JP3014423U - 節水コマ - Google Patents

節水コマ

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JP3014423U
JP3014423U JP1995001217U JP121795U JP3014423U JP 3014423 U JP3014423 U JP 3014423U JP 1995001217 U JP1995001217 U JP 1995001217U JP 121795 U JP121795 U JP 121795U JP 3014423 U JP3014423 U JP 3014423U
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JP1995001217U
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Inventor
正和 田口
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正和 田口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湯水混合用のレバ−式の水道蛇口に使用しう
るもので、吐水量を節水した場合にも出水が拡散され、
また早い流速を維持しうるようにし安価な節水バルブを
提供する。 【構成】 軸芯方向に貫通する複数の通水孔11a〜1
1fを穿設した円板状の取付円盤部7と、該取付円盤部
内の入口側に一体に連接した円錐筒状の入口拡散筒部8
と、前記取付円盤部内の出口側に一体に連接した円柱筒
状の出口案内筒部9とからなる水道蛇口の流路先端部に
装着する節水コマ1において、前記取付円盤部7の出口
側外周縁13bと出口案内筒部9の外面には軸芯方向に
複数の螺旋翼部10a〜10fを一体に連接してなり、
前記通水孔11a〜11fから吐出される出水に対して
螺旋翼部10a〜10fで渦巻流を発生しうるようにし
た節水コマを構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水道水の節水用コマに関する。
【0002】
【従来の技術】
1994年の夏は、全国的な水不足が大きな社会的問題となり、現在でも各方 面で、節水が強く叫ばれている。そのための水道水の節水コマとしては、従来、 流水量を抑えるための減圧絞り弁方式のものがあった。しかし、この絞り弁方式 のものは、絞り込んで少量の水を出す際、水がちよろちよろとしか出ないため、 使用者に満足感を与えず、つい多目に放水しがちであった。
【0003】 レストラン、中華料理店を始めとする調理場では、一日中、水道のコックを全 開状態にして水道水を出しぱなしにするところがある。また、大きなホテルでは 、水道代が月2000万円にもなり、節水が強く要望されている。
【0004】 コック式の水道蛇口は、節水コマをジョイント部に装着できるため、小さな通 水孔から出た水は、長い流路を通って拡散して出水される。しかし、湯水混合用 レバ−式の水道蛇口は、節水コマを流路の最先端部の泡沫中に取り付けなければ ならないため、小さな通水孔から直接出すと、その影響をまともに受けることが 欠点となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の事情に鑑み、本考案は、湯水混合用のレバ−式の水道蛇口に使用しうる もので、吐水量を節水した場合にも出水が拡散され、また早い流速を維持しうる ようにし、安価な節水バルブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、軸芯方向に貫通する複数の通水孔を穿 設した円板状の取付円盤部と、該取付円盤部内の入口側に一体に連接した円錐筒 状の入口拡散筒部と、前記取付円盤部内の出口側に一体に連接した円柱筒状の出 口案内筒部とからなる水道蛇口の流路先端部に装着する節水コマにおいて、前記 取付円盤部の出口側外周縁と出口案内筒部の外面には軸芯方向に複数の螺旋翼部 を一体に連接してなり、前記通水孔から吐出される出水に対して螺旋翼部で渦巻 流を発生しうるようにしたことを特徴とする節水コマを構成するものである。
【0007】
【作 用】
本考案は、上記のように構成したので、通水孔からだけ出水するため、少なく とも1割以上の水量が節約できる。また取付円盤部に、さらに幾つかの有底溝を 予め設け、必要に応じてこの溝を後加工で通水孔として貫通させれば、水量増加 の希望に対しても節水コマで兼用させることができる。
【0008】 通水孔から出水させると、同一圧に対して水量が減少しても流速を早めて、見 掛けは変わらない吐出をさせることができる。ただし、湯水混合用レバ−式の水 道蛇口は、節水コマを流路最先端部の泡沫中に取り付けなければならないため、 小さな通水孔から出水すると、水が拡散できなくなる。そのため、螺旋翼部を通 して吐水させるようにすれば、渦巻流を発生するので、水を拡散させることがで きる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて、さらに詳しく説明する。図1は本 考案の節水コマを水道蛇口の流路先端部に装着した使用状態の一実施例を示す側 面図であり、図2は同正面図であり、図3は本考案の節水コマの一実施例を示す 斜視図であり、図4は同正面図であり、図5は同平面図であり、図6は同底面図 であり、図7は図5のA−A線で切断した断面図であり、図8は図5のB−B線 で切断した断面図であり、図9は有底溝を示す部分縦断面図である。
【0010】 節水コマ1は、湯2と水3を混合して使用するレバ−式の水道蛇口4の流路5 の先端部6に装着される。この節水コマ1は、取付円盤部7と入口拡散筒部8と 出口案内筒部9と螺旋翼部10a〜10fとの一体ものからなっている。
【0011】 取付円盤部7は、1.5mm厚,20.5mm直径程度の円板状で、軸芯方向 Aには、図6、図7に示されているように、貫通する幾つかの(本実施例の場合 は6個)の通水孔11a〜11fを穿設している。図5の12a〜12fと12 g〜12iは有底溝で、水量をより多くしたい場合、この有底溝を穿設し、貫通 する通水孔11a〜11fへと後加工で変更しうるよう設けられたもので、多目 的の節水コマへと変更兼用しうるようにしたものである。
【0012】 入口拡散筒部8は、図7に示されているように、内径6mm,高さ2.5mm 程度のもので、入口側Iに先細りの円錐筒状からなっている。この円錐筒状にし ているのは、後述する通水孔へと水を拡散させるためである。また取付円盤部7 に、筒の外側は図5の入口側外周縁13aを残し、筒の内側は入口側内周縁14 aを残して、取付円盤部7の入口側I内に連接して一体で設けられている。そし て本実施例の6個の有底溝12a〜12fは、入口側外周縁13aに設けられて いる。また、3個の有底溝12g〜12iは、入口拡散筒部8の入口側内周縁1 4a内に設けられている。
【0013】 有底溝12a〜12fは、図9に示されているように、直径は2mm程度で、 1.5mm厚程度の取付円盤部7に対して0.5mm深さ程度の円柱15a〜1 5fと、0.5mm深さ程度の円錐16a〜16fとからなって、出口側Oには 貫通していない。また、有底溝12g〜12iは、直径が1.5mm程度で、同 じく0.5mm深さ程度の円柱15g〜15i(図示せず)と、0.5mm深さ 程度の円錐16g〜16i(図示せず)とからなって、出口側Oには貫通してい ない。
【0014】 出口案内筒部9は、図8に示されているように、内径6mm,高さ6mm程度 のもので、入口拡散筒部8に対応する出口側Oに設けられ、円柱筒状のものから なっている。そして、取付円盤部7に、入口拡散筒部8の外径は入口側外周縁1 3aより若干広い出口側外周縁13bに連設し、入口拡散筒部8の内径は入口側 内周縁14aと同寸の対応する出口側内周縁14bに連設し、取付円盤部7の出 口側O内に連接して一体で設けられている。そして本実施例の6個の通水孔11 a〜11fは、何れも入口側外周縁13aから、出口側外周縁13bに貫通して 穿設されている。
【0015】 螺旋翼部10a〜10fは、図3、図6に示されているように、内径10mm から外径18.3mm,高さ6mm程度のものであって、幾つかの本実施例の場 合、6個の通水孔11a〜11fに対応するよう6個設けられている。この螺旋 翼部10は、取付円盤部7の出口側外周縁13bと、出口案内筒部の外面9aと に、一体で連接されており、軸芯方向Aに対して螺旋状にかつ流路先端部6に向 かって先細状に配設されている。そのため、入口側外周縁13aから出口側外周 縁13bに貫通する通水孔11a〜11fを通って吐出される出水は、螺旋翼部 10に当たって渦巻流を発生し、遠心力によって流路5の図1の内壁5aに沿っ て散水される。そのため水量が減少しても、使用者に満足感を抱かせて、節水を 支障なく行なうことができる。
【0016】 なお水量を増やしたい場合は、12a〜12fや12g〜12iの有底溝を貫 通するように、後加工で通水孔として穿設するが、入口側内周縁14a内に設け られている有底溝を貫通させると、出水は流路内壁5aに限らず、流路5の中央 部分からも出るようになり、正常な出水により近くなる。
【0017】
【考案の効果】
本考案の節水コマは、流路内壁の外周縁に設けた通水孔から吐出される水に、 螺旋翼部で渦巻流を発生させ、遠心力によって、水量が減少しても流速を早めて 吐出させることができるため、水を絞った場合にも、ちよろちよろと出の悪い感 じを抱かせることなく、湯水混合用のレバ−式水道蛇口に取り付けることができ る。
【0018】 本考案の節水コマは、後加工することにより、所望の出水量に簡単に変更して 、多目的に使用することができる。そして簡単な鋳物製にすれば安価に提供する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の節水コマを水道蛇口の流路先端部に装
着した使用状態の一実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の節水コマを水道蛇口の流路先端部に装
着した使用状態の一実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の節水コマの一実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】本考案の節水コマの一実施例を示す正面図であ
る。
【図5】本考案の節水コマの一実施例を示す平面図であ
る。
【図6】本考案の節水コマの一実施例を示す底面図であ
る。
【図7】図5のA−A線で切断した断面図である。
【図8】図5のB−B線で切断した断面図である。
【図9】本考案の有底溝を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 節水コマ 4 水道蛇口 5 流路 5a 流路の内壁 6 流路先端部 7 取付円盤部 8 入口拡散筒部 9 出口案内筒部 9a 出口案内筒部の外面 10a〜10f 螺旋翼部 11a〜11f 通水孔 12a〜12f 有底溝 12g〜12i 有底溝 13a 入口側外周縁 13b 出口側外周縁 14a 入口側内周縁 14b 出口側内周縁

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯方向に貫通する複数の通水孔を穿設
    した円板状の取付円盤部と、該取付円盤部内の入口側に
    一体に連接した円錐筒状の入口拡散筒部と、前記取付円
    盤部内の出口側に一体に連接した円柱筒状の出口案内筒
    部とからなる水道蛇口の流路先端部に装着する節水コマ
    において、前記取付円盤部の出口側外周縁と出口案内筒
    部の外面には軸芯方向に複数の螺旋翼部を一体に連接し
    てなり、前記通水孔から吐出される出水に対して螺旋翼
    部で渦巻流を発生しうるようにしたことを特徴とする節
    水コマ。
  2. 【請求項2】 取付円盤部に、さらに通水孔を貫通しう
    る複数の有底溝を設けるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の節水コマ。
JP1995001217U 1995-02-07 1995-02-07 節水コマ Expired - Lifetime JP3014423U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005344343A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd 吐出切換装置
WO2009130812A1 (ja) 2008-04-23 2009-10-29 株式会社テクノミライ 節水具

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