JP3011202U - レール密着力測定装置 - Google Patents

レール密着力測定装置

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JP3011202U
JP3011202U JP1994014136U JP1413694U JP3011202U JP 3011202 U JP3011202 U JP 3011202U JP 1994014136 U JP1994014136 U JP 1994014136U JP 1413694 U JP1413694 U JP 1413694U JP 3011202 U JP3011202 U JP 3011202U
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JP
Japan
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rail
contact load
load detection
detection member
strain
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Application number
JP1994014136U
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English (en)
Inventor
雅明 門脇
芳司 門田
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Hokkaido Railway Co
Original Assignee
Hokkaido Railway Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 持ち歩きが簡便で、保守も容易であり、しか
も測定も簡単なレール密着力測定装置を提供すること。 【構成】 密着したとき基本レール1とせん端レール2
の中間高さ位置に形成される空間3に先端部を挿入可能
な密着荷重検出部材6を具えている。密着荷重検出部材
6は先端部側面にせん端レール2に当接して支点となる
突部7を、基端部側面に基本レール1に先端が当接可能
に螺合されたボルト8をそれぞれ設けている。また、突
部7より基端側の両側面にストレインゲージA,A′,
B,B′を設け、かつ密着荷重検出部材6にかかる歪み
によるストレインゲージの出力を指示する指示メータを
設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鉄道信号用転てつ機等によって密着される基本レールとせん端レ ールの密着力測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
線路が分岐するときは転てつ機によってせん端レールが可動して分岐するが、 一旦可動して反対側の基本レールに転換したときは規定の密着力で密着し、列車 の振動などで動かないことが必要で、密着力の規定としてはせん端レールを1mm 基本レールから離すには100kg以上の力が必要であるように保守することが法令 によりきめられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、せん端レールの密着力を測定するために従来から使用されているレ ール密着力測定装置は、せん端レールと基本レールの間にプッシャと称する油圧 で膨張する器具を挿入し、油圧をかけて膨張させてせん端レールを基本レールか ら1mm離してそのときの油圧を測定してレール密着力としている。しかしながら 、この従来の装置の場合、油圧器具を用いるために油圧による油もれ、あるいは 油の補給、持ち歩きに不便などの問題があった。
【0004】 そこでこの考案は、前記のような従来の問題点を解決し、持ち歩きが簡便で、 保守も容易であり、しかも測定も簡単なレール密着力測定装置を提供することを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、この考案は、せん端レールが基本レール側に可動 されてその頭部に密着する、該密着力を測定するものであって、密着したとき基 本レールとせん端レールの中間高さ位置に形成される空間に先端部を挿入可能な 密着荷重検出部材を具えている。密着荷重検出部材は先端部側面にせん端レール に当接して支点となる突部を、基端部側面に基本レールに先端が当接可能に螺合 されたボルトをそれぞれ設けているとともに、突部より基端側の両側面にストレ インゲージを設け、かつ密着荷重検出部材にかかる歪みによるストレインゲージ の出力を指示する指示メータを設けている。
【0006】
【作用】
基本レールとせん端レールの空間に密着荷重検出部材の先端部を挿入し、ボル トを回してその先端を基本レールに当てて基本レールから密着荷重検出部材の基 端側を離すようにする。突部がせん端レールに当接した後もボルトを回すと、密 着荷重検出部材は突部を支点として基本レールから離れるとともに、せん端レー ルが密着した基本レールの頭部から離れて所定の隙間開く。このとき密着荷重検 出部材の表面側は縮み、裏面側は伸びるので、ストレインゲージには歪み応力が かかり、この歪みによるストレインゲージの出力が指示メータに指示され、レー ル密着力が測定される。
【0007】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す要部平面図、図2は図1のII−II線に沿う拡 大縦断側面図である。1は基本レール、2はせん端レールで、せん端レール2は 図示しない転てつ機の転換により図2において右側から左側に可動されて基本レ ール1の頭部1aに密着可能になっており、図1,2はこの密着(鎖錠)状態を 示している。図2で3は空間で、密着したときの基本レール1とせん端レール2 の中間高さ位置に形成される。4はせん端レール2の下端部と一体になった可動 板、5は基本レール1の枕木を示す。
【0008】 図3において6は棒状の密着荷重検出部材で、先端部側面にせん端レール2に 当接して支点となる突部7が、基端部側面に基本レール1に先端が当接可能に螺 合されたボルト8がそれぞれ設けられている。突部7よりやや基端側の両側面は 切欠部9になっていて、該切欠部の表面にはストレインゲージA,A′、同裏面 にはストレインゲージB,B′がそれぞれ取付けられている。11はこれらストレ インゲージA,A′,B,B′のある切欠部9を覆って密着荷重検出部材6の外 周に装着されたカバーである。ストレインゲージA,A′,B,B′は図4に示 すようにブリッジ回路に接続され、その配線は図3に示す密着荷重検出部材6の 基端に設けたコネクタ13及び該コネクタに接続される外部接続コネクタ14を介し て外部に引出され、ブリッジに組んだ歪みによるストレインゲージA,A′,B ,B′の出力eを増幅器15により増幅して指示メータ16に伝え、そのときのメー タ16の振れをレール密着力として指示するようになっている。17はブリッジ電源 である。
【0009】 次に、前記実施例の作用について説明する。せん端レール2の基本レール1に 密着する圧力を測定するには、まず図3に示すように両レール1,2の空間3に 密着荷重検出部材6の先端部を挿入し、ボルト8を回してその先端を基本レール 1に当てて基本レール1から密着荷重検出部材6の基端側を離すようにする。そ して突部7がせん端レール2に当接した後もボルト8を回すと、密着荷重検出部 材6は突部7を支点として基本レール1から離れるとともに、せん端レール2が 密着した基本レール1の頭部1aから離れて1mm開く。この1mm開いたことの検 出は図示しない厚さゲージの挿入により簡単に行える。
【0010】 このとき密着荷重検出部材6の表面側は縮み、裏面側は伸びるので、ストレイ ンゲージA,A′,B,B′には歪み応力がかかり、この歪みによるストレイン ゲージの出力eが増幅器9で増幅されて指示メータ10に例えば150kgとかと指示 され、これがレール密着力と測定される。レールの密着力は前記したようにあら かじめ例えば100kgと設定し、これをメータ指示表として作成しておくので、測 定値と設定値との比較はきわめて容易である。この実施例の場合、一応100kgか ら150kgの範囲内であればレールの密着力に問題がないとし、100kgに満たない場 合はレールの密着力が緩くなって危険な状態になっているとみる。
【0011】 尚、この実施例の場合、ストレインゲージA,A′,B,B′の取り付け位置 により当然、歪み応力が異なってくるので、出荷前に基準器によりあらかじめ密 着荷重検出部材6に荷重をかけて指示メータ10に対するメータ指示を正確に設定 しておくことが必要である。また、この実施例ではストレインゲージA,A′, B,B′を切欠部9に取付けたが、必ずしもこのような構成でなくともよく、切 欠部9のない密着荷重検出部材6の両側面に直接取付けてもよい。しかも両側面 に取付ける個数も任意である。
【0012】
【考案の効果】
この考案は前記のような構成からなるので、従来の油圧を用いるものに比べて 持ち歩きが簡便で、保守も容易であり、しかも測定も簡単であるという優れた効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す要部平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う拡大縦断側面図である。
【図3】密着荷重検出部材の先端部を基本レールとせん
端レールの空間に挿入した状態の要部拡大平面図であ
る。
【図4】ストレインゲージのブリッジ回路等を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 基本レール 2 せん端レール 3 空間 6 密着荷重検出部材 7 突部 8 ボルト 9 切欠部 16 指示メータ A,A′,B,B′ ストレインゲージ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 せん端レールが基本レール側に可動され
    てその頭部に密着する、該密着力を測定するものであっ
    て、密着したとき基本レールとせん端レールの中間高さ
    位置に形成される空間に先端部を挿入可能な密着荷重検
    出部材を具え、この密着荷重検出部材は先端部側面にせ
    ん端レールに当接して支点となる突部を、基端部側面に
    基本レールに先端が当接可能に螺合されたボルトをそれ
    ぞれ設けているとともに、突部より基端側の両側面にス
    トレインゲージを設け、かつ密着荷重検出部材にかかる
    歪みによる前記ストレインゲージの出力を指示する指示
    メータを設けたことを特徴とするレール密着力測定装
    置。
JP1994014136U 1994-11-16 1994-11-16 レール密着力測定装置 Expired - Lifetime JP3011202U (ja)

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JP3011202U true JP3011202U (ja) 1995-05-23

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ID=43146939

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224514A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Tetsuden:Kk 密着度測定器
JP2014021033A (ja) * 2012-07-23 2014-02-03 East Japan Railway Co 密着力測定器及び密着力測定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224514A (ja) * 2012-04-19 2013-10-31 Tetsuden:Kk 密着度測定器
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