JP3018965U - ハンドバッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 四季折々、又はＴＰＯに合せて外観デザイン
を適切なものに変化させることができ、しかも、いかな
るデザインの場合も外観が損われず高級感があって、使
用者が十分に満足できる斬新なハンドバッグを提供す
る。 【構成】 バッグ本体１の後面部３にファスナー６の片
側半部６ｂを取付けるとともに、バッグ本体１とは別個
の被せ蓋４の後端近傍の内面部に上記バッグ本体１の後
面部３に取付けたファスナー６の片側半部６ｂに対し脱
着自在な他方の片側半部６ａを取付け、同じく被せ蓋４
の後端部に両方の片側半部６ａ，６ｂが接続した状態の
ファスナー６の外側を覆って隠蔽可能な庇部７を設け、
この被せ蓋４と形状及び構造が同一で表面の意匠が異な
る数種類の別個の交換用被せ蓋を備えたことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はハンドバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

四季折々、又は、ＴＰＯに合せてデザインの異なるハンドバッグを使用するの が望ましいが、様々なデザインのハンドバッグをいくつも備えるのは不経済であ る。そこで、一つのハンドバッグの外観を色々変化できるようにしたものが考え られている。例えば、従来、ハンドバッグの被せ蓋の表面に透明な袋を設けて、 その袋に飾りシートを挿入し、その飾りシートを別なものと交換することにより デザインを変化できるようにしたハンドバッグが存在する。しかしながら、この ような構造のものは、安っぽく見えて見栄えが良くないので使用者が満足できる ものではなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、四季折々、又はＴＰＯに合せて外観デザインを適切なものに変化さ せることができ、しかも、いかなるデザインの場合も外観が損われず高級感があ って使用者が十分に満足できる斬新なハンドバッグの提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のハンドバッグは、バッグ本体１の後面部 ３にファスナー６の片側半部６ｂを取付けるとともに、バッグ本体１とは別個の 被せ蓋４の後端近傍の内面部に上記バッグ本体１の後面部３に取付けたファスナ ー６の片側半部６ｂに対し脱着自在な他方の片側半部６ａを取付け、同じく被せ 蓋４の後端部に両方の片側半部６ａ，６ｂが接続した状態のファスナー６の外側 を覆って隠蔽可能な硬質の庇部７を設け、この被せ蓋４と形状及び構造が同一で 表面の意匠が異なる別個の数種類の交換用被せ蓋を備えたことを特徴とする構成 を採るものである。

【０００５】

【作用】

バッグ本体１の後面部３と被せ蓋４の後端内面部とを接続するファスナー６を 開いて被せ蓋４を取り外し、代わりに異なる意匠を施した別の被せ蓋５を取付け ることにより外観を変化させることができる。

【０００６】

【実施例】

以下、図示した本考案の実施例について説明する。まず、図１は一つの形態を 示したものであり、バッグ本体１の前面部２を、刺繍と宝石で表面を装飾した被 せ蓋４で覆っている。

【０００７】 被せ蓋４は、図２に示すように、その前端内面部に雄ホック８を取付けるとと もに、後端内面部にファスナー６の片側半部６ａを取付け、又、後端外面部には そのファスナー６の片側半部６ａの外側を覆って隠蔽する庇部７を一体的に設け ている。なお、庇部７は芯が入っていて硬質である。

【０００８】 バッグ本体１は、同じく図２に示すように、その後面部３の中央部より少し上 方位置に、上記ファスナー６の他方の片側半部６ｂを一体的に取付けている。ま た、前面板２の下端近傍にはマグネットを内蔵した雌ホック９（図３参照）を取 付けている。

【０００９】 被せ蓋４は、図３に示すように、その後端内面部に取付けたファスナー６の片 側半部６ａを、バッグ本体１の後面部３に取付けたファスナー６の他方の片側半 部６ｂに接続して一体化し、又、前端内面部に取付けた雄ホック８を、バッグ本 体１の前面部２に取付けた雌ホック９に対し脱着自在としている。

【００１０】 被せ蓋４は、ファスナー６を開くことにより、図２に示すようにバッグ本体１ から分離することができる。そして、図４に示すように、別の被せ蓋５を代わり にバッグ本体１に対し取付けることができる。この被せ蓋５は、上記の被せ蓋４ と形状及び構造が同一であるが、その表面は襞で装飾してデザインを変更してい る。

【００１１】 なお、被せ蓋４，５には提げ手１０，１１を取付けているが、これら提げ手１ ０，１１は、図２に示すように、ホックで被せ蓋４，５に対し脱着自在となって いて、この提げ手も、デザインの異なる別の提げ手に交換可能である。

【００１２】 被せ蓋４，５の表面のデザインは、上記のものに限定するものではなく自由で ある。被せ蓋は、例えば、春夏秋冬用に４種類備えたり、結婚式や葬式等の冠婚 葬祭用に数種類を備えたりすることができる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上記のように、被せ蓋を交換することにより、ＴＰＯに合せて外観デ ザインを色々変化させることができるという利点がある。そして、被せ蓋を数種 類備えればよく、バッグ本体は新しいものに替える必要がないので、経済的な負 担が少ないという利点もある。また、バッグ本体に対して、被せ蓋をファスナー で接続するので、ホックの場合のように使用中に取り外れる心配がない。また、 ファスナーは被せ蓋に設けた庇部によって覆われ隠蔽されるので、外観デザイン が損われず見栄えが良い。そして、被せ蓋はバッグ本体とは別に製造するので、 様々な装飾を施すことが容易で、高級感を出すこともでき、使用者を十分に満足 させることができる、等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】分解状態の斜視図である。

【図３】線断面図である。

【図４】別の被せ蓋を取付けた状態の斜視図である。

【符号の説明】

１ バッグ本体 ２ バッグ本体の前面部 ３ バッグ本体の後面部 ４ 被せ蓋 ５ 別の被せ蓋 ６ ファスナー ６ａ ファスナーの一方の片側半部 ６ｂ ファスナーの他方の片側半部 ７ 庇部 ８ 雄ホック ９ 雌ホック １０ 提げ手 １１ 提げ手

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バッグ本体１の後面部３にファスナー６
   の片側半部６ｂを取付けるとともに、バッグ本体１とは
   別個の被せ蓋４の後端近傍の内面部に上記バッグ本体１
   の後面部３に取付けたファスナー６の片側半部６ｂに対
   し脱着自在な他方の片側半部６ａを取付け、同じく被せ
   蓋４の後端部に両方の片側半部６ａ，６ｂが接続した状
   態のファスナー６の外側を覆って隠蔽可能な硬質の庇部
   ７を設け、この被せ蓋４と形状及び構造が同一で表面の
   意匠が異なる別個の数種類の交換用被せ蓋を備えたこと
   を特徴とするハンドバッグ。