JP3015004U - 収納機能付防災頭巾 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防災頭巾に収納機能を付けるのが目的であ
る。 【構成】 防災頭巾に開閉口を設け、内部に物を収納で
きるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、内部に物を収納できる袋状の防災頭巾に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の防災頭巾は、内部に緩衝材を入れて縫いつけたものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、物を入れられないという問題点を有していた。本考案は、防災頭巾 の内部に物が入るように考えた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の防災頭巾は、二つ折りにして頭に被る袋状の長方形の防災頭巾であっ て、内部に衣類等が収納できる構造のものである。

【０００５】

【作用】

防災頭巾は、袋状にすることによって災害後の生活に必要な物（衣類、生活雑 貨等）や、貴重品（現金、預金通帳等）が収納可能になる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 実施例の防災頭巾は、図１〜図４に示すように開閉口２より災害後の生活に必要 な衣類や貴重品等を収納する長方形の袋１であって、開閉口２は接合子４で開閉 できるようになっている。なお、開閉口２にはファスナー、スナップ等を使って も良い。開閉口２を設ける位置は取り出し易ければどこでも良い。 緩衝材３を入れる位置は、被ったとき頭の上部のみでも良いが、後頭部の保護 のため後部も入れることが好ましい。また、緩衝材３を入れず全体に収納できる ようにしても良い。その時には、内部に区切りをつけて、入れた物をずれにくく することもできる。後頭部の部分は、縫いつけずにファスナー等を用いても良い 。さらに、内部及び外部にポケットを付け加えても良い。 あごへの固定は、ゴムやひもで結んでも良いし、接合子等で固定しても良い。 また、マスク状の幅広な布にし、口を覆うと粉じん等に対応することができる。 目の部分を保護するとさらに粉じん等への対応が期待できる。 不燃性・難燃性・防水性の布を用いるとより一層良い。

【０００７】

【考案の効果】

阪神大震災の折り、避難している人達への「何が欲しいか？」の質問に対して 、下着、紙おむつ、おしぼりウエッティ等の答えが非常に多かったのは、周知の ことである。また、二次災害の火災によって、貴重品を焼失した人が多数いると 聞く。この防災頭巾は、それらを開閉口より内部に入れられるようにした。よっ て、災害発生時には、この防災頭巾を被って逃げれば良いので、迅速な避難が可 能になる。あごの固定部分をマスク状にし口を覆い、さらに目を保護したことに より、粉じん、煙対策にもなる。留め部分を接合子等にしたので、老人、幼児で も被るのが容易になり迅速な避難ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の平面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ 断面図

【図３】図１のＢ−Ｂ 断面図

【図４】実施例の防災頭巾を被った状態を示す斜視図

【符号の説明】

１ 袋 ２ 開閉口 ３ 緩衝材 ４ 接合子

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小田倉 法子 神奈川県横浜市南区永田みなみ台２街区６ 番506号 (72)考案者 木幡 千春 神奈川県横浜市南区永田みなみ台２街区８ 番604号 (72)考案者 佐山 正枝 神奈川県横浜市南区永田みなみ台３街区６ 番502号

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二つ折りにして頭に被る袋状の長方形の
   防災頭巾であって、内部に衣類等が収納できる防災頭
   巾。