JP3019214B1 - タオルのカラー模様形成方法 - Google Patents

タオルのカラー模様形成方法

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JP3019214B1
JP3019214B1 JP10279799A JP27979998A JP3019214B1 JP 3019214 B1 JP3019214 B1 JP 3019214B1 JP 10279799 A JP10279799 A JP 10279799A JP 27979998 A JP27979998 A JP 27979998A JP 3019214 B1 JP3019214 B1 JP 3019214B1
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JP
Japan
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color
shading
towel
pattern
ink
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Inventor
弘夫 三宅
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株式会社河上工芸所
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Abstract

【要約】 【課題】 パイルを有するタオルに、綺麗で、かつ、再
現性が良く、更には濃淡が正確に表現され、しかも作業
性良くカラー模様を形成する技術を提供することであ
る。 【解決手段】 パイルを有するタオルに捺染手段により
カラー模様を形成する方法であって、前記タオルにカラ
ー模様を形成するに際して特色インクを用い、かつ、網
掛けにより濃淡をつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイルを有するタ
オルに捺染手段によりカラー模様を形成する方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、赤色、黄色、
青色、黒色のインクを用いてカラー模様を形成しようと
すると、各インクのドットを混在させることによってそ
れに応じた色を表すことが考えられる。例えば、赤色の
インクによるドットと青色のインクによるドットと黄色
のインクによるドットとを混在させ、各々の割合を制御
することで紫色系を表現している。
【0003】このような手段によりカラー模様を形成す
ることは、対象が紙などの場合には、良く行われてい
る。しかし、対象がタオルの場合には、このような手段
は取られていない。なぜならば、タオルにはパイル(起
毛)が有る。この為、赤色のインクによるドットと青色
のインクによるドットと黄色のインクによるドットとを
混在させ、各々の割合を制御することで紫色系を呈色し
ようとした場合、インクドットはパイルによって正確に
目的位置に付き難く、柄ズレが起きる。従って、どうし
ても、ぼけた感じの表現になってしまう。このことは、
再現性が悪いことを意味する。又、色の重なりによって
カラー模様は汚い。
【0004】従って、パイルが有るタオルにカラー模様
を形成しようとした場合、赤色、黄色、青色、黒色のイ
ンクを用い、そして網掛けにより濃淡をつけると言った
捺染技術は採用されていない。タオルにカラー模様を形
成する方法は、原画像のデザインをトレース(デザイン
の上に透明のフィルムを置き、毛筆などを用いて手作業
にて遮光のインクで色分け)し、これをネガフィルムと
して版に焼き付け、捺染用版を各色ごとに作製し、これ
を用いて各色ごとに捺染する方法が取られている。例え
ば、紫色を表現しようとした場合、赤色のインクと青色
のインクと黄色のインクとを用いるのではなく、紫色の
インクを用いた捺染により紫色の模様を表している。
【0005】しかし、この場合、模様はベタ塗りである
から、模様には濃淡がない。そこで、濃淡をつける場合
には、版を作成する時にエアブラシを用いている。しか
し、エアブラシを用いた場合、作業者の熟練度によって
得られる濃淡度に差があり、網掛けにより濃淡をつける
場合に比べると、再現性が悪い。更に、濃淡と言って
も、厳密な意味では濃淡になっておらず、所謂、ボカシ
のようなものである。すなわち、濃淡が綺麗に表現され
た模様は得られない。
【0006】従って、本発明が解決しようとする課題
は、パイルを有するタオルに、綺麗で、かつ、再現性が
良く、更には濃淡が正確に表現され、しかも作業性良く
カラー模様を形成する技術を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、パイルを
有するタオルに捺染手段によりカラー模様を形成する方
法であって、前記タオルにカラー模様を形成するに際し
、原画像をカラースキャナによって特色分解し、この
特色分解により得た色に対応する特色インクを用い、か
つ、網掛けにより濃淡をつける工程を有することを特徴
とするタオルの模様形成方法によって解決される。
【0008】
【0009】本発明において、特色インクを用いるよう
にしたのは、例えば赤色のインクと青色のインクとを用
いて紫色を表現しようとした場合、インクが正確に付く
のがタオル表面のパイルによって妨げられ、そこでは予
期しない混色が起きてしまい、綺麗で、かつ、正確な表
現が出来ないからである。これに対して、特色インクを
用いれば、すなわち紫色に着色するのに、紫色のインク
を用いれば、表面にパイルが有っても、インクが付着す
れば、間違いなく、目的とした紫色が表現できるからで
ある。
【0010】しかし、特色インクを用いたのみでは、色
の濃淡表現が出来ない。そこで、網掛けにより濃淡表現
を行うことにした。上記本発明によれば、特色インクを
用い、かつ、網掛けにより濃淡をつけるようにしたか
ら、タオルにパイルが有っても、何ら支障なく、目的と
した色が正確に表現され、得られた模様は色が綺麗で、
しかも濃淡が綺麗で、かつ、正確である。
【0011】特に、模様が人やキャラクターの如く、少
しの変化でも人による判別が正確になされ、一寸した微
妙な差でも奇怪しいと判断されるようなものを表現する
場合には、極めて適している。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明になるタオルのカラー模様
形成方法は、パイルを有するタオルに捺染手段によりカ
ラー模様を形成する方法であって、前記タオルにカラー
模様を形成するに際して、原画像をカラースキャナによ
って特色分解し、この特色分解により得た色に対応する
特色インクを用い、かつ、網掛けにより濃淡をつける工
程を有する。
【0013】以下、更に、詳しく説明する。図1は、本
発明の実施により得られたカラー模様が形成されたタオ
ルの一部平面図である。尚、図1では、白黒画像でしか
表現されていないが、例えば顔の鼻の部分は橙色、頭に
つけた花は赤色と橙色とで、体の鱗部分は緑色、紫色、
青色、桃色などで、背景は濃淡を付けた青色で表現され
ている。
【0014】先ず、カラースキャナによって原画像シー
トの原画像を読み取り、これを特色分解する。すなわ
ち、原画像を構成する色、例えば橙色、赤色、緑色、紫
色、桃色、青色、黒色などの色に分解されたデータを
得、ネガフィルムを得る。次に、このネガフィルムを基
にして紗(網)を張り、紗の上に感光剤が塗られた捺染
枠を焼き付けして版を作製する。例えば、橙色用の版、
赤色用の版、緑色用の版、紫色用の版、桃色用の版、青
色用の版、黒色用の版を作製する。
【0015】この後、前記各色に応じた版を用い、そし
て各色に応じた特色インクを用いて捺染する。この捺染
は、版が網点構成されているものであるから、網掛けに
より濃淡が表現される。このような捺染技術より、図1
に示す如く、パイルを有するタオル表面に濃淡を有する
複数色のカラー模様が形成される。
【0016】そして、このカラー模様は、目的とした色
が正確に表現され、得られた模様は色が綺麗で、しかも
濃淡が正確である。特に、模様が人やキャラクターの如
く、少しの変化でも人による判別が正確になされ、一寸
した微妙な差でも奇怪しいと判断されるようなものを表
現する場合でも、目的とした色が正確に表現され、得ら
れた模様は色が綺麗で、しかも濃淡が正確である。
【0017】
【発明の効果】特色インクを用い、かつ、網掛けにより
濃淡をつけるようにしたから、タオルにパイルが有って
も、何ら支障なく、目的とした色が正確に表現され、得
られた模様は色が綺麗で、しかも濃淡が正確である。特
に、模様が人やキャラクターの如く、少しの変化でも人
による判別が正確になされ、一寸した微妙な差でも奇怪
しいと判断されるようなものを表現する場合であって
も、目的とした色が正確に表現され、得られた模様は色
が綺麗で、しかも濃淡が正確である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によりカラー模様が形成されたタオルの
一部平面図

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイルを有するタオルに捺染手段により
    カラー模様を形成する方法であって、 前記タオルにカラー模様を形成するに際して、原画像を
    カラースキャナによって特色分解し、この特色分解によ
    り得た色に対応する特色インクを用い、かつ、網掛けに
    より濃淡をつける工程を有することを特徴とするタオル
    の模様形成方法。
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KR100387285B1 (ko) * 2000-12-28 2003-06-27 신인성 타올무늬 나염방법
KR20030061506A (ko) * 2002-01-14 2003-07-22 유병기 타월의 염색방법 및 염색된 타월

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