JP3013697U - 骨盤固定による歩行式姿勢矯正器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 骨盤脊椎の健康に及ぼす影響については、
一部専門家を除き等閉視され、骨盤脊椎の一体性を重視
し、自力により矯正するため骨盤部を囲むように取付
け、矯正位のままに使用する自力による姿勢矯正器は使
用されていない。この現状に対し、本考案は新規に矯正
本体を作成提供し、（１）健康の維持改善、（２）プロ
ポーション改善向上に、それぞれ役立てようとするもの
である。 【構 成】 人体（８）の骨盤部（６）の外周に相応さ
せて、左右に２分した機材の湾曲器材（５）を後方で連
結具（２）により組合せ、弾性バンド（３）により骨盤
部（６）を囲むように強く取り付ける矯正本体（１）
と、矯正本体前方上部の連結部（４）の取付ベルト
（７）からなるもので、人体（８）に弛みなく取り付け
て使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、人間の骨盤と脊椎を正しくする意図の基に、立位の人間に骨盤の角 度を正しくして固定し、脊椎全般を伸ばし、胸部を広げて歩くことにより、その 目的を達成しようとするもので、 （１） 脊椎の調整による健康維持、改善 （２） 骨格の調整によるプロポーションの向上 にそれぞれ役立つように、本矯正器を提供しようとするものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、骨盤を矯正固定して取付け使用する自力による姿勢矯正器は、使用され ていない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

（１） 骨整脊椎の異常が、不健康や病気の根本原因であること。 （２） 姿勢が根本的には骨盤部の正しさにより決まること。 以上の事が一般的に理解されていない。この現状に対して、本考案は新規の自 力による、骨盤、脊椎、並びに全身的姿勢矯正に役立てようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

人体（８）の骨盤部（６）の外周に相応させて左右に２分した湾曲器材（５） と、相対する一方の端部を連結具（２）により組合わせ、弾性バンド（３）によ り骨盤部（６）を囲むように取り付ける矯正本体（１）と、取付ベルト（７）と 連結部（４）とよりなるものである。

【０００５】 電動式歩行器（１２）にフレーム（９）で矯正本体（１）と連結して使用する 場合は、矯正本体（１）と左右にそれぞれ器材（１０）を設けてフレーム（９） と連結し、矯正本体（１）の角度を前捻に維持して、即ち骨盤の角度の前捻を戻 らないようにして、電動器（１１）上を歩行する。 本考案は、以上のような構成からなる歩行式姿勢矯正器である。

【０００６】

【作用】

前述のように構成した矯正本体（１）は、弾性バンド（３）により骨盤部（６ ）を囲むように取付けられ、連結部（４）に取付けた取付ベルト（７）により、 人体（８）の下部と上部を弛みなく横前後に一体に取付けることができる。

【０００７】

【実施例】

【図１】のように、人体（８）の骨盤部（６）の外周に相応させて、矯正本体 （１）を左右に２分した湾曲器材（５）を相対する一方の端部を連結具（２）に よって組合わせ、弾性バンド（３）により骨盤部（６）を囲むように取付けて形 成する矯正本体（１）と、取付ベルト（７）と連結部（４）とによりなるもので ある。 これを使用する時は、

【図２】、

【図３】、

【図４】のように矯正本体（１） を弾性バンド（３）によって、骨盤部（６）を囲むように取付けて形成し、骨盤 を前捻するように連結部（４）から取付ベルト（７）によって、人体（８）を囲 むように上部と下部と前後と横部を弛ませないで、圧着した状態に取付けて歩行 する。

【０００８】

【実施例】

【図５】のように、歩行する人体（８）の左右両側にフレーム（９）を取付け 、その上部に設けた例えば転動可能な支持棒のような固定部（１０）によって矯 正本体（１）を定置させて、下側の走行ベルト（１１）により歩行するものであ る。 矯正本体（１）は、取付ベルト（７）により人体（８）を囲むように下部と上 部と横部を弛まないように、圧着した状態で使用する場合の電動式歩行器（１２ ）の事例を示す。

【０００９】

【考案の効果】

（１） 骨盤を後方に突き出し、胸を引き上げ生理的に正しい歩き方をするこ とにより、正しい形に骨盤と脊椎が調整され、健康維持に役立つ。 （２） 美しいプロポーションに改善される。 なお、矯正本体（１）、弾性バンド（３）等の材質、サイズ、形状は適宜に変 更できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の主要部である矯正本体の機能を示す
形状斜視図

【図２】 本考案の使用状態を示す正面部分図

【図３】

【図２】の側面部分図

【図４】

【図２】の背面部分図

【図５】 電動式歩行器の使用例を示す正面図

【符号の説明】

１；矯正本体 ２；連結具 ３；弾性バンド ４；連結部 ５；湾曲器材 ６；骨盤部 ７；取付ベルト ８；人体 ９；フレーム １０；固定部又は機材 １１；歩行ベルト又は電動器 １２；電動式歩行器

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】人体（８）の骨盤部（６）の外周に相応さ
   せて左右に２分した湾曲器材（５）を連結具（２）によ
   り組合わせて、弾性バンド（３）により強く取付け緊縛
   する矯正本体（１）と、骨盤を前捻するように連結部
   （４）に締着した人体（８）に巻き付ける取り付けベル
   ト（７）からなる骨盤固定による歩行式姿勢矯正器。
2. 【請求項２】電動式歩行器（１２）を用いて歩行使用す
   る場合、電動機（１１）の両側にフレーム（９）を取付
   け、フレーム（９）と矯正本体（１）を器材（１０）に
   より連結させ、更に矯正本体（１）の角度を前捻にして
   固定することにより、骨盤が正しい角度に一層固定され
   本来の悪姿勢から来る自然的に発生するゆるみを防止し
   て使用する、請求項１記載の骨盤固定による歩行式姿勢
   矯正器。