JP3012763B2 - コンプレッサー式冷凍サイクル配管の錘装着型振動防止用具 - Google Patents

コンプレッサー式冷凍サイクル配管の錘装着型振動防止用具

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JP3012763B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、エアコン、クーラ
ー、冷蔵庫、除湿器等のコンプレッサー式冷凍サイクル
配管の錘装着型振動防止用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンプレッサー式冷却システム
において、冷凍サイクル配管はコンプレッサー→配管→
熱交換器→配管→凝縮器→配管→コンプレッサーと循環
流路系を構成している。このような循環流路系では、通
常、冷凍サイクル配管は、配管自身の自立性のみで空間
に配位され、金具等で固定されていないため、コンプレ
ッサーの振動が配管各部に伝わり易く、配管を振動させ
る。このような振動は、配管、特に配管溶接部にクラッ
クを発生させる等の悪影響をもたらしてしまうものであ
る。
【0003】そのため、配管の任意の箇所に図4
(A)や(B)に示す振動防止用具を取り付けることが
行われている。図4の(A)の振動防止用具aは、ブチ
ルゴム製の柔軟で自己粘着性を有するものであり、平面
視長方形状に伸ばした状態から、配管hを中に挟んで二
つ折りにして、取り付けるものである。(B)に示す振
動防止用具bは、粉状の鉛入りのCRゴム製の型成形品
で、配管hの挿通部b1から2次加工により切り目b2
を形成したものであり、切り目b2から開いて挿通部b
1に配管hを通した後、バンドやワイヤーb3によって
締め付けて固定するものである。これらの振動防止用具
a、bは、主として錘の役目を果たすもので、配管の重
量を増やして、振動を止めるものであるが、その比重の
調整は、鉛等の粉体を合成樹脂やゴム中に充填、混練
し、その量により比重が決定されてしまうため、成形後
に重量を変更することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、全体の大
きさを変更することなく、全体の重量を大きく(見かけ
比重を大きく)することができ、成形後においても、全
体重量を容易に変化させることのできるコンプレッサー
式冷凍サイクル配管の錘装着型振動防止用具を提供せん
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本願の第1の発明
は、合成樹脂又はゴム等の成型品から構成された本体
と、本体に装着されることにより重量を付加する錘とか
ら構成され、エアコン、クーラー、冷蔵庫、除湿器等の
コンプレーサー搭載器具の冷凍サイクル配管の振動を防
止するために取り付けられるコンプレッサー式冷凍サイ
クル配管の振動防止用具において、本体がゴム或いは合
成樹脂により形成された第1部位1と第2部位2とから
構成され、配管の挿通用凹部12,22が、第1部位1
と第2部位2とを閉じた際に互いに当接する両部位の当
接面15,25の少なくとも何れか一方に形成されたも
のであり、この配管の挿通用凹部12,22より右側の
右半において、第1部位1と第2部位2とが回動可能に
接続され、この配管の挿通用凹部12,22より左側の
左半に、嵌合用突起11と、嵌合用凹部21と、上記の
錘14,24を装着する錘の装着孔13,23とが設け
られ、上記の嵌合用突起11と嵌合用凹部21の各々
は、第1部位1と第2部位2とを回動して閉じた際に互
いに当接する両部位の当接面15,25に形成されたも
のであり、上記の錘14,24の装着孔13,23は、
第1部位1と第2部位2の内、少なくとも嵌合用凹部2
1が形成された部位に形成され、この錘14,24の装
着孔13,23に錘14,24が圧入されたものであ
り、配管の挿通用凹部12,22内に配管を配位すると
共に、上記嵌合用の突起11を嵌合用凹部21に嵌合さ
せることによって、配管を挟んで第1部位1と第2部位
2とを固定するように構成したことを特徴とするコンプ
レッサー式冷凍サイクル配管の錘装着型振動防止用具を
提供することにより、上記の課題を解決する。さらに本
願の第2の発明は、上記の振動防止用具において、錘の
装着孔13,23が配管の挿通孔12,22と略平行に
形成され、錘の装着孔の両端が開口していることを特徴
とするコンプレッサー式冷凍サイクル配管の錘装着型振
動防止用具を提供するものである。
【0006】
【作用】錘の装着孔13,23に挿入される錘14,2
4の比重或いは大きさを変更することによって、全体の
重量を可変とし、配管に最適な重量を付加することがで
きるものである。特に、錘の装着孔13,23の両端を
開口しておくと、錘の変更に際して、交換用の新たな錘
を、既に装着済の錘14,24の端部を突くようにし
て、装着孔13,23へ装着して行くことができる。す
ると、装着済の錘14,24は、装着孔13,23から
押し出されて、新たな錘が装着孔13,23へ装着され
るものであり、簡単に錘の交換が可能となる。また、上
記のように、装着孔13,23に錘を圧入することによ
って、配管の挿通用凹部12,22の配管の保持及び、
嵌合用突起11と嵌合用凹部21との嵌合による固定
が、より強固なものとなる
【0007】
【実施例】図1に示す振動防止用具は、エアコン、クー
ラー、冷蔵庫、除湿器等のコンプレーサー搭載器具の冷
凍サイクル配管の振動を防止するために冷凍サイクル配
管に取り付けられるもので、第1部位1と第2部位2と
の二つの部位から構成されている。図1の(A)は展開
した状態を示し、(B)は配管hに取り付けた状態を示
す。
【0008】第1部位1と第2部位2とは、両者の右半
で回動可能に接続され(接続部3)、第1部位及び第2
部位の少なくとも左半に嵌合用突起11と嵌合用凹部2
1とが形成されている。両部材1,2の接続部3と、嵌
合用突起11及び嵌合用凹部21との間には、配管の挿
通用凹部12,22が形成されており、配管挿通用凹部
12,22内に配管hを配位すると共に、上記嵌合用の
突起11を嵌合用凹部21に嵌合させることによって、
配管hを挟んで第1部位1と第2部位2とをワンタッチ
で固定し得るようにしたものである。嵌合用突起11と
嵌合用凹部21の形状は、互いに嵌合して容易に抜けな
い形状のものであればよいが、この実施例では、嵌合用
突起11の基端部11aよりも先端部11bを大きくし
ている。嵌合用凹部21は、嵌合用突起11と対応する
形状をなしており、浅部21aよりも深部21bを大き
くし、浅部21aに嵌合用突起11の基端部11aが、
深部21bに先端部11bが嵌まるようにしている。そ
して、嵌合用突起11の先端部11bを、その先端に向
かって細くすることによって、嵌合用凹部21に嵌まり
やすく、抜け難い構造としている。
【0009】この第1部位1と第2部位2には、夫々、
円筒形の錘の装着孔13,23が設けられている。そし
て、装着孔13,23には、鉄や鉛等の比重の大きな金
属製の錘14,24が装着されている。この錘の装着孔
13,23は、配管の挿通用凹部12,22と平行に直
線状に形成され、両端が開口している。錘14,24
は、円柱形をなし、装着孔13,23の一端から圧入さ
れる。そして、錘を変更するに際しては、交換用の新た
な錘(図示せず)を、既に装着済の錘14,24の端部
を突くようにして、装着孔13,23へ装着して行く。
すると、装着済の錘14,24は、装着孔13,23か
ら押し出されて、新たな錘が装着孔13,23へ装着さ
れるものであり、簡単に錘の交換が可能となる。尚、錘
は、装着孔13,23の全長と略等しいものを採用すれ
ばよいが、錘を短いものとすると、錘の比重を変えずと
も、全体の重量を変更することができる。そして、各装
着孔13,23に、短い錘を数本装着することにより、
或いは比重の異なる短い錘を複数種類用意し、これらを
選択して複数本装着することにより、さらには、長さの
異なる錘を複数本装着することによって、全体の重量の
変更の自由度を高めることができる。この錘の装着孔1
3,23は、図1から明らかなように、配管の挿通用凹
部12,22より左側の左半に形成されている。
【0010】この第1部位1と第2部位2と接続部3と
は、ゴム或いは合成樹脂により形成されている。このゴ
ム或いは合成樹脂には、従来と同様に、鉛等の比重の大
きな粉体を充填、混入してもよい。ゴム或いは合成樹脂
の硬度は自由に変更することができるが、この実施例で
は、接続部3、装着孔13,23の周辺部位、配管の挿
通用凹部12,22の周辺部位、嵌合用凹部21の浅部
21aの周辺部位とを、他の部分よりも軟質で弾性の大
きいものとしている。図では、他の部分よりも軟質で弾
性の大きいものとした部位に、小さな点を付して表示し
た。即ち、接続部3を、軟質で弾性の大きいものとする
ことによって、第1部位1と第2部位2との開閉の操作
を容易にしている。また、装着孔13,23の周辺部位
を軟質で弾性の大きいものとすることによって、錘(図
示せず)の圧入や交換を容易にする。また配管の挿通用
凹部12,22の周辺部位を軟質で弾性の大きいものと
することによって、配管hが配管挿通用凹部12,22
よりも若干大きいものであっても、無理なく配管hを挟
むことができるようにしたものである。嵌合用凹部21
の浅部21aの周辺部位を軟質で弾性の大きいものとす
ることによって、嵌合用突起11の先端部11bを嵌合
用凹部21の浅部21aよりもかなり大きくしても、無
理なく嵌合し得るようにしたものである。尚、これらの
部位の全てを、他の部位よりも軟質で弾性の大きいもの
とする必要はなく、例えば、装着孔13,23の周辺部
位のみを他の部位よりも軟質で弾性の大きいものとして
もよい。また、この第1部位1と第2部位2と接続部3
との全体を軟質で弾性の大きいものとしてもよい。或い
は、嵌合用突起11全体、或いはその先端部11bを硬
質のものとして、他の部位を軟質で弾性の大きいものと
してもよい。
【0011】第1部位1と第2部位2と接続部3とは、
これらを一体として成形することができる。その際の成
形方法は自由であるが、押し出し成形により形成された
成形品を、適当な長さに切断して製造することにより、
安価に量産し得る。しかも、この押し出し成形とするこ
とによって、接続部3が両部位1,2の一端から他端の
全長に渡って形成され、配管挿通用凹部12,22が両
部位1,2の一端から他端の全長に渡って且つ上記の接
続部3と平行に形成されるため、配管hを挟む際の位置
決めが容易となる。又、嵌合箇所の長くなる分、嵌合後
の締結力を大きくすることができ、容易に外れることを
防止することができる。また、上記のように、装着孔1
3,23に錘を圧入することによって、配管の挿通用凹
部12,22の配管の保持及び、嵌合用突起11と嵌合
用凹部21との嵌合による固定が、より強固なものとな
る。
【0012】次に、図2、図3に他の実施例を示すが、
これらの図では、先の実施例と実質的に同一の部分につ
いては、同一の符号を用いてその詳細な説明を省略す
る。 図2の実施例では、第1部位1及び第2部位2の形
状が略立方体とされている点、また、錘の装着孔13,
23が横方向に形成され、配管挿通用凹部12,22と
平行に形成されていない点、嵌合用突起11と嵌合用凹
部21とが第1部位1及び第2部位2の全長よりも短い
点が、先の実施例と相違する。図から明らかなように、
錘の装着孔23は、第1部位1と第2部位2の内、嵌合
用凹部21が形成された部位、即ち、第2部位2に形成
されている。
【0013】次に、図3はさらに他の実施例を示すもの
で、この実施例では、錘の装着孔13,23が縦方向に
形成され、配管挿通用凹部12,22と平行に形成され
ていない点、嵌合用突起11と嵌合用凹部21とが断面
円形をなしている点が第1の実施例と相違する。(嵌合
用凹部21が形成された部位、即ち、第2部位2側の錘
の装着孔23は、図3では図示されていないが、第1部
位1側の錘の装着孔13と同じ形態、即ち、縦方向に形
成され、配管挿通用凹部12,22と平行に形成されて
いない形態で設けられている。)尚、嵌合用突起11と
嵌合用凹部21とは、図1、図2と同様、この図3の例
でも、第1部位1及び第2部位2の当接面15,25に
設けている。尚、図2及び図3では図示していないが、
材料の軟質及び硬質の使い分は、図1の実施例と同様に
する方が好ましい。
【0014】以上、本願発明は適宜変更して実施するこ
とができるものであり、嵌合用突起11と嵌合用凹部2
1とを設ける場合、これらを複数設けることもでき、さ
らに、大きさや形状の異なる嵌合用突起と嵌合用凹部と
を複数設けてもよい。またさらに、錘の装着孔を、配管
挿通用凹部と同様に、各部に二つ割りにして設けてもよ
い。このように、二つ割りにして設けた配管挿通用凹部
又は錘の装着孔は、図示のように、第1部位と第2部位
との双方に凹部を形成して、両凹部の中央に配管或いは
錘を挟むようにする他、一方の部位に配管或いは錘が完
全に嵌まり込むだけの凹部を設け、他方の部位は当該凹
部の開口を閉じるようにするだけのものとしてもよい。
また、全体の形状は、図示したものの他、円筒形、角筒
形、球形等々、適宜変更することができるものである。
錘の形状は、錘の装着孔に装着し得ることを条件とし
て、円筒形、角筒形等々、適宜変更することができるも
のであり、装着後の抜けを防止するために、逆鉤等の突
起を設けてもよい。また、錘の少なくとも一方の端部を
先細りの形状にすることによって、装着孔への圧入が容
易になる。錘の材質は、鉄、ステンレス、鉛等の金属製
としてもよく、他の素材であってもよく、さらに金属の
周囲をゴムや合成樹脂で被覆してもよい。
【0015】尚、従来の図の(A)に示す振動防止用
具aは、ブチルゴム製の柔軟で自己粘着性を有するもの
であり、平面視長方形状に伸ばした状態から、配管hを
中に挟んで二つ折りにして自己粘着性を有する面同士を
粘着させることにより、取り付けるものであるが、取付
の際に、自己粘着性を有する面が思わぬ所にくっついて
しまう場合がある。また、取り付け場所を誤ってしまう
等して、取り外しを行わなければないない場合、粘着し
た面同士を剥がしにくく、取り外しが困難であり、ま
た、無理に取り外すと再度の使用ができない場合も生ず
る。また図4の(B)に示す振動防止用具bでは、振動
防止用具を配管hに装着した後、バンドやワイヤーb3
によって締め付ける必要があるため、ワンタッチでの固
定ができず、また固定作業時にバンドやワイヤーb3を
落としてしまうおそれもある。
【0016】そのため、実施例の振動防止用具のよう
に、第1部位と第2部位との二つの部位から構成され、
両部位の少なくとも何れか一方に、配管の挿通用凹部が
形成され、両部位の何れか一方に嵌合用の突起が形成さ
れ、両部位の何れか他方に上記嵌合用の突起に嵌合する
嵌合用凹部が形成され、配管の挿通用凹部内に配管を配
位すると共に、上記嵌合用の突起を嵌合用凹部に嵌合さ
せることによって、配管を挟んで第1部位と第2部位と
を固定するように構成し、この第1部位と第2部位との
少なくとも何れか一方に錘装着孔を形成することによっ
て、取り付け、取り外し、取り付け位置調整等の使用上
の簡便性を図ることができる。
【0017】さらに、上記の構成においては、第1部位
と第2部位とが別体であっても或いは一体であってもよ
いが、下記の構成とすることにより、第1部位と第2部
位とを回動して嵌合により両者を固定でき、ワンタッチ
による配管への取り付けが可能となる。即ち、第1部位
と第2部位とがゴム或いは合成樹脂により形成され、第
1部位と第2部位とが両者の右半で回動可能に接続さ
れ、第1部位及び第2部位の少なくとも左半に上記の嵌
合用突起と嵌合用凹部とが形成され、右半の回動可能な
接続箇所と左半の嵌合用突起及び嵌合用凹部との間に配
管の挿通用凹部が形成されている構成を採用することが
望ましい。
【0018】またさらに、第1部位と第2部位とが両者
の右側部で回動可能に接続され、この回動可能な接続箇
所を含む第1部位と第2部位とが一体となって形成され
たゴム或いは合成樹脂による成形品であり、この回動可
能な接続箇所が両部位の一端から他端の全長に渡って形
成され、第1部位と第2部位との双方の対応する位置に
配管の挿通用凹部が形成され、これらの挿通用凹部が両
部位の一端から他端の全長に渡って且つ上記の回動可能
な接続箇所と平行に形成され、第1部位と第2部位との
少なくとも何れか一方に錘の装着孔が形成され、この錘
の装着孔が両部位の一端から他端の全長に渡って且つ上
記の回動可能な接続箇所と平行に形成された両端の貫通
した孔であり、この錘の装着孔に錘を装着したことを特
徴とするものとすることが望ましい。
【0019】
【発明の効果】本願の第1の発明に係るコンプレッサー
式冷凍サイクル配管の錘装着型振動防止用具にあって
は、これを、配管に取り付けることによって、配管に適
度の重量を与えて、配管の振動を防ぐことができる。そ
の際、錘の重量を可変とすることによって、配管の種類
に応じて最適な防振条件とすることができる。特に、不
必要に重い荷重を配管に加えることは、配管の耐久性や
形状維持に問題を残すが、本願発明では配管の種類に応
じて最適な荷重を与えることができ、配管の耐久性に悪
影響を及ぼすことがない。また、成形品のみを量産し、
錘の重量を変更することによって、一つの型により、重
量の異なる振動防止用具を、容易に量産することが可能
となる。
【0020】本願の第2の発明に係るコンプレッサー式
冷凍サイクル配管の錘装着型振動防止用具にあっては、
錘の装着孔の両端が開口していることにより、錘を交換
する際の作業性を向上させることができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施例に係る振動防止用具の展
開状態の斜視図であり、(B)は同取り付け状態の斜視
図である。
【図2】(A)は第2の実施例に係る振動防止用具の展
開状態の斜視図であり、(B)は同取り付け状態の斜視
図である。
【図3】(A)は第3の実施例に係る振動防止用具の展
開状態の斜視図であり、(B)は同取り付け状態の斜視
図である。
【図4】(A)は従来の振動防止用具の取り付け状態の
斜視図であり、(B)は従来の他の振動防止用具の取り
付け状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 第1部位 2 第2部位 3 接続部 11 嵌合用突起 21 嵌合用凹部 12,22 配管の挿入用凹部 13,23 錘装着孔 14,24 錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/00 F16F 15/02 F16L 55/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂又はゴム等の成型品から構成さ
    れた本体と、本体に装着されることにより重量を付加す
    る錘とから構成され、エアコン、クーラー、冷蔵庫、除
    湿器等のコンプレーサー搭載器具の冷凍サイクル配管の
    振動を防止するために取り付けられるコンプレッサー式
    冷凍サイクル配管の振動防止用具において、本体がゴム或いは合成樹脂により形成された第1部位
    (1)と第2部位(2)とから構成され、 配管の挿通用凹部(12)(22)が、第1部位(1)
    と第2部位(2)とを閉じた際に互いに当接する両部位
    の当接面(15)(25)の少なくとも何れか一方に形
    成されたものであり、 この配管の挿通用凹部(12)(22)より右側の右半
    において、第1部位(1)と第2部位(2)とが回動可
    能に接続され、 この配管の挿通用凹部(12)(22)より左側の左半
    に、嵌合用突起(11)と、嵌合用凹部(21)と、上
    記の錘(14)(24)を装着する錘の装着孔(13)
    (23)とが設けられ、 上記の嵌合用突起(11)と嵌合用凹部(21)の各々
    は、第1部位(1)と第2部位(2)とを回動して閉じ
    た際に互いに当接する両部位の当接面(15)(25)
    に形成されたものであり、 上記の錘(14)(24)の装着孔(13)(23)
    は、第1部位(1)と第2部位(2)の内、少なくとも
    嵌合用凹部(21)が形成された部位に形成され、この
    錘(14)(24)の装着孔(13)(23)に錘(1
    4)(24)が圧入されたものであり、 配管の挿通用凹部(12)(22)内に配管を配位する
    と共に、上記嵌合用の突起(11)を嵌合用凹部(2
    1)に嵌合させることによって、配管を挟んで第1部位
    (1)と第2部位(2)とを固定するように構成したこ
    とを特徴とする コンプレッサー式冷凍サイクル配管の錘
    装着型振動防止用具。
  2. 【請求項2】 錘の装着孔が配管の挿通孔と略平行に形
    成され、錘の装着孔の両端が開口していることを特徴と
    する請求項1記載のコンプレッサー式冷凍サイクル配管
    の錘装着型振動防止用具。
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