JP3015723B2 - 液面検出装置 - Google Patents

液面検出装置

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JP3015723B2
JP3015723B2 JP34484895A JP34484895A JP3015723B2 JP 3015723 B2 JP3015723 B2 JP 3015723B2 JP 34484895 A JP34484895 A JP 34484895A JP 34484895 A JP34484895 A JP 34484895A JP 3015723 B2 JP3015723 B2 JP 3015723B2
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数博 大塚
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サンクス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒体内の液面レベ
ルを検出するための液面検出装置に関し、特にその取付
構造を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりタンク内の液量を検出するため
にタンクに連なった透明パイプ内の液面レベルをセンサ
を用いて検出することが行われている。例えば、実公平
6−42180号公報及び特開平4−66820号公報
に開示されているものは、投受光部を備えた液面検出装
置を透明パイプの所定部位に取り付け、その位置におい
て液体のある・なしによる反射光量の相違によって液面
レベルの検出を行うように構成されている。
【0003】ここで液面検出装置を透明パイプに取り付
けるには、図20に示すように、結束バンド1,1が用
いられる。この結束バンド1は、汎用品として市販され
ているものであり、そのバンド2の内側面はのこぎり刃
状となっており、バンド2の一端部にはロック孔3が形
成され、そのロック孔3の内部に係止爪(図示せず)が
突出している。そして、結束バンド1を透明パイプ4に
巻き付けた後、そのバンド2の先端部をロック孔3に挿
通させるとバンド2が係止爪に係止されるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記結束バ
ンドはいわゆる永久固定型と呼ばれているものであり、
バンド2に係合した係止爪を緩めることができない。そ
のため、結束バンドを強固に締め付けることができる反
面、一度締め付けたら緩めることができず、液面検出装
置を間違った部位に取り付けてしまった場合には結束バ
ンドを切断して初めから取付作業をやり直さなければな
らなかった。従って、取付位置の調整が困難であり取付
作業は非常に面倒なものとなっていた。
【0005】なお、市販されている結束バンドの中に
は、ロック解除機能を備えているものもある。それは、
係止爪が係合解除操作可能に構成されており、締め付け
た状態にあるバンドを緩めたい場合には、係止爪をバン
ドから離すように操作してロックを解除できる。この結
束バンドを用いれば、上記問題は解決されるが、係止爪
が解除操作可能に構成されていることから強固に締め付
けることはできず、長期間にわたって使用すると振動や
パイプの結露等により緩みが大きくなる。また、ロック
能力を高めるにはバンド幅を広げることでも対処できる
が、それでは液面検出装置の取付機構が大型化してしま
うため、複数個の液面検出装置を並べる多点検出を行う
場合には各検出点間の間隔が広がってしまい、検出分解
能を低めることになってしまう。本発明は、上記事情に
鑑みてなされたもので、その目的は、確実に固定でき、
しかも調整作業等が容易な液面検出装置を提供するとこ
ろにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の液面検出装置は、筒体に取り付けられ、そ
の筒体内の液面レベルを検出するための液面検出装置で
あって、筒体内の液面レベルを検出する検出部を保持す
と共にその前端面が筒体に宛われるセンサ本体と、セ
ンサ本体に筒体から離れる離間位置と接近する近接位置
とに変位可能に設けられた可動部材と、センサ本体と可
動部材とに設けられて、互いに筒体に接離する方向でス
ライド可能に係合するガイド突出部及びガイド溝と、可
動部材に設けられて、筒体に巻回した結束バンド係合
される係合部と、可動部材を、離間位置においてセンサ
本体に固定すると共、操作によって可動部材を近接位置
と離間位置との間で変位させる操作部材とが設けられて
いるところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0007】また、操作部材は可動部材に回動可能に連
結されるとともにセンサ本体に当接するカム部を有し、
センサ本体に対するカム作用によって可動部材を筒体か
ら離れる方向に変位させる構成であってもよい(請求項
2の発明)。
【0008】さらに、操作部材のカム部がセンサ本体に
当接するカム作用点と、操作部材が可動部材に回動可能
に連結される連結点とが可動部材の変位方向に沿って配
されていてもよい(請求項3の発明)。
【0009】
【作用】請求項1の発明によれば、液面検出装置を筒体
に固定するには、操作部材を操作して可動部材を筒体か
ら離間した位置としておく。そして、センサ本体を筒体
の所定の部位に宛がいながら永久固定型の結束バンドで
可動体の係合部と筒体とを強固に締め付ける。これによ
って、液面検出装置は所定の部位に確実に固定される。
また、液面検出装置の取付位置を調整或いは変更したい
場合には、操作部材を操作して締め付けられた状態にあ
る可動部材を筒体に対して接近する方向に変位させる。
すると、筒体に対する結束バンドの締め付けが緩んで来
るから、センサ本体を筒体に沿って移動させることが可
能となる。そして、調整作業等が終了したら、再び操作
部材を操作して可動部材を筒体に対して離間するもとの
位置まで変位させる。すると、もとの状態同様に係合部
と筒体とが強く締め付けられた状態となるから、これに
よって、液面検出装置は再度筒体に強固に固定されるこ
とになる。
【0010】請求項2の発明によれば、操作部材を回動
すると、可動部材はカム作用によって筒体に対して接離
する方向に変位する。従って、操作部材を回動すれば、
結束バンドの締め付けを緩めたり強くしたりすることが
できる。
【0011】請求項3の発明によれば、操作部材を回動
させると可動部材が筒体に対して離間する方向に変位し
て結束バンドの締め付けが強くなるが、この際、可動部
材には結束バンドから筒体に接近する方向に戻そうとす
る戻し力が作用する。そして、この戻し力は操作部材と
の連結点にも作用する。従って、操作部材にはカム作用
点を支点として連結点に戻し力が作用するから、操作部
材を操作するにはカム部をセンサ本体に対して作用させ
るのに必要な力(カム部とセンサ本体との摩擦力)と、
この連結点に作用する戻し力に抗する力が必要となる。
しかし、カム作用点(支点)と連結点とが戻し力の作用
方向に沿って配されるように構成されているから、結局
操作部材を操作するには戻し力に抗する力は必要なく、
カム部を作用させるのに必要な力のみでよい。
【0012】
【発明の効果】上述したように請求項1の発明によれ
ば、操作部材を操作することにより、結束バンドの締め
付けを緩めたり強くしたりすることができるから、取付
位置の調整や変更等を容易に行うことができ、しかも永
久固定型の結束バンドを用いることができるから確実に
固定される。
【0013】請求項2の発明によれば、カム作用を利用
して可動部材を変位させることができるから、操作部材
の操作を円滑に行うことができる。請求項3の発明によ
れば、カム作用点と連結点とが常に可動部材の変位方向
に沿って配されるように構成されているため、低い操作
力をもって操作部材を操作することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第一実施形態>以下、本発明の液面検出装置を具体化
した第一実施形態について図1〜図12を参照して説明
する。本実施形態の液面検出装置は、円筒状の透明パイ
プに取り付けられ、その透明パイプ内の液面レベルを検
出するためのものである。この透明パイプはタンクに連
なり、その液面がタンク内の液面と同一レベルとなるよ
うに構成されている。即ち、本実施形態の液面検出装置
は、透明パイプ内の液面レベルを検出することによりタ
ンク内の液量を検出せんとするものである。
【0015】さて、本実施形態の液面検出装置は、図1
〜図3に示すように方形状のセンサ本体11を備えてお
り、その前端面(図2中、上面)は僅かに凹みその部分
が透明パイプ12に宛てがわれるようになっている。ま
た、センサ本体11の内部には投光用の光ファイバーケ
ーブル13及び受光用の光ファイバーケーブル14の先
端部が保持されている。即ち、投光用の光ファイバーケ
ーブル13の先端は、透明パイプ12内の液体(透明パ
イプ12の内壁面に接する液面)に対して光を照射でき
るように保持されるとともに、受光用の光ファイバーケ
ーブル14の先端は投光用の光ファイバーケーブル13
から液面に照射された光の反射光を受光できるように保
持されている。そして、各光ファイバーケーブル13,
14の他端部は図示しない測定装置に接続されており、
受光用の光ファイバーケーブル14によって受光される
反射光量の変化によって液面レベルを検出できるように
なっている。なお、この投受光用の光ファイバーケーブ
ル13,14が本発明にいう検出部に相当する。
【0016】センサ本体11の後部中央部分(図3中、
右側部)には、センサ本体11を上下両側から挟み込む
ように可動体15,15が設けられ、かつその可動体1
5が透明パイプ12に対して接離する方向(図3中、左
右方向)にスライド可能とされている。即ち、図4及び
図5に示すように、センサ本体11の上下両側面には、
後端部のほぼ中央に所定の間隔で一対のガイド部16,
16が突出形成されており、その各一対のガイド部16
間に可動体15が配されている。さらに、各ガイド部1
6には、対向面にガイド突出部16aがそれぞれ対向す
る位置に形成されている。また、可動体15には、ガイ
ド部16に対向する側の面に透明パイプ12に対して接
離する方向に延びるガイド溝15aが形成されており、
そこにガイド突出部16aが嵌り込んでいる。これによ
って可動体15が透明パイプ12に対して接離する方向
にスライド可能とされる。
【0017】また、図6に示すように、センサ本体11
のうち、可動体15によって挟み込まれた部分の上下両
側面、即ち可動体15に整合する面には、係合爪17,
17が切り欠き形成されており、その先端部が整合面よ
り僅かに突出している。さらに、可動体15の上記係合
爪17に対向する部分が凹み形成されており、その凹部
15bに係合爪17の先端部が嵌り込んでいる。これに
より、可動体15が透明パイプ12から離間する方向に
スライドし、所定位置に達すると係合爪17が凹部15
bの前端側の内壁面に当接してそのスライドは停止され
る。この位置を以下、「離間位置」という。
【0018】さらに、センサ本体11のうち、各可動体
15の前方部分にはストッパ部18,18が上下両側面
に突出形成されている。このストッパ部18は、可動体
15が透明パイプ12に接近する方向にスライドした際
に、可動体15に当接してその動きを停止させるもので
ある。可動体15がこのストッパ部18に当接する位置
を以下、「近接位置」という。
【0019】ところで、各可動体15には、その前端部
(透明パイプ12側の端部)に左右両側面に貫通する貫
通孔15cが形成され、この各貫通孔15cに結束バン
ド19,19が挿通されるようになっている。ここで用
いられる結束バンドは、従来例で述べたものと同様のい
わゆる永久固定型のものであり、一旦ロックされると締
め付け方向には締め付けが許容されるが、それを緩める
ことができない構成となっている。また、この結束バン
ド19の材質は、ナイロン製又はテフロン製等とされて
いるが、耐薬品性が要求されるような場所に取り付ける
場合にはテフロン製のものを用いることが望ましい。
【0020】一方、図7に示すように、各可動体15の
後端部(センサ本体11から後方に突出する部分)に
は、相互に対向する側の面に軸受部15dが凹み形成さ
れている。そして、そこには操作レバー20の一端部に
おいて上下に突出する軸部20a,20aが嵌り込んで
いる。これによって、操作レバー20は可動体15に回
動可能に取り付けられ、センサ本体11から後方に突出
する調整位置(図10中、点線で示す位置)とセンサ本
体11に接する固定位置(図10中、実線で示す位置)
との間で回動可能とされる。さらに、この操作レバー2
0の一端部には、図10に示すようにカム部20bが形
成されている。即ち、操作レバー20の一端部側の周縁
部は、軸部20aを中心とした曲率半径が図10におい
て時計回り方向に徐々に大きくなるように形成され、そ
の後平坦部20cに連なっている。そして、そのカム部
20bはセンサ本体11の後端面の中央部分に当接する
ようになっており、操作レバー20を固定位置と調整位
置との間で回動するとカム作用によって各可動体15が
離間位置と近接位置との間でスライドするようになって
いる。また、図8に示すように、操作レバー20の他端
部(図中、右端部)は、そのセンサ本体11側の側縁部
がセンサ本体11側に張り出しており、図9に示すよう
に、その張出部21の上下両側面には対向する位置に係
合突起部21a,21aが形成されている。一方、セン
サ本体11の後端面であって、固定位置における操作レ
バー20の他端部に対向する部分が凹み形成されてお
り、操作レバー20が固定位置に回動すると張出部21
がこの凹部22内に挿入されるようになっている。さら
に、凹部22内の天井面と底面には係止孔22a,22
aが形成されており、張出部21に形成された係合突起
部21aがここに嵌り込むようになっている。
【0021】次に、本実施形態の作用について述べる。
液面検出装置を透明パイプ12の所定部位に固定するに
は、まず、操作レバー20を固定位置に回動しておく
(図10中、実線で示す状態)。これにより、可動体1
5は離間位置とされる(図11参照)。そして、この状
態のままセンサ本体11の前端面を透明パイプ12に宛
てがいながら結束バンド19を可動体15の貫通孔15
cに挿通させる。さらに、結束バンド19の両端部を透
明パイプ12を取り巻くようにして結合させ、その後強
く締め付けてセンサ本体11を透明パイプ12に固定す
る。
【0022】ここで、固定した位置を調整或いは変更等
する場合には、操作レバー20を図10中、時計回り方
向に回動して調整位置とする(図10中、点線で示す状
態)。すると、可動体15は、カム作用によって離間位
置から近接位置へとスライドし、これに伴って強く締め
付けられていた結束バンド19は次第に緩んで行き、可
動体15が近接位置に達すると透明パイプ12に対して
遊嵌状態となる(図12参照)。従って、センサ本体1
1を透明パイプ12に沿って移動させることができるか
ら、これを適当な位置に移動して調整等する。
【0023】続いて、操作レバー20を図10中、反時
計回り方向に回動して再度固定位置へと回動させる。す
ると、可動体15はカム作用によって近接位置から徐々
に透明パイプ12から離間する方向にスライドし、それ
に伴って結束バンド19は引っ張られて可動体15に挿
通する側とは反対側の部分が透明パイプ12に圧接され
て行く。そして、離間位置に達すると結束バンド19の
締め付けが強まりセンサ本体11が透明パイプ12に固
定される(図11参照)。また、操作レバー20の他端
部に形成された張出部21がセンサ本体11の凹部22
内に挿入され、係合突起部21aと係止孔22aとが嵌
り合って操作レバー20が固定位置に保持される。
【0024】ここで、操作レバー20を調整位置から固
定位置に回動させると可動体15が近接位置から離間位
置にスライドして結束バンド19の締め付けが強くなる
が、この際、可動体15には結束バンド19から透明パ
イプ12に接近する方向に戻そうとする戻し力が作用す
る。そして、この戻し力は、図10に示す操作レバー2
0との連結点Aにも作用する。従って、操作レバー20
にはカム作用点Bを支点として連結点Aに戻し力が作用
するから、操作レバー20を反時計回り方向に回動する
にはカム部20bをセンサ本体11に対して作用させる
のに必要な力(カム部20bとセンサ本体11との摩擦
力)と、この連結点Aに作用する戻し力に抗する力が必
要となる。しかし、カム作用点Bと連結点Aとが常に戻
し力の作用方向(図10中、矢印C)に沿って配される
ように構成されているから、結局操作レバー20を回動
するには戻し力に抗する力は必要なくなり、カム部20
bを作用させるのに必要な力のみでよい。
【0025】このように、本実施形態では、操作レバー
20を操作することにより、結束バンド19の締め付け
を緩めたり強くしたりすることができるから、取付位置
の調整や変更等を容易に行うことができ、しかも永久固
定型の結束バンド19を用いることができるから確実に
透明パイプ12に固定することができる。また、締め付
けるために工具等を必要としないから、取付作業が容易
である。
【0026】さらに、カム作用を利用して可動体15を
スライドさせることができるから、操作レバー20の操
作が円滑であり、しかもカム作用点Bと連結点Aとが常
に可動体15のスライド方向に沿って配されるように構
成されているため、低い操作力をもって操作レバー20
を操作することができる。また、結束バンド19に一般
的に市販されている汎用品を使用することができるか
ら、コストの低減を図ることもできる。
【0027】<第二実施形態>以下、本発明の液面検出
装置を具体化した第二実施形態について図13〜図15
を参照して説明する。本実施形態と第一実施形態との相
違は、第一実施形態では操作レバーによるカム作用を利
用して可動体を透明パイプに対して接離する方向にスラ
イドさせる構成であったが、本実施形態では可動体は操
作部材によって螺進退可能に構成されている。その他の
部分については、第一実施形態と同様の構成であるた
め、ここでは同一部分については同一符号を付して説明
を省略する。
【0028】本実施形態の液面検出装置は、図15に示
すように、センサ本体11を挟むように上下に設けられ
た各可動体31,31の後端部間には連結体32が配さ
れており、その連結体32の上下両側面には対向する位
置に連結軸部32a,32aが突出形成されている。ま
た、可動体31の後端部のうち、上記連結軸部32aに
対向する部分には連結受部31aが凹み形成されてお
り、そこに連結軸部32aが圧入されている。さらに、
この連結体32には前後に貫通するねじ孔が形成されて
おり、そのねじ孔にボルト状の操作部材33が螺合して
いる。そして、その操作部材33の先端は連結体32を
貫通してセンサ本体11の後端面に当接している。これ
により、操作部材33を時計回り方向に回転させると連
結体32は後方に螺進され、反時計回り方向に回転させ
ると連結体32は前方に螺進され、上記第一実施形態同
様に可動体31を離間位置と近接位置との間でスライド
させることができる。
【0029】また、操作部材33の後端部には摘み部3
4が形成されており、手動で操作部材33を回転させる
ことができるようになっている。さらに、摘み部34に
は後端面に六角孔34aが形成されており、六角レンチ
によっても回転させることができるようになっている。
【0030】液面検出装置を透明パイプ12に固定する
には、まず操作部材33を時計回り方向に回転させて可
動体31を離間位置に移動させておく(図13参照)。
そして、第一実施例同様に永久固定型の結束バンド19
を可動体31の貫通孔31bに挿通させた後、透明パイ
プ12に強く締め付ける。これによって、センサ本体1
1は固定される。また、その位置を調整或いは変更等し
たい場合には、操作部材33を反時計回り方向に回転さ
せる。すると連結体32が透明パイプ12に接近する方
向に螺進され、もって可動体31が近接位置に移動する
から第一実施例同様に位置調整等することができる(図
14参照)。さらに、位置調整等した後、操作部材33
を時計回り方向に回転させると連結体32は再度透明パ
イプ12から離間する方向に螺進され、もって可動体3
1が離間位置に移動するから再度センサ本体11は強く
締め付けられることになる(図13参照)。
【0031】このように、本実施形態でも、第一実施例
同様に、結束バンド19の締め付けを緩めたり強くした
りすることができるから、取付位置の調整や変更等を容
易に行うことができ、しかも結束バンド19には永久固
定型のものを用いることができるため確実に透明パイプ
12に固定することができる。また、操作部材33に摘
み部34を設けたから、第一実施例同様に締め付けるた
めの工具等を必要とせず、取付作業が容易とされるとと
もに、結束バンド19には一般的に使用されているもの
を用いることができるから、コストの低減化も図ること
もできる。
【0032】<第三実施形態>以下、本発明の液面検出
装置を具体化した第三実施形態について図16〜図19
を参照して説明する。本実施形態と第一実施形態との相
違は、第一実施形態では操作レバーを回動させることに
よりカム作用を利用して可動体を透明パイプに対して接
離する方向にスライドさせる構成であったが、本実施形
態では操作部材をスライド移動させることにより可動体
を透明パイプに対して接離する方向にスライドさせるよ
うに構成されている。その他の部分については、第一実
施形態と同様の構成であるため、ここでは同一部分につ
いては同一符号を付して説明を省略する。
【0033】本実施形態の液面検出装置は、図18に示
すように、各可動体41,41の後端部が内側方向(相
互に対向する方向)に突出形成されており、その突出形
成された各係合部41aとセンサ本体11の後端面との
間に平板状の操作部材42が左右方向に貫通した状態で
挿入されている。これによって、操作部材42は左右方
向にスライド可能とされる。また、操作部材42の左右
両端部には抜け止め部42a,42aが膨出形成されて
おり、これがセンサ本体11に設けられたガイド部16
に当接することにより抜け止めされるようになってい
る。さらに、操作部材は、図16に示すように、右側半
分が肉厚に形成されるとともに左側半分が肉薄に形成さ
れており、かつ肉薄部分から肉厚部分にかけて斜面42
bが形成されている。
【0034】液面検出装置を透明パイプ12に固定する
には、まず操作部材42を左方向にスライドさせる(図
18参照)。すると、可動体41の係合部41aが斜面
42bによって後方に押され、可動体41が離間位置に
移動する(図16参照)。そして、第一実施例同様に永
久固定型の結束バンド19を可動体41の貫通孔41b
に挿通した後、透明パイプ12に強く締め付ける。これ
によって、センサ本体11は固定される。また、その位
置を調整或いは変更したい場合には、操作部材42を右
方向にスライドさせる(図19参照)。すると係合部4
1aが斜面42bに沿って肉薄部分に移動するから、こ
れにより可動体41は近接位置に移動し第一実施例同様
に位置調整等することができる(図17参照)。さら
に、取位置調整等した後、操作部材42を再度左方向に
スライドさせると上記同様に係合部41aが後方に押さ
れて可動体41が再度離間位置に移動して締め付けが強
まる。
【0035】このように、本実施形態でも、第一実施例
同様に、結束バンド19の締め付けを緩めたり強くした
りすることができるから、取付位置の調整や変更等を容
易に行うことができ、しかも結束バンド19には永久固
定型のものを用いることができるから確実に透明パイプ
12に固定することができる。また、第一実施例同様
に、操作部材42を操作するだけで締め付けることがで
きるため、取付作業が容易であるとともに、結束バンド
19には一般的に市販されているものが使用されるか
ら、コストの低減化を図ることもできる。
【0036】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、例えば次のように変形して実施するこ
とができ、これらの実施態様も本発明の技術的範囲に属
する。 (1) 上記各実施形態では、透明パイプ12が本発明
にいう筒体に相当するものであったが、金属製等の不透
明筒体の一部に検出用の透明窓が形成されているもので
あってもよい。
【0037】(2) 上記各実施形態における液面検出
装置は、タンク等に連なった透明パイプ12に取り付け
られるものであったが、筒状の容器自体に取り付ける構
成のものでもよい。
【0038】(3) 上記各実施形態では、液面レベル
の検出方式は投受光用の光ファイバーケーブル13,1
4を利用した光電式のものであったが、超音波式や静電
容量式等、種々の検出方式であってもよい。特に、超音
波式や静電容量式によって液面レベルを検出する場合に
は、筒体は不透明なものを用いることができ、本発明の
適用範囲が広がる。
【0039】(4) 上記各実施形態では、可動体1
5,31,41をセンサ本体11の上下に設け、2箇所
で締め付けるように構成されていたが、可動体をどちら
か1つとし1箇所で締め付けるように構成してもよい。
その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の全体を示す斜視図である。
【図2】同実施形態を上面図である。
【図3】同実施形態の側面図である。
【図4】同実施形態の可動体を示す一部破断上面図であ
る。
【図5】同実施形態の可動体を示す一部破断後面図であ
る。
【図6】同実施形態の可動体を示す縦断面図である。
【図7】同実施形態の操作レバーを示す一部破断後面図
である。
【図8】同実施形態の操作レバーを示す一部破断上面図
である。
【図9】同実施形態の操作レバーを示す一部破断側面図
である。
【図10】同実施形態における操作レバーの固定位置と
調整位置を示す上面図である。
【図11】同実施形態において離間位置に位置する可動
体を示す一部破断上面図である。
【図12】同実施形態において近接位置に位置する可動
体を示す一部破断上面図である。
【図13】第二実施形態において離間位置に位置する可
動体を示す上面図である。
【図14】同実施形態において近接位置に位置する可動
体を示す上面図である。
【図15】同実施形態の後面図である。
【図16】第三実施形態において離間位置に位置する可
動体を示す上面図である。
【図17】同実施形態において近接位置に位置する可動
体を示す上面図である。
【図18】同実施形態において操作部材が左方向にスラ
イドした状態を示す後面図である。
【図19】同実施形態において操作部材が右方向にスラ
イドした状態を示す後面図である。
【図20】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
11…センサ本体 12…透明パイプ(筒体) 13…投光用の光ファイバーケーブル(検出部) 14…受光用の光ファイバーケーブル(検出部) 15,31,41…可動体(可動部材) 15c,31b,41b…貫通孔(係合部) 19…結束バンド 20…操作レバー(操作部材) 20b…カム部 33…操作部材 42…操作部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体に取り付けられ、その筒体内の液面
    レベルを検出するための液面検出装置であって、 前記筒体内の液面レベルを検出する検出部を保持する
    共にその前端面が前記筒体に宛われるセンサ本体と、 前記センサ本体に前記筒体から離れる離間位置と接近す
    る近接位置とに変位可能に設けられた可動部材と、 前記センサ本体と前記可動部材とに設けられて、互いに
    前記筒体に接離する方向でスライド可能に係合するガイ
    ド突出部及びガイド溝と、 前記可動部材に設けられて 、前記筒体に巻回した結束バ
    ンド係合される係合部と、 前記可動部材を、前記離間位置において前記センサ本体
    に固定すると共、操作によって前記可動部材を前記近接
    位置と前記離間位置との間で変位させる操作部材とが設
    けられていることを特徴とする液面検出装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材は前記可動部材に回動可能
    に連結されるとともに前記センサ本体に当接するカム部
    を有し、前記センサ本体に対するカム作用によって前記
    可動部材を前記筒体から離れる方向に変位させる構成で
    あることを特徴とする請求項1記載の液面検出装置。
  3. 【請求項3】 前記操作部材のカム部が前記センサ本体
    に当接するカム作用点と、前記操作部材が前記可動部材
    に回動可能に連結される連結点とが前記可動部材の変位
    方向に沿って配されていることを特徴とする請求項2記
    載の液面検出装置。
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