JP3014313U - 落石防止柵に於けるワイヤロープの固定装置 - Google Patents

落石防止柵に於けるワイヤロープの固定装置

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JP3014313U
JP3014313U JP1994014659U JP1465994U JP3014313U JP 3014313 U JP3014313 U JP 3014313U JP 1994014659 U JP1994014659 U JP 1994014659U JP 1465994 U JP1465994 U JP 1465994U JP 3014313 U JP3014313 U JP 3014313U
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JP
Japan
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rope
wire rope
bolt
sides
prevention fence
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994014659U
Other languages
English (en)
Inventor
賢従 中田
Original Assignee
株式会社日本パーツセンター
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 落石防止柵の落石防止用のワイヤロープを、
横方向のみならず上下方向へ滑り動くことのないように
ロープ止着用支柱に固定する。 【構成】 落石防止柵のロープ止着用支柱4にワイヤロ
ープ5を嵌入したUボルト12を通す。Uボルト12の
両側のロープ止着用支柱4部にロープ支承用突出部11
を設ける。ロープ支承用突出部11の中央部付近にロー
プ止着用支柱4の表面よりも底部10Aが突出している
凹部10を設ける。ワイヤロープ5を両側の凹部10間
でUボルト12及びナット13により屈曲状態で止着す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、山間部の法面又は斜面に面した道路、鉄道の線路等に設置する落石 防止柵に於けるワイヤロープの固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の落石防止柵に於けるワイヤロープの固定装置として、落石防止 用ワイヤロープを有する落石防止柵に於けるロープ保持部材に、ワイヤロープを 嵌入したUボルトが挿通され、そのロープ保持部材にUボルトの両側に於いてロ ープ支承用突出部が設けられ、両側の突出部の間でUボルトによりワイヤロープ が屈曲状態で締付固定されているものが既に存在する(実公平1ー44580号 公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記装置は、ワイヤロープが屈曲状態で締付固定されているので、Uボルトの 両側の支承用突出部によりワイヤロープをロープ止着用支柱に対し、ワイヤロー プの横方向に滑り動かないように固定することはできるが、ワイヤロープの上下 方向(縦方向)への滑りに対しては固定が不可能である。
【0004】 そのため、落石によってはワイヤロープに大きな衝撃が加わり、ワイヤロープ が伸び、ワイヤロープ間隔が落石により上下方向に広がって、落石により落石防 止柵の金網が破られる恐れがあった。
【0005】 上記点より本考案は、落石防止柵の落石防止用のワイヤロープを横方向のみな らず、上下方向へ滑り動くことのないようロープ止着用支柱に止着することので きる固定装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため本考案装置は、落石防止用のワイヤロープを有する落 石防止柵のロープ止着用支柱に、ワイヤロープを嵌入したUボルトが挿通され、 そのロープ止着用支柱にUボルトの両側に於いてロープ支承用突出部が設けられ 、両側の突出部の間でUボルトによりワイヤロープが屈曲状態で締付固定されて いる落石防止柵に於いて、両側のロープ支承用突出部の中央部付近に凹部が設け られ、該凹部にワイヤロープが嵌入されると共に、凹部の底部は前記ロープ止着 用支柱の表面よりも突出していることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
本考案装置の作用を説明すれば、Uボルトの両側に設けたロープ支承用突出部 の中央部付近に凹部を形成し、その凹部にワイヤロープが嵌入しているため、ワ イヤロープはUボルト及びその両側の凹部により上下方向への滑り動きを阻止さ れる。
【0008】 又、凹部の底部はロープ止着用支柱の表面よりも突出しているため、ワイヤロ ープは両側の凹部間でUボルトにより屈曲状態で止着されるので、横方向への滑 り動きも阻止される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案装置の一実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案装置の一実施例を示す一部縦断側面図、図2は同上の横断平面図 、図3は同上の正面図、図4は本考案装置を施した落石防止柵の一部正面図であ る。
【0010】 而して、図中1は端末支柱、2は中間支柱であり、端末支柱1及び中間支柱2 は下部が基礎3に埋め込まれて立設されている。 4は中間支柱2に一定間隔を於いて配置したロープ止着用支柱である。ロープ 止着用支柱4は端末支柱1間に存在する中間支柱、補助中間支柱等の総ての支柱 状体を含み、これ等支柱の必要部に配置すればよい。
【0011】 5は各中間支柱2の横方向にわたって張り渡された落石防止用のワイヤロープ であり、中間支柱2の上下方向に一定間隔を於いて設けられている。 又、各ワイヤロープ5の端部に索端金具6が設けられ、索端金具6に連結する ロット7が端末支柱1に挿通され、ナット8によりワイヤロープ5が緊張されて いる。
【0012】 又、ロープ止着用支柱4のワイヤロープ5との交叉部に上下一対のボルト挿通 孔9が穿設され、該ボルト挿通孔9の両側に中央部付近に凹部10を設けたロー プ支承用突出部11が形成されている。 そして、ワイヤロープ5を嵌入したUボルト12がボルト挿通孔9に挿通され 、Uボルト12及びナット13によりワイヤロープ5が左右のロット支承用突出 部11の凹部10に嵌入した状態で緊締されている。
【0013】 そして、凹部10の底部10Aはロープ止着用支柱4の表面よりも突出してい る。よって、ワイヤロープ5は両側の凹部10間にUボルト12及びナット13 により屈曲状態で緊締される。 尚、図中14はワイヤロープ5を中間支柱2との交叉部に止着するUボルト、 15は金網である。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、落石防止用のワイヤロープが、ロープ止着用支柱に止着した Uボルトの両側のロープ支承用突出部の凹部に嵌入しているため、上下方向に滑 り動くことはないと共に、凹部間に屈曲状態で緊締されるため、横方向にも滑り 動くことはなく、不動にロープ止着用支柱にワイヤロープは固定される。 よって、落石により大きな衝撃が加わっても、ワイヤロープの上下方向への間 隔が広がることが阻止され、金網が破られる恐れもなく、危険を未然に防止する ことのできる有用な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示す一部縦断側面図で
ある。
【図2】本考案装置の一実施例を示す一部横断平面図で
ある。
【図3】本考案装置の一実施例を示す一部正面図であ
る。
【図4】本考案装置を有する落石防止柵の一部正面図で
ある。
【符号の説明】
4 ロープ止着用支柱 5 ワイヤロープ 10 凹部 10A 凹部の底部 11 ロープ支承用突出部 12 Uボルト 13 ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 落石防止用のワイヤロープを有する落石
    防止柵のロープ止着用支柱に、ワイヤロープを嵌入した
    Uボルトが挿通され、そのロープ止着用支柱にUボルト
    の両側に於いてロープ支承用突出部が設けられ、両側の
    突出部の間でUボルトによりワイヤロープが屈曲状態で
    締付固定されている落石防止柵に於いて、両側のロープ
    支承用突出部の中央部付近に凹部が設けられ、該凹部に
    ワイヤロープが嵌入されると共に、凹部の底部は前記ロ
    ープ止着用支柱の表面よりも突出していることを特徴と
    する落石防止柵に於けるワイヤロープの固定装置。
JP1994014659U 1994-11-01 1994-11-01 落石防止柵に於けるワイヤロープの固定装置 Expired - Lifetime JP3014313U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012052404A (ja) * 2010-08-06 2012-03-15 Nihon Samicon Co Ltd 防護柵
KR101297600B1 (ko) * 2012-10-30 2013-08-19 주식회사 상신 와이어 고정구가 설치된 낙석방지용 휀스

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012052404A (ja) * 2010-08-06 2012-03-15 Nihon Samicon Co Ltd 防護柵
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