JP3014641B2 - 差動装置 - Google Patents

差動装置

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JP3014641B2
JP3014641B2 JP8095243A JP9524396A JP3014641B2 JP 3014641 B2 JP3014641 B2 JP 3014641B2 JP 8095243 A JP8095243 A JP 8095243A JP 9524396 A JP9524396 A JP 9524396A JP 3014641 B2 JP3014641 B2 JP 3014641B2
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    • F16H48/22Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using friction clutches or brakes
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D7/007Slip couplings, e.g. slipping on overload, for absorbing shock the torque being transmitted and limited by rolling surfaces skidding, e.g. skew needle rollers
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    • F16H48/06Differential gearings with gears having orbital motion
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の左右または
前後駆動輪の回転差を許容する差動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】従来、自動車の差動装置としては、出力軸
に連結された一対のベベルギヤの間にピニオンギヤを介
在させ、ピニオンギヤのシャフトに外側から回転力が加
わると、差動時にピニオンギヤを自転させて各出力軸の
回転差を許容するようにしたものが一般的である。ま
た、旋回時や摩擦係数の低い路面の走行時に駆動輪の片
方が空転しようとするのを規制する差動制限機能を持っ
た差動装置としては、ベベルギヤの背面側に多板クラッ
チを配置し、ベベルギヤのスラスト力で多板クラッチを
押圧して摩擦力を発生させることにより、駆動力を伝達
するようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記多
板クラッチのように滑り摩擦を利用して動力を伝達する
機構では、半接続状態での摩擦力を一定に規制すること
が極めて困難であり、特に低速回転においてはクラッチ
板同士が静摩擦と動摩擦を間欠的に生ずる、いわゆるス
ティック・スリップが発生し、差動制限力が極めて不安
定になるという問題点があった。また、スティック・ス
リップにより摩擦力が不安定になると騒音や振動が発生
し、走行性能に悪影響を及ぼすという問題点もあった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、低速回転においても
常に安定した差動制限力を得ることのできる差動装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、外部からの駆動力によって
回転する入力側回転体と、入力側回転体の回転軸と同軸
状に配置された一対の出力側回転体と、各出力側回転体
の回転差を許容しながら入力側回転体の回転力を各出力
側回転体に伝達する伝達手段とを備えた差動装置におい
て、前記入力側回転体と少なくとも一方の出力側回転体
との軸方向の対向面間に配置され、各出力側回転体が互
いに回転差を生ずると入力側及び出力側回転体の各対向
面に接触しながら転動する複数のローラと、各ローラを
入力側及び出力側回転体の回転軸を中心とする所定の円
周に沿って互いに所定間隔をおいて転動自在に保持する
ローラ保持体とを備え、各ローラの転動軸を入力側及び
出力側回転体の回転軸を含む平面に対して所定の角度を
なすように傾斜させている。
【0006】また、請求項2では、外部からの駆動力に
よって回転する入力側回転体と、入力側回転体の回転軸
と同軸状に配置された一対の出力側回転体と、各出力側
回転体の軸方向の対向面間に配置された複数の転動体
と、各転動体を各出力側回転体間に保持する保持体とを
備え、前記保持体には出力側回転体の径方向に延びる複
数の長孔を出力側回転体の軸方向に貫通して設けて各長
孔に各転動体を移動自在に収容するとともに、各出力側
回転体の軸方向の対向面には各転動体に係合する溝を出
力側回転体の周方向に連続して設け、各出力側回転体に
回転差が生ずると各転動体が各出力側回転体の溝に案内
されて保持体の長孔に沿って往復移動するようにした差
動装置において、前記入力側回転体と少なくとも一方の
出力側回転体との軸方向の対向面間に配置され、各出力
側回転体が互いに回転差を生ずると入力側及び出力側回
転体の各対向面に接触しながら転動する複数のローラ
と、各ローラを入力側及び出力側回転体の回転軸を中心
とする所定の円周に沿って互いに所定間隔をおいて転動
自在に保持するローラ保持体とを備え、各ローラの転動
軸を入力側及び出力側回転体の回転軸を含む平面に対し
て所定の角度をなすように傾斜させている。
【0007】また、請求項3では、外部からの駆動力に
よって回転する入力側回転体と、入力側回転体の回転軸
と同軸状に配置された一対の出力側回転体と、入力側回
転体と各出力側回転体の径方向の対向面間に配置された
複数の転動体と、入力側回転体と各出力側回転体の径方
向の対向面間に軸方向に移動自在に配置され、各出力側
回転体の軸方向に配列された転動体を転動自在に保持す
る保持体とを備え、前記入力側回転体には各出力側回転
体の軸方向に延びる複数の溝を設けて各溝に各転動体を
移動自在に係合するとともに、各出力側回転体の入力側
回転体との対向面には各転動体に係合する溝を各出力側
回転体の周方向に連続して設け、各出力側回転体に回転
差が生ずると各転動体が各出力側回転体の溝に案内され
て入力側回転体の各溝に沿って往復移動するようにした
差動装置において、前記入力側回転体と各出力側回転体
との軸方向の対向面間及び各出力側回転体の軸方向の対
向面間にそれぞれ配置され、各出力側回転体が互いに回
転差を生ずると入力側及び各出力側回転体の各対向面及
び各出力側回転体の各対向面にそれぞれ接触しながら転
動する複数のローラと、各ローラを入力側及び出力側回
転体の回転軸を中心とする所定の円周に沿って互いに所
定間隔をおいて転動自在に保持するローラ保持体とを備
え、各ローラの転動軸を入力側及び出力側回転体の回転
軸を含む平面に対して所定の角度をなすように傾斜させ
ている。
【0008】請求項1、2及び3の差動装置によれば、
各出力側回転体が互いに回転差を生ずると各ローラが入
力側及び出力側回転体の各対向面に接触しながら転動
し、各ローラは各出力側回転体の回転軌道に対して所定
角度だけ傾斜した方向に転動しようとするのを保持体で
規制されながら各出力側回転体の回転軌道に沿って移動
するため、各ローラとその接触面との間に摩擦力が発生
し、これが抵抗となって差動が制限される。その際、各
ローラは転動しながら滑り摩擦を発生させるので、静摩
擦は発生せずに常に動摩擦による安定した摩擦力が得ら
れる。
【0009】また、請求項4では、請求項1、2及び3
の差動装置において、前記各出力側回転体の回転差が一
方の回転方向に生ずるときに各ローラの転動軸と入力側
及び出力側回転体の回転軸を含む平面とのなす角度と、
各出力側回転体が他方の回転方向に回転差を生ずるとき
に各ローラの転動軸が入力側及び出力側回転体の回転軸
を含む平面に対してなす角度とがそれぞれ異なるように
各ローラを傾動自在に設けている。これにより、各ロー
ラの傾斜角が異なると摩擦力の大きさが変わるので、各
出力側回転体の回転差が一方の回転方向に生ずるときは
差動制限力が大きく、他方の回転方向に生ずるときは小
さくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図7は本発明の第1の実
施形態を示すもので、図1は差動装置の側面断面図、図
2は図1におけるA−A線方向矢視断面図、図3は差動
装置の分解斜視図、図4はその要部拡大図である。
【0011】この差動装置は、ギヤケース1と、ギヤケ
ース1の一端を閉塞するギヤケースカバー2と、互いに
同軸状に対向して配置された一対のベベルギヤ3と、各
ベベルギヤ3の間に配置された計4つのピニオンギヤ4
と、互いに各ベベルギヤ3を間にして対向する一対のプ
レッシャーリング5と、各プレッシャーリング5の背面
側に対向して配置されたプレッシャープレート6と、各
プレッシャーリング5と各プレッシャープレート6との
間にそれぞれ配置された多数のローラ7と、各プレッシ
ャープレート6を各プレッシャーリング5側に押圧する
ディスクスプリング8,9とからなり、ギヤケース1、
ギヤケースカバー2及び各プレッシャーリング5は入力
側回転体を構成し、各ベベルギヤ3は出力側回転体を構
成している。
【0012】ギヤケース1は一端を開口した筒形をな
し、その中央には一方のベベルギヤ3を支持する軸受け
1aが設けられている。ギヤケース1の周囲にはフラン
ジ1bが設けられ、フランジ1bにはボルト挿通用の多
数の孔1cが設けられている。また、ギヤケース1の内
面には軸方向に延びる多数の溝1dが周方向に間隔をお
いて設けられている。
【0013】ギヤケースカバー2は円盤状に形成され、
その中央には他方のベベルギヤ3を支持する軸受け2a
が設けられている。ギヤケースカバー2の周囲にはフラ
ンジ2bが形成され、フランジ2bにはボルト挿通用の
多数の孔2cが設けられている。即ち、ギヤケースカバ
ー2は各フランジ1b,2bを互いに締結するボルト
(図示せず)によってギヤケース1に組付けられる。
【0014】各ベベルギヤ3は互いに歯面側を対向さ
せ、それぞれ図示しない車輪側のドライブシャフトに連
結されるようになっている。また、各ベベルギヤ3の背
面側には軸方向に延びる多数の溝3aが周方向に間隔を
おいて設けられている。
【0015】各ピニオンギヤ4は互いに直交した支軸を
有するピニオンシャフト4aに回動自在に支持され、そ
れぞれ各ベベルギヤ3に噛み合っている。
【0016】各プレッシャーリング5は各ベベルギヤ3
及び各ピニオンギヤ4を軸方向両端側から覆うように形
成され、その外周面にはギヤケース1の各溝1dに嵌合
する多数の突起5aが周方向に間隔をおいて設けられて
いる。また、各プレッシャーリング5の対向面には計4
つのV形の溝5bが周方向に間隔をおいて設けられ、図
5に示すように各プレッシャーリング5の溝5bにはピ
ニオンシャフト4aが受容されている。
【0017】各プレッシャープレート6はベベルギヤ3
の背面側を挿通する孔6aを有し、孔6aの内周にはベ
ベルギヤ3の各溝3aに嵌合する多数の突片6bが周方
向に間隔をおいて設けられている。
【0018】各ローラ7は図4に示すように軸方向に一
様に延びる円柱形状をなし、環状のケージ7aに周方向
に一定の間隔をおいて保持されている。ケージ7aは各
ローラ7を転動自在に収容する多数の孔7bを有し、各
孔7bは図4(b) に示すように各ローラ7の転動軸Xが
装置本体の回転軸を含む平面、即ち装置本体の回転中心
から延びる直線Yに対して角度θだけ傾斜するように設
けられている。
【0019】各ディスクスプリング8,9はベベルギヤ
3の背面側を挿通する孔8a,9aを有し、一方のディ
スクスプリング8の孔8aの内周にはベベルギヤ3の各
溝3aに嵌合する多数の突片8bが設けられ、他方のデ
ィスクスプリング9の外周にはギヤケース1の各溝1d
に嵌合する多数の突片5aが設けられている。
【0020】以上のように構成された差動装置において
は、ギヤケース1のフランジ1bにエンジンからの駆動
力を伝達するリングギヤ(図示省略)が取付けられ、装
置全体がギヤケース1の軸心回りに回転するようになっ
ている。即ち、ギヤケース1に駆動力が入力されると、
この駆動力はギヤケース1から各プレッシャーリング5
に伝達される。そして、各プレッシャーリング5に伝達
された駆動力は各プレッシャーリング5の溝5bを介し
てピニオンシャフト4aに伝達され、各ピニオンギヤ4
を介して各ベベルギヤ3に伝達される。
【0021】ここで、各ベベルギヤ3に回転差が生ずる
と、各ピニオンギヤ4が自転して各ベベルギヤ3の差動
が達成される。その際、各プレッシャープレート6及び
一方の各ディスクスプリング8はそれぞれ各ベベルギヤ
3と一体に回転し、他方の各ディスクスプリング9はギ
ヤケース1と一体に回転する。また、図5に示すように
各プレッシャーリング5の溝5bのピニオンシャフト4
aへの接触面が駆動力の入力方向に対して傾斜している
ため、ギヤケース1に入力された駆動力が各プレッシャ
ーリング5に伝達されると、各プレッシャーリング5が
回転軸方向に移動しようとしてスラスト力Fが発生す
る。これにより、図6に示すように各ローラ7がプレッ
シャーリング5及びプレッシャープレート6に圧接しな
がら転動し、これに追従してケージ7aも回転する。そ
の際、各ローラ7は、図7に示すようにプレッシャープ
レート6の回転軌道に対して角度θだけ傾斜した方向
(一点鎖線方向)に転動しようとするのをケージ7aで
規制されながらプレッシャープレート6の回転軌道(実
線方向)に沿って移動するため、各ローラ7とプレッシ
ャーリング5及びプレッシャープレート6との間にスラ
スト力Fに比例した摩擦力が発生し、これが抵抗となっ
て各ベベルギヤ3の差動が制限される。この場合、各ロ
ーラ7は転動しながら滑り摩擦を発生させるので、ステ
ィック・スリップの原因となる静摩擦は発生せずに常に
動摩擦による安定した摩擦力が得られ、仮に初期の段階
で静摩擦が発生したとしても各ローラ7の転動によって
瞬時に動摩擦に移行する。また、各ローラ7には前記ス
ラスト力F以外に各ディスクスプリング8,9の予圧に
よる荷重も加わるようになっている。
【0022】このように、本実施形態の差動装置によれ
ば、転動軸を各ベベルギヤ3の回転軸を含む平面に対し
て所定の角度をなすように傾斜させた多数のローラ7を
各ベベルギヤ3のスラスト力によってプレッシャーリン
グ5及びプレッシャープレート6に圧接させながら転動
させ、各ローラ7の転動を伴なう滑り摩擦によって差動
制限力を発生させるようにしたので、低速回転において
もスティック・スリップを生ずることがなく、常に安定
した摩擦力を得ることができるとともに、騒音や振動の
発生を確実に防止することができる。また、各ローラ7
の傾斜角θを任意の大きさに設定することにより摩擦力
の大きさを変えることができるので、目的に応じた差動
制限力を得ることが可能である。
【0023】図8及び図9は前記実施形態の変形例を示
すもので、各ローラ7を傾動自在に設けたものである。
即ち、同図に示すケージ7cは各ローラ7を転動自在に
収容する多数の孔7dを有し、各孔7dはローラ7の一
端側を基点に扇形に形成され、その基点から延びる両辺
は装置本体の回転軸を含む平面に対して互いに異なった
角度をなすように傾斜している。
【0024】以上の構成においては、図9(a) に示すよ
うにプレッシャーリング5及びプレッシャープレート6
の回転差が一方の回転方向に生ずると、各ローラ7はケ
ージ7cの一端側に傾斜した状態で転動し、図9(b) に
示すようにプレッシャーリング5及びプレッシャープレ
ート6の回転差が他方の回転方向に生ずると、各ローラ
7はケージ7cの他端側に傾斜した状態で転動する。そ
の際、各ローラ7の傾斜角はプレッシャーリング5及び
プレッシャープレート6の回転方向によって異なること
から、それぞれの傾斜角に応じた異なった摩擦力が発生
する。従って、前記ベベルギヤ3の差動が一方の回転方
向に生ずるときは差動制限力を大きく、他方の回転方向
に生ずるときは差動制限力を小さくすることができるの
で、このような動作を必要とする機構に有利である。
【0025】尚、前記実施形態では各プレッシャーリン
グ5によってスラスト力を発生させるようにしたものを
示したが、各ベベルギヤ3と各ピニオンギヤ4の歯面間
においてもスラスト力が発生するので、各プレッシャー
リング5を省略した構成にも本発明を適用することが可
能である。
【0026】図10乃至図12は本発明の第2の実施形
態を示すもので、図10は差動装置の側面断面図、図1
1は図1におけるA−A線方向矢視断面図、図12は差
動装置の分解斜視図である。
【0027】この差動装置は、ギヤケース10と、ギヤ
ケース10の一端を閉塞するギヤケースカバー11と、
互いに同軸状に対向して配置された一対のディスクプレ
ート12と、各ディスクプレート12の間に配置された
センタープレート13と、センタープレート13に転動
自在に保持された多数のボール14と、各ディスクプレ
ート12の背面側に配置された多数のローラ15とから
なり、ギヤケース10、ギヤケースカバー11及びセン
タープレート13は入力側回転体を構成し、各ディスク
プレート12は出力側回転体を構成している。
【0028】ギヤケース10は一端を開口した筒形をな
し、その中央には一方のディスクプレート12を支持す
る軸受け10aが設けられている。ギヤケース10の周
囲にはフランジ10bが設けられ、フランジ10bには
ボルト挿通用の多数の孔10cが設けられている。ま
た、ギヤケース10の内面にはセンタープレート13を
固定するための溝10dが設けられている。
【0029】ギヤケースカバー11は円盤状に形成さ
れ、その中央には他方のディスクプレート12を支持す
る軸受け11aが設けられている。ギヤケースカバー1
1の周囲にはフランジ11bが形成され、フランジ11
bにはボルト挿通用の多数の孔11cが設けられてい
る。即ち、ギヤケースカバー11は各フランジ10b,
11bを締結する図示しないボルトによってギヤケース
10に組付けられるようになっている。
【0030】各ディスクプレート12は互いに対向面を
平坦に形成され、その他端には車輪側のドライブシャフ
ト6を連結するための連結部12aが設けられている。
各ディスクプレート12の対向面には各ボール14が転
動自在に係合する溝12bが設けられ、各溝12bは周
方向に連続して形成されている。各溝12bは、図11
に示すようにボール14をディスクプレート12の径方
向内側から外側に向かって移動させる第1の案内区間1
2b−1と、ボール14をディスクプレート12の径方
向外側から内側に向かって移動させる第2の案内区間1
2b−2とを周方向に連続して有し、一方のディスクプ
レート12では第1の案内区間12b−1が第2の案内
区間12b−2よりも周方向に長く形成され、他方のデ
ィスクプレート12では第2の案内区間12b−2が第
1の案内区間12b−1よりも周方向に長く形成されて
いる。即ち、各ディスクプレート12の対向面において
は、ボール14を反転させる位置が、図11に示すよう
に各溝12bの一方(図中外側)が重なり合ったとき
は、他方(図中内側)では互いに周方向にずれるように
なっている。
【0031】センタープレート13は両端面を平坦状に
形成され、その周面に設けた突起13aをギヤケース1
0の内周面に設けた溝10dに嵌合することによってギ
ヤケース10内に固定されている。センタープレート1
3には各ボール14を転動自在に収容する多数の長孔1
3bが周方向に等間隔で設けられ、各長孔13cは径方
向に直線状に延び、それぞれ軸方向に貫通して設けられ
ている。
【0032】各ボール14はセンタープレート13の各
長孔13bに収容され、それぞれ各ディスクプレート1
2の溝12bに係合している。
【0033】各ローラ15は軸方向に一様に延びる円柱
形状をなし、環状のケージ15aに周方向に一定の間隔
をおいて保持されている。ケージ15aは各ローラ15
を転動自在に収容する多数の孔15bを有し、各孔15
bは第1の実施形態と同様、各ローラ15の転動軸が装
置本体の回転軸を含む平面に対して所定の角度だけ傾斜
するように設けられている。
【0034】以上のように構成された差動装置において
は、ギヤケース10のフランジ10bにエンジンからの
駆動力を伝達するリングギヤ(図示省略)が取付けら
れ、装置全体がギヤケース10の軸心回りに回転するよ
うになっている。即ち、ギヤケース10に駆動力が入力
されると、ギヤケース10と一体にセンタープレート1
3が回転し、この回転力は各ボール14を介して各ディ
スクプレート12の溝12bに伝達され、各ディスクプ
レート12に連結されたドライブシャフト(図示せず)
に伝達される。
【0035】ここで、各ディスクプレート12に回転差
が生ずると、各長孔13b内のボール14が各溝12b
に案内されて転動し、それぞれの長孔13bに沿って往
復移動する。即ち、図11において径方向の外側にあっ
たボール14は各溝12bの第の案内区間12b−
に沿って径方向の内側に向かって移動し、内側の反転位
置に達した後は、各溝12bの第1の案内区間12b−
1に沿って径方向の外側に向かって移動する。この場
合、図11に示すように一つおきに半数ずつのボール1
4が各溝12bの外側の反転位置に達するが、各ディス
クプレート12の対向面では各溝12bの反転位置が内
側または外側の一方で一致したときに他方では互いにず
れるようになっているので、他のボール14は内側の反
転位置まで達していない。つまり、ボール14が各溝1
2bの反転位置に達したときは、ボール14と溝12b
との間で力を伝達することができないので、全てのボー
ル14が同時に各溝12bの反転位置に達しないように
する必要がある。また、ギヤケース10に入力された駆
動力が各ディスクプレート12に伝達されると、各ディ
スクプレート12の溝12bには各ボール14との接触
面における反力が作用し、各ディスクプレート12が回
転軸方向に移動しようとしてスラスト力が発生する。こ
れにより、各ローラ15が一方のディスクプレート12
とギヤケース10の端面及び一方のディスクプレート1
2とギヤケースカバー11の端面にそれぞれ圧接しなが
ら転動し、第1の実施形態と同様、各ローラ15によっ
てスラスト力に比例した摩擦力が発生し、これが抵抗と
なって各ディスクプレート12の差動が制限される。
【0036】尚、本実施形態においても前記第1の実施
形態の変形例と同様、各ローラ15を傾動自在に設ける
ことにより、各ディスクプレート12の差動が一方の回
転方向に生ずるときは差動制限力を大きく、他方の回転
方向に生ずるときは差動制限力を小さくすることができ
る。
【0037】図13乃至図16は本発明の第3の実施例
を示すもので、図13は差動装置の側面断面図、図14
は図13のA−A線方向矢視断面図、図15は差動装置
の分解斜視図である。
【0038】本実施形態の差動装置は、ギヤケース20
と、ギヤケース20の一端を閉塞するギヤケースカバー
21と、互いに同軸状に配置された一対のボールディス
ク22と、各ボールディスク22の間に配置された多数
のボールホルダ23と、各ボールホルダ23に転動自在
に保持された多数のボール24と、各ボールディスク2
2の背面側にそれぞれ配置された多数のローラ25と、
各ボールディスク22の間に配置された多数のローラ2
6とからなり、ギヤケース20、ギヤケースカバー21
及び各ボールホルダ23は入力側回転体を構成し、各ボ
ールディスク22は出力側回転体を構成している。
【0039】ギヤケース20は一端を開口した筒形をな
し、その中央には一方のボールディスク22を支持する
軸受け20aが設けられている。ギヤケース20の周囲
にはフランジ20bが設けられており、フランジ20b
にはボルト挿通用の多数の孔20cが設けられている。
ギヤケース20の内周面には各ボール24を係合する多
数の溝20dが設けられ、各溝20dはギヤケース20
の軸方向に直線状に延び、周方向に等間隔で設けられて
いる。
【0040】ギヤケースカバー21は円盤状に形成さ
れ、その中央には他方のボールディスク22を支持する
軸受け22aが設けられている。ギヤケースカバー21
の周囲にはフランジ22bが設けられ、フランジ22b
にはボルト挿通用の多数の孔22cが設けられている。
即ち、ギヤケースカバー21は各フランジ20b,22
bを締結する図示しないボルトによってギヤケース20
に組付けられるようになっている。
【0041】各ボールディスク22はそれぞれ円筒状に
形成され、その一端にはドライブシャフト(図示せず)
を連結するための連結部22aが設けられている。各ボ
ールディスク22は互いに等しい外径を有し、その一端
面同士を対向させている。各ボールディスク22の外周
面には各ボール24が転動自在に係合する溝22bが設
けられ、溝22bは周方向に連続して形成されている。
図16は各ボールディスク22を平面状に展開したもの
で、図中の角度0゜〜360゜は周方向の位置を示す。
即ち、各溝22bは、ボール24をボールディスク22
の軸方向一端側から他端側に向かって移動させる第
案内区間22b−と、ボール24をボールディスク2
2の軸方向一端側から他端側に向かって移動させる第2
の案内区間22b−2とを交互に連続して有し、一方の
ボールディスク22では第の案内区間22b−が第
2の案内区間22b−2よりも周方向に長く形成され、
他方のボールディスク22では第2の案内区間22b−
2が第の案内区間22b−よりも周方向に長く形成
されている。即ち、各ボールディスク22においては、
第2の実施例と同様、各溝22bの軸方向一方の反転位
置が周方向で一致したときには、他方の反転位置が互い
に周方向にずれるようになっている。
【0042】各ボールホルダ23は一方のボールディス
ク22の周面から他方のボールディスク22の周面まで
延びる板状に形成され、ギヤケース20及び各ボールデ
ィスク22の間に摺動自在に介装されている。各ボール
ホルダ23は一方のボールディスク22側のボール24
と他方のボールディスク22側のボール24をそれぞれ
一つずつ収容する計2つの孔23aを有し、各ボールデ
ィスク22側のボール24を一定の間隔を保持した状態
で各ボールディスク22の軸方向に往復するようになっ
ている。
【0043】各ボール24は各ボールホルダ23の孔2
3aに収容され、それぞれギヤケース20の溝20dと
各ボールディスク22の溝22bに係合している。
【0044】各ローラ25,26は軸方向に一様に延び
る円柱形状をなし、環状のケージ25a,26aにそれ
ぞれ周方向に一定の間隔をおいて保持されている。ケー
ジ25a,26aは各ローラ25,26を転動自在に収
容する多数の孔25b,26bを有し、各孔25b,2
6bは第1の実施形態と同様、それぞれ各ローラ25,
26の転動軸が装置本体の回転軸を含む平面に対して所
定の角度だけ傾斜するように設けられている。
【0045】以上のように構成された差動装置において
は、ギヤケース20のフランジ20bにエンジンからの
駆動力を伝達するリングギヤ(図示省略)が取付けら
れ、装置全体がギヤケース20の軸心回りに回転するよ
うになっている。即ち、ギヤケース20に駆動力が入力
されると、ギヤケース20と一体に各ボールホルダ23
が回転し、この回転力は各ボール24を介して各ボール
ディスク22の溝22bに伝達され、各ボールディスク
22に連結されたドライブシャフト(図示せず)に伝達
される。
【0046】ここで、各ボールディスク22に回転差が
生ずると、各ボール24は各ボールディスク22の溝2
2bに案内されて転動し、各ボールホルダ23と共に各
ボールディスク22の軸方向に往復移動する。前記第1
及び2の実施形態の構成においては、駆動力の伝達方向
が異なってもスラスト力の作用する方向は同一(回転軸
の両端方向)であったが、本実施形態の構成では駆動力
の伝達方向が異なるとスラスト力の作用する方向もそれ
ぞれ反対向きになる。即ち、駆動力が一方の回転方向に
伝達されると、各溝22bにおけるボール24が互いに
各ボールディスク22の軸方向外側に接し、各ボールデ
ィスク22は軸方向外側に向かってスラスト力を生ずる
ことから、各ボールディスク22の背面側の各ローラ2
5によって摩擦力が発生する。また、駆動力が他方の回
転方向に伝達されると、各溝22bにおけるボール24
が互いに各ボールディスク22の軸方向内側に接し、各
ボールディスク22は軸方向内側に向かってスラスト力
を生ずることから、各ボールディスク22間の各ローラ
26によって摩擦力が発生する。従って、各ローラ2
5,26のうち一方の摩擦力を大きく、他方の摩擦力を
小さく発生させるように設定すれば、駆動力の伝達方向
によって異なった差動制限力を得ることができ、例えば
四輪駆動車の前後輪間に設ける差動装置の場合、減速時
の差動制限力を小さくして前後駆動輪が互いに拘束され
ないようにすることにより、アンチロックブレーキシス
テム等を確実に作動させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2及び
3の差動装置によれば、低速回転においてもスティック
・スリップを生ずることのない摩擦力を発生させること
ができるので、この摩擦力によって常に安定した差動制
限力を得ることができ、しかも騒音や振動の発生を確実
に防止することができる。また、各ローラの傾斜角を任
意の大きさに設定することにより摩擦力の大きさを変え
ることができるので、目的に応じた差動制限力を得るこ
とが可能である。
【0048】また、請求項4の差動装置によれば、請求
項1、2及び3の効果に加え、各出力側回転体の回転差
が一方の回転方向に生ずるときは差動制限力を大きく、
他方の回転方向に生ずるときは小さくすることができる
ので、このような動作を必要とする場合に極めて有利で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す差動装置の側面
断面図
【図2】図1のA−A線矢視方向断面図
【図3】差動装置の分解斜視図
【図4】差動装置の要部拡大図
【図5】差動装置の動作説明図
【図6】摩擦力の発生原理を示す動作説明図
【図7】摩擦力の発生原理を示す動作説明図
【図8】第1の実施形態の変形例を示す要部正面図
【図9】ローラの動作説明図
【図10】本発明の第2の実施形態を示す差動装置の側
面断面図
【図11】図1のA−A線矢視方向断面図
【図12】差動装置の分解斜視図
【図13】本発明の第3の実施形態を示す差動装置の側
面断面図
【図14】図1のA−A線矢視方向断面図
【図15】差動装置の分解斜視図
【図16】溝の展開図
【符号の説明】
1…ギヤケース、3…ベベルギヤ、4…ピニオンギヤ、
7…ローラ、7a,7c…ケージ、10…ギヤケース、
12…ディスクプレート、12b…溝、15…ローラ、
15a…ケージ、20…ギヤケース、22…ボールディ
スク、22b…溝、25,26…ローラ、25a,26
a…ケージ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの駆動力によって回転する入力
    側回転体と、入力側回転体の回転軸と同軸状に配置され
    た一対の出力側回転体と、各出力側回転体の回転差を許
    容しながら入力側回転体の回転力を各出力側回転体に伝
    達する伝達手段とを備えた差動装置において、 前記入力側回転体と少なくとも一方の出力側回転体との
    軸方向の対向面間に配置され、各出力側回転体が互いに
    回転差を生ずると入力側及び出力側回転体の各対向面に
    接触しながら転動する複数のローラと、 各ローラを入力側及び出力側回転体の回転軸を中心とす
    る所定の円周に沿って互いに所定間隔をおいて転動自在
    に保持するローラ保持体とを備え、 各ローラの転動軸を入力側及び出力側回転体の回転軸を
    含む平面に対して所定の角度をなすように傾斜させたこ
    とを特徴とする差動装置。
  2. 【請求項2】 外部からの駆動力によって回転する入力
    側回転体と、入力側回転体の回転軸と同軸状に配置され
    た一対の出力側回転体と、各出力側回転体の軸方向の対
    向面間に配置された複数の転動体と、各転動体を各出力
    側回転体間に保持する保持体とを備え、前記保持体には
    出力側回転体の径方向に延びる複数の長孔を出力側回転
    体の軸方向に貫通して設けて各長孔に各転動体を移動自
    在に収容するとともに、各出力側回転体の軸方向の対向
    面には各転動体に係合する溝を出力側回転体の周方向に
    連続して設け、各出力側回転体に回転差が生ずると各転
    動体が各出力側回転体の溝に案内されて保持体の長孔に
    沿って往復移動するようにした差動装置において、 前記入力側回転体と少なくとも一方の出力側回転体との
    軸方向の対向面間に配置され、各出力側回転体が互いに
    回転差を生ずると入力側及び出力側回転体の各対向面に
    接触しながら転動する複数のローラと、 各ローラを入力側及び出力側回転体の回転軸を中心とす
    る所定の円周に沿って互いに所定間隔をおいて転動自在
    に保持するローラ保持体とを備え、 各ローラの転動軸を入力側及び出力側回転体の回転軸を
    含む平面に対して所定の角度をなすように傾斜させたこ
    とを特徴とする差動装置。
  3. 【請求項3】 外部からの駆動力によって回転する入力
    側回転体と、入力側回転体の回転軸と同軸状に配置され
    た一対の出力側回転体と、入力側回転体と各出力側回転
    体の径方向の対向面間に配置された複数の転動体と、入
    力側回転体と各出力側回転体の径方向の対向面間に軸方
    向に移動自在に配置され、各出力側回転体の軸方向に配
    列された転動体を転動自在に保持する保持体とを備え、
    前記入力側回転体には各出力側回転体の軸方向に延びる
    複数の溝を設けて各溝に各転動体を移動自在に係合する
    とともに、各出力側回転体の入力側回転体との対向面に
    は各転動体に係合する溝を各出力側回転体の周方向に連
    続して設け、各出力側回転体に回転差が生ずると各転動
    体が各出力側回転体の溝に案内されて入力側回転体の各
    溝に沿って往復移動するようにした差動装置において、 前記入力側回転体と各出力側回転体との軸方向の対向面
    間及び各出力側回転体の軸方向の対向面間にそれぞれ配
    置され、各出力側回転体が互いに回転差を生ずると入力
    側及び各出力側回転体の各対向面及び各出力側回転体の
    各対向面にそれぞれ接触しながら転動する複数のローラ
    と、 各ローラを入力側及び出力側回転体の回転軸を中心とす
    る所定の円周に沿って互いに所定間隔をおいて転動自在
    に保持するローラ保持体とを備え、 各ローラの転動軸を入力側及び出力側回転体の回転軸を
    含む平面に対して所定の角度をなすように傾斜させたこ
    とを特徴とする差動装置。
  4. 【請求項4】 前記各出力側回転体の回転差が一方の回
    転方向に生ずるときに各ローラの転動軸と入力側及び出
    力側回転体の回転軸を含む平面とのなす角度と、各出力
    側回転体が他方の回転方向に回転差を生ずるときに各ロ
    ーラの転動軸が入力側及び出力側回転体の回転軸を含む
    平面に対してなす角度とがそれぞれ異なるように各ロー
    ラを傾動自在に設けたことを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載の差動装置。
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