JP3017570U - エルボ用断熱材ユニット - Google Patents

エルボ用断熱材ユニット

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JP3017570U
JP3017570U JP1995005116U JP511695U JP3017570U JP 3017570 U JP3017570 U JP 3017570U JP 1995005116 U JP1995005116 U JP 1995005116U JP 511695 U JP511695 U JP 511695U JP 3017570 U JP3017570 U JP 3017570U
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JP1995005116U
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Inventor
賢一 小室
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日本ジャケット株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エルボに取付容易な断熱材ユニット11を提
供する。 【構成】 エルボの外周を被覆する形状で且つエルボの
中心軸線を含む面に関して左右に分離可能な一対の断熱
体12、12と、その一対の断熱体12、12の外周に
巻き付けて貼着された可撓性を有する外装材13とで断
熱材ユニット11を構成する。この外装材13は曲げ内
周側では一対の断熱体12、12間を接続した状態であ
るが、曲げ外周側では一対の断熱体12、12の間で切
断されており、それにより一対の断熱体12、12を開
いてエルボに容易にかぶせることができる構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冷媒配管や給排水配管等の配管に設けているエルボを断熱被覆する ために好適なエルボ用断熱材ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、空調用の冷媒配管や給排水用の配管を断熱材で被覆して熱損失の防 止や結露防止を図っている。通常、断熱材としては、円筒状に成形したものが使 用されており、配管の直管部へ簡単に取り付け可能としている。ところで、配管 には直管のみならずエルボも設けられており、そのエルボに対する断熱材の取付 けも必要である。このエルボに対しては円筒状の断熱材をそのまま取付けること はできないので、図8(a)に示すように、円筒状の断熱材1を斜めの直線2で 示す位置を切断して複数の扇状セグメント3とし、図8(b)に示すように、そ の扇状セグメント3を複数個、エルボ4の周囲にかぶせ、更にその外周を適当な 外装材(図示せず)で覆うという方法を採っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来技術では、施工現場において円筒状の断熱材1を扇状セグ メント3に切断し、その扇状セグメント3を複数個、エルボ4の外周に取り付け るため、手数がかかるという問題があった。また、その際、扇状セグメント3の 端面の傾斜角度によっては図8(b)に示すようにエルボ4の外周に取り付けた 際に、端面間に隙間5が生じてしまうことがあり、断熱効果が低下する恐れがあ った。また、断熱材としてロックウール等の無機繊維を用いた場合には、切断の 際に切粉が発生し、作業環境を悪化させるとか、無機繊維が露出しているため取 り扱いにくいといった問題もあった。
【0004】 本考案はかかる問題を解決すべくなされたもので、エルボに対して現場で容易 に取り付けることが可能で且つ断熱効果の大きいエルボ用断熱材ユニットを提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記従来の問題点を解決すべくなされた本考案は、エルボの外周を被覆する形 状で且つエルボの中心軸線を含む面に関して左右に分離可能な一対の断熱体と、 その一対の断熱体の外周に巻き付けて貼着された可撓性を有する外装材とからな り、その外装材は曲げ外周側では前記一対の断熱体の間で切断されており、曲げ 内周側では前記一対の断熱体を接続していることを特徴とするエルボ用断熱材ユ ニットを要旨とする。
【0006】 ここで、前記断熱体をロックウールの成形体とし、前記外装材をアルミガラス クロス粘着テープ(ALGC)とすることが好ましい。また、前記一対の断熱体 を同一形状のものとし、且つ互いに向かい合わせた時に対向する側面の対応する 位置に凸部と凹部を有する形状とすることが好ましい。
【0007】
【作用】
上記構成のエルボ用断熱材ユニットによれば、一対の断熱体を、曲げ内周側を 接続した状態で開いてエルボにかぶせ、その後一対の断熱体を閉じて側面を互い に突き合わせた状態とし、その状態で曲げ外周側の外面に粘着テープを貼ること によりエルボへの取付けを行うことができ、エルボへの取付け作業をきわめて容 易とすることができる。この際、断熱体の外面には予め外装材を設けているので 、断熱体を取り扱いやすく、しかも現場での外装材取付けが不要であり、この点 からも作業が簡単となる。
【0008】 ここで、前記断熱体をロックウールの成形体、例えば、ロックウールをバイン ダーで固めたフェルトの成形体とすると、良好な断熱特性を発揮すると共に不燃 性を発揮することができる。また、前記外装材をアルミガラスクロス粘着テープ とすると、内部の断熱体を良好に保護すると共に良好な外観を与え、しかも不燃 性を発揮することができる。このため、前記断熱体をロックウールの成形体とし 、前記外装材をアルミガラスクロス粘着テープとすると、断熱材ユニット全体が 不燃構造となり、不燃建物、防火区域等にそのまま使用できる。
【0009】 また、前記一対の断熱体を同一形状のものとし、且つ互いに向かい合わせた時 に対向する側面の対応する位置に凸部と凹部を有する形状とすると、断熱体とし ては1種類のみで良いので製造が容易となり、また、一対の断熱体を互いに向か い合わせて突き合わせた時、凸部と凹部の嵌合により両者を互いに所定位置に良 好に位置合わせすることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。図1は本考案の好適な実施例によるエルボ 用断熱材ユニット(以下断熱材ユニットと略称する)を開いた状態で示す概略斜 視図、図2(a)は図1のA−A矢視断面図、(b)は図1のB−B矢視断面図 、図3は図1のC−C矢視断面図、図4はその断熱材ユニットを閉じた状態で示 す概略斜視図、図5はその断熱材ユニットをエルボに取付けた状態を示す概略斜 視図、図6はその概略断面図である。図1〜図6において、4はエルボ、11は そのエルボ4に取り付けるための断熱材ユニットである。この断熱材ユニット1 1は、エルボ4の外周を被覆する形状で且つエルボ4の中心軸線を含む面O−O (図2、図6参照)に関して左右に分離可能な一対の断熱体12、12と、その 一対の断熱体12、12の外周に巻き付けて貼り付けられた可撓性を有する外装 材13とからなる。この外装材13は、曲げ外周側では前記一対の断熱体12、 12の間で(図4に線19で示す位置で)切断されているが、曲げ内周側では切 断されておらず、その一対の断熱体12、12を接続している。この外装材13 は可撓性を有するため、一対の断熱体12、12の間に位置する部分13aで屈 曲することにより、図1、図2に示すように、一対の断熱体12、12を開くこ とができる。
【0011】 一対の断熱体12、12は同一形状のものであり、2個の断熱体12、12を 互いに向かい合わせて突き合わせることにより、対向する側面16、16及び1 7、17が互いに接合して、全体としてエルボ4を取り囲む筒状の断熱層を構成 することが可能となっている。更に、各断熱体12の曲げ外周側の側面16の内 径側の領域には、長手方向に同一長さの凸部16aと凹部16bが形成され、ま た、曲げ内周側の側面17の内径側の領域にも、長手方向に同一長さの凸部17 aと凹部17bが形成され、且つその凸部16aと凸部17aとは長手方向には 異なる位置に形成されている。従って、一対の断熱体12、12を向かい合わせ ると、向かい合った側面16、16及び17、17の互いに対向する位置に、凸 部16aと凹部16b、及び凸部17aと凹部17bが位置することとなる。こ れらの凸部16aと凹部16b、及び凸部17aと凹部17bは互いに嵌合可能 な寸法、形状となっており、これらを嵌合させることにより、一対の断熱体12 、12を、半径方向及び長手方向とも、互いに正しい位置に突き合わせることが できる。
【0012】 一対の断熱体12、12の曲率半径、内径、肉厚等は、この断熱体12、12 を取り付けるべきエルボ4の曲率半径、外径、必要な断熱特性等に応じて適宜定 められる。また、両端面のなす角度θ(図3参照)も、対象とするエルボ1に応 じて定められる。本実施例では、90°エルボに対して使用する断熱体12、1 2を示しており、従って両端面のなす角度θは90°であるが、この角度θは使 用するエルボに応じて適宜変更可能である。
【0013】 断熱体12を構成する材料は、図示したような形状に成形しうる断熱材であれ ば任意であり、例えば、有機繊維、無機繊維等の繊維をバインダーで固めたもの 、発泡樹脂等を挙げることができる。中でも、ロックウールをバインダーで固め て保形性を与えたフェルトは、所望の形状に容易に成形でき、且つ断熱特性が優 れていると共に不燃性も備えているので、好ましい。また、ロックウール等の断 熱材を用いた断熱工事の際等に発生する断熱材屑(通常、産業廃棄物として捨て ている)にバインダーを混ぜて成形し、断熱体12を製造することも好ましい。 このような断熱材屑で作った断熱体12は、産業廃棄物を有効利用して低コスト で作ることができ、また良好な断熱特性も備えている。一方、外装材13は、断 熱体12を保護するために設けたものであり、不燃性のシート材、例えばアルミ ニウム箔を貼り付けたガラスクロスや不燃性不織布を用いることが好ましい。特 に、アルミガラスクロス粘着テープは、断熱体12の湾曲した外周に容易に巻き 付けて固定することができると共に、断熱体12の保護特性に優れ且つ不燃性に も優れているので、外装材13として特に好適である。
【0014】 次に、上記構成の断熱材ユニット11の製造方法及び使用方法を説明する。ま ず、図7(a)に示す形状の断熱体12を多数、成形、製造する。次いで、図7 (b)に示すように、その断熱体12を2個向かい合わせて突き合わせ、その外 周に図7(c)に示すように外装材13を巻き付けて貼り付ける。次に、図7( d)に示すように、外装材13を、曲げ外周側の断熱体間で線19で示すように 切断して切り離す。これにより、断熱材ユニット11が製造される。なお、この 製造は工場において行われる。
【0015】 次に、この断熱材ユニット11の使用に当たっては、この断熱材ユニット11 を断熱工事を施工する工事現場に運搬する。施工現場においては、配管されてい るエルボ4に対し、一対の断熱体12、12を、曲げ内周側を接続した状態で図 2に示すように開いてかぶせ、その後、図6に示すように一対の断熱体12、1 2を閉じて、側面16、16及び側面17、17を互いに突き合わせた状態とし 、その状態で曲げ外周側の外面にアルミガラスクロス粘着テープ(ALGC)等 の粘着テープ20を貼り付ける。これにより、図5にも示すように、断熱材ユニ ット11がエルボ4に取り付けられることとなり、きわめて容易に取り付けを行 うことができる。ここで使用した断熱材ユニット11は、断熱体12の外周に外 装材13を取り付けた構成であるので、断熱体12としてロックウール等の無機 繊維を用いた場合であっても、直接その無機繊維に触る必要がなく、このため、 断熱体12を取り扱いやすく、作業が簡単となる。また、取付作業中などに無機 繊維が破損して脱落するということが少なく、作業環境を悪化させるということ もない。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の断熱材ユニットは、現場においてエ ルボに極めて容易に取り付けることができ、エルボに対する断熱工事を簡略化し て作業者に対する作業負担を大幅に削減できると共に、断熱材による作業環境の 悪化を防止でき衛生的である等の効果を有している。
【0017】 ここで、前記断熱体をロックウールの成形体とすると、良好な断熱特性を発揮 すると共に不燃性を発揮することができ、且つ前記外装材をアルミガラスクロス 粘着テープ(ALGC)とすると、内部の断熱体を良好に保護すると共に良好な 外観を与え、しかも不燃性を発揮することができ、このため、断熱材ユニット全 体が不燃構造となり、不燃建物、防火区域等にそのまま使用できるという効果が 得られる。
【0018】 また、前記一対の断熱体を同一形状のものとし、且つ互いに向かい合わせた時 に対向する側面の対応する位置に凸部と凹部を有する形状とすると、断熱体とし ては1種類のみで良いので製造が容易となってコストダウンを図ることができ、 しかも、一対の断熱体を互いに向かい合わせて突き合わせた時、凸部と凹部の嵌 合により両者を互いに所定位置に良好に突き合わせることができ、施工作業が容 易となる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適な実施例による断熱材ユニットを
開いた状態で示す概略斜視図
【図2】(a)は図1のA−A矢視断面図、(b)は図
1のB−B矢視断面図
【図3】図1のC−C矢視断面図
【図4】その断熱材ユニットを閉じた状態で示す概略斜
視図
【図5】その断熱材ユニットをエルボに取付けた状態を
示す概略斜視図
【図6】図5の断熱材ユニットの概略断面図
【図7】上記した断熱材ユニットの製造手順を説明する
概略斜視図
【図8】エルボに対する従来の断熱材取付手順を説明す
るもので、(a)は円筒状の断熱材を扇状セグメントに
切断する状態を示す概略平面図、(b)はその扇状セグ
メントをエルボに取り付けた状態を示す概略平面図
【符号の説明】
4 エルボ 11 断熱材ユニット 12 断熱体 13 外装材 16、17 側面 16a、17a 凸部 16b、17b 凹部 20 粘着テープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エルボの外周を被覆する形状で且つエル
    ボの中心軸線を含む面に関して左右に分離可能な一対の
    断熱体と、その一対の断熱体の外周に巻き付けて貼着さ
    れた可撓性を有する外装材とからなり、その外装材は曲
    げ外周側では前記一対の断熱体の間で切断されており、
    曲げ内周側では前記一対の断熱体を接続していることを
    特徴とするエルボ用断熱材ユニット。
  2. 【請求項2】 前記断熱体がロックウールの成形体であ
    り、前記外装材がアルミガラスクロス粘着テープである
    ことを特徴とする請求項1記載のエルボ用断熱材ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記一対の断熱体が同一形状のものであ
    り、且つ互いに向かい合わせた時に対向する側面の対応
    する位置に凸部と凹部を有する形状であることを特徴と
    する請求項1又は2記載のエルボ用断熱材ユニット。
JP1995005116U 1995-04-28 1995-04-28 エルボ用断熱材ユニット Expired - Lifetime JP3017570U (ja)

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