JP3014820U - 外用貼付薬 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬面を皮膚から剥がれにくくする。 【構成】 皮膚固着強化面１が薬面２の周囲に設けられ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、皮膚への固着を強化した外用貼付薬に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

外用貼付薬は、薬面と、この薬面を保持する布または紙等の下地材と、使用前 、薬面に接触していて薬面を保護するフィルムとから構成されている。そして、 外用貼付薬は、フィルムを剥がして薬面を患部に貼って、使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来技術においては、薬面には粘着性の物質が含まれていて、薬面を患部 に固着しているが、その固着の度合いは十分とはいえず、なお剥がれ易い場合が ある。

【０００４】 この考案は、このような従来技術の課題を解決する目的でなされたものである 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための手段を、実施例に対応する図１を用いて以下、説明 する。この考案は、皮膚固着強化面１が薬面２の周囲に設けられているものであ る。

【０００６】

【作用】

このように構成されたものにおいては、皮膚固着強化面１が薬面２と別個に設 けられているので、皮膚への固着の度合いは増加する。

【０００７】

【実施例】

図１は、この考案の一実施例を示す図である。図１において、１は皮膚固着強 化面、２は薬面である。

【０００８】 皮膚固着強化面１は、薬面２の周囲に設けられている。下地材（図示せず）の 中央部に薬面２を形成し、下地材（図示せず）の周辺部に皮膚固着強化面１を形 成する。皮膚固着強化面１と薬面２の高さは、等しく形成され、皮膚固着強化面 １及び薬面２には下地材よりやや大きい、皮膚固着強化面１及び薬面２を保護す るフィルム（図示せず）が当接されている。

【０００９】 以上は、皮膚固着強化面１が薬面２の周囲に設けられている場合であるが、図 ２に示すように、皮膚固着強化面１が、薬面２の中に複数、薬面２と同一レベル で設けても、同様の効果が得られる。

【００１０】 皮膚固着強化面１が薬面２と別個に設けられているので、皮膚への固着の度合 いは増加する。したがって、薬面２は皮膚から剥がれにくい。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明してきたように、この考案は、皮膚固着強化面が薬面の周囲に設けら れているものである。それゆえ、皮膚固着強化面が薬面と別個に設けられている ので、皮膚への固着の度合いは増加する。したがって、この考案によれば、薬面 は皮膚から剥がれにくいという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例を示す図である。

【図２】この考案の他の実施例を示す図である。

【符号の説明】

１ 皮膚固着強化面 ２ 薬面

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 皮膚固着強化面が薬面の周囲に設けられ
   ている外用貼付薬
2. 【請求項２】 皮膚固着強化面が、薬面の中に複数、該
   薬面と同一レベルで設けられている外用貼付薬