820、ステップ822、ステップ83
0、およびステップ832と進む。このとき、各フラグ
が全てリセットされているため、図3おけるステップ4
01にてNOと判定される。また上記4つのスイッチの
うちいずれか1つでも押されている場合は、押されてい
るスイッチのフラグがセットされているため、図3にお
けるステップ401にてYESと判定される。
【0040】次に送風特性の学習方法について図4,図
5(a),及び図5(b)に基づいて詳細に説明する。
ブロア電圧制御ステップ400(図3)の詳細を図4に
示す。
【0041】ステップ400の次のステップ401で
は、操作部37により送風量を手動で設定(変更)され
たかどうかが判定される。ここで手動設定がなければN
Oと判定されステップ402に進む。F1の初期値はス
テップ110で0とされているためステップ402では
NOと判定されステップ406に進む。
【0042】送風量がオート制御の時F2=0であり、
ステップ406でNOと判定され、ステップ407に進
み、図5(a)に示す目標吹出温度TAOに対するブロ
ア電圧特性に従ってブロア電圧VF が決定される。この
ブロア電圧特性は最も一般的な人のTAOに対するブロ
ア電圧VF を示すものであり、この特性はROMに記憶
されている。
【0043】この特性は送風量のオート制御では一般的
なものであり、TAOは横軸左方向に沿って低くなる。
TAO≦T1では最大冷房状態となりブロア電圧はVH
となる。この状態は内気温度が設定温度よりもかなり高
く急速冷房状態であることを意味する。
【0044】TAOがT1より徐々に上がり、内気温度
が設定温度に近づいてくるT3になるまで、ブロア電圧
F は徐々に低下する。内気温度が設定温度に近い状態
であるT3≦TAO<T5ではブロア電圧VF はLO
あるVL となる。TAOがT5より徐々に高くなるとブ
ロア電圧VF は徐々に上昇する。
【0045】TAO≧T7ではVF =VH となる。この
状態は内気温度が設定温度よりもかなり低く、最大暖房
状態であることを意味する。このTAOにおけるブロア
電圧特性は、TAOを図中T1〜T7により8分割し、
例えばT1に対するブロア電圧V1といった具合にプロ
ットされる7つの点(T1,V1)、(T2,V2)、
(T3,V3)、(T4,V4)、(T5,V5)、
(T6,V6)、及び(T7,V7)のそれぞれを結ん
だ線として構成され、この7点はROMに予め記憶され
ている。
【0046】図4のステップ407ではバッテリーを結
線し、マイクロコンピュータ31に+Bの電源が供給さ
れてから風量の手動設定がない場合に、図5(a)に示
す最も一般的(個人の好みが学習されていない)なブロ
ア電圧特性に従って、ステップ200(図3)で求めら
れたTAOに基づくブロア電圧VF を算出する。
【0047】ステップ411では、ステップ407で算
出したブロア電圧VF を駆動回路30を介してブロアモ
ータ24に印加する。その後ステップ412に進み、ス
テップ400のサブルーチンを抜け、図3のステップ5
00に進む。
【0048】次に操作部37により送風量を手動で設定
(変更)した場合はステップ401でYesと判定さ
れ、ステップ408に進む。ステップ408では、学習
要求フラグF1と風量の手動設定状態を示すフラグF2
とをセットし、手動設定後の時間を示すためのカウンタ
CNT1をクリアする。CNT1は図示しないタイマ割
込により所定時間毎、例えば0.1秒毎に常にインクリ
メントされている。
【0049】ステップ409では、その時のTAOの値
をCTAOとして記憶し、その後ステップ406へ進
む。ステップ406ではステップ408にてF2=1に
セットされているためYesと判定されてステップ41
0に進み、ブロア電圧VF を手動設定されたブロア電圧
M に変更する。その後ステップ411に進み、手動設
定されたブロア電圧VM となる様にブロアモータ24の
印加電圧を制御し、サブルーチンを抜け、図3のステッ
プ500に進む。
【0050】次にサブルーチン400がコールされた時
に乗員が風量を手動設定中であれば、前述した様にステ
ップ401,408,409,406,410,41
1,412の順で制御を行ってサブルーチンを抜け、手
動設定したブロア電圧となるようにブロアモータ24の
印加電圧を制御する。しかし、手動設定が完了するとス
テップ401にてNoと判定されてステップ402に進
む。
【0051】ステップ402では前述した様にステップ
408にてF1=1にセットされているため、Yesと
判定されてステップ403に進む。CNT1はステップ
408にて0にクリアされ前述した様に常時、0.1秒
毎にインクリメントされているため、手動設定完了直後
はCNT1<C1(C1は定数であり、ここではC1=
50とする)であるためNoと判定されステップ406
に進む。ステップ406ではステップ408にて手動設
定フラグF2=1にセットされているためYesと判定
され、その後ステップ410,411,412の順で制
御を行ってサブルーチンを抜け、手動設定したブロア電
圧となるようにブロアモータ24の印加電圧を制御す
る。手動設定完了後5秒以内は上述したステップ40
0,401,402,403,406,410,41
1,412のそれぞれの制御を繰り返し実行する。
【0052】しかる後、手動設定完了後5(=0.1×
50)秒以上経過するとCNT1≧C1(=50)とな
りステップ403でYesと判定され、ステップ404
に進み学習要求フラグF1をリセットし、ステップ40
5にてブロア電圧特性を手動設定した状態により変更
(学習)する。この変更方法は後で詳細に設定する。次
にステップ406,410,411,412の順で制御
を行った後、サブルーチンを抜ける。
【0053】以上により、乗員が送風量を自分の好みの
量に手動設定した場合は、手動設定完了後所定時間(こ
こでは5秒)経過後にオート時のブロア電圧特性を乗員
の好みを反映した特性に変更する。
【0054】しかる後、乗員が操作部37のAUTOス
イッチを操作するとステップ150(図3)において手
動設定フラグF2はリセットされ、送風量もオートでブ
ロア電圧が制御される。つまりステップ406でNoと
判定され、ステップ407で学習後のブロア電圧特性に
よりブロア電圧VF を算出し、ブロア電圧がそのVF
なる様にブロアモータ24の印加電圧を制御する。
【0055】従って、乗員が自分の好みに合わせて送風
量を変更するたびにステップ405でその好みを学習
し、オート作動時には好みを学習し取り入れた後のブロ
ア電圧特性によりブロア電圧VF が算出され、ブロア電
圧がそのVF となる様にブロアモータ24の印加電圧を
制御する。
【0056】ここで、送風量の手動設定完了後所定時間
経過した場合に限ってステップ405で学習させる理由
は、乗員が手動設定しているときの学習、誤って手動設
定してしまった場合の学習、および乗員が短時間の送風
量の変動を好んだ場合の学習等を避けるためである。
【0057】次に、ステップ405における学習方法に
ついて、図5(a)及び図5(b)に従って詳細に説明
する。前述した様に最も一般的なブロア電圧特性は、図
5(a)においては実線で、図5(b)においては破線
でそれぞれ示され、その7点(T1,V1)、(T2,
V2)、(T3,V3)、(T4,V4)、(T5,V
5)、(T6,V6)、(T7,V7)はROM上に記
憶されている。ここでTAOはT1〜T7により8分割
されているが、手動設定完了直後のTAOはステップ4
09にてCTAOとして記憶されているため、このCT
AOの値がCTAO≦T1の場合、T1<CTAO<T
7の場合、及びCTAO≧T7の場合のそれぞれの場合
について説明する。
【0058】CTAO≦T1の場合、例えばCTAOが
図5(b)のA点のときに、ブロア電圧がオートでV1
に制御されているところを、乗員が手動でブロア電圧V
A となるように設定すると、手動設定後のブロア電圧V
1は学習され、下記数式2に従ってV1Nに変更され
る。
【0059】
【数2】V1N=V1+α(VA −V1) ここでαは定数であり、例えばα=0.3とすると図示
の様に1回の変更で乗員の好みを3割程度取り込み、少
しづつ乗員の好みを反映したブロア電圧特性に変更して
いく。
【0060】T1<CTAO<T7の場合は、例えばC
TAOがT4≦CTAO<T5である図5(b)のB点
のときに、ブロア電圧がオートでV4(=V5)に制御
されているところを、乗員が手動でブロア電圧VB とな
るように設定すると、V4及びV5は学習され、下記数
式3及び数式4に従ってV4N及びV5Nに変更され
る。
【0061】
【数3】
【0062】
【数4】 即ち、CTAOがT1からT7の間のどこの区間である
かを検索し、そのときのCTAOがTn ≦CTAO<T
n+1(n=1〜6)であったときに、その区間に対応
する2つのブロア電圧Vn及びVn+1を下記数式5及
び数式6に従って学習する。
【0063】
【数5】
【0064】
【数6】 CTAO≧T7の場合、例えばCTAOが図5(b)の
C点のときに、ブロア電圧がオートでV1に制御されて
いるところを、乗員が手動でブロア電圧VC となるよう
に設定すると、手動設定後のブロア電圧V7は学習さ
れ、下記数式7に従ってV7Nに変更される。
【0065】
【数7】V7N=V7+α(VC −V7) 以上の説明の様に、乗員が自分の好みに合わせてブロア
電圧を手動設定する度に、その設定後のブロア電圧を取
り込み学習する。つまりスタンバイRAMに学習された
内容V1N,V2N,V3N,V4N,V5N,V6
N,及びV7Nを取り込み、それらの値を乗員の好みを
反映した値に更新して記憶する。このサイクルが繰り返
されることにより更新されたブロア電圧特性は乗員の個
性に合致したものになる。
【0066】以上、本発明一実施例について説明した
が、上記一実施例では、オートにて(送風特性に基づい
て)吹き出されている風量を乗員が手動で設定変更した
とき、この設定変更値を学習し、前記送風特性に反映さ
せるようにしたので、乗員は自分の好みに合った風量の
風が吹き出されることによって快適さを感じるようにな
るという効果を有している。
【0067】また一実施例では、乗員が手動で設定変更
した風量を学習しているので、送風特性が自分の好みに
合ったものになり、結果的に乗員が風量を手動で操作す
る回数を低減させることができるいう効果を有してい
る。
【0068】また一実施例では、操作部37としてアッ
プスイッチ373およびダウンスイッチ372を設け、
これらを操作することによって風量を細かく設定できる
ようにしたので、乗員は自分が設定したい風量に極めて
近い風量を設定することができる。またこれによって、
送風特性は、乗員が設定したい風量に極めて近い風量に
なるように学習変更されるので、送風特性を本当の意味
で自分の好みに合ったものにすることができる。
【0069】また一実施例では、操作部37のうちロー
スイッチ371またはハイスイッチ374を押すことに
よってブロア電圧を最低電圧(4ボルト)または最高電
圧(12ボルト)とするようにしたが、実際に学習させ
る値は、最低電圧よりも1ボルト高い電圧または最高電
圧よりも1ボルト低い電圧を学習させるようにした。つ
まり、ロースイッチ371またはハイスイッチ374を
押す場合として、乗員がラジオまたは人の話を聞くため
にこれらのスイッチを押す場合が考えられ、このような
理由によるスイッチの操作を学習させないためである。
しかし一実施例のように、最低電圧よりも1ボルト高い
電圧または最高電圧よりも1ボルト低い電圧を学習させ
るようにすれば、上記問題は解決することができる。
【0070】なお、上記一実施例では、学習した内容を
IG.オフ時にも記憶するためスタンバイRAMを用い
たが、スタンバイRAMを用いずに不揮発性メモリを用
いても良い。この場合もIG.オフ時、さらにバッテリ
ーからの電源の供給が停止しても学習した内容は保存さ
れる。
【0071】また、上記一実施例では目標吹出温度を7
つの点において8分割したが、さらに細かく分割(例え
ば200分割)しても良いし、粗く分割(例えば4分
割)しても良い。
【0072】また、上記一実施例ではTAOを全温度範
囲で分割し、それぞれに対応するすべてのブロア電圧に
おいて学習してブロア電圧特性を変更したが、一部の温
度範囲においてのみ学習する様にしても良い。
【0073】また、上記一実施例では、CTAOがTn
≦CTAO<Tn+1のときVnNとVn+1Nのみ学
習し値を更新したが、Vn−1NとVn+2、あるいは
さらに広くその値を更新し学習する様にしても良い。
【0074】また上記一実施例では、ロースイッチ37
1またはハイスイッチ374が押されたときは、4ボル
ト4りも1ボルト高い電圧、または12ボルトよりも1
ボルト低い電圧を学習させたように、1ボルトの大きさ
の電圧を足したり引いたりしていたが、これに限らず、
乗員が実際に設定変更したブロワ電圧との差の2割程度
の値を足したり引いたりしても良い。
【0075】また上記一実施例では、操作部37のうち
アップスイッチ373またはダウンスイッチ372を
0.5秒未満の時間操作し続けることでブロア電圧を
0.25ボルトアップダウンさせ、0.5秒以上の時間
操作し続けることで0.1秒毎に0.25ボルトアップ
ダウンさせるようにしたが、これら0.5秒、0.1
秒、0.25ボルトといった数値は任意に選択すれば良
い。また図9に示すように、スイッチ372、373を
押している時間によってアップダウンするスピードを変
えても良い。
【0076】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では目標吹出
温度情報の任意の範囲にわたって送風特性を変更するこ
とができるので、任意の車室内空調状態において乗員は
快適なフィーリングを味わうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明一実施例の全体構成図である。
【図3】上記一実施例のマイクロコンピュータの空調制
御を示すフローチャートである。
【図4】図3のステップ400の詳しい制御を示すフロ
ーチャートである。
【図5】(a)は上記マイクロコンピュータに記憶され
た送風特性を示す特性図であり、(b)は学習制御後の
送風特性を示す特性図である。
【図6】上記一実施例の操作部の平面図である。
【図7】図3のステップ150の詳しい制御を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図3のステップ150の詳しい制御を示すフロ
ーチャートである。
【図9】他の実施例における操作部のアップスイッチお
よびダウンスイッチの操作時間に対するブロア電圧変化
スピードを示すグラフである。
【符号の説明】
23 送風機としてのファン 24 送風機としてのブロアモータ 30 駆動手段としての駆動回路 33 環境条件検出手段としての内気温センサ 34 環境条件検出手段としての外気温センサ 35 環境条件検出手段としての日射センサ 36 環境条件検出手段としての温度設定スイッチ 37 送風量手動設定手段としての操作部 ステップ200 目標吹出温度情報演算手段 ステップ405 送風特性変更手段 ステップ407 送風特性記憶手段及び送風量決定手段 T1〜T7 ポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 孝昌 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に送風する送風機と、 車室内の空調状態に影響を及ぼす環境条件を検出する環
    境条件検出手段と、 該環境条件検出手段の検出信号に基づいて車室内へ吹き
    出す空気の目標吹出温度情報を演算する目標吹出温度情
    報演算手段と、 該目標吹出温度情報演算手段が演算した目標吹出温度情
    報と前記送風機のブロア電圧との相対的関係である送風
    特性を前記目標吹出温度情報の複数のポイントにおいて
    記憶している送風特性記憶手段と、 該送風特性記憶手段が記憶している前記送風特性に基づ
    いて前記送風機の送風量を決定する送風量決定手段と、 前記送風機の送風量を手動設定する送風量手動設定手段
    と、 前記送風量決定手段および前記送風量手動設定手段の各
    出力信号に基づいて前記送風機の駆動を制御する駆動手
    段とを備える車両用風量制御装置において、 前記送風特性のうちの所定の前記ポイント間の領域内で
    前記送風量手動設定手段によって送風量が変更されたと
    き、前記領域の両端に位置する前記ポイントにおける前
    記ブロア電圧を変更する送風特性変更手段を備えること
    を特徴とする車両用風量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記目標吹出温度情報を前記送風特性記
    憶手段に記憶された前記複数のポイントにより複数の区
    間に分割し、それぞれの前記ブロア電圧をイグニッショ
    ンスイッチがオフしている場合にも消去されないメモリ
    ー上に記憶し、前記複数のブロア電圧を前記送風量の手
    動設定に基づいて更新して記憶する学習方法を採用した
    車両用風量制御装置において、 前記送風量が手動設定された場合、該手動設定後所定時
    間経過した場合に限り、前記手動設定された前記送風量
    を学習することを特徴とする車両用風量制御装置。
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