JP3013964U - 容器内の汚れを防ぐ石鹸ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】使用された石鹸による、容器の汚れやヌメリ
及び水切りの不具合による、石鹸の消耗や品質低下を防
ぐ事を目的とする。 【構 成】石鹸ケース１本体内に、一定の傾斜面２を設
けると共にその傾斜面２より垂直に一定の高さとなる棒
状突起物３を一定間隔に配列させて、水切りとしての排
出口４を、石鹸ケース１本体内に取り入れることにより
構成される。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 産業上の利用分野 この考案は、体を洗う時や衣類の洗濯の際に使用する、固形石鹸を収納する容器 に関するものである。 【０００２】 従来の技術 従来よりある石鹸ケースは、底蓋やケース本体に複数の水抜き孔を設けたり、 格子状に配列形成した形状をとることにより水切りとしていたが、実際には石鹸 が溶解し容器に付着するいわゆるヌメリによって、そのほとんどが水切りとして 又は水貫としての役割をしなかった。また、容器自体が石鹸のヌメリによって汚 れるため、使用後石鹸を取り除き清掃しない限り不快感を与えた。また従来のほ とんどの容器は石鹸を入れたときに石鹸自体が蓋の役割をし、ケース本体に入っ た水を逃がすことができず、中に密封された水によって石鹸の消耗と品質が低下 する原因となった。なお、石鹸ケースの役割はあくまでも石鹸の収納にあるが、 現状ではだた容れておくことができれば良いというだけの物も多く、実用と便利 という点からは、かけ離れた物も多く存在した。 【０００３】 考案が解決しようとする課題 本考案は、上記の問題を解決すべく使用された石鹸による、容器の汚れ及び水切 りの不具合による、石鹸の消耗や品質低下を防ぐ事を目的とする。 【０００４】 課題を解決するための手段 本考案の容器内の汚れを防ぐ石鹸ケースは、ケース本体内に一定の傾斜面を設け ると共に、傾斜面より垂直に一定の高さとなる棒状の突起物を一定配列させて、 水切りとしての排出口をケース内に取り入れることにより成るものである。 【０００５】 作用 本考案は、以上のような構成であるからケース本体内に、石鹸による汚れが排出 出口より流れ出るため、ケース内のヌメリを防止できると共に、石鹸とケース内 に十分な隙間ができる事で、石鹸の消耗および品質低下を防いだ。 【０００６】 実施例 本考案を実施例により説明すると、［図１］に示す石鹸ケース１の場合、ケース 本体内に傾斜面２を設け、一定配列された棒状突起物３を傾斜面２より垂直に設 けると共に、［図２］で示す下部斜視図の排出口４を設ける。このとき棒状突起 物３はケース本体側面より見た［図３］で示す通り、傾斜面２に設けられた時の 高さが、傾斜面の上と下で一定となるようにする。 以上が本考案の構成であるが、［図５］に示すように［図１］に示した傾斜面 ２および棒状突起物３を組合せ、排出口４が両方の傾斜面２に挟まれる様にして 成すことができる。また、排出口４がケース本体の外部に一体として設けること も可能である。その実施例を［図７］に示す。 【０００７】 考案の効果 以上のように本考案は、使用後の水の溜まりを防ぎ、石鹸ケース内部の汚れおよ びヌメリを解消すると共に、石鹸の消耗や品質低下を防ぐ。このことは、石鹸ケ ース内の清掃を軽減するばかりでなく、経済効率の良好化につながるものである 。

【図面の簡単な説明】 【図１】本考案による石鹸ケースの一実施例を示した斜
視図である。 【図２】図１に示した実施例の下部斜視図である。 【図３】図１に示した実施例の断面図である。 【図４】図１に示した実施例の平面図である。 【図５】傾斜面及び棒状突起物を組合せた一例を示した
斜視図である。 【図６】図５に示した実施例の下部斜視図である。 【図７】排出口を外側に付けた一例を示した斜視図であ
る。 【符号の説明】 １：石鹸ケース ２：傾斜面 ３：棒状突起物 ４：排出口

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 下記の要件を備えたことを特徴とする石鹸ケース （イ） ケース本体を有すること。 （ロ） このケース本体内部に傾斜面が設けられている
   こと。 （ハ） 傾斜面に沿って、適度の間隔で側面から見た高
   さを一定とする、棒状の突起物を有すること。 （ニ） 本体ケースと一体で、傾斜面下部に排水口を形
   成すること。