JP3011012B2 - 文書作成システム - Google Patents

文書作成システム

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JP3011012B2
JP3011012B2 JP5918094A JP5918094A JP3011012B2 JP 3011012 B2 JP3011012 B2 JP 3011012B2 JP 5918094 A JP5918094 A JP 5918094A JP 5918094 A JP5918094 A JP 5918094A JP 3011012 B2 JP3011012 B2 JP 3011012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書きまたは印刷され
た原稿を編集処理を行い、完成文書として出力するデー
タ編集システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来はファクシミリ蓄積交換装置に関
し、任意のレイアウトのレターヘッドを作成して蓄積
し、サービス送信の際に、蓄積レターヘッドを電文の先
頭に合成することにより、カバーページの添付を不要に
してファクシミリ蓄積交換装置の操作性を向上させるも
のがあった。
【0003】図26は、従来のファクシミリ蓄積交換装
置を示す図である。図26は、ファクシミリ蓄積交換装
置1のブロック図であり、ファクシミリ蓄積交換装置1
00は、運転制御部200、データ記憶部300、画像
データファイル400、レターヘッド合成制御部50
0、レターヘッドデータ記憶部600、レターヘッドデ
ータファイル700、レターヘッド編集制御部800、
ホスト通信制御部900及びファクシミリ通信制御部F
CU1〜FCUn等から構成されている。
【0004】運転制御部200は、CPU(Centr
al Processing Unit)、ROM(R
ead Only Memory)およびRAM(Ra
ndom Access Memory)等を有し、R
OM内にはファクシミリ蓄積交換装置1として基本プロ
グラムや後述するレターヘッド合成処理に関する通信処
理プログラム等が格納されている。運転制御部200
は、ROM内のプログラムに従って、ファクシミリ蓄積
交換装置100の各部を制御してファクシミリ蓄積交換
装置100としてのシーケンスを実行し、ファクシミリ
通信制御部FCU1〜FCUnを介して外部のファクシ
ミリ端末から受信するオーダリングに基づいてメールデ
ータの配信先の決定や配信指示をレターヘッドデータ合
成制御部500に出力してレターヘッド合成処理を実行
させる。
【0005】データ記憶部(画像メモリ)300は、ホ
スト通信制御部900やファクシミリ通信制御部FCU
1〜FCUnを介して受信した画像データを画像データ
ファイル400として蓄積する。レターヘッド合成制御
部(レターヘッド合成手段)500は、運転制御部20
0から入力される配信指示に従って後述するレターヘッ
ド合成処理を実行し、このレターヘッド合成処理に際し
てデータ記憶部3に蓄積した画像データファイルの先頭
部分に、レターヘッド記憶部600に記憶されたレター
ヘッドデータを合成するための複数のバッファA、B、
Cを格納し、バッファA、B、Cを利用してレターヘッ
ドデータを付加したメールデータを合成し、1通のメー
ルデータとしてファクシミリ通信制御部FCU1〜FC
Unから宛先ファクシミリ端末に送信する。
【0006】レターヘッドデータ記憶部(レターヘッド
記憶手段)600は、レターヘッド編集制御部800で
作成されたレターヘッドをレターヘッドデータファイル
700として記憶する。レターヘッド編集制御部(レタ
ーヘッド作成手段)800は、レターヘッドデータ中の
画像データ、キャラクタデータや該キャラクタデータと
画像データとのレイアウト、デザイン等を作成・編集す
るためのテキストエディタとビットマップエディタから
構成されており、レターヘッド編集制御部800によ
り、ファクシミリ蓄積交換装置1のユーザーが企業のロ
ゴマーク等の画像データと企業名や所在地等を表わすキ
ャラクタデータを組み合わせたレターヘッドデータを任
意に作成してレターヘッドデータ記憶部6に登録するこ
とができる。
【0007】ホスト通信制御部(ホスト通信制御手段)
900は、所定の回線を介して図外のホストコンピュー
タシステム等と接続されており、ホスト通信制御部90
0は、ホストコンピュータシステムとの間でファクシミ
リ通信により画像データの授受を行うファクシミリ通信
機能を有し、画像データとして電文データを受信してデ
ータ記憶部300に蓄積する他に、ホストコンピュータ
システムで作成されるレターヘッドデータを受信してレ
ターヘッドデータ記憶部600に記憶する。
【0008】ファクシミリ通信制御部FCU1〜FCU
nには、それぞれ所定の回線として、例えば、公衆電話
網等が接続されており、それぞれファクシミリ通信の通
信プロトコルを実行する機能を有する。ファクシミリ通
信制御部FCU1〜FCUnは、回線を介してファクシ
ミリ端末から電文データを受信してデータ記憶部300
に蓄積するとともに、レターヘッド合成制御部500で
合成されるレターヘッドデータと電文データによるメー
ルを指定宛先のファクシミリ端末に送信する。
【0009】また、同一内容文書に宛先などの文書毎に
異なる情報を付与して複数の文書を作成する場合、図2
7のフローチャートにもとづいている。図27の手順1
00において同一内容部分を手書きまたはワードプロセ
ッサで作成し、手順310、320で必要枚数分複製す
る。次に手順300、340で文書毎に異なる情報を必
要枚数分追記または変更して作成していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動編集システ
ムは、画像データ、キャラクタデータや該キャラクタデ
ータと画像データとのレイアウトデザインを作成編集す
る。例えば企業のロゴマーク等の画像データと企業名を
表わすキャラクタデータを任意に合成して、レターヘッ
ドデータを生成する。このレターヘッドデータを付加し
たメールデータを生成してファクシミリ通信制御部から
宛先ファクシミリ端末に送信する。しかし、手書きで書
かれた書類の内容を正確に認識して、この書類の内容を
所定のフォーマットに編集することができなかった。し
たがって、例えば図7のように同一内容文章(36)に
手書きの宛先などの異なる情報を付与して複数の文章
(35a)、(35b)、(35c)を作成する場合、
図27のフローチャートの手順10及び手順310〜3
40のような作業を行っていたので、文章作成に時間が
かかり作業効率の向上ができなかった。
【0011】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、外部装置からの文字を正確に文字
認識し、一つまたは複数のフォーマットにもとづいて編
集をおこなうデータ編集システムを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る文書作成
システムは、ファクシミリから伝送された文書原稿及び
この文書原稿と指定のフォーマットとを合成する情報を
含んだ文字パターンシートを受信し処理結果を送信する
ファクシミリ通信制御部、このファクシミリ通信制御部
が受信した上記文書原稿と上記文字パターンシートを格
納し予め作成したフォーマットを記憶するデータ記憶
部、このデータ記憶部に格納された上記文書原稿と文字
パターンシートの文字を認識する文字認識装置、この文
字認識装置で文字認識された上記文書原稿と上記フォー
マットとを合成する画像処理装置、この画像処理装置に
より合成された完成文書を上記ファクシミリ通信制御部
を経由して上記ファクシミリに送信するとともにシステ
ム全体の運転を制御する運転制御部を備えたものであ
る。
【0013】また、ファクシミリから伝送された数式デ
ータを含んだ文字パターンシートを受信し処理結果を送
信するファクシミリ通信制御部、このファクシミリ通信
制御部が受信した上記文字パターンシートを格納し予め
作成したフォーマットを記憶するデータ記憶部、このデ
ータ記憶部に格納された上記文字パターンシートの文字
と数式を認識する文字認識装置、この文字認識装置で文
字認識された上記数式に基づき演算する比較演算部、こ
の比較演算部の演算により得られた値と上記フォーマッ
トとを合成する画像処理装置、この画像処理装置により
合成された完成文書を上記ファクシミリ通信制御部を経
由して上記ファクシミリに送信するとともにシステム全
体の運転を制御する運転制御部を備えたものである。
【0014】さらに、上記文字パターンシートはファク
シミリへの入力方向に対して垂直でない外形線を含む形
状からなるガイドマークを備えたものである。
【0015】また、上記文字認識装置は複数種類の解像
度を備え、それぞれの解像度で認識した認識結果を比較
して不一致があればその旨を運転制御部へ報告する比較
演算部を備えたものである。
【0016】さらにまた、上記文字パターンシートはド
ロップアウトカラーで印刷された横ラインを備え、その
横ラインが上記文字認識装置において認識されたときは
文字認識処理を中止するものである。
【0017】
【作用】この編集装置が、伝送信号から前記パターンシ
ートの編集情報と手書きの文字原稿情報とを認識する。
前記認識されたパターンシートの編集情報にもとづいて
記憶手段から所定の書式を抽出する。前記書式に対応す
るように前記手書き文字原稿情報を編集する。したがっ
て、所定のフォーマットに編集することができる。
【0018】この編集装置が、伝送信号から前記パター
ンシートの編集情報と前記数値とを認識する。前記認識
されたパターンシートの編集情報にもとづいて記憶手段
から所定の書式及び数式を抽出する。認識された数値を
前記数式にもとづいて演算する。前記書式に対応するよ
うに前記演算結果を編集する。したがって、所定のフォ
ーマットに編集する。
【0019】非垂直、非水平の形をしたガイドマークを
パターンシートに設けることにより情報の記載部分を正
確に認識する。
【0020】認識手段が、認識する文字データに対する
解像度を可変にすることにより、文字の誤認識を防止す
る。
【0021】ドロップアウトカラーで印刷された横ライ
ンをパターンシートに付与することにより、誤認識を防
止する。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
り、(1)は自動文書作成システム、(2)は利用者
(発信者)ファクシミリ、(3)は、ファクシミリ
(2)の送受信データ信号を伝送する公衆電話網、
(4)はファクシミリ通信の通信プロトコルを実行する
ファクシミリ通信制御装置、(5)はファクシミリ
(2)からの送信データ信号(画像データ)の文字認識
をおこなう文字認識装置、(6)は画像データの解像度
を変換する画像処理装置、(7)は自動文書作成システ
ム(1)の制御統括を行う運転制御部、(8)は完成文
書のフォーマットや原稿に合成する情報を格納するとと
もに、画像データを一時的に格納するデータ記憶部、
(9)は比較処理や演算処理を行う比較演算部である。
【0023】次に動作について図1及び図2の処理フロ
ーチャートにもとづいて説明する。利用者はまず同一部
分の文書(原稿)を手書き又はワードプロセッサで作成
する(手順10)。この原稿に対して図3に示すように
文字パターンシート(22a)を添付して、これらの書
類を発信者ファクシミリ(2)が公衆電話網(3)を介
して自動文書作成システム(1)に伝送する。なお、文
字パターンシート(22a)について文書作成者(4
1)、フォーマット種別(42)、個人ID(43)と
いった情報を人が記入する。また、文字パターンシート
(22a)は図4に示すようにドロップアウトカラーで
印刷された横ライン(19)と、ドロップアウトカラー
で印刷された非垂直、非水平の形のガードマーク(20
a)と、ドロップアウトカラーで印刷されて、同一単語
を上下二段に記入できる文字記入枠(21a)とで構成
される。
【0024】また、図5のようなガイドマーク(20
c)及び、ドロップアウトカラーで印刷された文字記入
枠(21b)から構成される文字パターンシート(22
b)を、図6のブロック図に示す処理によって文字認識
する。ドロップアウトカラーとは、人間には見えるがフ
ァクシミリ又はイメージリーダ装置には認識されない色
のことである。
【0025】上述の文字パターンシート(22a)及び
原稿(36)をファクシミリ(2)から受信した自動文
書システム(1a)は、図2に示すように後述する画像
データ入力処理(手順13)、文字パターンシート認識
処理(手順14)、データ検索処理(手順15)、画像
合成処理(手順16)、完成文書出力処理(手順1
7)、認識不能時処理(18)を行う。
【0026】上述の処理後、結果として発信者ファクシ
ミリ(2)に図7のような完成文書が出力される(手順
17)。入力した原稿(同一内容文書)(36)に文書
毎に異なる情報がそれぞれ合成されている。
【0027】図1のデータ記憶部(8)内には予め完成
文書のフォーマット、及び合成する情報が図8のように
テーブルに格納されている。フォーマットテーブル(3
8a)は複数のフォーマット種別にわかれ、各フォーマ
ット種別毎に、合成情報種別と、合成する位置を示す座
標が格納されている(合成情報種別とは、会社名、氏名
などといった原稿に合成する情報の種類を表すものであ
り、各合成情報種別に対応する情報内容は合成情報テー
ブル(39)に格納されている)。原稿入力時にフォー
マット種別(42)を指定することにより、希望するフ
ォーマットでの編集が行われる。合成情報テーブル(3
9)は多数の個人IDにわかれ、各個人ID毎に会社
名、氏名などの情報が格納されている。原稿入力時に個
人IDを指定することにより希望する人宛の文書が作成
できる。また、グループ種別テーブル(40)なるもの
があり、各グループ種別内には個人IDが複数登録され
ている。原稿入力時、このグループ種別を指定すること
により、グループ内に登録されている個人ID数分の文
書が自動で作成される。
【0028】利用者が発信者ファクシミリ(2)から原
稿及び文字パターンシートを入力すると、受信側である
自動文書作成システム(1a)では、画像データ入力処
理((手順13)において、ファクシミリ通信制御装置
(4)のファクシミリ通信機能を用いて利用者からの画
像データを運転制御部(7)が受け取り、画像データを
データ記憶部(8)へ格納する。次に文字パターンシー
ト認識処理(手順14)において、運転制御部(7)は
データ記憶部(8)から画像データを読み込み、文字認
識装置(5)を用いて文字パターンシートの手書き画像
データの文字認識を行う。図9に文字パターンシート認
識処理(手順14)の詳細なブロック図を示し、以下に
その動作を説明する。 (1)ガイドマーク抽出手段(手順23)において、文
字認識装置(5)は手書き画像データの中からガイドマ
ーク(20c)の存在する座標(位置)及びガイドマー
クの形を得る。
【0029】(2)ガイドマーク判定手段(手順24)
において、文字認識装置(5)はガイドマークの形から
前ライン置換の有無を判定する。その処理のフローチャ
ートを図10に示す。まず手順44において、図11の
ようにガイドマークの非垂直、非水平部分に横方向に一
定間隔(48)の点(49)をとり、各点の縦方向の座
標の増分(Δy)(50)を求める。図10の手順45
では、縦座標の増分(Δy)(50)と予めシステムに
登録されている値とを比較し、ある程度はずれていれば
前ライン置換があったものと判断して文字パターンシー
ト認識処理(14)を中止し、その旨を運転制御部
(7)へ報告する。この時、運転制御部(7)では後述
する認識不能時の処理(18)を行う。前ライン置換が
無いときは、図10の手順44〜46の動作を文字パタ
ーンシート内の全ガイドマークに対して繰り返す。
【0030】(3)横ライン判定手段(手順25)にお
いて、文字認識装置(5)はドロップアウトカラーで印
刷された横ライン(19)を認識し、読み取れる部分が
あるならば文字パターンシート認識処理(手順14)を
中止し、その旨を運転制御部(7)に報告する。この
時、運転制御部(7)は認識不能時の処理(手順18)
を行う。
【0031】(4)文字位置決定手段(手順26)で
は、文字認識装置(5)がガイドマークの座標をもと
に、記入文字の位置を確定する。
【0032】(5)文字認識手段(手順27)では、文
字認識装置(5)が文字記入枠内の文字を認識する。認
識結果は運転制御部(7)へ返す。
【0033】(6)2ライン比較手段(手順28)の動
作については、処理フローチャートを図12に示す。同
一単語に対して二段の文字記入枠に記入した文字の、上
段下段それぞれの認識結果の確信度を運転制御部(7)
の指定で比較演算部(9)が比較し、確信度の高い方を
該当記入枠の認識結果として用いる。確信度とは、認識
結果がどの程度信用できるのかを数値として文字認識装
置(5)から運転制御部(3)に返すものであり、確信
度が大きい方が信用できる結果であるといえる。
【0034】(7)解像度変換手段(手順29)では、
運転制御部(7)の指令により文字認識装置(5)が画
像データ認識の解像度を変換し、変換結果を運転制御部
(7)に返す。運転制御部(7)は再びガイドマーク抽
出手段(手順23)からの処理を行い、2種類の解像度
の認識結果を得る。
【0035】(8)2種類の解像度の認識結果比較手段
(手順30)では、運転制御部(7)の指令により比較
演算部(9)が2種類の解像度の認識結果を全ての文字
記入枠に対して比較する。認識結果に不一致があればそ
の旨を運転制御部(7)へ報告する。その時、運転制御
部(7)は認識不能時の処理(手順18)を行う。
【0036】文字パターンシート認識処理(手順14)
において、運転制御部(7)に認識不能の報告がきた
時、認識不能時処理(手順18)において、運転制御部
(7)はその旨を伝えるメッセージを発信者ファクシミ
リ(2)に出力する。文字パターンシート認識処理(手
順14)成功時は、データ検索処理(手順15)におい
て、運転制御部(7)が認識結果である個人ID(もし
くはグループ種別)及びフォーマット種別をもとに、デ
ータ記憶部(8)の出力文書のフォーマットテーブル及
び合成情報テーブルを検索する。
【0037】画像合成処理(手順16)において、運転
制御部(7)の指令により画像処理装置(6)は、検索
された合成情報をファクシミリに出力可能なデータに変
換して、原稿の画像データと合成し、運転制御部(7)
へ返す。運転制御部(7)は合成された画像データをデ
ータ記憶部(8)へ格納する。画像合成処理(手順1
6)は、必要枚数分文書を合成するまで繰り返される。
【0038】次に完成文書出力処理(手順17)におい
て、運転制御部(7)はデータ記憶部(8)から合成さ
れた画像データを読み込み、ファクシミリ通信制御部
(4)のファクシミリ通信機能を用いて、発信者ファク
シミリ(2)に完成文書を出力する。
【0039】以上のように、上述の実施例1において
は、手書き又は印刷された原稿をファクシミリから入力
し、入力された画像データを文字認識し、文字認識結果
から文書の合成を行い、一つまたは複数の定型文書を自
動作成し、あらかじめ指定されたファクシミリ又はプリ
ンタ装置に自動出力するものである。
【0040】また、上記の入力原稿に同一単語を2回記
入させ両方を文字認識し、確信度の高い方を認識結果と
する、もしくは、認識結果が同一の場合のみ認識成功と
する(確信度とは、認識結果がどの程度信用できるかを
数値で表したものであり、確信度の高い方が信用できる
認識結果であるといえる)。また、上記の入力原稿にド
ロップアウトカラーで印刷された横ラインを付与し、文
字認識の際に原稿全体のドロップアウトカラーを読みと
ってしまうかどうか判定するものである。また、上記の
入力原稿を文字認識する際に画データの解像度を変換
し、2種類の解像度で文字認識を行い、認識結果の同一
な場合のみを認識成功とする、もしくは、確信度の高い
方を認識結果として用いるものである。
【0041】したがって実施例1においては、ファクシ
ミリ又はイメージリーダ装置から入力した手書き又は印
刷された原稿を文字認識し、認識結果から文書の合成を
おこなうことにより、一つまたは複数の定型文書を自動
に作成することができる。また、上記の入力原稿に同一
単語を2回記入させ両方を文字認識し、確信度の高い方
を認識結果として用いる、もしくは、認識結果の同一な
場合だけを認識成功とすることにより文字認識の際の誤
認識を削減する。また、上記の入力原稿にドロップアウ
トカラーで印刷された横ラインを認識して、原稿全体の
ドロップアウトカラーが読みとられてしまうかどうか判
定し、読みとられる時は文字認識処理を中止し、ドロッ
プアウトカラーを文字とまちがえて誤認識することを防
ぐ。また、上記の入力原稿を文字認識する際に、画デー
タの解像度を変換し、2種類の解像度で文字認識を行
い、認識結果の同一な場合のみを認識成功とする、もし
くは、確信度の高い方を認識結果として用いることによ
り、文字認識の際の誤認識を削減する。
【0042】実施例2.上記実施例1では、原稿(同一
内容文書)に文字パターンシートを添付して入力する
と、原稿に情報が合成されて出力されるものであった
が、他の利用方法として例えば図13のような文字パタ
ーンシート(22c)のみを入力すると、表計算を行
い、図14のような完成文書(35d)を作成させるこ
ともできる。
【0043】この場合データ記憶部(8)には例えば図
15に示すようなフォーマットテーブル(38b)及び
表計算に使用する数式テーブル(51)が格納されてい
る、フォーマットテーブル(38b)は複数のフォーマ
ット種別にわかれ、各フォーマット種別毎に、どの位置
にどんな値を表示するかが登録されている。数式テーブ
ル(51)には、表示する値の求め方、例えば文字パタ
ーンシートのどこに記入された値とどこに記入された値
をどう計算するのかが登録されている。
【0044】図1及び図2にもとづいて動作について説
明する。実施例1と同様の動作で、文字パターンシート
認識処理(手順14)を終了後、データ検索処理(手順
15)において、運転制御部(7)は、認識結果のフォ
ーマット種別をもとに、数式テーブル(51)を検索
し、検索した数式を比較演算部(9)を用いて計算し、
結果を運転制御部(7)内でフォーマットに従い編集す
る。画像合成処理(手順16)において、運転制御部
(7)の指令により画像処理装置(6)は、編集結果を
ファクシミリに出力可能なデータに変換し、運転制御部
(7)へ返す。
【0045】以下、完成文書出力手段以降は実施例1と
同様であるので説明を省略する。
【0046】実施例3.上記実施例1、2では文字認識
装置(5)と文字パターンシート(22c)を用いて、
自動文章作成システムが文書を作成していたが、図16
に示すようにマーク読取装置(52)と、図17のよう
なマークシート(53)を用いる方法もある。マークシ
ート(53)は、従来使われてきた一般的なマークシー
トであり、マークシート(53)を入力すると、図18
に示すような文書を出力させることができる。
【0047】この場合、データ記憶部(8)には図19
のようなテーブルが格納されている。フォーマットテー
ブル(38c)は複数のフォーマット種別にわかれてお
り、完成文書のどの位置にメッセージを表示するかが登
録されている。メッセージテーブル(54)には、いく
つかのメッセージが登録されていて、その番号をマーク
シートで指定すると、希望のメッセージが表示される。
図17のようにマークした場合、フォーマット種別1番
のフォーマットで、メッセージ種別1番と3番を編集し
て図18のような文書を出力する。動作の流れを図20
に示す。手順55においてマークシートにマークを記入
する以外、画像データ入力処理(手順13)までは実施
例1と同様である。
【0048】マークシート認識処理(手順56)におい
て、運転制御部(7)の指令によりマーク読取装置(5
2)がマークされた位置を認識し、結果を運転制御部
(7)へ返す。マーク読み取り方法は従来法となんら変
わりはない。データ検索処理(手順15)では、運転制
御部(7)が認識結果をもとにデータ記憶部(8)を検
索し、フォーマット種別、メッセージ種別に従い、運転
制御部(7)内で編集する。
【0049】画像合成処理(手順16)以降は実施例2
と同様なので説明を省略する。また、この実施例3にお
いて、マークシートの代わりに文字パターンシートを用
い、マーク読取装置(52)の代わりに文字認識装置
(5)を用いても良い。動作は実施例1、実施例3に含
まれるので説明を省略する。
【0050】実施例4.上記実施例1、2、3では利用
者の原稿の入出力手段としてファクシミリを用いたが、
図21のように入力手段としてイメージリーダ装置(5
7)、出力手段としてプリンタ装置(59)を用いても
よい。この場合、自動文書作成システム(1c)には、
イメージリーダ装置(57)から画像データを入力する
装置(58)、プリンタ装置(59)に文書を出力する
完成文書出力装置(60)が用いられる。次に図2にも
とづいて動作について説明する。この場合、利用者がイ
メージリーダ装置(57)から原稿を入力すると、画像
データ入力装置(58)を通して運転制御部(7)へ画
像データが送られる。以降、図2に示す文字パターンシ
ート認識処理(手順14)、データ検索処理(手順1
5)、画像合成処理(手順16)の動作は実施例1、
2、3と同様なので説明を省略する。完成文書出力処理
(手順17)において、運転制御部(7)はデータ記憶
部から作成された画像データを読み込み、完成文書出力
装置(60)を用いて、プリンタ装置(59)に出力す
る。
【0051】実施例5.上記実施例1では非垂直、非水
平の形のガイドマークを三角形を例に説明したが、非垂
直、非水平の形であれば、どんな形でもよい。図22に
非垂直、非水平の形のガイドマークの例を示す。動作は
実施例1の説明と同様になるので省略する。
【0052】尚、ここで非垂直、非水平の形のガイドマ
ークについて簡単に説明する。
【0053】ファクシミリから原稿を入力する場合、一
般にファクシミリはラスタ走査により各ライン毎に図形
を読み取り、送り先に送信するが、例えば図23の(3
7a)のような図形を送信する時。ラインaのデータを
送信中に伝送障害(伝送中にノイズがのり、圧縮された
画像データの伸長(復元)ができなくなる)が発生する
と、障害が回復するラインbまで前のラインがコピーさ
れ、(37b)のような図形に変形してしまう。これを
一般に前ライン置換と呼ぶ。図24の文字記入枠(21
b)のところで前ライン置換が発生した時は記入された
文字も変形しており、誤認識を起こす原因となる。上述
の実施例の図5のガイドマーク(20c)は正方形又は
長方形であり図24のようにラインaからラインbまで
前ライン置換が発生しても形に変化がなく、文字記入枠
(21b)中の前ライン置換の発生を検知できない。
【0054】このため、上記自動分文書作成システムに
おいてファクシミリを用いた場合、図25のよな斜線を
含むガイドマーク(20a)を原稿に付与すると、前ラ
イン置換発生時にはガイドマーク(20a)が変形した
ガイドマーク(20b)のようになる。よってガイドマ
ーク(20b)の形状をチェックすることで文字記入枠
(21b)内の前ライン置換を検知することができる。
前ライン置換発生時は文字認識処理を中止し、誤認識の
発生を防ぐ。
【0055】実施例6.上記実施例1では、文字パター
ンシート認識処理(14)内での、2ライン比較手段2
8で、確信度の高い方を認識結果として用いたが、2つ
の認識結果が同一の場合のみ認識成功とする手法でもよ
い。また、同じく実施例1での、2種類の解像度の認識
結果の比較手段(30)で、2種類の認識結果が同一の
場合に認識成功としたが、確信度の高い方を認識結果と
して用いる手法でもよい。動作については、実施例1の
説明に含まれるので省略する。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ファ
クシミリから伝送された文書原稿及び文字パターンシー
トを受信し、文字認識装置で文字認識された文書原稿と
フォーマットとを画像処理装置で合成するように構成し
たので、ファクシミリから簡易に文書を作成することが
できる。
【0057】また、ファクシミリから伝送された数式デ
ータを含んだ文字パターンシートを受信し、文字認識装
置で文字認識された数式に基づき比較演算部で演算し、
この演算により得られた値とフォーマットとを画像処理
装置で合成するように構成したので、ファクシミリから
簡易に表を作成することができる。
【0058】さらに、文字パターンシートはファクシミ
リへの入力方向に対して垂直でない外形線を含む形状か
らなるガイドマークを備えているので、送信中の伝送障
害を検知することができる。
【0059】また、複数の解像度で認識した認識結果を
比較して不一致があればその旨を運転制御部へ報告する
比較演算部を備えたので、確信度の高い認識結果を得る
ことができる。
【0060】また、パターンシートにドロップアウトカ
ラーで印刷された横ラインを付与することによって、文
字認識の誤認識を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例1による自動文書作成システ
ムの構成図。
【図2】本発明の一実施例1による文書作成フローチャ
ート。
【図3】本発明の一実施例1による文字パターンシート
と原稿とを示す説明図。
【図4】本発明の一実施例1による文字パターンシート
の説明図。
【図5】本発明の一実施例1による文字パターンシート
の説明図。
【図6】本発明の一実施例1による文字パターンシート
を認識するためのフローチャート。
【図7】本発明の一実施例1による最終仕上り原稿を示
す図。
【図8】本発明の一実施例1によるデータ記憶部のフォ
ーマットを示す図。
【図9】本発明の一実施例1の動作を示すフローチャー
ト。
【図10】本発明の一実施例1の動作を示すフローチャ
ート。
【図11】本発明の一実施例1の動作を説明するための
パターン図。
【図12】本発明の一実施例1の動作を示すフローチャ
ート。
【図13】本発明の一実施例2による文字パターンシー
トの説明図。
【図14】本発明の一実施例2による最終仕上り原稿を
示す図。
【図15】本発明の一実施例2によるデータ記憶部のフ
ォーマットを示す図。
【図16】本発明の一実施例3による自動文書作成シス
テムの構成図。
【図17】本発明の一実施例3によるマークシート。
【図18】本発明の一実施例3による最終仕上り原稿を
示す図。
【図19】本発明の一実施例3によるデータ記憶部のフ
ォーマットを示す図。
【図20】本発明の一実施例3による動作を示すフロー
チャート。
【図21】本発明の一実施例4による自動文書作成シス
テムの構成図。
【図22】本発明の一実施例5によるガイドマークを示
す図。
【図23】本発明の一実施例5による前ライン置換を説
明する図。
【図24】本発明の一実施例5によるガイドマークの形
と前ライン置換の関係を示す図。
【図25】本発明の一実施例5によるガイドマークの形
と前ライン置換の関係を示す図。
【図26】従来のファクシミリ蓄積交換装置を示すブロ
ック図。
【図27】従来の文字作成を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 自動文書作成システム 2 発信者ファクシミリ 3 公衆電話網 4 ファクシミリ通信制御部 5 文字認識装置 6 画像処理装置 7 運転制御部 8 データ記憶部 9 比較演算部 19 ドロップアウトカラーで印刷された横ライン 20 ガイドマーク 21 文字記入枠 22 文字パターンシート 35 完成文書 36 同一内容文書 52 マーク読み取り装置 53 マークシート 57 イメージリーダ装置 58 画像データ入力装置 59 プリンタ装置 60 完成文書出力装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリから伝送された文書原稿及
    びこの文書原稿と指定のフォーマットとを合成する情報
    を含んだ文字パターンシートを受信し処理結果を送信す
    るファクシミリ通信制御部、このファクシミリ通信制御
    部が受信した上記文書原稿と上記文字パターンシートを
    格納し予め作成したフォーマットを記憶するデータ記憶
    部、このデータ記憶部に格納された上記文書原稿と文字
    パターンシートの文字を認識する文字認識装置、この文
    字認識装置で文字認識された上記文書原稿と上記フォー
    マットとを合成する画像処理装置、この画像処理装置に
    より合成された完成文書を上記ファクシミリ通信制御部
    を経由して上記ファクシミリに送信するとともにシステ
    ム全体の運転を制御する運転制御部を備えたことを特徴
    とする文書作成システム。
  2. 【請求項2】 ファクシミリから伝送された数式データ
    を含んだ文字パターンシートを受信し処理結果を送信す
    るファクシミリ通信制御部、このファクシミリ通信制御
    部が受信した上記文字パターンシートを格納し予め作成
    したフォーマットを記憶するデータ記憶部、このデータ
    記憶部に格納された上記文字パターンシートの文字と数
    式を認識する文字認識装置、この文字認識装置で文字認
    識された上記数式に基づき演算する比較演算部、この比
    較演算部の演算により得られた値と上記フォーマットと
    を合成する画像処理装置、この画像処理装置により合成
    された完成文書を上記ファクシミリ通信制御部を経由し
    て上記ファクシミリに送信するとともにシステム全体の
    運転を制御する運転制御部を備えたことを特徴とする文
    書作成システム。
  3. 【請求項3】 上記文字パターンシートはファクシミリ
    への入力方向に対して垂直でない外形線を含む形状から
    なるガイドマークを備えたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の文書作成システム。
  4. 【請求項4】 上記文字認識装置は複数種類の解像度を
    備え、それぞれの解像度で認識した認識結果を比較して
    不一致があればその旨を運転制御部へ報告する比較演算
    部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の文書作成システム。
  5. 【請求項5】 上記文字パターンシートはドロップアウ
    トカラーで印刷された横ラインを備え、その横ラインが
    上記文字認識装置において認識されたときは文字認識処
    理を中止することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の文書作成システム。
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