JP3016455U - 共同住宅の排水配管設備 - Google Patents

共同住宅の排水配管設備

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JP3016455U
JP3016455U JP1995003840U JP384095U JP3016455U JP 3016455 U JP3016455 U JP 3016455U JP 1995003840 U JP1995003840 U JP 1995003840U JP 384095 U JP384095 U JP 384095U JP 3016455 U JP3016455 U JP 3016455U
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drainage
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kitchen
apartment house
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JP1995003840U
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Inventor
充秀 鹿毛
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株式会社間組
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 最上階の住戸において便所で発生した排水騒
音が台所の排水口から居室内に漏れるのを低減し得る共
同住宅の排水配管設備を提供する。 【構成】 便所と台所の通気管3,5が最上階の住戸で
通気ヘッダー7により統合連結され、かつ台所の排水口
にトラップカバー9が装着されている共同住宅の排水配
管設備において、前記通気ヘッダーの途中に消音器8を
介挿することにより、便所で発生した排水騒音を消音器
で消音して低減する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、共同住宅の排水配管設備に関し、特に排水騒音の居室内への流入防 止を図った共同住宅の排水配管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、共同住宅の最上階の住戸における排水配管設備においては、例えば図4 に示すように、便所の便器31の排水管32の延長上に設けられた通気管33を 屋上に開放する一方、台所の流し台34の排水管35の延長上に設けられた通気 管36を天井裏に配管した通気ヘッダー37により便所の通気管33と統合連絡 し、かつ流し台34の排水口にトラップカバー38を装着している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の共同住宅の排水配管設備では、最上階の便所と台所の通 気管が通気ヘッダーで統合連結されているため、又、台所のトラップカバーの消 音性能が低いことも相俟って、便所の排水音が通気ヘッダー及び通気管を伝わっ て台所の排水口から排水騒音として漏れる不具合がある。 そこで、本考案は、最上階の住戸において便所で発生した排水騒音が流し台の 排水口から居室内に漏れるのを低減し得る共同住宅の排水配管設備を提供するこ とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案の共同住宅の排水配管設備は、便所と台所の 通気管が最上階の住戸で通気ヘッダーにより統合連結され、かつ台所の排水口に トラップカバーが装着されている共同住宅の排水配管設備において、前記通気ヘ ッダーの途中に消音器を介挿したことを特徴とする。 前記トラップカバーは、密実で比重大の材料からなることが好ましい。
【0005】
【作用】
本考案の共同住宅の排水配管設備においては、便所で発生した排水騒音が消音 器で消音されて低減される。 トラップカバーを密実で比重大の材料で形成することにより、その遮音性能が 高まる。 消音器は、便所の通気管寄りに介挿することが好ましく、かつ鉄等の密実で比 重大な材料からなることが好ましい。 又、トラップカバーの材料としては、鉄等が好ましく、かつプラスチックで被 覆されているのが好ましい。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は本考案の共同住宅の排水配管設備の一実施例を示す概略図である。 図中1は共同住宅の最上階の住戸における便所の便器2の排水管で、この排水 管1の延長上には、屋上に開放された通気管3が設けられている。又、最上階の 住戸における台所の流し台4の排水管5の延長上に設けた通気管6は、天井裏に 配管した通気ヘッダー7により便所の通気管3と統合連結されており、この通気 ヘッダー7の途中における便所の通気管3寄りに消音器8が介装されている。 消音器8は、便所の排水騒音が通気ヘッダー7等を媒体として台所へ伝播する のを防止すべく消音するもので、密実で比重大の鉄等からなり、図2に示すよう に、両端にフランジ8aを設けた管体8b内に、2つの透孔を有する3枚の邪魔 板8cを、透孔が同一直線上に位置することがないようにし、軸方向へ適宜に離 隔配置して構成されている。 一方、流し台4の排水口には、便所等の排水騒音が漏れるのを防止するトラッ プカバー9が装着されている。 トラップカバー9は、遮音性能を高めるため、図3に示すように、密実で比重 大の鉄等からなるカバー本体9aの表面を、その防錆等を図るべく、プラスチッ ク等の被膜9bにより被覆してなる。
【0007】 ここで、上記排水配管設備を有する共同住宅の最上階の住戸における遮音効果 は、以下のようになった。 まず、鉄板(0.76mm厚、面密度5.86kg/m2 )の平均透過損失は28 dBであるので、表1の鋳鉄管+集合管継手、排水流量5.0l/sの場合、室内 に流入する騒音は、52−28=24dBとなる。
【0008】
【表1】
【0009】 この数値は、表2から分かるように、非常に静かな室内騒音となり、十分に遮 音効果がある。
【0010】
【表2】
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の共同住宅の排水配管設備によれば、便所で発生 した排水騒音が消音器で消音されて低減するので、従来のように最上階の住戸に おいて便所で発生した排水騒音が流し台の排水口から居室内に漏れるのを大幅に 低減することができ、ひいては非常に静かな住環境を得ることができる。 又、トラップカバーを密実で比重大の材料で形成することにより、その遮音性 能が高まるので、より一層の排水騒音の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の共同住宅の排水配管設備の一実施例を
示す概略図である。
【図2】図1の排水配管設備における消音器の一部を破
断した斜視図である。
【図3】図1の排水配管設備における流し台の要部を示
す断面図である。
【図4】従来の共同住宅の排水配管設備の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 排水管 2 便器 3 通気管 4 流し台 5 排水管 6 通気管 7 通気ヘッダー 8 消音器 9 トラップカバー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便所と台所の通気管が最上階の住戸で通
    気ヘッダーにより統合連結され、かつ台所の排水口にト
    ラップカバーが装着されている共同住宅の排水配管設備
    において、前記通気ヘッダーの途中に消音器を介挿した
    ことを特徴とする共同住宅の排水配管設備。
  2. 【請求項2】 前記トラップカバーが、密実で比重大の
    材料からなることを特徴とする請求項1記載の共同住宅
    の排水配管設備。
JP1995003840U 1995-03-31 1995-03-31 共同住宅の排水配管設備 Expired - Lifetime JP3016455U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003206556A (ja) * 2002-01-09 2003-07-25 Tobishima Corp 排水騒音の消音装置
JP2021067091A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 株式会社ブリヂストン 排水管構造

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JP2003206556A (ja) * 2002-01-09 2003-07-25 Tobishima Corp 排水騒音の消音装置
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JP7436178B2 (ja) 2019-10-23 2024-02-21 株式会社ブリヂストン 排水管構造

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