JP3015285U

JP3015285U - ゴム製マット

Info

Publication number: JP3015285U
Application number: JP1995002891U
Authority: JP
Inventors: 武人佐藤
Original assignee: 武人佐藤
Priority date: 1995-02-28
Filing date: 1995-02-28
Publication date: 1995-08-29
Anticipated expiration: 2001-02-28

Abstract

(57)【要約】【目的】水洗清掃が容易で且つ足が滑ることなく作業
上優れたゴム製マットを市販に供することを目的とす
る。【構成】一定大きさの径を有する円孔の多数を穿設し
た板体であって、該板体の上下方向で且つ隣接する円孔
間の接ぎ部分には上下方向へ一定高さ寸法の小突起の多
数を配設した構成を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は床面上へ敷設して使用するゴム製マットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

床面がコンクリート等の厨房や倉庫の床面には簀の子が使用されるのが一般的であるが、清掃の際には簀の子を上げて行う必要があり、面倒である。簀の子を使用しない厨房では清掃は容易であるものの足が冷えるとか、濡れ水で足が滑る等の問題がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は簀の子を上げることなく清掃を可能とし、且つ足が滑ることなく作業が容易となるゴム製マットを市販に供せんとするものである。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案は一定大きさの径を有する円孔の多数を穿設した板体であって、該板体の上下方向で且つ隣接する円孔間の接ぎ部分には上下方向へ一定高さ寸法の小突起の多数を配設したゴム製となすのであり、この際円孔径は２ｃｍ〜４ｃｍであり、小突起の径は１ｃｍ〜２ｃｍで、且つその上下高さ寸法を７ｍｍ〜１５ｍｍとなすと共に、上記円孔の周囲に６個配設したものが、次述する作用上優れたものとなることが実験上確かめられた。

【０００５】

【作用】

２ｃｍ〜４ｃｍの径をなした円孔は上方からのゴミ等を目塞りなく下方へ落下させるものとなり、又上下小突起の高さ寸法を７ｍｍ〜１５ｍｍとなして支持させていることは上方からホースで水を流すようにするだけで即ち該板体を取除いたりすることなくして効率良く清掃を可能とすることが出来るのであり、又１ｃｍ〜２ｃｍとなした径の小突起を上記各円孔の周囲に６個配置することは、靴裏を適当間隔で保持するばかりでなく、その滑りを防止する上で著効を奏せしめるものである。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案に係るマットの部分平面図、図２は同Ｘ−Ｘ線断面図、図３は同斜視図である。本考案に於てマット１はゴム製で多数の円孔２を穿設した肉厚１ｃｍ〜２ｃｍの板体となされるのであり、この際円孔径はゴミ等が床面へ落下するに支障の無い２ｃｍ〜４ｃｍ程度となされるのであり、且つ隣接する円孔間の接ぎ部分ｓには上下方向へその高さを７ｍｍ〜１５ｍｍとなすと共に径が１ｃｍ〜２ｃｍの小突起３を設けしめる。この際、本考案者の数多くの実験結果によると、前記隣接する円孔間の接ぎ部分に於ける小突起３の数は６個とするのが該上面を歩行する靴、草履や下駄等に到る全てを効果的に保持し、且つ歩行もし易いとの評価を得た。

【０００７】本考案に於て上記マット１の外表面には公知の抗菌処理や防黴処理を施すと良く、これにより極めて衛生的で且つ使い勝手の良いものとなされる。尚、抗菌処理は抗菌剤をゴムマット成型時に原材料に練り込ませるものであっても良く、又防黴処理も防黴液噴霧に限らず防黴剤を表面に直接焼付塗装等して長期間の効果が得られるようにすると良い。

【０００８】本考案に於てマット１の大きさは適宜な寸法に設計することが出来るが、標準寸法としては縦、横を１ｍ×１．５ｍの大きさとし、これを適宜ジョイント等を使用して所要の広さの面積に対し敷設するようになすのである。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は上記構成のためゴミ等は円孔を介して常時床面上へ落下するものとなり、清掃に際しては上方から水を流すだけでゴミを各小突起の間隙を通して押し流さしめることが出来、清掃のためにマットを取り除いたりすることなく効率良く実施することが出来るものとなる。一方、上下面の小突起は滑り防止効果と共に通風作用も良く、安全性や乾燥性等で優れる。他方、抗菌処理、防黴処理したものは、下駄履き、草履履き等で足が露出しても衛生的に作業が出来るのであり、又ゴキブリ等の虫害対策ともなり得る。上記では厨房の使用について説明したが、厨房以外に即ち倉庫等の床面上に敷設して使用するのであり、この際抗菌処理や防黴処理したものは特に食品倉庫用に適する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るマットの部分平面図である。

【図２】同正面図である。

【図３】同斜視図である。

【符号の説明】

１マット２円孔３小突起

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】一定大きさの径を有する円孔の多数を穿
設した板体であって、該板体の上下方向で且つ隣接する
円孔間の接ぎ部分には上下方向へ一定高さ寸法の小突起
の多数を配設した構成を特徴とするゴム製マット。
【請求項２】円孔径が２ｃｍ〜４ｃｍであり、一方小
突起の径は１ｃｍ〜２ｃｍであって、且つその上下高さ
寸法を７ｍｍ〜１５ｍｍとなし、他方該小突起の数を各
円孔の周囲に６個となるように配設したことを特徴とす
る請求項１記載のゴム製マット。
【請求項３】請求項１又は２記載のゴム製マット表面
に抗菌及び又は防黴処理を施したことを特徴とするゴム
製マット。
【請求項４】厨房の床面上へ敷設して使用することを
特徴とする請求項１、２又は３記載のゴム製マット。
【請求項５】倉庫の床面上へ敷設して使用することを
特徴とする請求項１、２又は３記載のゴム製マット。