JP3017448B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents
スクリーン印刷機Info
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- JP3017448B2 JP3017448B2 JP8247751A JP24775196A JP3017448B2 JP 3017448 B2 JP3017448 B2 JP 3017448B2 JP 8247751 A JP8247751 A JP 8247751A JP 24775196 A JP24775196 A JP 24775196A JP 3017448 B2 JP3017448 B2 JP 3017448B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷テーブル機
構と版取付機構と印刷機構とを備えたスクリーン印刷機
において、版取付機構及び印刷機構の駆動部の改良に関
するものである。
構と版取付機構と印刷機構とを備えたスクリーン印刷機
において、版取付機構及び印刷機構の駆動部の改良に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のスクリーン印刷機は、大別して、
印刷時に被印刷物を載せて位置決めするテーブル等を有
する印刷テーブル機構と、印刷時に前記テーブル上の被
印刷物に当てがわれるスクリーン版を取り付けた版保持
部等を有する版取付機構と、印刷時にこのスクリーン版
に圧接されながら移動して前記テーブル上の被印刷物に
印刷を施すスキージ等を有する印刷機構とを備えてい
る。この版取付機構と印刷機構とは一体的に設けられて
いる。そして、この版取付機構及び印刷機構が印刷テー
ブル機構に対し昇降するか、または逆に印刷テーブル機
構のテーブルが版取付機構及び印刷機構に対し昇降する
ようになっている。従って、版保持部のスクリーン版を
テーブルの被印刷物位置決め面から離間させてスクリー
ン版の清掃やメンテナンスを行うことができる。
印刷時に被印刷物を載せて位置決めするテーブル等を有
する印刷テーブル機構と、印刷時に前記テーブル上の被
印刷物に当てがわれるスクリーン版を取り付けた版保持
部等を有する版取付機構と、印刷時にこのスクリーン版
に圧接されながら移動して前記テーブル上の被印刷物に
印刷を施すスキージ等を有する印刷機構とを備えてい
る。この版取付機構と印刷機構とは一体的に設けられて
いる。そして、この版取付機構及び印刷機構が印刷テー
ブル機構に対し昇降するか、または逆に印刷テーブル機
構のテーブルが版取付機構及び印刷機構に対し昇降する
ようになっている。従って、版保持部のスクリーン版を
テーブルの被印刷物位置決め面から離間させてスクリー
ン版の清掃やメンテナンスを行うことができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなスクリーン
印刷機においては、印刷機構のスキージ及びドクターが
印刷時に往復移動する場合、その移動開始時や移動停止
時に生じる衝撃により印刷機構に発生する振動が版取付
機構の版保持部に直接伝わり、版保持部のスクリーン版
にも振動が生じる。そのため、印刷時にスクリーン版に
おいて微細な画像の揺れを起こす原因となり、良好な印
刷状態を得ることができない。
印刷機においては、印刷機構のスキージ及びドクターが
印刷時に往復移動する場合、その移動開始時や移動停止
時に生じる衝撃により印刷機構に発生する振動が版取付
機構の版保持部に直接伝わり、版保持部のスクリーン版
にも振動が生じる。そのため、印刷時にスクリーン版に
おいて微細な画像の揺れを起こす原因となり、良好な印
刷状態を得ることができない。
【０００４】本発明は、印刷時にスクリーン版に生じる
振動を抑制して良好な印刷状態を得ることを目的にして
いる。
振動を抑制して良好な印刷状態を得ることを目的にして
いる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面（図
１〜４）の符号を援用して本発明を説明する。請求項１
の発明にかかるスクリーン印刷機は、印刷テーブル機構
（Ａ）と版取付機構（Ｂ）と印刷機構（Ｃ）とを備えて
いる。前記印刷テーブル機構（Ａ）においては、印刷時
に被印刷物（Ｗ）を載せて位置決めするテーブル（２）
を有する。前記版取付機構（Ｂ）においては、印刷時に
前記テーブル（２）上の被印刷物（Ｗ）に当てがわれる
スクリーン版（５）を取り付けた版保持部（３）を有す
る。前記印刷機構（Ｃ）においては、印刷時にこのスク
リーン版（５）に圧接されながら移動して前記テーブル
（２）上の被印刷物（Ｗ）に印刷を施すスキージ（１
３）を有する。前記印刷テーブル機構（Ａ）における固
定状態のテーブル（２）に対し前記版取付機構（Ｂ）の
版保持部（３）を移動させてテーブル（２）の被印刷物
位置決め面（２ａ）に対し版保持部（３）のスクリーン
版（５）を、印刷開始時には前記テーブル（２）上の被
印刷物（Ｗ）に当てがわれる印刷位置に接近するように
移動させ、印刷終了後には前記印刷位置から離間するよ
うに移動させると共に、前記版取付機構（Ｂ）の版保持
部（３）を前記印刷機構（Ｃ）と分離して単独で移動さ
せる駆動部（６）を設けている。
１〜４）の符号を援用して本発明を説明する。請求項１
の発明にかかるスクリーン印刷機は、印刷テーブル機構
（Ａ）と版取付機構（Ｂ）と印刷機構（Ｃ）とを備えて
いる。前記印刷テーブル機構（Ａ）においては、印刷時
に被印刷物（Ｗ）を載せて位置決めするテーブル（２）
を有する。前記版取付機構（Ｂ）においては、印刷時に
前記テーブル（２）上の被印刷物（Ｗ）に当てがわれる
スクリーン版（５）を取り付けた版保持部（３）を有す
る。前記印刷機構（Ｃ）においては、印刷時にこのスク
リーン版（５）に圧接されながら移動して前記テーブル
（２）上の被印刷物（Ｗ）に印刷を施すスキージ（１
３）を有する。前記印刷テーブル機構（Ａ）における固
定状態のテーブル（２）に対し前記版取付機構（Ｂ）の
版保持部（３）を移動させてテーブル（２）の被印刷物
位置決め面（２ａ）に対し版保持部（３）のスクリーン
版（５）を、印刷開始時には前記テーブル（２）上の被
印刷物（Ｗ）に当てがわれる印刷位置に接近するように
移動させ、印刷終了後には前記印刷位置から離間するよ
うに移動させると共に、前記版取付機構（Ｂ）の版保持
部（３）を前記印刷機構（Ｃ）と分離して単独で移動さ
せる駆動部（６）を設けている。
【０００６】請求項２の発明は、請求項１の発明に下記
の構成を加えている。版取付機構（Ｂ）の版保持部
（３）の相対移動軌跡範囲からその範囲外の退避部
（Ｓ）へ印刷機構（Ｃ）のスキージ（１３）を退避させ
る駆動部（１５，１６，１７，１８，１９）を設けてい
る。
の構成を加えている。版取付機構（Ｂ）の版保持部
（３）の相対移動軌跡範囲からその範囲外の退避部
（Ｓ）へ印刷機構（Ｃ）のスキージ（１３）を退避させ
る駆動部（１５，１６，１７，１８，１９）を設けてい
る。
【０００７】請求項３の発明は、請求項２の発明に下記
の構成を加えている。退避部（Ｓ）においては、スキー
ジ（１３）の退避位置の下方にインキ受け部（２０）を
設けている。
の構成を加えている。退避部（Ｓ）においては、スキー
ジ（１３）の退避位置の下方にインキ受け部（２０）を
設けている。
【０００８】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
スクリーン印刷機を図面を参照して説明する。
スクリーン印刷機を図面を参照して説明する。
【０００９】図１〜４に概略的に示すスクリーン印刷機
は、大別して、印刷テーブル機構Ａと版取付機構Ｂと印
刷機構Ｃとを備えている。 （前記印刷テーブル機構Ａの概略について）印刷テーブ
ル機構Ａは、機台１に設置され、昇降しない固定状態の
テーブル２を有している。このテーブル２上に被印刷物
位置決め面２ａが設けられ、この被印刷物位置決め面２
ａの高さは一定になっている。印刷時に、被印刷物Ｗ
は、図示しない供給コンベヤにより、この被印刷物位置
決め面２ａ上に載せられて位置決めされる。また、印刷
後に、被印刷物Ｗは、図示しない排出コンベヤにより、
この被印刷物位置決め面２ａ上から排出される。
は、大別して、印刷テーブル機構Ａと版取付機構Ｂと印
刷機構Ｃとを備えている。 （前記印刷テーブル機構Ａの概略について）印刷テーブ
ル機構Ａは、機台１に設置され、昇降しない固定状態の
テーブル２を有している。このテーブル２上に被印刷物
位置決め面２ａが設けられ、この被印刷物位置決め面２
ａの高さは一定になっている。印刷時に、被印刷物Ｗ
は、図示しない供給コンベヤにより、この被印刷物位置
決め面２ａ上に載せられて位置決めされる。また、印刷
後に、被印刷物Ｗは、図示しない排出コンベヤにより、
この被印刷物位置決め面２ａ上から排出される。
【００１０】（前記版取付機構Ｂの概略について）版取
付機構Ｂは、機台１に設置され、版保持部３を有してい
る。この版保持部３は版枠４を有し、この版枠４の内側
にはスクリーン版５が前記テーブル２の被印刷物位置決
め面２ａに沿って張られた状態で取り付けられている。
機台１内に複数の昇降用エアシリンダ６（駆動部）が設
置され、その各ピストンロッド６ａ上に前記版枠４が支
持されている。また、機台１内に複数のガイドロッド７
が上下動可能に支持され、このガイドロッド７上に版枠
４が支持されている。そして、この各ピストンロッド６
ａが昇降すると、スクリーン版５が張られた版保持部３
は、各ガイドロッド７により案内されながら昇降する。
付機構Ｂは、機台１に設置され、版保持部３を有してい
る。この版保持部３は版枠４を有し、この版枠４の内側
にはスクリーン版５が前記テーブル２の被印刷物位置決
め面２ａに沿って張られた状態で取り付けられている。
機台１内に複数の昇降用エアシリンダ６（駆動部）が設
置され、その各ピストンロッド６ａ上に前記版枠４が支
持されている。また、機台１内に複数のガイドロッド７
が上下動可能に支持され、このガイドロッド７上に版枠
４が支持されている。そして、この各ピストンロッド６
ａが昇降すると、スクリーン版５が張られた版保持部３
は、各ガイドロッド７により案内されながら昇降する。
【００１１】（前記印刷機構Ｃの概略について）前記機
台１上に機枠８が固定状態で載設されている。印刷機構
Ｃはこの機枠８に設置されている。この機枠８内におい
て、左右方向（図面に対し直交する方向）の両側でそれ
ぞれガイドレール９が設けられ、この左右両ガイドレー
ル９上にそれぞれ支持台１０が前後方向（図面の左右方
向）へ移動可能に支持されている。この左右両支持台１
０上にそれぞれスキージ用エアシリンダ１１及びドクタ
ー用エアシリンダ１２（駆動部）が取着され、この左右
両スキージ用エアシリンダ１１のピストンロッド１１ａ
間にスキージ１３が架設されているとともに、この左右
両ドクター用エアシリンダ１２のピストンロッド１２ａ
間にドクター１４が架設されている。
台１上に機枠８が固定状態で載設されている。印刷機構
Ｃはこの機枠８に設置されている。この機枠８内におい
て、左右方向（図面に対し直交する方向）の両側でそれ
ぞれガイドレール９が設けられ、この左右両ガイドレー
ル９上にそれぞれ支持台１０が前後方向（図面の左右方
向）へ移動可能に支持されている。この左右両支持台１
０上にそれぞれスキージ用エアシリンダ１１及びドクタ
ー用エアシリンダ１２（駆動部）が取着され、この左右
両スキージ用エアシリンダ１１のピストンロッド１１ａ
間にスキージ１３が架設されているとともに、この左右
両ドクター用エアシリンダ１２のピストンロッド１２ａ
間にドクター１４が架設されている。
【００１２】上記スキージ１３及びドクター１４を前後
方向へ往復移動させる駆動部は、次のように構成されて
いる。前記機枠８内において、前後両端の左右両側にそ
れぞれ支持された従動プーリ１５と駆動プーリ１６との
間に左右両往復回転ベルト１７が掛け渡され、この左右
両往復回転ベルト１７に前記左右両支持台１０が連結さ
れている。この駆動プーリ１６にはモータ１８の回転が
連動ベルト１９により伝達される。そして、この左右両
ベルト１７が往復回転すると、前記スキージ１３及びド
クター１４は、スクリーン版５に沿って前後方向へ往復
移動し、図１，２に示すように前記版保持部３の昇降軌
跡範囲（相対移動軌跡範囲）内に位置する状態と、図
３，４に示すようにこの昇降軌跡範囲外の退避部Ｓに位
置する状態とを取り得る。この場合、スキージ１３及び
ドクター１４を支える支持台１０がガイドレール９に沿
って往復移動する軌跡については、その高さが一定であ
り、且つテーブル２の被印刷物位置決め面２ａに対し平
行になっている。
方向へ往復移動させる駆動部は、次のように構成されて
いる。前記機枠８内において、前後両端の左右両側にそ
れぞれ支持された従動プーリ１５と駆動プーリ１６との
間に左右両往復回転ベルト１７が掛け渡され、この左右
両往復回転ベルト１７に前記左右両支持台１０が連結さ
れている。この駆動プーリ１６にはモータ１８の回転が
連動ベルト１９により伝達される。そして、この左右両
ベルト１７が往復回転すると、前記スキージ１３及びド
クター１４は、スクリーン版５に沿って前後方向へ往復
移動し、図１，２に示すように前記版保持部３の昇降軌
跡範囲（相対移動軌跡範囲）内に位置する状態と、図
３，４に示すようにこの昇降軌跡範囲外の退避部Ｓに位
置する状態とを取り得る。この場合、スキージ１３及び
ドクター１４を支える支持台１０がガイドレール９に沿
って往復移動する軌跡については、その高さが一定であ
り、且つテーブル２の被印刷物位置決め面２ａに対し平
行になっている。
【００１３】前記退避部Ｓにおいては、スキージ１３及
びドクター１４の退避位置の下方でインキ受け部２０が
機枠８に設けられている。 （スクリーン印刷機の印刷動作及び清掃等についての概
要） 1) 図１に示す印刷終了状態 印刷テーブル機構Ａにおいては、印刷時に、被印刷物Ｗ
がテーブル２の被印刷物位置決め面２ａに載せられて位
置決めされる。
びドクター１４の退避位置の下方でインキ受け部２０が
機枠８に設けられている。 （スクリーン印刷機の印刷動作及び清掃等についての概
要） 1) 図１に示す印刷終了状態 印刷テーブル機構Ａにおいては、印刷時に、被印刷物Ｗ
がテーブル２の被印刷物位置決め面２ａに載せられて位
置決めされる。
【００１４】版取付機構Ｂにおいては、印刷時に、版保
持部３が昇降用エアシリンダ６により下動した印刷位置
で、テーブル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持
部３のスクリーン版５が接近してテーブル２上の被印刷
物Ｗに当てがわれる。
持部３が昇降用エアシリンダ６により下動した印刷位置
で、テーブル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持
部３のスクリーン版５が接近してテーブル２上の被印刷
物Ｗに当てがわれる。
【００１５】印刷機構Ｃにおいては、印刷時に、印刷開
始位置（図１の右側）で、スキージ１３がエアシリンダ
１１により下動するとともに、ドクター１４がエアシリ
ンダ１２により上動し、このスキージ１３のみがスクリ
ーン版５に圧接されながら回転ベルト１７により印刷開
始位置から印刷終了位置（図１の左側）まで移動して被
印刷物Ｗに印刷が施される。そして、図１に示すこの印
刷終了状態から、印刷終了位置で、スキージ１３もエア
シリンダ１１により上動する。
始位置（図１の右側）で、スキージ１３がエアシリンダ
１１により下動するとともに、ドクター１４がエアシリ
ンダ１２により上動し、このスキージ１３のみがスクリ
ーン版５に圧接されながら回転ベルト１７により印刷開
始位置から印刷終了位置（図１の左側）まで移動して被
印刷物Ｗに印刷が施される。そして、図１に示すこの印
刷終了状態から、印刷終了位置で、スキージ１３もエア
シリンダ１１により上動する。
【００１６】次に、版取付機構Ｂにおいて、版保持部３
が昇降用エアシリンダ６により上動し、テーブル２の被
印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスクリーン版
５が離間する。
が昇降用エアシリンダ６により上動し、テーブル２の被
印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスクリーン版
５が離間する。
【００１７】そして、印刷テーブル機構Ａにおいて、印
刷後の被印刷物Ｗが搬出されるとともに、印刷前の被印
刷物Ｗが搬入される。次に、版取付機構Ｂにおいて、版
保持部３が昇降用エアシリンダ６により下動し、テーブ
ル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスク
リーン版５が接近してテーブル２上の被印刷物Ｗに当て
がわれる。
刷後の被印刷物Ｗが搬出されるとともに、印刷前の被印
刷物Ｗが搬入される。次に、版取付機構Ｂにおいて、版
保持部３が昇降用エアシリンダ６により下動し、テーブ
ル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスク
リーン版５が接近してテーブル２上の被印刷物Ｗに当て
がわれる。
【００１８】その後、ドクター１４のみがエアシリンダ
１２により下動し、スクリーン版５に圧接されながら回
転ベルト１７により印刷終了位置から印刷開始位置まで
移動してインキ返しが行われる。
１２により下動し、スクリーン版５に圧接されながら回
転ベルト１７により印刷終了位置から印刷開始位置まで
移動してインキ返しが行われる。
【００１９】次に、印刷機構Ｃにおいて、前述した場合
と同様に被印刷物Ｗに印刷が施される。 2) 図２に示すスキージ等退避途中状態 図１に示す印刷終了状態から、印刷終了位置（図２の左
側）で、スキージ１３がエアシリンダ１１により最上動
するとともに、ドクター１４がエアシリンダ１２により
最上動する。
と同様に被印刷物Ｗに印刷が施される。 2) 図２に示すスキージ等退避途中状態 図１に示す印刷終了状態から、印刷終了位置（図２の左
側）で、スキージ１３がエアシリンダ１１により最上動
するとともに、ドクター１４がエアシリンダ１２により
最上動する。
【００２０】3) 図３に示すスキージ等退避完了状態 図２に示すスキージ等退避途中状態を経て、スキージ１
３及びドクター１４が回転ベルト１７により印刷終了位
置（図３の左側）から退避部Ｓまで移動する。
３及びドクター１４が回転ベルト１７により印刷終了位
置（図３の左側）から退避部Ｓまで移動する。
【００２１】4) 図４に示す版清掃可能状態 版取付機構Ｂにおいては、版清掃時に、版保持部３が昇
降用エアシリンダ６により印刷位置から上動し、テーブ
ル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスク
リーン版５が離間する。さらに、この版保持部３が印刷
機構Ｃの左右両ガイドレール９間や左右両往復回転ベル
ト１７間を通ってそれらの上方へ版清掃位置まで最上動
する。この版清掃位置でスクリーン版５の清掃やメンテ
ナンスを行う。この清掃等終了後、図３に示すスキージ
等退避完了状態と図２に示すスキージ等退避途中状態と
を順次経て、図１に示す印刷終了状態に戻る。
降用エアシリンダ６により印刷位置から上動し、テーブ
ル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスク
リーン版５が離間する。さらに、この版保持部３が印刷
機構Ｃの左右両ガイドレール９間や左右両往復回転ベル
ト１７間を通ってそれらの上方へ版清掃位置まで最上動
する。この版清掃位置でスクリーン版５の清掃やメンテ
ナンスを行う。この清掃等終了後、図３に示すスキージ
等退避完了状態と図２に示すスキージ等退避途中状態と
を順次経て、図１に示す印刷終了状態に戻る。
【００２２】本実施形態は下記（イ）〜（ニ）の特徴を
有する。 （イ） 版取付機構Ｂの版保持部３が印刷機構Ｃと分離
して単独で昇降する。そのため、印刷機構Ｃのスキージ
１３及びドクター１４が印刷時に往復移動する場合、そ
の移動開始時や移動停止時に生じる衝撃により印刷機構
Ｃに振動が発生しても、その振動が版取付機構Ｂの版保
持部３に直接伝わることはなくなり、版保持部３のスク
リーン版５に生じる振動が抑制される。従って、印刷時
にスクリーン版５において微細な画像の揺れを起こすこ
となく、良好な印刷状態を得ることができる。
有する。 （イ） 版取付機構Ｂの版保持部３が印刷機構Ｃと分離
して単独で昇降する。そのため、印刷機構Ｃのスキージ
１３及びドクター１４が印刷時に往復移動する場合、そ
の移動開始時や移動停止時に生じる衝撃により印刷機構
Ｃに振動が発生しても、その振動が版取付機構Ｂの版保
持部３に直接伝わることはなくなり、版保持部３のスク
リーン版５に生じる振動が抑制される。従って、印刷時
にスクリーン版５において微細な画像の揺れを起こすこ
となく、良好な印刷状態を得ることができる。
【００２３】（ロ） 版取付機構Ｂの版保持部３は昇降
するが、固定状態にある印刷機構Ｃにおいてスキージ１
３及びドクター１４の往復移動軌跡は上下に変化せず、
テーブル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３
の昇降に関係なく平行度を保つ。従って、スクリーン版
５とテーブル２上の被印刷物Ｗとの間の間隙（版保持部
３が下動した印刷位置）を設定した後に、スキージ１３
を上下させて印刷圧力（スキージ１３が下動した印刷位
置）を一度決めれば、前記版保持部３及びスキージ１３
の印刷位置が保持される限り、印刷圧力（スキージ圧
力）が一定のままとなり、良好な印刷状態を得ることが
できる。
するが、固定状態にある印刷機構Ｃにおいてスキージ１
３及びドクター１４の往復移動軌跡は上下に変化せず、
テーブル２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３
の昇降に関係なく平行度を保つ。従って、スクリーン版
５とテーブル２上の被印刷物Ｗとの間の間隙（版保持部
３が下動した印刷位置）を設定した後に、スキージ１３
を上下させて印刷圧力（スキージ１３が下動した印刷位
置）を一度決めれば、前記版保持部３及びスキージ１３
の印刷位置が保持される限り、印刷圧力（スキージ圧
力）が一定のままとなり、良好な印刷状態を得ることが
できる。
【００２４】（ハ） 版清掃時に、版保持部３の昇降軌
跡範囲（相対移動軌跡範囲）からその範囲外の退避部Ｓ
へスキージ１３及びドクター１４が退避する。従って、
版保持部３の昇降時にこれとスキージ１３及びドクター
１４との干渉を防止することができる。
跡範囲（相対移動軌跡範囲）からその範囲外の退避部Ｓ
へスキージ１３及びドクター１４が退避する。従って、
版保持部３の昇降時にこれとスキージ１３及びドクター
１４との干渉を防止することができる。
【００２５】（ニ） 退避部Ｓにおいては、スキージ１
３及びドクター１４の退避位置の下方にインキ受け部２
０が設けられている。そして、スキージ１３やドクター
１４から垂れ落ちたインキがこのインキ受け部２０に溜
まる。従って、版保持部３の周囲で機台１や他の機構を
汚すをことを防止することができる。
３及びドクター１４の退避位置の下方にインキ受け部２
０が設けられている。そして、スキージ１３やドクター
１４から垂れ落ちたインキがこのインキ受け部２０に溜
まる。従って、版保持部３の周囲で機台１や他の機構を
汚すをことを防止することができる。
【００２６】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記（イ）〜（ロ）のように構成してもよい。 （イ） テーブル２と版保持部３との相対移動関係につ
いては、次のように構成する。前記実施形態の場合と逆
に、版保持部３に対しテーブル２を昇降させてテーブル
２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスクリ
ーン版５を接近又は離間させる。この場合にあっても、
版保持部３は印刷機構Ｃと分離して単独で昇降する。
記（イ）〜（ロ）のように構成してもよい。 （イ） テーブル２と版保持部３との相対移動関係につ
いては、次のように構成する。前記実施形態の場合と逆
に、版保持部３に対しテーブル２を昇降させてテーブル
２の被印刷物位置決め面２ａに対し版保持部３のスクリ
ーン版５を接近又は離間させる。この場合にあっても、
版保持部３は印刷機構Ｃと分離して単独で昇降する。
【００２７】（ロ） 被印刷物Ｗの供給及び排出につい
ては、次のように構成する。テーブル２がスクリーン版
５の下側に面する搬入位置とその下側から退避する位置
とを取り得るようにする。そして、印刷前に被印刷物Ｗ
を退避位置のテーブル２に載せた後、このテーブル２を
搬入位置にして被印刷物Ｗの供給を行い、印刷後にテー
ブル２を再び退避位置にして被印刷物Ｗの排出を行う。
ては、次のように構成する。テーブル２がスクリーン版
５の下側に面する搬入位置とその下側から退避する位置
とを取り得るようにする。そして、印刷前に被印刷物Ｗ
を退避位置のテーブル２に載せた後、このテーブル２を
搬入位置にして被印刷物Ｗの供給を行い、印刷後にテー
ブル２を再び退避位置にして被印刷物Ｗの排出を行う。
【００２８】
【発明の効果】請求項１の発明にかかるスクリーン印刷
機によれば、印刷機構（Ｃ）からの振動が版取付機構
（Ｂ）の版保持部（３）に直接伝わることはなくなり、
版保持部（３）のスクリーン版（５）に生じる振動が抑
制され、良好な印刷状態を得ることができる。
機によれば、印刷機構（Ｃ）からの振動が版取付機構
（Ｂ）の版保持部（３）に直接伝わることはなくなり、
版保持部（３）のスクリーン版（５）に生じる振動が抑
制され、良好な印刷状態を得ることができる。
【００２９】請求項２の発明によれば、請求項１の発明
の効果に加え、版清掃時に最上動する版保持部（３）と
スキージ（１３）との干渉を防止することができる。請
求項３の発明によれば、請求項２の発明の効果に加え、
スキージ（１３）の退避時に、スキージ（１３）から垂
れ落ちたインキがインキ受け部（２０）に溜まり、版保
持部（３）の周囲を汚すをことを防止することができ
る。
の効果に加え、版清掃時に最上動する版保持部（３）と
スキージ（１３）との干渉を防止することができる。請
求項３の発明によれば、請求項２の発明の効果に加え、
スキージ（１３）の退避時に、スキージ（１３）から垂
れ落ちたインキがインキ受け部（２０）に溜まり、版保
持部（３）の周囲を汚すをことを防止することができ
る。
【図１】 本実施形態にかかるスクリーン印刷機におい
て印刷終了状態を示す概略正面図である。
て印刷終了状態を示す概略正面図である。
【図２】 同じくスキージ等退避途中状態を示す概略正
面図である。
面図である。
【図３】 同じくスキージ等退避完了状態を示す概略正
図である。
図である。
【図４】 同じく版清掃可能状態を示す概略正面図であ
る。
る。
２…テーブル、２ａ…被印刷物位置決め面、３…版保持
部、５…スクリーン版、６…駆動部としての昇降用エア
シリンダ、１３…スキージ、２０…インキ受け部、Ａ…
印刷テーブル機構、Ｂ…版取付機構、Ｃ…印刷機構、Ｗ
…被印刷物、Ｓ…退避部。
部、５…スクリーン版、６…駆動部としての昇降用エア
シリンダ、１３…スキージ、２０…インキ受け部、Ａ…
印刷テーブル機構、Ｂ…版取付機構、Ｃ…印刷機構、Ｗ
…被印刷物、Ｓ…退避部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41F 15/40 - 15/42 B41F 15/00 - 15/08
Claims (3)
- 【請求項１】 印刷時に被印刷物（Ｗ）を載せて位置決
めするテーブル（２）を有する印刷テーブル機構（Ａ）
と、 印刷時に前記テーブル（２）上の被印刷物（Ｗ）に当て
がわれるスクリーン版（５）を取り付けた版保持部
（３）を有する版取付機構（Ｂ）と、 印刷時にこのスクリーン版（５）に圧接されながら移動
して前記テーブル（２）上の被印刷物（Ｗ）に印刷を施
すスキージ（１３）を有する印刷機構（Ｃ）とを備えた
スクリーン印刷機において、 前記印刷テーブル機構（Ａ）における固定状態のテーブ
ル（２）に対し前記版取付機構（Ｂ）の版保持部（３）
を移動させてテーブル（２）の被印刷物位置決め面（２
ａ）に対し版保持部（３）のスクリーン版（５）を、印
刷開始時には前記テーブル（２）上の被印刷物（Ｗ）に
当てがわれる印刷位置に接近するように移動させ、印刷
終了後には前記印刷位置から前記スクリーン版（５）が
離間するように移動させると共に、前記版取付機構
（Ｂ）の版保持部（３）を前記印刷機構（Ｃ）と分離し
て単独で移動させる駆動部（６）を設けたことを特徴と
するスクリーン印刷機。 - 【請求項２】 版取付機構（Ｂ）の版保持部（３）の相
対移動軌跡範囲からその範囲外の退避部（Ｓ）へ印刷機
構（Ｃ）のスキージ（１３）を退避させる駆動部（１
５，１６，１７，１８，１９）を設けたことを特徴とす
る請求項１に記載のスクリーン印刷機。 - 【請求項３】 退避部（Ｓ）においては、スキージ（１
３）の退避位置の下方にインキ受け部（２０）を設けた
ことを特徴とする請求項２に記載のスクリーン印刷機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8247751A JP3017448B2 (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | スクリーン印刷機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8247751A JP3017448B2 (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | スクリーン印刷機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1086321A JPH1086321A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3017448B2 true JP3017448B2 (ja) | 2000-03-06 |
Family
ID=17168131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8247751A Expired - Lifetime JP3017448B2 (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | スクリーン印刷機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3017448B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220081226A1 (en) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Movable harvesting apparatus and harvesting unit |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5858642B2 (ja) * | 2011-05-16 | 2016-02-10 | ヤマハ発動機株式会社 | 印刷装置 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP8247751A patent/JP3017448B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20220081226A1 (en) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Movable harvesting apparatus and harvesting unit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1086321A (ja) | 1998-04-07 |
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Legal Events
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