JP3013162B2 - 中継コネクタ - Google Patents

中継コネクタ

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JP3013162B2
JP3013162B2 JP9132853A JP13285397A JP3013162B2 JP 3013162 B2 JP3013162 B2 JP 3013162B2 JP 9132853 A JP9132853 A JP 9132853A JP 13285397 A JP13285397 A JP 13285397A JP 3013162 B2 JP3013162 B2 JP 3013162B2
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contact
cable
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vvf
relay connector
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勝久 森
久蔵 山方
剛司 鍵田
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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Nichifu Terminal Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に電力線と
して使用されている単一の通電線を絶縁被覆した芯線を
2本又は3本平行に配置し、その外周部を外皮で被覆し
た2芯又は3芯VVFケーブルを2本、相互に着脱式に
接続する中継コネクタに関し、接続に際して同一構造の
中継コネクタを使用して被接続ケーブルと接続ケーブル
との同極性通電線どうしを誤り無く接続すると共に、双
方のケーブルが仮に活電状態であっても、極めて単純な
作業で安全且つ確実にケーブルに装着することを可能と
する中継コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からこの様なVVFケーブルに別の
VVFケーブルを接続して延長する場合、簡単には先ず
主線側のVVFケーブルの絶縁を取り去って正極側芯線
と負極側芯線とを夫々取り出し、更に同様にして延長線
側のVVFケーブルについても絶縁を除去して通電線を
露出させた後、前記主線の通電線と延長線の通電線とを
同極性どうし纏めて閉端絶縁キャップに内装されている
金属スリーブ内に挿入し、その上から加圧工具によって
加圧し金属スリーブを加圧変形させて圧着接続し、必要
に応じて絶縁テープを巻き付けたりしていた。或いは、
頻繁に着脱する場合には、主線側、延長線側の各VVF
ケーブルに1対となるコネクタを夫々装着し、このコネ
クタどうしを接続するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような前者の手
段では、主線が活線の場合には、電線接続作業の前に感
電防止の必要性から必ず通電を止めて施工しなければな
らず、その間は停電状態が余儀なくされ、しかも、作業
が非常に手数のかかるものであるために工事時間が長く
なり作業効率が悪い。又、接続後の着脱が非常に困難で
あると言う欠点があった。一方、後者のコネクタを使用
する方式では、ケーブルが活線の状態では通電を止めて
装着しなければならず、又、接続する場合には必ず対を
なすコネクタどうしを組み合わせる必要があり、使用に
際してもコネクタを製造するについても合理的でないと
いう解決すべき課題を有していた。
【0004】そこで、本発明は、上記した従来の中継コ
ネクタの有する問題点を解消するために、前記VVFケ
ーブルの被覆を除去すること無く、仮に通電中であって
もコネクタの装着作業が必要とされる都度、安全且つ迅
速に行うことができるようにすると共に、一種類の構造
簡単なコネクタにより極性の誤接続等が無く、簡単にケ
ーブルの延長が可能な中継コネクタを提供する事を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の中継コネクタを、実施例の外観及び構造の記
述に於いて使用する記号を用いて説明すると、2本の
VFケーブル3を接続させるために使用する中継コネク
タであって、高導電性の金属板からなり、且つ接続相手
のコンタクトと接触するコンタクト1と、合成樹脂製の
本体2とからなり、前記コンタクト1は、接続相手のコ
ンタクトと接触するタブ部11と、相手のタブ部11を
把持するリセプタクル部12と、該コンタクト1が前記
VVFケーブル3の絶縁外皮31と絶縁内皮32とを切
断して当該ケーブルの接続すべき通電線33に接触した
ときに、その接触面積が該通電線33の断面積以上とな
るように通電線33の直径より狭い寸法の切り込み幅で
あって且つ装着時に該VVFケーブル3の押圧方向に対
して傾斜している切り込み部13からなる前記通電線3
3との接続部とが形成されており、前記本体2は本体ベ
ース2aとVVFケーブル3との接続箇所を覆う本体カ
バー2bとからなり、本体ベース2aには、接続相手の
中継コネクタの先端部を受納し且つ前記コンタクト1と
を収納するための先端部の下半分を形成する樋状断面を
有するベース先端下部21と、先端部の上半分を形成す
る前記ベース先端下部21を内部に挿入可能とするベー
ス先端下部21より大きい寸法の樋状断面を有し且つ先
端部上面中央に接続相手の中継コネクタを結合するため
の鈎部261と尾部262とこの両者を弾性的に支持す
る脚部263とからなるフック26aが設けられている
ベース先端上部22と、VVFケーブル3を挿入する溝
25と、VVFケーブル3の絶縁外皮31を切断し且つ
平行する通電線33を隔離する隔壁29とを有してVV
Fケーブル3とコンタクト1との接続部を保持収納する
ケーブル接続部23とが、下面中央に前記フック26a
と係合するフック係合部26bを有する基部24を介し
て一体的に形成されており、前記コンタクト1にVVF
ケーブル3の所定の極性の通電線33を圧着接続後本体
カバー2bにより閉蓋して中継コネクタ装着状態とした
ものを、VVFケーブル(3)の相互接続に際して同タイ
プの中継コネクタを使用し、一方の中継コネクタの上下
を反転して対向させ、相互のベース先端下部21を相手
方のベース先端上部22に夫々挿入して複数のコンタク
ト1と相手方の複数の コンタクト1とを夫々接触させる
ようになっている
【0006】又、第2発明に属する中継コネクタは、2
本のVVFケーブル3を接続させるために使用する中継
コネクタであって、高導電性の金属板からなり且つ接続
相手のコンタクトと接触するコンタクト1と、合成樹脂
製の本体2とからなり、前記コンタクト1は、接続相手
のコンタクトと接触するタブ部11とVVFケーブルの
通電線33に接続される接続部とが形成されており、前
記本体2は本体ベース2aとVVFケーブル3との接続
箇所を覆う本体カバー2bとからなり、本体ベース2a
には、接続相手の中継コネクタの先端部を受納し且つ前
記コンタクト1とを収納するための先端部の下半分を形
成する樋状断面を有するベース先端下部21と、先端部
の上半分を形成する前記ベース先端下部21を内部に挿
入可能とするベース先端下部21より大きい寸法の樋状
断面を有し且つ先端部上面中央に接続相手の中継コネク
タを結合するためのフック26aが設けられているベー
ス先端上部22と、VVFケーブル3を挿入する溝25
を有し且つVVFケーブル3とコンタクト1との接続部
を保持収納するケーブル接続部23とが、下面中央に前
記フック26aと係合するフック係合部26bを有する
基部24を介して一体的に形成されており、前記コンタ
クト1にVVFケーブル3の所定の極性の通電線33を
圧着接続後本体カバー2bにより閉蓋して中継コネクタ
装着状態としたものを、VVFケーブル3の相互接続に
際して同形の中継コネクタを使用し、一方の中継コネク
タの上下を反転して対向させ、相互のベース先端下部2
1を相手方のベース先端上部22に夫々挿入して複数の
コンタクト1と相手方の複数のコンタクト1とを夫々接
触させるようになっている。
【0007】
【発明の実施の形態】このような構成とした中継コネク
タを実施するに当たっては、コンタクト1は、例えば硬
質の銅合金板の様にVVFケーブル3の通電線33に使
用されている軟銅よりも硬度が高く導電性に優れている
素材を使用するのが好ましい。コンタクト1のタブ部1
1は単に1枚の平板状とし、当該タブ部11の延長途上
に設けられているリセプタクル部12は、コンタクト1
の両側縁から突出して鈎形に曲り、端部に弾力性を持た
せて接続相手のタブ部11を把持する形状とする。延長
端部に設けられているVVFケーブルの通電線33に接
触する切り込み部13は、先端部が刃形に尖り、押圧さ
れたVVFケーブルの被覆を切断して通電線33を塑性
変形させながら切り込み部の間隙で接触する。従って、
コンタクト1の板厚と切り込み部11の幅は、コンタク
ト1と通電線33との接触部位の接触面積が当該通電線
33の断面積以上の面積となるように設定される。
【0008】又、切り込み部13の切り込み方向は、芯
線とコンタクトとの接触時に於いてケーブルの平行して
隣接する芯線を相互に引き離すような方向とするほうが
よい。但し、3芯VVF線の場合、中心の芯線に接触す
るコンタクトは単に垂直方向に切り込めばよい。
【0009】この様な構造のコンタクトを採用して、接
続相手として同一構造のコンタクトを使用し、一方を裏
返しにして突合わせて相互に相手方のタブ部11を把持
することでケーブルの通電線33を延長接続することが
できる。この時、リセプタクル部12の弾力性によって
相手方のタブ部11を自己のリセプタクル部12とタブ
部11の延長部との間で十分な接触面積を持って圧接す
る。従って相互に接続されたコンタクト1間の接触抵抗
を極めて低くすることができる。又、コンタクト1と通
電線33との接触はVVFケーブルが被覆された状態で
行うので、通電中であっても中継コネクトの装着作業が
可能となる。
【0010】本体2の本体ベース2a及び本体カバー2
bはナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂
素材で個別に一体成型する。本体ベース2aのベース先
端下部21とベース先端上部22及びケーブル接続部2
3とは基部24を介して一体に形成されており、ベース
先端下部21とベース先端上部22とで内部に複数のコ
ンタクト1を収納し且つ接続相手の中継コネクタの先端
部を受納して相手の複数のコンタクト1と接続させるた
めの複数のダクトを形成している。ケーブル接続部23
には、前記基部24を貫通してコンタクト1が挿通され
るダクトに通じる通路が形成され、この通路の基端部は
コンタクト1の位置決め用のガイド部27aとなってい
る。更にこのガイド部27aからVVFケーブル3が挿
入される溝25aが外部に連通している。
【0011】上記ケーブル接続部23の側面には、カバ
ー2bを固定するフック部28aが形成されており、カ
バー2bのフック係合部28bを引っ掛けてカバーを固
定する。又、ベース先端上部22の先端部上面中央には
接続相手の中継コネクタを結合するためのフック部26
aが設けられている。このフック部26aは鈎部261
と尾部262及び脚部263とからなり、ケーブル延長
時に接続相手となる同タイプの中継コネクタの基部24
の下面中央に形成されたフック係合部26bと係止して
相互接続を行う。接続されているケーブルを離脱させる
には、前記フック26aの尾部262を押圧すると脚部
263が撓んで鈎部261がフック係合部26bから外
れ、接続状態から解放される。
【0012】中継コネクタを接続の際には主線の中継コ
ネクタと延長線の中継コネクタとを対向させ、更に上下
を反転させることにより相互のベース先端下部21を相
手方のベース先端上部22に夫々挿入可能となり、複数
のコンタクト1も極性が統一される。従って、ケーブル
延長に際しては同一構造の中継コネクタを使用し、極性
一致や対応コネクタの種類の選択等に余分な配慮をする
必要が無く、簡単に接続、離脱が可能である。又、中継
コネクタが一種類ですむことはコネクタの製造経費、並
びに作業経費の節減に極めて有効である。
【0013】
【実施例】図1は本発明に於ける第1実施例の概略構造
を示す一部切り欠き斜視図、図2〜図8は各部の外観構
造を示す斜視図、図9〜図11はコネクタ装着作業を段
階的に示す説明図、図12は完成状態を示す斜視図、図
13〜図15は図12の正面図、側面図、及び平面図、
図16は使用状態の斜視図、図17は使用状態に於ける
コンタクトの接続状態を示す断面図、図18、図19は
第2実施例の本体カバーを取り去って内部を示す平面
図、同、正面図である。
【0014】第1実施例は、2芯VVFケーブルに使用
する中継コネクタである。この実施例では図1及び図
2、図3に示すように正、負のコンタクト1は切り込み
部13の部分がタブ部11よりコネクタの中心線に近寄
り、中心線に対して対称形を成している。又、当該コン
タクト1の切り込み部13の切り込み幅は、コンタクト
1をVVFケーブル3に押圧させて、当該押圧力によっ
てケーブルの外装及び内装の各被覆を切断した後、通電
線33を塑性変形させながら両側から強固に圧接挟持さ
せるのであるから、通電線33の太さよりも少し狭い幅
となっている。尚、コンタクト1の板厚と切り込み部1
3の間隔とは押圧力によって受けた通電線33の塑性変
形量に関係し、通電線33との接触状態に於て、接触面
積が通電線33の断面積以上の面積となり、接触抵抗は
極めて小さく、接続された相互の通電線間の電流容量は
ほぼ連続的となるように設定されている。リセプタクル
部12の尖端部とタブ部延長部との間隙は、接続時にタ
ブ部11により僅かに押し広げられて弾力により十分な
接触圧が得られるような間隔に設定される。又、相手方
のコンタクトとタブ部11との接触を完全にするため
に、タブ部11に小突起14が形成されている。図4は
リセプタクル部12の詳細形状の一例であって、前記尖
端部が板バネ類似の構造体121となっており、適度な
接触圧並びに十分な接触面積を得る構造となっている。
【0015】本体ベース2aの基本構造は前述のごと
く、又、図5、図7に示すごとくベース先端下部21と
ベース先端上部22及びケーブル接続部23とは基部2
4を介して一体的に形成されており、ベース先端上部2
2の先端部上面中央には接続相手の中継コネクタを結合
するためのフック部26aが、又、基部24の下面中央
には前記フック部26aと係合フック係合部26bが夫
々設けられている。フック部26aは鈎部261と尾部
262及び脚部263とからなり、ケーブル延長時に接
続相手となる同タイプの中継コネクタの基部24の下面
中央に形成されたフック係合部26bと係止して相互接
続を行う。接続状態を解放するには尾部262を押圧す
ると脚部263が撓んで鈎部261がフック係合部26
bから外れる。ベース先端下部21とベース先端上部2
2とで内部に複数のコンタクト1を収納し且つ接続相手
の中継コネクタの先端部を受納して相手の複数のコンタ
クト1と接続させるためのダクトを形成している。ケー
ブル接続部23には、前記基部24を貫通してコンタク
ト1が挿通されるダクトに通じる通路が形成され、この
通路の基端部はコンタクト1の位置決め用のガイド部2
7aとなっている。
【0016】正極側(又は負極側)のガイド部27aと
負極側(又は正極側)のガイド部27aとの間には先端
が切刃となっている隔壁29が立設され、VVFケーブ
ルを押圧した時、当該ケーブルの絶縁外皮を切断して
正、負の芯線を分離して、夫々をコンタクト1の切り込
み部13の部位に当接させると共に、正、負各芯線の通
電線33と切り込み部13とが接触状態となったときに
正、負間の絶縁を確保する。又、このガイド部27aの
端部、即ち前記隔壁29の終端部からVVFケーブル3
が挿入される溝25aが外部に連通している。
【0017】本体カバー2bは図6、図8に示すごと
く、合成樹脂で一体成型され、内側に前記VVFケーブ
ルを押圧して、その通電線33をコンタクト1の切り込
み部13との所定の接触位置まで押し下げると共に、切
り込み部13の先端部を保持するガイド部27bが形成
され、このガイド部27bに続いてVVFケーブル3が
挿入される溝25bが外部に連通している。又、外部側
面に前記フック係合部28bが設けられている。
【0018】本中継コネクタの装着手順を図9〜図11
に示す。コンタクト1を本体ベース2aの基部24の通
路を通じてダクト内に挿通し、位置決め用のガイド部2
7aの位置に載置する(図9)。本体カバー2bを本体
ベース2aの接続部23の上に被せながら、VVFケー
ブル3を溝25a、25bに沿って基部24の端面まで
挿入し(図10)、圧着工具Aにより上下から押圧して
圧接する(図11)。コンタクト1の切り込み部13の
刃形の先端がVVFケーブル3の絶縁外皮31及び絶縁
内皮32を切断し、通電線33とコンタクト1とが接触
する。同時にフック部28aが係合部28bに引っ掛か
って本体ベース2aと本体カバー2bとが固定される。
装着完了後の外観を図12に示す。この完了後の外観の
正面図、側面図及び平面図を図13〜図15に示す。
又、接続した状態の外観を図16に、図15に於ける接
続状態のコンタクト1の断面を図17に、夫々示す。
【0019】第2実施例を、図18の本体カバーなしの
平面図及び図19の正面図に夫々示す。第2実施例は本
中継コネクタを3芯VVFケーブル用に拡張したもの
で、3個のコンタクト1と本体ベース2a及び本体カバ
ー2bとからなり、3個のコンタクト1のうち、正、負
各極のコンタクトは第1実施例の正、負各極のコンタク
ト1と同形状であるが、中心極のコンタクト1はタブ部
11と切り込み部13とは一直線状に並び、且つ切り込
み部13は第1実施例の切り込み部13に対して中継コ
ネクタの軸方向にずれた位置に設けられる。又、コンタ
クト1の数に対応して隔壁29が各コンタクトを区分す
るように2箇所に立設されている。
【0020】装着方法は第1実施例と同様で、3個のコ
ンタクト1を本体ベース2aの基部24の通路を通じて
ダクト内に夫々挿通し、位置決め用のガイド部27aの
位置に載置する。次に本体カバー2bを本体ベース2a
の接続部23の上に被せながら、VVFケーブル3を溝
25a、25bに沿って挿入し、圧着工具Aにより上下
から押圧して圧接する。2箇所に設けられた隔壁29に
より3芯VVFケーブル3の各芯線は分割され、夫々通
電線33とコンタクト1とが接触する。同時にフック部
28aがフック係合部28bに引っ掛かって本体ベース
2aと本体カバー2bとが固定される。
【0021】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例の構
造のみに限定されるものではなく、本発明にいう前記の
構成要件を備え、本発明にいう目的を達成し、以下にい
う効果を有する範囲内において適宜改変して実施するこ
とができるものである。
【0022】
【発明の効果】本発明の中継コネクタは上記のごとく構
成されたものであるから、コンタクトをVVFケーブル
に圧接するだけの簡単な操作によって、仮にケーブル
活線の状態であっても通電を遮断させること無く、安全
且つ確実にコネクタの装着作業を行うことができる。
又、隔壁が絶縁外皮を切断して作業を容易にすると共
に、1本のケーブル中の通電線を相互に離間させるよう
に作用するので、正負両通電線間の絶縁は完全であり安
全性を高めることができる。又、コンタクトと通電線と
の接触面積が通電線の断面積以上であり、従って接触抵
抗は極めて小さくて接続された相互の通電線間の電流容
量はほぼ連続的となるので、接続部に於ける発熱等のト
ラブルが発生することはない。
【0023】ケーブル延長時に同一構造の中継コネクタ
を使用することでコネクタが1種類ですみ、極性一致や
対応コネクタの種類の選択等に余計な配慮をする必要が
無く、フックとフック係合部との作用により簡単、安全
に接続、離脱ができるので配線作業の経費が節減でき
る。又、構成部品が少なく、本体は一体成型による簡単
な構造であるから安価に提供でき、しかも中継コネクタ
が一種類ですむことと相俟ってコネクタの製造経費が低
減される。従って、工事に於いて安全性が増大し、且つ
経費が少なくてすむと言う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構造を説明する一部切り
欠き斜視図。
【図2】同、コンタクトの斜視図。
【図3】同、コンタクトの斜視図。
【図4】同、コンタクトのリセプタクル部の斜視図。
【図5】同、本体ベースの斜視図。
【図6】同、本体カバーの斜視図。
【図7】同、本体ベースの反対側から見た斜視図。
【図8】同、本体カバーの反対側から見た斜視図。
【図9】コネクト装着作業開始時の分解斜視図。
【図10】コネクト装着作業中の分解斜視図。
【図11】圧着工程を示す斜視図。
【図12】組み立て完了後の外観斜視図。
【図13】同、正面図。
【図14】同、側面図。
【図15】同、一部切り欠き平面図。
【図16】接続状態の外観斜視図。
【図17】同、コンタクトの接続状態の断面図。
【図18】第2実施例の本体カバーを除いた平面図。
【図19】同、正面図。
【符号の説明】
1 コンタクト 11 タブ部 12 リセクタブル部 13 切り込み部 14 小突起 2 本体 2a 本体ベース 2b 本体カバー 21 ベース先端下部 22 ベース先端上部 23 ケーブル接続部 24 基部 25a 溝 25b 溝 26a フック部 26b フック係合部 27a ガイド部 27b ガイド部 28a フック部 28b フック係合部 29 隔壁 3 VVFケーブル 31 絶縁外皮 32 絶縁内皮 33 通電線 A 圧着工具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−216373(JP,A) 特開 昭51−140187(JP,A) 実公 昭50−40855(JP,Y1) 実公 昭52−36238(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のVVFケーブル(3)を接続させるた
    めに使用する中継コネクタであって、高導電性の金属板
    からなり、且つ接続相手のコンタクトと接触するコンタ
    クト(1)と、合成樹脂製の本体(2)とからなり、前記コ
    ンタクト(1)は、接続相手のコンタクトと接触するタブ
    部(11)と、相手のタブ部(11)を把持するリセプタクル部
    (12)と、該コンタクト(1)が前記VVFケーブル(3)の絶
    縁外皮(31)と絶縁内皮(32)とを切断して当該ケーブルの
    接続すべき通電線(33)に接触したときに、その接触面積
    が該通電線(33)の断面積以上となるように通電線(33)の
    直径より狭い寸法の切り込み幅であって且つ装着時に該
    VVFケーブル(3)の押圧方向に対して傾斜している切
    り込み部(13)からなる前記通電線(33)との接続部とが形
    成されており、前記本体(2)は本体ベース(2a)とVVF
    ケーブル(3)との接続箇所を覆う本体カバー(2b)とから
    なり、本体ベース(2a)には、接続相手の中継コネクタの
    先端部を受納し且つ前記コンタクト(1)を収納するため
    の先端部の下半分を形成する樋状断面を有するベース先
    端下部(21)と、先端部の上半分を形成する前記ベース先
    端下部(21)を内部に挿入可能とするベース先端下部(21)
    より大きい寸法の樋状断面を有し且つ先端部上面中央に
    接続相手の中継コネクタを結合するための鈎部(261)と
    尾部(262)とこの両者を弾性的に支持する脚部(263)とか
    らなるフック(26a)が設けられているベース先端上部(2
    2)と、VVFケーブル(3)を挿入する溝(25)と、VVF
    ケーブル(3)の絶縁外皮(31)を切断し且つ平行する通電
    線(33)を隔離する隔壁(29)とを有してVVFケーブル
    (3)とコンタクト(1)との接続部を保持収納するケーブ
    ル接続部(23)とが、下面中央に前記フック(26a)と係合
    するフック係合部(26b)を有する基部(24)を介して一体
    的に形成されており、前記コンタクト(1)にVVFケー
    ブル(3)の所定の極性の通電線(33)を圧着接続後本体カ
    バー(2b)により閉蓋して中継コネクタ装着状態としたも
    のを、VVFケーブル(3)の相互接続に際して同タイプ
    の中継コネクタを使用し、一方の中継コネクタの上下を
    反転して対向させ、相互のベース先端下部(21)を相手方
    のベース先端上部(22)に夫々挿入して複数のコンタクト
    (1)と相手方の複数のコンタクト(1)とを夫々接触させ
    るようにした中継コネクタ。
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