JP3016374U - 多目的席札 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、来賓者の着席するテーブルに置か
れる席札に来賓者の氏名の他に披露される者の写真及び
挨拶文が設けられ記念品としても用いることができる多
目的席札を提供するものである。 【構成】 多目的席札（１０）の席札本体（１２）には
折曲線（１４）が形成され、この折曲線（１４）によっ
て席札本体（１２）は表紙部（１６）と裏表紙部（１
８）とに区画されている。表紙部（１６）にも折曲線
（２０）が形成され表紙部（１６）は外側片（２２）と
内側片（２４）とに区画されている。表紙部（１６）に
は写真収容部（２８）が形成され、披露される者が写さ
れた写真（３０）を収容できるようになっている。ま
た、裏表紙部（１８）の内側面（１８Ａ）には披露者の
挨拶文（３２）が印刷されている。前記表紙部（１６）
の外側片（２２）の表面には来賓者の氏名（３４）が書
かれている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、主として結婚披露宴等の来賓者のテーブルに置かれる多目的席札に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

結婚披露宴等においては来賓者が着席するテーブルの上に着席する来賓者の氏 名が記載された席札が予め置かれていて、自分の席が容易にわかるようにように なっている。 しかし、従来の席札は長尺状の紙片に着席する来賓者の名前が記載されている だけのものであるため、披露宴に出席した記念にすることができない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記不具合を解消すべく考案されたものであり、来賓者の着席する テーブルに置かれる席札に来賓者の氏名の他に披露される者の写真及び挨拶文が 設けられ記念品としても用いることができる多目的席札を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、披露宴のテーブルの上に置かれ来賓者の氏名が表示さ れた席札であって、この席札の席札本体に披露される者の写真が取り付けられる と共に披露される者の挨拶文が記されていることを特徴としている。 請求項２記載の考案は、折曲線により表紙部と裏表紙部とに区画して折り曲げ られた席札本体と、前記表紙部の表面に記された来賓者の氏名と、前記表紙部又 は裏表紙部の一方に取り付けられて前記席札本体を開いた場合に見ることができ る披露される者の写真と、前記表紙部又は裏表紙部の他方に印刷された披露され る者の挨拶文と、を有してなることを特徴としている。 請求項３記載の考案は、折曲線により表紙部と裏表紙部とに区画して折り曲げ られた席札本体と、前記表紙部の表面に記された来賓者の氏名と、前記表紙部又 は裏表紙部の一方に取り付けられて前記席札本体を開いた場合に見ることができ る披露される者の写真と、前記表紙部又は裏表紙部の他方に取り付けられて披露 される者の挨拶文が記された挨拶文掲載紙片と、を有してなることを特徴として いる。

【０００５】

【作用】

請求項１乃至請求項３の考案は、招待された自分の氏名の他に披露される者の 写真が添付されていると共に披露される者の挨拶文が記されているので、出席し た記念品としても使用することができる。

【０００６】

【第１実施例】 図１乃至図３には本考案に係る多目的席札の第１実施例が示されている。 図１に示すように、多目的席札（１０）の席札本体（１２）は一定の厚みを有 した紙で形成されている。この席札本体（１２）の長手方向中間部には長手方向 と直交する方向に折曲線（１４）が形成され、この折曲線（１４）よって席札本 体（１２）は表紙部（１６）と裏表紙部（１８）とに区画されている。 図２に示すように、前記表紙部（１６）の長手方向中間部にも折曲線（２０） が形成され表紙部（１６）は外側片（２２）と内側片（２４）とに区画されてい る。この内側片（２４）には楕円形状の切欠窓（２６）が貫通形成されている。 図１に示すように前記内側片（２４）は前記折曲線（２０）によって折り曲げ られた後に外側片（２２）の上縁（２２Ａ）と内側片（２４）の上縁（２４Ａ） が，外側片（２２）の下縁（２２Ｂ）と内側片（２４）の下縁（２４Ｂ）が、そ れぞれ接着剤で接着されている。従って、前記表紙部（１６）にはポケット状の 写真収容部（２８）が形成され、内側片（２４）の側縁（２４Ｃ）から披露され る者が写された写真（３０）を写真収容部（２８）に収容できるようになってい る。なお、この写真（３０）は前記切欠窓（２６）を介して見ることができる。 また、前記裏表紙部（１８）の内側面（１８Ａ）には披露者の挨拶文（３２） が印刷されている。 図３に示すように、前記表紙部（１６）の外側片（２２）の表面には着席する 来賓者の氏名（３４）が墨等で書かれている。

【０００７】 次に、第１実施例の作用について説明する。 図３に示すように、多目的席札（１０）はテーブルの上に席札本体（１２）の 表紙部（１６）を表にして置かれているので、来賓者は表紙部（１６）の外側片 （２２）の表面に書かれている自分の氏名（３４）を見ることにより、自分の席 を知ることができる。 また、図１に示すように多目的席札（１０）を開くと披露される者が写ってい る写真（３０）及び挨拶文（３２）を見たり読んだりすることができる。 従って、来賓者は多目的席札（１０）を披露宴に出席した記念品にすることが できる。

【０００８】

【第２実施例】 図４及び図５には本考案に係る多目的席札の第２実施例が示されている。なお 、第１実施例と同一の構成は同一の符号を用いて、その説明は省略する。 図５に示すように、多目的席札（４０）の裏表紙部（１８）の長手方向中間部 にも折曲線（４２）が形成され裏表紙部（１８）は外側片（４４）と内側片（４ ６）とに区画されている。この内側片（４６）には矩形状の切欠窓（４８）が貫 通形成されている。 図４に示すように前記内側片（４６）は前記折曲線（４２）によって折り曲げ られた後に外側片（４４）の上縁（４４Ａ）と内側片（４６）の上縁（４６Ａ） が，外側片（４４）の下縁（４４Ｂ）と内側片（４６）の下縁（４６Ｂ）が、そ れぞれ接着剤で接着されている。従って、前記裏表紙部（１８）にはポケット状 の挨拶文収容部（５０）が形成され、挨拶文（３２）が印刷された挨拶文掲載紙 片（５２）が内側片（４６）の側縁（４６Ｃ）から収容されるようになっている 。この挨拶文掲載紙片（５２）に印刷された挨拶文（３２）は前記切欠窓（４８ ）を介して読むことができる。 なお、前記裏表紙部（１８）の内側片（４６）に矩形状の切欠窓（４８）を形 成したが、切欠窓（４８）の形状は楕円形状、円形状、菱形形状等他の形状でも よいことは勿論である。 また、第２実施例では多目的席札（４０）の裏表紙部（１８）に挨拶文収容部 （５０）を形成し、挨拶文収容部（５０）に挨拶文掲載紙片（５２）を収容して 切欠窓（４８）を介して挨拶文（３２）を読むようにしたが、前記裏表紙部（１ ８）の内側片（４６）に挨拶文掲載紙片（５２）を直接貼付したり、前記内側片 （４６）に挨拶文（３２）を直接印刷してもよいことは勿論である。 なお、他の構成及び作用は第１実施例と同一であるので、その構成及び作用は 省略する。

【０００９】 また、第１実施例及び第２実施例の多目的席札（１０），（４０）では、表紙 部（１６）の外側片（２２）の表面に墨等で直接来賓者の氏名（３４）を書くよ うにしたが、図６に示すように表紙部（１６）に形成された写真収容部（２８） に氏名（３４）が記された紙片（６２）を収容して楕円形状の切欠窓（６４）を 介して氏名（３４）を読めるようにしてもよい。なお、前記切欠窓（６４）は楕 円形状に限定されるものでなく、矩形状等他の形状にしてもよいことは勿論であ る。

【００１０】 なお、第１実施例及び第２実施例の多目的席札（１０），（４０）では、表紙 部（１６）にポケット状の写真収容部（２８）を形成して写真（３０）を写真収 容部（２８）に収容したが、図７に示すように、表紙部（１６）の内側片（２４ ）の４角に切込（６６）を形成して前記写真（３０）の角部を入れて写真（３０ ）を取り付けるようにしてもよい。 また、第２実施例の多目的席札（４０）では、裏表紙部（１８）に挨拶文収容 部（５０）を形成して挨拶文（３２）が印刷された挨拶文掲載紙片（５２）を収 容するようにしたが、図８に示すように、裏表紙部（１８）の内側片（４６）の ４角に切込（６８）を形成して前記挨拶文掲載紙片（５２）の角部を入れて挨拶 文掲載紙片（５２）を取り付けるようにしてもよい。同様に、第１実施例の多目 的席札（１０）においては裏表紙部（１８）の４角に切込を形成して前記挨拶文 掲載紙片（５２）の角部を入れて挨拶文掲載紙片（５２）を取り付けるようにし てもよい。

【００１１】 なお、第１実施例及び第２実施例では結婚披露宴に使用する多目的席札（１０ ），（４０）を説明したが、結婚披露宴以外に多目的席札（１０），（４０）を 使用してもよいことは勿論である。 また、第１実施例及び第２実施例では多目的席札（１０），（４０）の表紙部 （１６）の内側片（２４）の切欠窓（２６）を楕円形状に形成したが、切欠窓（ ２６）の形状は矩形形状、円形状、菱形形状等他の形状でもよいことは勿論であ る。 なお、第１実施例及び第２実施例では多目的席札（１０），（４０）の表紙部 （１６）に写真収容部（２８）を設け、写真収容部（２８）に収容された写真（ ３０）を切欠窓（２６）を介して見るようにしたが、これに限定されるものでは なく、例えば表紙部（１６）の内側片（２４）に写真（３０）を直接貼付するよ うにしてもよいことは勿論である。 また、多目的席札（１０），（４０）には箔押しや空押しあるいは印刷等で適 宜のデザインを施して多目的席札（１０），（４０）の外観品質をより一段と高 めるようにしてもよいことは勿論である。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように本考案に係る多目的席札は、来賓者の氏名の他に披露者の 写真が添付されていたり披露者の挨拶文が記されているので、披露宴に出席した 記念となり、記念品としても用いることができるという優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る第１実施例の多目的席札を開いた
状態の斜視図である。

【図２】本考案に係る第１実施例の多目的席札の展開図
である。

【図３】本考案に係る第１実施例の多目的席札の正面図
である。

【図４】本考案に係る第２実施例の多目的席札を開いた
状態の斜視図である。

【図５】本考案に係る第２実施例の多目的席札の展開図
である。

【図６】本考案に係る他の実施例の多目的席札の正面図
である。

【図７】本考案に係る他の実施例の多目的席札の表紙部
の内側片の正面図である。

【図８】本考案に係る他の実施例の多目的席札の裏表紙
部の内側片の正面図である。

【符号の説明】

（１０）・・・多目的席札 （１２）・・・席札本体 （１４）・・・折曲線 （１６）・・・表紙部 （１８）・・・裏表紙部 （３０）・・・写真 （３２）・・・挨拶文 （３４）・・・氏名 （４０）・・・多目的席札 （５２）・・・挨拶文掲載紙片

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 披露宴のテーブルの上に置かれ来賓者の
   氏名が表示された席札であって、この席札の席札本体に
   披露される者の写真が取り付けられると共に披露される
   者の挨拶文が記されていることを特徴とする多目的席
   札。
2. 【請求項２】 折曲線により表紙部と裏表紙部とに区画
   して折り曲げられた席札本体と、前記表紙部の表面に記
   された来賓者の氏名と、前記表紙部又は裏表紙部の一方
   に取り付けられて前記席札本体を開いた場合に見ること
   ができる披露される者の写真と、前記表紙部又は裏表紙
   部の他方に印刷された披露される者の挨拶文と、を有し
   てなることを特徴とする多目的席札。
3. 【請求項３】 折曲線により表紙部と裏表紙部とに区画
   して折り曲げられた席札本体と、前記表紙部の表面に記
   された来賓者の氏名と、前記表紙部又は裏表紙部の一方
   に取り付けられて前記席札本体を開いた場合に見ること
   ができる披露される者の写真と、前記表紙部又は裏表紙
   部の他方に取り付けられて披露される者の挨拶文が記さ
   れた挨拶文掲載紙片と、を有してなることを特徴とする
   多目的席札。