JP3018597B2 - マイクロホン装置 - Google Patents

マイクロホン装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオカメラ装
置やテープレコーダ等に設けて好適なマイクロホン装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、いわゆる8mmビデオカメ
ラ装置等の小型携帯用ビデオカメラ装置が普及しつつあ
る。このような小型携帯用ビデオカメラ装置には、通常
はモノラルタイプのマイクロホン装置が設けられるが、
近年におけるユーザのAV(オーディオビジュアル)指
向の高まりから徐々にステレオタイプのマイクロホン装
設けられるようになってきた。従来、上記小型携帯
用ビデオカメラ装置等に設けられるステレオマイクロホ
ン装置としては、2つの有指向性(例えば、単一指向
性)マイクロホンユニットが用いられる。この2つの有
指向性マイクロホンユニットは、例えば一方を右方向の
音声を主として集音するような右チャンネル用とし、他
方を左方向の音声を主として集音する左チャンネル用と
し、それぞれ適当な角度で配置される。同時に、上記有
指向性マイクロホンユニットは、風や振動等に影響され
易いため、該マイクロホンユニットを覆う風防や振動を
吸収するサスペンション等も一緒に設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記有指向性
マイクロホンユニットを用いたステレオタイプのマイク
ロホン装置は、上記風防やサスペンション等とともに設
けなければならないため、設置面積等が大きくなり、近
年における機器の小型化に対応することは困難であっ
た。上記有指向性マイクロホンユニットを用いたステレ
オタイプのマイクロホン装置としては、中高域で指向性
を持ち、低域では無指向性に近い特性を示すようなもの
もあるが、これを本体のビデオカメラ装置等に設置する
際の組立工程が複雑になるうえ、部品精度にも限界があ
るため、上記特性を制御するのが困難であり特性に大き
なバラツキを生じていた。
【0004】本発明は上述の課題に鑑みてなされたもの
であり、風や振動等に影響され難い2個の無指向性マイ
クロホンユニットを用いて有指向性マイクロホンユニッ
トと同様の特性を得ることができるようなマイクロホン
装置の提供を目的とする。また、本発明は、2個の無指
向性マイクロホンユニットを用いて有指向性マイクロホ
ンユニットと同様の特性を得ることができるうえ、ステ
レオとすることができるようなマイクロホン装置の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに近接し
て設けられた第1及び第2の無指向性マイクロホンユニ
ットと、上記第1のマイクロホンユニットからの出力及
び上記第2のマイクロホンユニットからの出力を加算処
理する第1の加算手段と、上記第1の加算手段からの出
力が供給されるローパスフィルタと、上記第2の無指向
性マイクロホンユニットからの出力が供給される移相手
段と、上記第1のマイクロホンユニットからの出力から
上記移相手段からの出力を減算処理する減算手段と、上
記ローパスフィルタからの出力及び上記減算手段からの
減算出力を加算処理する第2の加算手段とを有し、上記
第2の加算手段からの加算出力を音声信号として出力す
ることを特徴として上述の課題を解決する。また、本発
明は、互いに近接して設けられた第1及び第2の無指向
性マイクロホンユニットと、上記第1の無指向性マイク
ロホンユニットからの出力及び上記第2の無指向性マイ
クロホンユニットからの出力を加算処理する第1の加算
手段と、上記第1の加算手段からの加算出力が供給され
るローパスフィルタと、上記第2の無指向性マイクロホ
ンユニットからの出力が供給される第1の移相手段と、
上記第1のマイクロホンユニットの出力から上記第1の
移相手段の出力を減算処理する第1の減算手段と、上記
ローパスフィルタからの出力及び上記第1の減算手段か
らの減算出力を加算処理する第2の加算手段と、上記第
1の無指向性マイクロホンユニットからの出力が供給さ
れる第2の移相手段と、上記第2の無指向性マイクロホ
ンユニットの出力から上記第2の移相手段の出力を減算
処理する第2の減算手段と、上記第2の減算手段からの
減算出力及び上記ローパスフィルタからの出力を加算処
理する第3の加算手段とを有し、上記第2の加算手段か
らの加算出力を第1の音声信号とし、上記第3の加算手
段からの加算出力を第2の音声信号として出力すること
を特徴として上述の課題を解決する。
【0006】
【作用】本発明に係るマイクロホン装置は、第1の無指
向性マイクロホンユニット及び第2の無指向性マイクロ
ホンユニットを近接して設け、上記第1のマイクロホン
ユニットからの出力及び上記第2のマイクロホンユニッ
トからの出力を第1の加算手段で加算処理し、この加算
出力をローパスフィルタを介して第2の加算手段に供給
するとともに、上記第2の無指向性マイクロホンユニッ
トからの出力を移相手段を介して減算手段に供給し、該
減算手段で上記第1のマイクロホンユニットの出力から
上記移相手段の出力を減算処理し、該減算手段からの減
算出力を上記第2の加算手段に供給し、該第2の加算手
段で上記ローパスフィルタからの出力及び上記減算手段
からの出力を加算処理し、この第2の加算手段からの加
算出力を音声信号として出力する構成をとることによ
り、無指向性マイクロホンユニットを用いて有指向性マ
イクロホンユニットの特性を有する音声信号を得る。ま
た、本発明は、第1の無指向性マイクロホンユニット及
び第2の無指向性マイクロホンユニットを近接して設
け、上記第1のマイクロホンユニットからの出力及び上
記第2のマイクロホンユニットからの出力を第1の加算
手段で加算し、この加算出力をローパスフィルタを介し
て第2の加算手段及び第3の加算手段に供給し、上記第
2の無指向性マイクロホンユニットからの出力を第1の
移相手段を介して第1の減算手段に供給し、該第1の減
算手段で上記第1のマイクロホンユニットの出力から上
記第1の移相手段の出力を減算処理し上記第2の加算手
段に供給し、該第2の加算手段で上記ローパスフィルタ
からの出力と上記第1の減算手段からの減算出力とを加
算処理して第1の音声信号として出力するとともに、上
記第1の無指向性マイクロホンユニットからの出力を第
2の移相手段を介して第2の減算手段に供給し、この第
2の減算手段で上記第2の無指向性マイクロホンユニッ
トの出力から上記第2の移相手段の出力を減算処理し、
この第2の減算手段の減算出力を第3の加算手段に供給
し、上記第3の加算手段において上記第2の減算手段か
らの減算出力と上記ローパスフィルタからの出力とを加
算処理して第2の音声信号として出力する構成をとるこ
とにより、ステレオとする。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るマイクロホン装置の実施
例について図面を参照しながら説明する。本発明に係る
マイクロホン装置は、図1に示すように第1の無指向性
マイクロホンユニット1と、第2の無指向性マイクロホ
ンユニット2と、第1の加算手段である第1の加算器3
と、ローパスフィルタ6と、移相手段である移相回路4
と、減算手段である減算器5と、第2の加算手段である
第2の加算器8等とからなっている。
【0008】上記第1の無指向性マイクロホンユニット
1及び上記第2の無指向性マイクロホンユニット2は、
例えば図2(a),(b)に示すような互いに特性の揃
った円柱状のエレクトレットコンデンサーマイクロホン
が用いられる。このエレクトレットコンデンサーマイク
ロホンは、例えば全長が数mm〜10mm程度であり、
例えば図2(a)に示すようにそれぞれ互いに同軸上に
振動板1a及び振動板2aが相対向するように近接して
配置されるとともに、結合子10により音声入射口10
a,10bが設けられる。上記第1及び第2の無指向性
マイクロホンユニット1,2間の距離dは、該マイクロ
ホンユニット間に適当な位相差を生ずるように、例えば
10mm程度に設定される。なお、上記結合子10とし
て、例えば円柱状のものでなくとも球状のものを用いて
もよいし、上記マイクロホンユニット間の設定距離は任
意で良く、また、上記マイクロホンユニットの設置の仕
方としては、図2(b)に示すように同軸上に互いの振
動板1a及び2aを外向きにして設置するようにしても
良い。
【0009】次に動作説明をする。図1において、上記
第1の無指向性マイクロホンユニット1で集音された音
声は、電気信号に変換され音声信号として上記第1の加
算器3及び減算器5に供給される。一方、上記第2の無
指向性マイクロホンユニット2で集音された音声は、電
気信号に変換され音声信号として上記第1の加算器3及
び移相回路4に供給される。
【0010】上記第1の加算器3は、供給される上記第
1の無指向性マイクロホンユニット1からの音声信号と
上記第2の無指向性マイクロホンユニット2からの音声
信号とを加算処理する。
【0011】ここで、振動雑音は、マイクロホンユニッ
トを加振したとき、その動きに振動板が追従できないこ
とにより発生する。従って、振動雑音の発生レベルには
方向性ある。例えば図3(a)に示すように第1の無
指向性マイクロホンユニット1をその振動板1aに対し
て平行方向(図中、矢印y方向)に加振した場合には、
振動板1aはほとんど振動しない。これに対して、図3
(b)に示すように、第1の無指向性マイクロホンユニ
ット1をその振動板1aに対して垂直方向(図中、矢印
x方向)に加振した場合には、上記振動板1aが大きく
振動する。すなわち、上記振動板1aに対して垂直方向
とのなす角度をθとすれば、発電に寄与する速度成分は
Vcosθとなるので、振動雑音レベルの振動方向の指
向性は、8字形となる。このことから、上記振動板1a
に対して垂直な方向の振動成分を除去できれば振動雑音
を低減することができる。この実施例では、結合子10
により上記第1及び第2の無指向性マイクロホンユニッ
ト1,2の各振動板1a及び2aが相対向するように結
合されている。このため、図4(a)に示すように、矢
印x方向にマイクロホンユニット全体が加振された場
合、上記第1の無指向性マイクロホンユニット1の振動
板1aと、第2の無指向性マイクロホンユニット2の振
動板2aとが同一方向の振動を生じ、各マイクロホンユ
ニットの出力は互いに逆相となる。すなわち、上記第1
の無指向性マイクロホンユニット1の振動板1aが、例
えば背極に近づく方向に動くと、同様の速度で上記第2
の無指向性マイクロホンユニット2の振動板2aが背極
から離れる方向に動く。
【0012】これに対して、上記音声入射口10a,1
0bを介して音波が入射されたときには、上記第1及び
第2の無指向性マイクロホンユニット1,2及び結合子
10で囲まれた空間は、音波の波長より十分小さいと考
えられるので、図4(b)に示すように上記振動板1a
及び振動板2aが逆方向に振動し、該第1の無指向性マ
イクロホンユニット1の出力と、第2の無指向性マイク
ロホンユニット2の出力とが同相になる。
【0013】このように、上記第1及び第2の無指向性
マイクロホンユニット1,2を互いの振動板1a及び振
動板2aが相対向するように近接して配置し上記結合子
10で固定することにより、振動雑音成分による第1の
無指向性マイクロホンユニット1と第2の無指向性マイ
クロホンユニット2の出力は互いに逆相となり、音声に
対する該第1の無指向性マイクロホンユニット1と第2
の無指向性マイクロホンユニット2の出力は互いに同相
となる。従って、上記第1の加算器3で上記第1の無指
向性マイクロホンユニット1の出力と、第2の無指向性
マイクロホンユニット2の出力とを加算処理すれば振動
雑音成分がキャンセルされ、音声に対する出力が互いに
加算されて2倍となる。この振動雑音成分がキャンセル
された音声信号は、ローパスフィルタ6に供給される。
【0014】上記加算処理により振動雑音成分がキャン
セルされた音声信号の周波数特性を図5に示す。なお、
両マイクロホンユニットの間は、1cmとした。この図
5に示す周波数特性では17KHzにディップがあるが、
これは、音波の波長の関係で両ユニット出力が逆相にな
って生じたものである。この図5から分かるように、波
長に比べてマイクロホンユニット間の距離が十分小さい
ような周波数では無指向性となっている。
【0015】上記ローパスフィルタ6は、供給される上
記音声信号から低域成分のみを抽出し、これを低域音声
信号として上記第2の加算器8に供給する。なお、この
低域音声信号は、上記第1及び第2の無指向性マイクロ
ホンユニット1,2が無指向性のため、当然に無指向性
となる。
【0016】上記移相回路4は、供給される上記第2の
無指向性マイクロホンユニット2からの音声信号に、以
下に説明する特性を付加することにより位相をづらし、
これを上記減算器5に供給する。上記減算器5は、供給
される上記第1の無指向性マイクロホンユニット1の音
声信号から、上記移相回路4を介した第2の無指向性マ
イクロホンユニット2からの音声信号を減算処理する。
これにより、高域の音声信号が抽出される。この高域音
声信号は、上記ハイパスフィルタ7を介して上記第2の
加算器8に供給される。
【0017】ここで、人間が定位を感じるのは、約1K
Hz以下の低域では左右両耳の位相差が主であり、該約1
KHz以上の高域ではレベル差が主である。しかし、取付
け面積の削減を図るために上記第1,第2の無指向性マ
イクロホンユニット1,2として小型のものを用い、マ
イクロホンユニット間隔を小さくすると、上記低域で位
相差をつけるのは困難となる。このため、上述のように
上記第1の無指向性マイクロホンユニット1の音声信号
から低域成分を抽出して無指向性の低域音声信号とし上
記第2の加算器8に供給するとともに、上記移相回路4
で所定の特性を付加することにより上記第2の無指向性
マイクロホンユニット2の音声信号の位相をづらし上記
第1の無指向性マイクロホンユニット1の音声信号から
減算処理することにより、指向性を持たせた高域音声信
号を生成し、これを上記ハイパスフィルタ7を介して上
記第2の加算器8に供給する。
【0018】上記第2の加算器8は、供給される上記無
指向性の低域音声信号と上記有指向性の高域音声信号と
を加算処理する。これにより、低域は無指向性で高域は
有指向性の合成音声信号を得ることができる。この合成
音声信号は、出力端子9を介して図示しない音声信号処
理回路等に供給される。
【0019】次に上記移相回路4の特性の説明をする。
まず、図6に示すようにマイクロホンユニット間隔を
d、音声の入射角をθ、該第1の無指向性マイクロホン
ユニット1から出力される音声信号をP0 (以下、P0
出力と言う。)、上記第2の無指向性マイクロホンユニ
ット2から出力される音声信号をP1 (以下、P1 出力
と言う。)、各周波数をω、音速をcとすると、上記第
1,第2の無指向性マイクロホンユニット1,2の出力
は、以下の数1の式に示すような関係で表される。
【数 1】
【0020】また、指向性をD(θ,jω)とすると、
以下の数2に示す式で表される。
【数 2】
【0021】上述のような合成音声信号を得る場合、上
記数2の式に示すT(jω)を上記ローパスフィルタと
すれば、図7に示すように低域は無指向性で、高域は有
指向性となる。
【0022】ここで、簡略化した一般的なコンデンサ型
ユニットの音響等価回路を図8に示す。この図8では、
振動板のコンプライアンスをC0 、質量をm0 、等価抵
抗をR0 、背気室のコンプライアンスをC1 、質量をm
1 、後部入射口から振動板背面に至るまでの音響抵抗を
1 として表している。なお、この図8に示す音響等価
回路は、上記P1 出力を、音響抵抗R1 ,背気室のコン
プライアンスC1 及び質量m1 からなるネットワークを
介して振動板背面に導き、上記P0 出力と差動的に合成
することにより指向性を得ている。この指向性を得るた
めには、通常、以下の数3の式に示すような条件が用い
られる。
【数 3】
【0023】上記P1 出力側からみて上記ネットワーク
の伝達特性である上記移相回路4の特性をH(jω)と
すれば、上記減算器5において得られる音声信号は、以
下の数4に示す式で表すことができる。
【数 4】
【0024】上記数4に示す式の右辺にθがあるが、上
記H(jω)がθの関数であることは不都合であるため
これを消去する。すなわち、ωd/cが小さいときに
は、以下の数5に示す式のような近似関係が成り立つ。
【数 5】
【0025】この数5に示す式を上記数4に示す式に代
入すると、以下の数6に示す式のようになる。
【数 6】
【0026】この数6に示す式は、以下の数7に示す式
に書き換えることができる。
【数 7】
【0027】従って、上記H(jω)は、以下の数8に
示す式で表すことができる。
【数 8】
【0028】この数8に示す式に上記指向性の条件であ
る数3に示す式を代入すると、上記H(jω)は以下の
数9に示す式で表される。
【数 9】
【0029】上記移相回路4を上記数9で示される特性
H(jω)とし、P0 出力で正規化した場合の上記減算
器5からの高域音声信号の計算上の指向周波数特性は図
9に示すようになる。
【0030】次に上記移相回路4を、上記数9で示され
る特性H(jω)とした場合の上記第2の加算器8から
の加算出力である合成音声信号の計算上の指向周波特性
を図10に示す。なお、上記計算においては、上記第1
及び第2の無指向性マイクロホンユニット1,2間の距
離を1cm、上記ローパスフィルタ6の遮断周波数を1
KHz,尖鋭度(Quality factor )を0.9、上記ハイ
パスフィルタ7の遮断周波数を1KHz,尖鋭度を1.5
とした。また、上記低域音声信号と高域音声信号とのレ
ベルを揃えるために上記ローパスフィルタ6のゲインを
0.5とした。この図10における上記合成音声信号
は、1KHzまでは無指向性で、1KHz〜10KHzまでは
指向性を有していることが分かる。なお、上記10KHz
以上ではほとんど無指向性となっているのは、上記図8
に示した等価回路でも分かるように、上記第2の無指向
性マイクロホンユニット2からのP1 出力が、上記背気
室のコンプライアンスC1 、質量m1 、後部入射口から
振動板背面に至るまでの音響抵抗R1 のネットワークに
より高域ではほとんど作用しないためである。しかし、
上記マイクロホン装置を、例えば小型ビデオカメラ等に
設置すると、該カメラ本体による回折効果により約5K
Hz以上の高域では自然と指向性をつけることができる。
従って、有指向性として制御しなければならない周波数
帯域は、約1KHz〜数KHzの間でよいこととなり、上記
特性で十分である。
【0031】しかし、上記高域における指向性をもう少
しつけたい場合がある。これは、上記図8に示した質量
1 に適当な値を持たせ、上記移相回路4の特性を数9
の式で表される特性から、以下の数10の式で示す特性
とすることにより達成することができる。
【数10】
【0032】上記移相回路4の特性を、上記数10で示
される特性H(jω)とした場合の上記減算器5からの
高域音声信号の計算上の指向周波数特性を図11に示
す。この図11に示す指向周波数特性は一例ではある
が、上記質量m1 に適当な値を持たせることにより、さ
らに高域まで指向性をつけることができる。
【0033】上記質量m1 に適当な値を持たせた場合の
上記合成音声信号の特性は図12に示すようになる。こ
の図12において、上記図10に示した合成音声信号の
特性と比較すると、1KHz〜10KHzの間の指向性が多
くつくようになった他、10KHz以上の高域における指
向性も改善することができる。
【0034】なお、上記数9の式で表される特性を有す
る移相回路を挿入するか、上記数10の式で表される特
性を有する移相回路を挿入するかは、目的及び仕様等に
応じて使い分ければよい。
【0035】次に、図13に示すように上記第1,第2
の無指向性マイクロホンユニット1,2の各振動板1
a,2aに同じ方向を向かせ、1cm間隔となるように
黄銅棒20を挟んで固定し、また、上記移相回路4の指
向周波数特性を上記数10の式で表される特性(上記質
量m1 に適当な値をもたせた特性)としたマイクロホン
装置の実験セットを作り、音源に対する角度を0度,9
0度,180度と変化させる実験を試みた。まず、図1
4(a)に上記第1の無指向性マイクロホンユニット1
の指向周波数特性を、また、同図(b)に上記第2の無
指向性マイクロホンユニット2の指向周波数特性を示
す。この図14(a),(b)から、上記第1及び第2
の無指向性マイクロホンユニット1,2とも、略々10
KHzまでは無指向性であることが分かる。
【0036】次に、上記図13に示すマイクロホン装置
で、音源から出力される音波を実際に集音したときの周
波数特性を計測した。このときの、上記合成音声信号の
周波数特性を図15に示す。この図15から分かるよう
に、上記移相回路4を上記数10の式に示すような特性
とすることにより、計算上得られた結果と略々同様の結
果、すなわち、低域では無指向性で、高域では有指向性
となる周波数特性を有する合成音声信号を得ることがで
きた。
【0037】このように、2つの無指向性マイクロホン
ユニットである第1及び第2の無指向性マイクロホンユ
ニット1,2を近接して設け、該第1及び第2の無指向
性マイクロホンユニット1,2からの出力を加算処理し
て上記ローパスフィルタ6を介することによりノイズ成
分がキャンセルされた無指向性の低域音声信号を生成し
上記第2の加算器8に供給するとともに、上記第2の無
指向性マイクロホンユニット2からの出力に所定の特性
を付加し上記第1の無指向性マイクロホンユニット1の
出力から減算処理することにより高域音声信号を生成
し、これをハイパスフィルタ7を介して上記第2の加算
器8に供給し、該第2の加算器8において上記低域音声
信号と上記高域音声信号とを加算処理し合成音声信号と
して出力することにより、無指向性のマイクロホンユニ
ットを用いながら、有指向性マイクロホンユニットから
の出力音声信号と同様の特性を有する出力音声信号を得
ることができる。また、無指向性マイクロホンユニット
を用いているため、風雑音の影響を受け難いうえ、振動
雑音をノイズキャンセル構成とすることより防止してい
るため、風防やサスペンション等のノイズ防止手段を設
ける必要がなく、設置面積をとらないため、例えばビデ
オカメラ装置等の機器の小型化に対応することができ、
ローコスト化を図ることができる。また、無指向性マイ
クロホンユニットの周波数特性は、有指向性マイクロホ
ンユニットに比べ感度は同じであるがバラツキが少ない
ため、周波数特性のバラツキの少ない上記合成音声信号
を出力することができる。
【0038】次に、本発明に係るマイクロホン装置をス
テレオタイプにしたときの実施例の説明をする。本発明
に係るマイクロホン装置をステレオタイプとすると、例
えば図16に示すブロック図のような構成となる。この
図16において本発明に係るマイクロホン装置は、第1
の無指向性マイクロホンユニット11、第2の無指向性
マイクロホンユニット12、第1の加算手段である第1
の加算器13、第1の減算手段である第1の減算器1
4、ローパスフィルタ15、第2の加算手段である第2
の加算器16、第1の移相手段である第1の移相回路1
8、第2の移相手段である第2の移相回路19、第2の
減算手段である第2の減算器20、第2の加算手段であ
る第2の加算器22等からなっている。なお、上記第1
及び第2の無指向性マイクロホンユニット1,2は、例
えば上記図2に示すように、それぞれ互いに同軸上に振
動板1a及び振動板2aが相対向するように近接して設
けられている。
【0039】次に動作説明をする。上記図16におい
て、上記第1の無指向性マイクロホンユニット11で集
音された音声は、電気信号に変換され音声信号として上
記第1の加算器13、第1の減算器14及び第2の移相
回路19に供給される。一方、上記第2の無指向性マイ
クロホンユニット12で集音された音声は、電気信号に
変換され音声信号として上記第1の加算器13、第1の
移相回路18、第2の減算器20に供給される。
【0040】上記第1の加算器13は、供給される上記
第1の無指向性マイクロホンユニット1からの音声信号
と上記第2の無指向性マイクロホンユニット12からの
音声信号とを加算処理することにより振動雑音成分をキ
ャンセルし、これを上記ローパスフィルタ15に供給す
る。上記ローパスフィルタ15は、上記振動雑音成分の
キャンセルされた音声信号から低域成分のみを抽出し、
これを無指向性の低域音声信号として上記第2の加算器
16に供給するとともに、上記第3の加算器22に供給
する。
【0041】上記第1の移相回路18は、例えば上述の
数10の式に示す特性を有しており、供給される上記第
2の無指向性マイクロホンユニット12からの音声信号
に該特性を付加し、これを上記第1の減算器14に供給
する。上記第1の減算器14は、供給される上記第1の
無指向性マイクロホンユニット11の音声信号から、上
記特性を付加した第2の無指向性マイクロホンユニット
12の音声信号を減算処理することにより、有指向性と
された高域の音声信号のみを抽出し、これを有指向性の
高域音声信号としてハイパスフィルタ17を介して上記
第2の加算器16に供給する。
【0042】上記第2の加算器16は、上記ローパスフ
ィルタ15を介して供給される無指向性の低域音声信号
と、上記ハイパスフィルタ17を介して供給される有指
向性の高域音声信号とを加算処理し、これを第1の合成
音声信号として第1の合成音声信号出力端子23を介し
て出力する。この第1の合成音声信号は、例えば図示し
ない音声信号処理装置等に供給される。
【0043】一方、上記第2の移相回路19は、上記第
1の移相回路18と同様に上記数10の式に示す特性を
有しており、供給される上記第1の無指向性マイクロホ
ンユニット11からの音声信号に所定の特性を付加し、
これを第2の減算器20に供給する。上記第2の減算器
20は、供給される上記第2の無指向性マイクロホンユ
ニット2の音声信号から、上記第2の移相回路19を介
すことにより上記所定の特性が付加された第1の無指向
性マイクロホンユニット11の音声信号を減算処理する
ことにより、有指向性とされた高域の音声信号のみを抽
出し、これを有指向性の高域音声信号としてハイパスフ
ィルタ21を介して上記第3の加算器22に供給する。
【0044】上記第3の加算器22は、上記ローパスフ
ィルタ15を介して供給される無指向性の低域音声信号
と、上記ハイパスフィルタ21を介して供給される有指
向性の高域音声信号とを加算処理し、これを第2の合成
音声信号として第2の合成音声信号出力端子24を介し
て出力する。この第2の合成音声信号も、例えば図示し
ない音声信号処理装置等に供給される。
【0045】このように、本実施例に係るマイクロホン
装置は、上記第1のマイクロホンユニット11からの出
力及び上記第2のマイクロホンユニット12からの出力
を第1の加算器13で加算することにより振動雑音成分
をキャンセルし、この振動雑音成分をキャンセルされた
音声信号をローパスフィルタ15を介すことにより低域
音声信号として第2の加算器16及び第3の加算器22
に供給し、上記第2の無指向性マイクロホンユニット1
2からの出力を第1の移相回路19により所定の特性を
付加して第1の減算器14に供給し、該第1の減算器1
4で上記第1のマイクロホンユニット11の出力から上
記第1の移相回路18の出力を減算処理し高域音声信号
として第1のハイパスフィルタ17を介して上記第2の
加算器17に供給し、該第2の加算器17で上記ローパ
スフィルタ15からの低域音声信号と上記ハイパスフィ
ルタ17からの高域音声信号とを加算処理して第1の合
成音声信号を生成し出力する。同時に、上記第1の無指
向性マイクロホンユニット11からの出力を第2の移相
回路19により所定の特性を付加して第2の減算器20
に供給し、この第2の減算器20で上記第2の無指向性
マイクロホンユニット12の出力から上記第2の移相回
路19の出力を減算処理し高域音声信号として第2のハ
イパスフィルタ21を介して上記第3の加算器22に供
給する。そして、上記第3の加算器22において上記ハ
イパスフィルタ21からの高域音声信号と上記ローパス
フィルタ15からの低域音声信号とを加算処理して第2
の合成音声信号を生成し出力する。このような構成をと
ることにより、ステレオ感を出すことができる。
【0046】以上の説明から明らかなように、本実施例
に係るマイクロホン装置は、2個の無指向性マイクロホ
ンユニットを用いて、有指向性のマイクロホンユニット
と同様の特性を得ることができる。このため、風雑音の
影響を受け難いうえ、振動雑音をノイズキャンセル構成
とすることにより防止しているため、風防やサスペンシ
ョン等のノイズ防止手段を設ける必要がなく、設置面積
をとらないため、例えばビデオカメラ装置等の機器の小
型化に対応することができ、ローコスト化を図ることが
できる。また、無指向性マイクロホンユニットの周波数
特性は、有指向性マイクロホンユニットに比べ感度は同
じであるが特性のバラツキが少ないため、上記合成音声
信号もバラツキの少ないものを出力することができる。
また、本実施例に係るマイクロホン装置は、低域では無
指向性で高域では有指向性となる第1及び第2の合成音
声信号を出力することができるため、高域でのレベル差
をつけることができ、該2個の無指向性マイクロホンユ
ニットを用いてステレオ感を出すことができる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係るマイクロホン装置は、第1
の無指向性マイクロホンユニット及び第2の無指向性マ
イクロホンユニットを近接して設け、上記第1のマイク
ロホンユニットからの出力及び上記第2のマイクロホン
ユニットからの出力を第1の加算手段で加算処理し、こ
の加算出力をローパスフィルタを介して第2の加算手段
に供給するとともに、上記第2の無指向性マイクロホン
ユニットからの出力を移相手段を介して減算手段に供給
し、該減算手段で上記第1のマイクロホンユニットの出
力から上記移相手段の出力を減算処理し、該減算手段か
らの減算出力を上記第2の加算手段に供給し、該第2の
加算手段で上記ローパスフィルタからの出力及び上記減
算手段からの出力を加算処理し、この第2の加算手段か
らの加算出力を音声信号として出力する構成をとること
により、無指向性マイクロホンユニットを用いて有指向
性マイクロホンユニットの特性を有する音声信号を出力
することができる。また、上記無指向性マイクロホンユ
ニットは、風雑音の影響を受け難いため、風防等のノイ
ズ防止手段を設ける必要がなく、設置面積をとらないた
め、例えばビデオカメラ装置等の機器の小型化に貢献す
ることができ、ローコスト化を図ることができる。ま
た、無指向性マイクロホンユニットの周波数特性は、有
指向性マイクロホンユニットに比べ感度は同じであるが
バラツキが少ないため、上記第2の加算手段からの加算
出力も特性のバラツキの少ないものを出力することがで
きる。また、本発明に係るマイクロホン装置は、第1の
無指向性マイクロホンユニット及び第2の無指向性マイ
クロホンユニットを近接して設け、上記第1のマイクロ
ホンユニットからの出力及び上記第2のマイクロホンユ
ニットからの出力を第1の加算手段で加算し、この加算
出力をローパスフィルタを介して第2の加算手段及び第
3の加算手段に供給し、上記第2の無指向性マイクロホ
ンユニットからの出力を第1の移相手段を介して第1の
減算手段に供給し、該第1の減算手段で上記第1のマイ
クロホンユニットの出力から上記第1の移相手段の出力
を減算処理し上記第2の加算手段に供給し、該第2の加
算手段で上記ローパスフィルタからの出力と上記第1の
減算手段からの減算出力とを加算処理して第1の音声信
号として出力するとともに、上記第1の無指向性マイク
ロホンユニットからの出力を第2の移相手段を介して第
2の減算手段に供給し、この第2の減算手段で上記第2
の無指向性マイクロホンユニットの出力から上記第2の
移相手段の出力を減算処理し、この第2の減算手段の減
算出力を第3の加算手段に供給し、上記第3の加算手段
において上記第2の減算手段からの減算出力と上記ロー
パスフィルタからの出力とを加算処理して第2の音声信
号として出力する構成をとることにより、ステレオとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】本発明に係るマイクロホン装置のブロック図
である。
【図 2】本発明に係るマイクロホン装置の取付け状態
の一例を示す概略図である。
【図 3】本発明に係るマイクロホン装置の振動雑音の
キャンセル動作を説明するための概略図である。
【図 4】本発明に係るマイクロホン装置の振動雑音の
キャンセル動作を説明するための概略図である。
【図 5】振動雑音がキャンセルされた音声信号の周波
数特性図である。
【図 6】本発明に係るマイクロホン装置の移相回路の
周波数特性を説明するためのマイクロホンユニットの設
定状態を示す概略図である。
【図 7】本発明に係るマイクロホン装置の指向周波数
特性を示す特性図である。
【図 8】一般的なコンデンサ型ユニットの音響等化回
路図である。
【図 9】本発明に係るマイクロホン装置に設ける移相
回路を上記数9に示す式の特性としたときの減算器から
出力される高域音声信号の特性を説明するための特性図
である。
【図10】本発明に係るマイクロホン装置に設ける移相
回路を上記数9に示す式の特性としたときの第2の加算
器から出力される合成音声信号の特性を説明するための
特性図である。
【図11】本発明に係るマイクロホン装置に設ける移相
回路を上記数10に示す式の特性としたときの減算器か
ら出力される高域音声信号の特性を説明するための特性
図である。
【図12】本発明に係るマイクロホン装置に設ける移相
回路を上記数10に示す式の特性としたときの第2の加
算器から出力される合成音声信号の特性を説明するため
の特性図である。
【図13】本発明に係るマイクロホン装置の実験セット
を示す概略図である。
【図14】本発明に係るマイクロホン装置の上記実験セ
ットにおける各マイクロホンユニットから出力される音
声信号の指向周波数特性図である。
【図15】本発明に係るマイクロホン装置の上記実験セ
ットを用いて実際に計測を行ったときの音声信号の指向
周波数特性図である。
【図16】本発明に係るマイクロホン装置をステレオタ
イプにしたときの実施例のブロック図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに近接して設けられた第1及び第2
    の無指向性マイクロホンユニットと、 上記第1のマイクロホンユニットからの出力及び上記第
    2のマイクロホンユニットからの出力を加算処理する第
    1の加算手段と、 上記第1の加算手段からの出力が供給されるローパスフ
    ィルタと、 上記第2の無指向性マイクロホンユニットからの出力が
    供給される移相手段と、 上記第1のマイクロホンユニットからの出力から上記移
    相手段からの出力を減算処理する減算手段と、 上記ローパスフィルタからの出力及び上記減算手段から
    の減算出力を加算処理する第2の加算手段とを有し、 上記第2の加算手段からの加算出力を音声信号として出
    力することを特徴とするマイクロホン装置。
  2. 【請求項2】 互いに近接して設けられた第1及び第2
    の無指向性マイクロホンユニットと、 上記第1の無指向性マイクロホンユニットからの出力及
    び上記第2の無指向性マイクロホンユニットからの出力
    を加算処理する第1の加算手段と、 上記第1の加算手段からの加算出力が供給されるローパ
    スフィルタと、 上記第2の無指向性マイクロホンユニットからの出力が
    供給される第1の移相手段と、 上記第1のマイクロホンユニットの出力から上記第1の
    移相手段の出力を減算処理する第1の減算手段と、 上記ローパスフィルタからの出力及び上記第1の減算手
    段からの減算出力を加算処理する第2の加算手段と、 上記第1の無指向性マイクロホンユニットからの出力が
    供給される第2の移相手段と、 上記第2の無指向性マイクロホンユニットの出力から上
    記第2の移相手段の出力を減算処理する第2の減算手段
    と、 上記第2の減算手段からの減算出力及び上記ローパスフ
    ィルタからの出力を加算処理する第3の加算手段とを有
    し、 上記第2の加算手段からの加算出力を第1の音声信号と
    し、上記第3の加算手段からの加算出力を第2の音声信
    号として出力することを特徴とするマイクロホン装置。
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