JP3015001B2 - ハフマン復号化装置 - Google Patents

ハフマン復号化装置

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JP3015001B2
JP3015001B2 JP10112465A JP11246598A JP3015001B2 JP 3015001 B2 JP3015001 B2 JP 3015001B2 JP 10112465 A JP10112465 A JP 10112465A JP 11246598 A JP11246598 A JP 11246598A JP 3015001 B2 JP3015001 B2 JP 3015001B2
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憲司 平野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力されるハフマ
ン符号を復号化して復号化データを出力するハフマン復
号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データは非常に多くの情報量を含ん
でいる。そのため、画像データをそのままの形で処理す
るのは、メモリ容量および通信速度の点で実用的ではな
い。そこで、画像データ圧縮技術が重要となる。
【0003】画像データ圧縮技術の国際標準の一つとし
てJPEG(Joint Photographic Expert Group)があ
る。JPEGでは、非可逆符号化を行うDCT(離散コ
サイン変換)方式と、二次元空間でDPCM(Differen
tial PCM) を行う可逆符号化方式が採用されている。以
下、DCT方式の画像データ圧縮を説明する。
【0004】図3はDCT方式の画像データ圧縮および
画像データ伸長を実行するためのシステムの基本構成を
示すブロック図である。
【0005】符号化側では、DCT処理部100が、入
力される原画像データに離散コサイン変換(以下、DC
Tと呼ぶ)処理を行い、DCT係数を出力する。このD
CT処理では、まず、図4に示すように、画像データを
複数の8×8画素ブロックに分割する。図5に示すよう
に、1つの8×8画素ブロック内には、64個の画素デ
ータPXY(X,Y=0,…,7)が含まれる。分割され
た各8×8画素ブロックに対して二次元DCT処理を行
うと、64個のDCT係数SUV(U,V=0,…,7)
が得られる。
【0006】DCT係数S00はDC係数と呼ばれ、残り
の63個のDCT係数はAC係数と呼ばれる。図5に示
すように、DCT処理されたブロックの左から右に進む
につれて高周波の水平周波数成分を多く含み、上から下
へ進むにつれて高周波の垂直周波数成分を多く含むこと
になる。
【0007】図3の量子化部200は、量子化テーブル
400を参照してDCT処理部100から出力されたD
CT係数に量子化を行い、量子化されたDCT係数を出
力する。この量子化により画質および符号化情報量が制
御される。図7に量子化部200から出力されるDCT
係数の一例を示す。図6において、“A”,“B”,
“C”,“D”,“E”,“F”は“0”以外の値を表
わしている。
【0008】図4のハフマン符号化装置300は、符号
化テーブル500を参照して量子化部200から出力さ
れたDCT係数にハフマン符号化処理を行い、圧縮画像
データを出力する。DC係数の符号化では、1つ前のブ
ロックのDC係数と現在のブロックのDC係数との差分
値を求め、その差分値に対してハフマン符号が割り当て
られる。
【0009】AC係数の符号化では、図7に示すよう
に、AC係数が、まず、ジグザグスキャンによって一次
元に配列される。この一次元に配列されたAC係数は、
連続する“0”の係数(無効係数)の長さを示すラン長
と、“0”以外の係数(有効係数)の値とを用いて符号
化される。有効係数はグループ分けされ、各有効係数に
グループ番号が割り当てられる。AC係数の符号化で
は、ラン長とグループ番号との組み合わせに対してハフ
マン符号が割り当てられる。上記のようにして、原画像
データが圧縮画像データに符号化される。
【0010】復号化側では、ハフマン復号化装置600
が、ハフマン復号化処理により圧縮画像データをラン長
およびグループ番号からなる復号化データに復号化し、
その復号化データに基づいて量子化されたDCT係数を
出力する。逆量子化部700は、量子化テーブル400
を参照して量子化されたDCT係数に逆量子化を行い、
DCT係数を出力する。逆DCT処理部800は、DC
T係数に逆DCT処理を行い、再生画像データを出力す
る。
【0011】図8は従来のハフマン復号化装置の一例を
示すブロック図である。頭出し処理部11は、圧縮画像
データからハフマン符号の先頭位置を検出し、検出され
た先頭位置からハフマン符号の最大符号長に相当するビ
ット数の圧縮画像データをメモリ12のアドレス入力端
子ADにアドレス信号として与える。
【0012】メモリ12は、2k ワードの記憶容量を有
する。ここで、kはハフマン符号の最大符号長を表す。
メモリ12内の各アドレスには、そのアドレスが表すハ
フマン符号に対応する復号化データが格納される。各復
号化データは、上記のラン長およびグループ番号からな
る。
【0013】例えば、ハフマン符号の最大符号長kを1
6とすると、16ビット長のハフマン符号“11111
11111110101”に対応する復号化データは、
アドレス“1111111111110101”に格納
される。15ビット長のハフマン符号“1111111
11000010”に対応する復号化データは、2つの
アドレス“111111111000010X”に格納
される。ここで、Xは0および1を表す。また、2ビッ
ト長のハフマン符号“01”に対応する復号化データ
は、214個のアドレス“01XXXXXXXXXXXX
XX”に格納される。
【0014】このように、メモリ12には、最大符号長
に相当する16ビットの圧縮画像データがアドレス信号
として与えられるので、最大符号長よりも短いハフマン
符号に対応する復号化データは、複数のアドレスに格納
しておく必要がある。
【0015】例えば、圧縮画像データが2ビットのハフ
マン符号“01”を含む場合には、メモリ12には、1
6ビットの圧縮画像データ“01…”がアドレス信号と
して与えられる。それにより、アドレス“01…”に格
納された復号化データが読み出され、データ出力端子D
Oから出力される。このようにして、圧縮画像データに
含まれるハフマン符号が復号化される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ハフマン復号化装置では、ハフマン符号の最大符号長k
に相当するビット数の圧縮画像データがアドレス信号と
してメモリ12に与えられるので、メモリ12の記憶容
量は2k ワード必要となる。
【0017】この場合、最大符号長kよりも短いハフマ
ン符号に対応する復号化データは複数のアドレスに格納
される。すなわち、ハフマン符号の数よりもはるかに多
くの数のアドレスに余分な復号化データを格納する必要
がある。ハフマン符号の数をnとすると、メモリ12の
利用効率はn/2k と非常に低くなる。
【0018】その結果、ハフマン復号化装置の回路規模
が大きくなり、かつ処理の高速化を図ることが困難とな
る。
【0019】本発明の目的は、小型化および処理の高速
化が図られたハフマン復号化装置を提供することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段および発明の効果】(1)
第1の発明 第1の発明に係るハフマン復号化装置は、入力されるハ
フマン符号を復号化して復号化データを出力するハフマ
ン復号化装置であって、複数の第1の記憶手段、複数の
一致検出手段、第2の記憶手段、発生頻度生成手段およ
び第3の記憶手段を備える。
【0021】複数の第1の記憶手段は、複数のハフマン
符号のうち所定数のハフマン符号を記憶する。複数の一
致検出手段は、複数の第1の記憶手段に対応して設けら
れ、各々が入力されるハフマン符号と対応する第1の記
憶手段に記憶されるハフマン符号との一致を検出する。
第2の記憶手段は、上記所定数のハフマン符号にそれぞ
れ対応する所定数の復号化データを記憶し、複数の一致
検出手段の出力信号に応答して上記所定数の復号化デー
タのうちいずれかを出力する。発生頻度生成手段は、入
力されるハフマン符号に基づいて対応する発生頻度を生
成する。第3の記憶手段は、複数のハフマン符号のうち
少なくとも残りの複数のハフマン符号の発生頻度が示す
アドレスに復号化データを記憶し、発生頻度生成手段に
より生成される発生頻度をアドレス信号として受け、ア
ドレス信号により指定されるアドレスから復号化データ
を出力する。
【0022】本発明に係るハフマン復号化装置において
は、複数のハフマン符号のうち所定数のハフマン符号が
複数の第1の記憶手段に記憶される。また、上記所定数
のハフマン符号にそれぞれ対応する所定数の復号化デー
タが第2の記憶手段に記憶される。さらに、複数のハフ
マン符号のうち少なくとも残りの複数のハフマン符号に
対応する復号化データが第3の記憶手段に記憶される。
各復号化データは、対応するハフマン符号の発生頻度が
示すアドレスに記憶される。
【0023】入力されるハフマン符号と複数の第1の記
憶手段に記憶されるハフマン符号との一致が複数の一致
検出手段によりそれぞれ検出される。入力されるハフマ
ン符号と複数の第1の記憶手段に記憶されるハフマン符
号のいずれかとの一致が一致検出手段により検出された
場合には、複数の一致検出手段の出力信号に応答して第
2の記憶手段に記憶された所定数の復号化データのうち
いずれかが出力される。この場合には、一致検出手段に
よる一致検出および第2の記憶手段からの復号化データ
の出力により、入力されたハフマン符号が高速に復号化
される。
【0024】一方、入力されるハフマン符号に基づいて
発生頻度生成手段により対応する発生頻度が生成され
る。発生頻度生成手段により生成される発生頻度はアド
レス信号として第3の記憶手段に与えられる。入力され
るハフマン符号と複数の第1の記憶手段に記憶されるハ
フマン符号とが一致しない場合には、発生頻度生成手段
からアドレス信号として与えられた発生頻度に基づいて
第3の記憶手段から復号化データが出力される。
【0025】このように、所定数のハフマン符号にそれ
ぞれ対応する所定数の復号化データが第2の記憶手段に
記憶されるので、入力されるハフマン符号が所定数のハ
フマン符号のいずれかと一致した場合には、第2の記憶
手段から対応する復号化データが高速に読み出される。
また、入力されるハフマン符号が所定数のハフマン符号
と一致しない場合には、入力されるハフマン符号の発生
頻度が生成され、その発生頻度に基づいて第3の記憶手
段から対応する復号化データが読み出される。
【0026】ハフマン符号と発生頻度とは1対1に対応
し、発生頻度と復号化データも1対1に対応しているの
で、第3の記憶手段に記憶される復号化データの数は多
くとも複数のハフマン符号の数と同じになる。そのた
め、第3の記憶手段に必要な記憶容量が小さくなる。
【0027】したがって、小型化および処理の高速化が
図られたハフマン復号化装置が得られる。
【0028】(2)第2の発明 第2の発明に係るハフマン復号化装置は、第1の発明に
係るハフマン復号化装置の構成において、上記所定数の
ハフマン符号は、残りのハフマン符号よりも高い発生頻
度を有するものである。これにより、発生頻度の高いハ
フマン符号を高速に復号化することができるので、ハフ
マン復号化装置の動作が全体としてより高速化される。
【0029】(3)第3の発明 第3の発明に係るハフマン復号化装置は、第1または第
2の発明に係るハフマン復号化装置の構成において、発
生頻度生成手段は、ハフマン符号の符号長ごとに設定さ
れた定数を記憶する定数記憶手段と、ハフマン符号の符
号長ごとの最小符号を記憶する最小符号記憶手段と、最
小符号記憶手段に記憶される符号長ごとの最小符号に基
づいて入力されたハフマン符号の符号長を検出する符号
長検出手段と、符号長検出手段により検出された符号長
に基づいて定数記憶手段に記憶された定数のいずれかを
選択する定数選択手段と、定数選択手段により選択され
た定数および入力されたハフマン符号に基づいて発生頻
度を算出する算出手段とを備えたものである。
【0030】ハフマン符号の発生頻度は、ハフマン符号
から符号長ごとに設定された定数を減算することにより
得られる。定数記憶手段には、ハフマン符号の符号長ご
とに設定された定数が記憶される。また、最小符号記憶
手段には、ハフマン符号の符号長ごとの最小符号が記憶
される。最小符号記憶手段に記憶される符号長ごとの最
小符号に基づいて、入力されたハフマン符号の符号長が
検出され、検出された符号長に基づいて定数記憶手段に
記憶された定数のいずれかが選択される。そして、選択
された定数および入力されたハフマン符号に基づいて発
生頻度が算出される。
【0031】(4)第4の発明 第4の発明に係るハフマン符号化装置は、第1、第2ま
たは第3の発明に係るハフマン符号化装置の構成におい
て、第2および第3の記憶手段から出力される復号化デ
ータを選択的に出力する復号化データ選択手段をさらに
備えたものである。
【0032】入力されるハフマン符号が所定数のハフマ
ン符号と一致する場合には、第2の記憶手段から出力さ
れる復号化データが選択的に出力され、入力されるハフ
マン符号が所定数のハフマン符号と一致しない場合に
は、第3の記憶手段から出力される復号化データが選択
的に出力される。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
ハフマン復号化装置の構成を示すブロック図である。
【0034】図1のハフマン復号化装置は、頭出し処理
部1、発生頻度生成部2、メモリ3、i個のレジスタR
1〜Ri、i個の比較器C1〜Ci、レジスタ4および
セレクタ5を含む。ここで、ハフマン符号の数をn個と
すると、iは0<i<nの関係を有する。本実施例で
は、i=20である。また、本実施例では、ハフマン符
号の最大符号長kを16ビットとする。通常、符号長の
短いハフマン符号ほど発生頻度が高く、例えば、発生頻
度が最上位から20番目までのハフマン符号は8ビット
以下の符号長を有する。
【0035】頭出し処理部1は、入力される圧縮画像デ
ータから各ハフマン符号の先頭位置を検出し、検出され
た先頭位置から16ビットの圧縮画像データを発生頻度
生成部2に与え、検出された先頭位置から8ビットの圧
縮画像データを比較器C1〜Ciに与える。
【0036】発生頻度生成部2は、頭出し処理部1から
与えられた圧縮画像データに含まれるハフマン符号の発
生頻度を後述する方法で生成し、生成された発生頻度を
メモリ3のアドレス入力端子ADにアドレス信号として
与える。
【0037】メモリ3としては、RAM(ランダムアク
セスメモリ)等が用いられる。このメモリ3の各アドレ
スには、そのアドレスが示す発生頻度を有するハフマン
符号に対応する復号化データが記憶されている。復号化
データはラン長(連続する0の数)およびグループ番号
からなる。ハフマン符号と発生頻度とは1対1に対応
し、発生頻度と復号化データとは1対1に対応してい
る。したがって、メモリ3には、最大n個の復号化デー
タが記憶される。
【0038】発生頻度をメモリ3のアドレス入力端子A
Dにアドレス信号として与えることにより、その発生頻
度のハフマン符号に対応する復号化データがデータ出力
端子DOから出力される。
【0039】i個のレジスタR1〜Riには、発生頻度
が最上位からi番目までのi個のハフマン符号がそれぞ
れ格納される。比較器C1〜CiはレジスタR1〜Ri
にそれぞれ対応して設けられている。比較器C1〜Ci
は、頭出し処理部1から与えられた圧縮画像データに含
まれるハフマン符号をそれぞれ対応するレジスタR1〜
Riに格納されるハフマン符号と比較する。各比較器C
1〜Ciは、頭出し処理部1から与えられたハフマン符
号と対応するレジスタR1〜Riに格納されたハフマン
符号とが一致したときに例えばハイレベルの一致信号を
出力し、それらが一致しないときに例えばローレベルの
不一致信号を出力する。
【0040】レジスタ4は、レジスタR1〜Riに対応
してi個の記憶領域M1〜Miを有する。このレジスタ
4の記憶領域M1〜Miには、発生頻度が最上位からi
番目までのハフマン符号に対応する復号化データがそれ
ぞれ記憶される。各復号化データはラン長およびグルー
プ番号からなる。
【0041】セレクタ5は、メモリ3から出力される復
号化データまたはレジスタ4から出力される復号化デー
タを選択的に出力する。
【0042】本実施例では、レジスタR1〜Riが第1
の記憶手段に相当し、比較器C1〜Ciが一致検出手段
に相当し、レジスタ4が第2の記憶手段に相当する。ま
た、発生頻度生成部2が発生頻度生成手段に相当し、メ
モリ3が第3の記憶手段に相当し、セレクタ5が選択手
段に相当する。
【0043】図2は図1のハフマン復号化装置における
発生頻度生成部2の構成を示すブロック図である。
【0044】発生頻度生成部2は、定数記憶部21、最
小符号記憶部22、符号長検出部23、セレクタ24お
よび加算器25を含む。ハフマン符号と発生頻度との間
には次式の関係式が成り立つ。
【0045】発生頻度=ハフマン符号−定数m 定数mはハフマン符号の符号長に固有であり、予め計算
により求めることができる。よって、入力されたハフマ
ン符号の符号長を検出し、検出された符号長に対応する
定数mを用いて発生頻度を算出することができる。
【0046】図2の定数記憶部21には、1ビットから
16ビットの符号長にそれぞれ対応する定数mが記憶さ
れる。定数記憶部21は、例えばレジスタからなる。
【0047】最小符号記憶部22には、ハフマン符号の
符号長ごとの最小符号が記憶されている。すなわち、最
小符号記憶部22には、符号長が1ビットのハフマン符
号の最小符号から符号長が16ビットのハフマン符号の
最小符号までの合計16個の最小符号が記憶される。た
とえば、4ビットの符号長を有するハフマン符号が“1
010”、“1011”および“1100”の3つであ
るとすると、最小符号記憶部22には、符号長が4ビッ
トのハフマン符号の最小符号として“1010”が記憶
される。この最小符号記憶部22は、例えばレジスタか
らなる。
【0048】符号長検出部23は、入力されるハフマン
符号と最小符号記憶部22から出力される16個のハフ
マン符号とを比較することにより入力されるハフマン符
号の符号長を検出する。
【0049】セレクタ24は、符号長検出部23により
検出された符号長に基づいて定数記憶部21から出力さ
れる16個の定数mのうち1つを選択し、選択された定
数mを加算器25の一方の入力端子に与える。加算器2
5の他方の入力端子には、入力されたハフマン符号が与
えられる。
【0050】加算器25は、入力されたハフマン符号か
ら定数mを減算することにより発生頻度を算出し、算出
された発生頻度をメモリ3のアドレス入力端子ADにア
ドレス信号として与える。それにより、メモリ3のデー
タ出力端子DOから対応するラン長およびグループ番号
からなる復号化データが出力される。
【0051】本実施例では、定数記憶部21が定数記憶
手段に相当し、最小符号記憶部22が最小符号記憶手段
に相当し、符号長検出部23が符号長検出手段に相当す
る。また、セレクタ24が定数選択手段に相当し、加算
器25が算出手段に相当する。
【0052】次に、図1のハフマン復号化装置の動作を
説明する。頭出し処理部1は、圧縮画像データに含まれ
る各ハフマン符号の先頭位置を検出し、検出された先頭
位置から16ビットの圧縮画像データを発生頻度生成部
2に与え、検出された先頭位置から8ビットの圧縮画像
データをi個の比較器C1〜Ciに与える。
【0053】各比較器C1〜Ciは、頭出し処理部1か
ら与えられた圧縮画像データに含まれるハフマン符号を
それぞれ対応するレジスタR1〜Riに格納されるハフ
マン符号と比較する。頭出し処理部1から与えられるハ
フマン符号がレジスタR1〜Riに格納されるi個のハ
フマン符号のいずれかと一致すると、比較器C1〜Ci
のいずれかから例えばハイレベルの一致信号が出力さ
れ、他の比較器からは例えばローレベルの不一致信号が
出力される。
【0054】比較器C1〜Ciの出力信号はアドレス信
号としてレジスタ4に与えられる。それにより、レジス
タ4の記憶領域M1〜Miのうち一致信号を出力した比
較器に対応する記憶領域から復号化データが出力され
る。
【0055】この場合、比較器C1〜Ciおよびレジス
タR1〜Riによる復号化データの出力は、基準信号の
1サイクルで行われる。
【0056】頭出し処理部1から与えられる圧縮画像デ
ータに含まれるハフマン符号がレジスタR1〜Riに格
納されるハフマン符号のいずれとも一致しない場合に
は、圧縮画像データに含まれるハフマン符号に基づいて
発生頻度生成部2から発生頻度が出力される。
【0057】発生頻度生成部2から出力された発生頻度
はアドレス信号としてメモリ3のアドレス入力端子AD
に与えられる。それにより、メモリ3のデータ出力端子
DOからその発生頻度を有するハフマン符号に対応する
復号化データが出力される。
【0058】この場合、発生頻度生成部2およびメモリ
3による復号化データの出力は、基準信号の3サイクル
で行われる。
【0059】セレクタ5は、頭出し処理部1から与えら
れるハフマン符号が上位i番目までの発生頻度を有する
ハフマン符号である場合には、レジスタ4から出力され
る復号化データを出力し、頭出し処理部1から与えられ
るハフマン符号が上位i番目までの発生頻度を有するハ
フマン符号でない場合には、メモリ3から出力される復
号化データを出力する。
【0060】最上位から20番目までの発生頻度を有す
るハフマン符号の出現確率は約90%以上であるので、
頭出し処理部1から与えられるハフマン符号の約90%
が比較器C1〜Ciおよびレジスタ4による1サイクル
の処理で復号化される。したがって、ハフマン復号化装
置の処理が全体として高速化される。
【0061】また、ハフマン符号と発生頻度とは1対1
に対応し、発生頻度と復号化データは1対1に対応する
ので、メモリ3に必要な記憶容量はハフマン符号と同数
の最大nワードとなる。したがって、ハフマン復号化装
置が小型化される。
【0062】なお、上記実施例では、複数のハフマン符
号のうち発生頻度が最上位から20番目までのハフマン
符号をレジスタR1〜Riに格納しているが、レジスタ
R1〜Riに格納するハフマン符号の数はこれに限定さ
れず、任意の数のハフマン符号をレジスタに格納するこ
とができる。
【0063】また、上記実施例では、メモリ3にすべて
のハフマン符号に対応する復号化データを格納している
が、レジスタR1〜Riに格納されるi個のハフマン符
号を除くハフマン符号に対応する復号化データをメモリ
3に格納してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるハフマン復号化装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のハフマン復号化装置に含まれる発生頻度
生成部の構成を示すブロック図である。
【図3】DCT方式の画像データ圧縮および画像データ
伸長を実行するためのシステムの基本構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】画像データのブロック化を示す図である。
【図5】8×8画素ブロックおよびDCT処理されたブ
ロックを示す図である。
【図6】量子化されたDCT係数の一例を示す図であ
る。
【図7】ジグザグスキャンを説明するための図である。
【図8】従来のハフマン復号化装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 頭出し処理部 2 発生頻度生成部 3 メモリ 4 レジスタ 5 セレクタ R1,Ri レジスタ C1,Ci 比較器 21 定数記憶部 22 最小符号記憶部 23 符号長検出部 24 セレクタ 25 加算器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるハフマン符号を復号化して復
    号化データを出力するハフマン復号化装置であって、 複数のハフマン符号のうち所定数のハフマン符号を記憶
    する複数の第1の記憶手段と、 前記複数の第1の記憶手段に対応して設けられ、各々が
    入力されるハフマン符号と対応する第1の記憶手段に記
    憶されるハフマン符号との一致を検出する複数の一致検
    出手段と、 前記所定数のハフマン符号にそれぞれ対応する所定数の
    復号化データを記憶し、前記複数の一致検出手段の出力
    信号に応答して前記所定数の復号化データのうちいずれ
    かを出力する第2の記憶手段と、 入力されるハフマン符号に基づいて対応する発生頻度を
    生成する発生頻度生成手段と、 前記複数のハフマン符号のうち少なくとも残りの複数の
    ハフマン符号の発生頻度が示すアドレスに復号化データ
    を記憶し、前記発生頻度生成手段により生成される発生
    頻度をアドレス信号して受け、アドレス信号により指定
    されるアドレスから復号化データを出力する第3の記憶
    手段とを備えたことを特徴とするハフマン復号化装置。
  2. 【請求項2】 前記所定数のハフマン符号は、残りのハ
    フマン符号よりも高い発生頻度を有することを特徴とす
    る請求項1記載のハフマン復号化装置。
  3. 【請求項3】 前記発生頻度生成手段は、 ハフマン符号の符号長ごとに設定された定数を記憶する
    定数記憶手段と、 ハフマン符号の符号長ごとの最小符号を記憶する最小符
    号記憶手段と、 前記最小符号記憶手段に記憶される符号長ごとの最小符
    号に基づいて入力されたハフマン符号の符号長を検出す
    る符号長検出手段と、 前記符号長検出手段により検出された符号長に基づいて
    前記定数記憶手段に記憶された定数のいずれかを選択す
    る定数選択手段と、 前記定数選択手段により選択された定数および入力され
    たハフマン符号に基づいて発生頻度を算出する算出手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のハ
    フマン復号化装置。
  4. 【請求項4】 前記第2および第3の記憶手段から出力
    される復号化データを選択的に出力する復号化データ選
    択手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載のハフマン復号化装置。
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